褐色の岩肌を滑り落ちる滝がある。ハイキングマップで記されている「 玉簾滝 」だ。滝の情景が「玉すだれ」のように美しく見えるから・・。但し、水量・季節・時間帯で、さらに優美に見えるという。全国に玉簾滝は数多くあるが、霧降の玉簾滝のこと。
マックラ滝から 霧降川 を 500 m下ると玉簾滝に到る。観瀑台も設置されており、ハイキングコースの目玉のようだ。落差 6 m×幅 20 m程の可愛く、優美な滝だ。滝上部は肌色の川床が広がっている。子どもの水遊び場になりそうな一画。
一般に「玉すだれ」とは、「 南京玉すだれ 」を云う。 30 cm程の竹製の小型すだれを踊りに合わせて、釣り竿、橋、しだれ柳をつくる芸人の道具。関東の玉すだれは 33 cm× 56 本、関西は 29 cm× 44 本 だという。暑い夏、我が家に立て掛けるのは、ヨシズである。ヨシズの滝は何処かにあるのかなあ・・。
玉すだれで、ヒルはヒトを待つ。何故か玉簾滝付近に蛭が多い。話しに聞いていたが、いつの間にか衣服に蛭がへばり着いていた。 長袖の服装 と帽子を身に着け、首元に注意して歩こう。やはり活動が弱まる晩秋の滝巡りが良いようだ。但し、血の気が多い人は、少し吸血してもらうと良い・・。
写真 -1 「玉すだれ」の如し情景。霧降の滝の上流 800 m地点。
写真 -2 褐色・肌色の岩盤を滑り落ちる水簾。
写真 -3 霧降川・玉簾滝の正面。
写真 -4 滝頂部川床の様子。
写真 -5 関東風南京玉すだれ。
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