仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.04.18
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カテゴリ: 東北
鉄道ファンと自称するには全く知識がなく及ばないが、鉄道や電車は小さい頃から好きだった。小学校の傍を走るレールが、東京や青森まで続いているという不思議な感覚。木造校舎の窓辺に腕を横たえて、コトコト走る貨物列車や特急列車を眺めていた。何かの付録で、鉄道や電車の知識を記した豆本があって、一生懸命読み込んだものだ。一番長い駅名、機関車や電車の記号、線路の標識などが書かれていた。ちょっと覚えると、どんどん知りたくなったものだ。

今回もこんな感覚で手にした。

石本祐吉『写真と図解で楽しむ 線路観察学』アグネ技術センター、2008年

鉄道工学の専門エンジニアの方のようだが、線路を構成する、レールや枕木やポイントなどの構造や製造過程など、社会的背景なども踏まえて解説している。小学生のころの豆本の、いわば大人版だ。楽しい。

さて、東北を考える編集長なので、同書の中から東北を躍起になって探してみた。もちろん、あります。釜石と仙台が登場しました。

1 釜石

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 我が国の鉄道レールは、当初は英国からの輸入だったが、官営八幡製鉄所での生産を始め、昭和5年にやっと全面的に国産となる。民営化された日本製鐵株式会社の八幡製鉄所が生産を独占していたが、戦後の昭和27年、集中排除法の適用により、富士製鐵株式会社釜石製鉄所も、レールを生産するようになった。
 しかし、昭和45年、富士と八幡が合併(新日本製鐵株式会社)すると、再びレールが新日鉄の独占となりかけたので、釜石の生産を今度は日本鋼管株式会社福山製鉄所が引き継ぐこととなり、昭和47年以降現在まで我が国のレールは、八幡と福山の2箇所で生産されている。

 ちなみに、日本鋼管は、川崎製鉄と合併し、JFEスチールとなり、更に、水島製鉄所(旧川鉄)と再編成されたため、正式には、JFEスチール株式会社西日本製鉄所福山地区、というそうだ。福山と水島(現名称は倉敷地区)の統合で、同社西日本製鉄所は粗鋼生産2千万トンの堂々世界一。(以上、要約は当ジャーナル)
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 釜石は登場したが、ちょっとだけでした。著者も記しておられるように、レール生産が西日本に偏っているのが、気がかり。

2 仙台市

地下鉄のことか、と思うがそうではない。
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 路面電車で系統が複数有り、途中で進路が分かれる場合、かなり昔は、運転手が降りて棒切れを差し込んでポイントを切り替えたが、通常は交差点の一角の歩道に塔のような小屋が設けられ、その中の係員が電動で操作していた。路面電車が系統種別の番号を前面に大きく掲げるのは、乗客のためもあるが、この係員にとっても必要だからだった。
 更に現在は、電車の集電装置がトロリー線のスイッチを叩くと、ポイントが切り替わりる方式などが採用されている。(要約は同上)
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この説明に合わせて、係員の駐在する小屋が、「路面電車の信号扱所」として、写真で紹介されている。仙台市電の大学病院前で、1976年3月撮影、と記されている。

たしかに、写真の建物は大学病院のようだ。昭和51年だが、既に新築されていたのだろう。電車の前面には、縦書きでワンマンの片仮名。上空にはトロリー線が張られている。信号扱所とは、キノコ状の建物で、太い1本の支柱にガラス張りの小屋が支えられている。係員は階段をよじ登って入るのだろう。



この位置だが、現在の「きくた肛門科」さんの辺りで、写真は木町通り小学校の方から、大学病院を背景に写したようだ。





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最終更新日  2009.04.18 11:41:37
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