MoMo太郎日記

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2023年07月18日
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カテゴリ: 下町




いえ、ここは春日野部屋。土地価格高騰のため税金対策として、1階は稽古場、2階は大部屋、3階は11代春日野の自宅、4階以上は分譲マンションになっているそうです。

春日野部屋は、大正時代に「はず押し」一本の押し相撲に徹して、幕内取組数201のうち167勝を誇る大横綱・栃木山が起こした部屋で、横綱・栃錦、さらには、横綱・栃ノ海や大関・栃光、関脇・栃東、関脇・栃赤城、関脇・栃乃和歌など、有力な力士が出ている名門ですが、やっぱりみんな「栃(とち)」がつくだけに土地には悩まされていたんですね。

隅田川近くにやってくる駐車場のフェンスには三枚の高札が掲げられていました。

まず「石尊垢離場跡」。石尊とは、神奈川県伊勢原市にある大山のことです。そこへお参りに行く「大山詣」が江戸時代に流行していたそうです。その出発前に水垢離を取り、体を清めるための場所が旧両国橋の南際にあったそうです。

「赤穂義士休息の地」というのもありました。赤穂義士が討ち入り後、泉岳寺への引き揚げ前に休息をした場所だと伝わっています。赤穂義士の一行は、ここで休息後、無益な衝突を避けるため、旧両国橋を渡らず、一之橋、永代橋を経由して、泉岳寺へと引き揚げたそうです。でもここから高輪の泉岳寺までは結構な距離ありそうですね。

「旧両国橋・広小路跡」でもあったんですね。
旧両国橋は現在の両国橋の下流約50メートルの所に架かっていたそうで、橋の東側(墨田区側)は「向こう両国」と呼ばれ、見世物小屋や食べ物屋の屋台が軒を連ねる繁華街だったというそうです。ということは、ここで休憩していた赤穂義士のみなさんも、お団子なんか食べていたのかな。

(両国から向島を歩くコース)




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両国~向島文学散歩(その6) 相撲部屋と諸々高札ありました





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最終更新日  2023年07月18日 19時21分49秒
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