仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.04.20
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カテゴリ: 宮城
当 48,031 亀山 紘(66)無所属新
  30,413 土井喜美夫(65)無所属現=公明推薦

投票率は58.82%で、前回(市議選とダブル)を13.05p下回った。読売新聞(20日)では、概ね次のような分析だ(当ジャーナルまとめ)。
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市政の刷新か継続かが焦点となったが、タクシー券など不適切な公費支出問題を追い風に、新人が当選。
土井市政は、石巻青果花き地方卸売市場や市庁舎の移転問題などで不手際が目立った。これと対立する市議、自民・民主の県議の支援、連合宮城の推薦、共産の支持を受け、亀山陣営は、超党派の「市民党」体制。来年の選挙を控える市議団が、地元の票を掘り起こし、知名度不足を払拭し市中心部を固めた。土井氏の後援会組織が強固な旧町部でも、新しいクリーンな石巻を訴え、タクシー券問題など批判の受け皿となり得票を伸ばした。
陳謝など守勢に回った土井氏は、合併成就の功績と財政改善などの実績を強調し、市政の継続を訴えた。しかし、市政運営の不手際などから市政野党に回った市議の反発が強く、頼りの安住淳衆院議員(民主)の陣営も、連合宮城が亀山支援に回ったことから機能せず、票をまとめ切れなかった。
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毎日新聞(20日)は、現職の批判票を取り入れ幅広く浸透したとする選挙戦の分析のほか、別記事では、投票率に焦点を当て、政策の争点は不調だったと解説する。

投票率は、新市発足に伴う前回05年(71.87%)を大幅に下回った。市議選とダブルの前回と異なり、首長選が単独で行われたことや、現職土井氏の公金支出問題や混迷する支持者対立構図が話題になる半面で、政策上の具体的な争点が明確にならなかったことから市民の関心は高まらなかった。

石巻は政争の町と言われ、今回も、民主の安住淳代議士が土井氏と近いとされる一方、衆院選で安住氏を推薦する連合は亀山氏を推薦。小選挙区の自民党公認候補斎藤正美氏も亀山氏を支持し、対立構図は混迷を深めた。両陣営にとって、投票率の動向は勝敗を左右する関心事だった。無党派層に幅広い支持を呼びかける亀山陣営は、投票率が上がれば有利、既存後援会や公明の組織票を集める土井陣営は低い方がプラスとみていた。
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それにも関わらずの大差なのだから、よっぽど市政の刷新を求める声が強いのだ、と言えるだろうか。

土井氏は、敗因はタクシー券問題と語ったようだが、それが起爆剤となったとしても、根本原因はそれではないだろう。もともと健全な政治リーダーシップに縁遠い土地柄。数々の不手際には、たとえ土井氏個人の資質や判断に決定的な問題がなかったとしても、市民は嫌気が差したのだろう。刷新を求めたのである。

亀山氏は、透明性を高め、市民との対話、議会との議論を通して新しい明るく元気な石巻を作る、と抱負を語ったようだ。学者出身という点を良い方向に最大限活かし、与野党のしがらみに捕らわれない対話と議論と判断を積み重ねることで、地域特有の政治の淀みを一掃できれば、というのが県民の願いだ。孤立無援の状況でリーダーシップが空回りすることのないよう、市役所組織の理解も極めて重要であるし、亀山氏自身としてもまずは議会への説明力が問われよう。

亀山氏の訴えた政策面では、太陽光発電の専門知識を生かした石巻版グリーンニューディール政策など。経歴を考えれば、政策面での弱さはやむを得ない。これからだ。地域を見守る市民の目と、未来を見据える科学者の目で、どのような政治家に変身できるか。

朝日新聞(20日)の解説は、「市政沈滞にノー、夢選ぶ」との見出しで、土井市政の沈滞ムードに嫌気が差した市民が亀山氏の豊富なアイデアと変革の機運に期待した、と説明している。その通りだろうが、朝日の記事で気になるのは、
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土井市長がこの4年間の成果として誇るのは、市の公債発行残高を減らしたことだ。しかし、新しい事業を抑制したことは、市役所内の活気を失わせ、役所のOBをこぞって亀山陣営に向かわせることにもなった。(記事原文のママ)
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最終更新日  2009.04.20 19:53:57
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