仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.10.26
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いよいよ今夜が初戦。関東地方では朝から台風27号の風雨が報じられているが、仙台の夜の決戦には影響がないだろう。

さて、監督会議で予告先発の導入が決まり、G内海に対して、わがイーグルスは則本。大方の予想は初戦で田中と内海、第2戦が則本と菅野だったから、則本の予告先発はさまざまな憶測を呼んでいる。

田中を全戦でリリーフ待機させる、ということはまさかあり得ない。先発の枚数が多いわけでもなく、中継ぎや抑えに不安を抱えているから、リリーフで勝つ試合は多くない。節目の試合で先発完投させて必ず勝つために田中を使うしかなく、余裕をみて特に後半戦でブルペン待機くらいだろう。

あまり考えたくないが、田中に何らかの事情がある可能性も、一応ありうる。

各紙の報道を眺めてみると、球団側が田中の疲労を考慮した、本人が万全の登板を希望しているから、というのが大筋の報じ方のようだ。CSでは月曜日(21日)に最終回を投げているから、中5日にして日曜の第2戦の必勝を期するということで、「理由」としては成立する。

しかし、それは嘘ではないとしても、さらに意味のある「作戦」のはずだ。

第2戦と第6戦なら万全な田中で確実に勝てる。第1戦を則本で取れば、連覇でドームに乗り込むので、シリーズの主導権を握れる。このような発想が考えられる。ただし、第2戦必勝から逆算するこの考えは、初戦をとるかどうかで大きく分かれるいわばギャンブルと言える。

それでも、星野監督が自ら監督会議で予告先発制度を提案したことも考え合わせれば、一定の合理的な考えに基づくのではないか。次のように。

巨人は内海、菅野の順番で来る。菅野は打てるが内海はどうか。それならば、巨人打線にとって初モノの則本に相手が手こずるはずだから、そのうちに、AJとマギーの爆発を待つ。シリーズ開幕投手を任せれば則本は期待に応えるだろう。レギュラーシーズンの開幕こそ黒星だが、ここで勝てば本人にも大きな自信になり敵地での第5戦も投げ勝つ可能性が高まる。



そうすれば、ホーム第6戦は田中で必勝。ここで最終勝利が星野監督の描く最高のシナリオだ。もし、第6戦で通算3勝3敗のタイとなる場合には、第7戦は美馬の先発に則本も田中もブルペン待機で、歓喜の日本一を取る。

ここには、ホームグラウンドに戻ってからの田中の役割を重視している「作戦」が読み取れる。東北のチームとしての「勝ち方」も考えているのだ。

私は、星野監督はCS直後からこう考えていたと思う。ホームの第6戦を田中で勝つことを基軸にして、若武者則本への信頼と打線の可能性を見抜いた上で、こう考えたのではないか。仙台で2つ最初に取る。そのために、則本を送り出すのだ。

闘将の胸の内では、奇策でも何でもない。日本一への、そしてチームが地元で最高の姿を見せてくれるための、合理的な「作戦」なのだと思う。

今夜の東北は熱くなるだろう。





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最終更新日  2013.10.26 08:40:50
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