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2025.12.06
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大森健生「Ryuichi Sakamoto Diaries」シネリーブル神戸 2023年 3月28日 に亡くなった 坂本龍一 については、 「Last Days 坂本龍一 最期の日々」 という NHKの特番 2024年4月 に放送されて 国際エミー賞 だかを受賞したそうです。で、今日見た 大森健生監督 「Ryuichi Sakamoto: Diaries」 という作品はその番組を劇場用に再編集した作品のようですが、テレビを見ないボクはこれを見るしかありません。
 というわけで、 大森健生監督 「Ryuichi Sakamoto Diaries」 を見ました。坂本龍一は、ボクにとっては、ほぼ、世代の人で、YMO以来の彼の音楽や活動について、なんとなくな親和感のようなものを感じていて、知らないわけではなかったのですが、この作品でも聞こえてきた Merry Christmas Mr. Lawrence 以外の作品について、曲名さえ知らない程度の関心しかありませんでした。しかし、​
音楽といい、映像といい、納得しました。
 ​見てよかったですね。印象に残っているところがいくつかありますが、中でも、
 まず、最初は、映画が始まって、 手帖を読み上げる声が聞こえてきた所 です。声が 田中泯 の朗読だということは見終えて気づきましたが、聞いていて落ち着きました。そこから、 坂本隆一 自身がピアノを触るシーンが続きますが、一番驚いたのは庭に真新しいグランドピアノが設置されて、土砂降りの雨の中で彼が弾き始めたことです。​
「なにをしているんだろう?」
​ 見終えると、なんとなくな納得がやってきましたが、時間の経過とともに朽ちていくピアノの姿に、どうしても気を取られてしまいます。編集的なドキュメンタリィー作品の性質上、ありえないと思いますが、​
坂本龍一が死んでいく過程を映画にすると約束したのか?
 ​といぶかしむ進行でした。
二つ目 は朗読の中で 「これからどうするかを・・・・」 と読み上げられたときです。ボクは、映画を見ながらそういうことをしたことは今まで、一度たりともしたことがなかったのですが、その声を聴きながら映画館の闇の中で、そのことばをメモしようとしたのでした。が、家に帰ってノートを見直すと 「・・・」 とした後半部が欠けています。多分 「考えられない」 なのですが、そこから彼の最期を見終えた結果、 「考えられない」 じゃなかったんじゃないかという疑いが起こってきたんですよね。
 彼は、そこから3年、少なくともこの映画の中では、ただの一度も​
「これからどうするかを考えられない」
​人間ではなかったとボクは思うんですね。 が、どんな病気に、どんなふうに追い詰められていったかということは見ていればわかります。しかし、映画の中の 坂本龍一 は、ボクが見る限り、ただの一度も考えることをやめてはいませんでした。​
「凄いやつがいるもんです!」
​ まあ、それがすべてですね。最後の最後まで 「生きる」 ことをやめないということがありうるんです。庭で、あの、真っ新だったピアノはぼろぼろになっているんですけどね。変な言い草かも知れませんが​、最後の最後までの 坂本龍一 の姿
ものすごく励まされましたね。
 最後まで生き抜いた 坂本龍一 拍手! です。
横田選手の映画 とか、愛を残して逝った主人公を演じる 倍賞千恵子さんとか井川遥さんが演じる映画 とか、やたらと亡くなる人の映画を見続けていますが、励まされたのはこの映画だけですね。 坂本龍一 、ボクみたいなやつが見るのわかってて演じているみたいでしたね。
監督 大森健生
朗読 田中泯
キャスト 坂本龍一
2025年・96分・G・日本
2025・12・01-no176







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最終更新日  2026.04.05 23:06:30
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Re:大森健生「Ryuichi Sakamoto Diaries」シネリーブル神戸no341(12/06)  
ミリオン さん
こんにちは。
映画は面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。 (2025.12.18 14:30:42)

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