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2011.05.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
父の病名が判明した。

10日ほど前から大磯に戻ってきていた父(正確には、義父)は、同居する弟に黄疸の症状があることをみとめられ、実家のある岡山に戻るやいなや近くの町医者に行ったそうだ。そこで、もっと大きな病院で診てもらうことを勧められ、津山の病院に入院している。20日の金曜に検査手術を受け、結果がようやくわかった。それも最悪の結果・・・ 末期の胆嚢(たんのう)癌。

胆嚢癌というのは、もっとも発見されにくく、また全癌患者のうちわずか1.5%ほどでしかないのだという。発見方法は超音波検査によってのみ発見されるとのことで、通常はよほどラッキーでない限り、早い段階で発見されることはないそうだ。父の場合は特に、家族から遠く離れた岡山で一人暮らしをしているため、周りの人間によって異常をみとめられることもなく、今日まで来てしまったのだろう。

余命は半年~1年。

父は今年で77歳になる。ということは、私たちは昨年の彼の誕生日を、数えで喜寿を迎えることにも気づかず、ちゃんとお祝いすらしてあげなかったことになるのだろうか。

父とはもちろん、結婚をするまで一切知らない間柄だった。それがなぜか初めて会った時からとても親近感が感じられ、長男の嫁ということもあったのだろう、私のことをとてもかわいがってくれた。山登りが大好きで、頑強でおおらかで、それでいて緻密。日々の出来事を事細かに、びっしりと日記につける習慣を持ち、古希のお祝いに私とキナバル山に登った時など、時々立ち止まっては、何時何分にどこに到着、何時何分に昼食を摂る、などと時々メモっては、あとで細かく日記に記していた。そしてまた、とても良い字を書く。速記でこんな字が書けたらどんなにか良いだろう、と何度も感心させられたくらい、とてもあたたかい字を書く。字は体を表すとはよく言ったもので、この字に彼の人となりがそのまま表されているかのような、とてもおおらかで思いやりのある字を書くのだ。

父は、月曜に再度、黄疸を取り除く手術を受けるそうだ。その彼に、癌を告知することがはたして良いことなのか、私にはわからない。ただ1つ言えることは、少なくとも私たち家族は、最後まであきらめず、彼が少しでも長く生きられ、元の生き生きとした生活を送ってくれるようになることを、全力で応援するしかない。

末期癌を宣告されても、医者が驚くほど長く生きた例はいくらでもある。
あきらめずに、最善の方法を模索していきたい。





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Last updated  2011.05.22 10:02:12
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