仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.08.11
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カテゴリ: 仙台
東北大学病院の眼科診療施設工事の契約問題が報じられている。本来は入札に付すべきものを3分割して随意契約。しかも実際の工事費は契約額を大幅に超えていた、という杜撰な実態のようだ。

契約額と工事費に2千万円ほどの差額があるという奇妙な事情は、そもそも工事費の全体を大学が契約して支出するのではなく、差額分を大学と建設業者を仲介した医療機器会社が負担することになったからだ。そして、差額が生じたのは、教授がスペースを広げたいなどと追加要請をして工事費が膨らんだからだとされるし、医療機器会社も会社としてではなく担当者個人が差額負担を請け負ったのだという。随分と「柔軟な」処理が行われたようだ。

さらに、公表が義務づけられる契約内容を1年近く伏せていたなどの問題もある。院長等が昨日午後記者会見したが、当の眼科教授は出張で連絡が取れないとか。大学病院は経緯を説明する責任があるのは当然だ。その一番は、もちろん当事者の教授。

国立大学法人となって良い面はない、との嘆きをよく聞く。組織の各部門から見れば、予算の総枠も減り、使い切りもできなくなった、などの実態はあるのだろう。しかし全体として効率化を図るものと考えて行かなければならない。大学が国立だろうが私立だろうが、教授の私物ではないのだから、個人の考えだけで振る舞われては困る。学問の自由は研究教育の中身のことだ。

昔の東京芸大のバイオリン事件も思い出すが、どうも大学人には世間の常識が欠ける人が少なくないようだ。





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最終更新日  2007.08.11 07:00:18
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