仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.03.13
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カテゴリ: 宮城
鳴子町の鬼首(おにこうべ)中学校では12日(日)に閉校式が行なわれた。10日卒業したばかりの21人の生徒も出席したという。

閉校は、生徒数の減少による措置で、新年度から町内にある鳴子・川渡の2つの中学校と統合。3校いずれも今年度いっぱいで59年の歴史に幕を閉じる。卒業生や地域の方にとって、気持は淋しいことでしょう。生徒数は、101人(鳴子中)、100人(川渡中)、50人(鬼首中。いずれも平成17年学校統計)だから、中学生のためには統合の方が良い。

今月末には大崎市もスタート。地域にとっては新しい時代の始まりだ。

実は編集長は鬼首の地域づくりを整理しようとしています。その契機は1月に久々にスキーに訪れたことです。久々のゲレンデにて気づいたこと。
 ○リフトが2本くらい撤去されている。
 ○テレキャビンは運行せず。鍋倉はリフトは休止、ゲレンデは使用せず。
客層も、どこのスキー場もそうですが、軽いレジャー感覚の若者は絶えてなくなり、若者なら目的志向のボーダー中心、あとは、県内の家族連れ、単身シニアスキーヤー、というところです。

以前にも夏や秋のイベントには結構家族で行っていた。また、吹上高原やその周辺もよく行きます(滝の温泉とか)。ダム主催のイベントで荒雄岳の奥の方の林に子どもたちと行ったことも。結構、鬼首には行っているのです(さらに47号沿いを含めれば鳴子にはもっと行っている)。私個人としても実は昔々学生時代にボランティアに行った思い出の地でもあります。

でも、スキー場の現実をみて改めて気づかされた。オニコウベリゾートの経営主体も変化したのです(三菱地所の撤退)。それに今回の中学校閉校などと考え合わせると、時代の大きな変化を感じます。



しかし、私は、鬼首の歴史をみるとき、そんな皮相的で通り一遍の大資本批判と権力批評だけでは、何にもならないと強く感じます。かえって地元のためにならない。地元は熱意を持って観光開発に向かって進んで来たのだ。考えるべきは、この地の良さと時代の変化(交通事情、在住の方の生活の変化、来訪者の観光志向の変化などなど)を謙虚に受け止めて、これからどう対応していくか。

ODAZUMA Jorunal久々の(前にあった?)大型地域スタディ。少しづつ考えていますが、今回まずは鳴子の観光開発小史。大手資本の入る前まで。鳴子町史と下記各種資料からODAZUMA Journal要約。

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○ 昭和22年、県立公園玉造温泉郷(鳴子町、川渡村、鬼首村の全域)を県が指定。昭和37年には、山陰地方の同名地域と重複を避けて、鳴子温泉郷と改称。
○ 昭和43年には、4県にまたがる栗駒国定公園が指定される(鳴子町分では鬼首地域)。
○ 国定公園指定に伴い昭和43年栗駒観光開発株式会社が設立される。町、県、名鉄などが出資、山本壮一郎(当時副知事)が社長就任。第1次開発(~昭和45年)で吹上高原、潟沼を整備。第2次開発(昭和46年~)で、火山道路、カムロ高原などを開発。
○ 鳴子ダムは昭和32年完成。昔から江合川は洪水による被害が多く、明治43年は鳴子地区に大被害。大正6年から江合川改修行うも、昭和22年カスリン台風、23年アイオン台風、24年キティ台風と続き、25年の豪雨で江合川沿いの町は大きな被害を受けた。そこで国は洪水に備えて江合川に堤防をつくると共に、発電・利水もできる多目的ダムの建設を決めた。
○ ダム底に沈む鬼首の26戸は川渡に移転。水害が無くなるならと、あまり反対はなかったという。
○ ダムによる人造湖の荒雄湖は、仙北新聞(鳴子町)の一般公募で命名。昭和32年。
○ 日本こけし館 昭和50年8月完成。
○ 鬼首地熱発電所 昭和50年3月完成。

○ 林業館 昭和44年完成。
○ 宮城県農民の家 農民出資による日本初のレジャー・ヘルスセンターとして開設。
○ 鳴子ゴルフ場 昭和40年7月地元有力者が株式会社鳴子ゴルフ場を設立、昭和41年完成。上野々の町有地を借用。
○ スキー場は、(1)上野々が最も早い。(2)花渕山は昭和38年冬季国体スキー会場、後年も全国大会の会場に。(3)恒常的に12月末から使用できるスキー場を設置するべく、町が主体で昭和48年から着手。
 ■参考  国土交通省鳴子ダム管理所
 ■   特にその中で「 水源地域ビジョン
 ■参考 (財)日本ダム協会の 鳴子ダム情報
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町史を見ると、観光開発にかける地元の人たちの期待と熱意が伝わってきます。

上記の鳴子町史(下巻)は昭和53年発行で、三菱地所による本格整備の前の時点ですが、カムロ(禿)高原開発が、後の三菱の参加により、リゾートパークオニコウベ開発となるようです。

(以下続く。次回は大手資本の参加後の開発と今後の方向。ただし、いつになるか...)





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最終更新日  2006.03.13 05:35:07
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