仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.07.15
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カテゴリ: 仙台
前回は宮城県史をみたが、仙台市史にはアッサリと次のように記されている。

○ 『仙台市史特別編4市民生活』仙台市史編さん委員会編、仙台市発行、1997年
  p196「木道と鉄道」(中川正人)から、仙台駅の位置の記述部分
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 当初、榴岡に置くことが予定されていていた。しかし仙台の商人が繁華街から遠いと反対し、住民の請願をとりまとめて運動し、東六番丁の現在地に移された。
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このように、引き込み反対論はおろか、松平県令さえも出てこない。なお、資料編に次のような資料がある。

○ 『仙台市史資料編5 近代現代1 交通建設』仙台市史編さん委員会編、仙台市発行、1999年
 上記に所収の「路線変更の照会状」(明治19年6月24日、草刈親明、佐藤運宜、三宅種信から大日本鉄道会社あて)。なお平仮名に変更して記載。

 当仙台区長は路線を変更し、当仙台区内に停車場を置かんとし、当区会の評決を経、貴社に対し金3万円を寄附を以てその請願をなすべしとのことは〔略〕、甚だ不当の事と確信し候、その故は、抑も(そもそも)鉄道なるものは其の性質上租税を以て経営すべきものにこれなきことは素より論なき処に御座候、且つこの事は貴社に於いて而既に御許容相成候ときは、私共区民に非常の影響これあり候に付き、〔略〕若し御許容相成候はば、私共区民の輿論に従い、其の取消の詞(ママ)訟を提起すべき心得に有之候条、此段共為念申添候也。
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というわけで、草刈らの反対の根拠は、鉄道の経営に租税からの補填をすべきは筋が違う、とのことにあるようだ。

■関連する過去の日記
 ○ 仙台駅のはなし・続 (06年7月11日)
 ○ 仙台駅のはなし (06年7月10日)
 ○ 宮城県内の東北本線のルートの話 (05年11月27日)





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最終更新日  2006.07.15 06:36:07
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Re:仙台駅の位置について・続々(07/15)  
カナダ村  さん
仙台には、初めのとおりなら駅がないところだったのですね。なんか不思議な気がします。 (2006.07.15 15:53:19)

Re[1]:仙台駅の位置について・続々(07/15)  
odazuma  さん
カナダ村さんコメントありがとうございます。最近は仙台も暑い日が続いています。

今なら人が降り立つ駅を中心に市街地の有り様を考えますが、鉄道など無い明治初年までは、当然ながら、城、街道、主要な譜代町などを中心に市街地を見ていたはず。
そして、東北振興のため鉄道(東北本線)を建設する際に、野蒜や塩釜に引くことが重視されたようで仙台の市街地に停車させることはさほど考慮されていなかったらしい。原案は市街地を通らない。さあ、どうする。

ここで市街地である地元(当時の仙台区)がどう反応したのか、の点にとても関心があります。

本心から停車場を欲したのか、県令(知事)が言うから寄附したのか。また、後々まで反対論もあったといい、それが市街地に引く事への反対か、カネの面での反対か、はたまた政治的事情か、などなど。

いずれにしても路線を曲げて市街地に引き込んだことを今の時点では失策と評する人はまずいないでしょう。あのまま直線コースだったら、旧市街地と鉄道駅が離れて、都市構造も決定的に違っていたはず。

これを、先人たちも100年後を考える慧眼をもっていた、ああ良かった、と誉めるべきか、それとも仙台伝統文化?の足引っ張りのドタバタだったのか、どう評価をしたらいいか自分なりに見極めたいという思いがあります。 (2006.07.15 23:26:11)

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