ユリス・コランブラン・ド・ブラン【レ・ピエリエール"】 | サッカー好き(現役プレイヤー)が紹介するお薦めワイン情報。売っているお店とテイスティングノート付き。

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2017.05.14

ユリス・コラン　ブラン・ド・ブラン【レ・ピエリエール"】

テーマ：今日のワイン(6040)

カテゴリ：ワイン･テイスティング

本日のワイン(シャンパーニュ)は、 コラン続き でこれ ⇒ ユリス・コランのブラン・ド・ブラン『レ・ピエリエール』。
造り手のオリヴィエ・コラン氏は、アヴィーズのジャック・セロス(アンセルム・セロス氏)の弟子との触れ込みでショップからのお薦めも多く、一度飲んでみたかったので購入しました。

さて、期待どおりの結果だったのでしょうか ...

“Les Ｐierrieres” Ｂlanc de Ｂlancs Extra Brut (2012)

【Ulysse Collin の紹介】
コラン家はコンジィ村で約200年前からブドウを栽培。曽祖父のジョルジュ・コランが1930年にシャンパーニュの販売を始め、それを受け継いだ祖父のルネ・コランが50年間ビジネスを拡大。オリヴィエ・コランの父は1987年から2003年までネゴシアン（ヴランケン社）とパートナーシップを組んでいたが、 オリヴィエの代になった2003年に全ての畑を取り戻し(一部は2～3前から徐々に)、2005年に圧搾機やカーヴなどの醸造設備を新たに導入 。
メゾン名のユリス・コランはご先祖様の1人にちなんで名付けられた。

【本シャンパーニュの情報】

畑名：Les Pierrières
　　土壌　　　：粘土と泥土の下にシャンパーニュの柔らかいクレイエール。シレックスとオニキスが混じっているのが特徴
　　畑の向き　：東向き
　　栽培面積　：1.3110ha
　　仕立て方法：シャブリ
（右側上段に続く）

（左側からの続き）
植樹年：1961年から2001年にかけて
　　植樹密度：8400本/h
　　収穫量　：63～80hl/ha
　　年間生産ボトル本数：12200本前後
　　デゴルジュマン　　：　2016/2/18
　　名前の由来：土中に混じるシレックスに由来 Pierrière→Pierre→石の意
　　　(ということはペリエール[Perrieres]よりこちらの方が本来の言い方？)

【簡単なテイスティング･コメント】

・色はチョット濃い目の 綺麗なゴールデンイエロー 。泡は 肌理細かく勢い を感じます。グラス3～4杯目まで勢いがあり、肌理細かさも維持しています。

・香りは、ブリオッシュと言うより プリンやクレームドブリュレのカラメルを焼いた 部分のような香り。
香りの複雑性や芳ばしさ は、ワリス・ユベールのエキノックスやフィリポナには劣るものの、この前恵比寿Partyで飲んだ シャルルエドシック と同程度かと。

・味わいは、色同様に コクと旨味 があり、 ミネラルも豊富 そうで美味しい。最初、酸は弱めかと思ったが、温度を下げガスがある状態では、かなり酸を感じます。最初酸が弱いと感じたことと豊富なコクから、 ドサージュが多い と思ったら、某サイトの説明には 「ゼロまたは僅か」 と書いてあります。

・ 料理との相性 では、天麩羅の山芋ベーコン巻とは流石の相性ですが、枝豆コーンつまみ揚げとはイマイチ合わず、塩を多めに付けると合ってくる(ミネラル豊富だからかもしれない)。牡蠣のクリーム煮とは鉄板で、鴨鍋の鴨や牛蒡とも合います。コクがあるからだと思いますが、 広く合うシャンパーニュ かと。(何故鴨鍋かと言うと、今回は書いてませんが、うちの奥さんの誕生日記念と言うことで、一緒にブリューノ・クレールのクロドベーズ2003を開けたから。未だ早かったか閉じていました。)

・このシャンパーニュは、香りもまずまずではありますが 香りより味が売り の気がしますね。
　やはり、セロス直伝の旨味満載のシャンパーニュと思われます。
　ところで、モダンなエチケットは、色合いとかフォントの組合せ等センスの良さを感じます。単に私の好みに合ってるというだけかもしれませんが。

購入元はこちら　⇒ ＝割田屋＝『レ・ピエリエール』ブラン・ド・ブラン・エクストラ・ブリュット[ＮＶ 2012]ユリス・コラン。　未だ大分残っています。

【買えるショップの紹介】

　ワイン＆リカーズROCKS OFF ⇒　シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン・エクストラ・ブリュットレ・ピエリエール 2011

　　　タカムラ　⇒　エクストラ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・レ・ピエリエール（2011）

　　ヴェリタス ⇒　レピエリエールブランドブランエクストラブリュット 750ml 箱なし並行品

　　　　割田屋　⇒　『レ・ピエリエール』ブラン・ド・ブラン・エクストラ・ブリュット[ＮＶ 2012]

ブラン・ド・ブランでこれだけのコクと旨味があるので、今度はもっと高価(?)なブラン・ド・ノワールを飲んでみたくなりました。尤も、私のシャンパーニュの好みはブラン・ド・ブランであることが最近分かったのですが。
それにしても、この『レ・ピエリエール』はショップによって価格がまちまちです。これは、元売り側やインポータが全然規制をかけていないからなのか、人気があって並行輸入品が多く出回っているということなのか？品質が良ければ問題ないですが、チョット気になります。

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