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いつもならハードな土曜日ですが、空き時間が結構できたので、経理もちょっとお休みで、空いた時間にはピアノをたくさん弾きました。経理をしなくちゃならないような時のほうが、ピアノが弾きたくなるものです。(笑)この一週間は、週のはじめに出会ってしまったタイトなワンピースのおかげで、ダイエットウィークになってしまいましたが、それはそれで、私にとっては新鮮な感情に支配された部分もありました。若い頃のダイエットとは違って、痩せることが我慢にならずに、おもしろくなってしまう危うさもありました。(苦笑)変なところに忍耐力だのなんだのがついてしまっているので、「タイトなワンピースが似合うように」なんて、思ってしまったら、そういう結果に向かって黙々と進んでしまうわけです。…でも、このままだと体を壊すかも、みたいな事も考える事も出来ると言えばできるし。そんなわけで、週末はたんぱく質を取るようにしたり、あまり一気に痩せることを考えないようにしたりしました。慌ててセール価格で購入してしまったラブリーすぎるワンピースは、発表会にそれを着たら似合いそうな高校生に譲ってあげようかなぁ、なんて考えたり。(笑)教室にはお洒落にうるさい生徒が多いの分、私のお下がりを喜んで着てくれる生徒も多い!!(笑)今までも、私には似合わないけれど…という洋服を、どれほど生徒に譲ったことかわかりません。(苦笑)そんな受け皿があるから、ついつい冒険するような買い物をしてしまうのも悪い癖なのかもしれないけれど…。私のお下がりで発表会に出る生徒もいたりして、それもまた、ちょっと楽しい出来事でもあるんですけどね。なぜかここに来て、生徒が増え気味という流れもあったりして、新たに混乱中です。(笑)私がひどくがめついせいか、家族でピアノを楽しんで欲しいと思いすぎるせいか、なんなのか良くわからないのですが、「家族まとめて生徒になっちゃいませんか?」方向に進むご家庭も出てきています。(苦笑)新しく妹も習うといってるけど、まだ小さくて時間が余るかもしれない、と心配すれば「そこ、私も参加します!」とお母様が立候補してくれたりとか。でも、せっかくピアノが1台あったら、家族みんながそこに関わったらいいな、と思ってしまうので、そんな流れもウエルカムになっていったらいいのかなーと思ったりもします。生徒たちの中には「練習するときに、ママ、ついてて!って頼むの」という子も出てきています。ママが昔ピアノを習っていたから、助けてもらったほうがピアノがうまくなるから、と小さな女の子が言ったりすると、ほぉぉぉーと思ってしまいます。指の角度にちょっと問題が出てきた別の生徒は、自分でその角度を直す為に工夫して、紙を巻いてトレーニングしてきた、なんていう週でもありました。私はジタバタしていただけのように思う毎日ですが、何かがちゃんとした形になっていることを確かめたりもしました。少し余裕が出てきた私は、昔なら腹の立ったことが全く腹が立たなくなったりしてもいます。私自身が、ピアノを楽しみ始めている今、生徒と一緒に育つスタイルの心地よさを余裕を持って味わえるようになったのかもしれません。生意気で上手な小さな子どもたちに、「うまくなったね。練習したの?」と言われるときに、笑える自分の余裕を楽しめています。厳しくあるよりも、正しいところできちんと褒めることができただけでも伸びる生徒がいることを思ったり、でも、そうなるために、厳しくあるべきところで厳しくなることを経験したり、いろいろあった数ヶ月でした。この数ヶ月すら思い出せない景色もあるほど、目まぐるしかったけれど。気づけば3キロほど減っていた体を新しいワンピースで包み、生徒に「音楽」を教えていた今日の自分。ドレミを教えていただけのいつかの自分とは違って、表現の仕方を伝えるようになった自分のところに、教わりたいことが、まだまだたくさんある!とウズウズしている生徒たちがたくさんいて、空き時間にはたくさん練習がしたい自分がいて。…その光景は、自分も含めて、もしかしたら以前より何かが良くなっているかもしれない、と思いながら、週末くらいは、と軽くお酒を飲んで眠ることにしました。順調にバランスよく体型を整えていけたら、年末の小さな旅行前に、もう一枚くらいタイトなワンピースを落ち着いて新調して、なんていうのもいいかもしれません。どうなることか先は見えないけれど、生徒が満足している景色をつないでいれば、まぁ、さほど悪いことにはならないだろう、と信じるくらいは、バチがあたらないと思いたいところです。
2013年11月30日
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木曜日は、疲れもたまってきているのか、キャラクターが濃いのか、毎週、ヘトヘトに疲弊することが多い日です。楽しいし、かわいいし、も、山盛りですが、その反対の作業もあります。(笑)お気に入りのヒョウ柄カーディガンとタイトワンピースでお迎えしたクソババアちゃんには、案の定、「あたし、ヒョウ柄キライなんだよね」と言われましたよ。(爆笑)予測してたから大丈夫だったし、思わず笑っちゃったけど。(笑)まぁ、気持ちいいくらいの毒舌っぷりで「また、飲み屋のママ路線だよ」とか、「それだと、また変なおじさんに振り返られるよ」とか、人が忘れ去りたい過去のことまで全部詰め込んできやがって!!(笑)しかし、疲弊しきっている時間帯でもあり、散り散りに湧き上がるさまざまな記憶の欠片などが混在していたため、さほどダメージは受けなかった模様。(笑)…それ、ダメージ受けすぎてて、もう何も受け付けないという話ではないか?と思ったりしますが、そういう状況なら、慣れてる慣れてる。←慣れたくなかった。(笑)それよりも、私が弾いているときに、彼女が小さくつぶやいた「そういう風に弾きたいんだけど、うまくいかないんだよ」という、それこそ宝石のような言葉のきらめきに、他が霞んだ…ことにしとくしかないでしょ!な感覚でやり過ごしました。昔はこの子、私が弾くと「自慢?」とか言ってたことを思うと、すごい進歩ですよ。ええ、私はそれを進歩と呼びたい。違っても困る。(笑)お迎えのお母さんからも、多分、お褒めの言葉であろうと思われる「えらいうまく弾いてるな、こんなに弾けるようになってたかな、と思ったらやっぱり先生か」な言葉をいただいてみたりもしました。いや、私としては、「いつも弾いている曲じゃないから、思うように弾けない」みたいな気分が強くて、そこにさらに、クソババアちゃんから「だったら、これもちゃんと練習しておいてね」という、イラッとする宿題ももらい、喜んでる暇もないわ!みたいな気分でしたが、まぁ、それも慣れてる。日常茶飯事がこんなんじゃ、後は寝るしかないわい!です。(笑)でも、眠れない。なぜならその後、双子ボーイズが来ると言うスケジュール。(笑)おネムタイムが近づいて、制御が利かなくなってる双子ボーイズが来るというスケジュール。…この大変さこそ、双子ボーイズのママと共感するには、もってこいなのかもしれませんけど。(笑)そんなわけで、癒されたんだか、疲れ果てたんだかよくわからない木曜でした。…木曜、ポッとできた空き時間に、「お洒落ミッション」の新たな課題に遭遇して、焦りまくっていたのは私。経理をしてたら、急に心配になってきましたよ。「お気に入りのワンピースを洗濯中に、油断したあたしのわがままボディが、ビヨーンと太ったらどうしたらいいのよ!」ですよ。←そこ?まだ安定していない私の体。(笑)タイトワンピースを脱いだら、爆発してしまうかもしれないじゃないですか!こんな季節、この生地のワンピースが乾くのにかかる時間などを脳内で経理と一緒に計算したのが間違いですけどね。(笑)あー、怖い怖い。ということで、この間、「もう他の店では買えないじゃない」と言ったことを「毎度毎度、あんな高いワンピース買えるか」という庶民感覚で塗りなおし、ちょっとできた時間に「洗濯中専用のタイトワンピース」を求めて徘徊。(爆笑)古着屋を覗き、「古着ワンピースは、今の私にはまだ難易度高すぎ」という結論に至り、「困ったときは、勝手知ったるしま○らさんち」ととっとと走り、フォーマルっぽいラブリーなリボンつきワンピースをセール価格で購入し、なんとか安心。(笑)ところが、これがまたクソババアちゃんに「先生のイメージじゃない」とか他からも「ザ・ピアノの先生」とかいろんな評価を下され…。…やっぱりこれも問題か、と、金曜の朝は布団の中で悶々とするというなんとも無駄な展開に陥りましたとさ。…そもそも、そのフォーマルラブリーなワンピースが、やっぱり危ういと言っても着れちゃったことから、新たな問題が発覚。やっぱり年齢的にもキャラ的にもちがくね?と、ネットで落ち着いて確認したもともとのお気に入りワンピースが、なんの手違いか、「おいら、そんなウエストじゃないです」というとんでもない細い数値になっていたのも問題。…もっと細いはずのほかのワンピースより細い数値ってはずがないじゃない。(笑)…すっかり混乱してしまった私は、とりあえず、自分のセリフどおり「やっぱり他の店の服は着れないかも。だってお洒落指数が下がるもん」という結論に至り、セール価格で購入したプリンセスのようなラブリーピアノの先生ワンピースは単なる太ってないかのものさしとして、夜毎、確認のために使われるか、あるいは、普段着の下に着込まれる拘束衣としての役割を果たすことになるかもしれないという状況になりましたとさ。…そもそも、お気に入りのワンピースがスリムだかタイトだかなんだかそういう名前のついたドレスであったことが大いなる問題。(笑)えー、いつの間にそんなことになってたのよ!と、相変わらずつかめない自分の体型と自問自答中です。(笑)素直に、当社比で上半身が細くなったって認めりゃいいんだけど、そこで目が覚めるまでに、すごいトラップが山盛りなのよのさ。(笑)
2013年11月29日
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問題のワンピース、買うときから「着たら合わせるのはこのカーディガンだな」と思っていました。ワンピースのお値段から考えると、ちょっと庶民価格すぎて、ワンピースのお店からは怒られそうなカーディガンなんですけどね。もっとバラしちゃうと、数年前に「ありゃ、かわいい!」と、かの有名な「しま○ら」さんちでわざわざ高い場所からおろしてもらって連れ帰ったカーディガンですが。(笑)肩に入ったギャザーがクラシカルだったり、茶色のリボンがちょこちょこついていたりというところがとにかくこっそりかわいいし、ワンピースの肩の部分のデザインとうまく合うんです。まだまだ、超人ハルク的な私の肩。ワンピースの肩部分も、ほんの少し出っ張って、フレンチスリーブっぽい仕上がりです。そこにこのカーディガンのギャザーが甘く寄り添ってくれて、なんとびっくりなことに、「どうすることもできないであろう私の二の腕」を、ごまかしてくれる!というマジックです。(笑)丈などもちょうどいいし。毎週、私のファッションチェックと、体型チェックに厳しい、とてもスタイルのいい小6の女の子ですら、このコーディネートだと「えええー!?!?一週間で何があったの?!一週間しか経ってないのにぜんぜん体型が違う!!」と叫んだほどですよ。(爆笑)デブ歴長いとね、洋服を着るときは、常に「どう着たらやせて見えるか」という積み重ねがすごいのよ、と思いました。(笑)ちゃんとくびれもあるみたいに見えるし、タイトスカートなのに足も細く見えるし、やばい!とびっくりしてるので、カーディガンを脱いで見せてあげたら、「あ…。それだとやばい。二の腕のすごさで全部が太く見えてきた」と、逆マジックというか、現実を知らされると言うかで、目を白黒させていました。(笑)「この合わせ方だと、このヒョウ柄もかわいく見える」と、ヒョウ柄イコールおばちゃんくさい、と判断するお年頃の女の子も納得。それに、これなら、どんな年代の人たちにも落ち着きやらなんやら感じてもらえるといいな♪と思ったりもします。歳相応のおしゃれって、これからどんどん難しくなると思います。似合うものが最も大きく変化する時期でもあります。いつまでも若くありたいけれど、そうではないからこそ、一つ一つのものを選ぶときに、とても気を遣うようになりました。気を遣うとはいっても、自分がその服を着ているときに、「あーあ、嫌だな」と思うこともあまりいいことだとは思いません。かといって、誰になんと思われてもいい、という風にもなかなかなれないし、そうでなくても、教室には、おしゃれにうるさいピーコがいっぱい!!(笑)今日はクソババアちゃんの日ですが、彼女はなんと言うんでしょうね。(笑)昔よりは優しく言えるようになってくれているから、彼女のアドバイスを楽しみにしようと思います。(笑)まぁ、ヒョウ柄に関しては、なんか言うだろうな。(笑)
2013年11月28日
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ベタベタに甘えてくる小1の女の子がかわいくて困っています。(笑)大好き!と示すことにためらいのないそのフランス人形のような子は、昨日の夜も、キラキラと走り回っていて、「いったいこのかわいさは何?!」と私も目を白黒させてしまいました。ゲゲゲの鬼太郎とドラえもんを弾いているというセンスも含めて、笑いのツボも満載です。この子が大きくなって生意気な美人さんになるのを見てみたい、と思った先週以上に、今週はさらにキラキラしていて困りました。逆らえないほどのかわいさで、頬をすりよせられるわけですよ。チューしようとしてるのもわかる。(爆笑)どんだけー?ですね。(笑)自分の写真をちゃんと飾っておけとかまで言う。(笑)このあたり、クソババアちゃんよりもまだ幼いせいか、直球です。(笑)笑いっぱなしで、調子も狂わされっぱなしで、その隙間で鬼太郎やドラえもんを教えるのに、ヘトヘトになりました。弾けるとあまりに喜ぶから私も笑っちゃうし、笑ってると抱きついてくるし、狙ってくるし。(笑)タイトなワンピースにお肉をねじ込んだ昨日の私は、おおむね生徒たちから好評で、小さな紳士たちはいつもより私を「チラ見」派が多く、なんでだろう!?と思ってたのですが、中学生の女の子が教えてくれました。「今日の先生の服、胸元に目が行っちゃって、すごく困る!うちのお母さんがそれを着たらドン引く」…やっぱり胸元の力ってそんなに強いんだ、と、地獄の走馬灯を逆回転。(笑)谷間見せるのが好きな人というのはこのワザを使っていたのね!!(爆笑)レースで隠した私のデコルテなんて、ほんの少ししか出ていなくてもこれなんですよ。あれだけ出せばみんな見るわい。いろんな意味で。(爆笑)はっきりと生徒たちが何でも言う教室は、私にとっては、厳しいなんてもんじゃなかったけれど、言われないよりどれほどマシか、と、少し思いました。小2のハンサムな紳士には、常日頃から「カップラーメンは食べちゃダメって言っただろう!」とゴミ箱チェックをされ、「ハイヒールはダメだって言っただろう」と厳しく怒られているのですが、ダイエットも意識しているワタクシ、彼に、「今週はカップラーメンは食べなかった。食べていいって言うからバナナは食べた」と報告。そしたら、かわいいの。ガッツポーズしてました。(爆笑)あのガッツポーズを見たら、カップラーメンが食べにくくなるわねぇ、と、目のすみに映った光景を思い出しています。健康意識の高いおうちの子なのですけどね。先生にもそれを要求するってかわいいじゃないですか。ガッツポーズしてくれるなら、先生もカップラーメン減らしちゃう。←やめないあたりが私。(笑)レッスンであまりに参って、お昼の買出しに行けない時用の非常食がカップラーメンなんですよ。そこ、バナナにするか。(笑)とにかくみんながあまりにベタベタに甘えてくるので、ゲラゲラ笑って終わった一日でしたが、フランス人形に指摘されて見直した発表会の集合写真で気が付きました。「どうしてあたしの隣、先生なの?」そのとき、たまたまというのもあったけど、双子の隣にするべきか、お人形さんにするべきか迷ったのです。去年は私が隣になったちびっ子スターの双子の隣を、相方の先生にお譲りした、というのもあるけれど、初めての発表会でヒヨコみたいになってるお人形さんの隣も良かったと言う説もあるわけで。「あんたがかわいかったからだよ」と片付けてみました。(笑)満足そうな彼女は「写真を飾っておけ」という風に言ったわけですが、その写真を思い返すと思い当たることがありました。そこまでのレッスンの日々で疲れ果て、発表会で朽ち果て、ボロボロ過ぎて、もはや、裏方もいいところみたいな勢いでもっさりと座っていた自分。それはまるで、きらきらのヒヨコの脇で、輝きをゼロにして穏やかに座るおばあちゃんのようでもあったのですが。発表会の花形になることよりも、裏方に徹することを覚えた私のひとつの形だったのかもしれないというくらいのもっさりぶり。(笑)華やかであったかそうでなかったかと言われれば、花びら1枚の輝きも無いけれど、きっと仕事は頑張ったのね、と、ちょっと思ったりもしたわけです。そこに「発表会を仕切る先生たちのもうひと頑張り」が加算されるかどうかは、タイトなワンピースが担当してくれるもうひとつ別のお話だということにして、今は、この毎日がクリスマスな教室で、どこに向かうのかすら不明なピアノの練習でもすることにします。
2013年11月27日
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買ってきてしまってから怖いというのもなんですが、着るのが怖いんです。(笑)理想的なかわいらしさでもあります。ツィード調の生地にはうっすらと黒いラメも織り込まれ、伸縮性もあり、袖がないところも素敵。もちろん、カーディガンを羽織りますから、腕ももたつかず、くびれがボコボコしているのも隠せるだろうとは思うんです。…ただ、ファスナーが耐えてくれるか、それが心配。←そこかよ!(笑)順応性の高い私の体は、身につけている洋服が似合うように変化していくという特性があります。ただ、そこがなじむまでのタイムラグにファスナーが耐えられるかが心配。(笑)←しばらく後ろ、開けときゃいいか?痩せてから安心して着るという手もあるけれど、私の体はそういう風にはできていません。あくまでも「環境に順応する」タイプ。…ああ、怖い。(笑)店で試着したらいいじゃん、というのは、標準体型の方々の話で、私のような規格外は、基本、試着したら凹んで買わない。(笑)ついでに、今まではこの店で、この手のワンピースを見ていると、「そのデザイン、マジで細いけど、大丈夫?」と、顔面のど真ん中にパンチくれるやつが「これ、大丈夫、絶対に入るから!」…と言った。ああ、初めて言った。「入らなかったら困るじゃん」…と私も確かに言った。でも、「大丈夫、大丈夫」…といった。…そして、うっかり砂漠に忘れてきていたオンナゴコロにチャレンジャーの炎が。…確かに、今の私は、ここ数年の中では、多分、ちょっとだけ軽くなってる。この店の、このスタイルのワンピースに手が届くようになっているのは今だけ。今ならまだ、かわいいワンピースを着るための努力ができるかもしれない。(爆笑)…ということで、怯えながら買ってきて、教室にこもって試着。←それは試着とは言いません。だって、どう考えても、「入らなかったから返す」って言えないでしょ。(笑)言える人もいると思うけれど、私はダメなんですよ。(笑)で、入ったか入らなかったかと言えば、入った。ただ、ファスナーを自分で上げるってこんなに大変だったっけ?というような大騒動で、着たら脱げない脱いだら着れない。(笑)でも、今着ないと、永遠に着れない。(笑)ということで、これから数日は、この拘束衣みたいに厳しいワンピースで、レッスンですよ。あれ?先生、やる気満々で、立ちっぱなしでレッスンしてるけどどうして?と思った生徒にはこっそり教えるつもり。座ると苦しいからだよファスナーがな!!と。ああ、これで、しばらくおやつも寝酒も我慢だわい。サンタさんからのクリスマスプレゼントは、いつも手厳しい。…これが、楽園の法則のようです。(笑)
2013年11月26日
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生徒たちとの関係は、発表会という節目を越えて、少し愉快に変化しました。特に、今回、圧倒的な評価をさらっていった作曲家のおうちのぼっちゃんとの関係は、ひとつの修羅場を一緒に乗り越えた戦友のような感じになりました。…小さな男の子ですが、「先生」と「生徒」には、どうしてもなれなくて、そっちに行っちゃうのですけど、それはそれでおもしろいんです。彼があのステージの上を、戦場だと知った、そのことが大事です。(笑)もしかしたら、男らしく突っ張って、私を守ってくれているのかもしれないし。(笑)次はモーツァルトを弾こう、自由に弾ける指を作ろう、今まで弾いた曲を弾きなおしていつでも弾けるようにしておこう。全ての提案は、うれしそうに受け入れられ、子犬のように跳ねるようにして「弾きたい」「弾きたい」「どこから手をつければいいの?」なので、仕事は一気に楽になりました。(笑)発表会後、長い冬眠から覚めたかのような自分が、会場のスタインウェイをうまく操れなかったことに対して、どう弾いたらいいんだろうという試行錯誤を始めています。同じ曲をもっと精密にするために弾き続けることになるとは。昔弾いた曲を弾けるように音を取り直したり、その姿は、この少年と同じことをしているようにも思えます。気が向いたので、リストのラ・カンパネラの音を取り直し始めました。昔より楽で、昔より緻密に弾ければおもしろいから。「今、これを戻しているんだよ」と、少し弾き始めると、少年は、なんともいえない深みのある真顔で言いました。「頑張れよ」何度も何度も。「頑張れよ」と。その声の響きが耳に残り、その顔がまぶたに残ります。発表会前、双子の片割れの少年がやはり帰り際に私に言いました。「頑張れよ」と。年長の彼が、私の何を思ってそういうのかは、私にはわかりません。ただ、彼は、レッスンに来ると、私が仕事をするための鉛筆やら消しゴムやら付箋やらをひとつの箱に詰めたりして、「いい?これを使うんだよ」と、念を押します。それは私が「つかうもの」だと示したかったらしく、反対から書いてしまって「うかつ」と書かれたと思った私が「えー、私がうかつってこと?」とふくれると、ちょっと悲しそうにするのですが。後から考えると、不思議になります。僕がいないとき、これを使うんだよ、と、彼が念押しして置いていく仕事の道具。鉛筆やらクリップやらが雑多に詰め込まれたその箱には、もしかしたら、彼の愛がこもっているのかもしれない、とも思います。彼らの「頑張れよ」は、少年なりの愛情なのではないか、とすら思います。いつか彼らも大きくなるけれど、私は彼らの「頑張れよ」を忘れない。今、一緒にいる間は、こんな関係にもみくちゃにされるのも、悪くないなと思ったりします。週末の休みは甥っ子たちが遊びに来たので、おしゃべりしたりご飯を食べたりしました。彼のまなざしにも、やっぱり「頑張れよ」を見つけた私は、この数年の中で、もっとも穏やかな秋を過ごしているのかもしれません。
2013年11月24日
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水曜日に美容院に、「SOS!SOS!白髪が大変!」と電話したら、運良くその日に飛び込むことができました。わー助かる!という気持ちが強かったのと、美容師さんの話がとてもわかりやすくて、相槌が打ちやすかったせいか、とても楽しく時間が過ぎました。女の気持ちは、女だからこそ良くわかるようになってきた、という部分が私にもあるらしく、美容師さんが被害を被ってる女性の愚痴を言うと、私が完膚なきまでに言葉の上で叩きのめすことができます。(笑)男と女の溝と言うものはやはりあるようで、美容師さんが愚痴っているとラチがあかないのに、私が「こうだから、こうなるんだよ。ヤダねー。最悪。気持ち悪い」と言うと、それだけでスーッとしてくれるようでした。次の日のランチでは、ピアノの先生仲間と3人でおしゃべり。またもやワタクシの毒舌が冴え渡り、悩みすぎてご飯ものどを通らなくなっているようだった友人が「うわ・・・。今、脳内でスッキリつながった。胃が落ち着いた」と納得してくれました。まさかの毒舌様のご光臨というオチ!!(爆笑)苦悩の数年がそんな形で、報われる?とは思ってもいませんでした。だってだって、悪いことをする人の心理とか、手に取るようにわかるようになってしまったんですもの。(笑)悪い気持ちの発端が、どんなにあっけない理由で、それがどんな風に発展していくか、みたいなことが、こんなにわかるようになるなんて!!本当に、ビックリですよ。自分自身はまた、くだらないところにとらわれて、何も見えなくなるかもしれないけれど、これが見えるようになると、善意と悪意の取り違えみたいなものは激減するんでしょう。…なんだそれ。(苦笑)さてさて、教室のほうですが、活気があります。活気と言うか、「楽器」が踊っています。あちこちのおうちで、楽器への憧れの気持ちが咲き乱れ、ああでもない、こうでもない、と、家族で相談したり、展示会に行ったり。また一人、レベルの上がったかわいい女の子のところに、「いつでも思う存分弾けて、今までよりずっとレベルが高くて、でも、とっても賢い選択だった楽器」が舞い降りたようです。先週までその子が見せていた表情と、今週、その子が見せた表情が真逆になりました。楽器が変わるとき、いっぱいの大人の気持ちがかかわるので、一番の負担は案外、弾いている本人に向かっていたかもしれません。そして、その負の力の余波のようなものを私の脳みそも拾っていました。正直、発表会前後に私の脳みそがめちゃくちゃだったのは、この辺りのありとあらゆる混乱を拾い、分析できるものはして、直せるものは直して、みたいなことをやってたのも理由にあったのかもしれません。…この生徒のピアノに関して、円満にたどり着いた結論がよほど良かったらしく、小さな女の子は、もっと幼い子どものようにもなっていました。宝物が自分のおうちに来たんだ!というところだけでキラキラと輝くような。今、この子が伸びようとしているなら、と、楽器も新しくなった彼女に、さらに「ちょっと難しい楽譜に進もう」と提案しました。お金かかっちゃった直後に、新しいテキストなんて、と思ったけれど。(笑)下の妹たちもピアノを習いたくて控えてるんだから、みんなでテキストは使いまわし、と考えて!(笑)どう考えても、これじゃ、簡単すぎて、成長の足止めになる!と思ったんです。でも、それが実はドンピシャだったのか、帰り際の彼女が「早くおうちに帰って、新しいピアノで、弾いてみたい」と言いました。「この一言が聞けたから、ピアノ買ってよかった」お母さんが言いました。まるでおとぎばなしのように、サンタさんのいる教室は、毎日がクリスマスです。私はただただのんびりしてればいいようです。(笑)
2013年11月22日
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どうもこのごろ、生徒たちがかわいすぎて困っています。褒めるのもとても楽になったし、楽に褒められる生徒たちがグレた態度をとることも無く、淡々と楽園のような時間が過ぎていきます。ただ、その歩みは、一人一人の理解に沿っているので、昔の私なら床をドンドン蹴るような、強烈なストレスになるほどのゆっくりさでもあるのですが。…ワタクシもずいぶん歳をとりましたので。(爆笑)始めのところで、この丁寧なゆっくりな時間をとっておけば、後で必ず実を結ぶ。いくらでもここに時間をかけて、できたことに対して、たっぷり褒めればいい。そのツボがようやく見えてきたのかもしれないです。まだうまくそれができない相手もいるのですけれど、それは今後の課題として。…中でもとっときの甘えん坊さんの小学校1年生の女の子が、頬を寄せてくる光景がピアノの塗装に映りました。私の頬も柔らかく緩んでいました。その子と話しながら、ふと、「ああ、この子が大きくなった姿を見たい」と思いました。今ではたくさんの小さかった子どもたちが、大きくなっています。小さいときもかわいいけれど、小さい時を知っている子が大きくなったのは、これまた格別です。(笑)この甘えん坊の大きなお目目の女の子が、ちょっと生意気な美人さんに育つ頃、私はどんな風になっているかは謎ですが。小さなハンサムな男の子は、今日は私の手をそっと包むようにしてくれました。何度か続いたその無意識のしぐさに、なんだか、小さな女の子に戻ったようなドキドキがあったりして。(笑)今日という日の朝は、少しご機嫌ナナメで始まったはずの私。過ぎた日を落ち着いて思い返したら、下世話な感情のやりとりが、私のいないところで生じ、そのとばっちりの超特急にすごいやつを、なぜか私が一身に浴びることになっていたことに気づきました。いろんなことが、自分に悪く悪くめぐる時期と言うものもきっと誰にでもあるのでしょうけど、その中でもとっときの嫌なサイクルの発端に、私は不在だったことに気づいてしまったんです。いろいろありすぎて、私の責任もたくさんあって混乱してたけど、だからといってその下らないやり取りの負債を私一人が背負うなんて。…かかわる人が悪すぎて、かかわる時期が悪すぎた、と思うには、あまりに大切なものをたくさんそこで失くしました。失くしていないものもあるけれど。きっと、失くして良かったものだけ失くしたんだろうけれど。とにかく、一言で言うと、女の嫉妬って汚い!醜い!っていうところです。そんな日々を反芻していたけれど、私は、うちの生徒たち、それも女の子たちのかわいらしい優しいまじめさを、たっぷり楽しむ夕方になりました。心から女の子を褒めて、女の子たちがその褒め言葉で、さらにまじめにうれしそうに練習してくれる光景は、きったなーーーーい女の縄張り争いのとばっちりでボロボロになった私への、サンタさんからの早めのクリスマスプレゼントだと思うことにします。(笑)
2013年11月19日
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発表会前に、土曜レッスンだけでは足りず、木曜夜にも数回訪れた双子くんは、発表会後も「木曜だよ?木曜もピアノに行こうよ」と言ってたとかで、土曜に待ちきれずに訪れたときには次の発表会の曲のことで頭がいっぱいでした。(苦笑)30分レッスンを二人で分けて使っているので、別の曜日にも時々イレギュラーに来るようになったりしてもいいかもね、なんて話にもなりました。まだまだ小さいので寝ちゃった日はドタキャンとかもアリくらいののんびりさがいいと私は思います。小さいうちは集中時間も短いもの。それが徐々に枠におさまっていくのを私は待ちたいほうです。そのほうが結局、私も楽ですし。小さい子が眠い、体調が悪い、というような自然なことに逆らうのは、かかわる誰もが不自然になっていくこともあるように思えてならないからです。午後には、長い長い日々を一緒に過ごした姉妹のお母さんがお茶菓子を持ってたずねてくれて、それはしばらく休室という話だったにもかかわらず、なんだか愉快なお茶会になってしまいました。ここまで来ると、開き直り先生のワタクシ、ヤケクソ魂で地獄期を笑い話のように振り返ることも可能なようです。さすが、運命の計らいって気が利いているよね!なんて気分で、地獄の一等地の集合写真を年毎に紙芝居のように見せたりしながら大笑い。←恐ろしい恐ろしい。(笑)紙芝居の変遷を見ていると、とってもわかりやすい事実が!!(笑)人は、生まれも育ちも最後はあまり関係ないようで、生き様がそのまま写真に残るんですよ!古めかしい色味の集合写真が、ある意味、カラフルに変化しているその写真。毒舌の冴え渡るそのお母さんと一緒に見ると、安っぽいキャバクラみたいな色味に変化してます。(笑)このキャバクラって、お金払いに行くんだか、たくさんもらいたいほうなのか、なんか罰ゲームみたいな有様ですが?みたいな明らかな変化がそこにありました。その後に、今回の発表会の写真を見ると、あらまぁなんて綺麗でかわいらしいというか、すがすがしく美しいというか、賢そうな、というイメージが漂うばかり。(笑)楽しい紙芝居はその後も、私を長く知る生徒たちと楽しく見返され、みんな笑い転げていましたけれど、私もとりあえず、その場は笑えるし、楽しかったです。最後の生徒さんとは、発表会の感想としては、かつてより明らかにレベルの高い意見を交換していて、その方が、音大から持ってきてくださった「その道の目指すもの」になんとか沿おうとしている自分のジタバタがブレていない不思議さに、やっぱり守られてる守られてる、と安心したりもしました。その方も、課題を持っての曲選び。弾いて聞かせるときに、なぜか私の左目だけから静かに零れ落ちる涙のぬくもりは確かなものでした。…発表会後に、ようやく、少しだけうまくなるのも、いつもの私の流れで、聞き手がいてこそ作れる世界も、こういうときに確認できます。あの涙は、悲しいと言うより、美しくて自然に出ちゃう感じのやつだったということにしときましょうよ。ええそうしましょう。←そうじゃなくちゃやってられないこともあるんです。(笑)景色が美しいとき。それは、ある種、その逆の景色をザッと辿る時間でもあります。美しいってそういうこと。わかっちゃいるけど、おもしろくないのよプンプン!(笑)みたいな元気なノリで元気よく眠りました。音楽っておもしろいし、すごいとも思うし、確かに守られる力も大きくて、安心ですけど、毎度毎度、「すっばらしいわー」と感嘆するには、今のところ「え?」な境地にあるワタクシ。多分、今の「え?何それ?おかしくない?」というフツーの反応もこれまた、フツーを取り戻す大切な作業だと割り切りながら、「ええええー」と、自然に拗ねている自分をおもしろがったりしています。ほんとのほんとのところでは信頼して、安心して、委ねているからこそ、の、自分の気持ちを確かめながらのヤダヤダ後に、うっかり忘れていたことを思い出させてもらえて、「これかよー!…ったく、いつもみたいにちゃっちゃとスパッと思い出させることはできないわけ?」くらいの図々しい言い草で、思い出す過程に紛れ込まされて、思い出したことでホッとした自分が、そこに絡まる澱のようなものを忘れていくさまに、相変わらず、やっぱりすごいね!と世の中の美しさを確認したりしていました。
2013年11月17日
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若い頃は、自分の持っている楽器が重過ぎて、生徒たちに「楽器を持ったほうがいいよ」と薦められなかった自分がいました。ようやく、そういう時期を少し抜けたのか、「これほど音楽好きのご家庭に、良い楽器がないのは、もったいない」という感覚も持ち始めています。ただ「良い楽器」というのが、難しいものです。やはりそれは家族構成、住宅事情など、存分に弾くためには手かせ足かせとなるものもあります。そこまで思いを馳せていたら、何も言えない。そんな時期を過ぎて、いざ、そういう話ができるようになってくると、それはそれで、「これは私のエゴなの?」という気持ちや、罪悪感のようなものも生じてしまうのが残念です。そういう感情が生じても、事態は事実に沿って進めていくということは、ある程度はできるのですが、歳って取れば取るほど、昔見えなかったものが見えるようになることもあるわけです。ひとつの家族は一人の人生で出来ているわけじゃない。…初めてのピアノを買ったときのおじいちゃんおばあちゃんの気持ち。そのピアノと育った子どもが成人して、その子にまたピアノを習わせる気持ち。思いを馳せたら、キリがないところです。できればみんなが本当に「音楽がこのうちにあって良かったね!」って思って欲しいということそのものが野望なのかもしれないけれど、そこでドライになるにはまだまだ幼い私。音楽は「あって良かった!」というのも間違いないと思うのですが、私の歩いた音楽の道は、「あって良かった」と軽やかに言えるほど楽な道のりではなかったように思うからです。さまざまなジャンルの音楽、さまざまな演奏法、さまざまなタイプの仕事。…多分、「音楽家」を名乗る方々からしたら、間違いなく「底辺」と呼ぶような仕事もありました。調律師さんに依頼された仕事なのに、調律されていないピアノで、即興演奏とか。…んなアホな!!(爆笑)それを知るのは現場でです。パートナーだった人がその仕事で見せた歌唱力はご本人がおっしゃるレベルとはかけ離れていたこと。「歌が大好きなの!」というレベルが、「好きでいられるワケですね」というレベルだったと知ったときのショック。自分の歌唱力に疑問がなければ、大好きでいられます。歳もだいぶ上だったその方に失礼のないように歌いだしの練習をしたり、メロディラインを弾くことにしたりして、現場についたら、調律してなくて明らかに音がおかしいピアノ。…その仕事の後味は「ギャラは、私のほうが苦労したからたくさんもらうわね」と言われて終わりました。大人はみんな清く正しく美しいと信じていた頃の苦い思い出です。(苦笑)そんな日々を経て、いまだに、善意はこの世にあると信じてみたり、いや、そのまま放置すると大変なことになる、と思ったり、あえての一言を言ったら、切り捨てられるんじゃないの?と思ったりしながら、怯えながら、「これほどピアノが好きで、上達の様子がここまで明らかならば、もう少しいい楽器があってもいいはずです」と言うときの複雑な感情。私はまだ、音楽を信じているようで、いつになったら大人になれるんだろう、と、思ったりもします。…楽器のお話で大騒ぎだった午後の教室に、ひょっこり顔を出してくれた昔の生徒がいました。両耳の聴力に問題がある彼女とであったのは彼女が4歳のときでした。その子が聾学校の高等部に進学したから、教室の前を通るんだよ、また来れる時に来ます、と言ってくれたとき、やっぱり泣いてしまいました。普通の中学校で彼女が学年伴奏をしたときの苦労やら、手探りだった始めのころの自分のおろかさやら、いろんなものがスーッとよぎったからです。「泣かないでくださいよ!泣かないでくださいよ!!」とはっきりと言いながら去っていく彼女の姿がしばらく目に残って、その後も少し涙目で、しっかりものの生徒たちは「また先生の泣き虫が始まった」みたいにしてましたけどね。(苦笑)そこで確かにつながっていく音楽の成長の糸を確かめながら。最後の時間には、やっぱりの「クソババアちゃん」。(笑)一緒にコンサートに行ってから初めてのレッスンで、ゾッとするほど彼女のピアノが美しくなっていたことも、「今なら何時間でも弾ける」と言う言葉も、清塚さんのオリジナル曲の楽譜を弾いて「これいいね」と喜んでいたことも、「やっぱりグランドピアノいいな」とポツリと言ってたことも。景色はやっぱりいつも美しい教室です。
2013年11月15日
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たとえようもなく美しく本番で弾いていたはずの生徒たちですが、みんなわずかばかりのミスを胸に刻んでいるようでした。(苦笑)私としては「あんた…本番でそこまで弾けたら上出来だよ…。」と言いたいところですが、ダメなようです。(笑)だーれーかーに似てますね。(笑)ただ、その「誰か」と違うところは、落ちてないってところかな!(爆笑)いや、その「誰か」も大して落ちてませんけどね。だって、その直後、もっとすっさまじい時代の集合写真を見ちゃったんです。ギャギャギャーー!(笑)誰だよこの着飾ったアンパンマン。←ヤケクソ。(笑)他のかたがたがあまりに美しく着飾っているので、必死で着飾ってるんですけどね。…なんか、痛々しい。(笑)今回の集合写真は白鳥のような先生は、背筋を伸ばし、ウェストラインを美しく見せるようにボレロとドレスを合わせてましたが、お隣の誰かさんは、「もー勘弁してー」みたいな顔で、胸を張ることもなく、背筋を伸ばすこともなく、モサッと座ってましたよ。(笑)発表会が終わってクタクタです、になってましたよ。(笑)去年の方が、まだ美を追いかけてたな!(笑)ドレスの首周りにきらきらのビジューが施されていただけでも、かなり違います。(笑)今回は100%黒子モードですよ。(笑)タイツまで真っ黒。(笑)でも、もっともっと恐ろしい時代だったはずの必死なお洒落までもがとんちんかん期より、まるですっぴんのような顔に笑顔はなくとも、盛りすぎた必死なお洒落もなくとも、「どうしたらいいのかわからない感」は無かったことにしよう。(笑)「疲れてここまでが限界でした」って感じ。(笑)生徒たちの美しい写真は引き立つ引き立つ!でしたけどね。みんな本当に綺麗でかわいい!!キラキラしてましたわい。(笑)ああ、そしてこれでまた次回への課題が「衣装」の巻になってきた。…このサイクル、身に覚えがある。…可能ならば、その時代の記憶には触れずに行きたいところですが、数年分の加齢な変身がある以上、前回のサイクルより、厳しいような厳しくないような。やっぱりこぎれいに賢そうな大人の女らしいコスプレくらいはしないと、自己嫌悪で落ちちゃう落ちちゃう。←私の発表会の反省会は、結局のところこれらしい。(笑)…だって、生徒たちや楽器屋さんの私の演奏への感想が、「すごい」「速い」「かっこいい」「大きい」だったから、ちょっとずつ安心してきたんだもーーーーん。ということらしいです。(笑)
2013年11月13日
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発表会が終わった感がゼロの月曜日は、発表会に出ていなかった生徒のレッスンを見ながら、「あ、私、この子のために出来る限りのことをした部分もあるんだな」と思ったりしました。ドレミファまで覚えるのに1年かかった子でした。でも、今、一人でママがいない日にピアノを弾けるところまで練習できるようになったそうです。…もちろん、親御さんとの協力あってこそ、本人の努力あってこそ。…でも私もそこにいる。かかわれているんだ、なんつってね。(笑)…そんな美しい気持ちで月曜を終えて、火曜になりました。(苦笑)そう、火曜には、写真ができるってお話でした。…発表会のまさに2日前、急遽、お願い先を変更せざるを得なくなったので、私がいつもお願いする写真屋さんにお願いしましたよ。こんなにギリギリにお時間をすごく頂く仕事を無理にお願いしてすみません!ってどれほど言ったかわかりません。すごくそう思ったんです。…そして、出来上がった写真。嫌な予感がする。(笑)とても嫌な予感がして、見ることができない。(笑)…そして教室で見た瞬間。ギャーと叫んでそのまましまいましたよ!!(笑)顔が出てきた時点でね。(笑)何しろ、合同発表会の一番危うい部分ですが…。「美女と野獣の心の大喧嘩」みたいなことはあるんです。ええ。あるんです。野獣だってなんとか生き延びてるんです。(笑)まず、相手の先生の美しいピアノを弾く姿に惚れ惚れいたしましたよ。それはもう白鳥が弾いているみたいでしたよ。細い体。細い二の腕。美しい横顔です。その後、かわいらしい子どもたちの写真を選別し、最後の最後に野獣の出番ですよ!(笑)そこに仕掛けられた罠。ご親切にどアップの写真をどーも。(笑)そこまで予期していなかった私に、いきなり頭が何倍にもまーるく大きなどアップの写真では、ギャー!です。顔!顔!!顔ーーーーーーー!!!!!!!!封筒から写真を出す前に、どアップの自分の大嫌いな右斜めからのブスっぷりが突き刺さってまいりましたので、ご本人様の安静のため、写真屋さんには本当に申し訳ないのですが、この世から抹殺させていただきました。(笑)一瞬、ピアノ弾くのも、飯食うのも、もうやめっかな。…という、大層豪快なお気持ちが勃発いたしましたので、そこはそうできない以上、この件は無かったことにするより他にございません。…生き延びて当日本番に向かうだけでもヘトヘトだった私に、最強の罰ゲームを用意してくださるお天道様に…何か汚い言葉を吐くと大変なので、すごい顔になってます。…てか、こんなんなるんじゃ、撮らなきゃいいじゃん、とはつぶやきましたよ。ええ、つぶやきました。(笑)つぶやきたくなるほどのすごさでしたよ!!(笑)それでも撮るのがプロかもしれない。しかし、自分の写真を見る、という点においては、一人のオンナのワタクシは、実に女らしいやり方で、自分の黒歴史を抹殺しましたとさ。(笑)ただ、一瞬だけ、半目白目で、目視。その恐ろしく焼きついた姿のように「ならないように」背中に意識をほとんどとられた状態で、午後の練習をしながら、プンスカしてます。(笑)確かに衣装に手を抜いた。それどころじゃなかった。…それ相応の結果です。…でも、順番的に、自分が生き延びること、生徒たちが輝くこと、あたりでカツカツで、自分の見ためを後回しにしたのは、仕方なかったのです。…ああ、どうしてこの辺り、いつもそっとしておいてもらえないんだろう。(苦笑)
2013年11月12日
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いつものことなのですが、振り返ると、かすかな記憶しかないような部分と、深く思い出せば、その心象風景が歪むほど細部まで戻れるような微妙な時期です。会場での時間は、「スタインウェイと会場の関係」とか、「私自身とスタインウェイの距離」を確かめることから始まってしまいました。調律師さんがついていてくれたので、「この楽器は、なでるだけでいいらしい」というのが見えた頃、待ちかねた生徒たちのリハーサルが始まり、そこからは、もう、カオスでした。(笑)なでるだけでいい、という割には、速い速い曲ですし、まだ未完成。そこに恐怖を感じるほど若くはないけれど、いつものように、じっくりと歌い上げる曲にしておけばよかったのかな、とも思いました。スタインウェイに触れてから6時間ほどが経過した頃の自分の演奏では、逃げ場を用意しなかった前半の暗譜の場所は可能な限りに音楽に乗って弾き、逃げ場としての楽譜を用意した後半にはかすかなもつれがあり、危うさの中でそれを吹っ切っていく感覚と、はじめから良く決まることが多かった最後の部分が手の中にある感覚という、さまざまな経験をしました。そしてそこで、ペロリと自分の舌が笑顔とともに飛び出たのは、いまだにはっきりと覚えています。決め具合でいえば、生徒たちのほうがよほど決まっていたのです。(笑)音色の美しさも、ステージにゆったりといて、演奏を楽しむ感じも。…その背中を見ながらアナウンス席で、自分の指導した部分が全く見えず、彼らは曲と出会い、音楽に導かれてここまで来ただけなのだ、と思ってしまいました。練習量を私と比べたら、その少なさは多分、私が嫉妬をおぼえてもおかしくないほどの少なさなのです。日ごろの練習は毎日2回程度とか。(笑)そうしろと言っておいて、それで堂々と演奏する姿を見ると複雑と言うのも、愚かな話なのかもしれないのですが。(笑)正直、私の器なんて、そのくらいのものです。けれど、さまざまな方法を経て、私は多分初めて、ステージ上で理性を保ちながら、手の動きに任せて大きく歌いながら、すさまじい速さの曲を弾く、という状況にもありました。速いものになると、弾きこみ、あとは手のままに弾くのが限度でした。いつしか、記憶だけを使って弾くようになり、今、初めて、歌い方はその日のピアノと自分の状態に合わせ、手は、自分とはある種、分離したようでいて、分離していない不思議な距離で使うという状況になりました。6時間前のリハーサルではそれができるかなぁ・・・なんて心境でしたが。ステージに上がったときには、ドキドキすらしていませんでした。こればかりは、弾いてみなくちゃわからない、それが全てでした。お客さんの入った会場は、音を吸い込み、リハーサルのときに私が聴いたまぶしい光は音の中になく、同じ力で動く指がそこにありました。あれ以上、お客さんが少なかったら、会場の音はすごく大きかったはず、と調律師さんが言ったような気がしますが、私にはピアノあるいはピアニシモで弾いたくらいの感覚でもありました。メゾフォルテまで出したかどうか。また今日から、ポツポツ練習していく曲ではあります。きっといつまでたっても完成しないだろうし。耳の肥えた調律師さんが、「あの演奏はバツグン」と、心を込めて言ってくれたのは、大喧嘩した作曲家のおうちのぼっちゃんでした。出会ってから、彼が弾いた数曲のジャズ。クラシックに目覚めてはみたものの、練習のおもしろさを知るにはまだ早く。そこで、勃発した大戦争。(笑)そうでなくとも自信だったらいつでも無くせる私が、清塚信也さんのコンサートで「やっぱりあのとき、あの子にああいってよかったんだ!」と思って帰ってきたこと。最小限、ギリギリの表現付けの時期に教えたもの。…それがやっぱり「バツグン」におさめてくるのは彼のすごさでもあるのかもしれないけれど、彼だけのすごさじゃないのを、いつか彼がわかってくれるのでしょうか。「弾き始めたときに、これはいけるってわかったよ」「そんなことわかるの?」…という帰り際の言葉にイラッとした私の器。(笑)…もうひとつの悩みの種、発表会の衣装は夏と同じものにしていたけれど、羽織るカーディガンをいつもの頼みの綱の「魔女カーディガン」にしてました。出掛けに、魔女カーディガンの紐が神隠し!!ちょっと!!どうやったら無くなれるのよ!!ということで、急遽、サテン風のサッシュを腰に巻いたら、きちんとウエストをマークしないとならないし、ごまかせないし、まだ紐は見つからないし!!…どうしたら紐だけ消えるのかという大いなる謎だけに、頭を悩ませています。(笑)
2013年11月11日
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レッスンは長時間のはずでしたが、運のいいことにドタキャンが相次ぎ、私自身は本当にのんびりと一日を過ごすことができました。ここまでくれば、レッスンでできることはありません。あとは明日、みんなが無事に集まってくれて、楽しい時間を過ごしてくれて、良かったね!と帰ってくれれば何よりなのです。そのためには、私自身がリラックスすることも大切なことだと教わるような一日になりました。本番が近いのに、こんなに緊張していないように思う日も珍しく、とうとう何かを吹っ切ったかのように、私の中に浮かぶ感情がいつもと違うんです!!(爆笑)なんと恐ろしいことに、「ああ、幸せだ。ここまでの全ての日の出来事も全部忘れたくないくらいだ」と思ってました。あんなにネガティブなことばかり考えていたはずなのに、この変わり身…。(苦笑)良くないことも、良いことも、私の全てなのだとしたら、良いことだけ覚えていたいなんてなんだか違うような気がしてきたのです。悪く思える事だって、きっといつかはいいことになるかもしれないし、これだけたくさんの人に支えられたのなら、そのことも忘れたくない、と、突然に思いました。…いや、さすがにギャーとか言うこともあるのかもしれないのですけど、それはそれ。(笑)発表会前夜に、一瞬でもそういう心境に至れていることを思いながら、そんな自分を少しだけ笑いながら、それが照れ笑いのようなものであることを幸いに思っています。明日もこの延長だといいな、と思います。ちゃっちゃと眠ってしまって、体力温存。明日は今日よりいい気持ちで眠れることを祈って。それではおやすみなさーい!
2013年11月09日
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ここまで来ると仕事のほうは、「当日のあれこれ」のみに絞れてくるので、大変に気持ちが楽になってきています。当日のあれこれなどは、楽器屋さんのあれこれは、楽器屋さんにお任せしちゃおうよ!とか、写真屋さんのあれこれは、写真屋さんにおまかせしちゃおうよ!という風に、「ワテら、いっぱいいっぱいですからぁ」な、ところも持っていないと、当日がまわりません!!それでも、ご親切にも、大手の楽器屋さんから盛り花出るとのお話!!一緒に発表会をする先生がすでに毎年の手順で、決まったところに手配済み。そこらへんには、日ごろのお付き合いのあれこれも絡まっています。そこに私と楽器屋さんとの日ごろのあれこれと、楽器屋さん同士のあれこれが詰まったお花がお越しくださるとなると、これはある意味、出演者が一人増えるようなところもございます。←考えすぎです。(笑)おまけに、一緒に発表会をやる先生とは、付き合いが長い長い深い深いで、これまたお互いの得意と苦手が自分のことのようにわかるという状況で、お花さまのご来場により一波乱の予感!!(爆笑)…でしたが、人生と言うのは奥が深い。(笑)お互いにいい感じで、変異しておりまして。(笑)問題なさそう。(笑)後は、もしお花さまがお越しになったら当日考えればいいや、というところまで、仕事を絞り込んでしまいました。こうやっておいても、当日のやりくりに起こりえる出来事は、無限大まで何かあってもおかしくない!それが発表会というものでございます。…だって、出演者はみなさん、どこのご家庭にとっても、とびきり大切なお子様方。ご本人にとっても、未知数の経験ばかり。人生も、家族も、その大切さも無限大。…だとしたら、何が起こるかわかりゃしない!!という経験をそれこそ何十回重ねても、やっぱり何かある。…いつでも何かがある。←大変に苦みばしった私の顔をご想像ください。(笑)そんなわけで、ラスト週は私の気持ちは、「勝手知ったるいつもの本番への未知なる挑戦」と名づけるような気分になります。勝手知ったるところだけは、激務が加算されることを絞りまくる!!それはもはや、私自身のために!!!(爆笑)ところが、40過ぎたあたりから、当日になると、ニヤニヤしてるだけ、という奇妙な気質に変異した恐ろしいワタクシ。(笑)はたから見ているとそうでもないかもしれないのですが、結構ニヤニヤ気分のワタクシでもあります。それはもうまな板の鯉のようなものですが、そこでニヤニヤは少し違うじゃないでしょうか?と思うのですが、ニコニコをご期待されても、それはハードルがちーっとばかりお高いじゃございませんか。(笑)かといって、ヒヤヒヤしてたら、ヒヤヒヤだけで十分に冷凍可能です。まな板の鯉、包丁を跳ね返してしまうかもしれません。(爆笑)包丁が粉々になってしまうかもしれません。(爆笑)←ヤケクソです。そうでなくともワタクシ、先日の超ド級世界レベルの超絶技巧コンサートの余韻で、少々、脳内がお花畑。←そっちですか!!クソババアちゃん、いつもの通りの、強烈な修行をベストタイミングでありがとう!!…ということにして。(笑)どう間違ったのか、あんなすばらしすぎる演奏から得たものを、どう反映するか、という風にまで脳みそが走る。←そっちですか!!←というか、そっちに走ってないのを走らされてませんか?tea*先生、お忘れでらっしゃいますか!!ホクト文化ホールの正式名称は、ホクト文化センターではございませんよ。日本文化センターのメロディで脳に刻印された言葉が当日の講評で勝手に躍り出たことをお忘れですか。いえ。忘れてません。忘れてないどころか、当日のワタクシのもっとも大きな課題はそこを間違えないように頑張りましょう!!くらいにまで絞られています。(笑)あとはなんとかなりそうということにしてしまいましょう。(笑)ホクト文化ホール。ホクト文化ホール。ホクト文化ホール。…もしも万が一、ブツブツと「ホクト文化ホール」とつぶやく人を見かけたら、そっとしておいてあげてください。(笑)
2013年11月07日
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どうなることやらとハラハラしてましたが、実際に当日が来るととにかくシャーシャーとしていることも得意になりつつあるワタクシらしく、コンサートを堪能して、「かっこよかったー!!大満足!!」と、キャピキャピしてホールを後にするということになりました。何しろ、前回のクソババアちゃんとのお出かけが、どつぼにはまってどっぴんシャン♪でしたので、ハラハラくらいは許してよ、な状態で当日までサバイバルを重ねました。ピアノソロのコンサートなんて、そうでなくても、雑念地獄になるかと思いきや、世界レベルの超絶技巧と言うものは気が楽でした。こんなにうまけりゃ気持ちがいいだけ!!即興やらオリジナルやらジャズやらクラシックやらが、世界レベルの超絶技巧で聴けるうえに、オマケにイケメン!!おしゃべりもかなり挟まるのですが、やや渋すぎる辛口な発言もあって、笑っていいのやら笑っていけないのやら、そのあたりは微妙な顔をしているしかありませんでしたが。(笑)ただ、席が前から3列目のど真ん中!!この距離で爆音を聴くのは正直、初めてのことで、このごろ、絶好調!と呼ぶにはまだまだ危うい自分の耳のことを思って、そういう意味での心配はありました。もっと遠くで聴いたほうが耳には優しいんじゃないかとか。ピアノの下から出てくる生音がどうこちらの耳に届くか、それは始まってみないとわからないし、長時間耐えられるか、という不安は正直ありました。…でも、そこは恐ろしいことに、大丈夫!だったんですけどね。どう恐ろしいかはあまりにマニアックな解釈がはさまるので割愛しときます。(苦笑)コンサートというものは、若かりし頃に弾く側としてとんちんかんな挑戦を続けたものでもあるので、そちらの思い出とのすり合わせも恐ろしかった部分がありました。「あー。バカだったんだな」と思うのは簡単で、それを「バカだった」で終わらせずに、何か良かったものに繋ぐ努力をするのは、普通のことだと思うのですが、バカだったが、バカでかいだけに、そちらに飲み込まれる期間も長かったわけです。飲み込まれたらダメ。でも、無視するには重い出来事が絡まっている以上、私が保つべきは自分の気持ちだけでした。…演出はとても凝っており、いきなり真っ暗から始まりました。スポットすら当たらない真っ暗闇からベートーヴェンの月光の1楽章が始まるまでのその真っ暗闇自分が本番前の自分の記憶と、世界的猛者の本番前とを重ねたくなってしまうことになるとは…計算外でした。(笑)いや、むしろ、そんなもの重ねなくなったつもりになって何年でしょうか。重なるわきゃないし!と笑い飛ばせるくらいになって何年でしょうか。…ところが恐ろしいことに、図々しいことに、「本番前、緊張してるのかな」と思っちゃったわけです。ワー!何考えてんの!あたし!!ギャー!と行くかと思いきや、そこに訪れたのは本当に数滴の涙でした。ピアノが鳴る前に泣き出しそうになって、本番前に握ったハンカチが役に立ったのは、弾き始めたあとだったか、先だったか、もはや少し曖昧になっていますが、そこに訪れた静かな涙は号泣ではなかったのが幸いでした。鉄壁の技能で育まれたクラシック。途中から、難曲中の何曲を弾いた後、うっすらと音色が変わり、「これが弦を鳴らして暖めて」と本番前に調律師さんが言うことか、と思ったりもしましたが、他の感想は「すごーい!かっこいい!!」ばかりでした。(笑)サービスでプログラムになかった「子犬のワルツ」それも、ちょっとアレンジの入ったものが挟まったときには、先日、自分が生徒に怒ってしまったことを肯定されたような安堵感がありました。本番の恐ろしさを知らない男の子に、「本番を甘く見てると痛い目にあうよ」と言った後、「お前もな!!」とまっすぐ指を指されて言われ、そのときは、「確かに、私も本番前、もう、壊れるのが恐ろしくて安全策をとってる」と、自覚していたため反応できずにいましたが、「こういう風に強さをこめて弾いてみて」と言ったときに、スッと勝手に手がさらに低い音をアレンジして足してしまったときに「あ!間違えた!」とあざけるように言われて、「これを間違いと呼ぶな!!」と、壮絶に腹が立ってしまったことがありました。恐怖を知らない子どもに、うまく物事の恐ろしさを伝えられないもどかしさは、誰でもあるでしょうが、私も、そのときばかりは怒らざるを得なかったこと。もちろん、その後の彼との関係はさらに良好になったこと。でも、もっとうまく教えられなかったかと悔やむことを、「良かったんだよ。あれはいいんだ」と言われたように思う瞬間がなくては、私も何もできなくなってしまう。それはもしかしたら、私が勝手に自分を守っているだけの傲慢さなのかもしれないけれど、感情が無い人間にはなれない苦悩も、何かにすがって自分を守ってしまう甘さも、私にはどうしても両方必要だと思うことがあります。後半のプログラムはオリジナルものがたくさんありました。1曲目のオリジナル曲の美しさは前半とは違う感動で胸に迫ってきました。胸が曲の美しさで痛むなんて、幸せなことなのかもしれません。シンプルにそんな風に音楽を聴けるとは、という気持ちと、胸の痛みで、徐々に心がほどけていき、涙がまた零れ落ちました。最後のほうは、即興だと言う恐ろしい技能のガーシュイン・メドレー。あまりのすごさにジャズで味わった苦悩も表面化しないほど。それはもうそのときは、「これだけうまい演奏って気持ちいい!!」が全てでした。アンコールはゲーム曲なんかもあったり、恐ろしくハードな難曲もあったし、アンコールだけでもすさまじいわけです。3時間近い演奏。でもたったの3500円のチケット。ホールの使用料やら、なにやかやとかかってしまうお金のことや、演奏者の重ねた苦労やらを思うと、タダ働きに見えてしまうほどの値段にも思えました。こんなにコンサートが安心して楽しめたのは、かわいいかわいいクソババアちゃんに数週間ぶりに会ったら、もっともっとかわいく優しくなっていたことも大きいと思います。この子と一緒なら何も怖くない、と思える安心感と、この子の前では優しく楽しくありたいという自分が、いつもよりもバランスよく保てていました。悩んだ割りにあっけなく見つかった新しい服は、「飲み屋のママではない」とは言われましたが、個性的であるのは否めなかったようです。「タオル巻いて、じゅうたんとかクッションの布巻いてきたみたい」と言われたのは、カシュクール状の黒いニットとゴブラン織り風のミニスカートでした。いつものように混乱することもなく、「それじゃ、まるでおうちかお部屋が歩いてきたみたいじゃない」と笑える余裕もありました。いつもより低くしたヒールでも「カツカツ歩きがハイヒール歩き」とかって言ってましたけど、もうそれはいつもの二人のじゃれあいという程度でしょう。せっかくだから、初めてのおいしそうなお店に入ろうね、と、ピザが素敵においしい雰囲気のいいお店に入って、ピザの炭で口を真っ黒にするクソババアちゃんと楽しく食べながら、「お姉さんになったね」とふと思いついて言いました。久しぶりに会ったら、すごくネガティブなことも言うようになってて、自己批判が強いかな、と思って心配したのは車の中で二人でこっそり話してありました。「そんなに全部自分を責めちゃダメ。あんたがそういう風にすると良くない」と言うと、とてつもなく素直に「そう。ちょっとそうなってる。」と嬉しそうに言いましたが。お店では、気遣いとかがその分、お姉さんになったように見えたのです。だからそういったら、喜ぶ喜ぶ。「お姉さんになった?」って。こんな調子じゃ、彼女といることの楽しさは、安堵にしかつながりません。ちょっと時間があるし、トイレも行っとこうね、と本屋に入ると、本を抱えて嬉しそうな顔。「本くらいおばちゃんが買ってあげようか」と、「あたしたち、人からどんな風に見えるかな。」ばかりを気にする彼女に「おばちゃんと親戚の子でいいじゃん」と言ってあったので、わざとそんな風に言うと、遠慮して「お小遣いで買うの」と言いました。お小遣いで本を買う。その考えの美しさにおばちゃんは、お邪魔をすることをやめました。私なんて、本屋にすら近寄らなくなったのに。彼女はこれからこうやって美しく育っていく。それがシンプルに嬉しかったです。会場ではこれまた偶然に、「お友達の発表会を聴きにきた」という生徒の家族に会いました。パパが「先生のお子さん?」と尋ねました。背丈の違わないほどの彼女をそういわれたとき、とっさに考える暇もなく、「ええ!!そうなんです!!」ととっても誇らしげに嬉しそうに言ってしまいました。まぁ、そう見えないのも承知のうえで。冗談交じりでもあったと思うのですが。「だとしたら若く見えるでしょう?」なんて言いながら。コンサートのその日は、こんな風に過ぎました。少し危うい時間は挟まりましたが、それすらも微笑みながら通り過ぎました。
2013年11月04日
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リアルハロウィンが終わったはずなのに、土曜の最終レッスンでは「魔女?」と大人の生徒さんに呼ばれました。(笑)転調がうまくできないでいる様子を見せてもらって、「シに♭をつける意識が薄いままでいるからかも。そこまでは♯系だからその影響がこんな展開だと拭い切れなくて、シに♭をつけようとできていないみたい」と意識の薄いところを指摘したら、めきめきと直っていきました。ただ、無理やりはめ込んでいたパズルのように他の部分にかかっていた無理がほどけて、他の箇所が少し乱れました。それは当日までの練習でカバーできるかできないか、そういうものであって、努力不足でこんな風になっています、と、どう転んでももういえなくなっている私。それでも、自分で練習したときとはちがって、めきめきうまくなる様子に目を輝かせる生徒さん。少し前まではそんなことが自分の手柄のようにうれしかったこともあったけど、今はどちらかというと「それも、私が言ってるというより、たまたま言わせてもらえているだけのこと」みたいな静か過ぎる気持ちになっていました。「こんなピアノ教室ないですよ。全ては、練習しておいて、と生徒に渡されるものだから」と、喜びを自覚させようと言ってくれるのですが、土曜の夜ともなると、「ああ、うまく言えたか。よかったな」くらいにテンションが落ち着いています。「先生、魔女みたい?」と茶目っ気たっぷりに言われ、「手品師?」などとも言われ、「魔女」の言葉くらいでは、勢いを取り戻して笑い出しましたが。(笑)そうね、だったら、この間、お行儀よく横断歩道を渡っていたカラスを見かけたのも納得!みたいな思い出とともに、自分の魔女っぷりを認めることができました。(笑)この魔女、木曜に買い込んだIラインになるというニットのワンピースがお気に入りで、金曜日、土曜日とそれを着ていて一人で喜んでました。グフフフと笑いながら「腹肉がって言うんでしょ」と、自覚していただけあって、IラインはIラインですが、ドコモのiモードのようにドンドンドンと3段階に餅が積み重なったようなIラインになってるのがおかしくて仕方が無いのです。ボッキュボンではなく、ボッボッボン。それなのに喜ぶのはどうなのよ?ですが、コスプレとしての利便性の高さもお気に入り。昭和の教育ママでも着ていそうなこのワンピースを着て、「これ着てると、校長先生のところに行って、うーちの息子ちゃんの成績が下がったんざーますから、担任の先生を呼んでいただけます?って言いそうじゃない?」と大人の生徒に見せたりすると大うけなんですよ。もちろんエアメガネを気取ってかけなおしながら、エアハンドバッグを振り回し、最後にはエア札束をエア校長先生の前にダーっと広げます。…あ、今思い出した。札束に縁が無いから、エア札束を広げるしぐさはトランプ広げる手品師と同じしぐさになってた!!(笑)やっぱり手品師だったか!!他の生徒の前でやるときは気をつけよう!(笑)魔女ワンピースの力は絶大で、ボッボッボンでも、顔周りがいつものように私の笑顔を誘います。着ている時の笑顔は、グフフフも時々入っているけれど、かわいらしい生徒たちの姿を見つめるとき、とても優しく微笑んでいる気もします。
2013年11月03日
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いつの間にか木曜レッスンのカラーが極彩色になっており、それはもう毎週大騒ぎもいいところでした。ジャズあり、クラシックあり、というだけのことなのですが、広く浅くでなく、狭く深くというかなんというか。未熟な私の脳みそは、毎週のようにジェットコースターで振り回されておりましたが、発表会が近くなってくるとこういう恐ろしい日もある意味、落ち着いてきます。…生徒様ご一行様の皆々様が、「発表会がもうすぐだ!」とヒヤヒヤしてくるのかなんなのか知りませんが、「その日の綱渡り」に向けて、整列してくれるんですよ。そうなってくると、「右向いて」といえば、誰もが右を向く。そんな感じで、私の仕事が楽になります。発表会の怖さを知る側と知らない側の温度差の問題でしょうか、よくわからないし、考えるほどの脳みそも持ち合わせていないのが幸いです。最終時間のクソババアちゃんがテスト勉強か何かで結構休んでるので、この時間が出演者たちの争奪戦になります。ハロウィンの当日は、イレギュラーに、双子のぼっちゃんたち、ということで、わたくしは、「リアルハロウィンだな」と、朝から腹をくくっておりました。腹をくくりついでに、ようやくゴタゴタブツブツ一人で悩んでいた、「新作お洋服の買出し」にも出かけ、それものんびり任務遂行。日曜日のコンサートに着るか着ないか着こなせるかは別として、努力はした…という事実だけ欲しかったわけです。去年の秋に初めてその店に行ってから、今思うと、「なぜ飛び込めた?」と謎でしかないその若い子向けの店の洋服は、他の店には絶対にない「顔周りを綺麗に見せる」襟ぐりがあるし、どんなご面相してたって、「女は顔が命」である以上、徐々に他の店の服じゃ着る気もなくなるという事態。ハロウィンだからオバケくらい出たっていいでしょ、と久しぶりに飛び込めば、いつもどおりの奇妙な空気。ここでははじめから「扱いにくい面倒なおばさん」として振舞うことに疑問を感じないでいられるわけです。ハロウィンだけに、さらに厄介に出来上がっているワタクシは、明らかに腹肉が自己主張しそうな花柄のニットのワンピースやカシュクール状になった超ミニワンピースを、カーディガンとともに着用、とか、パンツ履く、と、脳内でアレンジを計算しながら選ぶことに没頭できました。腹肉ワンピースに至っては、グフフフと自覚しないうちに笑いがこみ上げました。「その笑い方、ちょっとまずいですよ」と、明らかに言葉を選んで言われましたが、腹肉気になると、涙目になる自分より、「どうせ、腹肉がどうのこうのって思ってんでしょ」とグフフフ言いながら選ぶ自分の方が、見た目どうこうより生きるのが楽ですわ。発表会前に、外見も中身もちゃんとしてられるわけないじゃん!という気分もありますしね。自力でどうにもできないことってのは、あるのよ。この謎のグフフフ笑いは、朝からの恐ろしい症状。うっかり自分の免許証の写真を見てしまって、その前代未聞の不細工っぷりに笑いが止まらなくなってたんです。その延長にまだいるだけ。ほっといて、と思いました。だいたい、人のことに文句つけるより、顔見るなり、断りも無く、私の二の腕、それも利き腕右の二の腕をプルプルと震わせてきたお前が言うな。そんなことされてもギャーとも思わない自分も自分だけど。文句言うのも気が付かなかったというか。それでも、恐るべきドンピシャ具合の2着のニットを選ぶことができました。腹が立つほど使えるだろうこの2着で「冬を乗り切る」というつもりが、口は勝手に「夏を・・・」と言いかける。…そこ、逆ですから。そして多分、この気楽さなら、冬になる前に、まだ買う気にもなるだろう、と思いながら、教室に戻りました。私が知らなかった世界があって、そこは女の生き地獄と名づけたい場所でした。いつまでも女でいたいと願う女心そのものが恐ろしい。私はそれですっかり女を捨てたくなってしまったのですが、今捨てたら、捨ててから長いの。女を捨てて女で生きるなんて恐ろしいこと、仕事柄できない場所に立つ事もできない。仕事するならそれらしい服着るか、と、久しぶりの覚悟の日でもあったわけです。その後、ピアノを弾いてみると、自分でも気づくことがありました。去年くらいからかなぁ、生徒たちに「色っぽい!!」と言われても、自分ではさっぱりわからなかったけれど、ほんと、色っぽいわけですよ。大丈夫???と言いたくなるほど色っぽく弾ける。もちろん、そこはコントロールするけれど、色っぽさがここまで出せるとは知らなかったし。そんな気分でレッスンを始めてみたら、次から次へとすさまじい展開。持ってる知識をフル稼働しても足りない。いや、足りるんだけど、あっちからこっちからかき集めるのが大変。「学校でもらった」とA列車で行こうなんていう楽譜まで躍り出てくるわけです。知ってることは教えたくなる。そんな生徒相手なら、ギャ-スカ言わずにリズムのバッキングを鳴らしたり大忙しでした。それでもうまくいかなきゃ弾くしかない。クラシックを弾いたその手で、ジャズを弾く。そのことの恐ろしさ、難しさを忘れて、ただ弾くことしかできないわけです。微笑みながら、「ほぼ初見で弾く私より、練習を重ねた生徒たちのほうがうまいけどね」と言いながら、付き添いのおばあちゃんを見ると、「先生のピアノは違う」と、胸をおさえておりました。「グッとここにくる」と、強く強く自分の胸を抑えながら感無量みたいな顔。えー、そうでもないし、と思うのも、自分の本音。双子は予想通り、ハロウィン仕様(←通常運転だという噂もある)で、「お菓子くれなきゃ食べちゃうぞ」だの「とりくえとりー」にしか聞こえない「トリックオアトリート」だの言ってましたが、「食べたら腹壊すぞ」と返しながら、「ドラえもんのリズムがとんでもないことになってます」と指摘。…ドラえもん、壊れてるよ。おうちでママが手拍子打つしかないから、と手拍子の打ち方をママに指示してると、ママがすごい追い詰められた顔して「レッスンにもっと来なくちゃ発表会が怖い」と言い出すわけです。なんなら毎日教室に来たい。それはもはや「ママのために」だと言う有様で、やんややんやとハロウィンの夜が更けて行きました。色気が過剰になりやすいデザインの洋服屋さんで、色気のコントロールを考えたり、レッスンで「楽しさ」という秘密兵器に直結するビートを指導しながら、色気だビートだと、気が付けば、えらく本能的な太古の力を感じるとき。人が生き物であるために追求するべきものは、いったいなんだろうね、と、魔女たちに尋ねたくなりました。(笑)全てが終わって明けた次の朝。発表会会場の近くで見かけたカラスはお行儀よく横断歩道を渡ってました。ちゃんと車を待ってたし、最後まで横断歩道を渡ってましたよ。…おもしろがっちゃえば、相当おもしろい毎日です。グフフフってね。(笑)
2013年11月01日
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