2008年12月23日
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テーマ: 闘病日記(4006)
カテゴリ: こども



こねこ君(現中2)が、つま先の不調を訴え始めたのは一年位前。
見たところ、何かにぶつけたかして、右足親指の爪が折れた・・・ような感じなのですが、何にぶつけたのか、いつぶつけたのかも定かでなく、痛みも耐えられないほどではなく、「そのうち治るんじゃない?」と、放置することに。

爪は順調に伸びてきてはいたのですが、「爪の両端が巻き爪状態になって、くいこむのが痛い」と言いはじめたのが、春先あたりから。
ネットで調べて、爪の下に脱脂綿を詰めたりして、だましだまししているうちに、折れたらしい爪もだんだん伸びてきたのです。
とはいえ、巻き爪で傷ができたり、痛みもあるので、暇があれば足先をつついているこねこ君。時折、深く傷ができたり、治ったりをくり返して夏。

キャンプに行った先で、またひどく爪がくいこんだようで、引率の看護師さんに診てもらったところ、「なんとか外科か何かで、一度、診察してもらったほうが良い」とのアドバイスをもらって来たのが8月はじめ。
とはいえ、こねこ君、「整形外科」といわれたのか「形成外科」といわれたのか、よく覚えていないし、そもそも「整形外科」なら、近くにあるのは知っているけれど、「形成外科」ってどこにあるのか、それに爪のこと診てもらえるのか、わからない。
またもや、ネットで検索して、どうやら「爪」に関することは、「皮膚科」であることが判明。ちょうど、近所に評判の良い「皮膚科・形成外科」を掲げる医院があったので、そこに行ってみることに。

すでに、つま先がかなりただれた状態になっていたことから、皮膚科では、その場で手術することになりました。
爪の両端を切除するという手術です。
手術費用は5000円くらい。
部分麻酔をしました。

靴がはけないので、サンダルを自宅から持ってきて、自転車で帰宅。
ものの5分くらいなのですが、帰宅する途中で麻酔が切れたようで、「痛い!」と、携帯電話で訴えてくるこねこ君でした。
が、痛み止めを飲んだので、その後はそれほど苦しむこともなく、それから数日間は、家で消毒をし、通院で診察を受け、レーザーをかけてもらったりして、お盆を迎えました。
お風呂の制限も特にないのですが、足先を蒸らさず、乾燥させておくようにすることが注意事項です。
お盆の間は、母の実家に帰省したのですが、その間も、常に足は素足にサンダル履き。新幹線に乗っても、おしゃれなフレンチ・レストランに行っても、サンダル履きでしたが、中学生ですし、それほど問題もなかったようです。
傷口は、毎日、ヨードチンキをつけて、ガーゼを薄く巻いておくだけ。
それでも、ほどなく傷が癒えてくるように思えました。腫れも少しずつひいてきました。

実家から帰宅し、また通院が始まりました。消毒とレーザーだけなので、独りで行っていたのですが、あるとき、帰宅するなり「腫瘍ができているみたいって」と、言うのです。
「腫瘍???」
「またぁ、お母さん、腫瘍というとすぐ「悪性」とか思うんだから・・・」
と、こねこ君は冷静なのですが。
「水曜日に形成外科の先生が来るから、そのとき、受診してって」
ですが、その日のうちに、皮膚科の先生から直接、電話をいただき、「まだ夏休み中に手術できるかもしれないから、早めのほうがいいかもしれない、明日、紹介状を書くから、受診して」ということで、翌日、皮膚科にでかけました。

先生のお話では、「最初は腫れていて気がつかなかったけれど、腫れがひいてみると、どうも、足指の下に固いものがある。「外骨腫」という良性の腫瘍だと思うので、地域の中核病院(大学病院)に紹介状を書くから、受診してみて。そこの皮膚科の先生も知り合いなので、連絡しておくから」とのこと。
翌日は日曜だったので、月曜の朝、紹介状を頼りに、大学病院にでかけました。夏休みも残り一週間になってました。

■大学病院に行く■
大学病院の初診の受付で、紹介状をだして、皮膚科の診療の受付をしました。
紹介された先生は、その日、初診の担当日ではなかったので、担当は別の先生とありましたが、診断はその先生にも加わっていただくということになりました。
診察室に入り診てもらったところ、やはり「外骨腫」だろうということで、レントゲンを撮ることになりました。
画像診断室に行き、レントゲンを撮り、再び皮膚科外来へ。
画像を診た結果、「外骨腫」で、ほぼ決まり、「整形外科」の担当になるということになりました。
初診の待ち時間に加え、レントゲンの現像時間、再診・・・と、時間は昼になっていました。
そのまま、整形の受診・・・でも、良かったのですが、あと、4時間は待たなくてはいけないとのこと。
それよりも、翌日のほうがいいのではないかという話になり、翌日の予約を取ってもらって、その日は帰宅しました。
レントゲンを撮ったので、2千円弱かかりました。

翌日、火曜日。皮膚科の受付の話では、再診の受付(予約機で受付するのですが)は、かなり早朝から並ばないと、早い時間が取れないとのこと。
かなり早く出かけたので、1番の予約票は取れましたが、整形外科では「時間内にくれば大丈夫ですよ」とのこと。
その後も、診察後、学校に早く行きたいので、早朝に出かけたこともありましたが、予約があれば、それほど早く行く必要もないのかもしれません。

その日の整形外科の初診受付の先生は、若い先生。
レントゲン診断の結果、「外骨腫」で手術が必要なので、MRIも撮る必要があり、MRIの画像のできたあと、手術を担当される副院長先生の診察を受けてくださいとのこと。
MRIは木曜日。副院長先生の診察日は翌水曜日です。
翌週は、夏休みは終わっちゃっているので、学校の授業を休んでいくことになります。朝一番だと、午前中には終わるでしょう。数時間、遅刻することにはなりますが。
診察だけだと、210円。MRIは6千円ちょっとかかりました。

翌水曜日、制服を着て、朝一番で出かけました。
レントゲン、MRIともに、右足親指の先に、きのこのような骨があります。
これが「外骨腫」です。
調べたところ、骨の成長がとまる高校生頃に手術をする人が多いようです。
外骨腫自体は、身体のいろんなところにできるのですが、生活に支障がなければ、経過観察したり、小さいものなら放置ということもあるのですが、こねこ君の場合は、すでに支障が起きているわけです。
先生も有無を言わせず「手術」とのこと。
また、足先、それも爪の先というのは、特に難しいところなのだそうです。

まず、足の先は「汚い」ということ。それゆえ、爪の先などに傷があると、化膿しやすく、治りにくい。
手術自体も、骨が細く折れやすいのと、皮膚が少ないので傷を覆いにくいこと、それに加えて、汚染されやすく傷が化膿しやすいことなど、いろんなハードルがあるのだそうです。

とはいえ、放置しておくという選択肢は、この際、ないでしょう。
すでに半年以上も、足の先には傷がある状態なのですから。

「手術」にも、いろいろあるのですが、「一週間程度の入院」が必要ということになりました。
「全身麻酔」のほうが良さそうだとなると、前日からの入院も必要です。
そうすると、学校のはじまった今では、入院手術は難しく、冬休みにかけてということになります。
退院後も、しばらくは、体育等激しい運動はできません。
足先をつくことができないので、普通に歩くことも・・・できるんでしょうか?
学校に通うだけでも、大変です。

とはいえ、冬休みは年末年始のお休みもあるわけで、結局、入院・手術は、冬休み直前の連休前になりました。
このシーズンになると、学校も個人面談等あり、午前授業になってます。
数日、学校を休むことにはなりますが。

手術の約一ヶ月前に、CTや血液検査などがあり、診察を受けて、最終判断となります。これは、学校に影響のない、土曜日の予約にしていただきました。

とにかく、手術までの3ヶ月半で、足先を化膿させないということが命題として与えられました。
傷口は修復しつつありますが、まだ治りきってはいません。
無事に、手術の日を迎えることができるでしょうか?

---------------------つづく。
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最終更新日  2016年05月20日 19時17分41秒
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