仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2005.11.24
XML
カテゴリ: 教育
ある方のブログページを読んでいて、同感しました。その内容は...

ある小学校で一部の親が「給食費を保護者が支払っているのに子どもに”いただきます・ごちそうさま”と言わせるとは何事か。」と抗議。担任の教師は抗議に従ったとのこと。感謝を込めていう「いただきます」を、「指導しません」と言う教師は資格がない。「いただきます」が自然に言え、その意味をしっかり理解する子どもを育てるべきである。

という趣旨です。私も1ヶ月くらい前に新聞の投書欄か何かでこんな抗議があるという記事を読んだ気もします。ブログのご意見に全く同感です。

 食育教育や食文化の観点からは、さまざまな議論があるのでしょうが、私は、もっと自然かつ単純な、子どもの頃言われたことを思い出します。

 よく祖母に言われました。「米粒を残すな」と。農家だった我が家では、食後の茶碗に白湯を入れて飲み込むのが風習でした。
 高校時代の同級生で別な市町村から下宿していた、やはり農家出身のM君は、茶碗ではなくおつゆの椀にお湯を入れて飲むのが「M家の伝統」だと言っていました。
 要するに、苦労して作った米粒や野菜を残して捨てるなんてバチ当たりだ、という、ごく自然の発想でしょう。胸を張って貧乏根性といっても良いです。自分たちが丹精こめて作ったのですから、当然そうなるのでしょう。

 自ら作物を作らない都会人からすれば、「感謝」という言い方になるのですが、食べ物、それを作った人、食にあずかれる自分などについて謙虚に思いを致すという意味で、私のような「貧乏根性」と、(ちょっと我田引水的でしたが、)根っこは同じだと思います。
 それが、食事の際の当然の挨拶(というか自然の所作)として「いただきます」「ごちそうさま」となって口に出てくる、これは我々日本人の体にしみた伝統ではないのでしょうか。


 かくいう私、子どもたちに食べ物を残すなよ、全部食べろ、とうるさく言いながら、子どもの残したご飯を、台所でセッセと腹に入れています。どうしても食べられない場合は、翌朝に私だけ冷えたご飯を食べます。
(小さい頃から、テレビCMで見せるような「アツアツの炊きたてご飯」よりも、冷めてもなお弾力のあるご飯を、そのまま、あるいはみそ汁などをかけて食べる方がウマいと感じて生きてきたので、全く支障ありません。)

 ただ、茶碗に残った「米粒」まで全部拾って食べることは、今はまずしませんね。祖母に言われた40年近い昔を思い出して、娘たちに話してみようか、と思います。
 それから、そう言えば我が家では皆そろって「いただきます」「ごちそうさま」をシッカリやっているかというと、これも自信がないです。反省。

 最初の話題に戻りますが、このすっかり有名になった?「いただきます」反対論の保護者が、どれだけ深い信念をもっているか知りませんが、学校給食費という対価を納めているのだから「いただく」のではない、という論法ならば、
 (1)ラーメン屋で「いただきます」も禁句
となるでしょう。さらにこの論法を進めますと、
 (2)新聞配達のオジサンに「ご苦労様」という必要はない。
 (3)最も「いただきます」を言わねばならない人は、泥棒である。
ということでしょうか。微妙なのは、
 (4)ガソリンスタンドで子どもにキャンディーをもらう場合

 ああアホらしい。私はガソリンスタンドでは娘たちに必ず大きな声でお礼を言え、と言っていますよ。有償無償ではなくて、相手に対する敬意と礼儀の問題なのだから。

 最後になりますが、我が家の娘たちに、給食の時間の「いただきます」をどうやっているのか、確認してみました。
 ○姉 小学校3年(公立) 係が前に出て、「みなさん手を洗いましたか」と確認した後、「いただきます」を言って、手を合わせるよ。
 ○妹 5才。保育所(公立) 手を合わせて「いただきます」。「お当番さん」(子どもが輪番で担当)がやるんだよ。

 ということでした。この、「手を合わせる」(合掌)についても、少し書きたいのですが、項を改めます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.11.24 21:48:03
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re[1]:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 荒巻昭和人さんへ コメントありがとうご…
荒巻昭和人@ Re:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 団地名なつかしいですね。広告に使われて…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: