仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.04.22
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カテゴリ: 宮城
統一選の後半の開票は事情で東京で見ていた。NHKテレビだ。宮城の結果など出るまいと思っていたら、加美町長が再選挙、と出た。あっ、やっぱりか。

東京では昭島市議会で、得票の順なら定数内に滑り込んでいるのに、法定得票数に達しないため当選せず、議員の定数割れを生じていた。長崎市長選挙で生じた補充立候補といい、選挙の制度はずいぶんといろいろあるものだ。

再選挙の話にもどるが、札幌市長選挙で記憶がある。有効投票の4分の1を法定得票とし(首長選挙の場合)、これに満たない場合は民意を汲んだ首長にふさわしくない、というのだ。しかし、何を持って4分の1に満たない場合はダメなのだろう。投票率を考慮せずに有効投票の一定割合とすることにも疑問を感じる。加美町長選挙の投票率は75.88%だった。ちなみに定員割れを起こした昭島市議会議員選挙の投票率は51.57%だ。

さらに疑問なのは再選挙するとしても、その方式が無効とした選挙と同じ顔ぶれで戦うことを想定していることだ。候補者の入れ替わりは可能性があるが、少なくとも主要候補が再出馬する場合、有権者の投票行動が法定得票を上回る当選者を生む保証などどこにもない。

決選投票制を用いるなどするべきだ。選挙のコストも考えなければならない。

加美町長選の場合、現に今回の5人は再出馬の意欲を見せているという。5人以外の出馬も可能だが、投票を分散させるだけだ。

補充立候補や期日前投票の問題が随分言われているが、私はさほど矛盾しているとは思わない。少なくとも、複数の選択肢を提示された中から投票するという選挙が行われるからだ。それを言うなら無投票当選の弊害、あるいは民意の反映を本当に問題視するなら、低投票率当選の問題などを真剣に議論すべきだ。

選挙制度は国会議員の既得権意識で改革は進まない。しかし国法でルールを定めてそれを地方に一律押しつけていること自体もおかしいかも知れない。まさにホームルールとして選挙の方法を地方に決めさせたらどうか。自分たちのリーダーの選び方を自分たちで決めること(自己決定)が自立の本質だろう。

もっとも地方の有力者が我田引水の制度を作ってしまうから良くない、という批判が妥当するだろうが。





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最終更新日  2007.04.23 22:45:41
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