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年末に、かわいい生徒たちが少し増えて、年の終わりとしては良かったなぁと思っています。12月だけで、3人の新人さんに出会うって、落ち着いて考えるとスゴいです。(笑)そのうち一人はリズムの才能溢れるかわいい王子様だし、二人の女の子たちも、教室の今までのイメージからするとお姫様っぽいおとなしい笑顔のかわいらしい子たちです。いや、今までの陽気でにぎやかな人々もかわいくて仕方ないんですけど。(笑)暇さえあれば抱きついてくるフランス人形や、おぼつかない口ぶりで「いじめられたの」と話す子や、相変わらず毒舌振りまく古株さんたちを思い出すと、笑ってしまうことも多い1年でした。大変に刺激的ではありましたし、いっぱいいっぱいでしたが、急に優等生が増えると、私もお行儀良くしたくなりますからね。(笑)まっすぐに私を見る小さな女の子の目が、「信じてる」と言ってるように見えてしまうのは、気のせい、と片付けるのは少し残念なので、今までと同じように、この目を見つめ返すときにまっすぐであれればいいかなぁと思っています。振り返ればいろんなことがありましたが、嫌な思い出があったとしても、その思い出の先にいた人たちに嫌な思いをさせたかった、ということだけはなかったというのが、私の中の小さな思いです。それは、相手にうまく伝わらなかったり、まちがったやり方だったかもしれないけれど、どんなに嵐のような思いの中でも、それを避けようとしていたことは自分が知っていればいいなぁと思えるくらいになってきています。パズルがずれてしまうと、私のしていることが、ひどい行いとして受け取られることもあるだろうし、実際に未熟で、間違ったこともあったのかもしれないけれど、良かれと思っていてああなったらもう仕方ない、と、ほんの少し思えるようになったのは変化だなぁと思います。来年もシンプルに、自分がいいと思う景色をつないでいけたらいいかなくらいで行こうと思います。
2013年12月30日
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「ピアニスト成分を足しましょう!」というテーマでレッスンしているオトナの生徒さんがいるのですが、楽器談義が楽しくて仕方が無いです。専門がクラリネットでも、音大器楽科で学んでらっしゃるので、勘が違うんです。生徒さんの方もピアノという楽器を知っていくことを楽しんでくれるし、耳がいいので、飲み込みは早いし、教えるストレスはほとんど無いと言ってもいいくらいに打てば響く人です。土曜日はグランドのソフトペダルの音色を聞くように伏線を張って、その後、そのタッチをソフトペダル無しで、ストレス少なめに本番で弾くイメージを作っていきました。やっぱり器楽科の方だけあって、プロ意識もあるので、そうなるとストレスで自分を締めこんでしまう傾向が上達の邪魔をすることがあるのです。最終的に完成度を上げようとするばかりに、伸びやかな音色を出すための力の抜けた部分まで締めこむのでは、なかなか音色に艶が出てきませんから。さっと核心をつかんだ彼女が、「これだとうちのアップライトピアノでは音が出せません!」といいました。で、話は彼女も私の演奏を聞いたステージ前に挟み込まれた「音の出ない状態にされたリハーサルアップライトで、まったく本番グランド用のタッチで音が出なかったショック事件」に飛びました。誰も多分、悪気はないとしても、必要と思うものを組んだだけで、結果的に私が最悪の恐怖を担当せざるを得なかった時期がいかに地獄だったかが伝わるわけです。失敗が絶対に許されないステージで、伴奏の私がしょっぱなであでやかな細かいパッセージで曲を作り、そこにソリストを乗せるという流れのその直前に、今までの経験で培った脳で作った「音色を作るためのイメージ」が根底から叩き壊されたとしたら?…と話せば、全てが通じる安心感。そういうものがあって、初めて「怖かったってわかってもらえる?」と言えて、怖がることしかできなくなっていた自分が肯定されるわけです。そこから恐怖が消えるか消えないかもわからないけれど、とにかくそこに「それは怖すぎる」といってくれる人がいるかいないかは、大きな違いです。なぜ、あんなふうに無意識のものが組み合わさるだけで、常に私が最悪に怖い部分を担当したのか、という理由に、「まったく音楽家としての意識が存在しない人がいた」という風に心で思うのと、外から違う人に言われるのとではやはり違います。きっとその生徒さんにとっての「音楽家の意識」も変化するだろうし、いい部分もありますが、実際に体験した底知れない恐怖もありました。まぁ、だからこそ、血しぶきが上がるような艶やかな演奏になった、と片付けるには危なすぎる状況だと思います。そこまで血しぶきをあげることを要求している意識がなければ、血しぶきも見えないのが演奏の世界ですから。それはあくまでも、音楽家の耳がそこにあってこそわかるステージの上の音だけの世界です。私自身もステージの上にいたら、その演奏を客席で聞くことはできないし。女の嫉妬の恐ろしさの曲だっただけに、それを紅い紅い花に例えた美しいタイトルの血しぶきのような演奏というのは、グッジョブ!なのかもしれないけれど、40そこそこの私には荷の重すぎる仕事でした。音楽は人が奏でるものだからこそ、ホンモノの感情が必要ではあるけれど、恐怖の加算でホンモノの感情を作っていったら、そこは殺伐としていくのが普通だと思います。今、生徒さんたちにステージに上がってもらうときに、ストレスは減らす方向に、と、考える私のあり方は、今までに一般的に良いとされていたスタイルからかけ離れているときもあります。それでも、音楽は恐怖を表現するものであるより、穏やかで明るく鳴り響くベースがあって、曲によって、深い淵を覗くような程度のもののほうがあり方としては美しいように思えてなりません。
2013年12月29日
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もともと木曜日は、気が抜けない日というか、独特の空気感が自分の中でありました。その木曜日チームが、ピアノラッシュという驚くべき年末です。キーボードから高級電子ピアノにバージョンアップした家が2軒。電子ピアノから中古のアップライトにバージョンアップした家が一軒。アップライトをグランドに、と、中古グランドの出待ちが一軒。そして、新品のグランドピアノ契約成立が一軒と、他の曜日にはないすさまじいラッシュです。多分、他の曜日の家は何もピアノに関しては変わってないはず…。他の曜日もバージョンアップ検討中とかはありますが、ここまで一気にという曜日はありません。新しくグランドピアノを購入したおうちは、一家5人がみんなピアノを弾くことが出来て、特に、パパが金の卵というか、「あのパパのピアノがうまくなったら楽しいだろうな!」という素敵な状態なんです。子どもたちが楽しみなのは言うまでも無く、なんですが。そのパパがずっとずっと欲しがっていたグランドピアノを買う!と決めてくださったわけで、後は「パパ、教室に来てよ。あたし、すごくすごくうまくできると思うんだけど」というところにいるんですけどね。パパのお尻はまだあと一歩!!発表会のリハーサルでちょっとその技能を聞かせてもらってるので、「ああ!!うまくしたい!ああ!!いっぱいなんでも弾いてもらえそう!」と、私がもだえてしまうわけです。ダンディなパパの素敵なピアノを聴きたいのよ!あたしがね!!←動機が不純すぎますか。(笑)こうなったら、子どもたちにこっそり入れ知恵。新品グランドピアノを使い倒さなくちゃもったいないじゃない!!家族でピアノを弾いたら素敵じゃない!!とばかりに、貧乏性モード炸裂ですよ。妹には「あんたはおばあちゃんのピアノ応援隊長」お兄ちゃんには「あんたはパパのピアノの応援隊長」と、耳打ちしてるあたりが、がめつい。(笑)妹なんて敬礼してましたからね。「了解」っつってね。(笑)お兄ちゃんは「先生、うぜえな」みたいな顔というか「オレが頑張るからそれでよくね?」みたいな軽くドン引きモードでしたが、そういうときほど燃えちゃうの、あたし。(笑)とにかくお祝い代わりにまずおばあちゃんにも楽譜を渡す…。ピアノが来るならピアニストを増やす。そういう脳みそに出来上がっとります。(笑)銀座の山野楽器で、なんの気無しに「なんかかわいいから誰かにお土産を渡す時に」と、余分に買ったスワロフスキーのブルーのクリスタルのあしらわれた8分音符の置物が役に立ってよかった!!その段階では、契約成立の話も聞いてなかったし、直感というものは恐ろしいものです。(笑)満足そうに「ピアノ、とうとう決定しました」とおばあちゃんが報告しながら、年末だから、とチョコレートを渡してくださるときに「私からも!私からもちょっとしたものがあります!!」と思い出して、それこそ絵に描いたようなプレゼント交換とかできちゃいましたよ。またこのギリギリ具合かよ!というセーフな様子には苦笑するより他になかったのですが。おばあちゃんが息子のために買ったアップライトピアノがグランドにバージョンアップするとき、40年という月日が経っていて、その間に一番苦労したのはおばあちゃん。早くにご主人を亡くしたと伺ってました。お子さん二人を育て上げ、今、お孫さんと暮らす時にグランドピアノを欲しがる息子さん、という構図は、傍から見ても、ご本人にとっても感無量というところではないのでしょうか。相変わらず、教室のサンタさんは、通常運転。相変わらず、どうしたって何したって美しいお仕事をなさる。それは100回すごいねーと言っても続くお仕事っぷりで、すごいんだけど、すごいって言うだけでも足りないようで、「ボケナス!しゃんとせい!」とこづかれていますが。(笑)そこにちょこちょことついてまわって、最小限の努力で、おこぼれに預かる私という構図もいつもどおり。(笑)だってちょこん!とつつけば綺麗なドラマになるようにそこに全てが仕組まれているんだもの。(笑)つついちゃっても仕方ないじゃない?と心の中でブツブツ言います。←ちっともしゃんとしないタイプ。楽器も音楽もすごいけれど、それは始めに人があってこそ。人がいなくてはどれほど美しい音楽も始まらない。それは知っても知ってもなお、その境目のデリケートさが迫ってくるような部分でもありますが、そのデリケートさよりも、目の前の景色の美しさに、少しだけ気を取られる時間が長くなっているのも確かです。
2013年12月27日
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行きの新幹線で気づいたのですが、素敵なコートの腕の部分の裏地が大変なことになってました!あたしそんなにおそろしい腕っ節?と思いながらの旅だったので、旅行中もエセ銀座の住民気分中も、腕のことばっかり考えてました。(笑)戻ったら直さなきゃ、どうやって直そうかな、ですよ。(笑)自分で、と少しだけ思ったけれど、どんどん進む破壊工作にお手上げとなり、長野に戻ってすぐにコートを片手にリフォーム屋さんに行きました。そして、複雑な自分の気持ちをプロに修理してもらったというワケです。(笑)「この生地で裏地はちょっと無理。この端の処理の手順が抜けてる。何より問題は、裏地のほうが表地よりキツいことです。それはまったくもってコートのつくりとしては違うんですが、コスト削減で今は結構こうなってます。」と言われて安心したような複雑な気分になりました。筋肉盛り上げてTシャツ破いちゃう系の人の仲間かと思って自分を疑ってたのですが、私だけの責任ではないとわかってホッとしたわい。表の生地はウールも入っていて、着心地バツグン。でも裏地はお飾りみたいなもんだったそうです。動いたらアウト!ってか!私、マネキンじゃないんだから仕方ないのか、そうかそうかと胸をなでおろす暇も無く、財布が軽くなるわけで、まったく金かかるサンタだなと、なぜか脳内でサンタを罵り(←だからいつも怒られるんです)、ついでに「来年も大事に着るつもりなんだから、ちゃんとお金を回してよね」とサンタに祈り(←それは脅しです)旅行に持参したメジャーが腹回りだけはキープしていたことだけを頼りに(←体重計は正直です)年賀状を書いたり、練習をしたり、レッスンをしたりといういつもどおりの日常に戻りました。まぁ、ウール混でこのデザインでこの価格なら、ここは私が折れよう。さらに裏地お直し分お値段が加算されたコートになったということで、大事にしよう。そういう感じで自分に折り合いをつけときますよ。袖の生地は取替えてもらい、身頃はバラして端の処理を全部してもらって、綺麗に直してもらう、というところで価格設定の腹の探りあいがあったあたりにオトナの空気も感じたし。オーナーらしきおばちゃん、しっかりしてたわぁ。(笑)あ、そういうこと、と思うやいなや、こっちも「それだけ払うんだから、そっちはどこまでやってくれるの?」みたいなことを言えるように、私も鍛えていかないと。(笑)今回はギリギリ言った。(笑)たまたま言ったことが、そっち系の会話に流れていったから慌ててついていったレベルだけど。(笑)旦那には「銀座から帰ってきたら一皮剥けたな」といわれるくらいの居直り感があるそうですが。(笑)図々しいのだけが財産なんです。くすん。(笑)クリスマスの生徒たちは、これまた様子が違っていました。私も銀座の風に吹かれて、ずいぶんととんちんかんが進んでいましたが、そのあたりとの相性もバツグン。暴れん坊で有名だった小さな女の子なんて、おとなしくなっちゃって、おとなしくなっちゃって、素直でかわいくて。あどけない口調で「こういう子にいじめられたの」とまっすぐに話されたら、私の胸まで痛い。(笑)自分のこととは違う痛みで、いっそがしい。(笑)はにかんでおとなしくしていればかわいくなって褒めてしまうし、多分、それがうれしくてますますおとなしく素直になってるのか?と思うと、ちょっと出来すぎじゃない?と思うレベルでした。(笑)でも、話を盛ったりすると、即座に「あー。さっきと話が違う」とか突っ込みまくりですよ。調子づいてるところを褒めるとバカになっちゃうことってあるじゃないですか!(笑)全てはその場その場の対応です。でも、いじめられた話を聞けば「そういうことがあったらちゃんと話すんだよ」といいながら、確かに一皮剥けた感で、防御なく痛む自分の胸に驚いたわけです。こうなると、突っ張って泣かないところとか、突っ張らずに泣いちゃうところとか、腹が立つところとかも、いつもとぜんぜん違います。自分の対応にいっそがしい。(笑)きっとそれはとてもいいことなんだと思いながら、相変わらず一番よく見えない「自分」というものへの対応に、てんやわんやの一日でした。旅のお土産は、きっと、この胸の痛み。胸の痛まない人生は無い。ただ、それだけのことだと思うと、それが多分、私のとてつもない財産になるだろう、くらいでにっこり微笑めるように早くなりたいものです。
2013年12月26日
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毎年恒例の年末旅行に行ってきました。「どこに行きたいの?何食べたいの?」という問いに、「わからない・・・」と答えるところが相変わらずかわいげの無い私でしたが、その「わからない」が行き当たりバッタリで、気分だけ私、今夜だけは銀座の住民!というオチにたどり着きました。この図々しさに我ながら笑っちゃいますが。ホテルが銀座のビジネスホテルという滑り出しだったので、非常に気が楽でした。荷物は部屋に放り出して、銀座を散歩ですよ。今回は、どうしても銀座は綺麗な靴で歩きたいの!という気分で、ちょっと早めに買ってあったモスグリーンのスウェード調の生地とキラキラしたブラウンの大人っぽいリボンのセールのパンプスを銀座でおろすという挑戦。足が痛くなるか試しておく、ということもせず、いきなりのデビュー戦であったにも関わらず、パンプスがよく頑張ってくれました。(笑)昔から、黒メインの服装に靴だけカラフルという組み合わせが好きだったのですが、カラフル、というほどでもないけど、渋くカラーが入ってるあたりが自分だけオトナ気分です。タイトなコートは東京なら十分な暖かさで、軽いパンプスもちょうど良く。値段からして存在感の無いシンプルな黒のクラッチが自分にはちょうどいい感じでした。ホテルに時々戻って、体を休めつつ、午後の銀座、黄昏の銀座、夜の銀座をはしご酒。(笑)つまみだけ軽くつついて、イギリスパブや落ち着くライオンや初めてのバーなどを転々としました。赤ワインをひっかけつつだったので、気持ちにゆとりがありました。憧れのヤマハ銀座店は相変わらず見上げるだけで素通り。(笑)入ったら感動とショックで気絶しちゃうといけないからね。さすがに慣れてきた近くの山野楽器でお土産と月謝袋を大量購入。(笑)月謝袋を一気に50枚ですから、私にとっては大騒ぎです。生徒やピアノの先生仲間へのお土産も、ここである程度買っちゃう。楽器店オリジナルのブレスレットですが、ト音記号と星というベッタベタにありがちなモチーフがシルエットとして見るとやっぱり綺麗!他には特に買い物もせず、ブラブラしました。次の朝もやっぱりにわか銀座の住民としてモーニングを食べに出ました。仏蘭西屋で450円のモーニングセット!!こんなシャンデリアの下でモーニングですから、贅沢です。歩き始めたときはまだまだこんな暗さだった銀座ですが、都会の朝って本当に素敵でした。憧れのヤマハの裏側あたりを散歩して、ガラスに映る自分に「ヤマハのガラスに映っちゃった!」とキャーキャー言ってるのんきな旅でしたが、遠く長野では、生徒のおうちがグランドピアノを契約してくれたと言う連絡が楽器店から入りました。やっぱりサンタはいるんだろうな。…でもうっかり荷物に入れるのを忘れて長野に置いてきちゃったかな、と思ったか思わなかったかは秘密です。(笑)いや、いるのはわかってるんです。どこにいてもドヤドヤ存在感を出していたから。ただ、教室で見かけるよりは刺激的なサンタでした。時期が時期だけに、本気だね。サンタもね。翌日は中華街のローズホテル。しっくりと滞在することを楽しめる居心地のよさで、中華街は、軽く小龍包とあったかい紹興酒で散歩して、後はホテルにこもってました。結局、普段のお休みの日のような気楽さが、またもや朝食でバージョンアップ!中華街の朝ごはんは、マーさんところのサンラータンに麺を入れてもらうやつってのが一番お気に入りです。朝粥にサンラータン麺で、24日の誕生日の朝ごはん。うっかり忘れそうですが、42歳になりました。旅行中も何やかやと生徒のことを思い出したりすることも多くて気持ちはバタバタあっちこっちに飛んでいましたが、おもしろいことをおもしろがる余裕があってよかったです。不愉快なことがあっても、落ちないし。(笑)脳内で文句言って「だってしょうがないじゃん」がベースにあるので、図々しいお年頃です。中華街のカラスが奇妙な鳴き方をしていて驚きました。旦那が「マリアカラス!」と言いました。…確かに。(笑)それきりマリアカラスの皆さんは変な歌い方はしませんでしたが、あれは確かに歌ってた。ちょっと怖かったです。(笑)
2013年12月25日
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金曜日は予告もなく、王子様が教室に訪れたので、その後しばらくポーッとして過ごしました。(笑)王子様というのは、作曲家のおうちの3番目のぼっちゃんです。いつからぼくはピアノに来るの?という眼差しを自転車のカゴの中から送られ続けて、数年。…とうとうお越しになってしまったのですが、カゴサイズからあんまり大きくなってないように見えちゃう。(笑)ちゃんとしゃべれるようになった?(笑)…レッスンになったかならないかなんのことやらわからないけれど、王子様はリズムをバックに楽しそうにピアノを鳴らしていました。それはすでに音楽であり、その口から再現されるメロディは、すでに歌でした。…私にもできないメロディの再現をサラリとやってのけ、しばらくたってから私が間違ってメロディを再現しているのを、「それ違ってるけど」といわんばかりの涼しい眼差しで見守ってました。(笑)いや、違ってるのも、わかってます。でもここ、私、めっぽう弱いんで、ここはこのくらいで勘弁してくださいよ。(笑)即興で瞬時に立ち上がったメロディを全く完璧に覚えている人のほうが少ないので、私もそのあたりは動じません。(笑)こんな王子様相手に、このもっとも難しいところで完璧なんか競えるか!(笑)最初から「わたくしめはこれだけの者でござーい!」ですよ。気が楽というのは、こういうことです。気に入ったリズムが流れると、柔らかく高い声を出して喜び、あどけない口調でマイケルジャクソンの声真似をしていました。ここまで幼く、ここまですでに技能を持ち合わせて、ここまですでに耳が肥えた生徒と会うのはまっさら初めてですから。私としては、感動して過ごしたって感じです。この宝石を曇らすわけにはいかない、という、ただそれだけの気持ちでいけばいいだろうな、という安心感もありました。私は、求められたものを教えればいいだけのことです。機材、私の状態などは、ギリギリでしたが、やっぱり事前にちょうどよく準備されていた感じもありました。時が至ったという感じでした。かねてから、本物、大物の音楽家と出会ってみたい、という野望がありましたが、いたいた来た来た。(笑)これぞ本物まっさらピカピカです。予想通り、大物ってお付き合いしやすいなあと思いました。大物は、できないことはできない、とさっさと言ってくれます。レッスンで、できないことをできないと相手が言ってくれないために、非常に苦労してきましたが、こんなに小さくても、できないことはまっすぐにできないと言ってくれるその部分に魅せられてしまいました。この幼さで自分の力量がわかっているということのすごさ。きっとすぐに私のカードは足りなくなるけれど。それすらも少し楽しみだったりします。
2013年12月21日
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昨日のレッスンは、大人の生徒さんが「この年末年始はこういう風に頑張る」と宣言したのを聞いて、「多分、あなたのようにおうちのことを大切に頑張ってなさる方にはそれは難しいだろう」と思いながら、その気持ちだけはうまく辿れるように、「年末年始は軽めに練習して、年明けのこの日くらいから、さぁ練習に本腰、と思ったらいいんじゃないですか」くらいを言ってみました。どこまで伝わっているかは謎ですが、「頑張る」という言葉を心地よく聞けたなぁと思いました。子どもたちのレッスンでは、勉強でもなんでも、とにかくいわゆる能力が高いチームの、まるで赤ちゃんのように人の話を聞かずにピアノで遊びだす瞬間というものが垣間見えて、「あらまぁ、そこでそういう風になっちゃうの。かわいいもんだわね」と思えたのが自分でも変わったなぁと思いました。「ほらそこでそうやって遊んじゃうんだから」と、笑いながら言うと、本人も「あ!」という感じで気づいて、笑い出すような時間でした。自分の本心、本能、理性、というものは、仲がいいに越したことはないという風に思うので、そこは怒るというより、かわいいもんだよね?と一緒に笑う、が今の私のあり方です。いずれまたそのあたりも変化するかもしれないし、しないかもしれないし、どっちでもなるようになれ、というところです。自分のあり方は割と気に入った日でしたが、奇妙な倦怠感のある日で、「これだけのことを知るためにあの日々か」という考えが抜けずに困ったので、とっとと眠ってしまいました。(笑)過去の日々というのは、まるごと見えるのは後のこと。後の祭り、と呼ぶには一生懸命だった自分もいたので、自分で「後の祭り」なんて言いたくはないですが、それに似た感情のようなものがうごめいていたのかもしれないです。とても落ち着きのある素敵な大人の生徒さんと、おしゃべりが弾んだ日でした。その中に、昔の自分なら言うなんて想像も出来なかった言葉がはさまっていて、そこに変化を感じました。冗談ぽく、「そういう話題はそこまで」と、まったく違う言い方をすることで言えていた、と後から気づきました。そうも言えずにダメージくらって崩れ落ちていたことをを若さと呼ぶなら、今の私は、すごいおばあちゃんですよ。(笑)今くらいの自分になって、過去にすれ違ったときにいろんな思いを残した人たちと出会っていたら、きっと彼女たちとうまく付き合えていたはずです。でも、それは無理。20も30も上の人たちをこんな風に見れなかったのは仕方ない、と思うより他にないところです。あっちのほうが猛者だった。いいようにされていた。そんな日々もあって当然と思ってそれきり流せる今に至れてよかった、というくらいです。女性というのは難しい生き物で、永遠の若さ、永遠の美しさを本能的に求めてしまうのか、どうもそのきらめきへの執着が煙たく思える今日この頃です。でも、それをゼロにするのもちょっとおかしいことだというのはわかってきたので、今は無理やりそのあたりのトレーニング中と割り切っています。ピアノという仕事には、「綺麗なイメージ」というものもどうしてもあるし、自分がうまくできなくても、そのあたりへの生徒たちのアプローチが綺麗で心地よくてちょっと賢い感じだったらいいなぁなんていうことを考えながら教えるのは、おもしろいことかもしれません。自分の素材と自分の努力と結果を綺麗に賢くまとめあげていくことは、きっと芸術のあり方としてそんなにブレてはいないだろう、と、今は少しだけ素直に思うようになったばかりのところにいます。
2013年12月20日
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年末も近づいているので、私も少しのんびりすることにしました。旅行もあるし、年末年始もあれば、しばらくピアノも弾けないし、休みが明けたらまたきちんと弾けるように、今できる他のことは今のうちに済ませておいて、それが終わったら休む、そんなペースです。これだけ長く、いい意味でも悪い意味でもいろんな角度から見てきた音楽の世界。それに対する記憶が吹っ飛ぶことでもない限り、どうしたってまた、何かを削るような日々は待っているんだから、今は焦らないことにしました。手が衰えて、それを復活させるときに見えるものもあるかもしれないし。(笑)ストレッチをするために壁に当てる手が、このごろの帳簿整理優先で、少し筋肉を落としているのがよくわかります。たまりにたまっていた帳簿の整理もほとんど済んだので、後は年賀状にとりかかって、旅行に行って、帰ってきたらまた少し弾きこんで、年末年始はダラダラする予定です。1年ぶりに引っ張り出したお気に入りのチョコレート色のトランクはあいかわらずかわいいし。何を放り込むかは行き当たりバッタリで考えて、旅先での出来事も行き当たりバッタリで。今日は久しぶりに教室でお昼寝もしました。眠って起きた後のレッスンは、私の知ることを私の価値観で生徒が辛くない範囲で伝えて、それでおしまい。風邪が流行っているらしいので、レッスンも全体的にのんびりペースです。小さい生徒もオマケちゃんも、クソババアちゃんもかわいくて、笑い声が絶えなかったのでそれで十分と思っています。少し昔に気持ちが引き戻されてしまって、なんだか複雑なこともありましたが、それもゼロにならないのは、どうにもならないことで。悩んでいるのは理性がある証、と前向きに受け止めて、今日もぐっすり暖かく眠ろうと思います。
2013年12月19日
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生徒に「それ着るとデブって見えて、誰も寄せ付けない空気が出る」と言われたコートですが、順調にアレンジが進んでます。(笑)去年、深く考えずに買ったブルーフォックスの毛皮のお安い襟巻きと相性が良さそう、と気づきました。色と形がドンピシャ!真っ黒くて大きな襟の迫力が中和されます。良かった良かった。それまでは毛皮の襟巻きというと、もくもくしたタヌキの茶色いやつばっかりつけていました。もくもくタヌキも相変わらずかわいいんだけど、今年の私は、モザイクっぽくツギハギされたシャープなグレーっぽい青狐に助けてもらうことにしましょう。(笑)安いんで毛が抜けますが!!(笑)コートに奮発したのに!!(笑)まぁ、このくらいのお値段バランスだとちょうどいいんだ、ということにします。変なところで迫力が出たりしやすいタイプなので、抜け感も大事ということで。意味が違うけど。コートそのものも「細身だ細身だ」とキリキリと付属の黒いベルトを黒帯みたいに締め上げるより、ゆるーく結んだり、垂らしたりしてると素敵。短めのベルトを垂らすと素敵!…でも寒い!みたいに、いろいろと工夫している真っ最中です。姿勢と体型を矯正するためのコルセットのようなタイトワンピースも数日置きにするなどの緩さをもつことができるようになってきました。ダイエットも続けてはいるけれど、休みはダラダラとワイン飲みのみゴロゴロして、お昼と夕飯を旦那と作ったりして、おいしければしっかり食べるなどで、様子を見ながら食べたり。私がしっかりダイエットモードに入ると、それはそれで危ないんです。(爆笑)めんどくさいのが勝りすぎるわけですよ。めんどくさいから食べない、っていうサイクルはいかん!!(笑)食べたり作ったりは、楽しくて苦にならない、って辺りにしておかないと。(笑)ただ、この辺りは、音楽相手に四苦八苦するよりも楽なところなので助かります。またもや新しい生徒さんと土曜日にご対面。オマケの3歳女子がいい感じの存在感で、マスクで細身のお母様の素顔はまだ見ていないのですが、レッスンに通ってくれるご本人はおとなしいというお話。でも、難しいタイプのおとなしさではなく、「これがわからない」ということはちゃんと言ってくれるし、むしろ、やっぱりこのごろの出会いに多い、全員のバランスがいいお付き合いしやすそうなファミリーというイメージでした。その子たちの忘れ物の傘が素敵。お母さんが書いた名前の文字がとっても綺麗!これで名前も覚えられるし(←そこ?)、傘の文字に「綺麗な字っていいわぁ」というシンプルな感情が湧き上がります。大人っぽくて綺麗な文字なんですよ。←こだわるなぁ。(笑)楽器を用意していただくための説明には、相変わらず手間取りましたというか、挙動不審になりましたというか、しっちゃかめっちゃかでしたが。(笑)グランドピアノ最高!と叫べば簡単だけど、そうもいかないのはわかりきってるし。(笑)初めての生徒さんとの対面はいつでもしっちゃかめっちゃか。そこに早めに登場した次の親子で生徒さんのおうちがこれまたナチュラルで、しっちゃかめっちゃかが増幅!!そこの女の子と、初めてさんちの下のオマケちゃんが相似形って、どういう偶然?(笑)え?!あんたたちが姉妹?!と、一瞬、目を疑うくらいにそっくりなんですよ。(笑)なんとなくなんだけど。…その、血の繋がらない姉妹の相似形っぷりに脳内がまた軽く混乱させられたワタクシ。その後のレッスンは、今まで、まったく似ても似つかないと思っていた姉妹がそっくりな表情をするとか、変なところで「そっくりさん探しモード」に勝手に入ってしまって、しっちゃかめっちゃか。「似てたよ、今」と言うと、相手が「ええー。やだー」というとか、普段にない出来事が多発の土曜日でした。最後のレッスンの時に、大人の生徒さんと教室を出て、「その襟巻き、かっこいい」といわれたときに、「これね、安いの」といいながら、青狐を撫でました。今日もなんとか終わった、と思う夜。…ぐっと冷え込んできた信州の夜には、少し寒いコートですが、来週の旅行ではちょうどいいくらいだといいなぁ。
2013年12月16日
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やっぱり音大卒の生徒さんには、教えていてなんともいえない面白さがあります。専門がクラリネットなので、音楽作り、アンサンブル能力の高さで、曲を盛り上げるテクニックなどは秀逸ですが、だいぶうまくなってきたので、「ピアニスト成分がほしい」とか「どの音量の音色にもピアニッシモ成分が欲しい」とかワガママを言いたくなりました。(笑)ご自身の専門の楽器を奏でるように、ピアノという楽器に対してもその楽器の特徴を生かすような弾き方をして欲しい、という意味を、私なりのちょっと変わった表現で伝えると、ちゃんと伝わるところが楽しかったです。まだ弾くので精一杯、聞き分けるところまではいかない、と言いながら、ガラリと音色を変えてくる飲み込みの良さを見ていると、すごいなあと思うばかりです。こうなってくると、欲が出てしまうし、生徒さんの方も、「会場によって楽器が違うって恐ろしい!」と言い出します。自分の楽器ならなんとかなる。違う楽器で、現場によって対応するって怖い!といわれると、「そういうものだから」とか「だから、ある程度鈍い部分も持っていないと、あまり繊細に対応すると大変」などという風に答えることになります。それでも修羅場はたくさんあって、直前にリハーサル用にはさまれたアップライトのピアノがグランドピアノのホール用の奏法ではまったく音が出なかったことがあって、テンパッちゃって大変だったのよーなんて話しました。ホールでのリハーサルでつかんだ会場と楽器の感覚が、本番との間に挟まれたアップライトのおかげで、完全に崩壊したときの恐怖は今でも忘れません。それはもはや、破壊工作、と呼びたいくらい、脳内のパズルがゼロになる心理でした。だったら、何もリハーサルなんかしないほうがよほど安全で安心だったのに、と、振り返ると、「でも、あのときのサルビアの花の伴奏は真っ赤な血のようにブワーッと咲き乱れた」と言われました。そのときの曲は、最初の曲の前奏がすさまじい技巧の見せ場で、失敗は許されなかっただけに、まさに、その血のような音色は、私の血しぶきのようなイメージだったわけだよね、と思い出話を共有できてホッとしました。完全にイメージが崩壊した状態で、命がけで出した音は、きっと凄みがあったと思うけど、命がいくつあっても足りなかったかなぁとも思います。もう少し楽しくステージに上がる方法を知れたらいいなぁと思うのですが、それはこれからの課題になるのかなぁと思ったりしています。
2013年12月15日
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実は先週の金曜日、今の自分の感覚からしても「ちょっと無理かも」なレッスンがありました。無遠慮な一言がぶつけられたことで、すべての生徒への信頼と安心と、自分の夢と希望が壊れるということは、割と簡単に起こりえるものだとわかっていますが。わかっていても、細い糸をつなぐようにして辿ってきた日々でしたが、その最後の糸もやっぱり切るんだ、と思いました。まぁ、今思えば、切ってもいい糸ってことだったんだろうとは思うし、そのときも思いましたけど。切るほうの理由が、怠け心とか、サボリ心に自分が負けた、という罪悪感にある、と、わかりつくしている私でも、おいこらそこはいい加減にしないか、という言葉が出ました。相手も、社会人としてまだ若いとは言え、人に接するどころか、その相手の成長に大きくかかわる仕事です。だからこそ、「あんたは教育者なのに、その致命傷を相手に与えたことをどう思うのか」と問いました。私とあなたの関係が、先生と生徒だから許される。相手が私だから許されるけど、あなたはもののわからない幼い相手に対して、その致命傷を与えたことに気づかなかったらこの先どうなるんだ」と言いました。あれから一週間。たいしたこっちゃない、慣れた事だと思いながらも、日々を繋ぐときの無気力さにゲンナリしました。(笑)さすがにその生徒の次のレッスンの前は、こちらの気分も最悪でした。そして、レッスンはどうなったかといえば、お見事、というか。私のあの言葉をそちらに変えられるあなたがすごい、というところで納まる見事な形。人格のすべてが、真面目さと真剣さと楽しさに満ちた一人の若い女性がそこにいました。心が入れ替わる、ということはこのことかと。そして「この一週間、どうだった?」と問う私に紅潮した顔で、「楽しくなった!!」という返事。レベルの上がった演奏。一言もはずさない相槌。そのすべては理想的でございました。そこまで変われるんかよ!と思う自分と、教育とはこうあるべきか、と思う自分とが混在し、多分、その変貌振りに一番喜ぶべきはずなのに、えええーーーという気分の自分がいました。(笑)…この「えええーーー??」は、うまく説明がつかないんです。誤解を承知で言えば、ちょっと済まなそうにしてもらいたかったというのかな。(笑)いや、十分しているのがわかったから、私も引っ込めたともいえるし、教育だから、済まながってもらうより、やる気が勝っていいんですけどね。(笑)なんか、あたしって貧乏クジにもほどがあるんだよな、という感覚です。ええ、私、そういう器なんです。(笑)単なる意地悪ばあさんなんですよ。根っこがね。(笑)きっと私がこの先暴れても、結果はこんな風になるんだろう、と思いました。実は、こんな光景に別の角度で接したことがありました。ピアノの伴奏の仕事をしているときに、もう我慢の限界だ!!と本当にキレまくって、ピアノをめちゃくちゃに叩きまくって怒りを表現して合わせの練習したことがあったんですが…。後で録音を聴いてみると、今までにないほど優しく美しい音色。(爆笑)ひっぱたいて殴りつけて、めっちゃくちゃに弾いたはずなのに。(笑)そこにバリケードとして入ってくれていたピアノの力に圧倒されたというか、なんなんだよもう、というか。それから、ちょっとダメなんですよね。音楽の神様がおっかなすぎて。(笑)でもまぁ、安心と言う気分もちょっとはありました。とんでもないことはこの先もあるだろうけど、致命傷は避けてくれるだろうというか。…もちろん、その先もとんでもないことは続き、でも致命傷を避けてくれる感じから、複雑な気分になる一方というところです。その私がさすがに、「もうダメだよサンタさん」と思ったレッスンでしたが、結果はこの通り。(笑)結局のところ、私はのんびりとコーヒーでも飲みながら、気がむいたらピアノを弾き、絆創膏をひんめくられる前に防御に入るクセをつけるほうが良さそうです。…何しろ、かつて、私に対しての上位にある、という言葉をありとあらゆる角度から言ったいろんな女性の写真や贈り物や作品を今見ると、だいたいゾッとするんです。(苦笑)なぜ、「女性」と言うかと言えば、怨念のようなものを私に残すのは、だいたい女性ですから。(苦笑)その女性たちの、表面的な言葉を鵜呑みにした結果として、良いレッスンが私の手の中にあります。でも、それはあの時、私を守ってくれたバリケード無くしては、この手に握ることもできなかったものでしかないと思ったりします。そして、ちょっとふざけて、あの時期を笑い飛ばすために、相変わらず、少しだけ無理をして、「えーーー?」なんて思うわけです。
2013年12月14日
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先日のレッスンで、オバケ屋敷の死神役で大活躍した生徒が帰った後、奇妙なものが玄関スペースになすりつけられていました。死神さんの靴の裏についていたのであろうソレは、単なる土とみなすには不穏な気配。じっとりと湿り気のある様子、奇妙な赤味。ワンちゃんの落し物と呼ぶほうが自然な物体でした。とにかくティッシュで拭き取り、覚悟して匂いをかぎました。…臭くない。土か。…で終わったのですが、そうではなかったことが次の日に発覚しました。教室のあるマンション脇に、ピンクのゲロが盛大に。(涙)唯一の救いはそれがラブリーなピンク色であることくらいで、後は地獄絵図。ああ、忘年会でワイン飲みすぎた人がやらかしたんだな!という風に察するのは簡単でした。しかし、問題なのは時間帯です。死神役の生徒が来た時間帯は5時前。…5時前にこんなにハッピーなお土産を道端に落とせるって。何時から飲んでたんだよ、と思いましたよ。その割には匂わなかったのは何故?と思った私の感想は。「ファンタジーだ!!」でした。そこ、ミステリーと思うべきでしたが、ピンク色にちょっとごまかされたようです。(笑)微妙なクリスマスプレゼントが続く教室ですが、これもとりあえずファンタジーということにして、レッスンをかいくぐりました。一等賞でご機嫌さんだったのは、愛しのクソババアちゃん。(笑)私の顔を見て、無邪気にニコニコしているばかりです。ピアノもうまくなってたし、楽しそうだし、何より何より。いつもの毒舌も、さほど憎たらしい着地点ではなく。ただ、問題です。最後の最後に、おそろしいお土産を出す。アンサンブルコンテストの伴奏譜。小さな声で、言い訳をいっぱいするんですよ。弾きたいくせに。(笑)「あたしが断ったら、相手の人が困るから。でも、あたしにできるかな。」を、どえらく小さな声で、長々と言う。弾きたかったら最初に出さんか!!(笑)と、笑いながらも一喝ですよ。(笑)聞けば合わせるまでに10日しかないと!コンテスト?10日!?「だって、忘れてたんだもん」…くっはー。伴奏を頼むほうも遅すぎる!(笑)急遽、戦闘モードに入ったワタクシは、とにかく弾いてみる。私が弾けなきゃ教えられないしね、といいながら。曲目は「誰も寝てはならない」ですよ!荒川静香のあれ!伴奏の控えめさと、見せ場が混在する嫌なブツ。10日じゃ到底間に合わん!補講だ!と騒ぎ立てる私。(笑)まぁ、よく聞くと、10日後にコンテストというほど恐ろしい話ではなかったようですが。最近、教室は楽しいけれど、遠慮のポイントがずれてる。それも生徒の。(笑)そんな伴奏譜の存在すら知らない私としては、文句言うしかなかったりして。(笑)別の小さな女の子は、急激にリラックスして上手になってきました。先週、お母さんに言ったんです。「この子は、いい子です!この子が練習に取り掛かりにくい原因は、ここに来る前に通っていた最初の教室にあります。だから練習しないって怒っちゃダメ!」それがめちゃくちゃ響いたらしく、「今週は、意識的に褒めました。」とおっしゃるお母さん。ちょっと意地悪を言ってみました。(笑)「物事をおっかなくしてたのは・・・??」で言葉を切る。(笑)「私です。テヘ」と照れる若くてかわいいお母さん。「ね!!!いい子だったでしょ!私の言うとおりだったでしょ!」と、とりあえず、自分を正当化して終わった木曜でしたとさ。
2013年12月13日
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このごろ、大人の生徒さんたちがかわいく思えるという恐ろしい変化が訪れています。(笑)いいことですよ。もともと、きちんとついてきてくれる大人の生徒さんは、謙虚で熱心であろうと示そうとするあまり、たまたま、こちらの受け取りチャンネルと相手の発するものがうまく合わなかっただけの部分もあるのですから。こっちのチャンネルにそこまで期待されても、限界はあります。そこをわかってくれ、と大人の生徒さんに思わなくなった自分が地味に嬉しいです。自由自在に来たり休んだり、言いたい放題、わがまま放題をおっしゃる「大人の生徒さん」に、こっそりカッチンくるのも自然なことだったと思えるようになった頃、言いたい放題のわがまま放題さんがさらっと消えたりするのもタイミングなのでしょう。子どものワガママがよく見えるようになれば、大人のワガママももっと見通せるようになるんですね。わかるのが遅すぎますが、その速度が私の器。ガタガタ言っても別人になれるわけじゃないし、わかったところからわかった気持ちで始めて、また違って、凹んで、しかないことを思っています。まるでそれを見透かしたかのように、私をへこませることに楽しみを見出していた人が謎の休みに入る。そんなことは、これからもあるでしょう。不二子ばあちゃんモードは一週間で閉店ですが。(笑)キーボードも使ったり使わなかったり、気まぐれに落ち着きました。(笑)タイトなワンピースも、休息日を入れてみたりして、次の日に、「腹がなまけたな」と確認したり、自分を知るものさしとして、洋服を使う日々は相変わらずですが。ワガママが見えれば、いいこのいいところがさらによく見えるのも自然なことで。小さな頃から何一つ変わらない優しい優しいかわいい女の子は、「まぁ、もうできちゃったの!先生、こんなにすぐこんなに難しい指使いをされちゃったら困る」なんて、無神経なジョークを言う先生をさらに思いやって、すぐできない小芝居まで挟んできましたからね。やだもう。(笑)「あらやだ。そんなことまでしなくていいわよもう。ほんとに優しいんだから」なんつって、口から出る言葉だけに絞って言えば、結構素敵なセリフ満載のtea*先生。その分、脳内の罵詈雑言に関しては、その逆のところまで搭載してますので、口から出さなきゃいいでしょう?くらいに行き当たりバッタリモードです。通常運転がこれです。(笑)ご近所の習い事教室で問題多発だったという子ですら、今だけかもしれないけれど、お行儀良子さんもできるようになってるし、褒めるタイミングを見極めることの奥の深さに、相変わらずわからないことだらけだなーと思っています。隔週レッスンを毎週にして、きっちり学びたい、とおっしゃる大人の生徒さんも出ました。発表会も視野には入れているけれど自信もない。だったら、せめてレッスンはきちんと通って来たい、という感覚には、すごいなぁと思うばかりです。どうせ、こんなに教室が素敵に回るようになってきたのも、タイミング様のおかげだし。←だれそれ。(笑)私は「すごいなぁ」と思っていればいいだけ、というのもクリスマスプレゼントなんでしょ、と思ってます。(笑)ダイエットのクリスマスプレゼントに関しては、複雑な気分ですが。(笑)今、私のエクササイズとおしゃれ担当のスタイル抜群の小学校6年生は、学校のオバケ屋敷で死神の役をやって、後輩をチョー泣かせまくった、と武勇伝。(笑)その話、あっちこっちから聞いたよ、1年生も2年生も泣いたって聞いたけど、それ、あんたの仕業?!とのけぞりました。(笑)オバケ屋敷の大トリの死神さん。あまりに泣いて動けなくなった子を死神装束で送り届けたとか言ってましたけど。そのときはさすがにお面をはずしたとは言ってましたけど。4年も泣かせた!とマスクの向こうの目が輝いてましたけど。泣かす気満々で取り組んだ。という言葉に、なんとなく複雑。(笑)さすがに死神の役作りにはピアノ教室も加担していないつもりなので、知ったこっちゃないですけどね。(笑)というよりむしろ、あんたのいるオバケ屋敷には行きたくないと思ったというか。(笑)それどころか、そんなオバケ屋敷に行ったことがあったような気分がしたというか。(爆笑)←ヤケクソ。その彼女が新しい私の黒いコートにご不満。(爆笑)「それ着るとデブって見える。それ以上は言えない」と言葉を呑んでおいて、後から独り言のようにブツブツ言ってましたが。「すさまじく人を寄せ付けない感じに見える。ワンピースにカーディガンだと細いのに着たとたんにデブって見える。」…私もそう思う。(笑)久しぶりに、ああ!キャメルにしときゃよかったと後悔したけど、もう遅い。(笑)実家の鏡の前で見て、びっくりしたんですよ。(笑)襟の大きなデザインが素敵なんだけど、その大きな襟が、すごい存在感。(笑)生地の艶と黒の迫力で、まさに「寄るな触るな近寄るな」状態。(笑)それはそれで助かる部分のある私と、生徒の感覚は違うんですね。(笑)でも、これで洋服屋さんが、絶対にキャメルがおすすめ!と叫んでた気持ちもわかりましたよ。おっしゃるとおりでしたそうですそうです。(笑)洋服屋さんでは「どうしてそこまで人嫌いみたいな態度とるの?」状態な私に、この黒はキツすぎるんだろうと思いましたよ。(笑)好きでこんな風になったんじゃないのだけは確かだから、仕方ないでしょ、な私もビックリするおっかなさ。(笑)こっちはリアル死神かよ!のレベル。(笑)生徒の不服そうな顔はおもしろかったけれど。(笑)先生のコートが似合わなくてご不満、ならかわいいもんです。(笑)余裕が出たもので、家に帰ってあらためて見ると、むしろそんな厳しい言葉も「あれほど言われるほど悪くないじゃない?」と思う。それに、買うときはどう考えてもあのキャメルは無理!と思ったことにまでたてつく元気もなかったし。買ったばかりでピン!と張っていた襟も少しこなれて、体に馴染んできているし、コートに着られている感がおさまる頃には、もう少し着こなせるんじゃないかなぁなんて思うようになった自分の変化こそが、最大のクリスマスプレゼント、と思っておこうと思います。(笑)
2013年12月12日
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また新しく生徒さんから問い合わせの電話があったのですが、その電話をいただいたタイミングがあまりにいろいろとドンピシャすぎて、脳内の整理に必死でした。(笑)紹介してくださった生徒と同じ苗字の生徒がいるときで、新しい生徒の名前をノートに書いているのを見た別の子が「隣のクラスの子」と言ったりで、「あら、すぐそこの小学校の子だと思ったら、隣の学区の子?!」と、びっくりしながらの受け答えで、もう何がなんやら!でした。(笑)違う小学校からも少しは来ていますが、すぐそばの小学校の子に紹介されたら、そこの子だと思っちゃうとか、そういう自分が単細胞ゆえのトラップに自ら全部引っかかりました。(笑)…新しい生徒の名前を覚えられるんだろうか…というところまで心配になりましたよ。先生がうろたえていればいるほど、みんなが落ち着くという教室のスタイルに助けられましたけど、ほんと、こういうことがなかったら、今日までもたなかった!というような感じでした。あの子が「隣のクラスの子」と言ったから、学校はあそこでしょう、という風に整理するんです。(笑)学年は、えーと、みたいに。(笑)人数の多さは、人脈の複雑さにつながっていって、もはや、私の脳が処理できるレベルを超えているのに、隣の小学校か…。それも今まで割と少なかった方面か…。ということで、自分の脳に期待がよせられずにいるところです。レッスンそのものをシンプルにしていれば安心、という私にとっては、こういう人脈だのなんだのの処理のほうが苦手!(笑)人付き合い下手な人間には、生徒が増えるというのは、それが与えられ、解消していくべき課題ということなのでしょうか。(苦笑)ジャンクフードにうるさい生徒からは新しい体操の宿題が出ました。(笑)首の体操なんですが、それがうまくできない私を見ていて、別の子が「先生!それ、先生の修行!」えええええー。(笑)首の体操があたしの修行?!ワンピースだのダイエットだので、くびれの修行に精を出していたら、今度は首かよ!(笑)首の体操したらピアノがうまくなるのー?(笑)くびれてないと弾いてるときのスタイルが様にならないのはわかるけど。まぁ、確かに首の角度も綺麗なら、そのほうがいいけど。…見た目の修行を四十路で?!(爆笑)生徒に宿題出される?…まぁ、これもいつものことです。彼らの宿題を消化してたら、タイトなワンピースが着れるようになってきたんだからと思いつつ、家で首を伸ばしたり縮めたり。「その効果の見られない体操、いつまで続くの」と、横で冷たく旦那が言い放つのに笑いながら、「生徒に宿題で出されたんだよ」と答える今は、それこそ、教室のスタイルがまとまり始めたという意味では、平和で穏やかで幸せな時期に入ったとも言えるのかもしれません。「先生はいつも綺麗にして笑っていなさい」…それが生徒に出される宿題というのは、まぁ、この先も終わらないのでしょうね。その「綺麗」の意味を、年齢にあわせて吟味しながら、賢く老いて行きたい、と、思うばかりです。大人の綺麗は、若い頃の綺麗よりも、難しい。それは、本能のままでは到底かなわないものだからこそ、なんだろうと思います。年末の旅行に向けてコートを買ったんだよね、と白状したのですが、年末旅行は基本的に「どこで何を食べるか」が、最大の関心事になっている旦那。私のダイエットに更なる試練が加算されていきます。(笑)今は、「このコートで旅行に行くなら、中は何が暖かくて相性がいいか」が自分的には最大の関心事なのですが、そのためには、ダイエットワンピース以外のものも考えざるを得ません。久しぶりに違うワンピースを着たら、姿勢を保つのはまだまだ苦手らしいと発覚し、結局のところ、人生はエクササイズであり、姿勢が大事、というほうに私の考えも流れていっています。(笑)新しい発想がなくては、新鮮さが保てない教室に、サンタさんは、相変わらず「似合うためには苦労しなくちゃならない洋服」と「するべき体操」を放り込んでいきます。親切ですね。…しかし、サンタにダイエットを促されるって、そんな話、聞いたこと無いわ。(笑)
2013年12月11日
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12月から、かわいい生徒が来たんですが、これが本人がなんともあったかくてかわいらしくておとなしくてふわふわの女の子の年長さんです。ところがこの生徒だけでも十分にかわいいというのに、オマケにとっついてくるのがお兄ちゃんで、この子がまたいい味を出してるんです。妹を守ろうとする姿や、ふんわり素朴な外見や、控えめな様子やとにかくいろいろが私の大好物!!学校ではうるさいらしいんですが。(笑)あっちこっちにちっちゃなスパイがいるので、そこから聞く情報と、教室での姿にかなりのギャップがあります。…少し前までは、教室では素顔、学校では静か、というパターンが多かったのですけどね。で、お母さんがこれまた素敵な物腰の真摯さと明るさと謙虚さとのブレンド状態で、ちょっとこれはもうビックリするほどなんですよね。自然な優しさってこういうものかなぁ、っていう感じです。つまり3人でやってくるけど、生徒は一人なんだけど、全員素敵というわけです。まとめて先生のお気に入りファミリー!って感じですよ。きっと極論を言えば、今までの生徒もみんなそうなんですけど、それぞれの個性もありますが。この人たちといると、楽!!そんな感じです。教室というのは共同体なので、一人生徒が入るたびに色合いが変わるところがあります。私の変化がみんなに伝わるんですよね。プロの作曲家のおうちの息子が入ったら、プロ化したようなもんですね。←したのか?(笑)今週の教室は、私のコスプレにより、おもちゃのキーボードが大活躍。先生がハイテンションなロックンローラー気分になっていたので、ちょこちょこと、新しいタイプの戦闘もございました。(笑)それも、先生が生徒を始末するというシンプルなタイプの戦闘ですよ。(笑)正確には、先生が生徒の怠け心の始末に動き出したとも言う。(笑)でも、どう転んでも、私が一番の怠け者なので、生徒たちが射殺されたり惨殺されたりする心配はないと思います。彼らの中にあって、彼らが甘やかしていた部分「だけ」を始末するのが、始末屋tea*先生の腕の見せ所、ということにしておいてやってください。所詮、ファンタジーです。ブログはイメージです。(笑)涙あり、笑いあり、の人情味溢れる一週間だったということにもしておこうと思います。イメージです。(笑)「練習しなくちゃいけないけどさぼっちゃえ」を全滅させる気なんてさらさらございません。ただ、練習した気になってたり、してないからこそ先生を凹ませたり、というところまで調子に乗るなよな、といいたかっただけです。した分だけした、と言えば、オッケーが出る教室で、先生を凹ますまでのことを言う権利はない。生徒だから礼儀を知らない、ということだから許されるけど、社会じゃ通用しない、というレベルに生徒が突入したとたん、サイレンが鳴るんですよ。先生の脳内で。(笑)そうすると不二子ばあちゃん、すごむ居直る大変だ!…もののわかった生徒は、不二子ばあちゃんを見かけたとたん、「僕、降参」と腹出してひっくり返ってましたし、誠実な生徒はいつもどおりの誠実さでしたから問題なし。もののわかってない生徒は、自分を守ろうとして、言いすぎちゃって、喧嘩売っちゃって、不二子ばあちゃんに因縁つけられて、しつこくいやみ言われて絡まれてました。お気の毒様。(笑)みんなが弾く前にちょっとためらう姿がいつもより多く見られた週なのに、ふんわりファミリーが気持ちよく来たところをみると、やっぱり、しま○らのライダースジャケットには、何かいい秘密が隠されているようです。まぁ、時々、出番の時には着たくなるんでしょう。ダイエットにいそしんでた不二子ばあちゃんですが、ワンピースのキツさに落ち着きとゆとりが出てきたようで、今週は、ワンピースのお洗濯を予定の時間が過ぎても忘れていたりしました。あと、年末の旅行に備えて、なんと初めての「大人コート」をご購入!!今まではダウンとかフェイクファーのおもしろジャケットとか、薄く綿が入っているけど、見たところトレンチコートみたいなタイプのものとかで冬が過ぎたんですけど。コートとしてめちゃくちゃ高いとは言わないけれど、自分的には十分に立派なお値段です。結局、どうしてもそこの店の服を着ていると褒められ率が急上昇するという店のコートにしました。急上昇が過ぎて事件もある。しかし、急上昇もある。違うところで買ってもしっくりこない。それどころか不愉快なことになるのなら。…ああもう、ここでしか服が買えなくなったよ困った困った、とギャル服の中から大人服を掘り出すのが何歳まで可能か謎ですが。まぁ、わたしにはまだ、しま○らという強い味方もいるし、慌てず騒がず、ギャル屋で服選ぶよ。…複雑な私の態度と裏腹に、店屋の主はご機嫌でのたまいました。「毎日買う気になってもらっても、うちは大歓迎」…そりゃそうだろ。(笑)このあたりのサバサバしすぎた商人魂が楽なんだけど、いつもちょいちょい失礼なことに気づいているかは謎です。でも、店屋さんは売るのが仕事。そこがブレてないのと、ちょいちょい失礼なのが、私にとっては、大して気にならない具合が結局ちょうどいいということにします。大人コート。「僕のオススメはキャメル」と自信たっぷりに薦められ、こっそりと試着室で着てみたら、ああ、コートがかわいすぎて、ワシがくすんどるわ!と言ったときにギャハハ!!と高笑いするその笑い声の中に、自分のオススメが失敗した、という色合いがあると腹が立たないんでしょう。そこが「お客さんがババアだからだよ」の笑い声になったときが、店を変えるとき、というくらいにして、とりあえずは、「残念だけど、同じデザインだと黒のほうがしっくりくるわ」というやりとりで、様子を見るしかありません。(笑)ギャル服屋の恐ろしいところは、無駄に細身なところです。選んだ黒いコートもワンピースよりも厳しい意味で全体を絞らないとおっつかない。ワンピースは羽織りものでごまかせるけど、コートはそれ自体が羽織りもの。…気が抜けない旅行にもなりそうです。(笑)
2013年12月08日
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相変わらず、黒いタイトワンピースが制服状態ですが、ヒョウ柄には飽きました。(笑)週のはじめは、ロイヤルブルーの大人っぽいカーディガンでしたが、こういうのを着ると、本当にしっくりしちゃうお年頃でもあります。落ち着いたおばさんになっちゃうんですよ。(笑)もちろん、それはいいことなんです。でも、キャラクターが落ち着いていないおばさんの私は、買い物途中にライダースジャケットを見つけてしまいました。黒のライダースジャケットというものは便利で便利で、とっても大好き。何年でも使えるし、どんなにフォーマルなワンピースにもちょっと羽織ると、ちょいワルになれるし、合成皮革ならば、逆にお洗濯がおうちでできちゃう。カッパを洗うような感覚です。それを、またもやとんでもないお安さで、でも、値段の割には、凝りまくったデザインで、というのを発見してしまいました。今、黒のライダースジャケットは持ってないし。ワンピースのお店にはやっぱり怒られるかもしれない、と思いつつも、買っちゃいまして、とっととお着替えです。そして、ビックリしましたよ。黒のタイトワンピースに黒のライダースジャケットを羽織ったら、ルパンさんとこの不二子ちゃんのイメージじゃない。←先生、大丈夫ですか?(笑)これまたタイトなライダースがきっちりおさまったことに対するご機嫌振りで、午後のレッスンはキーボード片手に大暴れ。(爆笑)前日はリズム鳴らす程度でおとなしくしてたくせに、不二子ちゃんは、アドリブを生徒に教えますからね。コスプレひとつで変貌していくと言う意味では、まったく容赦ないんですが、生徒達、大喜び。そしてレッスン途中で気づく。あたし、ジャズ時代に自分ができなかったことを、生徒にできるようにさせてるんだわ。それも不二子ちゃんのコスプレしてさ。←あくまでも当人のイメージです。(笑)私が、ジャズ界の人々にあざ笑われたことを乗り越えてるなんてもんじゃない。私が、あざ笑われた部分が、あざ笑われるような結果にならないように、小さな生徒たちに「そうよ!それでいいの!そっち!そっち!」と褒めまくって拍手して、「素敵!かっこいい!」とはやし立ててるんですよ。あたしって、性格悪い割にいい人ぶってるじゃん。それも不二子ちゃんで。←しつこい。(笑)なぜ、不二子ちゃんにこだわるか、と言えば、悪夢のはじまりバンド時代の私のスタンスもどこか不二子ちゃんだったはず。紅一点でルパン弾いてっていうだけだけど。あれから、10年近く過ぎてて、不二子ちゃんは不二子ばあちゃんになってるけど、意地悪ばあちゃんに進化しやすいお年頃の割には、いい人ぶろうとがんばっとるじゃないか!意識して不二子ちゃんを狙ったわけでもないのに、地獄の景色を、真逆の色に塗り替えようとしている偶然の不思議さに、ふと我にかえりました。終わり時間の頃の生徒には、アドリブでなく、しっとりとした演奏などのレッスンになっていきましたが、清塚信也さんの「祈り」という曲を弾いて聞かせながら、「どう?」と問うと、いつもなら、「先生のピアノは、胸が苦しくなるほど悲しい」とか「すごく優しい」という生徒が「かっこいい」と言いました。「祈り」なのにかっこいい?そんなわけあるかいな。そんなもの狙ってるかいな。昨年は何も狙っていないのに「先生のピアノは色っぽい」と言われ続けていたのですが、そこはどう?と聞くと、「そういう感じはない。かっこいい」…あらそう。ライダースジャケット効果はなんだかいろんな意味でいいようです。しま○らだけど。←またかよ!(笑)別の生徒には、「今、一瞬だけど、あの人に似てた」と言われました。どうせ、また、どっかのブスなんでしょ、と、予防線を張ると、「ううん。いいほう。いいほう。」…そしてその人の名は。恐ろしくてブログに記すことも出来ませんが、言われたとたん、「キャー!!やったーー!」と叫んで走り出すレベルの女優さん。(笑)その女優さんが変顔したときに似てるというオチでしたけど。目を見開けば一瞬が1秒くらいになる、というので、後半は、カッと目を見開いて過ごしましたけど。←怖いです。それを言った生徒に飴玉をあげると、その子が一度でいいから当たってみたかったというまさかの金箔入りキャンディーが当たるという有様です。「ほら!先生を褒めたら金箔が出たよ!」と洗脳。しつこく洗脳。(爆笑)…相変わらず教室はクリスマスが大忙しです。これは、教室にはサンタさんが常駐ってことなんだと思うんですけど、サンタさんも大変だなーと思いました。ただ、うちのサンタさん、褒めといて落とすのがうまいので、案の定、某女優さんに似ているという話すらも、その後の展開で、見事に着地させられました。…さすがにその展開に慣れきったワタクシ。「ここで、こういわれるということは、次に必ず何かあるな」と先を読み、その先にあったものとは何かと言えば。今まで言いにくくて言わなかったことを、すっきりさっぱりとっとと言いなさいな、という、ただただ、それだけのことでした。そしてそれを言ってみて気づく。ああ、たくさんの相手の予防線に翻弄されたけど、あの予防線はとても傷つくものだったけど、それは当然だったなと。…それ以上、私に何かを言わせないための予防線ですからね。こちらの戦意をそぐのが目的だったんですね。つまりそれは、私が従ってはいけない言葉だったというわけなんですね。それを知らせるために、一旦、あの女優さんの名前を出すあたり。彼女にまつわるエピソードに無駄の無い辺り。…やっぱりうちのサンタさんはドSであろうと思うわけですよ。(笑)あたしもちょっとSっ気出して対抗していかないとね。(笑)
2013年12月05日
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昨日、おもちゃのキーボードを買って、早速フル稼働でした。(笑)スイッチオンで、リズムが流れるので本当に便利です。キーボードのリズム相手ならば、ギャラも払わなくていいし、文句も言わないし。…おもちゃの楽隊が大活躍してくれました。まだまだ弾くのが精一杯の小さな生徒たちの簡単な曲のときに、とっても便利です。曲とも呼べないような、音が変わる練習だけのようなものですら、リズムと一緒だと楽しくて何度も何度も弾いてくれますし、その反復の間に見る見るうちに指の運びがスムーズになっていくさまはすごかったです。生徒たちの耳には、このリズムが残り、あちこちで聞こえる音楽に自然に体が動くようなことになっていくんでしょう。私自身は、まったくこのタイプの練習をしてこなかったために、いざ、ジャズ界に、というときに、どえらい苦労がありましたけれど。生徒がうまくなるというのは、とにかくおもしろいことで、私は笑いっぱなし。作曲家のおうちには弟もいるのですが、その弟のレッスンの時は、さすがに他の生徒とはやっぱり違うね!という反応もありました。私が何をさせようとしているのかを、彼もわかっている、ということのすごさです。まだ小学校2年でも、そこはやはり違う。血筋というものもある、ということを感じてしまう瞬間です。言葉で理解しているのではなく、体がそれをわかって欲している、という感じでしょうか。他の子のレッスンの様子をみながら、自分の番の時に、「さ、音楽かけて」と彼から言うような、そういう切れ味が、やはり違います。ところが彼自身は、どちらかというとおうちの方針もあって、クラシック脳の発達を望まれているところもあり、今の過程だと、このくらいのほうがいいかな、と、リズムを早々に止めるような部分もありました。あくまでもキーボードのリズムは、クラシックとはちょっと違う世界に強いものが多いわけです。そのあたりの匙加減は、自分の経験に頼るより他にない。そしてそれはゆっくりがいい。自分に対する加減には大雑把で雑な私も、この辺りは、慎重になってしまいます。ただ、リズムパターンに少々音色の変化がついたものが流れたときに、私ったらついついキーボードを1、2音使ってアドリブめいたことをしたくなっちゃって。ほら、こんな風にアドリブ、という感じで示しながら、結構それらしく聞こえていることに笑い出しました。「あはは。おもしろーい」という私に対して、小2の彼がクールな口調で「遊んでるんじゃないぞ」と、ちょっと冷静に言うわけです。この関係がまたおもしろいんです。小さな紳士は、私の日常生活に対しては、「カップラーメンはダメ。バナナはいい。ハイヒールはダメ」と言い、レッスンに関しては、たとえそれが音楽に関するものだとしても、私がはしゃぎすぎれば、「遊んでるんじゃない。これはレッスンなんだぞ」の姿勢です。そして、私はなぜか、兄にそういわれるのとは違って、この弟に言われると、「はーい」という気分になります。…あまりにも幼いからこそ、その真摯さが尊く思えてしまうのかもしれないですが、そこには、兄とのやりとりにはない空気があります。彼の大人びた空気が、それほどに美しく見えるのだと思います。最後の時間には、大いなる甘えん坊の女の子が登場しました。いつもなら抱っこのところがおんぶからスタートしたのですが、いつもよりも照れているような顔をするくせに、いつもより大胆で大騒ぎになりました。でも、ピアノは多分、今までのレッスンで、一番頑張ったんです。自分でも帰り際、「はー疲れた。今日は頑張った!」というほどたくさん弾いてもいました。熱い熱い情熱は、強い衝動となり、それがいつもフル稼働では参ってしまうけれど、たまには「今日の自分は頑張った!」とつくづく思える経験をしていることは、自分のものさしが大きくなるという意味では良いことにつながっていくのでしょう。でも、いつでも完全燃焼というのは、危ない。人はもっとゆっくりのんびりの日があってもいい。…それが私のこの数年で得た結論ですが、子どもたちは、そのあたりのやりくりが私などよりよほどうまいので、彼らの表情を見ながらのんびりと進んでいきたいものだなぁと思いました。
2013年12月04日
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成り行きと言うものはわからないものです。教室に行く前に、ちょこっと身の回りのお買い物をする予定が、しりとりのようにつながって、結局、おもちゃのキーボードを買ってきてしまいました。(笑)たまたま、電子ピアノを置いてある電気屋さんのあるデパートに寄っただけのことですし、目的は、襟元からちょっと覗かせようと思った白いキャミソールだったりしたのですが。今思えば、なぜ、そこに立ち寄ろうと思ったのかすら曖昧です。確か、とても感じのいい、きれいなピアノの先生みたいな人がそこにいたからかもしれないし、本当に気まぐれなのかもしれないですが。電子ピアノ売り場に何があるかすら、実はよくわかっていないというのもありました。で、あら、こんなちっちゃなキーボードがあるんだ!とビックリしたわけです。(笑)昨日もレッスンで使って「やっぱり役に立つよなー」と思ってたのですが、基本、キーボードにはリズムのパターンが内蔵されています。それだけを流しながらピアノを弾いてもらうと、メトロノームで弾くよりもとってもノリノリないい感じになるんです。(笑)でも、私の持ってるキーボード。それすらもリサイクルショップで1800円で買ったようなめちゃくちゃなおもちゃで、今となっては、ひとつ鍵盤も取れてるし、ボタンの調子もちょっとおかしくなり気味。中途半端に大きくて運ぶのもめんどくさいし。そもそも、キーボードの鍵盤というか、音色と言うかには、一切の期待がないため、リズムさえ出るならば、壊れていてもかまわないのですけどね。…でも、電子ピアノ売り場には、たった32鍵しかないコンパクトでかわいいキーボードがありました。お値段もかわいい!4000円いきませんよ。(笑)これは買って帰るしかないぞ!と決めました。リズムマシーンのようなものは、きっともっとハイテクなヤツがあるんですけど、そうなると私が使えないしね。お値段も張るはずですしね。このおもちゃを自分で使う、というところに脳内スイッチが入らなくて、しばらく書類の整理をしたりしてたのですが、練習するときにようやく気づきました。(笑)あたし!あたしも使ってみなくちゃね!ですよね。(笑)グランドピアノの譜面台を倒し、そこに置いても安心な軽さ。そしてなんだか見た目だけですが、なんか、オシャレなライブとかする人みたいじゃないですか。キーボードとかシンセサイザーとかいっぱい身の回りの置いてピアノ弾く人!(笑)「プレゼントですか?包装は?」と売り場で尋ねられて、「いいえ、とんでもない」ととっさにクビを振りましたが、基本的にはお子様向けのおもちゃですから、ハッピーな黄緑色ですけどね!ああそうか。プレゼントに見えちゃうか、という感じでした。自分では目的がはっきりしているけれど、一般的には、「お子さんにプレゼント?」な絵でしょうね。ああ、そう見えることもあるのか!というところが脳みその空白地帯すぎてびっくりしました。(笑)店員さんにも「リズムのところにしか興味がないから」とか、「テンポは変わるの?」とか、自分の目的だけを確かめていたけれど、会話としては向こうからしたらとんちんかんだったでしょうね。(笑)このおもちゃのキーボードから、おしゃれそうなリズムを適当に流して、カプースチンを弾いてみました。…いい気分いい気分。きっとこのお値段以上に、ものすごいお役に立ってくれるはずのハイテクマシーンですよ。こいつは。(笑)ついでに言うと、アダプターって高っ!!!(笑)アダプターも買ったらなかなかのお値段になりました。…世知辛い世の中でございます。(笑)でも、私のクリスマスは続いています。(笑)
2013年12月03日
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