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2016.03.31
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カテゴリ: 小説
北海道のサバイバル訓練学校で講師をすることになった登山家、テレビ局、やくざの武器を借りて北海道で実弾を撃ってみたいミリオタグループ、北海道侵攻を狙うソ連、裏で暗躍するアメリカ、潜水艦でソ連軍基地攻撃をもくろむ右翼団体、網走刑務所に置き去りにされた受刑者らが北海道で戦争をする話。

●感想
三人称で、各登場人物の場面を交互に展開する形式。1987年の刊行で、領土問題や山一抗争という時事問題を絡めつつ、章ごとに登場人物が変わってギャグやエロを盛り込んでいて単調にならないので、250ページほどの長編でも飽きずにテンポ良く読み進められる。
単行本の表紙裏に主要登場人物45人のリストがあって、45番目にちゃっかり筒井康隆がいて、物語が始まる前から既に面白い。いつ筒井が登場するのかと注目しながら読むのも良いかもしれない。タイトルのとおり、登場人物が歌を歌うと楽譜まで載せて、饒舌もある戦記になっていて、戦争ものだけれど悲壮さはまったくない明るくてくだらないエンタメ小説に仕上がっている。途中までは面白いものの、登場人物をどんどん増やして風呂敷を広げた挙句に無理やり風呂敷をたたむようなオチはあまりよくない。

★★★☆☆






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最終更新日  2016.03.31 09:45:28
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