仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.12.14
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カテゴリ: 仙台
現存する我が国最古の鉛筆は徳川家康の遺品から見つかったもので、メキシコ製の純黒鉛だそうだ。しかし、舶来ではなく国産の鉛筆では、伊達政宗の副葬品として発見されたという。

1974年に瑞鳳殿の発掘調査が行われ、発掘品の中から1988年に鉛筆が発見された。長さ7.4cm、太さ0.4cm、芯は楕円形で鉛筆の先に詰めてある。家康の所有した舶来品は、軸木が赤樫で、先が削ってあったというが、このように削って使う鉛筆とは異なり、政宗のものは軸木に芯を挟んで使うもので、より古いタイプになる。ヨーロッパでは、棒状の黒鉛を筒状の木で挟んで使う初期の鉛筆が初めて記録に登場するのが1565年頃で、政宗の鉛筆はこれと似ている。軸木は笹で、芯が毛筆と同様の手法で接着され、軸の後部は栓がしている点など、舶来の鉛筆を知っていたか使っていた政宗が、自分用の鉛筆として作らせたものと考えられる。

すなわち、これが国産第一号の鉛筆、である。一緒に墓に納められたのだから、よほど使い勝手が良かったのだろう。現在は仙台市博物館に展示されている。

□ 高田京子・清澤謙一『ニッポン最古巡礼』新潮社(新潮新書231)、2007年





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最終更新日  2008.12.14 07:05:40
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