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2019.07.04
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​​ 大村 はま 「優劣のかなたに」(ちくま学芸文庫)  以前、 ​​​ブログで ​大村はま​ について書いた。その後、知人から
​「大村はまさんの『優劣のかなたに』という詩がいいですね。」​
という言葉をいただいた。彼女も長く教職にある人だった。ブログの追記に乗せたが、これだけでも読んでもらえればいい。​​
​​​​​​​​​​​​​​ 『優劣のかなたに』 大村 はま

優か劣か
そんなことが 話題になる,
そんなすきまのない
つきつめた。

持てるものを
持たせられたものを
出し切り,
生かし切っている
そんな姿こそ。

優か劣か,
自分はいわゆるできる子なのか
できない子なのか,
そんなことを
教師も子どもも
しばし忘れている。

思うすきまもなく
学びひたり
教えひたっている,
そんな世界を
見つめてきた。

一心に 学びひたり
教えひたる,
それは 優劣のかなた。

ほんとうに 持っているものを生かし,
授かっているものに目覚め,
打ち込んで学ぶ。

優劣を論じあい
気にしあう世界ではない,
優劣を忘れて
​持っているものを出し切っている。​

できるできないを
気にしすぎていて,
持っているものが
出し切れていないのではないか。

授かっているものが
生かし切れていないのではないか。
成績をつけなければ,
合格者をきめなければ,
それはそれだけの世界。

それがのり越えられず,
教師も子どもも
優劣のなかで
​あえいでいる。​

学びひたり
教えひたろう
優劣のかなたで。​​​​​​​​​​​​​​

 同僚だった彼女たちの心をどのくらい推し量れていたのか。そんなぼくが言うのも不遜ですが、こんな詩をつぶやきながら仕事をしている教員が、まだ、教室にいることへの期待がぼくにはあります。
 自己責任と成果主義、学問の結果はお金に換算され、女性の出産を生産性などという社会の中で、今から勉強する子供たちに、本当に必要なのは、「学びひたり、教えひたる出会い」の中で、生きることと向き合う学校と教員との出会いなのではないでしょうか。


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最終更新日  2024.01.11 22:57:08
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