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さて、ここまでさんざんマーブルはいいぞッイイゾッ!!って煽っておきながらなんですが(笑)、マーブルって奴は一筋縄では行かないって話です。あらゆる改良ベタの品種の中で最も奥が深く最もマニアックな品種であるマーブルが何故難しいか?一つには、今まで何回も書いているように、体中のマーブル模様の配色がなかなか綺麗にならないって事があります。でも、それなら入手する時に自分のお気に入りの個体を選べばいいだけじゃん!・・・って思ったそこのあなた!甘いッ(笑) 理由を書く前に冒頭の画像の個体を見て見ましょう。マーブルとしては比較的ポピュラーなブルー&ホワイトの個体ですな。もちろん個人の好みの問題ですが、若干ホワイト部分の面積が少なすぎるって感じる人が大部分ではないでしょうか?それに較べて、2番目の画像の個体の方はどうでしょう。マーブル模様が大雑把過ぎるという人と大胆な配色が素晴しいって言う人に分かれるでしょうが、おおむね素晴しいマーブルである事に異論を唱える人はあまりいないのでは? ・・・って、問題はここにあるんです!実はこの2枚の画像のベタは同じ個体なんです。2枚目の画像は、今年の1月にバンコクで仕入れした直後の画像で、1枚目は現在の姿です。この2枚の画像が同一個体だって判った方いらっしゃいますぅ~?つまり、マーブルって時間の経過と共にドンドンその姿を変えていっちゃう品種だったんですね~。自分の保有しているマーブルが数ヵ月後にどんなカラーリングになっているかはまさしく神のみぞ知るって奴です。 そう言った意味では、本当にショップ泣かせの品種です。だって、2枚目のブルーとホワイトのくっきり色分けされた個体がいいって感じたお客さんが注文すると1枚目の画像の個体が送られてきちゃうんですから。実際、今までに何件か送られてきたマーブルの個体が注文したものと違うって言うクレームがありました。コレはもう、説明の使用がありませんから実物がお気に召さない時は返金するしかありません(涙)。 これから数回に分けて、この手のマーブル七変化(笑)に関してレポートしていきたいと思います。
2007/03/23
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さて、プラカットでも逸品物、特に多色系マーブルになると作出ブリーダーの特徴が明確に打ち出されてくるって言いましたけど、今日紹介する個体なんかはその典型です。ベースになったのはパステル・マルチでしょうが、各ヒレの鮮やかな配色は一体何なんでしょう!特に、イエローのマーブル模様がこの個体の最大の売りですね。個人的には、コレで一つの完成品だと思ってますけどあえて改良したい点と言えばボディの配色をもう少しクリアなものに出来れば申し分ないと思います。 ・・・ところで、このヒレのカラーパターンに見覚えのある方はいませんかぁ~?そう!前々回つまり逸品堂通信vol.057で紹介した個体と似通ってるでしょ?違いはボディがダークボディかパステルホワイトかって言う点だけです。バンコクにベタブリーダーは星の数ほど存在すると言っても、ヒレにイエローのマーブル模様がある個体を作出出来るブリーダーがそんなに存在する訳ありません。実際、この2つの個体は同じブリーダーのファームから出たものなんです。 つまり、このブリーダーはイエローのマーブルパターンが出る系統を持っていると言う事です。後は、ベースとなる品種に何を使うかで様々なカラーパターンのマーブルが作りだせるという原理です。 このブリーダーもかなり偏屈そうなオヤジですが、以前別の店で仕入れた個体をオヤジの所に持参し、「コレってオッチャンが作ったんじゃないの??」って尋ねたら、イキナリ打ち解けるようになってくれました。つまり、自分の系統をきちんと評価し理解してくれていると考えたらしいです。実際、オッチャンが思っている程こちらはベタの形質について詳しく理解してる訳じゃないんですけどね~(苦笑)。でも、せっかく相手がいい方向に勘違いしてくれている訳ですから、こちらから訂正する必要もなく、結果としてバンコク行く度にこの様な絶品をオッチャンから仕入れる事ができていると言うお話でしたぁ~♪
2007/03/22
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前日の個体も凄かったですが、今日紹介する個体も驚愕!!としか表現できないような絶品です。何が凄いって、イエローのマーブル模様が存在するって言う事実を我が国のベタフリーク(・・・っているのか?)はおそらく知らなかった事は確実と言うくらいのレベルで凄いんです(苦笑)。ベースになっているのはブルー&ホワイト・マーブルでそこにうっすらとブラックも散在していますね~。そして、ヒレや頭部にはくっきりとイエロー・マーブルの存在がっ!まったく、ここまで来るとどうやって作るのだろうって言う所まで頭が回らず、ただただ恐れ入るばかりです。 実はこのブリーダーは、私が前から目を付けていた一人なんですが変に出し惜しみして(笑)自分の作出した個体を放出しようとしません。元々はバンコクでは結構有名なコンテストブリーダーらしく、彼のファームにはずらりとトロフィーが並んでます。そんな趣味が高じてビジネスになったようなオタッキーな男ですから、個体のレベルが高ければ高いほど手放したくなるみたいです。 この個体も延々と交渉を重ねて、一応販売が決まったかと思うと「いや、やっぱり悪いんだけど売れないっ」とか「もっといい個体が他にあるから、コレはよしたほうがいい」とか盛んに粘ります。いざパッキングしてからも、名残惜しいんでしょう(笑)妙に粘りつくような眼でこの魚の入ったビニール袋をチラチラ盗み見てました。まぁ、この個体なら私でも同じような反応するかも・・・。実際、逸品堂で出荷する時も結構名残惜しかったりしましたから(笑)。 以前から言っているように、やはり事新品種の作出と言う点に関してはまだまだ日本のベタホビー界はバンコクの足元にも及ばないみたいですね~。私が逸品堂を渋々でも(笑)継続しているのは、一部の日本人にある「バンコクのベタ=安かろう、悪かろう」と言う完全に誤まった差別意識をなくす手助けになればと言う気持ちがかなりのウエイト占めてます。基本的には国粋主義的な思想傾向が強い男ですが、実際面で日本のベタホビーが世界レベルにまで到達するには、現状を偏見を持たず把握する事が第一歩だと信じてます。 日本の改良ベタは世界レベルって信じている人は一度バンコク(シンガポールでもOK)のベタコンテストに足を運んでみるべきでしょう。コンテスト会場を後にしてからも「日本のベタの方が上っ!」って言える人は、別の意味で尊敬しちゃいます(笑)。輸送面や仕入れ価格の問題で国内に輸入されてこない、本物のタイ産ハーフムーンをぜひ見てもらいたいなぁ~。何度か逸品堂でも輸入にトライしたんですが、完品の個体になればなるほど運搬中にヒレがボロボロになっちゃうんですよね~(涙)。現地での仕入れ価格が、笑えない金額だけに怖くて仕入れる気になりません。それに、そもそもコンテストに出品する多くのタイ人はアマチュアで純粋にベタ楽しんでますから、個人的に親しくなって譲り受けない限り一般的な流通ルートで日本に入ってくる事はないんですけどね。 ・・・ところで、今日紹介した個体を作出したオタッキーブリーダー(笑)は、もっと凄い隠し玉持ってるんですよぉ~♪それはブラック&イエロー(ゴールデン)・マーブル!コレは彼の所に行くたびに粘り強く交渉してるんですが、絶対に手放そうとしません。もっとも、この系統持っているからこそ彼もバンコクのベタコンテストでトップレベルに君臨できてるんですけどね。いつかは必ずゲットして見せますから、楽しみにしててくださいねっ!!
2007/03/19
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ここ何回か紹介している、多色系のマーブル位の逸品になると他の品種と同じような価格では入手できません。大概は、店やファームの人間と価格交渉と言う事になります。さすがに、こうも頻繁にバンコクに出向いていて先方とも顔馴染みになっていると滅茶苦茶な価格を言って来る事はありませんが、それでも他の品種の数倍もの値段を言って来る事は珍しくありません。 そんな場合、イキナリ目指す個体の価格を聞いちゃいけません。まずは、店の中の個体をザット一通り眺めます。その時点で、お目当ての個体がいてもすぐにそこにかじりついちゃあダメ!まずは、その個体の入っている容器の3つ位隣の容器の個体に興味があるように見せかけましょう(笑)。そして、その個体の価格をさりげなく尋ねそれから世間話を交えて徐々にお目当ての容器の方に話を向けてっと・・・。他にも、お目当ての個体と同系統のそれ程グレードの高くない個体を先に交渉し、「コレと同じ系統は全部買おうかなぁ~」とか言いながらお目当ての個体も同じ価格で購入しちゃうと言う姑息な手段を使う事もあります。 こんな話聞くと「なんだかセコイなぁ~」って思う人もいるでしょうけど、イキナリ店に入ってズカスカお目当ての個体まで突き進んで、意気込んで「コレいくらぁ~?」って聞いてご覧なさい!間違いなく倍以上吹っかけられちゃいますからね(笑)。もっとも、タイの物価は物凄く安いですから例え倍以上吹っかけられても、日本人の感覚では別にそれ程高額ではありません。ただ、そんな殿様買いしてると完全に相手になめられて、まともに取り合ってくれなくなります。この辺は、売る側もマニア感覚って事なんでしょうけど、「この客は個体を見分ける眼があるっ」と思わせないと、仕入れも上手く行かないんですよね~。 しかしながら、今日紹介する個体くらいの絶品になると、そんな姑息な手段ははなから通用しません(苦)。まず、店先に並んでいる事はありませんから、ブリーダーのファームに直接買い付けに行かないとダメでしょう。よしんば、店先に並んでいたとしても非売品表示!つまり、その店のブリーダーが如何にすぐれているかを知らしめるデモ用って事なんでしょう。そう言った個体をゲットするのは本当に労力を必要とします。 ちなみに、今日の個体は今まで逸品堂で仕入れたプラカットの最高価格を更新いたしましたぁ~♪(笑)。一般的な個体の数十倍って言う天文学的(バンコクでは)な価格で入手しました。それでも、ブリーダーは絶対に売らないって言うのを延々と口説き落としてようやくゲットしたんですよ。ブルーのスポットが散在するボディは一般的ですが、各ヒレのマーブルパターンは赤・青そして黄色と信じられない配色です。例えベタ一匹の仕入れで諭吉が飛んで行っちゃっても全然惜しくありませんっ!・・・って、趣味ならともかく、一応商売やってる人間が感情移入してちゃダメだよな~(苦笑)。 そうそう、もちろんですがオーナーであるわが妻にはこの個体の仕入れ価格は申告いたしておりません!(笑)。そんな事したら、滅茶苦茶な販売価格設定しちゃいそうですからね。本当は誰にも渡さないで自分で飼育したかったんですけど、メス個体が入手できなかったし、今の仕事状況では上手く次世代残す自信なかったし・・・という事で渋々?逸品堂にアップしたらものの1時間もしないうちにSOLD OUT!お買い上げありがとうございましたぁ~!!(涙)可愛がってやってくださいね~♪
2007/03/18
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どうもマーブルと言うとサイケなイメージがあるみたいですが、実際にはすごく繊細なイメージの個体も多数存在します。今日紹介する個体などは、清楚なイメージに溢れた逸品だと思います。マーブルに対して偏見を抱いている人も、この個体を見るとずいぶんとイメージが変わるんじゃないでしょうか。基本的にはシルキーホワイトの地にブラックのマーブル模様が少々と言う非常に地味な感じの個体なのですが、頭部の深紅色がこの個体全体のグレードを何ランクも上に持ち上げている気がします。やっぱり、マーブルは色の配置がすべてって改めて思わせてくれる個体ですね~。 この実に美しい個体を生産しているファームは、数あるバンコクのブリーダーの中でも最も流行の先端を行く所です。他のブリーダとは異なり、絶えず新たな改良を目指しているようで、バンコクに行くと必ず立ち寄る場所でもあります。まぁ、ここに行けば最新品種が入手できると言う強みはあるのですが、反面系統維持と言う点ではちょっと問題ありで(苦笑)前回ここで入手した系統が気に入ったので今回も仕入れたいとか思って行っても、もうその系統はないよって言う事もしばしばです。 ただ、この事でこのブリーダーを他のトップブリーダよりも下に見るのは間違いで、ここまでコンスタントに新品種をリリースできると言う事は、余程ベタの形質遺伝に精通していると思うべきでしょう。ただ、残念な事に彼はまったくと言って良いほど英語を解しません。普段は、若い頃はさぞかし美人だっただろうなぁ~って明らかにわかる、上品で清楚な初老の奥様がカタコトの英語で通訳してくれてます。ほんとは、このブリーダーと直接色々と話をして、ベタの形質遺伝について勉強したいんだけどなぁ~。 そう言えば、逸品堂を始めるまではマーブル系って言うのは一部の特殊なマニアしか興味を示さないカテゴリーだと思い込んでました。でも、いざ蓋を開けてみると一番売れ行きが好調なのはマーブル系品種だったんですね~。いやぁ~、判らないものです。特に女性の方からの支持が多いのは完全に想定外でした。
2007/03/16
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さて、一部の皆様の間で大変好評をいただきました、我が家のエンドラーズですがこの所すこしピンチです。以前の記事でも書きましたが、我が家の系統は背ビレにオレンジの発色がある個体を持って理想形としています。・・・単に飼育者の趣味の問題ですけど(笑)。しかし、ここの所背ビレにオレンジの発色のあるオスの出現率が異常に低くなってます。かつて、次世代を残すオス親を選別していた頃はかなりの高率で背ビレにオレンジがでたのですが、一時期チョット選別をサボりまして(苦笑)120cm水草水槽での無選別飼育に切り替えました。その時、背ビレがオレンジのオスが数少ない事に気が付き理想形のオス親だけを種親にして繁殖を始めた事は、以前紹介したとおりです。 ・・・しかぁ~し!彼ら理想形のオス親から生まれて来る子供や孫世代にもオレンジ色の背ビレを持った個体の出現率がアップしてきません。考えられるのは、以前淘汰選別していた時のメス親は、かなりの高率で背ビレがオレンジになる遺伝形質を潜在的に持った個体であったのに対し、無線別時期があったため現在ではハズレのメスの確率が高くなってしまった事。 でも、グッピーだとメスで次世代の背ビレの色彩に影響があるんでしょうか?エンドラーズはグッピーではないと言う事みたいですから、遺伝の仕方も違うのかもしれませんしね。その辺は今は亡きこのサカナの元祖的存在のT氏に聞いてみたかったものです。改めて、あの男がいない事のダメージを感じてしまいますね~。 いずれにせよ、今我が家で生まれてくる個体の多くは2枚目の画像のように、背ビレにはオレンジ色の発色が見られずうっすらとブラックのレース模様が存在する個体です。個人の好みとは言え、やっぱり背ビレはトップの画像みたいにオレンジでいて欲しいなぁ~。でも、いぜんコレもT氏から聞いた話ですが、グッピーの背ビレの色彩はすぐに飛びやすくまた一度透明になっちゃうと、そう簡単には復活させられないって事みたいです。うーん、我が家のエンドラーズ最大のピンチかぁ~??ちなみに、現在背ビレがオレンジのエンドラーズは10尾程度存在します。それに対して、背ビレがオレンジじゃない個体は・・・数えたくない(苦笑)。 ところで、我が家にはエンドラーズの第二系統と呼んでいる別系統も存在するんですよね~。以前もチラッと書きましたが、T氏直系のエンドラーズに万が一の事があったらと考えて数年前にヨーロッパの卵胎生メダカマニアから入手しました。3枚目の画像がその系統です。チョットしょぼく見えますが、コレは私の撮影技術の問題でして観賞面から言って、第一系統にまったく引けをとらない美しさです。第一系統との最大の相違点は背ビレがライトブルーに染まる事!こちらの固定率はかなり高く、かなりの高率で次世代の背ビレも青く染まります。 でも、今まで一度たりとも第一系統と交雑させた事はありません。だって、一度でも他の地を入れちゃうとTの奴があの世で怒りそうな気がしますから(苦笑)。だから、この美しい補欠選手はまったく日の目を見る事無く、60×45×45cm水槽内で細々と世代を繋いでます。あんまりにも可哀想なので、今日はこいつらも紹介してあげました。 えっ?誰です??第二系統の方がずっとキレイだって言ってる人は!そんなこと言っちゃダメですよ~。飼育している私自身が内心そう思ったてりするんですから(笑)。
2007/03/15
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どうもバンコクに行くたびにベタやアクア関係の記事ばかり紹介してますけど、本当はバンコクの市場は植物だって凄いんです!特に、ランに関してはタイ自体が元々沢山の種類のランが自生する国だけに、滅茶苦茶種類が豊富です。以前からなんどか触れていましたが、実の所私はかなりの植物好きでして(笑)、特にランとか多肉植物になるとほとんどマニアックな感情を抱いております。 そんな私にはタイって国は酷なんですよね~(苦笑)。なにしろ市場に行けばその辺にゴロゴロと私のマニア心をくすぐるランが氾濫してます!ランに興味のない人にはさっぱりでしょうが、デンドロビュームだとかパフィオペディラムとかバンダとかの原種(改良してない奴)が郊外のジャングルの中とかにポコポコ生えているんですからこりゃたまりません。おそらくは、ジャングルや山間部に住んでいる家族のお父ちゃんとかアンちゃんが密林の中に分け入り、切り立った崖をよじ登りそこ生えているランとか食虫植物を採取してくるんでしょう。それを、お母ちゃんやお姉ちゃんが市場に持ってきて売ると言う実に合理的な分業システムが確立されてるんでしょうね~、そこには。 本当に喉から手が出てきそうな逸品が、その辺にポンって置いてあると思わずゲットしたくなっちゃいます。でも、この手のランは2重に御禁制なんです(涙)。一つは皆さんも御存知の植物検疫上の問題で、もう一つは希少な野生ランは国際的に保護されていて商業的に取り扱ってはいけない事(人為的に殖やした株はOKらしい)になってます。植物検疫の方は、かなり面倒ですがそれなりの手続きをとればクリアできるんですが、サイテス違反はしたくないですからね~。変な所は大胆なオヤジですが、犯罪者扱いされる事に対する恐怖心は相当なもので、一線を越える歯止めになってくれてます(笑)。そんな訳で、植物に関してはいつも指を咥えてみているだけになってます。 ところで、最近やたらとスパムメールって言うんでしょうか?その手のメールが多くて困ります。このブログはまだましな方で、逸品堂の方にはものすごい数が送られてきます。中には「ヘイッ!サカナ!!」とか言う題名(もちろん、アルファベットで)で、中身は「私は、アフリカの某国の大蔵大臣です(笑)。今、国の大切なお金を有効活用すべく優良で将来有望な企業を探しています。あなたのビジネスは非常に素晴しいので・・・」なんて言うのもあります。いわば外国版「M資金」って奴なんでしょうが、オイオイッ!国の大切な財産を魚の購入資金になんてつぎ込んじゃイカンぞッ(笑)。 この手の心和む?系はまだいいのですが、一番困るのが出会い系サイトからのスパム!題が「お尋ねします」とか「お伺いしたい事があります」「なぜお返事いただけないのでしょうか」とかなっていると、お客さんからのメールとの区別が付きません。一応中身を確認すると「あなたは、会員の××さんから交際相手として指名されました・・・」って言うような内容です。ひどい奴になると「あなたの童貞を高く買いますっ!」って奴まで。あの~、私一応妻子持ちなんですけどぉ??(笑)。 あまりの多さにスパム対策ソフトを導入しようとしてるんですが、レンタルサーバーとの相性が悪いのか、パソコンがダメなのか、はたまたそれを操る人間自体の欠陥なのか?ソフトをインストールすると逸品堂のHPが見れなくなっちゃいます(苦笑)。確かに、この状態ならスパムメールも送りようがないでしょうけどね~。
2007/03/14
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昨日の話じゃないですが、あの見事なレッドを基調としたトリカラー・マーブルを作っていた頑固親父の失踪?と同時にあの系統はバンコクの市場から見事に姿を消しちゃいました(涙)。バンコクにはそれこそ星の数ほどベタブリーダーが存在しますが、ハイクラスのブリーダーになればなるほど、一目で奴の魚だって判るような個体を世に送り出すようになります。 今日紹介するのはそんなブリーダーの一人で、名前は良く判りません・・・って言うか何度聞いても難しすぎて覚えられません(苦笑)。どうも、タイ語の発音は我々日本人には結構難敵のようで、語学力に大きな欠陥のある私では耳で聞いたとおりに発音しても「違うっ」って直される事がしばしばです。今では私も彼の名前を正しく発音する事はあきらめて、ハッサンって呼んでます。もちろん、本当は全然違う名前なのですが、憶えられないもんはしかたありません(笑)。本人は純粋なタイ人だって言ってますがどう見ても顔がアラブ系なので、アラブ系の方の名前でたまたま思いついたハッサンと命名してやりました。 最近では本人もいちいち訂正するのが面倒なのかハッサンで通ります。しかも、面白い事に周りのショップの人達からもハッサンって呼ばれてるみたいです(爆笑)。このハッサンは、厳ついそして抜け目なさそうな外見に似合わず、優しい印象のマーブルを沢山生産しています。今日紹介した2個体はいずれもハッサン作(だから違うって!)です。どちらも可愛らしい個体でしょ? 彼位のレベルになると他のショップに個体を卸売りもしてるみたいで、彼の所に言って××の店に魚出したろっ?って尋ねると、ニヤッと笑い返してきます。そして、かならず「いくらで買った?」って聞いて来るのが彼の常です。そしてこちらが価格を告げるとまたニヤッ・・・最初のニヤッは理解できるのですが、2度目の奴はね~(笑)。内心「馬鹿な奴っ!」とか思われているようで、いつもほんのちょっぴりだけムカッってします。でも、意外と良心的な奴で、日本人の私相手でもボル事はありません。 以前彼のところで20尾位を卸価格で購入し、パッキングするのを待っていたら地元のタイ人らしき客が来て個体を選び価格交渉をはじめました。バンコクでは外国人価格と地元民価格の2本立てが常識なのに、彼はその客には私に対してよりもはるかに高い価格を提示してました。私が支払う際に、まだ居残っていたその客が私の支払った額を知って安いじゃないかと文句言ってましたが、我らがハッサン(笑)は「コイツには卸売りだから小売より安くて当たり前っ!」って撥ね付けてました。人は外見で判断しちゃいけませんって言う見本ですね。・・・と言う事で、私がいくら極悪な顔してても、飛行機の機内で前の席を思い切り蹴り上げても、そんな些細な事で私が凶悪だなんて考えちゃいけないんですよっ!そこのあなたっ!!(笑)。
2007/03/12
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自分の身内に対するお土産には冷淡な(笑)私ですが、外面が良いので人様に対するお土産とかは結構買ってきたりします。今回は、いつもブログでお世話になっているkenkouさんから素敵な手作り石鹸のプレゼントをいただいちゃいましたので、そのお返しをバンコクで捜してきました。彼女は最近手作り石鹸やアロマグッズ辺りにはまっているようなので、その辺を考慮してアロマオイルをチョイスしました。 もっとも、およそその辺には疎いオヤジですのでどんなものを選べば良いのかさっぱり判りません!ひとまず、ウィークエンドマーケットのアロマ関連エリアにゴォ~♪すると、あるわあるわ当たり一面アロマ関連ショップだらけです。アロマオイル、アロマキャンドル、お香その他・・・。少々匂いに過敏な傾向のある私の鼻の粘膜はいち早く過剰反応してムズムズしていました(笑)。 そんな中で選んだのがコレっ!アロマオイル屋の店先にずらっと並んだミニボトルです。店の中には、各種サイズのボトル容器が山積になってますが、コレはどうもそのサンプルボトルのようです。容量は3ml程度でしょうか?ひとまずいくつか適当に選んでっと・・・。でも、ものすごい種類があってどれを選んでよいのやらさっぱり見当がつきません。 それでも、色々なビンを手にとって見ているうちに火が点いて来ましたぁ~♪私のコレクター癖っ!!(笑)。そうなるともう誰にも止められません。店にあるあらゆる種類のアロマオイルを片っ端からカゴの中に・・・。結局、このお店では53種類のアロマオイルをゲットしました。その一部をデジカメで撮影してみましたけど、結構壮観でしょ?(笑) ラベンダーやミントなどのポピュラーなものから、パパイア、桜(匂うのか?)、スイレンなどチョット珍しいもの、そしてチョコレートやグリーンティなどえっ?と思うものまで。中には、シャネルの5番とかポワゾンとかばっ馬鹿なぁ~!って言ういかにもバンコクですって感じのキワモノまでよりどりみどりって感じです。 本当はもっと高級そうなオイルを扱っているショップも近くにあったんですけど、やっぱりこちらの方がいかにもバンコクって感じがしてよろしいかと思いまして(笑)。本当にお肌に良さそうな奴は、今度バンコクにご一緒した際にご自分の目で確かめてゲットしてくださいねっ?kenkouさん!
2007/03/12
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さてさて、多色系マーブルは色彩が多ければ良いと言うものでもありません。前回書いたように、色が増えればそれだけ配色が難しくなるからです。まぁ、ものの美醜なんてものは完全に人様の主観によるものですから、私が勝手に美しいとか否とか言うのもチョット問題ありますけどね~。 ところで今日紹介するのは、トップの画像がトリカラー・マーブルです。濃いレッドの地にブラックと深みのあるメタリックブルーが上手く配色されていて、優しげな印象になりがちなマーブルの中では精悍なイメージが強い個体です。個人的には非常に好きな個体であり、私の中のマーブル熱が再燃したきっかけとなった個体でした。 そもそもこの個体は、私の行きつけの店の一つで購入したものです。そこは、結構上物のマーブルが置いてあるのでお気に入りの店だったのですが問題は店主のオヤジにありました。とにかく絵に書いたように(笑)見事な無愛想!接客中にも絶えずブツブツとなにやら文句だか呪いの言葉だが呟き続けています。これは、私が日本人だからと言う事では無い様で、近くの店の人からも「あの店のオヤジは偏屈だから・・・」って言われてましたっけ。 でも、置いてある個体が結構私のツボにはまってるんで、毎回ブツブツと呪いの言葉を吐きかけられながらもこの店には通い続けてました。そんなある日・・・。どうもお気に入りの個体がなかったので何も買わずに店を出ようとした時、店の偏屈親父に呼び止められました。「何で何も買ってくれないんだっ!」「どうも、今回は気に入った個体がない」「どこが気に入らないんだっ?」「今までのマーブルに較べて、全体的に模様がダーティな気がする」どうも、その一言でこの偏屈親父に妙に気に入られてしまったようです。その時、たまたま自分のファームに販売できる様な個体がいなかったため仲間のマーブルを仕入れてきて並べてあったらしいのです。「おまえは、馬鹿な日本人の中では少しはましなほうだな。見る目が少しだけ付いてる」とかオヤジは褒めてくれるのですがこれって褒められてるのか日本人馬鹿にされているのか良く判らず少々複雑です(苦笑)。 それからオヤジは店を閉めると、イキナリ私を郊外の自分のファームに連れて行ってくれました。そこにはいる事いる事!まだ販売するには少々若いものの画像のタイプのマーブルがてんこ盛り状態でした。「本来は馬鹿な日本人には売らないんだが・・・」とまたまた余計な?世辞を聞きながら購入したのが上の個体とか下の個体です。 他にも他所では絶対見る事が出来ないような素晴しいマーブルの系統を繁殖させているオヤジで、変人ながら天晴れなものでした。・・・でしたって過去形??そうなんです。実はこのオヤジのファームは去年の夏頃のバンコク一体に起こった洪水の際に大事に累代飼育していた種親が全部流出しちゃったようなのです。ある時、マーケットに行くと彼のショップが閉まってまして・・・その次もその次も・・。そこで近くのベタショップに尋ねてみて初めて事の真相が明らかになったと言う訳です。偏屈親父ももういい年だったし、普段からの人付き合いの悪さがたたり、彼が災厄に見舞われた時救いの手を差し伸べてやる人もいなかったそうで崩壊したファームをそのまま放置してどこかに姿を消してしまったそうです。 うーん、確かに偏屈だったけど一度心を開いてくれればそれなりに温かい心の持ち主でした。口汚いのは変わりませんでしたけど(苦笑)。それより何より、彼の作っていた系統のマーブルがこれ以降バンコクの市場でまったく見かけなくなってしまった事は残念です。もう少し早くにこのこと知っていれば、できる範囲で支援できたのになぁ~。今頃元気に暮らしているんでしょうか?あの頑固親父は??今はフラワーホーン屋(私はまったく興味なしっ!)になってしまった店の前を通るたびに、彼の作ったマーブルと共に彼の事を思い出してます。
2007/03/11
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そういえば皆さんは旅行のお土産ってどうされてます?私は基本的にものぐさなので今まではお土産なんて無視してました(笑)。旅行中は自分の事に精一杯で・・・って自分で楽しむ事に精一杯って事ですが、お土産なんか選んでる精神的余裕がありません。結婚前からこの方針はずっと堅持してきたので(笑)、妻や親類縁者たちはこの男を世の中の常識ってもんで測ろうとしても無駄って思ってくれているのでしょう、はなからお土産なんて期待されていません。 しかし、最近少しだけ世の中の仕組みなんかが判りだした娘(中1)あたりは、なんでパパは海外出張がやたらと多い(今年すでに4回)のに全然お土産と買ってきてくれないの?クラスメートのお父さんなんてこの間フランスで・・・と文句をたれる様になりました。初めの内は、パパはお仕事で忙しいからお土産なんて買っている時間がないんだよってフォローしてくれていた妻も最近では面倒なのか、パパはそう言う人なんだよ!って切り捨てるように娘に話す始末(苦笑)。自分はトランク一杯に魚詰めて帰ってくるくせにねぇ~!・・・って、元々はアンタが始めた副業だろうがぁ~!! このままでは家庭内における父親の地位の維持が困難と推測され、さすがにものぐさオヤジも少しだけ反省しました。そして、今回のバンコク出張では本当に久々にお土産を買ってきましたよぉ~♪小3の息子とそのサッカー友達には、サッカーの世界的に有名な選手のユニフォーム!・・・って言っても完全に違法コピー(笑)でしょうから、あまり胸を張っていえませんけど。バルサのロナウジーニョありセルティツクの中村あり、ドイツナショナルチームのカーンありの・・・。それはもう見事な品揃えで、店の兄ちゃんに聴いた話では前回のワールドカップに出場した全選手のユニフォームがあるそうです。もちろん、全日本の全選手のユニフォームもありましたよ!違法コピーなんで画像とか載せるのは止めておきますが(笑)、結構しっかりした作りで、見た目も本物そっくり!十分使用に耐えますね~。息子の友達も大喜びで、ロナウジーニョやカカやベッカムになりきってサッカー楽しんでます。こちらは1着300円前後(もちろん上下セット)でしたぁ~♪ そして、娘には最近日本でも結構流行のブードゥ人形?ってやつをしこたま購入してきました。冒頭の写真のチープな作りの奴ですが、一昨年くらいからバンコクの道端でゴザ敷いて売ってたのは知ってましたが、我が国でもほんのちょっぴりだけ人気があるのを娘に聞いてビックリしました。行きつけの?(笑)チャトチャックマーケットで普段は行かないようなキーホルダーやアクセサリー関連のエリアに行くと・・・あるわあるわ、膨大な量のブードゥー人形が山積に(笑)。 それにしてもものすごいバリエーションです。本当は、左の赤いボディの奴の帽子を剥ぎ取ったバージョンが原型みたいです。もちろん、カラーバリエーションは無限にありますけどね。そこから派生したのか、右の奴だとかスパイダーマン型とかドラエモン?型とか・・・。とにかくものすごいバリエーションで、最初は義務感みたいなもので人形選んでいた私も根はディープなコレクターですから(笑)、気が付くとものすごい数のストックがかごの中に。結局200個近く買ってきました。 帰国後、少し余裕が出来たので写真に収めようと思ったらすでに娘がクラス全員に配りまくった後で、手元に残っているのは私用?の2個だけでした。でも、友達の間でも大人気だったようで、一人で2つも3つもバッグや携帯にぶら下げているそうです。父親としてはそこまで大規模にやられると学校側の反応が心配でしたが、娘によると先生までが大喜びでカバンや携帯にぶら下げているそうです(笑)。 日本ではちょっとした値段で売られているそうですが、あちらでは・・・(笑)。この程度のお土産で、家庭内における父親の権利復権が叶うなら安いもんです!チョットはお土産の効果を見直した私なのでした。
2007/03/10
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さて、今日紹介するのも実に素晴しいマーブルのプラカットです。レッド・ホワイト・ブルーそしてブラックとなんと4色ものカラーが体に乗っています。よくグッピー界では色んな品種の表現形を一度に現している個体を役満グッピーって言う表現しますけど、さしずめこの個体などは役満ベタって言う事なんでしょう。 昨日も書きましたが、多色になればなるほど上手く色彩の配置がなされている個体を探すのは至難の業になってきます。単に4色のマーブルと言う事なら、一回のバンコク仕入れ旅行に付き10尾やそこらは見つける事が出来ます。でも、その個体が美しいかどうかと言うと・・・。ほとんどと言うかほぼ確実に、子供がパレットの上で色んな色の絵の具をグチャグチャと混ぜ合わせたようなキタナイ感じになってます。ホラ、パレットの上の絵の具も少しだけ混ぜ合わせた時はものすごく綺麗な感じなので、いつまでも練り練りしていると次第に濁った感じになってくるじゃないですか。それと同じような見た目になっちゃうと言う事です。 それを考えると、この個体のように全体の色彩の配置がここまでスッキリしているのは奇跡に近い事なのかも知れません。とにかく、今まで数多くのマーブル個体を見てきましたが今でも印象に残ってる逸品の一つです。 これくらいの業物になってくると、ただバンコクの市場をうろつき回った位ではまず入手不可能です。ショップを開いているブリーダーと懇意になり、彼のファームに連れて行ってもらうかもしくはこちらの要望に相手がきちんと応えてくれるようになるまで人間関係を構築しないといけません。まぁ、ブリーダーなんてものは半分以上趣味が入ってますから(笑)、相手がベタの事良く理解してないと思うととことん手を抜いた対応しますし、逆にコイツは本当にベタが好きなんだなって思ってくれると真剣に対応してくれます。 だから、我が国の輸入問屋さんがメールやFAXでオーダー出しただけでは、注文もらった側は自分のストックの中から選りすぐりの個体を送って寄こすっていう可能性はほぼ確実に0%ですね。・・・そんな訳で逸品堂が細々ながら何とかやっていけるんでしょうけどね~(笑)。本当は、日本にいながらにしてバンコクのシッパーにメールでオーダー出せばコスト的にはバンコクに行く旅費分浮く訳ですから半減以上の経費削減になるんですけどね(苦笑)。理論上は販売価格も1/2程度に落ち着くだろうし・・・。でも、そんなことしたら個体キメ打ちの逸品堂(一品とも掛けてます)の存在意義なくなっちゃうしね~。
2007/03/08
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本当は昨日記事で書こうと思ってたんですが、飛行機内でのぶち切れ事件について報告してたら文字数が多くなっちゃったので、今日は今回バンコクで観戦してきたタイ式ボクシングつまりはムエタイについて御報告を。もっとも、正確にはムアイタイって発音する様ですけどね。日本ではキックボクシングとして結構有名なムエタイはタイの国技的存在です。しかし、その割にはタイの一般の方々にはあまり馴染みのないスポーツのようです。 その理由は、対戦カードごとに賭け事が行われているからと言うのが一番の理由のようです。つまり、お下品な下々の娯楽って言う事なんでしょうか?当然日本における下々に位置しております私がムエタイが大好きなのは言うまでもありません(笑)。まぁ、学生時代に極真空手をやっていた事も無関係ではないとは思います。 日本では最近でもK-1にガオグライやプアカーオなどのムエタイ選手が出場し活躍しているので、彼らは母国タイではヒーローか?なんて思うととんでもありません。バンコクで話す機会があるタイ人には軒並み彼らの事を尋ねてみるのですが、今の所すべてのタイ人が誰それっ?って言う反応です(苦笑)。 バンコクには現在2つの大きなボクシングスタジアムがあり、一つがルンピニースタジアム、そしてもう一つが今回行ったラチャダムナンスタジアムです。この2つのスタジアムで日替わりでムエタイの試合やってますから、バンコクに行ってムエタイを見る事が出来ない日はありません。でも、どちらのスタジアムもはっきり言ってボロいです(笑)。どうフォローしてみても場末って言う感じがする事は否めませんね~。ただ、場内はエアコン効いてますから、ムチャクチャな暑さやジトジトの湿気に悩まされる事はありません。 試合は1ラウンド3分で5ラウンド制です。1日に10試合ほどカードが組まれてまして、大体7試合目くらいに当日のメインイベントが行われます。試合前にリング上に上がった選手は、選手紹介の後ワイクルーと呼ばれるピィ~ヒャラァ~♪見たいな音楽にあわせてリング上をクネクネと歩き回ります。これは日頃自分を支えてくれているコーチや関係者に対する感謝と神への祈りらしいです。それからゴングが鳴って試合開始っ! ・・・と、試合が始まったのに両者共に全然動きが鈍いじゃありませんか!これは日本の相撲じゃないですけど八百長疑惑かぁ~??なんて思っちゃいけません(苦笑)。場内では、盛んに両選手に対して金銭がかけられていますから、その時間稼ぎという意味で最初の2ランドはほとんど真剣勝負はありません。そして、3,4ラウンドが本当の勝負ですから両者は激しく激突します。でも、日本人がイメージしているような試合運びになる事は少なくてほとんどは両者が組み合って膝蹴りかましたり、相手を引き倒したりに終始します。ちなみに、当日の全10試合中KOで勝負が決まったのは1試合だけでした。後は全部判定! 難しいのはこの判定で、正直言って私にはさっぱり判りません(笑)。一応格闘技齧ってましたし、その手の大会にだって参加した事もあります。だから、普通の方よりは格闘技の事判ってるつもりなんですが、ムエタイの判定ばっかりはまったく訳がわかりません。大概、私が勝ったと思う選手の方が負けますね(苦笑)。どうも、審判員たちが高得点を与えるポイントが独得なんだと思われます。帰り際に入り口近くにいた関係者(タイのスポーツ紙の記者でした)に聞いてみると、組み付いてからの膝蹴りや相手を分投げる行為が評価高いらしいです。空手なんかでは、如何に綺麗に技が入るかがポイントなんですけどね。 まぁ、実際に間近で見ると迫力ありますしバンコクで時間に余裕があるなら是非とも一度ご観戦ください。もっとも、あまりお上品な場所ではないですから女性の方が1人で行かれるのはどうかと思います。リングサイドは外国人専用なので安全ですが、2階や3階席では賭け事に熱くなりまくっているバンコクピープルがいっぱいいますから。 それと、もう一つ是非とも事前に知っておかなければいけない存在がありましたぁ~!(笑)。それはゴキブリっ!!何でこんなに沢山いるのかって言うくらい出没します。まぁ、絶えず視野の中に2~3匹はチョロチョロしてるって感じです。無類のゴキブリ恐怖症の私はこの中でのムエタイ観戦はものすごく大変です。・・・つまり、絶えず足を中に浮かせた形でゴキブリが間違えて私の足を登って来るのを防がなくてはならないのです。 皆さんは笑い事として捉えているでしょうが、私には生死にかかわる大問題です。一度なぞ隣のドイツ人のオバチャンの顔にゴキブリがよじ登ったらしく、オバチャンはものすごい悲鳴と共に思い切りゴキブリを顔から払いのけました。・・・と、当然そのゴキブリは弾き飛ばされて隣に座っていた私の方に一直線に・・・。たまたま狙いが外れて?さらに隣の爺さんの顔に飛んで行ったから良かったものの、もし私の所に飛んできていたら、隣のドイツ人と私の場外乱闘は必至でしたね(笑)。 はっきり言って、当日殴り合い蹴り合いしている選手も大変でしょうが、私の腹筋だってものすごく大変なんですっ!(笑)。1日ムエタイ観戦すると、おそらくは腹筋500回くらいやったのと同程度のダメージがあるのは間違いなしです。そう言った側面から考えると、ムエタイ観戦は美容や体のエクササイズにも効果大かもね?
2007/03/07
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海外出張で間が開いてしまいましたが、マーブル系品種の紹介に戻りましょう。さて、今日からは2色マーブルを卒業して更なる深みへ皆さんを御招待しましょう!(笑) そうです、今日からは3色以上のカラーが複雑に入り混じった多色系マーブルに突入します。例えば、今日のトップの画像はブルー&ホワイト&ローズレッドと言うトリカラー・マーブルです。下の画像は、ブルー&ホワイト・マーブルですが、どうです?1色増えただけでものすごく華やかになったと思いませんか??コレだけ見事なマーブルならば、プラカットのコンテストがあればかなりの確率で総合優勝を狙える事でしょうね~♪残念ながら、ショーベタと違ってプラカットのメジャーなコンテストは我が国には無いみたいですけどね(苦笑)。 しかし、これだけ華やかになる事が判っていながらどうしてもっと多色系マーブルが市場に出回らないのでしょうか?答えはすごく簡単で、作出が難しいからです(笑)。・・・と言っても、別に多色系マーブルを作るだけなら別にそれ程大した事ではありません。要するに、観賞に堪えるだけの良個体の作出が難しいのです。 考えてみれば当然の事で、2色をバランスよく配置するよりも3色以上の多色を上手く配置する方がより難しい訳です。だから、多色系のマーブルで紹介したような絶品を作り出すには本当に数多くの個体を繁殖させなければなりません。しかも、マーブルは模様がなかなか固定しませんから、生後3ヶ月程度では怖くて選別なんて出来ません。結局4ヶ月から半年以上、やたらと沢山の個体を維持管理しなければならない訳ですから、余程のマーブル好きか暇人以外には手に負えないのかもしれません。 でも、それだけに多色系マーブルの逸品をバンコクで見つけた時には本当に感動物なんですよ(笑)。その感激を味わいたくて、クソ暑いバンコクの市場内をうろつきまわっているようなものです。これから数回の間、私が中年のくたびれオヤジの持てるすべてのパワーを振り絞って収拾した多色系マーブルの逸品たちを順次紹介していく事にしたいと思いますので、乞う御期待!!
2007/03/06
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皆さん御無沙汰しておりましたぁ~!やっと今年4回目の海外出張から帰国いたしました。何だか、今の所今年に入って日本にいる時間と海外出張の時間にあまり差がないような気がします・・・。元々、海外生活は全然苦にならないお気楽オヤジですから度重なる海外出張も全然OK!のはずだったんですが・・・ここの所、飛行機の中での時間が非常に退屈で拷問を受けているような気になってます(苦笑)。 今回はその対策として、オヤジにはまったく似合わないMP3プレーヤーなるものを事前に購入し、容量(2GB)一杯にジャスやクラッシックのお気に入りの曲を満載して行きました。・・・結果は大正解!本当ならばエコノミー症候群一歩手前まで追い込まれる筈が、かなりご機嫌なまま現地まで一飛びって感じでしたね。ただ一つだけ不満だったのは、飛行中何かとスチュワーデスさんが巡回してきては色々と機内サービスしてくることでしょうか(笑)。 一体何ゆえあんなに頻繁に食事だの飲み物だのが出てくるのでしょう?海外旅行が珍しかった一昔前ならばともかく、別に飛行機に搭乗することなんて珍しくもない昨今、過剰な機内サービスはうっとうしい限りです。必要ならばこちらから呼ぶから、ほっといてくれって言いたくなります。それでも、私の前の席に座っていた日本人の初老のオヤジ3人組は「機内では酒だって全部ただだから飲みまくらないと損!」とかやたらでかい声で話しながらガバガバワインだのビールだのを喰らっておりました。しかも、挙句の果てにバンコクの風俗に関しての話をこれまたでかい声で話し出す始末。さらにさらに、このタワケどもときたら機内の照明が落とされたと単に「グァ~ッ!ガゴォ~!!」と鼾までかきはじめるではありませんか! この国辱オヤジ3人組に完全にぶち切れていた私が、後ろから前の席を思い切り蹴り上げてオヤジどもをたたき起こした事は言うまでもありません。イキナリどつき起こされてしばらくは茫然自失のオヤジ達も事態が飲み込めるとイキナリ3人で立ち上がり後ろの席の私に向かって「ぎゃーぎゃー」と喚き始めました。もちろん、妻から「あなたが真顔になるとどこからどう見ても筋者にしか見えないわよ」と言われている私が、真摯な表情で「殴るぞっ!」ってボソッと呟いたのはいうまでもない事で、その後この3人組みは、実に礼儀正しい典型的な日本人(笑)になった事も言うまでもありません。 私、自他共に認めるシャイな人間でして(笑)、とにかく他人様とトラブルにならないように非常に気をつけて生活しております。飲み会などでやたらに陽気に見えるようですが、コレとても他の人がつまらなく感じたらどうしようって言う気遣いの顕れでして・・・。そんな私ですが、なにかある一線を越えると突然ぶちきれるって言う短所がございます。付き合いの長い妻などはこの現象を「地雷を踏む」と称しております(笑)。もっとも、自慢ではないですが子供と女性に対しては今まで一度たりともぶちきれた事はございません!ほんとですからね。まぁ、飛行機に乗り合わせたタワケオヤジどもも不運としか言いようがなかった訳で・・・でも、一人のときはやたらとおとなしいくせに集団になると豹変する人種は見ていて実に嫌なものです。しかも、恥って物がどこかに消えてしまうのか、公衆の面前でもお構いなしにたわけた行動をとるのは実に困ったものです。・・・って、イキナリ前の席をものすごい勢いで蹴り上げる私も同類かぁ~??(苦笑) しかし、分別のあるオトナにあるまじき野蛮な行為に関するペナルティはすぐにもやってくるものです。それを見ていた、隣の席のスイス人のオバチャンがやたらと私を気に入ってくれたのか盛んにニコニコ笑いながら私に話しかけてくると言う事態を招き、MP3で音楽漬けになると言う私の当初の計画を徹底的にぶち壊してくれた事は言うまでもなく、これも当然の報いなのでしょう(苦笑)。オマケに、オバチャンはどこからどう見ても絶対に危ない!と私の長年の感が必至になって訴えかけてくる実に得体の知れないお菓子まで沢山分けてくれました。えっ?そのお菓子どうしたのかって?当然全部食べましたぁ~♪ニッポン男児の気力と根性で!
2007/03/06
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