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ご覧くださいましてありがとうございます。このたび「管理栄養士事務所 D&Nサポートシステムズ」のwebページを移行しました。「食事と栄養のブログページ」ですURLはhttp://rd-dnss.com/coolabovita/です。どうぞこちらもご愛顧くださいますようお願い申し上げます。
2012年12月05日
日付を見たら1年あまりもこちらのブログを放りっぱなしでいたことになるのですね。なんというとこ。ブログのアカウントが削除されてなくてよかったです。さて、先日NHKのためしてガッテンという番組で糖尿病の夢のような新薬が紹介されていました。1日に1回飲めばよく、もしかすると糖尿病が完治できるかもしれない、というほんとに夢のような話でした。糖尿病ネットによるとすでにこの薬の一部は使用ができるようになっているらしい。http://www.dm-net.co.jp/calendar/2009/12/009548.phpでも、開業のDrでこれを使っている先生はどのくらいいるのだろうか。まだあまり効かない気がする。どういう方に効果があり、食事や他剤との関連などはどうなのか、情報がまだ少ない中であのような取り上げ方で「食事療法も、運動療法もいらない。飲めば効く」みたいな言い方にとても疑問を持ってしまった。食事をすると分泌される「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」というインクレチンを分解してしまう酵素の活性を阻害する薬だそうで、副作用もないという。承認されて間もない薬なので今後の行方が注目される。それにしても、なぜ10月に承認されたばかりの新薬をあのように大きく取り上げるのか、不思議に感じた。評価がまだ定まっていないように思うのだが、大丈夫なんだろうか。生活習慣が原因の疾病は生活習慣の是正がまず必要なのに、それは置いといて、みたいなことはいかがなものか。NHKの姿勢に大きな疑問を感じたのでした。
2010年12月10日
政権が変わった。これはこれでよい。民主党は「食育基本法」に反対の立場をとっていた。これもいい。わたしも食育基本法にはいささかの疑問を持っていた。実効性があるのか。食育推進計画というのを食育基本法に則って各県、市町村単位に策定しなければならない。県の食育推進会議の委員をさせてもらった経験からいえば、県の段階では独自性のあるものは皆無。県下の市町村の計画は実行部隊だけれど県はそれに乗っかっている。どうも新規の実行部隊を結成するわけでも、制度を創設するわけでもなく、ましてや新規の予算をつけるわけでもなく。ほんとに実効があるのだろうか。食に関することを法律で縛るほどのことはないのでは??とは思っていたのだけれど・・・。しかし、「食育」と言う言葉は古くからあったらしいし、そのめざす理念はよいのではないかと思っていた。だから、「食育」と言う言葉は政権、法律とは関係なく存在するべきと思うのだが・・・日栄はどうも「自己規制」を始めるらしい。食育ではなく食教育とか。すでに一部の業界紙でも食育という文言の言い換えを始めたとの事である。この変わり身の早さ。自民党一辺倒だったのに、政権が変わったらそんなすぐに変えるの?「食育」って日本語の一般名詞にすでになっていると思うんだけど。差別語といって日本で長く使われてきた言葉を変な漢字熟語に言い換えるような心地悪さを感じます。食育と言う文言を使用したからといって、民主党政権が栄養士会を目の敵にするとは到底思えないのだけど。理念をもって行動したいものだと思うのですが、いかがなものでしょうか。
2009年11月06日
近年、日本栄養士会雑誌や栄養士大会などでの執行部の発言を見ていると気になることがあります。管理栄養士の仕事の分野を「血液」の中に閉じ込めようとしているようにしか見えないのです。私はその傾向に大変違和感を感じています。私たちの仕事は血液の中でしか評価できないのでしょうか。血液の成分を端的に変えようとするなら経腸ではなく、ましてや経口ではなく静脈に直接栄養成分を流し込んでやればいいと言うことになってしまうでしょう。それでいいのでしょうか。それって薬屋の仕事なんじゃないですか。私たちの仕事の場は「食事というコミュニティ」であり、仕事の道具は「おいしい食事、食物」なのではないかと思うのです。管理栄養士の仕事のレベルアップが「食」から遊離して成分ばかり見ているようになってしまったら、栄養士・管理栄養士は要らないじゃないですか。きょうもある大学の方から入学説明会?にきた高校生から志望動機が「給食を作る仕事をしたいから」と言われてがっかりした、というようなことを聞かされました。給食を作る、でよくないのかなあ。それって管理栄養士の志望動機としてレベルが低すぎますかねえ。わたしはともかくそれでもいいと思うんだけど。その子がどういう意味で給食といったかは知れないけれど、食という基本的なことを抑えているだけいいと思うんだけど。栄養士ならともかく管理コース受験の動機としては困る、と言うんだけど一般的には栄養士=給食という図式ができているのだから仕方ないのでは?そういう子をどう訓練してひとかどの職業人として通用する管理栄養士に育てていけるか、が教育養成の現場の課題なのではないかしら。ともかく、「食う」と言う作業を通じて私たちは生命を維持しているのだし、人生を楽しくしているのだから食は大切な要素なのです。食についての知識や食文化にたいする理解や食うことへの好奇心を持たない栄養士、特に管理栄養士はいらない存在だといっても言いと思っています。日栄のおえらい方たちはどうも他職の人と対等に議論ができることのみが大切と思っているのではないかと感じてしまいます。もちろんエビデンスに基づいた議論は大切だし必要です。それは食うという行為によって体内に吸収された食物がどう代謝されるかと言うことで、根本はどう食べさせるかにかかっている。食べるということには調理と言う作業が欠かせず、おいしくなければ食べてもらえない、という事実をお忘れになっているのではないかしら。栄養士は食事を作っていればいい、管理栄養士は血液の中だけ見てればいい、なんてことが栄養士・管理栄養士の職務の区分けではないはず。じゃないかしら。食事を作る栄養士は管理栄養士よりも下?食事を作り、てべていただくということにおいては栄養士も管理栄養士も調理師も同じ土俵の上にいる仲間だと思うのだけど。
2009年10月17日
やっぱり、という気分です。花王のエコナです。エコナに限らず素直でない食品は食べるのに躊躇します。まして自分が食べたくないものを他の方や患者さんにお奨めすることはできないと感じていました。油は種子をすりつぶして絞って採ります。その限りにおいてはとても素直な食品です。たとえばゴマをすり鉢ですりつぶし、すりにすってゴマ油を分離する。家庭でもやってできないことはありません。とても手がかかります。それだけ手のかかるものはそう度々食べられるものではないはず。誰かが産業として大々的に作り始めると、そこにはいろいろな制約や良くも悪くも「工夫」が凝らされて工業製品となります。素直から少し隔たりが生まれます。でもこれは致し方ないとみんなわかって適度に利用していたのだと思います。ところが近頃の食品は必要以上に「工夫」を凝らすことが多くなりってしまいましたね。体に脂肪がつきにくいコレステロールを排除するなどなど要は食べ過ぎなければいいだけ、なのにどうして「好きなだけ食べてから、食べなかったことにしてくれる」物を望むのでしょうね。需要と供給との兼ね合いで、需要があるから作るのかはたまた、供給したいがために「ない需要を無理やり作るのか」。金儲けの種にしたいだけなのか。不思議です。よく「カロリーが半分やゼロのマヨネーズならいくら食べてもいいんですよね?」と聞かれます。いえいえ、「普通のまともなマヨネーズを半分だけ食べたらどうでしょうか、と答えていました。だって食べてみても普通のマヨネーズのほうが絶対においしいのだもの。おいしいものはありがたく感謝してちまちまといただくほうがいいと思っています。今回のエコナ騒動。他の特保食品にも波及するのでしょうか。食品は薬ではないのだから、なかでも一次産品でない加工した食品は特に注意してコマーシャルに惑わされないように厳選して食べたいものです。栄養士としてはエコナの仕事をしていなくてよかった、とほんとに感じています。仕事の口があるからと、報酬がよいからと、よく見極めずに引き受けることはしないようにしようと改めて思ったしだいです。そんな自由が許されるのが自営業・フリー開業の栄養士の働き方の一番のメリットなのだから。ま、そんなことばかり言っていると仕事の口がかからなくなりそうな、不況の世の中ではありますが説明のできる仕事をしていきたいと心から思ったこのごろでした。
2009年10月14日
仙台で「患者が開く糖尿病教室」のNPO法人法人化へのキックオフ(決起)集会が開催されました。昨年6月から開催された「宮城野区糖尿病教室」に参加された方がその取り組みにとても感心され、是非全市的な取り組みにしたいと各方面に働きかけて立ち上げることになったのです。「宮城野区糖尿病教室」とは22年にわたって続いてきた行政と医師会が力を合わせて開催してきた「患者向けの教室」です。20年前といえば国が糖尿病増加に気づき始めたころでしょうか。全国的に保健所が音頭をとって、地域で糖尿病教室の開催を医師会に働きかけ始めた時期です。宮城県でも柴田町・大河原町で医師会と栄養士が糖尿病教室を開催して、その手法が注目されていました。仙台市でも中田の医師会の有志のドクターがフリーの栄養士と一緒に教室を始めました。同じ頃宮城野区(その頃はまだ政令市になっていなかったのですが)でも医師会のドクターが中心になって教室が始まりました。医師の講話と管理栄養士の食事療法の講話、調理実習という今の形が出来上がっていました。この教室を管理栄養士として運営していたのが自営・開業栄養士の先駆者山本博美氏でした。スタッフとして後輩の栄養士を育ててくださって、私もそこで勉強し、成長させてもらった一人です。仙台市が政令市になるとともに仙台市の行政サービスの一環としての教室として保健センターと医師会の共催の形になり、全区(5区)で実施されるようになりました。「糖尿病教室Bコース」という名前でした。「Aコース」は完全に「予防」の観点から、Bコースは患者のためのコースという取り組みです。実績を持っていた宮城野区は従来の取り組みをそのまま生かせましたがその他の区はノウハウがない状態で始めることになったようです。このBコース、誕生のときから行政側との小さな(?)マサツがいろいろと、なかったとはいえない状態であったようです。保健所は本来「予防」が使命で「患者」と規定されると医療の範囲。だから保健所のサービスにはなじまないというのが基本的なスタンスのようで、これは正論です。わたしもそう思います。糖尿病の食事療法は治療法の一つだから医師と患者の問題であることは、その通りです。そこに行政の予算を入れてよいかというのは、難しいところですね。糖尿病だけ特別、というのも筋が通らない。しかし、糖尿病人口がどんどん増え、合併症を起こす人も増えて生活に支障をきたす人が増えている現状と、各開業医に管理家栄養士がほとんどいないという現実を見れば、多少の予算を入れてもいいのかな、と感じていました。そして20年が経ち、昨年。宮城野区を除く4区で糖尿病Bコースの開催が終了してしまいました。医師会の事情、行政の事情、いろいろあったのでしょうが、私たちには内情がよくは分かりません。事実として「終了してしまった」という現実だけがのこりました。宮城野区の医師会では、何としても開催を続けるというドクターの意思のもと従来通りの教室が開催されました。毎月一回、6ヶ月での開催でした。その教室に参加された方がこのようなすばらしい教室が閉鎖の危機にあるのはとんでもない。患者自身が勉強するための団体を立ち上げる必要があると「市民が開く糖尿病教室」を設立することになりました。NPO法人化をめざし、医師、患者、コメディカル、薬剤業界、その他の業種も含めた広い人々の参加をいただき、患者自身が「自分が主治医」として自己管理ができるような勉強の機会を提供していくのが目的です。昨日は県議会の若手の議員、重鎮の議員、野菜の生産者、流通関係、医療関係の方々が会場に入りきれないほど集まって会の立ち上げを期しました。このような患者自身のフットワークの軽い教室が皆さんのご協力をいただきながら有機的に社会とつながり効果的な事業展開ができる事を願っています。私たち栄養士も患者とどのように連携して効果が出るように動くのが良いのかを真剣に検討していきたいと思います。
2009年03月28日
早くも二月になってしまいました。特定健診・保健指導元年の平成20年、なんとも動きが鈍く気をもんでいたのですが年度末目前になってやっと仕事が出てき始めましたね。先日も去るアウトソーシング会社から保健指導についてのご相談を受けました。その会社では指導教材を別に用意していないとのことで仕事を請けた管理栄養士に任せるということでした。さて、その教材ですが昨年度の保健指導実践研修会のときにテキストと一緒に5000円で購入したのです。手元には製本されたものはあるわけです。が、その本の紙が薄く、コピーをすると裏移りしたり、本ですからページのあわせ目が黒く移ってみっともなくなってしまいます。厚生労働省のウェブサイトにはこの本の元データがすべておいてあってそれをダウンロードすればきれいに印刷できるのです。厚生労働省「標準的な健診・保健指導に関するプログラム(確定版)」http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info03a.html保健指導における学習教材集http://www.niph.go.jp/soshiki/jinzai/koroshoshiryo/kyozai/index.htmこの教材集のファイルがパワーポイントなのです。PDFファイルではないので改変することができるのですが・・・MSPowerpoint パワーポイント、高い。2007ヴァージョンは25000円以上、2003ヴァージョンは33000円以上します。正直言って保健指導の仕事のためだけに35000円は支払えません。だってどのくらいの仕事量になるのか、いまだに判然としません。仕事として割が合うのか?成り立つのか?たぶん、手間を考えると割りは合わないような気がします。パワーポイントは学会発表や種々な教室でも使えるから、持っていても損にはならないかもしれないけど、3万円以上はかなりの負担になる。と、どうしよう~~と悩んでいる仲間も多いのです。で、お勧めは学生の(中学生でも良いようです)が身近にいたらアカデミック版を購入することですね。MSOffice Professional を買ったらすべて入っています。しかも安い。子どもがみんな卒業してしまったら、しょうがない。買うか? でも高いです。5万円以上する。そこで、無料のプレゼンソフトを探しました。みなさんご存知のGoogleにありました。オープンソースのスター スイーツというソフトがあるのですが同じものがグーグルのサイトにおいてあり、簡単にダウンロードすることができます。とご案内したところですが、つい最近までgoogleのサイトにあったスタースィートがなくなっていました。なんと言うことでしょう。どうもstarsuite9が発売になったのでフリー版はなくなってしまったらしいのです。でも、同じものがOpenOfficeというフリーソフトで配布されています。日本語版はこちらから。http://ja.openoffice.org/Impressというプレゼンテーションソフトがはいっています。これがパワーポイントの2003との互換がほぼ完全にできるようです。特定保健指導の教材はほとんどテキストボックスとオートシェイプだけですのでImpressで十分間に合います。もしプレゼンテーションソフトがないから教材集が使えない、という方はお試しください。
2009年02月03日
11月7日、富谷高校をいい大人35人が大挙して訪問。仙台で「せんだい・みやぎオータムセミナー2007」実行委員会が高校向けに主催しているキャリアデザインセミナーの一環として開催した「職業教育」の授業の講師たちでした。私もその一人とし参加して来ました。この取り組みはもう3,4年前から続いているもので、今回初めて普通高校に呼ばれたとのこと。参加した「大人」は社会人と学生。高校生の進路の決定に役立つお話ができればうれしい、と仕事をなげうって平日の午後に集まりました。私には「管理栄養士になりたい、どんな仕事なのか知りたい」「管理栄養士と栄養士の違いとは何ですか」などの話が聞きたいという生徒さんが16人もいるのでぜひ、と声がかかりました。うれしいね!だって、240名くらいの生徒のうち16名ですよ、14%弱ですよ、結構志望者数が多いじゃありませんか。45分間、8人づつ2回に分けて話し合いをしました。それぞれ女子が7人、男子が1人。熱く、熱く栄養士の仕事のおもしろさ、楽しさを語ってきました。栄養士は生活そのものがすべて仕事の種になること。人の人生に直接関われる、人生を左右することにもなる仕事であること。これからは食に関わるすべての場面で重要なキーマンになれること、ならなければならないこと。そして自営のフリーの管理栄養士の働き方はこんなにおもしろい、ということ。組織の一員としての管理栄養士であっても自分の意識の持ち方しだいで仕事はおもしろくなる。給料分の働きで終わるのではなく、半歩でも踏み出した仕事をすると社会が変わること。世の中がおもしろくなること。などなど。このセミナーに参加した人々はみんな、半歩どころではなく2歩も3歩も閾を踏み出している人々ばかり。じゃなきゃ、仕事をなげうって、年休を取ってまで高校生のためにわざわざ行きゃしませんって。だから、おもしろ~~~い人々の百科事典のような一団ではあったと思いますね。そして、セミナーの感想が送られてきました。「今までずっと栄養士という仕事は学校の給食とかの献立を考えているということしか知りませんでした。今日詳しい話が聞けてとても良かったです。栄養士という仕事は自分の生活にも影響すると思うので将来とても役に立つと思いました。自分も栄養士になりたいとすこし考えているので参考にしていきたいと思います。」「栄養士の仕事が学校で給食を作りとだけ考えていたけれど、今は違うということがとてもよくわかりました。自分の日常などに深く関わっているという子tが市って将来なりたいと思いました。」と多くの生徒が同じような感想を寄せてくれました。中にはスポーツ栄養を扱う栄養士になりたいとはっきりした目的をもった生徒もいて心強い限りでした。栄養士ってどんな仕事だと思っていたの?と聞いてみたらほぼ全員が「中学校の給食のときの栄養士」と答えていました。ということは中学校の給食に携わっている栄養士はよほど心して生徒にあたらないといけないということになりますね。食に関してのエキスパート、頼りになる栄養士像を植えつけるすごいチャンスなのですね。残念なことに小学校については、記憶にないのかなあ。話に出てこなかった。子どもに直接触れるチャンスが少ないということなのでしょうか。給食だけが栄養士の仕事ではなく行政での疾病予防の仕事やフリーの栄養士の自由な活動についても興味をもってくれたみたいで、うれしかったです。さて、あおるだけあおって、フリーになったら生活できない、就職しても賃金が安すぎる、現状を何とかしなければなりません。専門職や現業職がどんどん給与を下げられて結婚もできない、家族を養えないなんて何か間違っている。介護職も栄養士も。セクハラでいうのじゃないけれど女性の多い職場はどうしてもベースが低くなってしまうのはなぜ?職業として確立できていないということでしょうか。安心して暮らせるだけの賃金を保証してほしいものです。正規の雇いではなくパートや臨時でしか就職できないのは絶対におかしい。というとフリーの栄養士はかなり難しい立場に立たされることになりそうだけど、でもフリーだからこそできる仕事もあるのではないかなあと思うのです。フリーの栄養士はできるだけスキルを磨いて常勤者ではできないことに特化して仕事を確立させないといけないのでしょうね。難しいけれど。それがまたやりがいなのですから。
2008年11月23日
いよいよ、特定検診・特定保健指導が始まってきましたね。まだ件数はちょぼちょぼのようですが増えてくるのでしょう。たぶん。実際思ったより件数が上がってこないなあ、というのが実感ではあるのですがね。なぜって、メタボの該当者があまりいないのだそうです。つまり服薬している人が結構多いらしいのです。未病ではなく有病の人が思ったより多いらしい。へえ~ですね。さて、8月から10月にかけて東北一円を管轄している某企業の寮の食事を作っている方たちへの栄養についての指導の仕事をしています。今年はゆっくりと時間をかけて寮の利用者の様子などを聞きながらメタボ予防の一端を担っていただくための話し合いを続けています。その中で次第にあぶりだされてきた問題が「特定検診」に該当しない年代の方の食意識をどう変えるか、というもの。50代、60代の社員は多かれ少なかれ食事や健康について注意しなければならないとの意識を持っているらしい。しかしすでに「有病」になってしまった人に病気に対応した食事の提供をどうするか。これってすごい難しい問題ですね。いろんな病気の人が入り乱れているのに全部に対処するなんて無理。集団給食施設ではないから栄養士がいるわけでもないし。どうする?それにもまして、食事の問題で悩みなのが40歳以下の若年層。食に対する意識があまりに低過ぎる、と言う。寮で出す食事を目の前にしてカップラーメンを食べる、食事を食べずに菓子を食べる、食べるのはハンバーグだけ、食卓にはジュース、完全にお子様ランチ状態魚料理は残す野菜料理の残すほとんど食事に手をつけず、部屋にこもってスナック菓子を食べる「これをどうしたらいいのでしょうか?」「ほっとくわけにもいかないけれど、でも強くもいえない。相手はお客さんだから」というのが悩みだという。保健指導に該当しない層にも強力な指導が必要かもしれない。職場検診のあり方をメタボにばかりではなくすべての層に必要な支援を届けるにはどうしたらいいのだろうか。というより、新入社員などについてはそれまでの「家庭でのしつけ」の問題だなあ、とつくづく感じます。食に限らず「家庭の教育力」が著しく低下しているのでしょう。さあ、どこから手をつけたらいいのかな。また、大きなテーマをもらってしまったようだ。
2008年10月03日
三笠フーズの事故米転売の「ヒドイ」話、本当にがっかりしました。保育所で使っているせんべい類やもちこめ、その他の食品ももしかしたら、と出所を明らかにするようにと指示が出たようです。同時に焼酎の原料としてアフラトキシンの生成されたカビ米が使われているとして製品の回収が続いています。アフラトキシンは学生のころに習って今でも忘れないくらい印象の強い毒物で、世界最強の発ガン物質です。日本国内にはこのカビはいないのですが東南アジアなどからの輸入穀物やナッツ類に繁殖します。黄変米事件として習いました。つい何年か前にも汚染されたピーナッツが輸入されたことがあってニュースになりました。遺伝性のある発がん物質ということですから、なんとも怖いです。このあたりのことは日経bpのwebsite FoodScienceの松永和紀さんの記事をご覧ください。その記事によりますと今のところアフラトキシン汚染米が原料として使われていたとみられる焼酎のからアフラトキシンは検出されていないそうです。これで、安心できるのか? 安心はできないですね。何に入っているかわからないのですから。また、ある分量の米がすべてかびていたら毒も検出されやすいかも知れないけれど、おそらくはところどころがかびている?とすれば、製品になったときに検査をすり抜けた製品が汚染されていた、何てことも十分にかんがえられるのですよね。怖い。さて、怖いのはカビ毒だけではないです。もっと日常的に口にするものももっと怖い発がん物質なのです。それは、アルコール。つまり、酒です。1日に2合以上の常習的な飲酒で癌になる率は1.43倍増える。1日3合以上で1.6倍になるのですって。これってすごく怖い。入っているかどうかわからないカビ毒より常に身近にある強力な発癌物質。「食料自供率を上げるには日本酒をもっと飲もう」なんていってる場合じゃない。習慣的飲酒はアルコール依存の原因ともなる。日本って国は、よくないことも言葉で飾って「よいこと」に粉飾してしまう悪い属性があるようで、習慣性喫煙依存を「タバコを嗜む」とか「愛煙家」とかいって許してしまう。酒も過ちを犯しても「酒の上での・・・」として許してしまう。おかしい。酒は自分を失い、タバコは命を失う。周りにも大迷惑。先日も新幹線が終着駅近くになったら車掌が「全車禁煙のため、タバコを吸われるお客様には長らくご迷惑を、ご不自由をおかけいたしました。ホームに喫煙所がありますからご利用ください」だと。なんだか嫌煙の人がすごく悪者みたいじゃないですか。変だよ。一生のうち何時間か禁煙したことによって、タバコ吸いの人の寿命が何日か延びのだから、感謝してもらわなくちゃ。ね?酒も同じ。酒メーカーが売りたいのは商売だからわかるけど、あんまりおおっぴらに売りまくるのはいかがなものか。イベントなどで勧めるのも、なんだかなあ、と心配になる。メタボの原因に絶対になっているもの。習慣性がついたら、やめるのは大変な思いをしなければならないから。特に女性はアルコールに耐性が少ないといわれているから、要注意です。このごろのいろんな人の動きをみていて、すごく心配なのです。
2008年09月17日
保育科の小児栄養を担当しています。自分の食事がバランスが取れているかどうかの判断を「食事バランスガイド」を使ってしてみよう、という授業で、「○つ(SV)」がわかんない!!との大合唱がおきました(ちょっと大げさ)。ご飯が「1つ」とか「2つ」とか数えるって、なんで?ご飯って1膳、2膳って数えるもんでしょう?どうして1つなの?パンも1枚、2枚なのに、なんで1枚が1つなの?わかんない~~~。だそうです。これを説明するのに大汗かきました。きっと納得していない。ともかく、国では、6枚切りのパン1枚を1つと数えることにしたんだからね、などと自分でも納得できない返事をしましたが・・・私もほんとは納得していない。だから説得力がないよね。「炭水化物40g相当のグラム数を1つとする」なんて細かいことは「隠しておいてOK」というのがもともとの趣旨だから、これを言っても始まらないのね~。となると普通に食べている食べ物の大きさを基準にしてるから、パン1枚を「1つ」と数えるのだ!というしかなくて、じゃなんで1枚じゃいけないの?と問われれば、とにかくそうなっているのとしかいえない。どうも「1つ」という「いくつ」いう概念のほうが定着しているから紛らわしいのではないかと思うのだけれどまったく新しい数え方なのだからいっそ「SV」などの今までにない言葉のほうがよかったのかもしれない。と考えこんでしまいました。言葉って難しい。
2008年08月10日
ほんとに久しぶりの更新です。先月、全国地栄協の組織強化懇談会&ブロック研修会にpcをもって出て以来なんだかパソコンがおかしくなってしまった。CDドライブが認識できず、音声が認識できず、とうとうキーボードが何にも動かなくなってしまった。ちょうど1年前前のPCの電源コードが切れて動かなくなり仕方なく(急ぎの仕事が立て込んでいて)このSONYのPCを買ったのだけれど、まだ1年しかたってないのに。それも保障が切れてその翌日にまるで動かなくなった。すわ!SONYタイマー始動?あきらめきれずヨドバシにいってSONYのお兄さんに食い下がり、修理サポートに食い下がり、ほとんどご迷惑な客になって調べてもらった。ら・・・どうもVISTAが壊れてしまったらしい。95やMEの時には頻繁にリカバリーしてたのだけど、久しくやってない。リカバリーCDもついてこなかったし、どうしよう。それよりもデータのバックアップやCドライブのバックアップを取って、復元しての手間と時間がかかりすぎる。でも仕方がないので、やりましたほんとに久しぶり。BAIOSを見たのも久しぶり。セーフモードも懐かしい。しばらく見たことないもの。XPってほんとに安定してたのね。リカバリーはさくさく終わったのですが、アプリとデータの復元が、かかるかかる。時間と手間が。ああ、面倒。というわけでメールもブログの更新もさっぱりできませんでした。それにしても、VISTAって結構危ういかもね。
2008年08月06日
去る15日に平成20年度の栄養士大会が開催されました。ここ3年ほど毎年開催されているこの栄養士大会。中村会長の意気込みが伝わる会でした。今年は「特定健診・保健指導=栄養ケア・ステーションへの対応」というテーマでした。厚生省のお役人の(厚労省健康局総務課生活習慣病対策室長 関氏)型どうりのお話で国も各県栄養士会の「栄養ケア・ステーション」を行政の中に位置づけている・・・とのお話でした。そして各県栄養士会の上部に日榮のなかの「栄養ケア。ステーション推進検討会」なるものを位置づけるとのことで、結局は日榮の一元管理になるのかなあ、と先が読めない感じでした。つまりは今まで各県ごとに法人として立ち上げてもいいし、NPOでもいいし、、、といっていたのが日榮の思った型にはめ込んでね、ってことになるらしい。人的管理も日栄が管理するらしいし、???。続いてのシンポジュウムでは井上幸一日栄広報普及部長などの話があり、端々に「地栄協会員の力が求められる!」と出てくるのだが、今提示されている報酬額で果たして生活ができるだけの収入になるのだろうか。年金や夫の被扶養者など副次的な収入に頼らざるを得ない人々でなければ従事できないような収入保障しかでない現状で地栄協の力を頼りにしているなんていわれても、困る。地栄協が退職者や主婦の会員で占められるべき時代は終わったと思うし、終わらなければならないと思う。もっと自由に動ける、発言できる栄養士の集団としてパワーアップしていかなくては。組織の論理に従わざるを得ない従業員のしがらみにとらわれない「正論」を誰はばかることなく言える栄養士の集団としていかなくては。とおもっていた矢先、栄養士会総会資料を繰っていたらショック。総会資料131パージから各職域協議会役員名簿が載っているのですが、、、、地栄協の役員名簿の勤務先が真っ白。これってなに?たとえば私は「管理栄養士事務所 D&Nサポート システムズ」として事業登録をしているれっきとした(自分では自負しているのですが)個人事業主です。当然勤務先も事業所の開設地にあります。勤務先は事業名の場所でなのに、空白になっている。幹事承認の届けには書いたような気がするがなあ。会長以下真っ白とは。ありえないでしょう。今年の幹事の方でも多くの方は自分で事業を起こしているはず。こんなところからも日栄の地栄協に対する意識の低さと期待度の低さが現れているようで、悲しい。これからの地栄協は「保健指導」含めて、あえて組織に依存しない独立の栄養士の集団として学卒直後の若い人たちを受け入れて訓練し、使い物になる真の意味での地域活動栄養士の軍団となっていかねばと思ったしだいでした。道遠しかも知れないけど。地域活動栄養士協議会の仲間の皆さん、ぜひ事業届けを出して「個人事業主」として活動しませんか。意識が変わる、行動が変わる、世界が開けること間違いなしです。何、税務署に紙切れ一枚出すだけですから。お金もかからないし。ただし確定申告は必ずしなければなりません。が経費の差っぴきができること、事業控除が大きいことなど利点もいっぱいあります。このあたりの詳しいことは東西ブロック研修会で日本栄養士会 監事の 沼田新先生の講演でお聞きできます。東会場が 7月19日 9:30受付開始 会場 さいたま市 さいたま共済会館 (浦和駅下車)西会場は 8月9日 9:30受付開始会場 福岡リーセントホテル詳しくは日本栄養士会雑誌をごらんの上お申し込みください。まだまだお席に余裕があるようです。
2008年06月20日
とうとう、やっちゃいましたね。 「日替わりマスターと宮城をまるごと飲んで食べて語らナイト」の第2夜。マスターを勤めました。 たのしかった。 来てくださった方々に感謝です。 サポートしてくださったスタッフに感謝です。 この試みは「市民みんなで創る、いつでも誰かとつながれるコミュニティーレストラン創設準備企画」の第2弾として企画されたもので仙台の街中なのとある喫茶店を1週間借りきっちゃいました。何をするかというと日替わりで1夜のレストランを開店するというもの。マスター役を買って出たそれぞれのメンバーが自分の主張に沿ったプログラムを立てて、お客様を集め、食事をだしておもてなしをするというもの。ただ食べるだけ、飲むだけ、というものではなく地域のコミュニティをどうしたら広げられるか、宮城の、仙台の食に関するネットワークを構築できるか、を探るためのアンテナショップ的な発想からスタートしました。なので、私は宮城の美味しい食にこだわって、特に豚肉にこだわってプログラムをしました。宮城は元来豚肉文化圏。肉じゃがも芋煮も豚肉が正統。牛肉なんて大人になってから食べ始めたようなもので、子供のころ両親だけが県庁前にあったステーキ店で美味しいビフテキ(なんとレトロチックな言葉でしょう。いまあんまり使わなくなりましたね。ステーキといえば牛、と決まってしまったもの。昔はステーキとは豚のロースを焼いたものだと、思い込まされてました)を食べてくるのをうらやましく思ってた物でした。で、ひょんなことから白石の養豚家で「ありが豚」を生産している高橋さんをしりその美味しい豚肉「ありが豚」を使ったメニューをメインにしました。会場は普通の喫茶店で夕方まで通常の営業をしています。私たちは8時から10時30分までおかりしました。第一夜は若林区の産物大集合、のおようなメニューで大いに盛り上がりました。私の担当は第2夜。献立&プログラムは 開会挨拶 一応マスターとしてkuishibo大河内が開会宣言。乾杯 前菜 じゃがチーズのせんべい ゆでアスパラガス プリモ ピアット ありが豚とお野菜のブレゼ よっちゃん南蛮 玉松ゆずポン酢 ありが豚のの生い立ちの説明 のんちゃん、ありがとうございました。プリントしてお渡しで きました。 セコンド ピアット ありが豚でウィンナーを作って食べよう。 付け合せに「吉岡の今取れたてのほうれん草のおひたし」とカリフラワーや「日辺の長~いきゅうりなどのピックルスをおだししました。 ちょこっとお勉強タイム ドキュメンタリー映画「いのちの食べ方」の予告編を鑑賞 食物に感謝、自然に感謝 みんなで「ありが豚」でした 〆はピラフ 閉会の挨拶 伊達の三本締めでお開き ウィンナーをその場で作って(いっても羊腸につめるだけですが)もらって、それをボイルしてマスタードをつけて食べていただきました。ウィンナーつくりが大盛り上がり。皆さんすごく楽しげにムニュ、ムニュと搾り出していました。 加工食品も意外と簡単に家で作れることをお伝えできて、良かった。 羊腸なんてものを見るのも初めての方も多くまして搾り出し袋から押し出してつめる、なんてことはほんとに初体験だったそうです。お客さんの声 野菜が美味しいのにびっくり。味付けしなくても美味しいなんて。 ありが豚が美味しい ウィンナー、おもしろい。子どもと一緒に作りたい などなど、 皆様にお楽しみいただけたようで、ほんとに良かったです。 定時 10;30分には終了できました。 ご参加くださったお客様、本当ありがとうございました。いろいろ不行き届きな点があったかと存じますが、初めての試みということでどうぞお許しくださいませ。またこのような試みをするときにはどうぞご参加いただければ、とても嬉しいです。と気づいてみれば、写真を撮ってない。カメラもムービーも持っていったのに。 どなたか写真、ください~~い。 さて、昨日のレシピですウィンナーソーセージ羊腸 (塩漬けのもの)は10mくらいが1袋に入って700円で売られています。私は明治屋さんで求めていますが通販でも買えます。肉はモモ肉とバラ肉を2対3くらいの割で使うとちょうど良いと思います。昨日はバラ肉が多かったので少し柔らかめでした。モモ肉が多いと粘りが出てしっかりとした歯ざわりのものができます。肉屋さんで挽いてもらうと便利ですができれば自分でミンチにしたほうがより安全です。ミンチにするにはフードプロセッサーが便利ですが、でも肉挽き器で挽いたほうが挽き加減が自由になるのと熱をあまりださないので美味しいような気がします。モモ肉 600gバラ肉 200g たまねぎの摩り下ろし 250g塩 13gくらい(材料の1.2~1.5%くらい)あら引き黒胡椒セージナツメグオレガノ 各少量適宜ワイン 大3片栗粉 大2~3好みで 卵・牛乳・パセリ・チリペッパーなどを入れてもいいです上の材料を良く混ぜ、手で練り上げます。混ぜている途中肉が温かくなって脂が出てくるようなときは氷を入れながら良く練ります。粘りがでてきたら少量をフライパンなどで焼いてみて味を確かめます。ソーセージ用の搾り出し袋にウィンナー用の口金を入れておきます羊腸の端を開き口金にかぶせてたくし込んでいきます。搾り出し袋にミンチを入れて押し出しながら羊腸に搾り出していきます。このとき羊腸の先は結んでおきます。6~8cmくらい詰めたら一ひねりし、続けて搾り出してミンチを詰めます。全部の羊腸にミンチが詰め終わったら、ひねった所同士を絡ませてひねりが戻らないようにします。生ウィンナーにするならこの状態のものを75度のお湯に7~9分つけてボイルして食べます。もし燻製をかけるなら生ウィンナーの状態のものをざるに並べて冷蔵庫で3~4時間乾かしてから燻製炉で温燻(30度cで1時間くらい)熱燻製(70度位で20分)で燻煙します。簡単に燻煙するなら中華なべに網をしいてウィンナーを並べ端に火をつけたスモークウッドを入れてアルミホイルで蓋をして30分程度いぶすと美味しくできます。燻煙をした後はやはり殺菌の意味で75度で20分くらいボイルします。燻煙についてはhttp://blog.kahoku.co.jp/shokuweb/kuishinbo/archives/2007/05/post_84.htmlにも書いています。ごらんください。ジャガイモとチーズのせんべいはジャガイモを大根突きで千切りにしますチーズも摩り下ろしジャガイモに混ぜますフライパンで焼くだけです。両面こんがりと焼きます
2008年05月28日
とうとうカフェ・レストランのママをすることになっちゃいました。市民みんなで創る、いつでも誰かとつながれる コミュニティーレストラン創設準備企画第2弾 『日替わりマスターと宮城をまるごと飲んで食べて語らナイト』 が開店します。☆噂の日替わりマスターによるコミュニティーレストランが1週間限定でオープン(5月26日~31日)☆です。私も27日を担当して「ありが豚」さんのおいしいぶた肉の超簡単な食べ方を伝授しつつ美味しいお肉を食べていただくことになりました。ありが豚さんの豚を使ってウィンナーソーセージを手作り「してもらいます。美味しく食べてもらいます」というセミナー込みでレストランを開店します。みなさん、たくさんきてくださいな。これは宮城の食をテーマに様々な人々との交流と数多くのプロジェクトが生まれていくことを期待して食について発信した人がそれぞれ1日を担当して料理を提供し、語り合う場を提供しようという取り組みです。 食にかんして関心を持つ方なら大歓迎です。ぜひご来店ください。主催 Five Bridge(ファイブブリッジ) http://www.five-bridge.jp/ Sendai BizCafe(仙台ビズカフェ) http://c.mixi.jp/bizcafe 三陸おさかな倶楽部 http://osakana-club.jp/ 協力 after studio(アフター・スタジオ) 森民酒造本家(森乃菊川)参加費 2000円(日替わりマスター特製料理とお料理の秘伝の伝授料込みです) ☆ドリンクとオプション料理は全品500円 予約制になっていますのでご参加希望の方は下記までご連絡ください。【お申込み・お問合せ】 平成20年5月25日(日)までに三陸おさかな倶楽部店頭か下記連絡先までメール・FAXにて必要事項を記載の上お申し込み下さい。 ○お名前: ○電話番号: ○参加人数: ○参加希望日:26日(月)/27日(火)/28日(水)/29日(木)/30日(金)/ 31日(土)ランチ/31日(土)スイーツ/31日(土)大交流ナイト 「三陸おさかな倶楽部」 〒980-0022 仙台市青葉区五橋1-5-20 TEL:022-393-5402 FAX:022-393-5403 メール:info@osakana-club.jp URL:http://osakana-club.jp 今回のお店は、仙台市青葉区一番町のビルの谷間にたたずむとても居心地の良い喫茶店です。夜のバータイムを1週間お借りしてのイベント開催となります。日替わりマスター一同、皆様のご来店を心よりお持ち申し上げます。 【開催期間】 平成20年5月26日(月)~31日(土) 月~金=20:00~22:30(予約制)「宮城の食材まるごと大集合ウイーク」 土=12:00~14:30(入退場自由)「ランチタイム・セミナー」 15:00~17:30(入退場自由)「スイーツタイム・セミナー」 18:00~22:30(入退場自由)「宮城の生産者とまるごと大交流ナイト」 【会 場】 after studio(アフター・スタジオ) 住所/仙台市青葉区一番町1-8-34 電話/022-227-8098 東二番町とおりを南町から旧東北学院方面に南下して2本目のとおりの角(マツダレンタカー角)を一番町方面(西に)に入って3,4件目の佐松電話店の1階。「アフター・スタジオ」です。詳しくは「わかばやしくさんのブログ」をご覧ください。
2008年05月21日
私が運営委員をしている仙台インターネット推進研究会では次のようなセミナーを開催します。仙台インターネット推進研究会はインターネットユーザーの自由なMLとして活動を始めて今年で12年になる会です。隔月セミナーを開催しています。5月のセミナーはネットに流れているさまざまな食に関する情報からどのようにして正しい情報を選び出すか、どこに確かな情報があるのかなどについて永年、仙台市立保育所の管理栄養士として仕事をしてこられた樋口典子さんが講演してくださいます。子どもの食事、高齢者の食事、健康食品のことなどについてお聞きできるとおもいます。ぜひご参加ください。当日受付もOKですので直接会場にお越しくださってもかまいません。詳しくは下記をごらんください。(仙台インターネット推進研究会MLから抜粋)━ 仙台インターネット推進研究会:5月定例セミナー開催のご案内 ━━━━『ネットで日々安心できる"食"を見つけだすコツ』仙台インターネット推進研究会では、設立趣旨である「宮城県のユーザーにインターネットの健全な利用の啓蒙と情報提供をする」という目的のもと、中国製餃子問題や賞味期限偽装事件など、大きな社会問題となっている「食」と、「食に関する情報」におけるインターネットの関わりについて、管理栄養士としてご活躍されている樋口典子氏をお招きして、食とインターネットに関するセミナーを開催いたします。さて、仙台市内の各保育所に最低1人づづいらっしゃる栄養士のみなさんは0歳から就学前までのお子さんの食事である離乳食から幼児食、アレルギー対応食など、それぞれのお子さまの事情に応じた安心できる食事などを日々作っています。その他、保育所の子どもや保護者、地域の方々に対して『食』に関する様々な食育啓蒙活動を行っています。地域で子育て中の保護者の方々に対しても、離乳食講座などの"食"の情報も提供しています。そのなかで得た、旬の素材を意識して取り入れた日々安心できる食事づくりの豊富なご経験をもとに1.ネットで探す『日々安心できる食』・厚生労働省のWebサイトで『食品の事故情報などをすばやく見つけ出す』方法・食品メーカーのWebサイトから『安心できる食情報』を手に入れる方法・話題のサプリメントや健康食品Webサイトの『正しいみかた』・"食"に関するマスメディア系Webサイトや大学・研究機関系Webサイトの 『やさしい読み方』・もっと活用したい地方自治体など『行政が発信するWebサイトのツボ』・日頃から安心できる食事を食べている方々や栄養士が日々つづっている 『おいしいWebサイト』のご紹介2.ネットで探す『安心できる食事を段取りよく準備するコツ』・Webサイトでプロが見つけた『段取りよく食事を準備するコツ』・Webサイトでプロが見つけた『安心できる食材を探すコツ』について、 樋口先生がそれぞれのWebサイトを閲覧、その場で解説していただきます。講演要旨はこちらです。開催日時 :2008年5月9日(金)19:00~21:00(開場は18:30)会場 :仙台市市民活動サポートセンター 研修室 (開催フロアは1F入口案内板をご確認ください) 仙台市青葉区一番町四丁目1-3 / JR仙台駅西口から徒歩15分 仙台市営地下鉄南北線 広瀬通駅西5番出口前地図 :http://www.sapo-sen.jp/map.php募集人数:25人(予定)参加費 :一般:1000円、学生:500円(税込)申込方法:下記ホームページ上でお申し込みください。 http://www.slabo.or.jp/seminar/list.cgi申込期日:ホームページからは前日まで。当日受付でも可能です。講演内容:ネットで日々安心できる"食"を見つけだすコツを、樋口先生が 講演しながらその場でWebサイトにつないで、その内容を解説 していきます。講師略歴:樋口 典子 氏 1959年 仙台市青葉区生まれ 宮城学院女子大学家政学科卒業 1981年 仙台市に栄養士として入職、保育所に24年勤務、 その後保健福祉センター勤務 2006年 退職 現在 宮城学院女子大学非常勤講師 東北こども福祉専門学院講師 (小児栄養) 食育などに関するパフォーマンス(野菜ちんどん)をはじめ、 講演や執筆活動などでご活躍です。主催 :仙台インターネット推進研究会(仙台市) http://www.slabo.or.jp/その他 :セミナー終了後は懇親会を行います。 (別会場・参加費¥3,000程度)みなさまのご参加、心からお待ちいたしております。━┫活動理念┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【 知識は行動に理論は創造に 】・私達研究員は、仙台インターネット推進研究会から何らかのサービス を受けたり研究会に対して求めるのではなく、この活動理念のもと、自ら研究 活動を行うか自ら研究会の活動に参加し社会に貢献します。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━仙台インターネット推進研究会のメーリングリストです投稿 : slabo@yahoogroups.jp 退会(自動処理) : slabo-unsubscribe@yahoogroups.jp再入会(自動処理): slabo-subscribe@yahoogroups.jp管理者は : slabo-owner@yahoogroups.jp研究会のページ : http://www.slabo.or.jp/eグループページ : http://groups.yahoo.co.jp/group/slabo/
2008年04月23日
緊急のお願いです。「計算しましょ保育所用」をお使いの保育所へお願いです。パソコンの更新やバージョンアップなどでExcelを更新されるご予定がる場合は2007への乗り換えはちょっと待っていただきたいのです。Excel2007は画面の構成(インターフェイス)が大きく変化したこともさることながら、動作が異様に遅くなることが多々あります。2003までのExcelは互換モードで今までどうり使えなくないのですが、変更を保存終了するとファイルサイズがが莫大に大きくなるようです。2003と併用しないなら2007のマクロ有効モードのファイル形式の「xlsm」で保存しておけば使えますがファイルサイズはさほど大きくならないものの動作が異常に重くなります。どちらにしろ旧バージョンからの乗り換えでは動作が遅くて使い物にならないようです。現在解決法を探していますがどうもあまり良い解決法はなさそうです。2007形式で新たにシステムを構築しなおすしかないのかもしれません。これにはいささか時間が要りそうです。パソコンを更新するときは2003までの旧バージョンのExcelかOfficeを残しておかれた方がよさそうです。もしExcelとWordとがプリインストールされているPCをお求めになる場合は選べるなら2003までのバージョンのものをお求めになった方が今のところはよさそうです。IME2007についても変換が遅いとかいろいろな問題がでているようですがこちらはIMEを乗り換えることで解消できるようです。この切り替えについては「コントロールパネル」→「時計、言語および地域」を選び「地域と言語のオプション」→ 「キーボードまたは入力方法の変更」→ 「キーボードの変更」をクリック「テキストサービスと入力言語」→「追加」→「既定の言語」の▼をクリックしてmicrosoft ime を選んで「OK」をクリックすべての窓をOKで閉じるでIME2007の悪夢から元の環境に戻れます。VISTAも困ったもんだけど、2007はもっと困ったもんで、ほんとに困っています。
2008年04月16日
今日の新聞(河北新報 3月29日号 ティータイム欄)にとてもとてもうれしい記事が載っていました。読者の投稿欄にです。「メタボリック」と題して昨年9,10月に多賀城市で実施された「ヘルスアップ教室」を受講、終了された方の投稿でした。実はこの教室で私もかかわらせていただき、講話とグループワークを2回担当したのでした。3月15日に終了式があって無事終了されたのだそうです。お名前を見るとお顔が浮かんできます。この教室は6ヶ月かけて体重を5パーセント減らす、という目標を立て食事の見直しと運動となにより体重の計測を継続していくことを目指しました。チャレンジシートに「自分なりの実行すること」を書いて実行したかどうかのチェックシートを定期的に送信し行動の変容の継続を図る、継続支援として電話かメールによる働きかけを2回するというプログラムでした。そして見事体重5パーセント減、腹囲の5パーセント減、中性脂肪、血圧も下がったとのことです。何よりうれしかったのは「80人の受講生の中で、自分に一番合いそうなグループに入り。講話、運動、試食どの勉強会に休まず参加し、6回の規定をがんばった。」そうですが「家では毎朝、体重計に上がり腹囲をメジャーで測り。メモしてグラフにした。一日五千歩歩き、主食はそれまでの八分目、朝食は必ず取り、甘いものは控える、夕食後の飲食は避ける、甘い果物は減らすーーこの成果は大きかった。」と書かれていることでした。講話と試食会でお話したこと、そのままです。実行してくださった。なんともうれしい限りです。私がかかわったのは2回だけでした。その後の継続支援の部分は保健師と看護師が担当してくださたので声がけと支援のしかたがよかったのだと思いますが、でも。話がストレートに受け入れてもらえていたと分かってとてもうれしいです。このプログラムは健診・指導の専門の業者が市から受託して行った教室でした。プログラムそのものはきっちりと計画されていました。保健師によるプログラムの説明と身体計測集団指導とグループワーク、(ここの部分の講話を担当)試食会とグループワーク (ここの部分の講話を担当)個人のチャレンジシート記入と提出電話による支援私が工夫する余地は、いかにプログラムの目的を受講者に印象付けられるか、ポイントを絞った話ができるか、だったと思います。話術の工夫ですね。冗漫にならず、すっきりと腑に落ちるような講話が与えらた時間内にできるか。分かっていただけただろうか、と毎回帰りの電車のなかで自問自答しておりました。80人の中のお一人とはいえプログラムが行動の変容につながり、結果がでた、と言うのは本当にうれしいことでした。やり方しだい、企画しだい、話の仕方しだいで良い結果を生むことが分かりました。少し、20年からの保健指導に光が見えてきたかもしれません。でも、問題もすこし。この教室は本来保健指導を念頭に置いたものではなかったらしく保健指導のモデル事業でもなかったようです。だから費用はかなり潤沢にかけてあったかもしれません。20年からの保健指導ではどの程度の費用をみているのか、いまだにはっきりとは示されていません。今日もきょうとて日栄では全国の栄養ケア・ステーションの担当者を集めて会議を開いていました。そこで特定健診・保健指導の全体像がはっきりと示されていればいいのですが。
2008年03月29日
お正月中eclipseさんの書き込みを眺めていました。ロッキーさんの掲示板の記事も読んで考えました。ロッキーさんの掲示板のほうがツリー表示になっていて見やすく、そちらをよく読んでみておっしゃることがなんとなく理解できました。栄養士が栄養価の計算をするのは何のためか。1・献立の栄養価の評価をするため。基準に合致しているかどうかを判断するため。2・上記につに基づいて献立を修正するため3・後日の記録として(監査なんかがあるから、帳簿がそろっていないと)4・単なる惰性!として。調理の際に目安として必要だから、というだけだったりして。なんだか第4の項目がいちばん多い気がする。なぜなら・・・計算の結果の評価をしていないことが多すぎるから。食べた後の人体の変化を評価していないようにしか思われないから。現場の栄養士からは「そんなことない!」と怒られそうだけど、実際はどうなんだろう。これは私の場合。給食の現場を持っているわけじゃないから献立を書くのは調理実習のレジュメをつくる時だけ。だから給食の現場とは違うけれど書いた献立と実際の料理の分量と合致するなんてことは、ほぼない。肉や魚は大きすぎ、野菜は時として量が不足したり、多かったり。卵一個の重量は?50gで計算しても実際は60gを超えていることなんかしょっちゅう。レシピとおりに正確に切り分けてなんてことはほとんどしない。(厳密な治療食の実習は別ですが)煮物の調味料は?「砂糖大匙2」なんて書いても、山盛りいっぱいにして計る人が後を絶たず。のどを通過しなかった煮汁の塩分や砂糖、しょうゆなどの塩分はどう差っぴくの?衣の片栗粉の量は? 揚げ油の給油量は?調理に伴う「分からないこと」はいっぱいあるわけで、それをまた食べたらどのくらい吸収されてどのくらい食事に伴うエネルギー消費が起こって、結果どのくらい人体に残ったのか、なんて調べていない。だから、理科系ではない、物語だ、って言われても仕方ない部分が多すぎる。料理ではないけれどお菓子つくりに関しては弓田亨さんのレシピ本には材料や手順が正確に詳しく述べられていて「この本のとおりに従えば店にあるケーキと同じに作れます」と書いてある。同じことがなぜ料理に関してなされてこなかったのか、確かに不思議。eclipseさんが言われるように栄養指導が食べると言うことを仲立ちにして行われるならばその材料となるべき料理が標準化されていなければ意味をなさないわけで、個別管理とは別の意味で広く一般化されるべきなのかなあ、って思います。DMの食事にしても同じですでに成分表の値そのものが面前の食品の栄養価と誤差を生じているのだから、なお誤差を広げないようにきちんとした重量を示してかからなければ意味を成さない。でもこれって現実味があるのだろうか。低蛋白食を実行している方はこの辺をクリアしているようだから栄養士が逃げていてはいけないよね。っとおもっています。そう、逃げちゃいけないんですよね。支援する側が逃げちゃ。いままで逃げまくっていたと思う。この作業を何とか楽しく?分かりやすく実現するための手段としてPCが活用できたらいいな。献立を立てる手順や食品の選択、分量の確定にpcが使えたらいい。と言うことで、皆さん献立を立てるときの手順(頭の中で行う手順)を書き出してみませんか。ひとそれぞれに癖があり、考え方の順番に違いがあるはず。DMの交換表や食品群別の目安量にのっとって考える人、出来上がりのイメージから考える人、値段から、などいろいろだと思うのですがそれぞれのやり方をぜひこのコメント欄に書き込んでくださいませんでしょうか。ちなみに私は第一義的には 栄養価の目標値を決めます多くは一般人対象の調理実習なので1食当たり 600kcal 位を目安にしますそこから炭水化物、たんぱく質、脂質の値を出します。と言っても多くは同じ数字で間に合います。そんなに年齢や身体活動に差のあることは少ないし大体がメタボ予防が目的なので数値を変えなくてもよいことが多いです。主菜の種類と料理法を決めます。主菜の種類によって脂質の量が変化するのでそれにしたがって使用する油脂の種類と量を決めます。主食の種類と量を決めます。副菜の料理を考えます。とここまで書いてきて、なんとなくいつもやっていることを分解して分析して書き出すのってとても大変なことだと気づきました。実際はいろんなことを平行して勘案してやっていることで、直線てきな書き方ではあらわせないような気がする。書き方も工夫しないと。今日はもう遅いので続きはまた今度。
2008年01月06日
明けまして おめでとうございます平成も20年。びっくりするくらい月日のたつのが早い。「新しい元号はヘーセー」といっていたのが昨日のような気がするのに。特に私にとってはこの10年がめまぐるしいほどの変化の多い年月でした。こどもたちが結婚や就職で独り立ちし、母の介護を25年して見送り、事業の立ち上げ、そして今年は5回目の年女になります。びっくり。ちょっと前なら「赤いちゃんちゃんこ」を着るところなんでしょうけど、「そんなの関係ねえ~~~」。だってね、バスに乗ったら私以外の乗客がみんな敬老パスを持っている。しかも、ほんとに敬老パス?ってくらい皆さん若い。私なんかまだまだ放たれ小娘の感。まいったね。それはともかくことしはいよいよ特定健診・保健指導が始動する。準備は万端整ったっといたいけど、どうなんでしょう。みなさんでがんばらなきゃ。近ごろとても興味を引かれているのがこのブログに書き込みをしてくださっているeclipseさんがweb上で処理できる計算のプログラムを組んでくださっていることです。web上のさまざまなレシピや外食産業の食情報を簡単に取り込んで栄養計算ができるように作ってくださっているようなのです。しかもテキストで取り込んだweb上の情報を「計算しましょ」に送り込んで計算ができるようになるらしいです。これってすごいことですよね。だって入力なしに取り込めるんだから。そこで皆さんにお願い。秤量の単位をみんなで持ち寄って平準化しませんか? プログラムで自動的に処理する際にたとえば「小麦粉 大1」が何グラムになるのか、これはある程度資料があるのですが「大根 1本」は何グラム?「大根 小1本」は何グラム?たまねぎは? 「タラ 1切れ」は?などの1単位のグラム数を平準化していきたいのです。一般向きのレシピに「大根 50g」って言ってもわざわざ秤を持ち出す人は少ないかも。普通の料理本には目安量で書いてありますよね。それを数値化したいのです。だってやっぱりグラム数が分からないと栄養価が計算できないから。でも表面上は「大根1/3本」と表記したいのです。たぶんJAあたりの出荷の基準に数値があるんじゃないかしら。農家からの直買いでなければすべての商品は規格化されているはずだからね。でももっと広範なご意見をいただければもっとよいので、近々なにか皆さんからご意見をいただけるような仕組みを取り付けたいと思いますのでぜひご協力くださいね。それともうひとつ。eclipseさんの数学からの栄養の考え方、すこし取り組んでみたいテーマです。実のところ書いてくださったことの半分以上理解できないのですが、今までの栄養学の見方だけでは行き詰まってしまうような気がするのです。栄養分が細胞にたどり着いて分子どころか原子、粒子くらいのサイズまで分解されて再合成されるらしいとなれば食べ物の摂りかたも考え直さないといけないような気がするからです。反面、食事は300万年以上のヒトの歴史の中で連綿と続いてきたわけですよね。何を食べるかより食べることが果たしてできるか、が大問題なのですね。どんなに少なくても食べ物があれば、何とか生きてこれた。食べ過ぎこそが害悪だというのも事実です。生きることがこんなに頭を要するなんて時代はたぶん今までなかったのかもしれない。だからこそ今地球規模の「よりよい食べ方」を考える必要があるのでしょう。そんな動きの始動の年ともして行きたいものだなあと、新年にあたって考えたことでした。
2008年01月01日
宮城県の私立古川学園高校で未履修問題が発覚。未履修科目は家庭・保健・書道だそうです。家庭と保健ねえ。確かに私も高校のころは内職科目でした。でも、耳は必要な事柄は聞いていた(と思うんだけどね)。全く教わっていないのと授業は受けたけど、というのとは全く違うと思う。だからわかった。授業でこれは知ってると思って話をしても通じないわけだ。この頃の高校では生物や化学もあまり重要視していないらしい。選択科目なのだろうか。もともとは小学校の授業なのだと思う。総合学習が始まったときにこれはいい、面白い授業が展開できるじゃないの、と思った。家庭科なんてものは総合学習そのものだもの。料理は算数と理科の総合されたものだ。割合がわからなければ調味料の計算ができない。理科がわからなければ砂糖と塩の働きがわからない。食材の特徴も栄養のことも分からない。それを有機的にどう結び付けて学習させるかって、教えるほうもすごく面白いと思うんだけどね。教師の力量が問われていると思うんだけど。大学入試に必要ない?人間として必要なんじゃない?東大に入ってもヒトの仕組みがわからないんじゃ、人間失格じゃない?道徳も必要だけど、数学も大切だけど、もっと大切なものがあるんじゃないかしら。と痛切に感じていますね。この頃。大切なことを省いてしまう学校には入れないほうがいいともう。なんぼ進学率がよくっても。生涯にわたってのことを考えたら目前のことしか考えない学校なんて、良い学校とは言えないよね。
2007年12月26日
昨日からの続きです。今回のロールプレーはモデルの人物象を6例作りました。それぞれのモデルを役員が手分けして2例ずつ受け持ち都合4回のセッションをしました。セッションをおわると演者が控室に戻ってきてそれぞれの受けた指導の内容をはなし会うのですがみんな一様に「なんだかすっきりしないねえ~」「聞いてもらいたいところにふれてくれないね」と言い合っていました。同じモデルにあたった人同士でも指導の内容がこんなにも違うものか、とびっくりしました。指導にあたった各グループの締めくくりの発表ではそれぞれ達成度を70%とか90%とか自己判定していましたが、指導された側では・・・50%もいってないのでは?という声も。今回は指導される側も仲間の栄養士、ということもあり演じている間にもそれとなく助け舟を出してしまったりということが多々あったようで、それでもなお演者側と指導者側には達成度に大きな開きが生じていたようです。指導者になった栄養士が慣れない人だとなんだか気の毒になってしまってヒントを出してしまったり、良く知った仲間だとかえってやりにくかったりとかの事情もありますけどね。今回の実践研修を受けてみて指導のポイントは★保健指導であって栄養指導ではない。(食の指導ではなく生活習慣の指導だから運動も視野に入れなければならない)栄養士はどうしても「動くこと」に目が向かない。でも受ける側の意識では食べるものより「運動(水泳とか散歩とか縄跳びとか・・・イベント的なもの)」に向きがちなことに留意する必要がある★生活のなかでの問題点を的確に瞬時につかむ 検診データと質問票からその方の生活の背景の問題点を瞬時につかむ技術が要求されるようです。もたもた考えている時間はない。相手方はそのセッションでなにか具体的な行動のプランの提示を求めているので実行可能なアイデアを提示することができるか。これは瑣末的なことではなく、生活全体での改善点を見つけて理解してもらい、「ここんとこからやってみませんか」という手の届く範囲の行動目標を提示することがたいせつなんですね。きっと。最小でも「次回のセッションの予約を取る、半年にわたるプログラムをやってみたいと思わせることができるか」がポイントなのかな。ゆるゆるとやってみましょうね。という威圧感のない語りかけで。難しいね。
2007年11月28日
昨日の書き込みが少しわかりにくかなと思うので補足します。昨日と今日の2日にわたって特定健診・保健指導実践研修 第3ステップ を受けてきました。研修は1日だけ受ければいいのだけれど役割をいただいたので2日間出てきました。その役割とは「保健指導をされる人の役」→演者つまりロールプレー法による演習での対象者の役を演じてきたというわけです。学芸会でも芝居なんてしたことないのに、2人分の役を演じてきたのです。芝居って大変。でもなんだか面白かった。演じる対象者がタイトルのとおり。水道設備業者のおかみさん、と 農家のお母さんで地方の物産市にあん餅をだしている餅屋のお母さん。ロールプレーでは8人ほどのグループになって管理栄養士役と演者の役、観察者、その他司会役などの役割を決めて午前、午後それぞれ2回の演習をするというもうでした。演者の役には栄養士会の役員が総出であたり(何しろ26グループもの大研修会でしたから)ました。日ごろ栄養士に指導されることってあまり経験がないので貴重な経験をさせてもらいました。いかにお芝居でも栄養士から「指導」されるってこういうことなんだ、こんな気持にさせられるのか、ここ聞いてほしいのにさっぱり聞いてくれない、など色々なことを感じましたね。まずは研修の参加者が「特定検診・保健指導」ってどういうことか、をまだよくわかっていない。従来の栄養指導そのままの感覚で取り組んでしまう。でも「特定検診・保健指導」の対象者は病気じゃない。予防のための「支援」なのだから自分で自分の生活をどう変えなければならないかを理解して生活の仕方を自分で変えることのお手伝いだということを理解しないといけないのです。これがなかなかできないようでした。とくに栄養士とお客さんの意識のずれを感じたのは「餅屋おかあさん」とのセッションでした。この方は農業のかたわら、もともと商っていた(現在は店を閉めている)モチを作って道の駅に出して売っている方。店におろしているので本人は店番はしていない。日中は農作業や家の中のことをしている。夫は心の病を持っていて目がなせない。舅、姑もおり息子夫婦と孫が3人同居。健診データは血圧高値 138/85HDL 36中性脂肪が高い 190前後 腹囲は90 BMI 27問診表では20歳時より10kg以上太ったが昨年度より3kg増えた運動習慣はないが1時間に相当する歩行などの活動はあり歩くのはおそい早食い間食 あり喫煙なしアルコールなし夜安眠できずという人。当日栄養士役に渡されたのは上記のようなデータ。セッションの様子は 栄は管理栄養士役の会員の発言。赤字は私の返答栄 「会場に来てくれたことへのねぎらい、自己紹介。」でもこのとき栄養士さんは座ったまま。あれっ?栄 特定検診・保健指導についての説明。栄 指導を受け入れるかどうかの確認と了解の取り付け。ここはかなりソフトokする健診結果についての解説栄「健診のデータに心配な点があり、今日おいでいただいたのです。お腹周りの値が90cm で内蔵脂肪がたまって心配な数値になっています。など。ちょっと言葉がわかりにくいかなあ。突然、生活のリズムの聞き取りと家族関係(人数、構成)栄 「朝ごはんは何時頃食べますか? 寝るのは何時頃ですか?など}朝餅を作ってお店に出して、あとは田圃や畑の仕事してるの~栄 「じゃ、昨日は朝何を食べましたか?」ご飯とみそ汁と漬物、お浸しかな 栄 「昼ごはんは?」ご飯と昨日の残りの煮ものと漬物栄 「夕ご飯は?」ご飯と煮ものと買ってきた魚のあんかけ栄 「ごはんはどのくらい食べますか?」茶碗に1膳、軽くね実は餅の売れ行きもあんまり芳しくないことがままあり売れ残りの餅をご飯代りに食べざるを得ない。夕食の後でも食べる。でも、ご飯は何膳食べるか?と聞かれたから、1膳と答えた。餅のことは聞かれなかった。この人、餅をご飯とは思っていない、また間食とも思っていない。人柄がはきはきした人ではない、自分からいろいろしゃべる人ではない。まして依存とうつを持っている夫がいればなおのこと。この人の食行動の問題点はこの餅にあるようだ。また設問表では出てこないがもしかするとお酒の依存もあるかも。これらの点には一切触れられず。栄 「間食について、何を食べてますか?」せんべいを食べるくらい栄 「なにかもっと食べていませんか?お菓子は?少し減らしませんか?」って食べてないってい言ってるのに。餅は間食とは思っていない。商売物だもの。餅はあんこもち、づんだ餅、胡桃もちなどの甘い餅が多い。残ると家族で食べなければならない。もったいないから。栄 「運動も大切だからもっと何か運動しませんか?」田んぼで働いて、4時起きして餅作って、1日中働いてるからこれ以上は無理です栄 「でももう少し体重落としたほうがいいですよ。体重を記録してみませんか。」体重計ないの。栄 「スーパーで安く売って売るから買ってきて・・・」やっとやっとの生活だからそんなこと・・・(私も芝居がうまくなったもんだ、すらすらこんな言葉が出てきちゃうなんて)栄 「じゃ、腹周りだけでも計ってみましょうか。」(この方腹囲が90ジャストで腹囲での効果は?)栄 「ひもでよいので90cmに目盛りをつけて毎日記録しましょう。」ハイ、わかりました少し面倒になってハイと言ってしまった。役を演じて感想この人ってきっと家業のこと、夫のこと、舅姑のこと、長男の嫁のこと、いろいろな家族のことを全部しょわされているような気がする。「大変ですね、旦那さんはいかがですか?お商売は順調ですか?」などの言葉がけをまっているのかもしれない。全体会の場で各グループの発表があった。「生活時間の調査したものがあったらもっとよかった」とか「質問表の中身が不満。もっと詳しい項目があればよい」などの意見が出された。が。しかし。実際の保健指導がアウトソーシングで出された時には現場にいってその場でデータを読み込み即座に判断しなければならない。健診の受託業者のシステムの中で仕事をしなければならないのであって自分の望むようなデータや情報がもらえるわけではない。今迄のように役場や保健センターなどでの人間的なつながりのなかでの人物理解や人物像についての情報がないので大変だなあ、というのが実感でした。上記の例だって根本と思われる問題に肉薄していなかった。また質問票にはないが隠れた問題点があるかもしれないとの忖度がなかった。これを30分でやらなければならない。ポイントはどこだ!! とつかむ技術がいるようだ。多少の修正を加えました。
2007年11月26日
昨日と今日の2日にわたって特定健診・保健指導実践研修 第3ステップ を受けてきました。研修は1日だけ受ければいいのだけれど役割をいただいたので2日間出てきました。その役割とは「保健指導をされる人の役」→演者つまりロールプレー法による演習での対象者の役を演じてきたというわけです。学芸会でも芝居なんてしたことないのに、2人分の役を演じてきたのです。芝居って大変。でもなんだか面白かった。演じる対象者がタイトルのとおり水道設備業者のおかみさん、と 農家のお母さんで地方の物産市にあん餅をだしている餅屋のお母さん。ロールプレーでは8人ほどのグループになって管理栄養士役と演者の役、観察者、その他司会役などの役割を決めて午前、午後それぞれ2回の演習をするというもうでした。演者の役には栄養士会の役員が総出であたり(何しろ26グループもの大研修会でしたから)ました。日ごろ栄養士に指導されることってあまり経験がないので貴重な経験をさせてもらいました。いかにお芝居でも栄養士から「指導」されるってこういうことなんだ、こんな気持にさせられるのか、ここ聞いてほしいのにさっぱり聞いてくれない、など色々なことを感じましたね。まずは研修の参加者が「特定検診・保健指導」ってどういうことか、をまだよくわかっていない。従来の栄養指導そのままの感覚で取り組んでしまう。でも「特定検診・保健指導」の対象者は病気じゃない。予防のための「支援」なのだから自分で自分の生活をどう変えなければならないかを理解して生活の仕方を自分で変えることのお手伝いだということを理解しないといけないのです。これがなかなかできないようでした。とくに栄養士とお客さんの意識のずれを感じたのは「餅屋おかあさん」とのセッションでした。この方は農業のかたわら、もともと商っていた(現在は店を閉めている)モチを作って道の駅に出して売っている方。店におろしているので本人は店番はしていない。日中は農作業や家の中のことをしている。夫は心の病を持っていて目がなせない。舅、姑もおり息子夫婦と孫が3人同居。健診データは血圧高値 138/85HDL 36中性脂肪が高い 190前後 腹囲は90 BMI 27問診表では20歳時より10kg以上太ったが昨年度より3kg増えた運動習慣はないが1時間に相当する歩行などの活動はあり歩くのはおそい早食い間食 あり喫煙なしアルコールなし夜安眠できずなんて人。当日栄養士役に渡されたのは以上のようなでデータ。セッションの様子は会場に来てくれたことへのねぎらい、自己紹介。でもこのとき栄養士さんは座ったまま。あれっ?保健指導についての説明指導を受け入れるかどうかの確認と了解の取り付け。ここはかなりソフトokする健診結果についての解説突然、生活のリズムの聞き取りと家族関係(人数、構成)朝餅を作ってお店に出して、あとは田圃や畑の仕事してるの~じゃ、昨日は朝何を食べましたか?ご飯とみそ汁と漬物、お浸しかな 昼ごはんは?ご飯と昨日の残りの煮ものと漬物夕ご飯は?ご飯と煮ものと買ってきた魚のあんかけごはんはどのくらい食べますか?茶碗に1膳、軽くね実は餅の売れ行きもあんまり芳しくないことがままあり売れ残りの餅をご飯代りに食べざるを得ない。夕食の後でも食べる。でも、ご飯は何膳食べるか?と聞かれたから、1膳と答えた。餅のことは聞かれなかった。この人、餅をご飯とは思っていない、人柄がはきはきした人ではない、自分からいろいろしゃべる人ではない。まして依存とうつを持っている夫がいればなおのこと。この人の食行動の問題点はこの餅にあるようだ。また設問表では出てこないがもしかするとお酒の依存もあるかも。これらの点には一切触れられず。間食についてせんべいを食べるくらいなにかもっと食べていませんか?お菓子は?少し減らしませんか?って食べてないってい言ってるのに。餅は間食とは思っていない。商売物だもの。餅はあんこもち、づんだ餅、胡桃もちなどの甘い餅が多い。残ると家族で食べなければならない。もったいないから。運動も大切だからもっと何か運動しませんか?田んぼで働いて、4時起きして餅作って、1日中働いてるからこれ以上は無理ですでももう少し体重落としたほうがいいですよ。体重を記録してみませんか。体重計ないの。スーパーで安く売って売るから買ってきて・・・やっとやっとの生活だからそんなこと・・・(私も芝居がうまくなったもんだ、すらすらこんな言葉が出てきちゃうなんて)じゃ、腹周りだけでも計ってみましょうか。(この方腹囲が90ジャストで腹囲での効果は?)ひもでよいので90cmに目盛りをつけて毎日記録しましょう。ハイ、わかりました少し面倒になってハイと言ってしまった。この人ってきっと家業のこと、夫のこと、舅姑のこと、長男の嫁のこと、いろいろな家族のことを全部しょわされているようなきがする。大変ですね、旦那さんはいかがですか?などの言葉がけをまっているのかもしれない。実際の保健指導がアウトソーシングで出された時には現場にいってその場でデータを読み込み即座に判断しなければならない。今迄のように役場や保健センターなどでの人間的なつながりのなかでの人物理解や人物像についての情報がないので大変だなあ、というのが実感でした。上記の例だって根本と思われる問題に肉薄していけなかった。また質問票にはないが隠れた問題点があるかもしれないとの忖度がなかった。これを30分でやらなければならない。ポイントはどこだ!! とつかむ技術がいるようだ。
2007年11月26日
以前に「そんなにご飯が悪いのか」と書きました。あの頃にさる医院で糖尿病の方に「ご飯をしっかり食べると血糖のコントロールが良くなるよ」と話しました。糖尿病と診断されてインスリンも自己注射している方でした。よく食生活をお聞きしたらどうも主食が足りない。インスリンをしているので活動が低下してる。家族の方が「溜息ばかりついていて、痩せてきたし、見ていられない」とおっしゃる。そこでご飯を指示エネルギーから計算して200gを毎食食べることにしてもらいました。ご本人は「え!そんなに食べていいんですか?」不安に思って様子でした。エネルギーから必要な量を説明し、たんぱく質の食品の量を一皿にすること。野菜はもともときちんと食べていた方なのでそのまま。それで間食は一切食べない。これをひと月実行してもらいました。どう見てもエネルギー不足と間食(果物も含めて)が多すぎる。ご飯をしっかり食べないから途中でお腹がすく。だからお菓子を食べる→糖質過剰→血糖値が上がるこのリングを断ち切ることが必要と見たからです。結果、今月まで自己血糖測定で120台をキープ。医院での測定も120台でした。元気も出て活動性も以前のようになったと奥さんが喜んでいました。やっぱりね。ご飯は大事なんですよ。ところで先日医師会主催の糖尿病教室で調理実習をしたのですが(今年最終の教室でした)スタッフ同士で「なんかこの教室の後ってお腹がすくのよね~。参加者方もきっとそうよね。ということはきっと帰りに何か食べてるんじゃないかしらね。」という話になりました。これって絶対良くないよね。献立に欠陥がある。私のレシピじゃないけど、やっぱりまずい。レシピの全面見直しが必要なようです。お腹がすかなくて、血糖値が上がりにくくて、おいしくて。こんなレシピが絶対必要。そういえばジョスリンDMセンターのレシピってお腹がすかにのね。GI値の低いものだけでもないのだけれど。研究の余地ありです。数値だけの問題じゃない。たべての満足感と腹もちの問題も大きいはず。交換表の数合わせで事足れりと言うことはできないです。
2007年11月18日
今日は朝から日本栄養士会の事務局で会議。今日の運動量は神田の駅から神保町までのやく15分のみ。ずーーーーーーーと座りっぱなしでカイギ。最後は頭が動かない。足を動かさないと頭に血が巡らないのねえと実感。さて帰り、今日の運動不足を解消しようと、という訳ではないけど東京駅をうろうろ。八重洲側にサウスタワーとノースタワーができてなんだかわくわくするような新しい街ができていました。どこかでご飯食べようかなあと物色してもお腹がすいていなくて小一時間歩き回ってやっとお腹がすいたかな状態に。この時間になるとどこの店も行列してるんですね。行列嫌いのわたしは「やっぱり駅弁にしょう」と決めました。そしたらあったんですね。「食事バランス幕の内」。あなた想いのというキャッチまでついてました。もちろん大きくコマの絵も。食事バランスガイドに基づいてバランスのよい駅弁をつくりました、とのことです。栄養士だからちょっと興味をひかれて買いましたが、一般の人が「コマ」の絵につられてかうかなあ?中身はこんな感じ御飯が白飯とマイタケの味付けの2種類 で 「2 つ」副菜は きんぴら・かぼちゃの含め煮・梅花ニンジン・ししとう・シイタケの含ませ・ひじきの煮つけ・こんにゃく・ポテトコロッケ・里芋の肉田楽などで「2 つ」主菜はとり照り・鮭のやきもの・卵焼き・(里芋の)肉みその肉・巾着煮の油揚げ で「2 つ」 当然一つ一つの食材は4×3位の大きさ。乳製品としてスモークチーズ で「0.5 つ」くだものとして 杏の缶詰半個・グレープフルーツ 3cm四方くらい で 「0.5 つ」だそうです。これに詳しい説明書がついていて、旅のつれづれに読みながら食べるのも悪くないかも。味は、まあおいしかった。そんなにしょっぱくないし種類も多くてたのしめました。これで 669kcal たんぱく質 23.5g 揚げ物が小さいコロッケだけなのがよいですね。東京駅ではこのほかに秋の野菜弁当などの「体にやさしい」駅弁をいろいろ売っていますね。駅弁食べてメタボ解消できるかな?詳しくはhttp://eki-ben.jpで
2007年11月17日
eclispeさんから新しい問題が提起されました。「献立のカロリー配分なんか聞いてる人がいますけど、まあ、もう少し数学的に考えたらって思っちゃいますねー。教える側も、「言い伝え」「奥義」みたいな感じで根拠が...。」このカロリー配分が何を指しているのかが定かではないのですが、主要な栄養素の配分、という意味でならかなりの部分算数で計算できます。必要総カロリーは身長から計算できます。身長の二乗に22を掛けて標準体重を計算します。その体重に1kg当たりの必要なカロリー数を掛けます。この係数は生活の活動量を考えて決めます。ふつうは30~35を掛けます。 身長 160cmの方の 標準体重 は (1.6)^×22 = 56.3kg 普通の生活をしている方として体重1kg当たりの必要エネルギーを35kcalとしますと 56.3 × 35kcal = 1971kcal 総エネルギー から 糖質・タンパク質・脂質のエネルギーを計算し必要グラム数を出します 糖質は 総エネルギーの50~60% タンパク質は総エネルギーの 15~20% 脂質は 総エネルギーの 20~25%とされています。糖質・たんぱく質は1g当たり4kcal、脂質は9kcalとして上の式で出たエネルギーを除して出します。その他の栄養素については食事摂取基準にしめされた数値を用いますが、これはかなりの幅のある数字になっていて、確かに「言い伝え」じゃないですが個人対応をせよということになっています。食事というのは薬と違って消化吸収の個人差も大きく、その時の身体の状態によっても利用率が違いますので体内の必要量も、血液内の濃度も計算できません。また素材そのものの成分値も国で示している成分表のままではありえません。理系の科目ではあるのですが、文学と文化の問題でもあるのです。数字だけでは解決しないのが栄養の本当の問題なのかもしれないです。Rubyに関しては先日仙台でもまつもとひろゆきさんの講演会があったみたいです。
2007年11月12日
このごろ外でご飯を食べるのがちょっと嫌になってきています。たまに外でご飯を食べなければならなくなった時も、やっぱり「家に帰って自分でつくろう」となってしまいます。何がそんなにいやかって?だっておいしいものに出会うことが少ないんだもの。ほんとに体が喜んでいるな、って感じる料理にお目にかかれないんだもの。まあね、大枚をはたいているわけじゃないから仕方ないけどね。というより家で作ったものの方が一番おいしい。自分でいうのもなんだけど。自己満足か?って思ってたんだけど、嫁いだ娘が帰ってきて「おいしい!」と叫んでたから、やっぱりおいしいんでしょう。なにがそんなにおいしいかっていうとこれがすごく単純。ルクルーゼでゆっくり火を通した玉ねぎとかキャベツとか。獲れたての魚の刺身とか。冷凍さぬきうどんの釜揚げとか。なんということない料理がめちゃくちゃおいしい。この2年位我が家には化学調味料がない。クックドゥーもない。ドミグラスも缶もない。あるのはトマト缶とか香辛料の類。昆布、煮干し。そういえばこの頃削り節もない。ほとんど食品の素材の味で勝負。食品と言ったって野菜は近くの生協のもの。有機だの無農薬だのとこっているわけじゃない。たぶん舌が「無化調」になれて素材の味に敏感になっているせい?でも娘たちは「だしのもと」をたっぷり使っているらしいけど、おいしいらしい。孫は家に泊まっていた3日ほどでほっぺがぷっくりして帰って行った。今までとどこが違うのか考えてみたら「時間」と「火加減」に秘密があるように思う。ポイントは食品を怒らせないこと。手早く、とか、さっと とかはダメ。特に野菜はゆっくり静かに穏やかに火を通してやると、すごくおいしくなる。がぁああ、と火を入れたら野菜が怒っておいしさを仕舞ってしまうみたい。急いで作っても30分。ゆっくり作っても結局は30分。30分もあればおいしく火を通すことができることにこの頃気がついた。作業にむだを省いてゆっくり調理。これがおいしい料理のコツのようだ。これに気付かせてくれたのが「ル・ポタジェ」の料理。栗生の住宅街の中にあるフレンチレストラン。ポタジェとは野菜という意味らしい。ほんとに野菜のおいしいお店です。もちろんお魚も肉も美味しいけれどね。でもこの頃肉よりも魚よりもおいしい野菜料理が食べたいのです。シェフのブログもなかなか味があります。ほんとうの意味でおいしい料理って野菜なんじゃないかしら。手もかかるし食材の相場も安定しない。だから多くのレストランでは肉中心の料理しか出さないのでは?アメリカでだって欧州でだって腕のよい料理人は野菜料理が上手なはず。みやぎのおいしい地場の野菜を上手に使ったおいしい料理をもっと頑張って出してほしいです。デステネーション キャンペーンがプレイベントとして始まっているけどみやぎの料理は野菜がうまい!と言えるようなレシピがどの店でも食べられるといいな。ひいてはそれがメタボ予防にもなるのだから。
2007年11月05日
今日から母校の120周年の記念展が開催されます。仙台にある宮城学院。中学から短大の8年間をすごした学校です。そのご3年間副手として働きました。精神基盤の根本を培ってくれた学校でした。小学校の時代はあんまり楽しい思い出はなかったような・・・。登校拒否児でした。朝になるとほんとにお腹が痛くなったり、頭が痛くなったりしてました。8時半を過ぎると、あら不思議。どこも何ともなくなるんですよね。それが中学校にはいったらなんと皆勤賞。MG(宮城学院の略称)の水が合ったみたい。だって楽しい学校だったんですよ。春のイチゴパーティ、花の日、修養会、クリスマス礼拝。楽しい行事がたくさんありました。今にして思えばゆとり教育の最先端だったのかも知れません。なによりも重んじられたのがキリスト教に則った人としての教育だったでしょうか。いまでも母校に帰るとほっとした思いに包まれます。常に「他の人を思う」ことを教え込まれました。つねに「集いたいと願いながらも集い得なかった姉妹たちのことを思います」という言葉が語られます。そして人にも自分にももちろん神にも恥じない行いをすることを教えられました。「神の恩寵のもとにある現在」を意識して生きること。洗礼を受けたわけでもなく教会からも離れた生活ですが時にふれその教えは心のどこかに生きているのを感じます。さてその120年の記念展にあたって卒業生から「個性的に活躍しているOG120名を紹介する」企画があり「Woman120」としてパネル展示がされています。その一人として私も紹介されました。卒業生5万人の中からということで光栄の至りです。今日さっそく行ってみましたところ、なんと私の学年から6人もの方が選ばれていました。すごい確率。見たところ他の学年にはない現象。偶然同級生にばったり出会って、それも彼女もリストアップされていて「私たちの学年ってねえ~、やっぱり個性的といったらいいか、変わり者といったらよいか普通じゃない学年だったのね。」と盛り上がってしまいました。確かに私たちの友人はみんな人には左右されない人々が多い。みんなそれぞれの与えられた場ですべきことをきちんと果たしている人が多い。みんな素晴らしい仕事を積み重ねている。そのように育ててくれた学校に感謝を感じたことでした。「宮城学院の120年展」は11月2日~7日まで仙台メディアテーク5階の全フロアで開催されています。懐かしい東三番町校舎の写真などもありました。公式webページはhttp://www.mgu.ac.jp/120th/index.htmをご覧ください。
2007年11月02日
eclipseさんがコメントで書いてくださったことをしばらく考えていました。*********************************以下はeclipseさんの書き込み>ふと思ったのですが、蛋白質やアミノ酸が最終的に窒素を抜かれてTCA回路でエネルギーになるってことを一般に知らないのでは?>あまりに蛋白質やアミノ酸が体を構成することや情報伝達のためのホルモンなどとして使われることばかりが強調されてるので、エネルギーと結びついてないから、炭水化物ばかりに目がいくのでは? 脂質は、少ししかとってないと思いがちですからね。>>だからメタボだとエネルギーの取りすぎで、炭水化物つまりご飯を減らすになっちゃうのでは?。よく代謝で、燃やすと言う表現あるけどあれも燃料のたとえで、蛋白質と結びきにくくしてる表現だと思いますし。*********************************このごろいろんなところで栄養話をしていて栄養士の考えている「栄養と食品」の概念と一般的に思われている概念とのギャップが予想以上に大きいことにちょっとショックを受けています。特に20代の学生。いままで常識として知られてきたことを知らない人が結構いることに気付きました。「主食・主菜・副菜」というごく当たり前の膳組がイメージできない子がいる。小学校の家庭科で必ず習うだろうと思っていた3つの食品群もイメージにない。これってゆとり教育のおかげ?家庭科なんて総合学習のとてもよい教材になると思うんだけど。もうひとつ大きなびっくりは生物の基本的な知識がないのではないかと思われることです。生命の誕生から現代にいたる壮大なドラマを教わっていないんじゃないかとおもうんですね。そして細胞のなかで起こる化学反応の一つ一つが有機的に連鎖して「生きる」ということを形づくっていることを教わっていないようなんです。化学にしろ生物にしろ物理にしろ単元ごとにばらばらに習っていたら、全体の連携が見えないまま、なんだか面白くなくて、つまらないままに終わってしまうんじゃないかしら。TCAサイクルなんて生物の授業の一番クライマックス面白いところですよね。あれを習っていなかったら、栄養士の学科になんて入ってなかったと思う。生きるって、生命ってどういうことなんだろうって、知りたいと思いましたもの。だから食べたものがどのように体内で変化してどう利用され、排泄されるのか不思議でしかたなかったですね。そういう意味で栄養士の勉強はすごく面白かった。医学や生命科学などの微細な分野ではなく食事という普通の作業を通じて生きるってことどんなふうに遂行されるのか、知ることはスリリングでした。タンパク質に関して言えば、食物はアミノ酸レベルに分解されて血液にのり肝臓に運ばれるけど体タンパクに合成されるには分子レベルまで分解?(でいいのかな?)されて細胞内に取り込まれるらしいですね。そしてたんぱく質に再合成される。なんかスタートレックの「ワープ」みたいですよね。タンパク質に使われなければ、糖や脂肪に結局はなってしまう。「燃やす」という言い方がネックですか。う~ん。たんぱくは燃えるのよね。ヒトでも肉でも魚でも燃えるもの。外気で炎を出す燃え方と体内の代謝での燃え方はもちろんまるで違いますけどね。燃えないのはミネラルの多い骨とかね。まあリンとかマグネシウムとかナトリウムとかも燃えないわけではないけれどね。燃えない窒素が体内にはのこってしまい、これを処理するのに腎臓が苦労するわけで・・・。主菜が多いと困るのは肉魚が多いとどうしても油脂が多くなるから総エネルギーがオーバーしてしまうということもあるのです。肉魚を食べると筋肉ムキムキになると信じている人も多いし。適度に糖質を取らないと筋肉はつきませんよね。こんな面白い現象をどうしたら学生に伝えられるのか、悩みです。難しい。
2007年10月31日
先日の書き込んだのだけど、そんなに日本国民はご飯(米飯)を食べすぎているのか?メタボの原因は米飯なのか?2,3日まえのnhkのニュースでメタボ対策と世界開発途上国の子供の食糧援助の両方を解決する妙案として某NPO(?)が大企業の社員食堂で寄付を募るキャンペーンをはじめたそうです。ご飯を普通盛りから小盛りにかえてもらうと1膳につきいくらか(20円くらいだったかな)の寄付をしたことになるのだそうです。すると食糧危機の人たちを援助することになり、ついでに食べすぎも防いでメタボ対策にもなるという一石二鳥の妙案だというのですが、なんか違うような気がする。メタボに陥っているのは米飯の取りすぎより脂肪の多い肉類の取りすぎなんじゃないかしら。誰に聞いても「ご飯は減らしている」っていうもの。米穀の消費量は最低水準以下になっているもの。平均一人1日当たり1合食べてないんじゃないかしら。減らすべきはご飯じゃなくて「主菜」。おかずなんじゃないかしら。上の写真は先日出先で食べたランチメニューです。その構成たるや、ぞっつとしました。ご飯・スープ・牛のさいころステーキ(約100g)・温泉卵・赤魚のバター焼き・付け合わせはマカロニサラダ(野菜はほとんどなし)・きのこと玉ねぎの炒め物(40g位)、ニンジン2切れ、トマト1切れ。サラダは食べ放題でしたがレタスと水菜。いくら食べても60gも食べられない。明らかにタンパク質過剰でしょう。メタボを減らしたかったら社員食堂のメニューの主菜を減らして野菜を増やす努力をするべきでしょう。米穀を減らすのは見当違いです。うがった見方をすれば、食肉業界の圧力と米作農家の圧力の違い?そんなことはないと思うけどね。「ジューシー」だの「蕩けるような」だのって食感の食べ物は、食べないことがメタボ対策の手始めだと思うんだけど。
2007年10月20日
12日、「幸せ料理研究家こうちゃん」のブログセミナーが開催されました。。yahooブログでアクセスNo1の「こうちゃんの簡単料理レシピ」で大ブレークの相原幸二さんが仙台インターネット推進研究会のセミナーで講師として来てくれました。なんと1日に2~3万アクセスがあるのだそうです。コメント数100以上。全部ご自分でコメントを返してるそうです。聞いただけでチョー大変。マメでなきゃできないですねえ~。だからこそたくさんのファンがつき、人気があるのでしょう。ご本人もとても気さくないい感じの青年でした。ブログもPCについてもそんなに詳しくはない、とおっしゃっていましたが使いこなし術はたいしたものです。技術じゃない、知識じゃないっておことですね。とはいいつつ写真の撮り方やレシピの書き方についてはかなり研究をされているとお見受けしました。セミナー終了後懇親会、そしてカラオケでの3次会までご一緒させてもらって、楽しい時間でした。もともと板前さんの修業をしたかたでそのご営業の仕事をされていたのだそうで、とてもみんなを楽しませる、もてなしの心の備わったかたです。一躍有名になっても高ぶったところがなくて、本当に「よい青年」。メディアの仕事や本の仕事、企業の企画の仕事などがたくさんはいてっても「ブログで育ててもらった」というルーツを守ってブログでの発信にこだわっていくとのことです。仙台発の若手料理家として、幸せ料理研究家としてもっともっと活躍してほしいですね。
2007年10月14日
先日、栄養士が3人ほどあつまった席で誰言うともなく、「みんなご飯はそんなに食べてない、ご飯は減らしてる、って言うんだけど、なんで?」という話になった。確かに中高年(というより高齢者??)にメタボや糖尿病の食事について聞いたりすると、まずほとんどの人が「ご飯は減らしてる」という。いったい誰がご飯を減らせって言ったの?と30台の栄養士は不思議がっている。それは、私たちにちょっと上の世代の栄養士が言ったこと、って言っていいのかなあ?学生時代、糖尿病食はご飯を減らしてご飯の代わりに「おから」を出すように習った。信じられないよね。約40年前。糖質は極力減らす、というのが基本だったのかもしれない。白状するとあまり栄養士になりたいと思っていなかった不真面目学生だった私は、あんまりよく覚えていない。でも、どういうわけか病院実習のときの指導栄養士が母の長年の友人だったもので正月料理の献立を立てるようにと「特別に」指令が出て・・・冬休みがなかった記憶がある。そのときもおからが活躍していたと思う。たぶんそのころの知識が長く医師や看護婦に浸透して、血糖値の高い方には「ご飯と甘いものを食べないように」というのが習慣になったでしょう。糖尿病の食品交換表について批判があるのは理解できるし私も「単位」と「栄養価」のダブル基準の交換表はとても使いにくいと思っているのだけれど、でも「栄養バランス」の簡単な理解という点ではとても役にたったと思う。いまや「サトイモ」はだめ、とか「ご飯はなるべく少なく」なんて事をいう人はいなくなったと思うのだけれど、嘗てはね、そんなことを指導した事もあったらしい。糖尿病はいまや「おいしいものをきちんと3食しっかり食べなくてはだめ」という指導をしなければ。糖尿病は本当の意味で贅沢な食事をおなかがすかないようにしっかり食べなくてはならない、食べる事が一番大切な病気とも言える。健康なら少々不完全な食事でも生きていけるけれど、病気になったら「常に完全な食事を食べること」が仕事。これって、結構大変。食べたくなくても、ちゃんと食べる、ってほんとに大変。そういう意味で「王様の病気・本当の贅沢病」といえるかも知れない。ちなみに、余談ですが、前出の病院実習の最中「三億円事件」がおきて大騒ぎになり、それも忘れられない記憶です。
2007年10月03日
「こうちゃんの簡単料理レシピ」で全国的に人気のあの幸せ料理研究家の相田幸二さんのセミナーがあります。私の参加している仙台インターネット推進研究会主催の月例セミナーに講師としてお招きしたのです。すごく楽しみ。ってかなりミーハーっぽいですがね。話題は料理ではなくてブログ。同じ料理を道具に仕事をしている身としては「こうちゃんブログ」の更新の仕方やブログのつくり方などがとっても参考になります。料理の記事って結構手間がかかります。調理をして写真を撮って、修正をして、記事を書いて、アップ。毎日アップするとなるとなかなかできることではありません。やっぱりすごいわ!そのブログ術を聞きだしたいな、と思っているところです。詳細は下記のとおりです。「こうちゃん」にブログのノウハウを聞きたい方、ただ単にあってみたい方、一緒に飲みたい方(セミナー後好例によって懇親会がセットされています)是非ご参加ください。申し込みは仙台インターネット推進研究会のweb siteからお願いいたします。以下は仙台インターネット推進研究会のMLのお知らせからの引用です。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆NPO法人仙台インターネット推進研究会月例セミナーのご案内10月のセミナーは「幸せ料理研究家“こうちゃん”がやって来る!yahoo!ブログ900万アクセスの奇跡を追う」と題し在仙料理研究家でいながら、今や全国区でメジャーな活動をされている“こうちゃん”こと、相田幸二さんをお招きします。 相田さんはyahoo!ブログ「こうちゃんの簡単料理レシピ」で現在アクセス数900万を超える女性に超人気のブロガー!!http://blogs.yahoo.co.jp/boooy2005全国ネットのTVにも進出し、メディア関連に引っ張りだこの相田さんに来て頂き、ブログ立ち上げまでの苦労話しや運営上の秘話などお話し頂く予定です。☆今回のセミナーはこんな方にオススメ☆・タイミングが遅いけど、今からブログを立ち上げようかと思っている方・ブログは立ち上げたけど何だか続かなくて…という方・仙台を拠点に全国区で頑張る“こうちゃん”を応援したい!見てみたい!という方今までslaboのセミナーに参加出来なかった主婦の方など是非ご参加下さいね。お待ちしております。───────────────────────────────────演題 :「幸せ料理研究家“こうちゃん”がやって来る! yahoo!ブログ900万アクセスの奇跡を追う」講師 :幸せ料理研究家 “こうちゃん”こと相田幸二さん日時 :10月12日(金)19:00~21:00(開場は18:30)会場 :仙台市市民活動サポートセンター 研修室。フロアは1F入口案内板をご確認ください(仙台市青葉区一番町四丁目1-3 /JR仙台駅西口から徒歩15分 仙台市営地下鉄南北線 広瀬通駅西5番出口前)地図 :http://www.sapo-sen.jp/map.php募集人数:25人参加費 :一般:1000円、学生:500円(税込み)申込方法:下記ホームページ上でお申し込みください。 http://www.slabo.or.jp/seminar/list.cgi申込期日:ホームページからは前日まで。当日受付でも可能です。講演内容:yahoo!ブログ「こうちゃんの簡単料理レシピ」立ち上げから現在までの運営にまつわる秘話や苦労話しなどをQ&A方式でお伺いして行きます。講師略歴:1975年山形県米沢市生まれ。16歳からホテルの和食部門で4年間板前修行をする。その後サービス業で10年間サラリーマン生活を経験。退社後カフェレストランのキッチンスタッフとして働きながら、2005年5月に立ち上げたブログ「こうちゃんの簡単料理レシピ」が女性を中心に大人気となり、yahoo!ブログ内のランキング上位の常連となる。主催者 :NPO法人仙台インターネット推進研究会(仙台市) http://www.slabo.or.jp/その他 :セミナー終了後は懇親会を行います。(別会場・参加費¥3,000程度)───────────────────────────────────お問合せ先NPO法人仙台インターネット推進研究会セミナー実行委員長 seminar@slabo.or.jp まで。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2007年09月26日
街中でこのごろすごく不思議だなあと思うもののひとつがこれ!なんかお店をリニューアルしているな、と思ったらお店の前にでんとすえられたのがこのおじさん人形。これって立派な「メタボ」おじさんですよね。某ファミレスの新しいマスコットキャラクターのようだけど。なんでこの節こんなキャラクターを前面に押し出してきたのか、まったく理解不能です。国中挙げてメタボ退治にかかろうという矢先なのにね。なんか保健医療行政にケンカを売ってるのかしら、などと思ってしまいます。そしてその店にはためいているのぼりがこれ。大俵のハンバーグ。食事バランスガイドではハンバーグ一皿は「3っつ」と数えることになってます。これって決して大きくない普通サイズのハンバーグ。だから「大俵」ともなると「いくつ」に相当するやら、想像もつきません。やっぱりこれ食べてたら「メタボ」になりそう。やっぱり、不思議だ。時代に逆行している?あえて?付け合せ野菜の料理を吟味しました、なんてお店なら喜んで入るけどね、大きいが売りのお店には、入りずらいもの。食べた後が怖くて。若い人がターゲットの某「○○○ド○キー」ならまだ分かるけど、ファミレスだもの。結構中高年の男性も入っていたようですしね。こういう業界にも管理栄養士の視点って必要なんじゃないかと、つくづく感じるこのごろ。さて、どうアタックしたものか。
2007年09月12日
なんと気づけば久しくブログをかいていない。身辺に変動が多くて・・・などと言い訳をしてみます。さて、このところホテル暮らしが続いていました。いろいろなホテルを渡り歩きほとんど住所不定の状態でした。(けっして逃げ隠れしていたわけではありませんが)そこで、毎朝の食事を観察することができ、メタボと食事の選択とたべる速さとの相関をじっくりと見てみました。たぶんほかの人から見たら不気味なおばさんに見えたことでしょうね。そこでわかったこと。メタボ(腹囲を測ったわけじゃないけど)と思われる人は「食べ方が早い・一口の量が多い」昨日も斜め前の40台前半の男性・ワイシャツの3番目と4番目のボタンがはちきれそうな人、豪快に食べてました。お盆には食パン2枚、ロールパン2個、ジャム、バター、牛乳、ジュース、キャベツのサラダ、スクランブルエッグとベーコンの盛り合わせ。その食べ方がすごい。ロールパン・・・3口で完了。2個食べるのに2分とかからなかった。6バイトで終了。トースト・・・1バイト、2バイト、3バイト、4バイト、5バイトと立て続けに口に放り込み12噛みして飲み込む。これでパン半分が終了。バターを塗りつけ残りを5バイト。豪快。卵とベーコンを半皿。キャベツ(小皿に1杯)をムシャ。牛乳をゴクッ。もう一枚のトーストを2度に分けてムシャ。ジュースをゴクッ。朝食終了!約5分。概算 800Kcalお昼には何を食べるんだろう。カツ定なんて食べたら・・・1000Kcalは軽く超えるよね。夕食は、きっとだれかと居酒屋で。メタボになるのは当たり前か。しかし、ホテルの朝食って食べるものがないよね。(サービスの朝食だからしかたない?)この無料のサービスの朝食ってのが困りもので、中途半端にサービスされてもねえ。この分有料にしていらない人はその分宿泊料を下げてほしい。いつも同じスクランブルエッグとべーコンか塩鮭とひじきの煮つけ(たぶん出来合いの)ではね。コンビニでおにぎりと惣菜と温泉卵かなんか買っても500円くらいですむもの。仕事でホテルを渡り歩いかざるを得ない人がこれだけいるとすれば、朝食食堂があってもいいよね。おいしいご飯と味噌汁と煮つけと焼き魚と果物と。私の持論。朝ごはんを家庭で絶対食べるべき、なんてことはいまやない。外で気軽に食べられる場所がたくさんあれば、それでいい。もちろん家で手作りの朝ごはんが食べられればそれに越したことはないけど。いまやね。ないものねだりをしても、無理だもの。ただし、条件がひとつ。家庭で作ったと同じくらいの高いクオリティのものを提供すること。工場でつくっていつ袋につめたかわからないなんてのはダメ。ないよね、こんな店。お店作っちゃおうかしら。儲からないなきっと。
2007年08月26日
土、日と二日間連続で授業。それも9時から午後5時までのフルタイム。通信教育のスクーリングを担当してきました。いつもの授業は45分のので、これはするほうも受けるほうもハード。同じ人の話を2日間っず~~と受けるなんて拷問にちかいよね。疲れました。学生さんも、お疲れさまでした。保育士養成の課程なのです。2日目は食育の媒体を作成してもらいました。さすがに保育科の学生。絵がうまい。紙芝居やペープサイとやら色々工夫して楽しいものができました。「先生にあげるから使って良いよ」なんていってくれました。なにか上手な利用法を考えてみましょう。みんなもお疲れ様。楽しい夏休みをね。
2007年07月23日
ひさびさのブログ書き込みになってしまいました。遊んでいたわけではないんですけれど、次から次に処理することが多くて、書く閑がありませんでした。なんて言い訳に過ぎないですね。さて、日本中の栄養士が20年度から施行の「特定健診・保健指導」の研修に振り回されそうな今日この頃です。えっ、それって何?それは20年度から健診制度が大きく変化して今までのような「やればいい」健診ではなく「やったからには実効あるものに」となるのです。要は生活習慣のよくない人を拾い上げて(この拾い上げる尺度の一つが今話題のメタボリックシンドロームでその判定に使うのが腹囲85cmってあれです)健康を害する前に生活習慣を改めてもらおうという取り組みです。このために健診でメタボと判定された人には保健指導をすることが義務化されました。それに当たるのが医師・保健師・管理栄養士と明文化されたのです。全国で対象となる人が4000万ともいわれ管理栄養士が足りない。また管理栄養士の技術を同質に高めなければならないとして日本栄養士会ではこれにあたる会員の「実践研修」を全国規模で始めています。去年の年度当初にはなんにもそんなことは言われていなくて突然の制度変更にビックリです。しかしまあ仕事が増えるのはうれしいことで、がんばりましょう。先週の土曜日に栄養士会でこの健診・保健指導の「実践研修プロジェクトチーム」の打ち合わせ会がありました。会終了近くに業者の方からこの保健指導のために開発したシステムというものを見せてもらいました。国立健康・栄養研究所との協同開発?といっていました。これは保健指導のそのものを自動化するものでその特徴は指導コメントの自動作成にあるようです。もちろん対象者の抽出やデータの管理、その他の事務的なことは含まれるわけですが。この指導コメントの自動作成。国立健康・栄養研究所との協同研究によるアルゴリズムとロジックを用いて事細かなコメントが提示される。さらに指導媒体も自動的にプリントアウトされてくるらしい。とすると、人間の管理栄養士の仕事って何をすればいいんだろう。出てきたコメントを読み聞かせること?指導時間が15~20分とされている短時間に事細かなコメントを瞬時に読み判断しその中から行動変容にもっとも適すると思われる項目を選別して対象者に理解させやる気を起こさせる。難しい!それより何より、自分の感性がまったく入る余地がない?人との対話の入る余地がなくなるような気がする。栄養士のしごとってコメントを読むだけになる?恐れが大きいように思う。どうしたって印刷されて出てきた文章のほうが、特に国立健康・栄養研究所のお墨付きなんていわれたら特に、そっちのほうが権威があるように思われてしまうんじゃないかしら。PCでの条件付けに判断って実態に沿わないことが多々ある。介護保険の判定システムも実態とそぐわないと不評だった。評価ロジックがどうなっているのかがよく提示されていないシステムは使いづらい。もっと困るのは何でもPCやITは絶対に間違わないと信じてしまうことだ。ロジックが誤っていたら、アルゴリズムが適切じゃなかったら、結果は間違いになる。経験をつんだ栄養士なら「おかしい!」と直感するけれど経験の浅い人や初めからこれしか知らないで育ってしまったら・・・恐ろしい。このようなシステムが普及してPC教が蔓延したら、実践研修など幾らしても意味なくなる。というよりもっともっと実地の実践研修を積まないと実効ある指導ができないように思うんだけど。給食管理のシステムを作って売っている身としては痛し痒しなんだけどね。栄養計算だってPC処理が当たり前になってしまって数字の意味や食品の意味を理解しないままに仕事をしてしまうことが多くならないか、とっても心配なんです。結果の数字のみを見てその経過を見過ごしてしまいそうな気がする。だから今荷重平均の処理をシステムに実装するべきかどうか、悩み中なんです。これってホントに地道な単純な作業だから実装すればとっても便利なのはわかっているんですけれど、荷重平均をだす意味ややり方を理解せずに結果だけ出していいものか・・・。
2007年07月16日
アルケッチャーノの奥田シェフのトークショーに行ってきました。アルケッチャーノってなに?奥田シェフって?という方はこちらをご覧ください。河北新報ブログサイトのイタリアン(自称?)のアルケッチャーノ礼賛記です今日本で一番注目されているシェフの一人です。情熱大陸でも紹介されたのでご覧になった方も多いのでは?さてその内容です。氏によると料理は母の心だそうです。お出しする相手が今どういう体の状態なのか、なにが食べたいと思っているか、何がたりないのかを判断して一番よいものをお出しする。もし満足いただけないときは、再度挑戦させていたけるようにお願いする。2度目は絶対満足していただける自信があります、と言い切っていました。彼が注目されたのはお店のある庄内(山形県の海沿いの地方)の地物に徹底してこだわった料理ということ。そしておいしい地物を何とか世間に知ってもらいたいという熱い情熱。それがみんなの視線を庄内に引き寄せたのでしょう。そして、料理は材料と相談しながら、どうしたら一番おいしくなってもらえるかを食材に聴きながら決めるということ。料理ありきではないのですね。食材がまずあって、そしてそれがどう料理されたいといっているかを聴きながら料理法を決める。私たちって決まった食材を料理に押し込んではいないでしょうか。いや、栄養という名の型にはめ込んではいないでしょうか。反省です。お浸しは「ほうれん草」と決めたから、市場にその日なくても冷凍のものを使ってでもほうれん草にしてしまう。これでよいのかしら。食材は自然の産物だからない日があって当然。だったら何をどう使うか?予定が決まっているから、作業がどうだから、ではなくもっと柔軟になりたいね。そんなの無理、って頭から決め付けずにね。少しずつでも進歩したい。食材と食べる人と相談しながらねこれって洞察力と観察力と料理力とコミュニケーション力が問われるよね。みんな栄養士としては絶対に必要な能力だもの、磨かなくちゃ。
2007年06月06日
4月から新しい仕事をいくつかはじめました。まずは、魚屋さんとのコラボ。これは前にもかきました。次にはじまったのがこれ。DATE FM 「モーニングジャンクション ワンダー J」です。FMラジオへの出演です。時間は朝8時半ころからとちょっと早いのだけれど若い方がよく聞いているFM局での食育に関する取り組みの一環です。DATE FMというのはFM仙台の愛称でDATEは「伊達」(藩だったので)とかけています。つまり伊達者という意味らしいですね。毎月第4木曜日に放送で6~8分程度と短いのですが、自分の言葉で話せるのがいいかなって思ってます。テレビなんかだと局のシナリオのままに引きずられて、止めればよかったという苦い経験が一度ならずありましたからね。編集の段階で頭と尻尾だけをくっつけて、肝心のネガティブな部分はばっさりカット。結果見ている人はしゃべっている本人の意志に関係なく「変なことをいってる」と見てしまう。多分、今度は生なのでそれはないだろうと思っているんですけど。というわけでもしお時間があいましたら仙台DATE FM にダイアルを合わせてみてくださいね。DATE FM ホームページにもお話の内容が掲載されていますのでご覧くださいませ。ホームページでしたらfmの電波の届かない地方の方にも見ていただけますものね。urlは http://datefm.jp/won/ の木曜日のコーナーをクリックしてください。ちなみに26日は「行楽には太巻き寿司を持って」という内容でお話しました。楽しい記憶を子どもたちに残してほしいから。太巻きの作り方ものっていますのでごらんくださいね。
2007年04月27日
鮮魚店とのコラボで「お魚料理教室&試食会」を始めました。「三陸おさかな倶楽部」というネットショップ&鮮魚店があります。魚の本場石巻で35年の魚屋さんです。仙台でも中央郵便局の催事場にお店を構えています。このお店の若旦那「お魚プリンス」とふとした縁で知り合いになったのがきっかけで魚料理普及のための「お魚料理教室&試食会」のレシピ開発とデモンストレーションを担当しています。なんともこの「お魚プリンス」が太っ腹。でもプリンスが太っ腹じゃなくてその母上がまたプリンスに輪をかけて太っ腹。「お魚料理教室&試食会」は無料。なのに魚の量が半端じゃない。しっかり1人分以上の材料が運び込まれるんです。会場が私の事務所&教室「びた ふぇりーちぇ」です。定員10名位のですが毎回託児付き(プリンスのお姉さん、つまりプリンセスが託児担当についてくれています)ので小さいお子さんを連れた若いお母さんたちで大盛況です。この魚さんのお母さんの言うことには「仙台のひとはかわいそう。活きのよい魚が食べられなんだもの。うちのおいしい魚を仙台の人に食べさせたくて。」そして「何とか魚離れを食い止めたくて」と。そうこのお母さん(さしづめお魚クィーン?)がとてもいいキャラクターの方でお魚のことなら何でも来いのお魚博士なんです。合う人みんながファンになってしまうという暖かいお人柄と商売への絶対の自信。いいんですよね。自分の仕事に迷いがなく自信に満ちているというのは見ていてすがすがしい。そしてこのお店の魚がまたホントにおいしい。お母さんの手作りの「さんまの昆布巻き」や「鯨の大和煮」がこれまたすごくおいしい。圧力鍋ではなく大鍋でことこと6時間かけて煮込むそうで「圧力鍋などで無理な力をかけたものより時間をかけて煮たほうがぜったにおいしいの」ということでした。試食メニューは2品ずつ。午前の部と午後の部に分けて行っています。3月はちか(わかさぎ)のエスカベーシュ~季節の柑橘酢和え~春のヤリイカのサラダ生ますのステーキ~サルサ ヴェルディ添え~白魚のチジミ4月はあさりご飯たらの桜蒸しめろうどの地中海風ほっきとわかめのサラダ4月はまさに花見シーズン真っ盛り。うちの教室は花見のメッカ「榴ヶ岡公園」の目の前。座っていても花見はできるのですが・・・せっかくのなので出来上がった「あさりご飯」と「たらの桜蒸し」を持って青空のしたでの試食会になりました。満開の桜のしたでのお昼ご飯、おいしかったですよ。それぞれ詳しいレシピは「三陸おさかな倶楽部」のサイトに掲載されますのでそちらをごらんくださいね。さて、5月はなにになるのかしら。漁模様を見ながらなのでまだ材料は決まらないのですが、ちょっと大き目の魚でしっかり魚の下ろし方などをデモできればいいなと思っています。レシピは仙台中央郵便局店のほうにて配布中ですので是非いってみてください。本当においしい魚が手に入ります。
2007年04月20日
仙台市の公立保育所に栄養士さんがweb pageを作りました。「保育所の給食から にこにこ離乳食」です。urlはこちらです。栄養士さんたちの有志で結成している「乳幼児食育研究会」が作ったものです。その趣旨は「私たち保育所栄養士は,毎日の食事づくりの中で,離乳食のすすめ方や大人の食事から離乳食への展開の仕方などのKNOW-HOWを蓄積してきました。子育て中の保護者の皆様に,そのKNOW-HOWを毎日の離乳食作りの参考にしていただきたいと思い,このホームページを作成しました。毎日の離乳食作りに活用していただけたらうれしく思います。 」ということです。以前離乳食指導で家庭を訪問してたときから感じていたのですが、なぜか離乳食は人間の食事だと思っていないお母さんがいるのです。不通の食事とはまるでかけ離れた、薬品でも調合するような加工品でも調整するような感覚でいるらしいのです。タマヒヨ族と言われるくらい情報誌の記事には無抵抗。マニュアルチックな子育て。笑い事ではないのですね。保育所の現場で身を持って感じている栄養士が何とかしなければ、と行動に移した第一弾がこれです。コンセプトは離乳食から大人食をつくる。今までとは逆の発想ですね。今までは大人の食事から離乳食に展開させる方法を広めて以降としたのだけれどどうもうまくいかない。ならば発想の転換を離乳食つくりが大変ならいっそのこと離乳食を作るとご飯もできちゃうよ。といことなんだそうです。なるほどね。今の若い人は「おかず」を作るのはなんだかダサいけど、パーティ料理やケーキつくりなら張り切るからね。離乳食もイベント食にしてしまおう、という事だって。要するに、ちゃんとした離乳食ができればいいんだから、いいかあ~。
2007年04月19日
長かった~~~です。今年の春風邪。やっと声も出るようになりましたし、いくらか「やる気」も芽生えてきた感じです。インフルエンザではなかったのですが、喉・鼻・気管の辺りが散々でした。それと、倦怠感。孫がインフルエンザにかかって保育園をお休みしてうちに来たときにはとんでもなくテンションが高い。タミフルを飲んだらしい。私もタミフル飲んだらもっと元気になったかしら。ともかく、考えて見たら旅行・繁忙期・と重なってろくに寝ない・野菜を食べない。なによりたんぱく質の摂取量が多すぎ。体調に食べものが影響するのって実感しましたね。それだけ体力が落ちているってことなんでしょうね。たしかに、若くはない。暦的には。気持ちは、何時までも大人になれないんだけど。
2007年04月18日
8日に神戸に行き、その後岡山での会議に行ってきました。年度末と申告が重なってちょっと無理をしました。そのせいか前日からなんとなく風邪っぽかったのですが、思いのほかに寒い神戸ですっかりこじらせたようです。それから風邪が抜けません。ますますひどくなり20日にはドクターストップがかかってしまいました。昨日あたりちょっと調子がよかったのですこし仕事をしたら、今日はダメでした。発熱。明日、あさっては休業させていただきます。寝てます。おとなしく。気はあせるのですが、息子に言わせると「若くないんだからね!」ということで、お休みさせてください。
2007年03月23日
今日、何気なくテレビを見てたら、ビックリ。何年ぶりかで「味の素」のコマーシャルをやってた。味の素そのもの。なんで?惣菜や漬物、飲み物で十分に売れてるのに、今さら家庭向け?不思議です!
2007年02月07日
聞いた話です。語ってくれた方は大変に怒っていました。去る1月23日に平成18年度(社)宮城県栄養士会 行政栄養士協議会ならびに宮城県栄養士設置市町村連絡協議会合同研修会が開かれた。宮城県は全国でもめずらしく全市町村に100%の栄養士設置という県なのです。先輩がたの苦労と努力の賜物といってもいいでしょう。しかし、この100%というのが曲者。つまり役場に栄養士がいればよくて、それぞれの現場にはいなくても事が足りると思われているらしく100%以上にするのはなかなか難しいらしい。各現場(決して給食の現場ばかりではなく、いろんな場所で)にそれぞれ専門にうごける栄養士を配置してこそ、手厚い住民サービスになると思うんだけどそうは問屋が卸してくれない。だから市町村にいる栄養士は「とても忙しい」らしい。さて、本題。この研修会ではなにを学ぶかというと、世の中はすさまじい勢いで変化しているのだから栄養士ももっと存在感を示して欲しいということだったらしい。栄養士が住民サービスの中で、あるいは平成20年度から施行予定の「保健指導」の仕事の中でどう生き抜いていくか、今「栄養士はこんなに仕事ができる、こうしたらどうか」といった積極的な姿勢を示し、前に出て行かなければ「いなくてもいい職種、いらない職種」になっちゃうよ、目を覚まし行動せよ!ということだったらしいのです。健診制度の保健指導の従事者として「管理栄養士」を加えさせ、明文化させるのにどれだけの苦労があったかを熱く語られたそうなのです。聞いていた「行政栄養士」でない他の協議会の栄養士は「そうだ!」と深く賛同したそうです。感激したそうです。ところが、質問タイムに入ったとたん出た質問に唖然・仰天・天の仰いで涙したとのこと。「***地区の行政栄養士のですが、現在*****の仕事でとても忙しいのに、加えてその仕事もしなければならないのでしょうか?」1時間半もの時間をかけて情熱を傾けて講演してくださった講師に対して「恥ずかしい。おなじ県(同じ県だからといってみんなが同レベルだって事はないんだからいいんだけれどね)栄養士として恥ずかしい」と。福祉や地域活動の栄養士は必死で「栄養士の存在」をアピールし生き残りをかけてがんばっているのに、肝心の行政の栄養士がこれじゃ困るというのです。確かに監査や監視で「指導」に来るのは行政の栄養士。何を監査し監視するか。これからは事業所内で栄養士がどのように仕事ができる体制になっているかを見る(給食場ばかりでなく)をしっかり監視監督指導(その必要があるのか疑問だけれど。むしろ相談にのる、アドバイスをする、重箱の隅をほじくることは止める・・・言い過ぎ??)ことが必要なんではないかしら。監査先で現場の栄養士のために使用者側と体を張って対決するくらいの気概を持って欲しいと思うのは、むりなんだろうな。給料をもらっている人はいいよね。苦労があるって言ったって収入が保証されてるんだから。フリーの私たちなんか「人よりも1つでも多く余分に仕事をして次の仕事につなげよう」と骨身を削っていても、なかなか暮らせない。職場にいるだけで、お給料をもらえていいよね、なんて・・・夢ゆめ考えてはいませんが、でも。収入を保証されている人ほど他のひとよりもちょっとでも「良い仕事」をなしとげる努力をして欲しいです。くれぐれも「私だけなんで・・・同じ給料なのに。」なんて思わないで欲しい。仕事は「できる人に」じゃなきゃ振れないんですからね。仕事を振られたって事は「できる人」と認められたってことなんだから。人生万事塞翁が馬。福が禍となり禍が福となる。今良いことは将来よくないことに変化するかもしれないし、今辛いことも将来の礎となるかもしれないのです。一つでも余分な仕事を「自分からやってみる」ことをしませんか?薬剤師養成課程で管理栄養士もとれるようになってしまいました。「師」業の一角の参入を許してしまったわけで保健師、看護師も栄養士のしごとはできるわけで、栄養士の立つ場は確実に狭まってきています。栄養士というものの業としてのイメージをこの際すっぱり捨て去ってあらためて再構築(ブログじゃないけど・・・すべてのリンクや繋がりを)しなければならない時期に来ているのではないでしょうか??
2007年01月29日
納豆が大迷惑してますね。納豆がかわいそうです。某人気テレビ番組で「納豆がダイエットに効果あり」と放送したら日本中の納豆が品切れになったそうですね。またいつもの「日本人の悪い癖が・・・」と静観していたらなんと方向が別の方を向いてきましたね。番組で使われたデータは「捏造」だったんだそうです。なにをか言わんやです。研究者のコメントや被験者の検査データをねつ造していたそうですよ。毎日新聞の報道によると同テレビによると、(1)被験者がやせたことを示すのに別人の写真を使用(2)米の大学教授の発言の日本語訳の一部をねつ造(3)被験者の一部の中性脂肪値が正常値になったとしたが、測定せず(4)納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつ食べた場合の比較で、被験者の血中イソフラボン濃度の結果をねつ造(5)被験者の血中のDHEA(ホルモンの一種)量検査のデータをねつ造、また、許可を得ずグラフを引用していたことが分かった。もともとこの番組は「まゆつばまゆつば」と思っていたから見ていないのですが(1)の別人の写真を使うなんて、あまりに幼稚。画像のモーフィングなんかで「使用前・使用後」を捏造するエステサロンの写真の方がまだしも高度なテクニックを使って偽造をはかっていますよね。それを盲信して納豆を買いに走る日本人もまた変。納豆なんて毎日の日常の食品だからふつうに食べていればそれでいいのにね。この騒動で納豆の有用性にケチがつくことが一番恐ろしい。納豆は大変によい食品なんです。ダイエットにだって霜降りの脂まみれの肉をたらふく食べるよりも何層倍効きます。ただし納豆ばかり食べたら、それはそれでよくない。なんでも「そればっかし」は絶対によくないのです。(絶対という言葉はおいそれとは使えない言葉ですがあえて使います)だいたいこの手の番組のよくない点は少人数も人の確からしくもない実験風のデータをさも確からしいデータのように言い立てるところにあります。人間なんて人様々だから10人やそこらのヒトの生のデータを示しても効果の判定の判定なんてできないものらしいです。ましてテレビ番組はしょせんおもしろければそれでよいわけ、論文でも学問的な検証でもないのだから、信じる訳にはいかないのですね。これを教訓としてテレビの見方を変えませんか?何が本当で、どこがあやしいか。まゆつばまゆつば、っていいながら見ると結構おもしろいものですよ。
2007年01月21日
新年おめでとうございますいつもお読み下さいましてありがとうございます。今年もよろしくお願いもうします。さて、ことしのお正月はスローフードを意識したお雑煮をしました。まあ、毎年同じなんですけれどね。でも今年はことさら手作りにこだわりました。これが「仙台雑煮」です。お椀はたっぷりサイズの雑煮椀。お餅は四角い切り餅の焼いた物。焼ハゼのだし。宮城県と言っても土地によって出しが違う。仙台近辺は焼ハゼ。県北にいくとドジョウだったりもちろん鶏だったり。ちょっと前には山鳥(きじのようなとり)等もだしにしました。県南ではスルメをだしにする地方もあり、沿岸部では干し鮑や焼ホヤなどもだしにすると言うことです。具は。お引き菜。大根・にんじん・ゴボウを全部せん切りにしてさっと湯がき夜干しをして凍みらせ(しみらせ)昼間は日にあてて水気を抜いた物をお引き菜といって雑煮に入れます。切り干しでもなく生でもなく、その中間のみずみずしさと風味が雑煮の味なのです。ずいき。これ、生け花ではありません。10月に購入した里芋の茎です。仙台では「からとり芋」と言います。この里芋の茎1本ずつはずして皮を剥き、寒風にさらして乾燥させたものがズイキです。実に20年ぶりくらいに「からとり芋」からズイキを作りました。近年温暖化の影響でしょうか、気温が高くてなかなか上手く乾燥できませんでした。今年は雨にも遭わず、カビも生えず上手にズイキになってくれました。ズイキは食物繊維が豊富でカリウム、カルシウム、マンガンなどのミネラルが豊富。ほどよいアクがまた雑煮の風味をまします。岩出山の凍み豆腐(しみとうふ)一般に売られている高野豆腐とは全く風味の違う物です。だって天然乾燥の本物なのですから。豆腐を薄くきって藁でない戸外で凍みらせて乾燥させて、を繰り返して作られる物でアンモニアなどで促成に作った物とは較べたら別格です。味のしみも良く。ちょっと堅めの食感がよいのです。いくら。秋口に鮭と共に売り出される鮭の「はらこ」をどんと一腹買ってきてほぐし、酒と醤油で味付けをしてお正月のために冷凍しておきます。これあがないと、雑煮の味になりません。お椀によそって熱々の汁をかけて、はらこがパキンとふくれたところを戴くのです。紅白のかまぼこ伊達巻き伊達巻きは毎年手作りします。卵とはんぺん。手にはいるときはすり身を使います。これは家族からのリクエストで市販品では「ダメ」だそうです。青みは名取りの「芹」名取市の下余田と言うところの芹は「仙台芹」として有名です。しゃきしゃきして色よく風味も抜群。そして、でんと出汁をとった「焼ハゼ」をのせる。汁は醤油とみりんで味を付け、熱々をかけ廻す。吸い口に「村田の柚子」。村田は柚子の北限の産地なのです。仙台では雑煮にこれだけの具をのせますから、別にお節なんぞはいらないくらい。口取り肴のかまぼこも、尾頭付きのハゼも、おひたし替わりの芹も、大量の野菜も全部一椀の中に収まってしまう。こんなに便利なお料理はないですね。10月の半ばからお正月に向けて着々を準備を重ね、お元日の用意はすべて大晦日までに済ませてしまう。お元日はいっさい包丁を持たないでよいように。正月から「切る」のは縁起が悪いから。昔の人の知恵なのでしょうね。
2007年01月04日
先月末から約1月にわたって体調不良でダウンしていました。お約束のあった仕事には何とか行きましたがその他の日はほとんど寝たりおきたり。事のおこりは「孫」かららしい。子ども経由のウィルスや細菌はパワーアップするのだろうか。やられました。風邪・肺炎・嘔吐下痢症(ノロ??)。子どもはすぐに元気になるのだけれど周りのおとなは軒並みダウン。まだ本調子では無いけれどなんとか普通の生活ができるようになりました。と言うわけで更新もすっかりご無沙汰になってしまいました。私の健康にはなんの関係も無く、当たり前だけど月日は経って、もはや歳も押し詰まってしまいました。ことし最後の記事は「食事バランスガイド」についてです。2005年6月に「食事バランスガイド」は、望ましい食生活についてのメッセージを示した「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるものとして、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安を分かりやすくイラストで示したものです。厚生労働省と農林水産省により決定されました」という物です。コマのイメージを使ってよりわかりやすく食べる量を自己管理できるようにとの目的で作られたと言うことです。12月4日、みやぎ生協において「食事バランスガイド」についてのセミナーを依頼されてにわか勉強ですが、しかし真剣にマニュアル本を読み返し厚生労働省、農林水産省のweb資料を読みあさりあらためて理解しようと務めました。しかし、よくわかりません。と言うのが私の感想です。ましてこれを栄養に関するポピュレーションアプローチにどのように活用していったらよいか、難しい!ということがよ~く分かりました。ところで、このポピュレーションアプローチと言う言葉。造語なのでしょうか。よく分からない言葉です。何となくイメージ的には分かるけれど言葉として分解すると理解できないね。どうも特定の意味にしか持たない言葉らしい。ポピュレーションアプローチとは、メタボリックシンドロームの概念や生活習慣病予防の基本的考え方を国民に広く普及することだそうでハイリスクアプローチにと対になっているらしい。どうして一般的な言葉を使用しないのかしら。ハイリスクの対する言葉としたらローリスクだろうにね。なぜ「ポピュレーション(住民・特定の人々・種族)」が出てくるんだろう。まあ字義のの解釈はさておいて。食事バランスガイド。マニュアルによると、これは「食べるだけ~~」の人たちが自らの食べる量や食べた量を自覚でき、摂取する食事の量を管理することが出来るようにするめのツールであるとしている。たしかに、ちょっと見にはわかりやすい。でも、栄養士にとっては手強い。今までの観念をすべて捨て去っててかからないと、袋小路にはまってしまう。いままでの食品群別とも基礎食品とも糖尿病交換表とも成分表による栄養価の計算ともまるで概念が違う。概念の違うことを同じ土俵で論じても仕方ないのだけれど、今までの常識(栄養士としての)がかなりじゃまして新しい概念に投入できない。だって、まるで数字的に整合性のないものを理解しろと言われているわけで、これは難し。できない。たぶん日本中の栄養士が「困った」と思っているんじゃないかしら。確かに困るんです。だって、主食のご飯「1つ」が70g~140g、ゆで麺「1つ」が100~230g肉「1つ」が20g~50g事ほど左様にすべてあまりに幅がありすぎる。1g、あるいは0.1gの世界で生きてきた栄養士にとってこれは「埒外」のこと。でも、マニュアルには明記してあるんですね。完全を望むのではなく「30点、40点の人」を「50点、60点」に引き上げるための方策だと。「いままでの栄養士の仕事の仕方があまりに姑息で重箱の隅をほじくるような指導をしてきたのに全然結果が出せていないのだから、ここで一番ゆるゆるの方法を試してみませんか・・・どうせ今までのやり方じゃ良い結果にはなっていないのだから・・・」と言われたのとおなじことですよね。悔しいけど、ある意味真実かも。100%を求めても「ポピュレーション」と言われる人たちには通じなかったのだから。やり方を変えてみたらいいんじゃないの?って言われたのと同じ。優しいんだか、後ろからエイヤッと袈裟懸けにされたんだか。あんたがたなんにも仕事ができてないじゃないって見くびられたんじゃないかと悲しくなってしまう。内容を子細に見れば見るほど、これをどう使いこなしていけばいいのか、途方にくれてしまうんですよね。つくづくこの食事バランスガイドって外食産業のための物じゃないかって思う。と考えていたらありました。ヤマザキデイリーストアで販売している「あなたの健康応援します。バランス弁当・小箱弁当」398円。食事バランスガイドのコマの画が付いていて「主食1.5つ、主菜1つ、副菜1つ」の表示がありました。この数字の意味を分かる人がどのくらいいるんだろう。自分の食べるべき「*つ」を知っている人がどのくらいいるんだろう。
2006年12月24日
ここは宮城県。広島県に並んでカキの本場です。宮城のカキは東京などに出荷すると広島のカキに相場で負けてしまうのだそう。なぜなら宮城のカキは外海に面した湾で育てられ、どうしも小ぶり。これは内湾で育つ広島に較べて荒波にもまれ(だから10月初頭の低気圧による強風被害で甚大な損害が出た)、間近に迫る山や森(なんと言ってもリアス式海岸ですから)から流れ出る清冽な水に育てられたプランクトンを食べて育つから。肥満してない、身のしっかり詰まったカキができるから。みなさん、生で食べるなら「みやぎ」のかきですよ。と言うわけで11月23日は「カキの日」です。今回は流通のこーディネートをしている方からのお誘いで「仙台をカキで元気にするキャンペーン」をしていこうかと画策中です。さてどんなアイディアが出てくるのでしょうか。こういう異業種の方とのコラボなどの話し合いをしていると栄養士の考える食育やキャンぺーン限界や問題点がいろいろ浮かび上がってきますね。私たちは本質的にと言うかよって立つ場所が「消費者サイド」業界の人たちは「売れてなんぼ」の世界。原則論は通じない。販拡にならない事業はお金が出ない。難しいね。でも、そこに消費者の目が入ることによって打開策も生まれるかもしれない。カキにしたって商品の良さは折り紙付き。でも商品が売れない。なぜなら、「売りたい・売りたい」ばかりじゃうれないもの。地元でなぜ消費が伸びないか、根本を見直す事も大事。栄養士が栄養知識だけを振りかざしたって売れないよね。何故売れないか。栄養士の知識からすれば、たぶん1パックの量目が多すぎる?生食だけじゃなく、カキフライばかりじゃなく、もっとコンビニでも売れる商品の開発が必要かな。だってカキを食べて欲しいのは味覚障害が心配な若年層と、治癒効果が期待できる高齢者だから。たくさん食べなくてもいいけど通常的に2粒、3粒を毎日食べて欲しいから。サプリメントなどの味気ない物じゃなくおいしいカキの商品が欲しいよね。コンビニが今高齢者をターゲットにシフトを変えている今だからこそ、「おやつカキ」・「カキジャーキー」みたいな物がほしいね。などと栄養士の観点からの提案をして行きたいなと思っているのです。郷土のために。(なんてちょっと大げさ?)
2006年11月20日
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