仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.06.15
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カテゴリ: 東北
14日岩手・宮城内陸地震は衝撃的だった。

仙台ではさほど強いとは感じなかった。たしかに外では電柱もグラグラしていたが、ガツンと体を叩きつけるような衝撃はなかった。だから、5年前の三陸南地震(5月)や宮城県北部連続地震(7月)ほどの被害もない、と勝手に思っていた。子どもたちはちゃんと自分たちの部屋で机にもぐっていたが。

家の被害はなく、すぐさま仕事に向かったが、ラジオを聴いていても人命にかかわるような事態ではないように思えた。北部連続地震では町場で家がペシャンコにつぶれる様子が全国にも放映されたが、犠牲者はゼロだった。そんなことも思い合わせてみれば、町場の被害が報告されていないから、軽いケガ程度なのだろう、と高をくくっていた。

ところが、である。刻々と被害の様子が報道され出した。衆人の目にとまる町場では被害が少ないだけだ。山地が大規模にやられていたのだ。飲み込まれてしまった人、孤立してしまった人。連絡ができないから、捜索して徐々にわかってきたのだ。

自治体、自衛隊、警察など広域的な協力で捜索が進められた。自衛隊員や消防隊員が多数投入されて残された人を探し、救った。被害にあった人も、隊員も、がんばれと思いながらずっと画面を見ていた。

夕方になってからだろうか。宮城県でも亡くなった人が報道された。そして行方不明者が10人かそれ以上いるという。日没まで懸命の捜索が続けられる。避難所に詰めた住民や観光の人たち。食料を運ぶ人たち。

栗駒山麓は、東北のまさしく中央部。四季折々の美しさを見せ、レジャーの宝庫だ。初夏の緑のやまなみが、悪魔のツメで引っ掛かれたかのように、無惨にもえぐられた。この衝撃を与えた地震の加速度は、阪神淡路や新潟中越クラスだったという。そもそも、内陸直下型地震でM7クラスはめったにないのだそうだ。

駒の湯温泉という一軒宿がある。私も10年以上前だが投宿したことがある。いい宿だ。シンクタンクの人たちと一緒にフィールドワークの後に泊まったことを覚えている。温泉につかり、静かで涼しくさわやかな朝を迎えた。
今回は、栗原市の町おこしに携わる先生方が宿泊客として、また経営者の家族の方も犠牲になったと今日の夕方に報じられた。宿は土石流に飲み込まれながら数十メートルも移動したという。考えられない惨事だ。悔しい。



がんばろう東北。ずーっと震災に関わり、やっと家に戻ってさきほどイーグルスの試合結果を見た。岩隈完封。野村監督と岩隈投手のコメントには震災にも触れていた。

人知のはるか及ばない力には、抗うことはできない。それでも、助けを待つ人、助けようとする人、励ます人、まちを守っていく人たちがいて、わが郷土はこれからも成り立っていく。私は直接栗原の人たちに何もできる立場ではないが、少なくとも宮城と東北をこれからも真剣に考えることだけは必ずしていく。こんなことを思う。

最後に。岩手県の生家にほど遠くない山あいの地域も凄惨な被害を受けた。母親はたいした被害ではないと言っていたが、通信規制でつながらない間は大変心配だった。次々と馴染みのある場所の被害映像が飛び込んでくる。

そんな時に、奥州市や栗原市のHPは、細かにどこそこでどんな被害があるかを伝えてくれて、大変役立った。栗原市HPの写真は、市職員の方が精力的にアップされたのだろう。地区別に整理されており、昨夜はページをめくるように、順に見た。
もしもの時は、隣近所の力もだが、やはり役所が頼りだ。夜のニュースに佐藤市長が出ていたが、市の職員、消防、自衛隊などの方々、不眠不休で大変だが、とにかくこういう時は頼りです。よろしくお願いします。





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最終更新日  2008.06.15 23:46:37
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