仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2015.04.05
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カテゴリ: 宮城
渡辺波光『宮城県民謡誌』(萬葉堂出版、1978年)は、民謡の宝庫であるわが宮城県の民謡について整理し、また、変遷する民謡界の大概を把握しようとする力作であると思う。

これによると、20年ほど前(つまり1960年頃)は、桃水会、木兆会、大西会の3つだけが県内の民謡会だったが、いまでは小党分立。師匠の許でみっちり仕込まれて独立旗揚げを許されたものや、そうではないものなどもあるが、百花繚乱の状態という。

著者がアンケートを集めて、40数件の会の概要が記されている。民謡にはまったく詳しくない私だが、何人か聞いたことのある御名前や、白鳥ビルも登場している。

会の中には会員数が1万を超えるものもあり、脈々と地域に根付いた民謡の力に圧倒される。

私の祖父はよくTVの民謡番組を見ていた。明治後年生まれの祖父の世代では、歌というと、長持唄やさんさ時雨などのような謡曲や民謡がなじんでいたのだと思う。歌謡曲系ではやはり演歌が好きだったようで、日常を話し言葉で方縷々ようなフォークソング系の楽曲に対しては「歌ではない」と断言していた。

収穫や漁労、あるいは子守歌や望郷の念、新作の民謡などもあるようだ。庶民の生活にねざして、暮らしや心を唄い綴ってきた民謡について、勉強してみたい。





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最終更新日  2015.04.05 19:07:36
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