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2021年05月27日
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カテゴリ: 「食」

 コロナ禍はリモートワークばかりでなく、様々な「転換」を促進している。
 後継車不足の農業も危機が拡大しているようだ。
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コメ農家に広がる廃業危機
…巣ごもり消費が需要減をカバーできず
 2021年5月2日 日刊ゲンダイDIGITAL
 キャベツやレタスが平年比で30%以上落ち込むなど、一部の野菜価格が低迷している(20日発表=農水省「食品価格動向調査 全国平均」から)。
 外食の落ち込みを巣ごもり消費がカバーできていないのは、主食のコメも同様だという。
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 米流通評論家の常本泰志氏は、コメ需要についてこう話す。
「今年1月の速報値で、 飲食店の消費は昨対比25%減まで落ち込みました。その分、家庭での消費が増えていると思われましたが、伸びは昨対比でわずか1%程度 でした」
 農水省は2021年のコメの生産について、全国で合計36万トンの生産調整(主食用米から加工用途米、飼料用途米への変更)を要請。
今年のコメの生産量が平年作であれば、価格は暴落する見込み です。そのため、主食用米を一切生産しない大規模農家も増えており、生産調整の補助金の活用でリスクヘッジを行わざるを得ない状況です。今年は補助金が増額されていますが、生産調整はあくまで実需が前提ですので、対象から漏れる農家さんの経営は厳しいものになるでしょう」(常本氏)
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■高齢化と後継者不足にコロナが追い打ち
 主食米の昨年の相場は、生産原価すれすれで推移しており、これ以上の需要減による相場下落が起こると、主食米を作る小規模農家(1~2ヘクタール程度)の離農が加速すると常本氏は話す。
「消費者と定期的に直取引できている農家さんは比較的所得減が少ない一方、 農協出荷をメインにしている農家さんはダメージが大きい 。高齢化、後継者不足に悩まされる日本の農家は、新型コロナが追い打ちとなって、担い手どころか廃業が進むことになるでしょう」
 離農は栽培困難な中山間地域から進みやすく、その結果、里山が荒れ、地球温暖化による豪雨などで土砂災害の被害が増えていく懸念もある。
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1950年代は1人当たり年間120キロ消費されていましたが、現在はその半分以下 です」(常本氏)
  ―  引用終り  ―
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 低炭水化物ダイエットは定着し、 厚生労働省の指導により実施されている特定保健指導では肥満の抑制がすすめられなど、コメの多消費はすすめられていない。

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食品ロスの現状を知る
農林水産省

コロナ禍で注目の
フードロス対策ビジネスを比較検証
2020.08.27 日本食糧新聞


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最終更新日  2021年05月27日 06時00分09秒
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