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エート、いきなりレインボーフィッシュと言うマイナーかつ入手が結構難しいカテゴリーからスタートしちゃった事を早くも後悔してます(苦笑)。それでも頑張って行きたいと思ってます。 そんな記念すべき一発目はレッドフィン・レインボー(Melanotaenia rubripinnis,Allen&Renyaan,1998)で行ってみましょう。・・・と言っても、この種名で絶対あってるかどうかは保証の限りではありません。だって、レインボーフィッシュの分類って物凄く難しいんだもん(笑)。一口にレインボーフィッシュと言っても、その中には色々な属が含まれてまして、今日紹介する魚はその中でももっとも大所帯のメラノタエニア属に属する魚です。現時点で、メラノタエニア属のレインボーフィッシュは50種前後記載されているようですが、このうち日本にお目見えしたのは20種といないはずです。 普通の熱帯魚ショップで見かけることが出来るメラノタエニア属は、ネオンドワーフ・レインボーただ1種と言い切っても過言ではないでしょう。また、日本中のマニアックでディープなショップを巡っても、10種類は集まらないはず。そんな訳で、あまりにもデータが少なく、種の同定が困難と言う訳です。もし(笑)本当にこの魚がレッドフィン・レインボーならばパプアニューギニアの北部に生息するかなり珍しいレインボーで、体長は12cmくらいにまで達するようです。 もしレインボーフィッシュって面白そうって考えている人がいたら、種小名なんてせせこましいものは無視して(笑)、純粋に見た目でお気に入りの種類をコレクションするって言うやり方が正解だと思いますよ。そうじゃないと、記載論文とか調べてウンウンうなっちゃう事になりかねませんから。 まぁ、そんな私の当惑とは全然関係なく(苦笑)、見た目はきれいだし、すごく飼い易い魚です。水温20-30℃の塩素中和しただけの水道水でも全然問題なく飼育できます。全般的にメラノタエニア属のレインボーはどいつも飼育に関しては超初心者向けと言う事が出来ます。性質も温和だし、水草を齧る事もしません。餌も人工餌でも何でもバリバリ食べてくれますし、これでサイズがもう少し小さければね~。ちなみに、コイツは体長10cm前後はあります。 そうそう、ついでと言っては何ですがこの魚の学名について少し説明しておきましょう。属名のMelanotaeniaって言うのは「Melano=黒い」と「taenia=縞」の造語です。つまり、ボディに黒いバンドがあるって言う意味の属名という事になります。種小名の方のrubripinnisは「rubri=赤い」、「pinnnis=ヒレ」って事ですから、その名の通りヒレの赤いレインボーって事になります。 以前にも書きましたが、学名なんて知っててもなんの特にもなりませんが(苦笑)、こう言ったよく種類が判らない魚を調べる時に意外とヒントになったりします。今回も、手持の資料持ち出してきてメラノタエニア属のリストを調べた際に、50以上ある学名の中から真っ先に調べようと考えたのがこいつでしたから。だって、赤いヒレのレインボーって言う学名見ちゃったら誰だってピンと来ちゃうじゃないですか(笑)。 しかし、初っ端からヘタすりゃ現時点で我が国に家にしか存在しないようなレア物が登場しちゃって今後一体どうなるんでしょう?画像のストックだってレインボーに関してはそれ程豊富じゃないから、この休みを利用して関東近郊の有力店舗捜し歩かなきゃダメかも(苦笑)
2007/12/28
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今日2回目の更新ですが、久々に感動物のエンゼルに出会ったのでつい(笑)。昨日、所用で埼玉のB-BOXさんにお邪魔してきました。毎度の事ながら、仕事の邪魔になるって言うのに顔見知りの店員さん捉まえて熱帯魚談義をしてました。その時、視野の隅っこでしっかりと捉えちゃったんですよね~、この魚。レッドデビル・エンゼルと言う名称が付けられたエンゼルの改良品種です。今年初めのアクアライフで紹介されてましたから御存知の方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。 エンゼルフィッシュという魚には赤色素胞が存在しないため、赤いエンゼルを作り出すのは理論上不可能とされています。・・・でも、でもこの魚結構赤いじゃん!デジカメ画像の修正でない事は後ろの水草の色見てもらえればお判りと思いますが、立派に朱赤です。以前からレッドエンゼルと称する品種は多々見てきましたが、どれもはぁ~??って言うレベルのものばかり。でも、コイツは本物かも。まぁ、元々作り出したのがヨーロッパの著名ブリーダーであるウィルヘルム氏だというんですから中途半端なものじゃないとは思ってましたが、やっぱり実物目の前にすると感動もひとしお。 もちろん、その場でお買い上げでしたぁ~♪エンゼルフィッシュを購入するなんて本当に久々の事です。おそらく20年ぶりくらいかな?もっとも、少し前まで我が家にはレッドトップ・エンゼルが十数年累代飼育されてましたけど。そのレッド・トップは故筒井氏がブラジルの某ブリーダーから譲り受けたという個体そのものをまたまた私が貰ったという代物でTHレッドトップと言う名前が付けられていた絶品ものでした。その子孫も120cm水槽を数本使って系統維持をしてましたから素晴しい色彩と体型でした。・・・って過去形なのは、度重なる温室移転のたびに縮小してたらいつの間にか種親が子供産まなくなっちゃって・・・。 その時以来の感動エンゼルです!正確には十年位前にマレーシアのジョホール州のブリーダーの所で見たブラックエンゼルも凄かったんですけどね。しかも、嬉しい事にこの個体は国内ブリードものだとか。そうなれば、妙な病気の心配もないし値段も輸入当時に較べるとビックリするほどこなれてます。ここは一発ボーナスはたいてでも買いに走らなきゃねっ、アクアリスト諸君!(笑)。まだ、結構な数残ってましたから、興味のある方はB-BOXへGo!
2007/12/27
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さぁ~て、国内外を問わず観賞魚用品を言いたい放題、天衣無縫・縦横無尽(笑)に一刀両断してしまおうと言うある意味禁断のコーナーがスタート!以前も一度企画したんですが、当時はまだ国内のメーカーさんとの仕事上の繋がりもあり(笑)、書きたくて書けない事が一杯で途中で断念しました。でも、今現在そう言ったしがらみないもんね~♪ もっとも、ここに書いてある事はすべて私一個人の独断と偏見に満ち満ちた私見であり、全然違う見方をされる方がいて当然だと思います。ただ、コレを機会にもう少しオープンに観賞魚関連グッズに関してストレートな意見交換がなされても良いのではと期待しています。そう言う意味では、メーカー寄りの方の御意見もお待ちいたしておりますよ~(笑) そんなこのコーナーの標的第一号は熱帯魚用フード!ただし、個人的な好みで大型魚など全然飼育経験のないカテゴリーに関しては、語る権利を持ち合わせないためこのコーナーには登場しません。あくまでも、個人的なブログですから(笑)。 そんな熱帯魚用フードの中でもまずは、一般魚用と銘打った汎用フードから。皆さんは一体どのような基準で餌を選んでます?一番多いのがショップに勧められたからでしょう。また、値段が安かったからと言う方も多いのでは?でも、それでいいんです!今のところ名のあるメーカーの汎用フードはどれもさほど品質に差が無い様です。まぁ、当たり前の事で「その餌あげたら魚の調子が悪くなる」なんて製品はある訳ありませんし、もし間違えて世の中に出てきてもすぐに販売中止のはずですから。でも、それで終わりにしたらこのコーナー存続しませんから重箱の隅をつつくように色々揚げ足とっていかなきゃね(笑)。 一般に観賞魚用フードの良し悪しを決める最大のポイントは栄養価にあると言えるでしょう。えっ?嗜好性だって??確かに嗜好性は大事ですが、例えば自分の子供によく食べるからと行って毎日毎日ポップコーンばかり与える親がいるでしょうか?(いたりして)。それと同じ事で、やはりバランスよく各栄養素が含まれているものでなければなりません。現在の魚類飼料学の進歩から考えれば、嗜好性だけを追及した餌を作るのはさほど困難ではないでしょう。各種アミノ酸などの摂餌促進物質を後先考えずに大量にぶち込めばいいんですから。でも、そんな事して栄養バランスが崩れちゃ仕方ないって事で各メーカーの開発担当者の皆さんは日夜頑張っている訳ですよ、たぶん。 では我々は一体どのような所に気をつければ栄養バランスの取れた餌をチョイスできるのでしょう?・・・一番簡単なのはパッケージの裏面にある主成分表示の項のタンパク質と脂肪の含有量を見ることです。まぁ、大概の汎用フードの裏側には表示があるはずです。ここでタンパク質含有量が45~50%、脂肪が10%前後であれば問題ないでしょう。ちなみに、タンパク質含有量はこれ以上であっても問題ありません。しかし、脂肪の含有量が15%を越えるようだと主食フードとしては少々バランス悪いかも。例えば、キョーリンさんのミニクリルは脂肪含有量が18.5%とありますから、コレばかり与えているとあなたの愛魚はデブ一直線です(笑)。ただ、キョーリンさんのためにフォローしときますがこの餌は元々主食ではなく補助的フード、つまり色揚げだったり餌付けだったりおやつだったり、とにかくそう言った使い方をすべきものですのでお間違いなく。 それと、タンパク質含有量が多ければ多いほど良いと言うならそこだけ見て判断すれば?って言う考え方はいけません。基本的には間違えていませんが、メーカーの成分表示はあくまでも目安である事に御注意ください。だって考えても見てください。例えばテトラミンを作る時に、サバを100kgと川エビを20kgと、小麦粉も1kgつなぎに入れてっと・・・みたいに原料の割合をあらかじめ決めておいて混ぜ合わせる訳です。でも、サバの栄養価が一年を通してまったく同じわけないじゃないですか。産卵期前は栄養豊富でしょうし、産卵後なんて栄養価がた落ちでしょうから。つまり、メーカーの成分表示はあくまでも平均的な値に過ぎないと言う事です。ですから、数%の差でもって各メーカーの汎用フードの良し悪しを決める訳にはいきません。 ・・・ってまぁ、こんな感じで今後やっていこうかなぁ~って考えてます。ここ何回かは総論的な内容ですが、そのうち各商品を一つずつ個別に一刀両断していきますから。次回は、汎用フードの嗜好性について言いたい放題してみたいと思います。
2007/12/27
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年の瀬も押し迫って来た事だし、一年に1回くらいは部屋の整理をって思いたって作業を始めたのはいいのですが、なかなかはかどりません。その最大の原因が、山のように保有している蔵書!最近小説は文庫本で購入し、読み終えたらゴミ箱直行(笑)にするようにしてからまだ少しはペースが落ちましたが、それでもハードカバーの書籍はいい加減にしろって言うレベルです。以前家を新築した際に、書斎スペースの床下補強を業者に頼んだ所「そんな必要ありませんよ!お客さんも心配性ですね~」とか言いながら私の元に来て蔵書の量を見た瞬間に絶句・・・その後黙々と重量計算とかしてましたっけ(笑)。そんな個人で所有するには多すぎる蔵書の中から、いくつか生物関連書籍を紹介しようと思い立ちました。 トップバッターはコレっ!ドイツのメルグス社という所が出しているAQUARIEN ATRASです。我が国ではドイツアトラスという名前で一部マニアの支持を集めている観賞魚図鑑です。私が現在所有しているのは第1~5巻で、各巻1000ページ弱と言うとてつもないボリューム!基本的には見開きの左ページが飼育管理情報や種の解説右ページがカラー写真となっていて、見開きで2種を解説しています。全巻で一体何種類の観賞魚を紹介しているのかよく知りませんが、単純に900ページ×5巻÷2頁×2種(笑)とすると4500種って事に・・・。まぁ、いずれにしても種類数では同じドイツのアクアログと並び世界最高レベルの本である事は確実でしょう。 我が国のゴリゴリマニアの中にはこの本をバイブルのように扱う人もいたりするドイツアトラスですが、個人的な評価としては???ってとこです。 何故かと言うと、魚種名と該当する写真が明らかに異なるケースが結構多いのです。つまり、初めてみた魚の名前をこの図鑑で調べようとすると全然違う魚種名が付けられていたりするって事です。確かに、コレだけの種類数を扱って写真と記事をきちんと管理するのは大変な作業だとは思いますが、一応その道のプロなんでしょうからもう少し頑張って欲しいものです。もっとも、編集者は書籍の編集に関してはプロでも魚に対する知識があるとは限りませんからね~。 更にこの問題を深刻にしているのが、この書籍が洋書(当たり前だっ!)と言う点にあります。しかも、1、2巻は英語バージョンがあるようですが残りはドイツ語表記です。一体我が国のアクアリストにドイツ語読める方は何人くらいいらっしゃるのでしょう?普通に考えれば、写真を見て魚種名を探し、ドイツ語の解説の中から水質や水温などドイツ語読めなくてもわかる情報を拾い読みって事になるんじゃないでしょうか。しかし、その肝心の写真と魚種名が間違えていたら??(苦笑) そんな訳で、私個人としてはあまり信用をおいていないドイツアトラスですが自他共に認める魚オタクのあなたなら是非とも一家に一式!(笑)。私も仕事でドイツ行く時によく知り合いのショップのオーナー辺りからドイツで買ってきてって頼まれます。確かに日本で購入するとかなりの高額ですから。でも、滅茶苦茶重いんですよね~。はっきり言って、持ち歩くレベルを超越しております。
2007/12/26
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さぁ~て、今日から心を入れ替えてスタートする私的熱帯魚図鑑ですが、初っ端に取り上げるのがレインボーフィッシュって言う所に、この原稿書いている男の性格って言うか歩んできた人生が垣間見える気がします(苦笑)。皆さんはレインボーフィッシュってどう思います?・・・って聞かれてすぐに頭に思い浮かばない人も大勢いらっしゃるでしょう。それくらい我が国ではマイナーな存在です。僅かに、ネオンドワーフ・レインボーとポポンデッタ・レインボーがまぁまぁメジャーってとこですから。 簡単に言うと、レインボーフィッシュという魚はトウゴロウイワシ目という大きなグループに属する魚の俗称で、オセアニアに棲息する種がほとんどですが、馬鹿にしてるとアフリカにだっていたりします。残念ながら我が国には棲息していませんので、もしお近くの河川で見かけたって言う方は、特定外来生物関連のお役所に通報してみましょう(笑)。話がそれちゃいますけど、あの法律って一体なんだったんでしょう?お役所主導でアレだけ大騒ぎして、喉もと過ぎればなんとやらで、今では誰も知らん顔!まぁ、我が国のお役人様のお仕事の典型と言えるでしょう。当時の担当大臣は小池さんだったような気がしますが、釣り人の猛反対を押し切ってブラックバス指定したりしてましたが、担当大臣辞めちゃうと興味までなくなっちゃうんでしょうかね~?私個人は法案自体には賛成ですが、やるならちゃんと継続しろよなッって言いたいだけです。 さて、話を元に戻してっと(笑)。このレインボーフィッシュは我が国での人気はサッパリと言うレベルですが、実は欧米では結構な人気者なんです。少なくともテトラやラスボラクラスの人気はあるでしょう。レインボーフィッシュだけを扱った趣味の本だって何冊も出てます。そんなレインボーフィッシュの魅力について、かつてドイツ人の知人とアメリカ人の知人に尋ねてみた事があります。期せずして2人の答えは同じで「キレイだし飼い易い、それに種類が豊富だから飽きが来ない」ってものでした。 まぁ、レインボーって名前が付けられたくらいですからキレイなのは当然でしょう。じゃあ、なんで我が国での人気はサッパリなの??・・理由は色々あるでしょうが、私なりに考えてみました。 まず最大かつほとんどのウエイトを占める理由がサイズがデカイ!コレに尽きるでしょう。・・・と言っても、どの種類もせいぜい体長10cmに満たないサイズです。ただ、住宅環境の劣悪な我が国では90cm以上の大型水槽を設置できる人なんて僅かでしょう。ほとんどの方は60cm水槽かヘタすりゃ30cm以下の小型水槽。コレじゃ、小型のレインボーしか飼育できませんわな!欧米では1mオーバーの水槽なんて別に珍しくもなんともないですから、体長10cmなんてものは実に可愛らしいドワーフなサイズなんでしょう。 第2の理由として、我が国ではレインボーフィッシュの仲間は汽水魚と言うカテゴリーに区分される事が多いという問題があるのでは?確かに海水起源の魚達ですが、実際には塩素中和しただけの水槽水でまったく問題なく飼育可能な丈夫な奴らです。この辺りは、雑誌や書籍関係者の責任大ですぞっ!レインボーは汽水魚じゃないってば!! 最後に、コレは私だけの理由かも知れませんが、大型になるレインボー(って言っても前述のようにせいぜい10cm)のほとんどは、老成すると背中が盛り上がってくるんですよね~。うーんと、判りやすく例えるとアジの開き見たいな形(笑)!どうしてか判りませんが、この手の形状が苦手なんです私。上物リュウキンの背中の盛り上がりもダメですし、フラワーホーンの頭のコブも苦手です(苦笑)。 まぁ、初っ端からレインボーの短所ばかり挙げてしまった気がしますが、そんなレインボーでも捜すと小型で水草水槽にピッタリな美麗種が沢山いますから、次回からしばらくの間そんな魅力溢れる?レインボーの世界に迫ってみたいと思います。
2007/12/25
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先日、ショークラウンのコンテストブリーダーが作出した個体を披露したところ逸品堂のHPに「見せるだけ見せておいて、販売は無しかいっ!」って言う抗議のメールが来てビックリしてます(笑)。別に、出し惜しみしているんじゃなくて、価格面で日本の常識(笑)を超越しちゃっているからだと説明差し上げたのですが、「価格なんて問題じゃないっ!」と言う強気のご回答をくださった方までおいでになりまして・・・。 それなら、一丁やってやろうじゃないのっ!って感じで、このコンテストブリーダーの個体ををコンペティション・クラスと銘打って売り出しましたぁ~♪価格面ではショーベタと並ぶ超高値!!常識論が主流の我が国で、この掟破りとも言える暴挙にどのような反応があるか楽しみです(笑)。もっとも、個人的にはこのレベルの個体にあの価格ならば全然高いとは感じませんけどね~。それに、あの価格でもちっとも利益なんてないのでやましい所一つなく心晴れ晴れ~って感じで行って見ましょう! みなさんは結果をどのように予測されます?私の考えでは、一つも売れない方に1000円、いや10000円くらい掛けてもいい気分です(苦笑)
2007/12/24
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さーて、今日からスタートする新企画独断と偏見の生物学ですが、あらかじめお断りしたようにあくまでも私見ですからね!その道の専門家の人がこのブログ見て目くじら立てたりしないでね(笑)。記念すべき第1回目の今日は遺伝の基本中の基本とも言える優性遺伝と劣性遺伝についてお話しましょう。 高校時代メンデルの法則に苦しめられた経験を持つ方は結構いらっしゃるのでは?(笑)でも、全然大丈夫です!別にメンデルの法則理解してなくたって人生に何の影響ありませんし、立身出世や異性からの印象にまったく関係ありませんから。・・・それでも、物事って言うのは知らないよりは知ってた方が精神衛生上よろしいのも事実ですから、すこし頑張って見ましょうね~♪ ここは魚関係のブログですから、メダカを例にとって話を進めましょう。ただ、画像ストック見たらクロメダカとヒメダカの画像なんて持ってなかったので(苦笑)、今日の画像は本文とはまったく関係ありませんから、あしからず・・・。えーと、その辺の川にいるメダカ(最近はめっきり見かけなくなりましたけど)は体色が黒褐色なのでクロメダカって呼ばれてます。それに対して、ペットショップでよく見かけるのがオレンジっぽい黄色のヒメダカ。この2つのメダカは元々同じ種類です。つまり野生種であるクロメダカから江戸時代だかその前だかに突然変異で出現したのがヒメダカです。 じゃあ、クロメダカとヒメダカをペアにして子供を採ったらどんな仔が生まれて来るでしょうか?正解は、すべてクロメダカです・・・絶対じゃないけどね(苦笑)。このように、ある2つ異なる形質を両親にして交配した時、子供の世代に優先的にでてくる形質を優性、逆に姿を消しちゃう形質を劣性と呼びます。 ここで勘違いしないで欲しいんですが、優性=優れているではないですからね。別にクロメダカばかり子供の代に生まれてきたからと言って、ヒメダカよりもクロメダカの方が優秀ってことではないのはお判りだと思いますが、なんか多くの方が誤解していて劣性の遺伝形質=劣悪って考えてるみたいです。 それと、この場合のメダカの2つの体色みたいに両立しない形質に関与している遺伝子を対立遺伝子って呼んでます。つまり、黒褐色だけどオレンジって言うのは一応ありえないじゃないですか。だから、例えば背の低い一重のブ男と背のすらっとした二重の美女が結婚して生まれてきた子供が背の低い二重だったとしても、背の高さと目の一重二重は対立遺伝ではありませんからね。 それと、遺伝が難しいのは必ずしも机上の論理どおりには行くとは限らない点にあります。つまり、クロメダカとヒメダカの両親から生まれてきた子供にヒメダカが混じる事だってあるんです。さらには黒とオレンジのブチ模様(ベタで言えばマーブルだね)の子供が生まれて来る事だってありえない話じゃない。そりゃまたなんで??ほわ~ぃ??って思った方も、フン、そんなの知ってるぜッって思った方も、この続きは第2回目のホモとヘテロでお話しましょう。
2007/12/23
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さて、昨日から心を入れ替えた私なので(笑)、日曜日はお休み宣言してあったにもかかわらずブログの更新してます。今回のバンコクで一番の収穫?と言うと、ショークラウンテールのコンテストブリーダーを見つけたことでしょうか。我が国では考えられない事ですが、改良ベタの本場バンコクではベタコンテストにはちゃんとプラカットやクラウンテール、トラッド部門もあって、それぞれかなりの個体数が出品されるから大したもんです。 そんな中、以前バンコクで開催されたベタコンテストのショークラウンテール部門で優勝していた魚の下に小さく貼り付けてあった電話番号を手帳に控えておきましたので、先日登場したタイ人の友人に頼んでそこに電話してもらいました。そして、日曜日の午後にホテルまでブリーダーに迎えに来てもらって彼のファームに行ってきました。 バンコクからさほど離れていない郊外の住宅街にある彼のファーム兼住宅には所狭しとガラス瓶が置かれていて見渡す限りベタベタベタっ!と言う感じでした。そして当然一番数が多いのはショークラウンでした。応接間にずらっと並んだトロフィーが物語るように、かれはクラウンテール界においては第一人者の様であらゆるコンテストで必ずと言って良いほど優勝するほどの実力者のようです。 「バンコクの市場には出荷していないのか」と言う私の問いかけに対して彼は流暢な英語で「タイの市場では私の魚は売れない」と行ってました。つまり、価格面でタイの相場と折り合いが付かないそうです。ほとんどすべての個体がショーベタの本場アメリカに輸出されているそうです。その数何と毎月2000尾!そう言えば、別のショーベタブリーダーも毎月2000尾のショーベタをアメリカに輸出してるって行ってましたから、我が国の輸入量から考えると何十倍と言う量がアメリカに輸出されてるようです。恐るべし!ベタ大国アメリカ・・・ そんな彼のショークラウンテールは、はっきり言って見事の一言!コレならコンテストで優勝総なめって言うのも理解できます。一体どのような経路を辿ってこの個体作ったの>って言う化け物級の個体ばかりでひたすら感動しました。毎月のように数千と言う単位でバンコクのベタ見てますけど、久々に心から感動しました。でも、驚きはそのクオリティや生産数だけではありません!一番のビッグサプライズはか・か・く!(笑) なんと、ショーベタやショープラカットよりも高いんです!別に彼が吹っかけているのではない事は、かれがアメリカに出荷する納品書の束を見せてもらった時に1回のオーダーが2000尾のアメリカ相手でさえ同じ価格で販売してる事から間違いないでしょう。うーん、いくらこのクオリティとは言え、クラウンテールにこの価格を支払えるアメリカには改めて畏敬の念って言うか何と言うか・・・。でも、アメリカ人の考え方の方が正しいんでしょうね。日本人は物事に常識の枠をはめたがる傾向にありますから、クラウンテールの相場はどのくらいって頭の中にイメージしちゃいます。だから、このクラウンが高いって感じる訳で、実際にこのレベルのショークラウン作る労力を考えれば、その辺のハーフムーンよりもはるかに長い時間と高い技術が必要な事は間違いないですから。 えっ?私はどうしたのかって??もちろん買いましたよ(笑)。確かにクラウンとしては破格の値段ですが、コレだけの個体目の前にして仕入れない方が愚かってもんです。ただ問題は・・・逸品堂で販売するには価格面で厳しいって事です。少なくともショーベタ並みの価格にしないと赤字こいちゃいます。こりゃ、私蔵コレクションとして抱え込むしかないな~って目の前に並ぶ高額ショークラウン十数尾を前にニンマリしてるとこです。あ~、オーナーに昇格しといてよかったぁ~♪
2007/12/23
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うーん、暇です(笑)。今年1年間海外でばかり仕事をしていたせいで、国内では「おさかな逸品堂」以外に仕事がありません!まぁ、こうしている間にも契約先のイギリスの企業は着々と来週の準備をしているから、別にのんびりしててもいいんですけどね~。あんまりペローンってしてると、御近所の目が気になって・・・。家族からは「パパはプー太郎なの?」とか「引きこもりになったのかしら」とか言われる始末で(苦笑)。 そうかと言って、来春からまた地獄のような海外出張が始まるのが決まっているだけに、うっかり国内で仕事取れないし・・・って事で、仕方がないから?このブログ頑張る事にしましたぁ~♪「最近記事がベタ関連ばかりでケシカランッ!」と言うお叱りも多数頂戴している事ですし、ちょうど良いかなって思いまして。 せっかくなんで、何か目標をと思いまして、来春までに楽天ブログのペット部門の不動の3位になるっ!って事に決めました(笑)。なんで1位を目指さずに3位かって?・・・そりゃ上位2つのブログが別格だからです。方向性も私のブログとは違うみたいだしね。 ってな訳で、今日からいきなり心を入れ替えた「さかなおやじのひとりごと」は以下のようなスケジュールで記事を更新して行きます!・・・正確には前向きに検討しますって言うか善処しますって言うか(笑)。 月曜日は独断と偏見の生物学と題して、生齧りの中途半端な生物学の知識を皆さんに自慢げにひけらかそうって言う悪趣味のカテゴリーです。あらかじめ申し上げておきますが、あくまでも個人的な見解が満載ですから、その道のスペシャリストが目くじら立てちゃあいけませんからね。そういう意味では、本人が信じきっているフィクションとでも申しましょうか(笑) 火曜日と金曜日は私的熱帯魚図鑑と題して,以前頓挫したままになって放置してあったコーナーを復活させます。まぁ、簡単に言うと自分の好きな魚だけを好き勝手に紹介するというこれまた無責任なコーナーです。ちなみに、このコーナーはどこかの出版者の目に止まって1冊の本として世に送り出される事を主たる目的としてます(爆笑)から、以前すでに紹介した魚に関してもそんなこと無視してはじめからやり直します。目指せ直木賞っ!! 水曜日と土曜日はさかなおやじの言いたい放題と題して、息抜きって言うかさかなおやじの身の回りにあった出来事や世間一般の問題など、別に魚にこだわらずに取り上げて好き放題放言させていただくという、まったく役に立たないばかりがヘタすると害を及ぼしかねないコンテンツなので、この日はブログに訪問していただかない方が良いかも?(笑) そして木曜日は観賞魚用品をぶった切る!と称して、これまた以前一度スタートしながら尻すぼみに終わった企画の復活です。まぁ、以前はまだ国内の観賞魚メーカーさんとお仕事していた関係上言いたくても言えないことが多々ありまして・・・。でも、今なら切捨て御免状態です!別に悪口ばかり書くつもりはありませんが、万が一該当メーカーの社員の方がご覧になって「この野郎っ、嘘ばっかり書きやがって!営業妨害で訴えるぞっ!!」って言う場合は、このブログ上など公の場でのみ討論させていただきますので、心してかかってきやがれっ(笑) ま、1日くらいは休みがないと・・・ということで日曜日はお休みとさせていただきます。それと、逸品堂通信とベタ今日の逸品は、紹介したい事がある場合に不定期で更新と言う事であしからず。まぁ、大概のコンテンツが企画倒れになる私のことですからいつまで続く事やら・・・って思っているそこのあなたっ!!スゴク失礼だぞっ!!(笑)。日本人の美徳として、心からそう思っていても態度に出しちゃイカン。例え、それが真実であってもだ!
2007/12/22
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今日紹介するのはショーベタのカッパー&オレンジ・マルチっていう奴です!以前からカッパー&レッド・マルチって言うのは存在していましたが、同じカッパー系のマルチでも全然雰囲気が違います。もちろんオレンジとレッドと言う色調の差も大きいのですが、何よりボディのカッパーの表現が全然違うのが大きく影響しているのでしょう。 従来のカッパー&レッドの方は、ボディにはベッタリと鈍い金属光沢のペンキを塗ったような感じでしたが、このカッパー&オレンジの系統ではまるでドラゴンパターンの様に各鱗にカッパー色の輝点が存在しているのです。うーん、一体どの系統から作出されてきたんでしょうか?今のところ良く判りません。 どちらにしろ存在感のある品種だと思います。逸品堂では前回初めて入荷したのですが、入荷した個体がすべて即売に近い状態でしたから、店主としてはホクホク物の品種ですな(笑) もっとも、ブリーダにより個体差が見られるようで、2枚目の画像なんかは従来のカッパー&レッドに近く、ボディはかなりブラックに近いカッパーがベッタリと乗っています。どっちがいいかは個人の好みの問題に過ぎませんけど、いずれにせよアクアリストに人気のある系統の方だけが今後も維持されていくのでしょう。 私はどちらの系統も好きですが、上の系統の方がより新しいのと出自がよく判らなかったので繁殖にチョット興味が湧いて、同系統のメス探してきました。まぁ、散々捜した結果入手は出来たのですが、何とそのメスはダブルテールでした。・・・個人的に苦手なんですよね~、ダブルって(苦笑)。ダブルの良個体は特に背ビレの幅がシングルテールに較べて格段と幅広なので全体のシルエットがより均整とれて見えるから問題ないんですが、繁殖させるとなると・・・。 元々が、本来の尻ビレに相当するものが背中側にも付いちゃった(ほんとの話ですからね)突然変異だけに、脊椎骨の異常が多いこと!外見上パーフェクトに見えるダブルテールも、体の中の脊椎骨を透かしてみるとグニャグニャに湾曲している事がほとんどです。市場に出回るのは、その中で観賞に耐えうる外見の持ち主だけで後は処分されてます(涙)。自分の所でブリーディングさせると処分しなきゃいけない個体が多すぎて凹むんですよね~。
2007/12/22
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今年最後のバンコクでのベタの仕入れでしたけど、相変わらず見た事もないような品種がいっぱい出てました。いつもの事ながら、バンコクブリーダー達の新品種作出に対する飽くなき追求心に感心すると同時に、一つの品種をトコトン追求するという忍耐力の欠如に呆れたりもしました(笑)。そんな、バンコクブリーダー達の自慢の?新作を皆さんにいくつかご紹介しましょう。 トップバッターはコレっ!最近日本でもチラホラ見かける漆黒の地にブルーが入るブラック・オーキッドって言う品種とはチョット違います。なんていうか、全体的にグリーンが入っている感じがします。1件のショーベタ専門店に入り、大量に並んだガラス瓶の中から目敏く見つけ出しました(笑)。この店のオーナーは販売専門で自分でベタを生産している訳ではないので、このオッチャンに由来を聞いても無駄ってもんです。しかも、このオヤジときたら、何か質問されると、絶対に「知らない」とか「判らない」って言いませんから困ったものです。つまり、人に道を聞かれて自分が知らない場所なのに「あぁ、そこならこの先の交差点を右に曲がって・・・」とやるタイプの人間です(っているのか?そんな奴)。 ・・・でも、ちゃんと知ってるんですよね~。このオヤジが仕入れをしているブリーダー達の居場所!。その辺は結構抜け目ないですから、ハイッ!!このオヤジ専属?のブリーダー達は皆小規模ブリーダーで自分でショップを開く事が出来ません。したがって、オヤジのような販売専門の人間に小売部門を託しているって訳です。 そうとわかればすぐ電話ッ!って行きたいとこですが残念ながら彼らはタイ語オンリーです。そして私は、タイ語はカタコトしかしゃべれません(苦笑)。・・・そんな時は奥の手をっ!最近あまり会っていない、タイ人の友人にいきなり電話を掛けました。「ハイ、××です」「サワディーカッ(こんにちは)、さかなおやじスピーキング」「おおっ、久しぶりだな!一体どうした?」「いや、久しぶりにバンコク来たから(うそつきっ!)お前に連絡した訳さ」「おおっ、そうか~っ!今何処だ?うん?今日は土曜だからサンデーマーケットだな」さすが、長年の友人です。私が説明する前に居場所を割り出しました(笑) そして、その夜バンコク市内のイサーン料理屋(タイの地方料理)で彼と待ち合わせ。そして席につくや否や、訳のわからない文字(ゴメンなさいタイ語です)と数字がのたっくったように書いてあるメモ帳を彼の目の前に突き出します。「ハイっ、ここに電話してくれ」「はぁ?ナニこれ」「いいから電話してくれ。ベタのブリーダーなんだけど、チョット聞きたいことがあってさ」「まったく・・・お前この用件のためにオレを呼び出した訳?」「当然っ!早く電話して」 彼が電話した先は、嘘つき親父が仕入れているブリーダーの一人で以前あった際に住所と電話番号を彼にメモ帳に書いてもらってありました。今日紹介したベタの特徴を友人に説明し、その由来を尋ねると、どうもこの魚は彼が作ったのではなく別のファームだとの事。もちろん、彼に頼んでこの魚の作出者に色々と尋ねてもらいました・・・・あっ、当然の事ですが、友人がこの辺り全部やってます(笑) その結果、この妙に気になる魚はマスタードガスとソリッド・ブラックと言う、我々では想像もつかない様な組合せで作り出したそうです。だから、名称はブラック・マスタードガスってとこでしょうか。いやぁ~、この後先何も考えないで交配しちゃうタイ人の気質って本当に大好きです(笑)。物事をあまり深く考えられない私にピッタリって言うか・・・。 それにしても、私の嗜好方向にバッチリなんですよね~この個体。作出者のファームにはまだ複数個体キープしているそうなので、次回の訪タイの際には是非とも立ち寄ってみたいものです。もっとも、来月この系統が維持されている保証なんてどこにもないんですけどね(苦笑)。それと、個人的な見解ですがこの系統の片親はソリッド・ブラックではなくてブラック・オーキッドの方だと思うんだけどな~。何しろ、自分でタイ語が話せないため友人が「黒い奴」って言うのを聞いて判断するしかないものですから(笑)。詳しい情報は、来月の訪タイまでお預けって事で・・・
2007/12/21
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御無沙汰しておりました!今年最後の海外出張も無事終了し、今年は後は国内での仕事のみになりました。いやぁ~、今年は一体何回海外出張に出かけたのでしょう?よく覚えていませんが(苦笑)15回だったような気が・・・。つまり、毎月最低1回はどっか海外に出かけているって訳ですな。うーん、我ながらよくこの1年間体が持ったと思います。自分へのご褒美にどっか温泉でも行ってのんびりしたいのですが、これからじゃ年末年始の予約なんて取れないかな? 今回も出張の最後をバンコクで締めくくった訳ですが、そのバンコクは今週末23日が総選挙です。全首相タクシン氏をクーデターで追いやった軍主導の政府も、初めは結構人気あったのですが今ではさっぱりのようです。一番の原因は、経済政策の失敗らしいです。タイの景気はクーデター後確実に悪化しているみたいですから。特に、貧困層はさらに生活が厳しくなっちゃったみたい。 今度の選挙では旧陣営(タクシン一派)が勝つ事を確実視されているようです。これで現在海外亡命中のタクシン前首相も晴れてタイに戻ってくるんでしょう。でも、不思議なもので帰国前日のバンコクの新聞には「もし、タクシン一派が勝利を収めたら大規模な抗議デモが起こる事は必至!」って書いてありました(・・・って仕事先の社長に聞きました)。まぁ、どちらの陣営が勝つにせよ、平和裏に政権交代して欲しいですね~。海外企業としてはその事だけを痛切に願っております。 そうそう、人の国の心配ばかりしていないで自分の温室の水替えをやらなきゃ!(苦笑)。ということで、今日は仕事はお休みして(この辺が自分で仕事やってる人間の強みだな)おさかなさんたちのメンテナンスをいたします!
2007/12/20
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この間のブログでも紹介したんですけど、今日と明日つまり12月8-9日の2日間、埼玉県八潮市の超有名ショップB-BOXアクアリウムさんで、ショークラウンの展示即売やってます。逸品堂のHPにも「実物を見て買いたい」と言う御意見が多数寄せられているにもかかわらず、「うちは通販専門です!」とか「温室の見学は一切お受けいたしておりませんっ!」とか可愛げのない発言を繰り返している逸品堂ですが、本心ではかなり気にしてるんですよぉ~(笑)。そんなわけで、本日と明日の2日間B-BOXさんのご好意でショークラウンを大量に展示していただく事になりました。■ショークラウンって言うのはコレだぁ~!◎場所:B-BOXアクアリウム 埼玉県八潮市中央4-7-3◎期間:12月8日(土)-9日(日)の2日間◎URL :http://www.b-boxaquarium.com せっかくのご好意だし、それにうまく行けば常設してもらえるかもしれないし(笑)・・・って事だから、暇な人も全然暇じゃない人も大挙してB-BOXに押しかけてねっ!そして例え興味なんてなくても展示してあるショークラウンの前に最低でも5分は立ち止まって、時折「ふーん」とか「へぇ~」とか言いながら首をかしげたりするようにっ!!そうしてくれないと、またまたグレてやるからなぁ~っ!! ・・・と言う大切なイベントの打ち合わせがあったので、昨日行って来ましたよぉ~、B-BOXさんに。我が家からはかなり遠いんですよね~、車で3時間コースです。距離は大した事ないんですけど、都心部を縦断しなくてはいけないのでどうしてもコレくらいかかっちゃいます。昨日は夜になってから行ったのですが、またまた事件です!(苦笑)。 夕方5時過ぎに外環(首都高速)が渋滞で全然動かないのに業を煮やした私は「くそぉ~っ、この道のどこが高速なんだよ、金返せっ」とか口汚くひとり言を呟き・・・もとい、わめきながら目的地よりひとつ前の草加インターで外環を降り下道で向かう事にしました。こう言う時の決断の速さはそれこそ天下一品です!もっとも、思考の速さは世界最速ですが導き出された答えが正解だった事はあまりないんですけど(苦笑) まぁ、時間が時間なんで下道もやっぱりノロノロでした。仕方ないから手近なマック寄ってホットコーヒーでも買うかと考えドライブスルーに・・・。「ホットコーヒーのSください!」「ホットコーヒーのMサイズですね?」「ホットコーヒーのSサイズ」「わかりました、ホットコーヒーのMサイズ230円になりますぅ。お車前の方にどうぞ」コレ絶対にわざと聞き間違えてるなって思ったんですけど、確かに夕方の忙しいときに100円マックで見事に100円しか使わない奴って嫌だろうなぁ~って思ったので、そのまま受取口に向かいました。 そして、ホットコーヒーのMサイズを受け取ったその瞬間、Yシャツの胸に入れてある携帯が着信いたしました。ちなみに着歌は南春夫先生の「世界の国からこんにちは」です。確か1970年の大阪万博かなんかのテーマソングだったと思うんですが、娘が面白がって入れました。仕事用の携帯の着メロがコレではいかがなものかとも思うんですが(笑)、まぁいいかってな感じでそのまま放置しています。 コレでも、まだましな方でその前はRCサクセションの雨上がりの夜空にを着歌にしてましたから。「どうしたんだぁ~へヘィベイビィ、バッテリーはビンビンだぜぃ!」って言う奴。コレに較べればまだおとなしいもんです。もっとも、私は商談で人に会う際には必ず事前に携帯マナーモードにすると言う、外見からは想像付かない(と、知人は言う)繊細さだって持ってるんですから、問題起きた事はありませんけどね。 話がずれましたが、マックの受取口でコーヒー受け取った瞬間に「こんにちはゎぁ~、こんにちわぁ~、世界の国からぁ~♪」と始まっちゃったもんですから、窓口の女の子が大笑いしまして・・・。まぁ。1970年の歌ですから若い子達は知るはずもなく、また歌っている本人は至極真面目なんでしょうが、誰が聞いてもお間抜けな歌ですから(苦笑)。普段、妙齢の女の子に笑われるなどと言う失態を犯した事のない(そっそうかぁ~?)私が動揺してコーヒーカップを取り落としたって仕方ないじゃないですか! 普通ならカップの蓋がこのような事態を防いでくれるんでしょうが、そこはそらっ、トラブルメーカーなもんですから、お約束どおり蓋はカパッと外れてくれました。そして見事、私のズボンは熱々のマックのホットコーヒーMサイズ一気飲みいたしましたぁ~!いやぁ~、想像以上の快感・・・ではなく激痛です(苦笑)。自分でも私のはいているズボンにここまで根性あるとは思いませんでしたが、ホットコーヒーの一気飲みはいけません。問題はその時、すでに南春夫先生でお笑いモードに入ってしまっていたマックのバイトの子のお笑い指数がレッドゾーンにまで達してしまった事です。アホウのようにキャハキャハ笑うバイト嬢に何事かと売り場主任がすっ飛んできて、状況を見るや否やすばやくタオルを貸してくれました。 その後、売り場主任にこっぴどくバイト嬢は怒られてましたけど、大丈夫だったかなぁ~?首になんなきゃいいけど。確かに、あの状況で笑っちゃいけないけど笑っちゃうよね~(笑)。その後、ビッチョリ濡れたズボンのままB-BOXに到着した惨めな私でした。ちなみに、家に帰ってから点検したら、太ももの辺り真っ赤になってました。根性のありすぎるズボンとタッグを組んでいる私の太ももも大変だなぁ~ってしみじみ思いました。
2007/12/08
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わぁ~い!昨晩、逸品堂のHPで改良ベタの品種解説の所で最後に残っていたマルチカラー系品種各論が完成しましたぁ~♪コレでひとまず、品種解説のコンテンツは完成ですっ!!自分で思っていたよりも随分と早く完成したんですが(笑)、自分の中ではまだまだ手を加えなきゃイカンなぁ~って感じです。今回各品種の解説を書いていて思ったのですが「一体何処まで突っ込んだ解説すればいいんだろう?」って物凄く悩みました。今回は、あまりベタを良く御存知ない方も理解できるような入門的なものにしたいって思ってましたので、出来るだけ広く浅くを心がけたつもりです。でも、いざ書き始めるとドンドン筆が滑り始めちゃうんですよね~(笑)。正確には筆じゃなくてキーボード叩く手ですけど・・・。やっぱり、元来がオタク嗜好の人間なんだとつくづく痛感させられました。 例えばマルチ系にしたって、物凄くバリエーションの多い系統ですから何処まで再分化して解説するのか悩ましいとこでした。今日登場した個体なんて、一体どうすれば良いのでしょうね~。何処からどう見てもレッド・ドラゴンなんですけど、「じゃあ、尾ビレのイエローの絞り模様はナニ??」って感じです。これなんてまだ名前はありませんが、レッド・ドラゴン・マルチである事は間違いありません。こんな風に、まだ品種として確立されていないであろう最新系統まで解説に入れていくと、物凄い量になっちゃうんです。 広く浅くで敷居を低くして「だれもに愛される逸品堂」を目指すのか、「判る奴だけ付いて来いっ!マニア御用達、おさかな逸品堂」と言われる孤高の存在を目指すのか・・・。もちろん、改良ベタの魅力を我が国にもっともっと広めたいと言う気持ちからスタートした訳ですから、「プラカットの伝道師ザビエルですっ!」って言わなきゃいけないんですけど、放っておくとドンドン茨の道に逝っちゃう・・・もとい行っちゃう自分がいたりするんですよ(苦笑) まぁ、いずれにしてもここ最近のバンコクの新品種ラッシュを考えれば、品種解説のコンテンツもひっきりなしにリニューアルしていかないとならないでしょうから、頑張ってより良いものになる様に努力していきます。
2007/12/07
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エー、昨日は私の4×回目のバースデイでして、ブログの更新もお休みいただきマッタリと時を過ごさせていただきました。さすがにこの歳になると誕生日も嬉しいと言うよりは、またまた年取っちゃったぁ~って言う感の方が強いですね~(苦笑)。家族の方も淡々としたもので、子供たちが花束をくれたもののそれ以外は確たるイベントもなく粛々と時は過ぎていきました。 所で逸品堂が通販専門店であるため、常日頃から「実物見ないと怖くて買えない!」とか、「一度温室の見学させろっ!」とか色々と御要望をいただいているのですが、そう言う訳にもいかずにいました。しかし、一度皆さんにバンコクの改良ベタの素晴しさを実際にその目でご覧いただきたいとは常日頃から店主だって思ってたんですよぉ~。その辺りについて、先日埼玉県にある超有名ショップB-BOXアクアリウムさんに顔を出して話し込んでいる際に話題にしたら「それならうちがやってあげようか?」って気軽に一言! そんな訳で今度の土日つまり12月8-9日の2日間、B-BOXにてショークラウンテールを展示していただく事になりました。もちろん、お気に入りの個体がいたらその場で購入できます。B-BOXさんのご好意で突然実現したこの企画ですが、好評ならば第2弾、第3弾とかもあるかも?(笑)。売り場総面積180坪の超大型ショップで生体の管理状態は間違いなく一級品、特に海水魚では知らない人はいないと言うくらいの有名店です。私も、海外の顧客が日本を訪れた際に「日本のショップ見学したい」と先方が希望した際には必ず連れて行くお店の一つでもあります。 まぁ、ショークラウンに興味のない人でも(苦笑)、ありとあらゆる種類の観賞魚が抜群の状態で置いてある訳だし、お近くにお越しの御予定がある方は一度見に行っても絶対に損はさせませんっ!・・・って言うか、行けば間違いなくなにか買っちゃうでしょうから損ではないけど所持金は減りますね(笑)。■ショークラウンって言うのはコレだぁ~!◎場所:B-BOXアクアリウム 埼玉県八潮市中央4-7-3◎期間:12月8日(土)-9日(日)の2日間◎URL :http://www.b-boxaquarium.com
2007/12/06
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よっしゃ~ッ!今日の朝、逸品堂のHPで品種各論のマーブル系アップしましたぁ~♪2日前にスタートした、逸品堂HP改造計画のコンテンツ充実プロジェクト第一弾としてまず手がけた改良ベタの品種解説ページですが、奇跡的にスタートした(・・・と友人の間では囁かれていた)、ソリッド系・ドラゴン系・バタフライ系に引き続きの快挙です! ウーン、「君はやる時はやる男だ!」って会社員の時その会社の会長に言われた事があるけど、やっぱりそのとおりだなぁ~・・・ってその時の会長の話は、日常あまりにもやる気が見られずにダラダラしている私を捕まえて叱咤激励している際の発言だったので、少々意味を取り違えているのかもしれませんけどね(笑)。確か、前述の発言の後に「・・・それなのに普段は何でこんなにいい加減に日常の仕事を・・・云々」だったと思いますから(苦笑)。 まぁ、何はともあれ品種解説の中では一番の山場と思われていたマーブル系を終えた事で随分とホッとしました。後はマルチカラー系を残すのみですから。と言っても、コンテンツ充実プログラムはスタートしたばかり!この後「改良ベタの飼育」や「改良ベタの繁殖」「チョットだけワイルドベタ」・・・と企画は目白押しだから、こりゃ年内は執筆活動(笑)に専念だな。 ちなみに全然関係ない話ですが、マーブル系品種解説を今朝のam4:30頃(一体どんな時間だ!)にアップし終えて気分が高揚していた私は珍しく家族と一緒に朝食をいただきました。もっとも、普段は朝食食べない男ですからここは軽めにホットコーヒーをいただくだけに。でも、ビタミンCを補充しなくっちゃと冷凍庫から「冷凍イチゴ」(笑)を2~3個取り出して口に放り込み家族の待つ食卓へ・・・。そこで事件は起きましたぁッ!! 家族の会話をB.G.Mに新聞を読んでいた私は何かの拍子に鼻がムズムズしてきて思わず大きなクシャミを!問題はその瞬間、口にはコストコで購入した日本のイチゴよりも優に倍は大きい巨大冷凍イチゴがぎっしり詰まっていた事です。「ブッファクショイッ!」・・・その瞬間眼前にあった新聞紙の紙面いっぱいに口から冷凍イチゴの微細粉が!汚い話で恐縮です(笑)が、当然の事ながら冷凍イチゴは真っ赤です。しかも、家族は私が口に冷凍イチゴいっぱいに詰め込んでいた事なんて知りませんから「うわぁッ!パパが口から血を吐いたぁ~!!」と一時は部屋の中が騒然としておりました。その後も気管にイチゴを詰まらせて悶絶する私を見て、家族は「救急車ッ!」とか「コレってガン?それとも胃潰瘍??」とか言って受話器を手に取る始末(笑)。まったく、普段慣れない朝食なんて取るもんじゃありません。
2007/12/04
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皆さんの中には御存知の方もおいでかと思いますが、先ごろ逸品堂のHPを全面リニューアルいたしました。まぁ、オーナー昇格記念イベントって感じなんですが(笑)、今度のHPのトップには「改良ベタの飼育」やら「改良ベタの繁殖」やらその他色々とえらそうなコンテンツのお題目だけが載っています。私の知人の間では「間違いなく、あのコンテンツがオープンされる事はないな」って囁かれていたようですが、ですがぁッ!!(笑) 本日、改良ベタの品種解説のコンテンツの一部がアップされましたぁ~♪金曜日の夜から不眠不休で頑張りました。今の所、ソリッド系・バタフライ系・ドラゴン系だけですが一両中に残りのマルチカラー系とマーブル系もかたずけて見せましょうっ! 元オーナーと言うか妻には「そんな暇があるなら、カタログの方充実させるとか売上アップにつながる事すればぁ~?それが嫌なら掃除とか洗濯とか、家族サービスでもしてみたらぁ~??」とか冷たく突き放されてしまいましたが、ベタを我が国でもっともっと広めるには基本が大事だもんね!・・・ネッ?? まだまだ解説も不完全な所ばかりが目に付くと思いますが、今後も随時手を加えてどんどん濃い内容にしていきたいと思ってます。ッてな訳で、暇な方も暇じゃない方も一度は見に来てくださいねっ!結構へたれながら頑張ったんですから。もし、品種解説のページのアクセス数解析であまりカウンター回ってなかっらグレてやるからなっ!(笑)
2007/12/02
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