仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.07.28
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カテゴリ: 宮城
宮城を代表する山で、秋田、岩手、山形とも縁の深い栗駒山と蔵王連峰。

栗駒の名は、栗原にある駒ヶ岳の意味。

山の名前というのは、各方面からさまざまに呼び名があって、やがて自然にか人為的にか統一されていくのだろう。駒ヶ岳は、残雪が馬の形になることから。私も地元の人に指さして教えてもらったことがある。馬もいるし、種まき坊主もいる。農耕のカレンダーだ。

そして栗原の名は、8世紀に中央政府が北方対策の拠点とした伊治城(栗原市築館城生野)に由来する。訓読みで「これはり」で、これに栗原の文字が当てられた。

昨春には遂に市名になった。従来の町名は大名の名や城館の名に由来するものが多いが、21世紀に栗原の名を冠したのは、新しいスタートに好適だ。葛西や伊達などよりもっと歴史も古いし、山の名にまでなってスケール感もある。

蔵王の場合は地名由来ではない。そもそも蔵王は連峰であって、個々の山は、熊野岳、刈田岳、屏風岳、不忘山などの名がある。古来の山岳信仰に密教(仏教)が結びついて、修験道が生まれ、山奥での修行が行われるようになると、蔵王も修行の場とされた。そして、蔵王権現(仏像)が祀られた。現在、刈田岳の頂上に刈田嶺神社があるが、維新まではここに蔵王権現が祀られていたそうだ。権現は仏様が、現世に仮に(権は仮の意)姿を現すもの。蔵王と呼ばれる姿の権現だ。活火山で厳しい修行をする場にふさわしく、怒りをあらわにした姿の仏様だ。

カップラーメンの「ラ王」が登場したとき、蔵王を連想したのは、私の他に3人くらいはいるのではなかろうか。語感だけではないのです。





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最終更新日  2006.07.28 06:36:39
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