仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.06.23
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カテゴリ: 東北
尻屋崎から県道を宿泊地むつ市田名部へ向かう。途中の野牛地区だったろうか、津軽海峡越しの北海道に夕陽が沈む。

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大きな太陽が稜線に飲み込まれたのは、ちょうど田名部の市街地に入る頃だった。

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ホテルにチェックインは7時頃。フロントで夕食の店を尋ねたら、近くに良い居酒屋がありますよとのこと。早速お邪魔してみると、あまり大きな店ではないが、随分賑わっている。私が隅に座ったそのカウンターには、既に数名の人たちが談笑している。

そのうち、仙台からきた一人旅です、なんて話の輪に入れてもらう。聞くと、仙台周辺の出身で仕事で滞在している、また、青森県内から単身で来ているという方もいる。そして、そのうちまだ8時にもならないのに、あっさりと店を後にする人も。

てっきり職場か地域か同窓会かの気合いの入った飲み会グループだと思っていたら、どうも若干違うようだ。つまり、単身の方が夕食代わりに気軽に来ているのだ。自然発生的に「つどい」ができている雰囲気のようだった。そう言えば、年齢層もいろいろだった。

旅の話、青森の酒、遺跡の話、そして、大震災のこと。気ままに語った。単身赴任という若い人には、恐山から大畑に抜けられますよ、とか、大間は救急患者が出ると函館に行くとか、面白い話を聞かせてもらった。

酒は、田酒のほか、勧められて関の井、また、コウハイ(ホウハイだったか。迂闊にして失念)を飲んだ。酒も美味いし、ホタテを頼んだらイカもついてきたのだが、とにかく刺身も美味かった。驚くほど会計が安かったのは、ホテルの紹介と語ったためもあるが、あのカウンターの「集い」の誰かのマイ一升瓶から提供してもらったからだろう。不意の旅人に温かい田名部の人たちに、心から感謝の良い夜だった。

翌朝に朝の町を歩いてみたら、まだ6時台なのに道路脇に建設作業着風の人たちが列を作っている。おそらくバスが来て、仕事の現場に向かうのだろう。地域を支えている方々だ。昨夜の居酒屋も思い出しながら、下北の経済や活気について、自分なりに思いをめぐらせてみた。





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最終更新日  2013.06.23 00:22:13
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