仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2011.10.22
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カテゴリ: 東北
皆さんは仙台から車で気仙沼に行く場合、どの道を行きますか。三陸自動車道を使って現時点の最北である登米東和ICまで走って、米谷の町の交差点のスーパーで缶コーヒーでも買って、R346を米川、本吉経由で行くのが考えられる。
気仙沼誘導ルートの話 (10年7月29日)

しかし、仙台市中心部をはじめ多くの方は、宮城や泉など東北道ICから、東北道を用いて行くのではないかと思います。その場合、一関ICからR284に出て一路気仙沼を目指し東進するか、若柳金成ICから旧花泉町を抜けてR284に出るか、のいずれになるでしょう。

寄らば大樹の陰でなるべく分かりやすい太い道を選ぶのなら、一関ICを選ぶことになりますが、一関市中心部を西から時計回りに迂回する新しい道を使い、東大橋、磐井病院、東工業団地を経て真滝でR284に合流するので、走行距離は長くなります。時間的にもおそらく花泉ルートが早いでしょう。

そこで、若柳金成ICで降りる人が多いと思うのですが、ICから先、R284に出るまでのルートが、人によってバラバラだと思います。ある人は一度R4に出て北進、金成延年閣の北から県道を花泉に向かい往時の金沢宿の街村を通る、これも寄らば大樹派。多数派はICから東進、セブンイレブン角までは共通でしょうが、ここからが分かれます。Aさんはそのまま東へ行き若柳市街地北で岩手県に入り、本線沿いに花泉に向かい、Bさんは有賀小学校を経由して北進し、金成と花泉を結ぶ県道に出て金沢宿街村を通る、また、事情通のCさんなら、セブンイレブンから北進しますがBさんのように有賀小学校ではなく、林間の道路を抜けて花泉高校付近から本線の踏切に出てR342に出るようです。

いずれにしても、花泉中心部からは植立峠を経由する山道の県道を使って川崎に出てR284に合流、北上大橋を渡った「道の駅かわさき」で休息する、という具合です。

ところで私の持っている道路地図には、一関市地主町から千歳橋に出て、北上川左岸沿いに川崎(薄衣)に出るというルートに「気仙沼街道」という名が付けられています。一関から気仙沼に向かう場合の街道だったのでしょう。

さて仙台から気仙沼に向かうルートに戻りますが、上記の若柳金成IC派が花泉から川崎(薄衣)に出るのは、かつての金沢宿から薄衣、千厩、下折壁の各宿を経由する気仙沼街道に近いことになります。この場合の気仙沼街道は、一関街道(石巻と一関を結ぶ。現在のR45とR342にほぼ重なり、金沢の北デイリーヤマザキから山道に入り、飯倉、五合田、細田を経て関が丘団地方面へ出たと思われる。)の金沢宿を起点とするが、起点は一関とする説もある。



この旧街道を進むと、県道とほぼ並行して3kmほど丘陵の尾根伝いに旧観を残して県道に合流する。付近に馬骨(うまのほね)清水がある。秀衡のお茶水を汲む人が水を運ぶのを苦にして馬の骨を入れたという。旧道はふたたび現県道をそれてやや北側をR284弥栄方面に向かうが、一里塚や湯殿山碑があるという。現在の北上大橋のやや上流に谷起(やぎ)渡船場があり、ここで対岸の薄衣宿に入った。

■高倉淳『仙台領の街道』無明舎出版、2006年 を参考にいたしました。





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最終更新日  2012.06.28 20:33:13
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