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一見、似ているようで、実は違うもの、区別が紛らわしいものは、世の中にはたくさんあるものです。たとえば、「美容室」と「床屋」。どちらも、人間の髪の毛を切ったり、整えたりする所ですが、私の子供時代は、「美容室」は大人の女性の行くところ、「床屋」は男性や子供の行くところと、はっきり分かれていたような気がします。そういえば、こんな思い出があります。8~9歳の頃でしょうか、当時の私は、髪の毛が伸びたら、いつも近所の「床屋」で髪を切って、シャンプー、ブローをやって、終わった後に10円のチロル・チョコレートをもらって帰る、というのが定番コースでした。その床屋の近くに、「美容室」なるものがありました。そこでは、女の人がたくさん、出入りして、髪の毛のパーマ、カットなどをやっている。私は子供心に、「美容室って書いてあるけど、実際は床屋と同じだろう」と思い、ある日、その美容室のドアを開けて、こう言いました。スポーツ刈り、お願いします♪すると、店員さんも、お客さん(みんな女性)も、みんなクスクスと、笑い出したのです。私はその瞬間、「自分が来るべきところじゃなかった」ことに気づき、恥ずかしくて顔を真っ赤にして、逃げるようにその場を去りました。それから、時は流れて、私は大人になりました。でも面白いことに、私が子供心に思った、「美容室」=「床屋」という図式は、すでに現実のものになっていました。もうその頃は、美容室には女の人も男の人も行くのが当たり前で、カットもブローもパーマも、男女関係なくやる、という時代になっていたのです。余談ですが、もうその頃になると、「床屋」という言葉自体が、半ば死語と化していたような気もします。代わりに、「UBハウス」のような1000円カット屋、東京下町などによくある、1800円くらいでカット、シャンプー、ブローまでやってくれる格安理髪店が、かつての「床屋」の系譜を引き継いでいるような気もします。そういうところは、さすがに女性のお客さんは少ないですもんね。---------------------------もう一つ、私が子供心に、区別ができなかったものがあります。「銀行」と「証券会社」です。私の育った街、柏の駅前通りには、昔から銀行と証券会社が、交互に並んでいました。たとえば、「三井銀行」の隣りが「野村證券」、その隣りが「三和銀行」(懐かしい名前だ)、その斜向かいに、「山一證券」(これも懐かしい)と「住友銀行」、もう少し行くと「岡三証券」と「千葉銀行」がある、といった感じでした。さすがに、大人になって銀行と証券会社の区別のつかない者はいないでしょうが、当時、まだ小学生の私にとっては、一体どこが違うのか、見当もつきませんでした。さすがに、「銀行」には親もよく行くので、私も、「お金を預けたり、おろしたりする所」だということは知っていましたが、その隣りにある「証券会社」に関しては、銀行みたいにお金を扱うところ、というイメージだけはありましたが、それ以外は何も知りませんでした。その後、証券会社というものは、現金よりも株式、債券といったものを取り扱う所だということを知ったのは、高校生くらいの頃でした。ですが面白いもので、私が子供心に理解できなかった銀行と証券会社の区別が、今では本当に、分かりにくくなってきました。今や投資信託商品は、証券会社でも銀行のどちらも扱っているし、また証券会社の店頭も、銀行のようにATMマシーンがあって、MMFのような、銀行預金と近いタイプの口座があって、カードで現金を下ろしたりしているわけです。時代はすごく進歩するもので、今はインターネットやケータイで、銀行のオンラインバンキングも、また証券会社経由の株式売買もできるし、街角のコンビニでは銀行のATMがあるのが当たり前になりました。そのうち、コンビニでも預金の引き出しから株式の売買まで何でもできる、万能金融端末が登場するかもしれません。今後、銀行と証券会社の垣根がますます曖昧になって、「総合金融サービス業」として一本化されるようになるのかもしれません。---------------------------その他、「幼稚園」と「保育園」、「市電」と「ライトレール」のような、紛らわしいもの、似て非なるものは、世の中にたくさんあります。こういう類のものは、将来、お互いの境界がなくなって、統合されるのかもしれませんね。
2008年02月29日
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語学力は、一応、私の世渡りの武器ではあります。同時通訳者とか、翻訳者、英語教師のように、語学そのものを職業にしているわけではありませんが、「日本語、英語、中国語ができるIT技術者&プロジェクトマネジャー」として、グローバルなシステム開発・運用の世界で、メシを食べています。ですが、もうすぐ2歳半になる娘ソフィアは、語学力という点では、父である私を簡単に追い抜くかもしれません。ただの親バカかもしれませんが、別に贔屓目に見なくても、娘はとにかく、語学に関するセンスが良い。ヒアリングの耳が良いし、しゃべりも達者、文字に対する興味も非常に強いのです。しゃべり言葉でいえば、我が家では日々、英語、日本語、中国語の3ヶ国語が飛び交う環境です。その中で、娘はママに対しては英語、パパに対しては日本語で、ちゃんと受け答えをします。発音も、日英どちらの言語に関しても、ネイティブと言って良い。特に英語に関しては、I think you have a baby in your tummy.I saw you watched that TV program.みたいな構文が、平気で出てくるのです。文法的にも正確(日本語に関しては、まだそこまでいってません)。中国語に関しては、ネイティブっぽい発音ではなく、英語っぽいアクセントが入っていますが、でも、私と妻の間で話す中国語の会話を良く聞いて理解しています。また最近は、中国語の語彙を増やしたいようで、中国語で「これ何?」、「あれ何?」と、盛んに聞いてきます。文字に関しても、英語のアルファベットのいくつかは、すでに認識できているようです。うちの近所にある「YMCA」の4文字は、全て分かるようです。街を歩いて、マクドナルドの「M」のサインをみかけたら、M for Mama!!と言って、喜びます。日本語の「50音」に関しては、最近はじめたばかりですが、非常に興味を持っているようです。ことの発端は、娘が先日、「アンパンマンのパズル」をやっている時、「アンパンマン」というカタカナを読みたくて仕方がない、というそぶりを見せていたので、こないだ、100円ショップで、ハローキティの50音表を買ってきて、壁に貼りました。そしたら、ソフィアは毎日、「あいうえお」「かきくけこ」「さしすせそ」と、自分で暗誦するようになりました。また、自分の名前を、「そふぃあ」と、日本語で表記できることに、大変な喜びを感じているようでした。2歳半で英語、日本語の文字なんて、早すぎるかなと思っていたけど、この調子だと、スラスラ覚えてしまいそうです。その上、ソフィアは台湾の中国語表記に使う「注音符号」にも興味を持っていて、最初の3文字「ボ」「ポ」「モ」くらいは、認識できているようです。ちゃんとした環境を与えてやれば、子供はいくらでも、言葉を学習するものだと思いました。これからも、どんどん伸びていって欲しい。
2008年02月27日
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今年4月の、約1ヶ月間、インドのハイデラバードへ、出張に行くことがほぼ確実になりました。ですので、4月1日から、ほぼ毎日、当ブログではインドの画像が踊ることになるでしょう。重いミッションを抱え、かつ、40度を超える暑熱の気候、劣悪な交通事情、私と相性のよくない上層部の面々・・・かなりつらい出張になるとは思いますが、これも仕事、頑張るしかない!ま、仕事の話はさておき、インドでは、ハイデラバード名物の辛ーい料理を毎日食べて、お通じを良くして、あわよくば5kgくらい、痩せられればいいなと思っています。前回のバンガロール出張(2006年2月)でも、毎日手当たり次第、食いまくったのに、痩せましたもんね。あと、40度の暑熱のなかで、クリケットやったら、痩せるだろうなあ。その前に、死んじゃうかもしれない。余談ですが、私のインド出張中、うちの奥さんと娘ソフィアは、オーストラリアの実家で過ごす予定です。Manachanインド日記、乞うご期待。
2008年02月26日
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先週の日曜日、茨城県は筑波山の麓にある、「真壁(まかべ)のひなまつり」に行ってきました。真壁は、石材業の中心地として江戸時代から栄えた街、今なお、蔵の多い、味のある町並みが残り、街中がひなまつり一色で、素晴らしい雰囲気でした。3月3日には、街中を流れる清流「山口川」で、「流しびな」をやるそうです。東京からだと、ちょっと遠いけど、娘を連れて、是非、また行ってみたいです。----------------------真壁から柏の実家に帰る途中に、「つくば市」を通りました。そう、世界有数の研究学園都市として有名な、あの「つくば」です。つくばには、久しぶりに行ったのですが、いつの間にか都会になっていて、驚きました。つくば駅周辺は、百貨店、飲食店、マンション、アパートがびっしり並んで、まるで東京近郊のよう。それでいて、計画都市ならではの、日本離れした広い車道と、10数キロにわたって、きれいに並んだ街路樹も圧巻でした。特に、筑波山に向かって、まっすぐに伸びる、片側2車線の学園西大通りを走った時などは、「ここは、アメリカのバージニア州か?」と思ってしまうほど、雄大でスケールの大きい風景が広がっていました。私は、今から20数年前、「つくば」という都市が出現する前の情景を知っています。この広大な地域が、谷田部町、桜村、豊里町、大穂町などと呼ばれている頃は、本当に何もない田舎で、田んぼと畑と森と、農道と大村昆の「ボンカレー」の看板くらいしかない所でした。だから、目覚しい変貌ぶりに、ただただ驚くばかりです。あと、つくばで一番感動したのは、インド食材店と、品揃えが豊富なこと。インド人街といわれる江戸川区西葛西でも滅多に手に入らない、10kg入りのアタ(インドの小麦粉、クッキーなどを作るのに使う)が、つくば市では簡単に手に入ったのです!つくばには、インド人を含めて、世界中の研究者やその家族が多く暮らしているのでしょうね。つくばは、これまでは研究学園都市として、発展してきたわけですが、これからは技術や知の集積を活かした新産業、新雇用の創出という方向へ、シフトしていくのでしょう。これまでは、膨大な知の蓄積がある割に、産業が発展してこなかったわけですが、つくばエクスプレスの開通により、都内からのアクセスは格段に良くなり、都内に住みながらつくばで仕事するライフスタイルも可能になりましたから、これからは、状況が変わっていくのでしょうね。----------------------ひるがえって、我が東葛の将来を考えてみます。ここでは、つくばエクスプレスの通る、柏・流山地域(東葛飾北部)を、主に念頭に置いています。柏・流山地域は、東京(秋葉原)と、つくばを結ぶ直線上にあり、かつ、両者からほぼ等距離という、立地条件にあります。ここからつくばエクスプレスに乗れば、秋葉原にもつくばにも、ともに30分で着きますし、また両者を結ぶ常磐高速のインターも、柏と流山のどちらにも存在し、クルマでのアクセスも非常に良い。これは世界的にみても、非常に面白い立地だと思います。ないしろ、世界最大の人口・経済規模を持つメガロポリス(東京)と、世界有数の研究施設集中エリア(つくば)のちょうど中間にあるのです。考えようによっては、とてつもない「世界でピカイチの好立地」になりえます。東京と、つくば。このインパクトの強い両都市の間に鉄道が通り、最速45分で結ばれますから、その間にあって中途半端な柏・流山は没落する、という人もいますが、私はそうは思いません。なぜなら、柏・流山地区には、東京にも、つくばにもない、独特の地域資源があるからです。まず、柏・流山にあって、つくばにないものといえば、個性ある都市集積の魅力でしょう。この地域には、柏駅前、流山おおたかの森、柏の葉という、それぞれ個性の異なる3つの都市が存在します。柏駅前は、千葉県北部随一の商業都市。流山おおたかの森は、今後、良質住宅都市、生活文化都市として発展する可能性があり、柏の葉は、大学のキャンパスを活かした学園都市、あるいは新しい産業の街として、ブレイクする可能性を秘めています。また、柏・流山エリアには、東京大学、千葉大学、東京理科大学という、それぞれ得意分野を異にする大学が3つもあります。東京大学は、宇宙線研、物性研などの先端科学が中心、千葉大学は環境、園芸などの「ロハス系」が中心、東京理科大は、薬学、生命科学など、「ライフサイエンス系」に強い。この理系3大学が至近距離にあるのです。その上、柏の葉エリアには、科学警察研究所、国立ガンセンターなど、国家級の研究機関も集積しているのが面白い。一方、柏・流山にあって、東京にないものは何か?それは、広大な未利用地です。流山おおたかの森にせよ、柏の葉にせよ、都内では想像もできないような、贅沢な土地の使い方が可能です。真っ白なキャンバスに、自由に絵を書くように、今後、新しい街づくりが行われていく土地なのです。----------------------東京、つくばの中間地点という立地、3理系大学の存在、個性あふれる3都市、広大な未利用地・・・こうした、ユニークな地域資源を活かして、柏・流山の地に、新しくて力強い産業を興していくには、どうすればいいのか?私は、そのアイデアを豊富に持っているわけではありません。皆さんのお知恵を借りながら、一緒に考えていきたいと思っていますが、まず我が愚考をいくつか。まずは、世界的なIT企業、ハイテク企業を、柏・流山エリアに誘致するのはどうでしょう?ここには日本でもトップクラスとよばれる、3つの理系大学があり、卒業生が毎年、豊富に供給されます。かつ、この一帯の地価は首都圏でも最安水準、かつ秋葉原まで直通25~30分という近さ、つくばの研究機関にも30分で到達、成田空港にも近く、自然環境も豊か・・・海外のハイテク企業にアピールする要素は、非常に大きいのではないでしょうか?余談ですが、私は世界最大のIT企業で、6年間働きましたが、I社に限らず、欧米系の大手IT企業のオフィスは、都会の真ん中ではなく、郊外の緑豊かなエリアに位置するのが普通です。豪州シドニーで働いていた時は、都心部から30kmも離れた、「カンバーランド州立の森」のなかにある、素晴らしい自然環境のなかで働いたものです。日本でいえば、東京都心では無理ですが、柏・流山なら、それに近い自然環境が手に入るのです。また、「新しい街づくり」がこれから行われる土地、という特徴を活かして、建築設計・デザイン産業を誘致するのはどうでしょう?この地では、都会の再開発みたいな面倒臭い問題抜きに、広大な空き地に、斬新なデザインの建築物、構造物を、比較的自由に(と言っては語弊がありますが)建てられるのです。日本の設計力、デザイン力は世界一流といわれますが、柏・流山の新しい街並みと溶け合うような、ユニークでランドマーク的な建築物が続々とできれば面白い。またそれは、工業デザインなど、産業の裾野を広げていくことにもなります。柏・流山にとって、惜しむらくは、米国サブプライムショック後の拙い経済運営もあって、日本の景気が後退局面に入る可能性が高くなってきたことですが、そうであればなおさらのこと、海外投資マネーの当エリアへの誘導を、今から戦略的に図っていく意味があるのではないでしょうか?今のご時勢、なにも、国境線にこだわることはないのです。柏という街は、とっくの昔に、千葉県の県境を大きく超えて、一都三県に大きく商圏を広げてきた、「プチ・コスモポリタン都市」なのです。それも、千葉県の力を借りることなく、自らの努力と才覚と時の運で、利根川や江戸川の向こうの買物客を呼び込んできたのです。その柏が、本当の国境を越えて「コスモポリタン都市」になるのは、わけないこと。少なくとも、千葉県のどの都市よりも、その適性があるはずです。少し考えれば、東京へ至近距離、安い地価、高い所得水準、豊富な理系人材、つくば研究都市へのアクセス、広い未利用地、緑豊かな自然環境、柏駅前の大規模商業集積・・・柏・流山には、海外の投資家をひきつける要素が溢れているではありませんか?つくばと東京の間、ここは世界でもピカイチの好立地。うまくプロモーションして、投資・産業創出のサイクルをうまくつくることができれば、柏・流山は、そして東葛は、「今後100年の繁栄」を手にすることだってできるのです。
2008年02月25日
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私はいま、インド人のITエンジニアを使って、日本人のお客さんに技術サービスを提供するという、商売をやっています。この商売の難しさは、主に二つあります。一つは、世界でも比類のない、日本人顧客の高い品質要求に応えていかなてはならないこと。もう一つは、そういうレベルの品質要求を体験したことがない、インド人を使って、日本人を満足させなくてはならないことです。おそらく、私の文章を読む方々の大部分が、それぞれの職場で、日本人のお客さんと接した体験があるでしょうから、日本人の品質要求の高さについては、肌で感じておられることと思います。ですので私は、外国人のお客さんと比べてどう違うのかに、力点を置いて書いていきますね。日本を含めて、世界中のどの国・どの社会でも、資本主義の世である限り、消費者の期待する品質と支払う対価とは、おおむね比例します。要は、「高いものは、高品質」、「安いものは、チープな品質しか期待できない」ってことです。日本でも、「高いものほど高品質」であることは確かなんですが、諸外国と違うのは、値段が安くても、それなりの品質が実現されていないと、お客さんは決して納得してくれない、という点です。なぜ、そうなるのか?私思うに、「いま日本で、本当の意味でチープな商品・サービスがほぼ皆無である」ことが、大きいのではないでしょうか?たとえばの話、日本で暮らす人間にとって、一番安上がりなショッピングといえば、「100円ショップ」とか、「ドンキホーテ」、「ジェーソン」みたいなディスカウント店だろうと思います。そういう店で、売られている商品の品質はどうかというと、世界的にみて、全然悪くないんですね。もちろん、もっとお金を払えば、より高品質の商品がいくらでも手に入るわけですが、それでも、諸外国の同カテゴリーの店で売られる商品に比べれば、「美品」と呼んで差し支えないでしょう。例を挙げると、「オーストラリアの2ドルショップ」や「中国の5元ショップ」で売られている商品なんて、日本人の目からみれば、本当にガラクタですもんね。今から30年前、街角の10円ガチャガチャでカプセルに入っていたような、消えない消しゴムとか、うんこのオブジェみたいな、「しょーもないガラクタ」の類を、今でも平気で売っているわけです。そこへ行くと、日本の100円ショップでは、それよりグレードが2段、3段も上のものを売っているわけです。日本の消費者に100円払わせるのは、それだけ大変で、商売する者にとってコストも労力もかかるということですね。サービスにしても、同じことが言えます。たとえば、日本のガス工事、水道工事、エアコン設置工事の人は、たいてい時間通りに来て、仕事をてきぱきとやって、帰っていきます。日本人には当たり前の光景ですが、オーストラリアで育った妻は、これを見るだけでも感動ものだ、と言います。そりゃ、そうでしょうね。私はオーストラリアで5年暮らしましたけど、工事の人が時間通りに来たことなんて、ほぼ皆無でした。3時間、4時間遅れが当たり前、ひどい時には翌日になる、というありさま。事前連絡もなしのことが多い。それでも、いい値段をとるのです。日本で同じことをやったら、消費者は絶対に納得しないでしょう。そういう社会で育ってきた日本人の、品質に対する目が厳しくなるのは、当たり前なんでしょうね。世界的にみて、ここまで高い品質を要求する国民は、おそらく日本人だけで、これは(良い意味で)、「日本の常識、世界の非常識」に属する話だとも思います。私のかかわるITサービスの世界でも、日本人のお客さんにサービスを提供する限り、間違いは基本的に許されません。データが違うと大問題になるし、画面の位置がズレていた、みたいな問題でも、クレームがガンガン来ます。さらに、一つ間違えただけで、原因の徹底的な究明と、対応策を要求されるのも、日本では当たり前です。私は、そんな日本人のお客さんの(バケモノみたいな?)要求に、インド人技術者を使って応えていかなくちゃなりません。インドが世界のIT大国として伸びてきたのは、「安いコストにしては、まともな品質」のITサービスというビジネスモデルが、欧米世界で支持されたからなんですが、そういう「チープ・オペレーション」的なセンスで、日本のお客さんも満足させられると思ったら、大間違いです。日本のお客さんを相手にする限り、常に、高品質のサービスを提供しなくてはならない。高品質の実現には、それなりに手がかかり、お金もかかります。さらに、日本語でサービスを提供しなくてはなりませんから、「日本語のできるインド人IT技術者を、客先に配置する」予算も見込まなければならず、そんななかで、コストメリットも出していかなくてはならない・・・この仕事は、日々いくつもの、難しい方程式を、解いていくようなものです。これを成功させるには、まず、マネジャー層の意思統一が必要です。コストを抑えつつ、常に高品質を提供するためには、我々の仕事をどのようにプランし、チェックし、現実に落とし込んでいくか、という問題意識を共有しなくてはなりません。次に、インド人技術者に、日本人の求める要求水準というものを、学ばせなくてはいけません。彼らにとって、これは「未体験ゾーン」なのですから、何度も繰り返して、丁寧に伝えていかないと、実践レベルまで高められません。苦労は多いですが、でも、同じ人間のやることですから、頑張れば絶対にできると私は信じています。それに、日本人の求める高品質をクリアできたなら、インドのIT産業は、さらに競争力を増すとも思います。ですが現実は、欧米向けの「チープ・オペレーション」で成功体験をたんまり積んでしまったインド人のマネジメント層が大勢いて、その彼らが日本人向けの特別なサービス(品質水準の実現)にお金をかけることに抵抗しています。そんな彼らを「教育」し、考えを変えさせるのも、私の仕事の一部なのだと思っています。
2008年02月24日
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先日の日記でお話しした、豪ドルの住宅ローンから日本円の住宅ローンへの借り換えですが、どうやら、うまくいきそうです。3月中の借り換えを目指しています。今から5年半前、豪州シドニーで、2002年に買った家の住宅ローン(もちろん豪ドル建て)が、まだン千万円分、残っているわけなのですが、困ったことに、豪ドルの利子はうなぎ上り。借りた時点では、年利6・09%で済んでいたのが、今では8.48%。来月にまた上がるらしい。こうなると、月々の利子の支払いだけで、もう大変です。この家は、友人に賃貸に出しており、結構いい賃料を取っているのですが、利子の支払い額だけで、それを上回ってしまうのです。利子だけの支払いですから、もちろん、元本は減りません。利子だけ払っても赤字、かつ永久に完済しないとなると、これはもう馬鹿馬鹿しいの一言。幸いにして、私は昨年4月から日本に移り、日本円で給料をもらうようになりました。これで、「金利の安い日本円ローンへの借り換え」という、新しいオプションが出てきたのです。私がそれに飛びついたのは、言うまでもありません。今日、銀行の方と話したのですが、私の条件なら、借り換えは問題なくできるとのこと。しかも、試算してみると、かなりうれしい結果が、(豪ドルで借り続けた場合):8.48%利子のみの支払い→永久に完済できない!(日本円で借り替えた場合):2.85%利子と元本の支払い→今と同額の支払いなら、18年で完済!!!なんと、日本円で払えば、50代でローン完済してしまうのです。中入れを続けて、さらに返済期間を短くすることもできます。ただし、リスクがあります。ローンの残高は、一ヶ月に一度、豪ドルで計算されるため、もし今後、日本円が豪ドルに対して急騰して、豪ドルでの残高が担保設定額を超えてしまったら、その差額(数百万円!)を即時に返済する義務を負うのです。さすがに、数百万円を一度に払えといわれれば困るので、担保設定額を上限(物件価値の75%)までにしてもらい、余裕を設けました。これなら、いま1ドル=100円の為替レートが、仮に80円前後まで急騰しても、(シドニーの)不動産価値さえ急落しなければ、追加支払いは求められないことになります。とはいえ、安全を期して、頑張って返済を続け、元本は着実に減らしていきたいと思います。40代後半までに、4~5軒の不動産を利子なしで所有するようになるのが、今後の目標です。
2008年02月22日
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この文章は、柏の市長や議員、経済人など、影響力のあるキーパーソンに向けて、プレゼンテーションするつもりで、書いています。先日、「読売新聞千葉版に以下のような記事が出たそうです。------------------------------------------------------------松戸と柏 政令市想定調査へ松戸市と柏市が新年度、両市が合併により政令指定都市となった場合を想定した調査研究を進めることになった。 松戸市が15日明らかにした。両市はすでに、野田、流山、我孫子、鎌ヶ谷の各市で「政令指定都市問題研究会」を作り、2006年度から部長以下級による検討を進めている。しかし、合併について各市の対応に”温度差”が大きいことから、人口の多い両市の職員でまず1年間検討することになった。研究では財源の推計や職員配置について研究する予定。------------------------------------------------------------なんだか、胡散臭い記事ですねえ。だいいち、松戸・柏両市の合併調査研究を行うのに、両市による共同声明ではなく、なぜ松戸市が単独で発表したのか、理由が分かりません。実際のところ、どうなんでしょう?それにしても、もし記事に書いてあることが本当なら、お粗末としか言い様がありません。何という、貧弱な思考でしょうか?「合併について各市の対応に”温度差”が大きい」←これは当然としても、「人口の多い両市の職員でまず1年間検討する」←なぜ、人口が多いからという理由で、合併を検討するという結論になるのでしょう?「研究では財源の推計や職員配置について研究する予定」←公金を使って、1年間も研究して、出てくる結果はたったそれだけなの?もちろん、記事に書いていることだけで物事を判断したくありませんが、そもそも、我が地域は何のために市町村合併して、政令市を目指すのでしょうか?その議論が、抜け落ちることがあってはなりません。だいいち、議論の順序が逆ではないでしょうか?合併を云々する以前に、松戸や柏をはじめとする東葛地域が、「将来、どのような地域を目指すのか?」という議論が最初に来るべきです。次に、「目指す地域の姿に近づくためには、どのような地方政府が必要なのか?」という議論になって、いくつかの選択肢が出てきて、その中の一つが、「市町村合併による政令都市化」であれば、それで初めて「合併相手はどこの市か?」という筋書きになるべきです。目指すべき地域像は、もちろん、人によって違うでしょうし、いろんなバリエーションがあって良いと思う。ですが、東葛地域が近い将来、直面するであろう諸問題を直視する時に、「目指す地域」の方向性は、半分以上、決まってしまうと思います。すなわち、「団塊世代をはじめとする、地域人口の急激な高齢化→医療・介護需要の急増→10~15年後の財政ショック」これは、東葛の人口構成上、ほぼ避けられない運命といえましょう。たとえ、若い世代や外国人が流入してきたとしても、団塊世代の数の方が断然多いわけで、その彼らがこれから高齢を迎えるわけですから、財政需要が急増することには変わりありません。なおかつ、今後は東葛だけでなく、日本全体で高齢化が進み、国の財政のやりくりも厳しくなるわけですから、「国家財政が自治体の面倒を見られなくなる→地方自治体が、独自の財源を持ち、スリムで公正で効率的な”地方政府”に脱皮するしかない」という方向性も、もはや動かせないでしょう。これから日本の各地方自治体は、国から財政的に自立し、独自で政策決定する「地方政府」に変質していかざるを得ない。だからこそ、厳しい高齢化という制約のなかで、財源をどのように集め、いかに地域のために有効に使っていくか、その実力がモロに問われてきます。いま東葛の各自治体に、その準備があるのでしょうか?これから東葛は、もし何もしなければ衰退・没落の運命が待っています。今こそ意識的に、戦略的に行動して、今よりずっと「強い地域」を目指さなければなりません。首都圏の一角にある住宅・衛星都市として、ブランド価値を高め、「東京通勤者に選ばれる地域」、「憧れの住宅地」、「投資を呼び込める地域」にならなくては・・・そのためには、我々はどのような「地方都市」を構想していくべきなのか?そういう前向きな方向に向かって、東葛の各市が一緒に歩んでいこう、議論を深めていこうというスタンスがあるのなら、市町村合併論議にも、大きな意味があると思いますけど、その方向性が曖昧なまま、財源の推計とか職員配置みたいな、(地域将来構想に比べれば)全く瑣末で空虚議論しかできないのであれば、公金を使って議論する意味がないばかりか、有害でさえあります。戦略がないまま、市町村合併に向けて、既成事実が積みあがっていくことは恐いです。フェアにみて、いま東葛のなかで、「地域の明るい将来」を描き、実現する力が一番あるのは柏でしょう。その柏が、ともに歩むパートナーとして、どの市と手を組むべきなのか?松戸が、果たして最適なパートナーなのか?その辺も、よく見極めていかなければならないでしょう。
2008年02月19日
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昨年11月、仏ミシュランのレストランガイド・東京版が発売されました。アジアの都市でミシュランガイドが出たのは、これが初めてです。その結果は、尋常ではありませんでした。東京のレストランが獲得した星の数の合計は150!パリの64を倍以上も上回り、ダントツ世界一になったのです。ミシュラン創刊以来、「星つきのレストランだけで、ガイドブックが埋まる」という、前代未聞の事態に。このミシュランガイド東京版、日本ではものすごい売れ行きで、「ハリーポッター並み」だとか。また、本場フランスでも大きな話題になり、新聞各紙では、「世界の美食の中心地は、今やパリではなく、東京だ!」という見出しが躍ったそうです。-----------------------------でもよく考えてみれば、「アジアの食文化のレベルの高さを考えれば、これが妥当な評価だろう」と思います。ミシュランが、これまでガイドを発行してきた都市は、欧州と北米に限られてきました。彼ら西洋人が「オリエント」(東方世界)と呼ぶ、アジア世界に目を向けたのは、今回の東京版が初めてです。とはいえ、このアジア世界というのは、東西南北、いずれの方角を向いても、「食べ物を美味しくいただく知恵」にかけては、そうそうたる実力派の国々が、ひしめいているのです。特に、アジア東側の湿潤地帯は、食材の種類が非常に豊富で、その点、ヨーロッパの比ではありません。特にインドシナ半島の国々では、街の食堂に数百種類のメニューがあるのが珍しくありません。豊富な食材を使って、昔からいろいろと試行錯誤を重ねて、多くの調理法を編み出してきたのなら、食べ物が美味しくなって当たり前。アジアの東端にある日本も、実力派のひとつです。日本の料理・食文化は、食材の「旬」をとことん極め、「四季」にこだわって、視覚の美しさと、味覚との調和を生み出すという点では、世界に比類のない豊かさと洗練度を誇っています。かつ、日本人は、他の多くの国の人間と比べ、味覚の幅が広いというか、世界中のどの料理でも、たいてい抵抗なく受け入れるという美質を持っています。「これは食べちゃいけない」みたいな、食生活の禁忌もほとんどない。その結果、東京など大都市では、移民の割合が多いわけではないのに、日本人が「何でも食べる」おかげで、世界中あらゆる地域の料理が楽しめます。さらに日本人は、社会各層、老若男女を問わず、ほとんどの人が、「美味しい食べ物」に興味を示す国民といえましょう。お食事会の類は非常に盛んだし、食堂ガイドやその手のテレビ番組も、多すぎるほど多い。だからこそ、お金持ちの行く高級料亭だけでなく、一般人の行くラーメン屋や定食屋のレベルも、どんどん上がっていくのです。豊かな食文化の伝統、味覚の幅の広さと、美味に対する強い国民的関心、さらには世界中の一流料理人や食通を呼び込む経済力・・・東京が、パリやニューヨークをしのぐ「世界の美食の中心」になるのは、ある意味当然だと思います。もし、ミシュランが、東京以外のアジアの都市でガイドを出すと、どんな結果になるのか楽しみです。たとえば香港や台北、シンガポールは、きっと高い評価を得ると思うし、上海、ソウル、バンコク、ムンバイ、そしてシドニー等が、いくつ星を得るのかも興味深い。さらに、非常に豊かな食文化を誇るベトナムが将来、経済発展すると、ホーチミンやハノイも、きっと高い得点になるんでしょうね。それに、中近東系の食事も美味しいですから、カイロとかドバイ、テヘランなども、侮れない実力派になりそうですね。
2008年02月18日
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「柏・東葛の百年発展戦略」も、今回が最終回になります。今回は、柏をはじめとする東葛地域が、世界経済のダイナミズムに目を向け、賢い「富の殖やし方」を覚え、同時に「世界のマネー」を街を呼び込むことによって、長期にわたる繁栄を手にするシナリオについて、私の考えを書きます。---------------------------------かつて、「世界の四番打者」だった日本経済から、「快音」が聞かれなくなって、どれだけ長い歳月が経ったことでしょう。「失われた10年」はいつしか「失われた15年」と名を変え、サブプライムを発端とした世界経済バブルの崩壊に、音もなく沈んでいくわが国は、次の成長の足がかりさえつかめないまま、未曾有の超高齢化社会を迎えようとしています。世界一流のテクノロジーとインフラ、1400兆円を超える個人金融資産、年16兆円以上の黒字を稼ぎ出す所得収支、そして、「エリートでない一般労働者」の、世界に比類のない優秀さ・・・といった、素晴らしい資源をうまく活かせず、みすみす経済を低迷させている。この国が民間企業であれば、経営者のクビはとっくの昔に飛んでいたでしょうが、現実には、そんな連中が、未だに国のトップに立っている。サブプライム危機は、日本にとってもチャンスなのに、蓋を開ければ、株価が米国以上に下がってしまった。でも首相は「事態を静観」するだけで、証券優遇税制の撤廃も止められない。経産省次官はデイトレーダーをバカ呼ばわりする。この国の指導者は日本の金融経済を壊したいのでしょうか?また、日本の金融界は、低金利が定着して久しいのに、安い金利の円建てローンを世界の住宅購入者に売り込もうともしないし、バブルで賑わう資源国や新興国のマネーを日本に呼び込むための国際化の努力もしない、この国は鎖国状態でしょうか?一体なぜ、日本国民でかつ日本に住んでいる私が、オーストラリアの住宅ローンを円建てローンに借り換えするのに、海外の銀行に頼らなければならないのでしょう?この国の指導者は、日本の税制や年金、社会システムを、新たな時代に合わせて作り変えることにも、また優秀な移民を呼び込むことにも及び腰。彼らは本気で、日本の「緩慢な衰退」を望んでいるのか、あるいは「新しい時代に合わせて、自分を変革していくことを恐れる、意気地なし」なのか、私には分かりません。こんな「生ぬるい地獄」状態が、いつまで続くわけがない。間もなく、日本の社会各層から、NO!の声が、大合唱として上がってくるでしょう。その先鞭を切るのは、千葉県柏市かもしれません。柏は、変革を恐れない、勇気ある都市です。特に1970年代以降は、重要な局面で、常に「現状を変える選択」をして、大きな成果を挙げてきました。駅前再開発と大型百貨店誘致、二番街のショッピングモール化、市町村合併と中核市への昇格・・・同時に、柏レイソル、東大、ビッグカメラ、市民球団と、望んだものは必ず手に入れる、貪欲な都市でもあります。柏は、イメージに恵まれない常磐線沿線に位置し、千葉県の支援もほとんど受けていませんが、千葉、茨城、埼玉、東京の、一都三県から集客する大商圏を、自らの努力と開拓精神でつくりあげました。変化を恐れない大胆さ、貪欲さ、開拓精神・・・その全てを持つ、柏のような都市こそ、21世紀の日本を背負って立つべきなのです。また、この21世紀は、柏が近隣地域だけでなく、広大な世界経済と結びつくことにより、未だかつてない繁栄とダイナミズムを手にするチャンスに満ち溢れています。とはいえ、具体的にどうすれば良いのでしょうか?---------------------------------株式、不動産、債権、通貨、金、穀物、エネルギー資源、それらを組み合わせた各種金融商品・・・世の中に、投資対象はたいへん多く、世界中に目を向けると、それは星の数ほどあります。その中で、柏が目指すべき投資対象とは一体何でしょうか?その答えは、余りに多すぎて絞り込めませんが、まず取り掛かりとして、身近なところから初めてはどうでしょう?たとえば、柏・姉妹都市ファンド柏市は、米国のトーランス(Torrance)市、中国の承徳(Cheng De)市、豪州のカムデン(Camden)郡という、3つの都市と姉妹都市提携をしています。この3都市と柏が、自分の街の投資対象を開発して商品化し、お互いにオープンして、市民投資家を募って運用し、長期間にわたり収益を上げて、Win-Winの関係を築き上げていこうというのが、「姉妹都市ファンド」の趣旨です。ところで、米・中・豪にあるこの3都市は、投資という観点でみれば、理想に近いポートフォリオかもしれません。トーランス市は、米国第二の都市圏・ロサンゼルスの近郊にある、人口14万の成熟した住宅都市です。商工業も盛んで、いろんな意味で、柏によく似ています。ここの住民は中間所得層と、アジア人が多く、日本人も多く住んでいます。余談ですが、柏とトーランスは、姉妹都市提携30年以上の歴史を持ち、トーランスの使節団も柏に毎年来るのですが、半分くらいはアジアの顔をしています。承徳市は、中国河北省に属し、首都・北京から250kmに位置する古都です。農村部を含めて、人口は340万を数えます。ここには、清代皇帝の離宮として使われた避暑山荘など、世界遺産に登録された歴史的建造物が多く、北京方面から観光客が多くやってきます。カムデン郡は、豪州最大の都市・シドニーの南西、約60kmに位置します。人口は約5万。以前から羊毛業が盛んな土地ですが、近年はシドニー都市圏の近郊住宅地としての開発も始まってきています。上記3都市の特徴をひとことで言うと、、トーランス:「先進超大国の、大都市圏の成熟した近郊住宅&商業都市」承徳:「新興工業国の、観光価値の高い地方都市」カムデン:「先進資源国で、住宅開発がこれから始まる田園都市」上にみるように、それぞれ属する国も違えば、産業や発展段階も違うため、各自が得意とする投資対象も違うわけです。かつ、いずれの都市も人口が伸び、経済も伸びているので、それぞれの長所を組み合わせれば、バラエティ豊かで魅力的な投資商品になる可能性を秘めています。不動産ひとつとっても、キャピタルゲインとインカムゲインのバランスが取れ、かつ為替リスクもヘッジできる金融商品が開発できる余地が大きい。これらを、たとえば「トーランス不動産型」、「三都市バランス型」みたいにパッケージ化して、柏の富裕層に買ってもらい、運用実績をあげていく。三都市だけでは狭すぎるのであれば、投資対象を「ロサンゼルス都市圏」、「シドニー都市圏」、「中国河北省」という範囲に拡大しても良いかもしれない。また、世の中はギブ&テイクが原則ですから、柏が上記3都市の人々に、地元の投資対象を開放して、いかに儲けてもらうかを、考える必要があります。柏全体を見渡せば、魅力的な投資対象がたくさんあるはず。たとえば、柏駅前の賑わいと、商業の発展ぶり。外国人はたいてい驚きます。それもそのはず、人口400万を超えるシドニー都市圏で、柏を上回る商業地はただ一つ、シティ(都心部)しかありませんし、ロサンゼルス都市圏でも、そう多くないでしょう。この繁華な商業エリアを、「柏REIT」として開発することはできないか?あとは不動産。柏市内には、これから本格的な宅地開発が進む、柏の葉キャンパスと柏たなかの両エリアがありますし、隣の流山市には、これから新興住宅&商業地としてブレイクしそうな「流山おおたかの森」エリアがあります。また、柏駅をちょっと離れれば、売値800万くらいで、家賃も月7~8万取れ、実質利回り8~9%以上で運用できる中古マンションがゴロゴロあります。それをたくさん仕込んで、ファンド化しても良い。また、外国(姉妹都市)からの投資資金で、柏駅の「駅ナカ」を開発して、飲食店舗を多数入居させれば、十分、収益が上がると思うし、これが軌道に乗って、数百億単位のお金が集まるようになれば、柏エリアが本当に必要とする社会資本整備、たとえば「柏駅-流山おおたか-柏の葉を結ぶミニ地下鉄(またはモノレール)」とか、「柏駅の東西を結ぶ地下有料自動車道」の開発だって、視野に入ってくるかもしれない。海外の投資資金で社会資本を整備する・・・いまの日本では、あまり現実的に聞こえないかもしれませんが、シドニーでは、外国(日本や香港)民間資本を導入して、税金を使わずに、有料道路などをバンバンつくっているわけです。それと同じことを、柏でやれば良いのです。柏が、首都圏で最初に、上の試みを成功させることができれば、あるいは、東京・横浜に追いつき、追い抜くことだって、不可能ではないと思います。これまで、いつも「大都会」(東京)にバカにされてきた「都会田舎」(柏&東葛)が、外国経済と結びつくことによって、痛快な「一発逆転ホームラン」をかっ飛ばすことだって、できなくはない。特に昨今の、日本経済の停滞と、それ以外の国の発展ぶりをみるにつけ、なおさら、柏が視野を広げて、「首都圏一の外国投資通」になる必要性を痛感します。---------------------------------最後になりますが、21世紀の世界は、「頭の使い方」次第で、いくらでも豊かになれる反面、古い頭のままでいると、すぐに没落する・・・そんな、動きの激しい時代のように思います。ですので、古いタイプの富裕層は没落し、新しいタイプの富裕層が台頭していきます。柏や東葛が、今後、旧勢力として没落するのか、あるいは新勢力として台頭していくのか・・・それは、この地域に暮らす人々、特に富裕層が、いかに「世界に目を向け」、「世界経済の成長を味方につけていくか」に、かかっているのだと思います。昨今はよく、希望のない時代といわれますが、とんでもない。希望が見えないのは、生き方が受け身だから、努力してないから・・・逆に、前向きに努力を続ける人間にとって、今の時代は、チャンスに満ち溢れた黄金の時代です。希望とは、自ら努力して、奪い取るものです。そして柏という都市は、常に、自分の望むものを、努力を通じて奪い取ってきた、輝かしい歴史を誇っています。明るい未来を信じ、自らの手で勝ち取る、それが柏の文化であり、遺伝子なのです。柏が、「東の渋谷」、「千葉の新宿」に甘んじることなく、さらに進化を続け、世界に尊敬される都市に脱皮することができるのか?私は、「やれば必ずできる」と信じています。
2008年02月15日
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最近、仕事が本当に忙しくて、もう夜12時45分というのに、また一本、ヘビーな英文レポート書かなきゃならない。でも、明日こそは必ず、「柏・東葛の百年発展戦略」最終回を、完成させたい・・アイデアは、いろいろと、頭のなかを駆けめぐっています。あとは、文章書く時間を見つけるだけですね。さて我が家の近況ですが、娘の一時保育が、ついに、実現します。近所のミッション系保育園で、来週月曜日から、週1~2回、半日づつ、預かってもらう予定です。うちの奥さんの日本語学校も、そろそろ軌道に乗りそうです。週2回の公文式プラス、週1回のボランティア日本語会話、というサイクルが確立してきました。次の目標として、日本語検定3級あたりを、目指したいところです。もうすぐ、「ひなまつり」ですね。我が家にも、ささやかな「ひな壇」が、飾られました。娘は、もう、この歌が歌えます。「♪あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花・・・今日はたのしい ひなまつり♪」そしてこの歌も、完璧です。「♪あかりをつけましょ あかレンジャー お花をあげましょ ももレンジャー 五人そろって ゴレンジャー 今日は楽しい パワーレンジャー♪」
2008年02月14日
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前回の日記で行った問題提起、「沿線イメージが悪くて地価が安い東葛地域に、なぜ、所得水準の高い小金持ちが集積したのか?」・・・首都圏でも他に類例をみないこの「怪現象」の解明なしには、東葛の次の発展戦略を描くことはできないでしょう。私見ですが、当地域において比較的良質な住宅地開発と商業地開発が、これまで一定の成功をみてきたことが、大きく影響していると思います。1)良質な住宅地開発東葛地域、特に柏や我孫子の一帯は、昔から、「三井・東急の草刈り場」と呼ばれ、大手デベロッパーによる、大規模一戸建て分譲住宅地の開発が進められてきました。これらの住宅地では、一戸あたり敷地面積50~60坪を確保した上で、安全・快適に配慮した、統一感のある街並みをつくってきました。その他、常磐線からのバス便エリアや、東武野田線の徒歩圏エリアに、敷地面積を広くとった、落ち着いた感じの一戸建て住宅が大量に供給されたのも、結果的には幸いしました。地価が安い分、広い敷地面積が確保でき、ガーデニング可能、カーポート2台設置可能といった、郊外のライフスタイルに見合った住宅が多く開発され、これが、都心の大企業に勤める部課長クラスを含む、中間層ファミリーのベッドタウンとして選ばれてきた要因だと思います。ですので東葛には、東京西郊にみられる「高級住宅地」とまでは行かないにせよ、それなりにクオリティの高い「良質住宅地」は豊富に存在します。白山(我孫子市)、柏の葉、新柏(柏市)、江戸川台、松ヶ丘(流山市)、常盤平、六高台(松戸市)などが、その好例といえましょう。2)商業地開発-柏の成功さらに東葛においては、商業集積地、さらには「ミニ都会」として、柏の駅前がテイクオフできたことも、他地域(特に東京)への購買力の流出を防ぎ、当地域住宅地の利便性をアピールする上で、大きな役割を果たしてきました。柏駅前は、1973年に大胆な発想で再開発を行い、それが成功して、高島屋、丸井、そごうなど、大手百貨店が林立する、地域随一の商業集積を生み出しました。東京郊外の多くの街では、百貨店が大量進出すると、地元の商店街が衰退するケースが多いのですが、柏は違いました。二番街、駅前通りなどの地場商店街が、常に先を読み、自己改革に努めてきたおかげで、今でも賑わっています。さらに近年では、これまで閑静な住宅地だった裏路地的なエリアに、古着屋、カフェ、ライブハウスなど、新しい発想の個人商店が次々と出現し、「裏原宿」ならぬ「裏柏」と呼ばれるまでに発展しました。大手百貨店、元気な地元商店街、裏柏・・・これだけのネタが揃ったことにより、柏駅前は小さいながらも、東葛で唯一の「遊べる街」、「ミニ都会」になりました。司馬遼太郎さんの言葉を借りると、「都会」とは、「娘さんが新しい服を買った時に、歩いてみたいと思うような、ハレの要素を持つ都市空間」だそうですが、柏駅前は、東口の半径300メートルだけですが、「都会」の要素を持つに至り、これが、若者やファミリーを呼び寄せる巨大な集客装置として、今日でも機能しています。東京近郊で、ミニ都会と呼べるエリアは結構多いですが、これは東京の西側と南側に集中しており、柏を含む東側では非常に少ない。千葉市(中央区)は、大きな都市ではあっても、雰囲気的に都会とは言い難いし、船橋や錦糸町、松戸も微妙。幕張ベイタウンや新浦安は、東葛以上に成功した高級住宅地ではあっても「都会」ではないし、強いていえば、津田沼くらいか・・・東京東郊において、ミニ都会が、これだけの希少価値である以上、東葛において「柏駅へのアクセス」は、絶大な意味を持つのです。「東京には多少遠くて不便でも、柏にすぐ行ける」ことが、東葛地域(特に柏、我孫子、流山の高所得3市)が住宅地として、中間層ファミリーに選ばれてきた理由だと思います。--------------------ところが近年、経済状況の激変により、東葛がかつての所得水準を維持できず、貧困エリアに転落するリスクが、年々増大しています。そのひとつが、「格差社会」と、「中間層人口の減少」です。昨今は世界的にみて、先進国と途上国の差が縮まり、かつ先進国、途上国双方に共通する現象として、国内の経済格差が広がっています。日本においては、他の先進国と同様、中間層人口の減少と、上と下への二極分化(もちろん、下の方が大きい)というベクトルが、強く働いています。その意味するところは、これまで東葛地域の経済力を支えていた、中間層の人口流入が痩せ細ることです。かつ、格差社会における高所得層は、都心部や、西の郊外に集中する傾向が強いので、今後、東葛を含む、東京東郊は、このまま何もしなければ、地域に大量の低所得層が流入し、財政も住環境も劣化してしまうリスクが大いにあるのです。(実際問題として、西郊と比べて、東郊は本当に無為無策な自治体が多いから、恐い)。もっとも、「昔とった杵柄」で、東葛にはこれまで蓄積した購買力がありますから、一気に貧困地域に転落することも考えにくい。たとえば、つくばエクスプレスが新たに開通した地域をみても、新興商業地や良質住宅地としてテイクオフしそうなのは、埼玉県東部でも茨城県南部でもなく、東葛にある「流山おおたかの森」と「柏の葉」です。地域の購買力が高いから、ショッピングセンターも真っ先にできたし、高級仕様のマンションもそこそこ売れているのです。とはいえ、油断は禁物です。地域イメージに恵まれず、地価の安い東葛は、所得水準の高さだけが命綱です。所得が低下したら最後、東京圏の底辺にうごめくことになり、一生、這い上がれなくなります。そのためにも、住民の平均所得の推移を定期的にモニターし、その低下を防ぐべく、全力を尽くすことが、地域経営に不可欠な視点となります。私の提唱するのは、「ウェストペッグ制」の採用ペッグ(Peg)とは、外国為替の世界でよく使われる言葉で、自国の通貨を、特定の外国通貨に対して、ほぼ一定の為替レートになるように調整することです。たとえば香港ドルは、米ドルに対してペッグしていますので、この両通貨の為替レートは、「1米ドル=約7.8香港ドル」で、ほぼ一定です。それと同じ理屈で、東葛各市の所得水準を、ほぼ同等の所得を持つ東京西郊の自治体のそれに「ペッグ」させる発想が「ウェストペッグ」(「ウェスト」=「西」)です。東葛地域の所得水準を、西郊のそれに対して、今後大きく下回ることがないよう、注意深くモニターするのが、その目的です。たとえば、柏市、我孫子市、流山市の場合は、東京都下の国分寺市や町田市などが、比較の対象となるでしょう。なぜ「西郊」と比較するかというと、先ほどお話しした通り、東京の東郊が全体として地盤沈下して、貧困エリアに転落するリスクが高いからです。一方、西郊の場合、そのリスクは高くない。特に国分寺や町田は、多摩地域でも高所得の部類に入り、新宿渋谷、横浜へのアクセスに恵まれ、沿線イメージも概して良く、何といっても「東京都」ですから、今後、大崩れすることも考えにくい。言葉を変えれば、ウェストペッグの心は、東葛が、他の東京東郊と一緒に沈むのは御免だ!という、強い意思表示なのです。これは是非ともプレスリリースすべきでしょう。そうすれば少なくとも、「柏・流山・我孫子の所得水準が、多摩地域上位の各市とほぼ同じ」ことが広く知られることになり、大きな驚きをもたらすでしょう。うまくすれば、シティバンクや紀伊国屋スーパーが、柏か流山に進出してくれるかもしれない。また、ウェストペッグを、効果あらしめるためには、東葛「住宅地政策」と「商業地政策」の両輪が必要となります。住宅地政策-土地の面積制限東京圏住民の所得環境が、なかなか好転しない状況のなか、郊外良質住宅地の供給は、以前にもまして難しくなっています。いくら土地の広い良質な一戸建てを供給したくても、買い手がつかなければ商売にならないのです。十分なお金を払えなければ、安かろう悪かろうの住宅開発しかできない。特に交通アクセスの劣る東京東郊では、黙っていればミニ開発、スプロール化が横行し、低所得層の大量流入は避けられません。そのなかで、東葛が、今後とも良質住宅地であり続けるためには、一戸建ての敷地面積制限が不可欠と思います。たとえば、流山市が条例でやっているように、新築一戸建ては120平米以上でないと分譲できないというルールでしばりをかける。理想をいえば、120平米でも、不十分だと思います。地価の安い東葛では、150平米(45坪)くらいを目指して良い。市域全体で施行するのが難しければ、流山おおたか、セントラルパーク、柏の葉のような新市街地での限定ルールでも良い。とにかく、一日も早く施行して、世の中に対し、柏や流山おおたかの駅徒歩圏に、新築一戸建てを買うのであれば、少なくとも5000万円以上、払える人に、来てもらいたい(土地代45坪×70万/坪=3150万、上物代2000万、 計5150万)という、明確な意思表示をすべきなのです。とにかく、中心駅の徒歩圏で5000万、バス便エリアでも3500万を払える新住民を大量に作ることを、当面の政策目標とするべきで、これが東葛の所得水準を死守するために不可欠なのです。商業地政策-「ミニ都会」をアピール柏駅前が「ミニ都会」となったことは、すでに話しました。柏の周辺では、ここ2~3年だけで、流山おおたかの森SC、柏の葉ららぽーと、南柏駅前の再開発商業ビル、南柏イオンタウンなど、大規模商業施設の出店が目白押し。そのなかで、柏駅前の集客力が依然、衰えていないのは、驚くべきことです。その理由は、ここがすでに単なる「商業施設集積地」ではなく、「ミニ都会」という、カテゴリーの違う存在になったからでしょう。近隣に、ミニ都会の一つでもあることは、地域全体の魅力を強くアピールし、「住民に選ばれるエリア」になる上で、巨大な貢献をします。吉祥寺や立川の存在が、多摩地域のイメージ向上に大きく寄与しているのと同様に、商業地・柏の発展は、住宅地としての東葛全体の発展に直結する。ですので今後も、柏駅前への選択・集中を続けるべきなのです。柏の魅力をアピールするには、数多くの方法がありますが、「柏にFM放送局をつくること」も、その一案でしょう。柏は音楽が盛んな街で、アーティストを多く輩出しています。「Bay FM」のある千葉県湾岸エリアよりも、音楽都市としての成熟度は高い。そんな柏にFM局があれば、地場のミュージシャンが首都圏ワイド、さらに全国区に巣立っていくという意味でも、また有名芸人を柏に呼んで中継する意味でも、柏の知名度やイメージアップに貢献すること間違いなし。さらには、東葛エリアのなかで、柏に続く第二の都会を、長期スパンで育成していくスタンスも必要でしょう。その本命は、「流山おおたかの森」だと思います。この街は、常磐沿線とは一味違った都市文化が花開く、つくばエクスプレス沿線の中心地として大きく発展する可能性があります。おおたかの森SCを核として、その周りに個性的なショップ、レストランが並び、小奇麗で街歩きの楽しい、東急テイストの自由が丘や青葉台的な街に仕上げることができれば、柏と全く違うタイプの都会として、東葛エリアの魅力をさらにアピールすることにつながるでしょう。次回は、「世界経済のなかの東葛発展戦略」についてお話しして、シリーズを締めくくります。
2008年02月11日
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この文章は、柏の市長や議員、経済人など、影響力のあるキーパーソンに向けて、プレゼンテーションするための「たたき台」として書いています。-------------------------柏市を含む、千葉県北西部「東葛地域」の6自治体による、政令指定都市実現に向けての具体的な合併論議が、ついに動き出しました。メンバーは今のところ、柏市、松戸市、流山市、我孫子市、野田市、鎌ヶ谷市。合併が実現すれば、人口、面積とも、福岡市に匹敵する、全国で10本の指に入る巨大自治体が誕生することになります。大規模市町村合併という、方向性に関しては、私は賛成ですし、またこれは、「地域高齢化による財政問題」という客観情勢をみれば、避けられない流れとも思います。当地域は、東京のベッドタウン化に伴い、1970年代前後に大量に流入してきた団塊世代の人口比が高く、今後、高齢化が急速に進み、財政が一気に苦しくなると予想されているからです。まず、直近の数年に関していえば、団塊世代が60歳の定年を迎え、市民税収の激減が予想されます。東葛地域では、東京都心勤めのサラリーマンが多く、団塊世代の平均年収も比較的高かったので、彼らが定年を迎え、市民税を払わなくなることによる財政上のインパクトは大きい。一方、現在35歳前後の「団塊ジュニア」が、比較的多いのも当地域の特徴ですが、団塊ジュニアの人口は団塊世代より少なく、平均年収も高くないため、団塊世代の抜けた穴をカバーすることは難しい。商都とよばれる柏市でさえ、基本的性格は住宅都市であり、住民税に大きく依存しているため、直近の財政悪化は避けられません。さらに、10~15年後になると、団塊世代が70~75歳になり、彼らの医療、介護需要が激増することが予想されます。東葛地域の現状の医療施設や体制で、果たして対応できるのか?絶対に無理です。かつて経験したことのない、医療施設や人員の大幅増強が必要となり、民間活力に頼る部分を増やすとしても、公費で面倒みなくてはならない部分については、直接、自治体財政に降りかかってきます。人口要因による、税収減と、支出増。「東葛財政ショック」が、ほぼ間違いなく到来するのです。そうなった時、柏市、松戸市、流山市などに分かれた、細切れの自治体で対応できるのでしょうか?それが100%無理とは言いませんが、行政と政治の、大幅なスリム化は不可欠。今よりずっと効率的で公正で透明度の高い、小さな政府が必要となります。東葛各市の合併による政令指定都市化も、大局的にいえば、そんな政府を実現する一つの手段といえます。-------------------------とはいえ、高齢化が進むここ15年と、さらに遠い将来を展望する時、東葛の「地域経済戦略」という視点を欠いたまま、拙速に合併して良いのでしょうか?私は、2月5日に行われた政令指定都市シンポジウムの資料を入手しましたが、百万都市を新たに誕生させるという、極めて重要なトピックを議論していながら、地域経済戦略の視点が全く欠落していることに、危機感さえ覚えました。たとえば、シンポの討議資料には、東葛地域の統一イメージとして、「緑豊かな健康文化都市」を発信しようとありました。「そんな呑気なこと、言ってる場合じゃないだろう」・・・。東葛の政令指定都市化を討議するのなら、その前提として、当地域の置かれた客観的状況、特に経済をめぐる諸問題について、等身大の認識が必要と思いますが、仮にそれが正しく理解できていたならば、「緑豊かな健康文化都市」みたいな、日本中のどの市町村も言いそうなお題目にならないはずです。東葛が、市町村合併によって、どんな地域を目指すのか?百年先くらいを見通した、遠大なビジョンが必要だと思います。が、その前に、現状の東葛はどのような地域なのかを、考えてみましょう。東葛は、言うまでもなく、東京大都市圏の一部です。それ自体が自己完結した都市圏ではなく、通勤電車を媒介として、東京に雇用を大きく依存した、衛星都市・住宅都市群です。この基本性格は、今も50年後も、100年後も、おそらく変わらないでしょう。東葛の将来像を語る上で、議論の出発点はここにあります。東京から遠く離れた地方都市の場合、雇用を自前で創出しなくては食べていけないため、企業誘致や地場産業育成が最重要課題となりますが、東葛の場合、地域雇用の多くを東京に「アウトソース」できるため、必ずしも同じアプローチを取る必要はない。むしろ東葛が、東京圏のなかで、通勤者が魅力を覚える住宅地域や商業地域になることと、その魅力を東京圏全体に発信して、若くて担税力のある住民を呼び込むこと・・・こちらの方が、より現実的かつ喫緊の課題だと私は考えます。で、東京圏全体からみた東葛とは、一体どんな地域なのでしょうか?非常に興味深い現実が、浮かび上がります。1)沿線イメージは最低レベル2)地価は東京圏で最安水準3)それなのに平均所得は高い東葛地域を貫く、常磐線の沿線イメージが芳しくないことは、いまさら説明するまでもないでしょう。「首都圏で住みたい街ランキング」でも、松戸や柏などといった街が登場することは、残念ながら皆無に近い。もっとも、最近は清新なイメージの「つくばエクスプレス」が登場したので、やや状況が変わってきましたが、それでも、東京の西郊、南郊は言うに及ばず、さいたま市や同県内の総武沿線に比べても、当地域のイメージが良いとは言えません。そのため、東葛の地価は東京通勤圏で、東武伊勢崎線や北総線などと並んで、最安水準にあります。ですが面白いことに、イメージが悪くて地価が安い東葛地域は、実は東京郊外でもトップクラスの「小金持ち集積地域」なのです。東葛地域の平均所得を見ると、流山市、柏市、我孫子市が最も高く、僅差で松戸市が追い、鎌ヶ谷市や野田市が続くのですが、全ての市が、千葉県平均を上回り、その平均値は、東武伊勢崎線や北総線沿線より高いだけでなく、さいたま市や総武線沿線をも上回り、イメージの良い東京西郊の多摩地域に匹敵します。特に柏市など上位3市の所得水準は、多摩でも上位にある国分寺市や小金井市と同レベルなのです。もちろん、浦安市、武蔵野市、鎌倉市のような、「お金持ち都市」の所得には及びませんが、これらの都市は人口が少ない。それに対して、東葛の場合、人口が半端じゃない。柏、流山、我孫子、松戸という、中間層からアッパーミドル層と呼んで差し支えない所得水準を実現している4市の人口の合計は110万を超えます。ということは、「100万人の小金持ち」が、「東京圏でも、地価の一番安い地域に住んでいる」のが、東葛地域なのです。地価が安いことによる、ローン返済の負担の軽さや、または広い敷地の住宅に住めること、また東京に近い割には緑や水に恵まれ、自然災害も少ないことを考えると、東葛地域は、「東京近郊で、最も生活水準が高い」可能性さえあります。もっとも、生活水準とは単に広い家に安く住めることだけでなく、都心へのアクセスとか、素敵な都市景観とか、教育のレベルの高さとか、そういうことも影響します。こうした面で、東葛の現状は決して満足できるものでなく、このことが、沿線イメージを悪くしている一つの原因でもありますが・・・。とはいえ、地価が安くて、住民の懐具合が豊かという東葛の地域特性は、巨大な可能性を秘めています。世界中を見渡しても、物価が安い割に、豊かな国は、将来を有望視されるものですが、東京圏における東葛は、まさにそれにあたります。ただし、うまく活かせば、の話です。今後、2回にわけて、東葛の発展可能性をうまく引き出し、15年後の「東葛財政ショック」を乗り切り、さらに今後の100年を、「繁栄の100年」にするための秘策を、政令指定都市化はもちろん、世界経済のダイナミズムとも関連させて書いていこうと思います。乞うご期待。
2008年02月10日
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私たち夫婦は、豪州シドニーに数軒、自分名義の不動産を持っています。これらは、私たちがシドニーに住んでいた頃、共稼ぎして、銀行でローンを組んで買ったものです。これまで一生懸命、ローンを返済してきましたが、「下手したら東京より高い」といわれるシドニーの住宅のこと、まだまだ、かなり多額の借金が残っています。それが、豪州の急激な金利上昇により、にわかに「金食い虫」になってきています。私たちがシドニーで家を買った頃、ローンの金利は6%台前半だったのに、それが今では、8%台後半にまで上がってきています。当然、月々の返済額も、うなぎ上り。ですので、シドニーの家はすべて賃貸に出しています。その実績は絶好調で、5年以上、未だ一ヶ月以上の空室になったことがありません。ですがそれでも、金利が高くなりすぎて、賃料だけではモトが取れなくなっているのが現状です。そのうち、最も借金の多い1軒に関しては、「もう、バカバカしいから、売っちゃおうか?」と思い、本気に売却を検討したのですが、すんでのところで、思いとどまりました。今後の、資産価値を考えると前途有望なので、いま売ってしまうのも勿体無いと思ったからです。とはいえ、豪州で家を持っているだけで、毎月ン万円が、黙っていても飛んでいくのは正直痛い。そこで、いま検討しているのが、豪ドル建てのローンを、日本円建ての低金利ローンで借り替えることです。もしそれが実現できれば、為替変動のリスクはあるにせよ、年2~3%という(ブローカー手数料を入れても年3~4%)、豪州に比べたら超低金利のローンが組めるわけで、財務体質は一気に改善します。ざっくり試算したところ、現状の「毎月、ン万円が出て行く」状態が解消され、「毎月、ン万円が入ってくる」ことも不可能ではない!善は急げと、ネットで調べてみたところ、豪州や米国のいくつかの金融機関が、日本円の所得のある個人に対して、海外不動産に関して円建ての住宅ローンを提供していました。また、個人と金融機関を結びつけるブローカーのページも、いくつか見つかりました(例)。ただ、海外の不動産を新規に購入する時に、円建てローンが組めることは確認できたんですが、すでに自分名義になっていて、豪ドルのローンが残っているものを、円建てローンに借り換えできるかどうかは、まだ確認できていません。豪州の税金などが絡む話になるので、たぶん面倒なことになると思いますが・・・でも、頑張って調べてみます。もし、それが無理ならば、日本に居ながら、シドニーの家を一軒売っちゃって、ローンを完済した後、もう一軒、シドニー(又は豪州の他都市)に買って、それに対して、日本円ローンを設定するという、「ウルトラC」をやってもいいかもしれない。欧州の、スイスやオーストリアなどでは、現地の人が現地の不動産を買うのに、ユーロやスイスフラン建てより低い金利で、日本円建ての住宅ローンを設定するのが、当たり前に行われているんだそうです。昨年までは、「円キャリートレード」による円安傾向が続いたため、日本円ローンを組んだスイス人は、「為替差益」と「金利差」で儲け、二重においしい思いをしたそうです。ですが、今年は為替相場が不安定で、円のレートもずいぶん戻してきたから、為替で損したスイス人も多かったんだろうなと思います。いずれにせよ、豪州では不動産だけでモトが取れて、日本でも不動産だけでモトが取れて、どちらの通貨でも安定した収益を上げられるように・・・一日も早くそうなりたいです。明日は、鎌倉の銭洗弁天に参拝してきます。「早くお金が殖えないかなあ・・・」。l
2008年02月09日
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明日から三連休です♪関東地方では、この冬は結構寒くて、この連休も、雪が降るようです。今度降ると、もう4回目だよなあ。雪国では考えられないことでしょうけど、東京近辺では、一冬に4回も雪が降れば、多いほうです。雪が降るのであれば、家族で鎌倉へ行こうと思っています。雪の日は、古都がいい。神社仏閣の静かなたたずまいがいい。そして関東で古都といえば、鎌倉と、昔から決まっているのです。鎌倉では、見所が多すぎて困ってしまうくらいですが、やっぱり大仏は、押さえておきたい。娘ソフィアは、大仏が結構好きみたいで、街角でお地蔵さんを見ると、「赤ちゃんの大仏!」と言って、喜びます。あと、銭洗弁天にも、行かなくては・・・ここは、一見普通の神社なのですが、境内の井戸水でお金(普通は10円玉)を洗えば、お金持ちになれるという伝説があり、鎌倉幕府わの昔から、多くの参拝客を集めています。今でも、鎌倉の人気スポットの一つで、人通りが絶えません。私のインド人の同僚も、こないだ鎌倉の銭洗弁天に言って、お金を洗ってきたと、喜んでいました。ただ彼曰く、お金持ちになるためには、鎌倉でお金を洗うだけではなく、「インドの株式市場に投資すべきだ。そうすれば、1年で倍になる!」と、豪語していました。サブプライム問題が出てくる前の話でしたけどね。私の場合、どうしようかなあ。せっかく、銭洗弁天に行くのであれば、10円玉を洗うだけじゃなくて、不動産登記簿のコピーを持って行って、「値上がりしますように」と、お願いしようかな。余談ですが、「銭を洗う」を中国語風にいえば、「洗銭」。これは、「マネーロンダリング」の意味になってしまいます。
2008年02月08日
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今日から、札幌の投資不動産の勉強を、ぼちぼち始めました。まず、札幌の地理、交通機関から始まって、商業地や教育施設の分布、世代別・地域別の人口動態、賃貸市場の動向などについて、ネットを使って学習しました。これまで私は、札幌に住んだことがなく、土地勘もありませんが、やる気になれば、それなりに、学習できるものだと思いました。札幌の投資用不動産を概観してみて、特に人口規模が同程度の福岡と比較して思ったことは、札幌では、ファミリータイプのマンションの魅力が大きいということです。もう少し詳しくお話ししましょう。投資用不動産の売買価格や賃貸相場をざっと調べたのですが、ワンルームなど、単身者用の物件に関しては、札幌は福岡と比べて、だいたいの感覚で1割程度安いようです。ところが、2LDKなどのファミリータイプになると、札幌の都心近くの物件は、福岡の同等の物件と比べて、売買価格が2~3割も安いようです。その割に、賃料水準の差は、札幌の方が安いとはいえ、2~3割の差まではありません。せいぜい1~2割、といったところ。となると、札幌での不動産投資は、賃貸収益だけを考えれば、ワンルームよりもファミリータイプの方が、割が良い、ということになりそうです。札幌でファミリータイプを買うメリットは、他にもあります。人口動態を見る限り、札幌は福岡よりも早く人口減少社会に入り、高齢者の人口比も、福岡より高くなることが予想されています。特殊合計出生率も、札幌は福岡より低く、少子化が比較的激しい社会といえます。そういう社会で、基本的に単身者の若者しか住めないワンルームマンションが、今後どれだけ商売になるのでしょうか?逆にファミリータイプであれば、今後急増する高齢者夫婦も、無理なく住める間取りなわけです。特に公共施設、商業施設、ロードヒーティングなどが整備された都心近くの立地であれば、なおさら、高齢者の需要は高くなるでしょう。また、高齢者でなくとも、ファミリータイプなら子育て中の若夫婦などの実需が期待できますし、また、いったん借り手がつけば、単身者と比べて、比較的長く住んでくれる傾向があります(入居者の見つけやすい、便利な立地であればの話ですけどね)。さらに言うと、札幌という寒冷地のライフスタイルも、よく考えなければなりません。私自身、中国北部の大連で、二度ほど「越冬」したのでよく分かるのですが、一年の半分近くを、雪や氷に閉ざされるような土地では、外に出られない期間が長い。その分、室内での生活を、充実させたいと思うのが自然な人情です。だから大連では、住宅の面積も、中国の南方都市よりは概して広めで、特にリビングのスペースを、ゆったりとる傾向がありました。大連と同じくらい寒くなる札幌でも、マンションの間取りをみる限り、福岡や東京などの温暖な都市よりは、ゆったりした間取りが多いように見えます。札幌は土地に恵まれていることもあるのでしょうね。だから、「寒い札幌でワンルーム暮らし」は、あくまで私の主観ですが、ちょっと悲しい気がするのです。むしろ、ちょっとしたファミリーが住めるような、広いマンションの方に、より魅力を覚えます。それこそ北国らしいし、札幌らしいとも思うのです。札幌では、そんなファミリータイプの物件が、築15年で、都心近くの立地で、400万円台とかで出回っているそうですから、これはもしかすると、今年中に、買ってしまえるかもしれないな。私のモットーは有言実行!今年の6月あたり、梅雨のない最高の季節に、休みとって、家族を連れて、札幌に不動産見にいきたいと思いました。
2008年02月05日
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昨日は節分でした。我が家ではもちろん、「鬼は外~!福は内~!」の、豆まきをやりました。2歳5ヶ月になった、我が娘ソフィアにとって、節分の豆まきは、生まれて初めての体験。鬼に豆を投げつけるという設定自体が、新鮮でたまらないらしく、1~2週間も前から、「パパ、豆まきいつやるの?」、「豆まきのお祭りに連れていって!」と、毎日のようにせがまれていました。折りしも、うちの近所の門前仲町・富岡八幡宮で、節分の豆まき祭りをやるという話を聞き、ひそかにチェックしていました。娘には、「ソフィアちゃん、鬼は、門前仲町にいるんだよ」「門前仲町から、鬼が出てきたら 鬼は外~と言って、豆をまくんだよ。いいね。」などと、説明していました。運悪く、節分の日、東京では2年ぶりの大雪が降りました。とても2歳の子供を連れて道を歩ける状態ではなかったので、門前仲町には行かず、我が家で、豆まきをやりました。もちろん、私が鬼になったのは言うまでもありません。------------------------節分の前日、柏の実家に住む「おじいちゃん」と「おばあちゃん」が、我が家に泊まりにきました(これは、ソフィアからみた呼称。私にとっては、父と母です)。「おばあちゃん」は、せっかくの節分だから、太巻きをつくって、食べようと提案しました。最近流行りの、恵方巻き(えほうまき)というやつで、太巻きを、縁起のよい方角(今年は南南東)に並べて、丸かぶり(丸かじり)する、という風習です。ところで、恵方巻きの風習は、私たち関東人にとって、馴染みのないものです。私自身、生まれてこのかた、節分で太巻きをつくって食べるなんて、聞いたことがない。節分は、「鬼は外!」と言って豆まいて、それで終わり。これが関東流・・・。それが、ここ2~3年は、東京近辺のコンビニでも百貨店でも、1月末頃から、「恵方巻き」のキャンペーンを大々的にやり続けてきた関係で、いまや東京でも、恵方巻きを知らない人は少なくなりました。ところで、関東で育った私も、また父も母も、恵方巻きが日本のどこの地方の風習なのか、誰も知りませんでした。母は、「たぶん、関東じゃないよね。だったら、関西でしょう。大阪の方でしょう。」「大阪の人は、ヘンなこと思いつくもんだわね」と、言っていました。関東の人間は、無意識のうちに、「日本で、関東の文化でないもの=関西の文化」、「関西の文化=大阪の文化」という思考パターンをとることが多い。よく考えてみれば、これは関西じゃなくて、名古屋の文化かもしれないし、九州の文化かもしれないけど、やっぱり、関西文化の存在感が大きいのです。そして、関西のなかでも、京都や神戸よりも、大阪のインパクトが強いので、自然と大阪をイメージしてしまうのです。で、Wikipediaで調べてみたら、案の定、恵方巻きは大阪・船場で始まった風習だそうです。今回はビンゴでしたね。東京では、「太巻きの丸かぶり」を実践する人が急増しています。バレンタインデーやハロウィーンと同様、商業主義的ではありますが、恵方巻きは関東の新しい文化として、着実に根付いてきているようです。
2008年02月04日
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昨日の東京は、2年ぶりの大雪(?)になりました。我が家では庭に繰り出して、みんなで雪だるまをつくりました。丁度、節分の日だったので、うちの娘は「鬼の雪だるまをつくる!」といって、雪だるまの頭に、二本の角までつけました。異様に生ぬるかった昨年と違って、今年の冬は、普通の寒い冬です。東京で雪が降るのも、これで今冬2回目、春になるまで、あと1~2回は、降ることでしょう。東京を含む関東地方は、日本のなかでも、冬の寒さが比較的、厳しくない地方です。雪かき、雪おろしといった、北国の厳しさは、ここにはありません。せいぜい、霜が下りて、寒い北風が吹いて、車のフロントガラスが凍る、たまに雪がふる・・・といった程度です。関東のなかでも、詳しくみていくと、南関東と北関東では、冬の明け方の気温が5度くらい違います。一都六県の、県庁所在地の気温を比べて、寒い順に並べてみると、次のようになります。宇都宮>水戸>前橋>さいたま>千葉・横浜>東京関東の主要都市で一番寒いといわれる宇都宮は、栃木県の県庁所在地。名物の餃子料理で有名な街です。ここは内陸部にあり、標高も100メートルを超えるので、冬の寒さは厳しいです。11月頃、所用で宇都宮に行ったことがありますが、東京に比べると、断然寒かったです。その宇都宮と同じくらい寒いのが、水戸(茨城県の県庁所在地)です。茨城県といって、ピンと来る人は多くないと思いますが、「黄門様の水戸」、「納豆の水戸」といえば、全国で知らない人はいないでしょう。ここの冬も、やたらと寒い。水戸は、私の育った街と同じ、常磐線沿線にあり、身近な街です。子供の頃から、水戸には難度も行っていますが、水戸の冬の明け方は、東京にはない、底冷えがします。大地から、寒気がずしんと、身体に伝わってきて、骨まで響くような寒さが、ここにはあります。不思議なのは、水戸は海岸近くにあって、穏やかな気候のはずなのに、冬はなぜか寒い。冬場の朝は、東京より5~6度寒いので、氷点下が当たり前。その水戸からさらに北へ行った、福島県の太平洋岸と比べても、実は水戸の方が寒かったりするし、はるか内陸の前橋と比べても、水戸の気温の方がたいてい低いのです。その理由は分かりません。そこから、南に下った、東京や横浜、千葉は、関東のなかでは比較的暖かい地域です。この3都市を比べてみると、東京が一番暖かかったりする。これはたぶん、ヒートアイランド現象なのでしょうね。
2008年02月04日
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昨日の日記で、「好きな街に投資物件買って、毎年免税旅行に行こう」と書いた途端、札幌の不動産が、むしょうに欲しくなりました。毎年、「免税旅行」ができるとしたら・・・札幌は、福岡と並んで、日本で行きたい街の代表格です。うちの奥さんは、札幌大好き。美味しい食べ物、雄大な景色、そして女性の目でみて、「ステキね♪」と思える街並みが多いのが魅力なんだそうです。先日、福岡で一軒、キャッシュで仕入れてきたばかり。手持ち資金が全然ないのにもかかわらず、札幌の投資用物件情報を一生懸命チェックしてました。「我ながら、懲りない男だよなあ」と、独り言をつぶやきつつ・・・。で、札幌の物件サイトを眺めてみた感想をいくつか、1)福岡に比べて、物件の売買価格が、少しだけ安いと思った。2)福岡に比べて、管理費や修繕積立金が、やや高めだと思った。3)物件の写真を見ると、たいてい、雪が積もっている。さすが北国だ。次に、札幌の道路地図、地下鉄地図を見ながら、物件の所在地をチェックしてみる。さすがに、分かりやすい。札幌って、街路が碁盤の目ですもんね。しかも、ニューヨークと同じで、「北19条」とか「西14条」みたいに、道路がナンバリングされてますもんね。地下鉄も3路線しかなくて、駅もそんなに多くないから、覚えやすい。でも、いくら街の概念が分かりやすくとも、札幌には土地勘がないのが痛い。たとえば、「地下鉄北18条駅から徒歩3分」といわれても、それがどんな土地で、投資物件としてどのような価値があるのか、想像もできません。逆に福岡には、ある程度、土地勘があります。あの街は札幌ほど、街路が分かりやすいわけではないけれど、でも、福岡に住んだことがあるので、住所をチェックしただけで、たいてい雰囲気まで分かってしまう。商業施設やオフィス街、大学などの場所も頭に入っているので、人の流れまで、だいたい想像できる。この「土地勘」が、福岡で物件を選ぶ時に、大きな力を発揮したのは、言うまでもありません。そのレベルまで、土地勘をつけるためには、やっぱり札幌に住まなくちゃいけないのかな・・・でも東京に仕事がある以上、そう簡単に、札幌に移住するわけにもいかない。ですので、東京に居ながら、札幌の地理や経済、ライフスタイルや賃貸事情をもっと勉強しなくちゃならない、その必要性を痛感しています。
2008年02月01日
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