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2022.01.13
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​​ソンタルジャ「陽に灼けた道」元町映画館 ​​ ​​​​             ​ ​映画ドットコム
「映画で旅する世界」 という企画で見ました。 ソンタルジャ という チベット(中国) の監督の 「陽に灼けた道」 という、成年と老人の出会いを描いた作品でした。​​​

 今回の企画で 3本 ソンタルジャ作品 を見ましたが、これがデビュー作だそうです。 五体投地 の巡礼映画も、他の監督の作品も含めて、今回初めて、何本か見て驚くことが多かったのですが、この作品もラサへの巡礼を描いた作品でした。ただし、帰り道です。
 偶然の事故で母親を死なせてしまった青年が、母の遺灰を荷物に忍ばせて ラサ へ巡礼します。こう書くと簡単そうに聞こえますが、実際は1000キロを超える 五体投地 を一人で成し遂げるわけで、今回のチベット映画で繰り返し見て、見るたびに信じられない気持ちになった行為なのです。ただ、この作品はその巡礼を成し遂げたにもかかわらず、不機嫌そのものの青年と彼が乗り合わせていた帰りのバスで隣り合った老人の出会いの話でした。
 青年はほとんど口をききません、老人は生涯の夢でありながら自分には実行できなかった巡礼をやり遂げながら、不機嫌そのものの青年が気にかかって仕方がないようです。
​​ 人とかかわりあうのを嫌がる 青年ニマ(イシェ・ルンドゥプ) が、バスを降りてしまうと、 老人(ロチ) もついて降りてしまいます。 凸凹コンビ のロード・ムービーの始まりというわけです。​​
「帰るところ」 を失った青年と老人の旅の物語とでもいえばいいのでしょうか。青年の家族の消息は語られませんが、老人の帰宅の遅れは家族から心配されています。にもかかわらず、老人は青年を放っておけないのです。いわば、おせっかいです。ラマだか何だかのフンで焚火をして暖をとり野宿する老人と青年の姿を見ながら、 「ああ、二人とも帰りたくないんだな」 とふと感じました。
 老人が青年の世話を焼くモチベーションが、物語的には弱いといえば弱いのですが、彼もまた 「帰りたくない」 という気持ちなのではないかということは、自分自身に重ねてわかったような気がしました。
 ぼくにとって、この作品の良さはそこでした。人が年を取るということなのか、生きていること納得のいかなさなのか、そのあたりは定かではないのですが、映像が投げかけてくる なにか には共感しました。
 それにしても、チベット高原の荒涼とした風景が背景にあることが映画を支えていることは確かですね。
​​​​ 不機嫌な顔を続けてほとんど何もしゃべらなかった 青年ニマ を演じた イシェ・ルンドゥプ と余計な おせっかい老人 をおろかに演じた ロチ という俳優さんに ​拍手!​ でした。​​​​
監督 ソンタルジャ
脚本 ソンタルジャ
美術 パクパジャプ

作曲 ドゥッカル・ツェラン
歌 ドゥッカル・ツェラン
キャスト
イシェ・ルンドゥプ(ニマ)
ロチ(老人)
カルザン・リンチェン(ニマの兄)
2010年・89分・中国
原題「The Sun Beaten Path」
2021・11・08‐no105 元町映画館(no106)




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最終更新日  2024.06.05 21:46:29
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