仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.03.20
XML
カテゴリ: 東北
明治21年に市制と町村制が公布され、22年4月から施行される。従前の区町村を合併しつつ、各地で市や町村がスタートしていくこととなった。

明治22年4月市制施行までに告示されていた市、いわば我が国の市のスターティングメンバーは以下の通り。

東京、京都、大阪、堺、横浜、神戸、姫路、長崎、新潟、水戸、津、名古屋、静岡、仙台、盛岡、弘前、山形、米沢、秋田、福井、金沢、富山、高岡、松江、岡山、広島、赤間関(下関)、和歌山、徳島、高松、松山、高知、福岡、久留米、熊本、鹿児島、佐賀(37市)

このうち、東京、岡山、名古屋、徳島、松山、高松の6市は、4月の市制施行時には市となっていないので、スターティングメンバーは正しくは31市である。東京と名古屋は特別市の扱いとなった(ほかに大阪市)ためである。

31市には、東北地方から 弘前、盛岡、仙台、秋田、山形、米沢 の6市が入っている。ほかに、九州地方が6市、北陸3県と新潟県で5市など、現代の列島の大都市圏のイメージとはだいぶ異なる。関東地方では、水戸と横浜の2市だけだ。

当初は当然ながら雄藩の城下などが市に選ばれているためだが、それにしても、100年前の日本の人口構造、そして東北の「地域力」がうかがえるようだ。

ちなみに、明治22年時点の市区町村(のちに市制施行を含む)の人口ランキング。

1東京市1390千人

3京都市280
4名古屋市163
5神戸市136
6横浜市122
7金沢市94
8 仙台市 90
9広島市89
10徳島市61
11富山市58
12鹿児島市57

14長崎市55
15福岡市53

26盛岡市31
29弘前市30
32米沢市30

35山形市29
54若松町22
56酒田町21
60鶴岡町20
62青森町19
78石巻町17
81福島町17
129土崎港町12
139新庄町11
140能代港町11
147横手町11
159八戸町11

東北の市制施行は、スターティングメンバー以降では、青森(明治31年)、若松(32年)、福島(40年)、郡山、鶴岡(いずれも大正13年)、八戸(昭和4年)、石巻、酒田(いずれも昭和8年)などとなっている。

■参考 浅井建爾『超雑学 読んだら話したくなる 日本の地名』(日本実業出版社、2010年)ほか
■関連する過去の記事
秋田の人口減を考える (2010年12月28日)
 (明治初年の東北の人口などについて記しました)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.03.20 09:51:43
コメントを書く
[東北] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re[1]:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 荒巻昭和人さんへ コメントありがとうご…
荒巻昭和人@ Re:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 団地名なつかしいですね。広告に使われて…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: