仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2014.02.09
XML
カテゴリ: 東北
神社が最も多い都道府県は新潟で、4776社。第2位が兵庫の3861社という。

■戸部民夫『ありがたい神社の歩き方、神様の見つけ方 なんでもベスト10』芸術新聞社、2013年 から

データは文化庁の宗教統計調査(平成21年12月)によるようだ。ベストテンは、

1 新潟 4776社
2 兵庫 3861
3 福岡 3424
4 愛知 3364
5 岐阜 3283
6 千葉 3193

8 静岡 2847
9 広島 2696
10 長野 2468

となっており、少ない府県は以下の通り。

38 岩手 871
39 三重 855
40 鳥取 825
41 北海道 823
42 香川 805
43 山口 753
44 大阪 739

46 和歌山 446
47 沖縄 13

神社は氏神型神社信仰と勧請型神社信仰の2系統にタイプ分けできる。氏神型神社は、神道の神社信仰の基本形態で、地域社会によって祀られる氏神様を祭祀するための神社。氏神様には固有名もなく、特別な霊験がいわれることもない。

これに対して勧請型神社は、崇敬祈願型神社とも呼ばれ、平安初期以降霊験あらたかなことで有名な神様(霊威神)を勧請して祀るようになった新タイプの神社。神仏習合的な現世利益信仰による個人祈願が中心で、祭神の発揮する霊力(霊威、神徳)霊験(ご利益)が重視される。今日の神社はこの系統が圧倒的に主流になっている。

都道府県別の神社数が差があるのは、明治末期の神社整理の政策が関係しているようだ。当時の神社合祀令による神社整理は、地域の複数の神社の祭神を一社に合祀し、主祭神を霊威神(古事記や日本書紀に登場する皇統系の神々)にしたりする形で行われた。その際に、古くからの氏神型神社の多くが勧請型神社に統合されたと推測される。



全国で最も多い新潟県は、穀倉地帯で集落ごとに豊作祈願や収穫祭の行事が行われたこと、明治の神社整理の際にも集落ごとに存続したことが、理由に挙げられる。

その他にも、上位の県には、新潟のような米どころ、勧請型神社の普及しやすい産業発展の歴史を持つなどの地域特性がうかがえる。逆に数の少ない県の特徴としては、熊野三山(和歌山)、住吉大社(大阪府)、金刀比羅宮(香川)、伊勢神宮(三重)などの有力神社があり、勧請型神社の発信元として地域の信仰圏には他の神様が勧請されなかったことと考えられる。




なるほど。東北では福島が3073社で第1位。全国でも7位だ。岩手県が871で東北最下位で全国38位。すると岩手県は、明治の神社整理が進んだのだろうか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.02.09 12:33:24
コメントを書く
[東北] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re[1]:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 荒巻昭和人さんへ コメントありがとうご…
荒巻昭和人@ Re:荒巻地区の新町名と宅地開発史(12/14) 団地名なつかしいですね。広告に使われて…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: