仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.11.10
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カテゴリ: 東北



堅い頭を数学の雑学本で癒やそう(?)と思っていたら、「正方形分割」問題と魔法陣のところで、我が国の誇る在野の数学の達人として、漆工芸職人の阿部楽方さんが出ている。

■桜井進『超 面白くて眠れなくなる数学』PHPエディターズ・グループ、2011年

正方形分割の問題は、正方形を異なる大きさの正方形でピッタリと埋め尽くすことができるか。この歴史が面白い。1902年に提起され、同じ大きさの正方形を含む分割や、長方形の完全正方形分割は成功例が出たが、「完全正方形分割正方形」ができるかどうか未解決の状態が続く。

日本の安部道雄が1931年に条件を明らかにし、1938年に55個の異なる正方形に分割された正方形分割正方形が発見される。もっとも、これは分割の中に長方形を発見できてしまう。1939年には長方形も含まれない単純完全正方形分割正方形が発見される。1978年には、21個の正方形で分割されるもの(112×112)が最小であると証明された。

世界の数学界を巻き込んで最後に到達した、この21個の最小で単純な完全正方形分割正方形を、こんどは魔法陣と結びつけた人がいる、との話が次に出てくる。

阿部楽方さんは、分割された21個の正方形自体が魔法陣で、224×224=20176全体も魔法陣になっているという巨大な魔法陣を作り上げ、世界一大きい魔法陣としてギネスブックにも登録されたという。

もはや想像もできないが、すごいモノなのだろう。

阿部さんは本職が漆工芸職人。ノートと鉛筆だけでこれまで数万点の魔法陣を作ってきた。この本には、誕生日入りの切手陣(幸せの六角形)が紹介されている。

そんな在野の超人。ひょっとしてと思って調べてみたら、東北は湯沢市の方のようだ。昨年末に、県立横手清陵学院高校のサイエンスカフェで講演された様子がネットで出ていた。



広報のページには、誕生日入りの切手陣(幸せの六角形)が写真で紹介されている。また、平成3年に発表された代表作・世界初の完全な「正方形分割方陣」(大きさが異なる魔法陣をすき間なく並べた巨大な正方形が、全体でも魔法陣になっている)が国立科学博物館(東京都)に展示されました、との紹介文も出ている。





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最終更新日  2024.02.24 09:34:10
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