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2021.08.18
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​ドロン・パズ  ヨアブ・パズ「復讐者たち」シネ・リーブル神戸 ドイツ イスラエル の合作映画だそうです。 1945年 ドイツ が舞台です。
「日本」 では第二次世界大戦の終結は 1945年 8月15日 です。実はこの記事は 2021年 8月15日 に書いています。この日のことを 「日本人」 は、なぜか 「終戦」 などといっていますが、本当は 「敗戦」、「無条件降伏」記念日 というべき日ですね。
 ぼくの浅学の結果ですが、たとえば 5月8日 が、ヨーロッパでは 「戦勝記念日」 になっていて、現在の ドイツ連邦共和国 では 「解放記念日」 とからしい、なんてことは皆さんはご存じなのでしょうか。ぼくは、よく知りませんでした。
​  「終戦」 というふうに戦争の責任を、どこか他人事化している 「日本」 ですが、その同盟国だった ナチス・ドイツ は、 ヒトラー がその年の 4月30日 に自殺し、 5月8日 が連合軍に降伏したわけで、その日は戦後の ドイツ連邦共和国 にとってはファシズムからの 「解放」の日 ということなのでしょうね。
「日本人」 にとって、あの 「戦争」 は何だったのかという 「問い」 をホッ散らかしたまま、英霊の御霊とかいう言葉が政治の当事者の口から出てくるのを、異様な光景だと思っていますが、ナチス政権下のドイツ国民にとって 「ナチス」 とは何だったのか、 「絶滅収容所」 とは何だったのかという 「わからなさ」 が、やはり、ぼくには残りますね。
 例えば、有名な アウシュビッツ収容所 は、その年の1月にはすでに解放されています。​

 大陸の戦線では当然の時間差ですが、この映画は絶滅収容所から生きて帰ってきた男が家族全員の死を知り、 ナチスに対する復讐 の道を探るところから始まります。
​​ 舞台は敗戦直後のドイツの都市です。ようやく連合軍の各国の部隊が到着し始めた時期のベルリンかなとか思いながら見ていましたが、はっきりしたことはわかりません。主役の マックス役 の俳優 アウグスト・ディール に見覚えがありました。 「名もなき人生」 という作品でナチスによる徴兵を拒否して死んだ農夫を演じていた人です。こだわるタイプの顔つきなのでしょうね。​​
​​​​​ まあ、物語は 「プランA」 と呼ばれた壮大なテロ計画、 「600万人の死に対して、600万人の死を」 という、 ユダヤ人 による復讐計画の実行を巡ってのサスペンス仕立てでした。
 連合軍のドイツ占領の思惑やパレスチナでの建国計画と絡んで、なかなか面白いのですが、計画事実があったかなったかという興味もさることながら、計画で終わったということは歴史的事実なわけで、映画としては、そのあたりの盛り上げ方が難しかっただろうなという感じでした。実際、アンチ・クライマックスで、平和的なラストで映画は終わります。​​​​​
 もっとも、計画に携わった人たちが、のちの イスラエル で、軍の高官とかになったことが、映画のエンド・ロールだったか、その字幕だったかで伝えられますが、何だか疲れました。
 建国後の イスラエル という国の歴史について、無知と無責任を承知で言いますが、この映画が描く 「復讐」の心情 について、さほどの違和感は感じませんでした。例えば、解放後のフランスなどでも、そういうテロルがあったことを聞いたこともあります。
 ただ、建国後の イスラエルの軍部 の中に、その 「心情」 が流れ込んだかのようなニュアンスが語られたところに、なんだか微妙な違和感を感じました。
ドイツ・イスラエル合作 とあるこの映画に、誰が金を出しているのか、そこのところを、ホントは知って考えた方がいいのかもしれませんね。
監督 ドロン・パズ  ヨアブ・パズ
脚本 ドロン・パズ  ヨアブ・パズ
撮影 モシェ・ミシャリ
美術 レナート・シュマーデラー
衣装 グトルン・ライエンデッカー
編集 エイナ・グレイザー=ザーヒン
音楽 タル・ヤルデーニ
キャスト
アウグスト・ディール(マックス)
シルビア・フークス(アンナ)
マイケル・アローニ
ニコライ・キンスキー
ミルトン・ウェルシュ
オズ・ゼハビ
ヨエル・ローゼンキアー
イーシャイ・ゴーラン
2020年・110分・G・ドイツ・イスラエル合作
原題「Plan A」
2021・08・09‐no71 シネ・リーブル神戸no110
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最終更新日  2024.05.17 22:32:20
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