仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.12.21
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カテゴリ: 仙台
現在道路交通は車は左、人は右と規定される。歩行者を車と対面させて双方に注意を促す趣旨だろうが、実はこれは昭和35年(1960)の道路交通法によるもので、それ以前の我が国は明治以来、車馬も人も左、だったという。

もっとも、駅構内や地下街、歩行者専用の商店街などの場合はどうだろうか。

JRの駅によっては、構内通路の左側通行を案内しているそうだ。仙台駅ではたぶん明確な表示やアナウンスはないと思うのだが、各駅によっては改札口と券売機の配置の関係によってそう案内することがあるそうだ。

ある実験(加藤孝義氏)によると、人間は壁が右側にあると歩きにくく、左に壁を見て歩く方が安定する感じがするのだそうだ。右利きの手の側を自由にしておくという心理が働くのかも知れない。

車の乗り入れがない歩行者専用の商店街の場合は、6:4または7:3で概ね左側通行だそうだ。仙台、京都、大坂、鹿児島など、アーケード街はどこも同じだという。また、八重洲、JR大阪駅前、天神などの地下街もやはり左側。

さて、エスカレータの立ち位置はどうか。よく東西の差が取り上げられる話題であり、大阪は右立ち、東京は左立ちとされる。

その理由として大阪人は右手に風呂敷を持つから、とも言われるが、昭和45年の大阪万博で阪急電鉄梅田駅が混雑回避のために、パリやロンドンを参考に、エスカレータの左空けを案内したのが始まりとするのが有力説である。

東京は大阪から遅れて90年代に左立ちが定着した。風呂敷の大阪人に対抗してか武士の習慣という俗説もあるが、上述のように駅の構内が左側通行であることの自然な延長と見られている。

世界標準ともいうべき右立ちは、実は日本では大阪など少数派。京都は、市営地下鉄は左立ちが多いが、地下鉄京都駅やJR京都駅は左右混在だそうだ。都道府県庁所在地で左空け(右立ち)に統一されているのは、大阪、神戸、奈良、和歌山の4か所だけだという(横田耕治氏)。



■小沢康甫『暮らしのなかの左右学』東京堂出版、2009年 を参考とした

仙台のエスカレータは、JRは左立ち、地下鉄は右立ち、デパート等の建物はたぶん右が多い、ような気がする。統一されないのも不思議だが、駅の場合は、エスカレータを終えてから向かう方向とも関係しているのかも知れない。

エスパルやロフトなど仙台駅周辺では左に立ち、藤崎や三越では右に立つ、と解説してくれる人もいる。そこまで割り切れているとは思えないが。

■関連する過去の記事
仙台のエスカレーター作法を考える (2010年4月9日)





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最終更新日  2010.12.21 07:13:41
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