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シールもって行っちゃう子ちゃんと、ほんとにいろんな話ができるようになりました。シールのことではなく、もっと他のことで。小さな彼女の肩には、重過ぎる課題。彼女の手には、多すぎるぜいたく品。彼女の存在には、たっぷりと視線が注がれています。恵まれているとも言えるその状況の隙間で、こっそり息をするような感覚が「シールを持っていく」なのかもしれないと思うことがありました。「重過ぎる課題」について、ざっくばらんに「あなたに要求されているようだけど、今のあなたの実力では無理すぎる」と話しました。「多すぎるぜいたく品」を、見せびらかしたくて仕方がなさそうな時は、「気持ちはわかるけど、それを見せられる側の気持ちになってごらん。いいから、しまっておきなさい」と伝えました。注がれる視線から逃れるために、どんどん心の奥に入ってしまうその思いと、一つ一つ話しました。奇麗事を並べていた彼女の唇は、本音だけを語るようになりました。「難しい」「苦しい」「めんどくさい」ってね。(笑)私もすっかり忘れたころ、なくなってしまっていたシールが、返ってきました。これは、きっと「シールもってっちゃうサンタさん」の仕業だと思うことにします。違うかもしれないけれど。1年前のあたしなら、こんな出来事でもあれば、有頂天だったはず。(笑)今のあたしは、「あー、このシール、私がうっかりして、ここに戻したのかなぁ」と本気で悩んでしまうほど、アホが連続しています。アホは無敵だけど、感動する力をも容赦なく叩き壊します。(笑)感動のなくなった人生は、星のない夜空のようなものだなぁとつくづく思います。地獄期まっさかり、私の謎を深める恐怖の言葉を残した大人の生徒さんがいました。しばらくいらしていなかったので、そのままにしておいたほうが、お互いにいいかなと思っていました。でも、大人の発表会のご案内をするのは、やっぱり当然かな?と連絡しました。大喜びでレッスンにお越しになりました。レッスンも「どこからでもかかってこい!!」状態になっているので、まずまずの対応ができたと思います。ショパンのノクターンと、チックコリアのスペイン。(笑)両方、レッスンしつつ、「アドリブもおもしろいよ、最近」と営業活動しておきました。何に関してかは、さっぱりわかりませんが、「先生すごい」とおっしゃっていただきました。「ええ、頭の再生するのが、すごく大変です」そう答えながら、頭をトンカチでたたく仕草をする自分。感動のない人生は、まだまだイタイ。
2009年01月31日
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大人の発表会に「亡霊になっても出る!」と宣言した短大生。あたしが提案した「ジャズルパン」を蹴飛ばして「久石譲さんのThe wind of lifeが弾きたい」と言い出しました。楽譜の手配をお願いし、四の五の六の七のめんどくさい手続きを済ませて楽譜を渡して「さ、弾いてみろ」と手渡したところ「意外に楽譜がめんどくさい」なんだとこの野郎!!(笑)言葉を選べ!と、厳しく指導。(笑)「悪魔が降臨した!!!」と騒いでましたが容赦いたしません。長い付き合いですし。(笑)黙って聴いていると、みょうちきりんな和音続出。お前、この曲聴いて泣いたんじゃないのか!(笑)先週、CDまで持ってきて、あたしに聞かせた勢いはどこに行ったのじゃ!(笑)レの♭、はずすな!!(笑)たった一回しか聴いてないあたしが間違いを聞き分けているのに、お前、何やっとんじゃ!と、これまた厳しい指導。ああ、気持ちいい。(笑)ほんとは、初見で弾くので手一杯なの、わかってるんだけど。悪魔が止まらないの。うふ。「悪魔が!悪魔が!」と騒ぎながら、生徒はギャーギャー。恐怖支配です。さすがにかわいそうになったので、「初見で手一杯なのわかってるよ。ここの和音も変に聞こえるのは自分で弾いてるからかな?さ、聴いてごらん。」こちらも初見で弾いて聞かせると。その和音ちっとも変じゃない。まーたレの♭はずしていたっていうワケね。チロリと横目でガン飛ばし。電光石火の早業で、レの♭に印をつける生徒。(笑)菩薩のtea先生が選んであげたジャズルパン、蹴飛ばしたのは誰?この曲、選んだのは誰?「あたしです!!冒険野郎とも言いますが、バカとも言います!!」「仕方ないわね。うちの生徒だし。冒険野郎のバカなのは、あたしに似たのよ」と、そのまま言ってのけた上に「いい曲、あたしに教えてくれてありがと」「ああああ、菩薩が戻った」とホッとする生徒。なんだ。鬼先生、そのまま出せば、お互いにストレスたまらない「相手」もいるのね。(笑)この日のレッスンは、奇跡の連続。たった2年で上級レベルの「時の足音」を譜読みから起こせるようになった小学生あり。無気力で学校のイベントを保健室でサボっちゃうことを告白した上に「羞恥心弾いてみたいな」と言い出した小学生あり。あたしに「バカヤロウ」と言ったくせに「引っ越すけど、隣町から先生の所に通うようにお母さんにお願いする」と言い出した小学生あり。ま、お母さん、ハナからその気で「1時間空いているそのコマ、今から仮押さえお願いします」とおっしゃってましたけどね。やさぐれてはおりますが、なんとかやってる感倍増。しかしそれに伴い電池切れ感倍増。ヨタヨタしながらクタクタですが、「時には元気一杯、怒鳴りつけるもアリ」とわかって、すっきりしたのも事実です。
2009年01月29日
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ソプラノの先生との時間は、やさぐれ切ったあたしの無意識にしっかり影響していました。「何を着たって似合わない」とオシャレ心を放棄していたはずなのに、「去年気に入ってたワンピースを着てみるかな」という気になりました。先生が「あたしは現役のオンナよ!文句ある?!」というタイプの人だったので、あたしも煽られた感じです。花模様のワンピースは生徒やお母様方から評判が良く、誉められればやっぱり嬉しい単細胞。空き時間に立ち寄ったジャズの殿堂では、古い知り合いにバッタリ!あまりにブランクがあった相手なので、逆に安心して盛り上がりました。教室に戻ったら、自分でも見たことのない笑い皺が増えていました。あたし、笑ってたんだね?(笑)じゃ、この皺を定着させる勢いでレッスンも笑っておく?と、やけっぱちで笑っておきました。レッスンが意外に早く終わったので、旦那と連絡をとると、ジャズの殿堂でその知り合いと飲んでるとなー!じゃ、ワシも行く。そして代行頼んで飲む。(笑)ジャズの殿堂。討ち入って散った記憶やら、もっともっと前に心が折れた記憶やら、魑魅魍魎やらがウロウロしてる地獄のような場所だけど。喜怒哀楽がないのが幸いして、「怖くもない!!」←アホは無敵。古い知り合いと旦那とマスターと、落ち着き払って飲んだくれている私。みんな酔っ払っているから、遠慮がない!!昨年5月、私の心をポッキリ折った、酩酊トランペット氏の名前を出すマスター。あたしは気づいていなかったのに、マスターったら「あ、顔色が変わった」・・・変わるわけないでしょ。聞いてなかったんだから!マスターの駄目押しで「あ、その人の話してたんだ」と思ったくらいなのに!かといって、そう伝えるのも野暮なので「今となっちゃ、命の恩人よ」と平然とのたまうあたし。←アホは無敵。旦那なんか、元気一杯「うちの嫁、壊れてる!」と宣言してるし。ただでさえ声がでかいのに、街中に聴こえそうな声で宣言するなよ。そういう嫁本人も「ワシ壊れてる!」と太鼓判を自分で押してるし。古い知り合いは「壊れてないよ???」ううん。壊れてるの、自分でわかってるし、「壊れてるのが味」として、新キャラクターを確立しつつあるし。生徒達なんか、壊れきったあたしに慣れちゃってるし。マスターを始めとして、みんな揃って酩酊地獄。そこで、また地獄のドアが開く。中途半端に知り合いのめちゃくちゃうまいドラマー登場。酩酊地獄に苦笑いしてましたけど、みんなで元気一杯ご挨拶。笑い皺ついでに、笑顔全開の私。形だけ見れば、いい流れは間違いない☆なんかおかしいけどね。
2009年01月28日
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ソプラノの先生と、今年初めての練習をしてきました。とにかく先生が、のびのびと歌っていらして、「楽しくて楽しくて仕方がない」とおっしゃってくださったことが何よりでした。半日近くの長い時間が、あっという間に過ぎたのは、あたしも楽しんだということだと思いました。伴奏ではあるけれど、先生の歌いたい方向を見極め、背中を支えたり、背中を押したりする感覚。その場で、音を選んだり、省略したりしながら、より、歌が映える方向を探すこと。練習の段階から、それは確かなセッションであり、コラボレーションでした。ジャズの戦場から、命からがら持ち帰った数少ないレパートリー「サマータイム」が、得意なキーそのままで挟み込まれていたため、これに関しては、いくつか提案もさせていただけました。ピアノに関しては、「いける」という安心感を強めました。問題の「おりこうさん」に関しても、ヒヨコっぽい無邪気なスタンスであれば、こちらからも提案することが許される場であることも確認できました。ま、なんとかなるかな。心の戦火をかいくぐり、私は、この先生仕様にカスタマイズされていたことに気づきました。先生が「歌いたいように歌える」「歌ってみたかった分野に足を踏み込める」伴奏ができること、それは、歌い続けて生きてきたこの先生にとっての祝福の時間であるらしく。「楽しい!楽しい」を連発なさる先生が、素直に羨ましかったです。(笑)いいなぁ、そんなに楽しくて。私のスキルを、先生が存分に生かしてくださって、それが、お客さんを感動させればミッション完了。その道を頭の中で思い描きました。1年前、この先生と舞台に立ったときに、あたしが気づいていなかったこと。今年は、それにあたしが気づいていること。小さな違いは、あたしの心を大きく揺らすかもしれない、と、練習前には思いました。素直に笑えるだろうか。それが一番、大きな課題でした。気づけば、笑っていましたが。ところどころで、不思議な記憶が去来しても、乱れはせず。でも、乱れない分だけ、感動の薄くなってしまった私の手から出る音は、なぜか迫力を増していました。イタリアの太陽みたいな音が欲しいなと思えば、出しちゃう思い切りができるようになったというか。ヤケクソと紙一重なので、ちょっと不安。ヤケクソは、野暮ったいに限りなく似ている気がするので、今度は録音機材を持っていこう・・・。先生はとても料理上手でいらして、練習のときは、素晴らしい食事を作ってくださいます。その味で育てられた先生の息子さんは、アメリカで大成功したヘッドシェフだとか。つい最近、アメリカで息子さんの料理を食べてきたら、「あたしが作った料理がいっぱい出てきたわ」とおっしゃってました。・・・ということは、パスポートなしで、アメリカの五つ星日本食レストランの味を頂いているわけですね、と思いました。おなかがいっぱいになっても、脳が「もっと食べたい!」と騒ぐ料理を目の前にするのは、「甘美な拷問ですね」と地味に感想を述べると、先生はさらに喜んでくださいました。あと3回練習があるのですが、そのたびに、この「甘美な拷問」!!(笑)こりゃせめて、腹筋でもやらないと。コンサート当日も、演奏後にはフルコースが待っててくれるしなっ。(笑)今年はフレンチジャポネスクらしい。去年のフレンチも名残惜しいけど。きっとおいしいんだろうなぁ。去年は車で行ったので、フルコースにお酒が欠けると淋しいんだということを学びました。今年は、車で行かないようにしよう。お行儀、腹筋、お酒。コンサートに関して、優先順位が明らかにおかしいけれど、仕方がありません。ピアノは、この先生とご一緒させていただければ、育って当たり前だから。
2009年01月27日
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堪忍袋の緒だけは異常に長いtea*先生も、さすがに「参った!このワガママめっ!」とぶちきれそうになる瞬間が訪れました。その生徒の読める音域に移調して、ノートに手書きしたポニョの楽譜を前に、小学校1年生がだんまりを決め込んだのです。いろんな角度からの質問を繰り返し、どうも、「ポニョにこだわっているらしい」というところまではわかりました。「左手の楽譜を書いて欲しいの?」違う、と首をふります。でも、このポニョ、これ以上進めるには、左手に取り組むしかないわけで。右は完璧にマスターしているし。左手を進められないのに、ポニョ?意固地になっているのかな?と他のテキストをやろうと提案しても、ダメ。しまいには「熱でもあるの?」と心配になるくらいの頑固さでした。「言葉で伝えてくれればなんとかしてあげるけど、黙られちゃったらどうにもできないんだけど」静かな言葉を選べば選ぶほど、こちらはイライラが募る。(笑)でも、突然悟りは訪れました。彼女は、「左手の楽譜を書いてほしかった」のではありますが、「左手の音符を読む自信がなかった」のでした。糸口がつかめれば対応策はいくらでも。この段階の生徒には、「カタカナ譜面」だって遠慮なく与えてしまう私。「今、読めない音符を読めるようになってから、ポニョやろう」なんていう無粋なことをしたら、楽譜嫌いの子どもなんて、何十人だって何百人だって朝飯前に育てられてしまう。そこで「ここで頑張れない子はダメな子です」なんてレッテル貼ったら、こちらが人間失格。(笑)だって、この段階の子の器に、大盛りすぎる課題を与えておいて「頑張れない子はダメな子です」って、虐待でしょ?左手はカタカナ譜面。右は音符の譜面。それが自在に操れるようになった「後」で、左の音符を覚えれば、モチベーションをキープしたまま音符覚えに取り組めることは経験済みです。彼女は、今「ポニョしか弾かない」とお母さんが訴えていましたが、この「ミックス譜面」をお守りに、また「ポニョを弾きまくる」ことは間違いなし。(笑)「ワガママ」にしか見えなかった彼女の無言は、「自分の限界を知っている謙虚な心」と解釈できるようになったとたん、私のイライラも氷解。うまく自分の思いを言葉にできない幼い心。あああああーーーーーっ!「このワガママ!」と怒らなくてよかったーーーーーーーーーーーあ。満足げに転げまわる生徒。そして彼女から学んだことは、別の生徒に生かされるだろう、と思いながら、複雑な思いをかみ締めました。ここまでして、まだ「バカのレッテル」が剥げない私自身。むしろ、丁寧に教えれば教えるほど、バカのレッテルが分厚くなってるのでは?!・・・バカぶら下げて生きるのって、ほんと、嫌な気分なのです。面と向かって私をバカ扱いするときの、周りの人の嬉しそうな顔。やっぱりその顔を愛せる器は、あたしには無いな。・・・ということで、あいもかわらず、やさぐれ顔です。
2009年01月21日
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大人の発表会の日にちと、会場が決まり、出演者もほぼ決まりました。そうなったら、ディナーコンサートの準備をせねば。嗚呼。自信がない。(笑)自信のないところは「おりこうさんで演奏を終えられるか」(笑)だよねぇーと生徒と笑いあいました。演奏そのものはなんとかするけど、「おりこうさん」のところが心配なのでござんす。アホなりに頑張ってアホ道を突っ走ってここまできて、冷静に去年のディナーコンサートを振り返ると「周りの方々は、あたしが参ってきていること、わかってたんじゃね?」と思わざるを得ない記憶が、チラホラ、どころか、ボカスカ。素直に舌打ちをしたくなります。というか、素直に舌打ちしています。(笑)舌打ちしながら「おりこうさん」・・・それはダメ。やさぐれながら「おりこうさん」・・・それもダメ。仕方がないので、若干熱っぽかったにも関わらず、演奏会用の衣装を仕入れに行きました。知り合いのボーカル氏が勧めてくれた衣装は、IKKO似のあたしにはラブリーすぎ。でも、めんどくさいからこれでいいやぁ・・・と思ったところで、いくつか「ラブリーすぎないもの」が目にとまりました。熱っぽさと「どうせ似合わないよ」というやさぐれ真っ盛りの気分に無理を通して、黒いババシャツ(背中にホッカイロを貼り付けたまま)の上から試着。ええ、こんなおそろしい姿では試着室の外には出ませんけどね。「凹むのは一人で充分」とはっきり伝える、愛想のない私。苦笑いのボーカル氏。許して頂戴。これでも精一杯なのよっ!(笑)仕入れた衣装は、紺のホルターネックのワンピース。ローウエスト気味のデザインが甘すぎず。レッスン後、家に戻ってからババシャツを脱いで試着。旦那に見せると、「ま、いいんじゃね?」何しろ、旦那には正月早々、夢見の悪いものを見せております。去年の地獄期まっさかり、飯も食えずにおりました頃、元気を出そうと無理矢理あつらえた茶色のロングドレス。正月明けの一年で一番丸々した体には、見事に合わなくなっているどころか、気持ち悪くなっておりました。てかった生地が、陰影をさらに強めるって言うのかしら。(笑)「焼きブタに見える人」ハイ☆二人で両手を挙げて万歳しちゃったよ。地獄期並みの体に戻す元気は「びた一文ございません」←焼きブタ不戦勝。焼きブタドレスよりは、今回の方がほんのわずかマシだというので、こちらで出陣。「でも、ちょうちん袖みたいなシンデレラみたいなドレスにすれば?そしたら、その丸出しのムキムキの肩が隠せるんじゃね?」・・・旦那なりに知恵を絞ってくれました。ありがとね。でもね、ちょうちん袖こそ、ムッキーが着ちゃダメなの。アメフトになっちゃうでしょ。「丸出しだから、いかったムキムキ肩に見えるのかな?」と思わせるの。それが最後の手段なのよ。わかる?静かに諭すワシ。神妙に頷く旦那。そして力強くアドバイス。「太ももは隠せ!」わかっとるがなー。室伏だから隠すよ。「おりこうさん」に演奏を終えられるかどうか、さらに雲行きが怪しくなってきました。
2009年01月20日
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幼稚園児たちの自己顕示欲に「うまくなりたい」の気持ちをフィットさせるために、ピアノ教育の王道をひっくり返しました。指使いに気をつけるのは、音符と鍵盤の位置が記憶の中に定着した「後」でいい、とか、そんな些細な「ひっくり返し」ではありますが。そのひっくり返しが、結果として現れ始めた最近、「あたしの教え方、間違ってますか?」と、親御さんに問うと、「私の教わった過程と照らし合わせると、こちらのほうがずっといいです」との返事。それどころか、その親御さん自身が「あたし、今からまたうまくなれますか?」と習いたい気持ちを見せてくださいます。習っている当の本人は、エンターティナーの伴奏を自分で考えて作ってきたり、楽譜の指使いや音符の配置の法則に興味を示して、「それができる」「わかる」自分を誇示しようと大忙し。春から背負うランドセル。そこに入れる「筆箱」という言語もまだおぼつかないというのにね。その子のお友だちは、大手の教室で習っていましたが、親子ともども教室からかけられるプレッシャーに参り気味でした。うちに移って、親御さんは練習にはノータッチ。一切合財私に任せてくれることになり。余裕が出た親御さんは、娘が「せっかく覚えた曲、忘れちゃった」とつぶやくと、「あたしも、その気持ち、すごく分かるから」と、「忘れないように」とプレッシャーをかけるのではなく、「忘れちゃうと悲しいのよね」と、娘に対して共感の声をかけてくれるようになりました。そして、親御さんご自身が「大嫌い」だったというピアノ、「仕事で役立つ場面もあるから、私が習っても、嫌い、を克服できますか?」といい始めています。絵に描いたように理想的に廻る歯車。そして、教室でブラブラしている当の私は・・・「だから何だって言うんだよあたし?」と、自分自身に憎々しい言葉をかけたくなってしまう。(笑)自分の心のやっかいさに、イライラが減ることはなく。「支えてくれる人、多すぎますからっ!!」とぼやいていると、別の大人の生徒さんが意味深な微笑み。その微笑を読んで「贅沢?」と問うと。「贅沢ですよ」と笑われ、ああそうだ、ほんとにそうだけどさ、と、再びやさぐれます。そんな苦々しい私の顔に、大人の生徒さんは、「先生はまだまだお嬢さんですよ。うふ」と、決め台詞を投げかけて遠くの街まで帰っていきましたとさ。「先生、お忙しくてご迷惑でしょうけど、来週も来ますからねぇ」と、ダメ押し付きで。お忙しくなくて、ご迷惑でもないですし、お待ちしていますけど、若干、怖いです。(涙)
2009年01月14日
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旦那と旦那の弟と、秘湯めぐりをするのに夢中です。今日も、雪深いスキー場の温泉に行ってきました。酔っ払って、車の中で眠ってしまう旦那。一方、シャイな旦那の弟は、お酒のせいか、饒舌になります。がーがーと無駄話をしながら、温泉地を廻る小さな旅。道中の雪景色と、青空は、どこまでも美しく。みんながみんな、それぞれの形で癒されて、じゃあまたね☆と手を振り。気づけば週末のたびに、秘湯をめぐってるんじゃないかしら。(笑)実は結構なセレブでもある、旦那の弟。口数の少ないこの人と、ここまでじっくりしゃべれるようになったことは、かなりの贅沢です。家に戻れば、舅をマスターと呼びながら、あたしもゆっくり酔っ払える時間が待っています。居酒屋「舅」これ、非常に安らぐ時間でございます☆
2009年01月12日
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レッスン、滞りなく楽しく過ぎていきます。「大人の発表会出演希望」さんも増えております。保育科の短大生。実習終わった次の日になると思うよ、と言っても。「出る」そうっすか。あたしは止めないよ。実習明け、亡霊のようになっていても「出る」のね。ルパン三世のテーマ、ジャズアレンジでお一人決定☆(亡霊の予感含)大人の発表会が関係ない生徒達も、元気一杯です。モチ食って丸くなったのはみんな一緒。そして、練習していなかったことを生徒の方から謝ってくれる辺り、休みの分だけ成長したね、みなさん。(笑)成長した分、あたしも気をつけなくちゃな、と思うポイントが出てきました。何気なく、ふとついてしまう「ため息」。ここまで長かったな、とか、ここから先も長いな、とか。万感の思いを込めて、時々「ため息」ついちゃいますと、生徒達、敏感に空気を読みます。「練習していないから、ダメねえって思ったの先生?」と言われてしまえば、こっちが悪いに決まってます。ため息つく暇ないほどに、微笑むことができるか否か。些細なことですが、大切なこと。みんなが安心してピアノに向かえるように。ほんとはね、信頼できる生徒達の前でホッとしてつく「ため息」でもあったりするんだけど。もう少しだけ頑張ろうと思うポイントです。
2009年01月08日
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大人の発表会の企画会議、第一回は終了したものの、スペインのアドリブ練習に取り組む、という一点において、めちゃめちゃイヤになっていたようでした。バセドウの経過を見ていただきに内科に行き、そのまま教室に行って練習すればいいものを、日用品の買い込みなどに逃げている自分がいました。今日じゃなくてもいいのに。引き続き、逃げ出したい病は続き、老舗ジャズ喫茶に逃げ込もうとしたところ、マスターが諸般の事情により撃沈の模様。チッ☆仕方ないから教室にたどり着いてしまい、やっぱりウロウロ。ジャズのトラウマ、根深し。(笑)無駄に時間を食いつぶし、「あー、こりゃ練習時間も短くなっちまったなぁ」と思っていると、生徒さんからいきなりドタキャン電話。(笑)あーもういいですよ。練習しますよ。練習すればいいんでしょ。(←誰のため?)ヤダヤダモードのまま、取り組みました。案の定、始めはちっともうまくいかず、たははは、と自分で苦笑いせざるを得ませんでした。しかし徐々に、コードの響きが追える様になってくると、おもしろくなってきました。時間が飛ぶように過ぎ始めた頃、次の生徒さんもレッスン開始日であることを忘れていたようで、またもや空き時間が。始まってしまっている練習は続き・・・。今後の練習の道筋も見えてきました。ほっとしながら、数曲、頭に入っているクラシック曲を弾いてみると・・・崩壊してる!へえええええ、そこで音がわからなくなるんだ?!と自分で自分にびっくり。数回弾いているうちに、崩壊は治まりましたが、この危うさは、ディナーコンサートの伴奏練習が入ったところで、さらにひどくなるだろうことは推測されました。ほんとに脳内は複雑で、どうにもこうにも、にっちもさっちも。(笑)スペインの方も、本決まりではない上に、こんな状況だと先が思いやられる・・・。いくつかレッスンをしながらも、自分はどうするんだろうなぁ?という問いは心から消えませんでした。空き時間のたびに、何か他の曲を当たってみたりしながら、徐々に「どう転んでもなんとかなるだろう曲」が定まってきました。スペインをやらないときには、クラシックではなく情熱大陸を弾こうかしら????と。早速思い出して弾いてみると、クラシックより崩壊しないうえに、スペインの練習が、情熱大陸の演奏上の弱点を補強することがわかってきました。まだ未完成だけど、これならなんとか運んでいけそう。ああ、ほっとした~。自分の弱点を知り尽くして、発表会運営の難しさを知り尽くしてしまうと、その危うさの上に自分の演奏を置くことの困難さは倍増するばかり。けれど、こうして一曲何とか仕上げられるだろう補欠の自分を見つけたことにより、とりあえず落ち着きました。クラシックの暗譜そのものが揺らぐほど深いところまで、ジャズの練習が大きな影響を及ぼすことを知ってしまってからの私は、「息をするのもめんどくさい」状態に陥っていました。それから下手すりゃ1年近く経っています。生き延びた、と、呼ぶには、まだ安定していない自分。それでも重なっていく仕事。一刻も早く、曲決めだけは安定させなくては。発表会に出る生徒達。子ども達は、親御さんがサポートしてくれる。けれど、大人の発表会は、子どもの発表会の何倍もの困難があります。大人は、本番に対して、子どもの何百倍もナーバスになります。そのサポートは、私がするしかないこと。そこに目を光らせ始めた瞬間から、あたしの役目は負荷を増します。運営費、演奏時間、プログラムの組み立て。子ども達の発表会より先が読めない。(笑)でも、何が起こっても、当日を終えなくてはならない。そういういざこざを、子どもよりわかるはずの大人が、一切合財、そっちへの気を配らなくなるんですなぁ。不思議なもんで。(笑)生徒達の揺らぎは、そのままあたしの心を揺らす。だからこそ、冷酷でなければやっていけない仕事。その冷酷さは、もう身につけました。大人の発表会に出ることを楽しみにしている小6の生徒に、発表会の曲決めを提案しました。去年、ディナーコンサートを聞きにきてくれて、「先生にあたしが花束を渡したかったのに」と泣いてくれた可愛い女の子。ディナーコンサートも決まったからね、と話すと、彼女はポツリと言いました。「先生、あのディナーコンサートの後、落ちた、よね。」うん。「あれから、だんだんに良くなったねとかいいながら、でも、落ちたりを繰り返していたね」うん。「でも、気づいたら・・・あれ?いつから戻ったんだろう?」まだ、ほんとは怪しいんだけどね。(笑)戻ったフリをしているだけかもしれないんだけどね。(笑)でも。「あのディナーコンサート、またきちんとやれたら、終わるよ。」彼女の目を見て、あたしは、何が終わるのか、何がきちんとなのかわからないままに、そう言い切りました。彼女は、自分の曲を迷い始めました。自分のその日を見込んで曲を選ぶ難しさを知り始めた彼女。1年前のように、「あれが弾きたい!これが弾きたい!」と飛びつかなくなった眼差しは、少女のそれではありませんでした。さて、ほかに何人の生徒さんが出演希望するのかしら。(笑)
2009年01月07日
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2月にディナーコンサートが決まれば、3月の大人の生徒さんの発表会の準備も慌しくなるわけであります。毎年、一緒にさせていただく教室からお声もかかっていることですし(それも年賀状で・・)出演者を募らなければならなくなりました。←なんとなく及び腰。恐る恐るもう一つの教室に電話をし(?)そろそろ準備を始めましょうね、ということになってしまいました。←どうにもこうにも及び腰。何がイヤって、嫌なものがたくさんありすぎます。(笑)自分の演奏曲目はどうするんじゃ?←リストにしようと思ってたけど、長いのでシューマンに。でも、歌のコンサートと並行じゃ自信ない。会場はどうするんじゃ?←第一候補は、昨年の地獄期にジャズ講師を依頼された楽器店。身の程知っている私は爽やかに断っておりますからー。出演者はどこまで募るのじゃ?←連絡途絶えて気になっている生徒さんが若干名。彼女たちが最後に残した意味深な言葉をさらに深追いするべきか?避けては通れないところばかり。対抗策はないこともない。曲目は、旦那とその弟と3人でチック・コリアのスペインにするという案がなぜか浮上しています。でもやだー。やつら怖いー。でも、クラシックで勝負するより暗譜は楽だよね?ジャズの殿堂で散った後だもの、もう、崩れる場所が心に残ってないくらいだもの。・・・というか、心が木っ端微塵で感情皆無じゃなかったかしら。会場は、もう一人の先生と申し込みに行くんだから、知らん顔していればいいだけのこと。感情皆無ちゃんのあたしに、笑顔は期待しないで頂きましょう。出演者は・・・深追いしなければいいじゃん!(笑)果たしてそれがあたしにできるかどうかが問題。曲目がスペイン、と決まれば、スペインを弾きたがっていた一人の生徒さんを深追いしないだろうことは決定。(笑)そして、彼女の残した言葉こそが最大の謎。ブログ書いているうちに、方針が定まりました。ああーよかった。めっさ消極的な一人企画会議。これにて終了。とりあえず本日は、こっそりスペインのアドリブを練習してみようと思います。こっちが練習して自信つけてから、旦那と旦那の弟に話を思い出させればいいだけのこと。ヤツら、酔っ払ってて覚えてないに違いない。イーーーーッヒッヒッ。←極悪
2009年01月06日
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8月9日のソプラノコンサートの伴奏が決まりました。年賀状にしたためられた懐かしい文字。前々から依頼していただいていたけれど、これで本格的に日程が定まったところです。よろしくお願いします、と先ほど電話をすると、2月にももう一つお仕事を、というお話になりました。去年も弾かせていただいた、フランス料理店でのディナーコンサートです。私の膝が折れる前、本当に納得して弾けた最後の仕事。それが、再びめぐってきました。去年のように、たくさんの仕事を掛け持ちしながらではなく、ゆったりと丁寧に臨めるのならば、壊れ気味のあたしでも満足いく音が出せるかもしれません。年末にジャズの殿堂に殴り込み、散っているのもいい経験として、気持ちを支えてくれることになるかと思います。ライブ感のあるクラシックコンサート。ソプラノの伴奏を楽しめたらいいなぁと思います。
2009年01月04日
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