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4月当初から本社でやっていた新人研修が終わり、我々の支社にも2名の新人がやって来た。1名は営業で、例の野獣のMさんの部に。そしてもう1名がワタシの部に来ることになった。現在のわが部のメンバーは、ワタシ以外全員が転職組の中途採用社員であり、うちの部に新入社員が配属されるのはワタシのケース以来、実に17年ぶりのことである。そもそも、うちの部のように経験と実績の蓄積がモノをいう、いわば技能職のような部署に新入社員を入れてイチから育てるというのはかなり効率が悪く、中途採用で即戦力を投入した方がよっぽど手っ取り早いのである。そういう意味では、ワタシが社会人になった時期はちょうどバブルの真っ只中だったので、会社としてもかなり余裕があったのだろう。それがまあどういうことか、突然の新人配属である。しかも、配属が決定したのが金曜日で、週明けの月曜日にはもう本人が来るという。はっきり言って、こちらとしては何の受け入れ準備もしていない。当の本人も当惑しているだろうが、こちらだって都合がある。そんな急に来るって言われてもアナタ困りますこまります、なんて囲われマンションの愛人のようにクネクネしているうちに月曜日になってしまった。月曜の朝、いつもより少し早めに出社すると、さっそくカチカチのスーツを着た今どきの若者風が2名座っていた。2名のうち、顔はやや童顔だがひょろりと長身でヌーボーとしたタイプがうちの部の新人であった。話してみると、入社即転勤で関西配属になったとはいえ、もともと関西出身ということで今どきの学生上がりにしては全然スレていない上、むしろ初日のせいなのか多少オドオドしている感じ。ためしに「うちって徹夜とか休日出勤とか多いけど、体力的には大丈夫?」と軽くジャブをかましてみると、新人君は弱々しく笑いながら「ええ、まあ、あの、関西はキツイって聞いてきましたんで、アハハ」と乾いた笑いを返してきた。大丈夫かなぁ。ちなみに、うちの新人君の出身校は京都の国立大、京○大学の法学部である。そんな奴はうちの支社に過去ひとりもいないのである。司法試験も受けずにいったい何を考えて代理店に来たのかまったく理解に苦しむところではあるが、とにかく最初からあんまり激しくコキ使ったりすると「訴えてやる!」とか言われるとマズイので、しばらくはやさしくしておこうっと。
2007年04月23日
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子供の頃「自分は、本当はこの両親の子供ではないんじゃないか」と考えることが何度かあった。勉強嫌いで親にも反抗的な次男のワタシから見ると、成績優秀で親にも素直な兄の方がどちらかというと常に親から贔屓され可愛がられているような気がしていたからである。兄弟の仲が悪かったわけではないが、子供の頃の兄というのは、思いもかけない時にワタシの悪事を「親にいいつけるぞ」という風紀委員のような優等生的態度をとることがあり、そのたびに「親と兄は絶対グルだ」というような歪んだ疑惑が心のどこかにあったのは確かである。しかし、大人になったワタシの顔立ちは兄以上に父親に似ているし、性格は母親そっくりだと言われたりもするので、当時の思いはただのヒガみで、今となってはあの両親の子供であることは疑いの余地がない。殺人事件などで現場に落ちていた毛髪から犯人を特定したり、生き別れた親子の血縁関係を確認したりするのに、今や日常的に「DNA鑑定」という方法が取られているようだが、ワタシももし未だに親子関係のことで疑惑を抱き続けていたとしたらこの鑑定依頼を検討してみるかもしれないなと思いつつ、自分の周囲で誰か実際にやってみたという話はまだ聞いたことがない。さてここで問題。DNA鑑定1件あたりの料金相場というのは、いったいいくらでしょう?(以下のA~Eから選択)(A)5,000円 (B)30,000円 (C)150,000円 (D)300,000円 (E)1,000,000円DNA鑑定を専門でやっているいくつかの調査機関を調べてみたところ、ちなみに「親子鑑定(綿棒で頬の内側をこすり、親子双方の唾液(口内粘膜細胞)サンプルを採取する方法→100%の否定と99.9%以上の肯定の確率を保証)」の場合、答えは(B)の30,000円。調査機関によって、おおよそ1件25,000円~50,000円程度の幅があるようである。個人的には、「思ったより安いな」という印象。技術的な難易度でいえばこの程度で充分の料金なのかもしれないが、「どうしても知りたい」というニーズが切実であればもっと高くても(十倍ぐらいでも)ヒトは金は出すような気がするのだが。いずれにせよモノの価格というは需給関係で決まるのが世の常なので、おそらく「DNA鑑定業界」にも低価格競争の波が来ているのではないかと予想される。しかしさらに料金がもうひとケタ安くなってもっとカジュアルに鑑定できるようになったりすると、知らなくてもよかった意外な血縁関係がどんどん明るみに出たりして、世の中かえって住みにくくなるかもしれないな。
2007年04月20日
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この前の日曜日、神戸に住む職場の先輩Mさん(暴力キャラのM部長とは別人)がご近所の人たちと芦屋川でバーベキューをしているというので、全然関係ないのだがワタシもムスメ1号とともにレジャーシートを抱えて突然乱入。当日のメンバー:Mさんの家族4名+Mさんの隣人家族3名+Mさんの息子の友達家族3名+その家にホームステイ中の中国系アメリカ人留学生と来日中のパパママ計3名+うちの親子2名で、合計15名。ちょっと遅めの午後、すっかりピークの過ぎた名残桜を背景に川のせせらぎなんか聞きながら、まずはMさんお手製のカツオのたたきでビールをぐいっと。ところで、この先輩Mさんはお料理大好きオヤジで、家庭でも野外でもこうして皆のために旨い料理をふるまうのが生き甲斐という非常に奇特な人物である。ただこのヒトの場合、足が臭いのが難点で、この前も、お洒落に命を賭けていることで有名な某社員がデスクの横に置いていた1足6万円もする高級ブランド靴を、「どれどれ」とか言いながら臭い足(しかもナマ足)で履いたのを見つかってものすごく怒られたりしていた。まぁそのことはどうでもよくて、バーベキューでは七輪の炭火で焼くMさんこだわりの食材が絶品。ほとんど終わりかけの桜を眺めながらワタシもムスメもパクパクいただき、通りすがりの我々親子は宴席の盛り上がりに紛れて短時間で再びその場を後にした。それにしてもこの季節は特にそう思うのだが、阪神間というのはこれだけ狭い範囲に山あり川あり海あり桜もありで、実際住んでいるとあまりアリガタ味を考えることもないけれど、このロケーションは本当にいいなぁと自分が年齢を重ねるごとに思う。
2007年04月17日
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会社の同僚で営業部長のMさんは、肩幅が広くてガタイも良い上、量の多い髪をかなり目立つ茶色に染め、日頃のファッションは海外の「超高級ブランド」で身を固めており、比較的服装の自由度の高い我々の業界の中でもひと際異彩を放つ風貌のヒトである。Mさんの個性は見た目だけではなくて、その突出した“暴力的キャラクター”によって周囲から「マムシ」と囁かれ恐れられる存在でもある。普段はむしろ堂々として信頼も厚いアニキ分なのだが、一旦、部下が仕事で何かミスでもしようものなら、鋭い眼つきで睨み上げながらドスの効いた声で「おまえナメとんのか?」「殺すぞ!」「死ね!」を連発。有名な語録として「ヤられた仕打ちは一生忘れない」「復讐は十倍返し」など、およそビジネスの場にはそぐわない発言が多々あり、まるでスーツを着た野獣といった感じである。先日、そのMさんの仕事で夜中まで一緒にプレゼン準備の作業をしていた。Mさんの部下の営業部員や我々スタッフ部門のメンバーなど全部で8名ほどいたのだが、晩飯を食べに行く暇もなく腹が減ったので皆で遅い夜食の出前をとることにした。およそ1時間後、出前の弁当が届いた。皆が各自注文した弁当を開けて食べようとしていたとき、事件は起こった。「おい」とMさんのドスの効いた声。「入ってないやないか」。はぁ?と皆がMさんの方を見る。立ったまま自分の弁当を睨みつけるMさん。「何がですか?」と部下の一人が聞く。「ワシのハンバーグ海老フライ弁当に、デミグラスソースの小袋が入ってないやないか」。「へ?」と部下。「ソースの小袋が入ってないっちゅうねん!すぐ電話して持ってこさせろ!」と怒鳴るMさん。急いで電話をかける部下。「あのー先ほど配達してもらったハンバーグ海老フライ弁当にでみぐらすソースが付いてないんですけど!」。さらに待つこと30分。Mさん以外、他のメンバーはとっくに弁当を食い終わっている。腹が減り、明らかにイラついている様子のMさん。ようやく出前が到着し、部下がハンバーグのソースを受け取りMさんのもとへ届ける。それを見たMさん、「カッ」と眼を大きく開き、怒鳴る。「アホかおまえ!」「最初に注文してから1時間半も経っとるやないか。冷えたハンバーグにこのソースかけて食え言うんか!ボケ!死ね!」慌てて、再び店に電話する部下。すると、その受話器を「貸せ!」と横からむしり取るMさん。いつも以上にドスの効いた声で「おたく、どんな商売してますのん?」「一時間半待たせた挙句に、冷えたハンバーグ食わせるんですかおたくの店は?そういう場合は、新しいアツアツのハンバーグ作り直して持ってくるのが筋でしょう?何かボクおかしなこと言うてますか?そうでしょう。客を馬鹿にしとるんですか?ええカゲンにしてくださいよ。それで、いつ持って来るんですか。え、いつ?何時何分!」。飢えた野獣は手がつけられないのだが、怒ってる内容があまりに間抜けで、聞いてる我々は笑いをこらえるのが大変なのである。およそ15分後、深夜のオフィスの真ん中で、出前の兄ちゃんとともに店の責任者と思われる背広姿の男性が、Mさんの前にひれ伏していた。もちろん、アツアツできたてジュ~シ~のデミグラスソース付きハンバーグ海老フライ弁当を持って。Mさんは最初の冷えた弁当と新しいアツアツ弁当の2つを前に、ひとしきり文句を言った後、「ちゅうことで、次は頼んますわホンマに。ほなコレ、お金」といって、きっちり弁当二つ分の料金を支払ったのであった。そういうヒトである。徹底的に文句は言うが、常にこういう金の支払いに潔いヒトは意外とファンが多いのも事実である。
2007年04月15日
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すぐ近所の公園で、午前中から地域の市民祭りのようなものをやっていたので、散歩がてら寄ってみた。焼きそばや金魚すくいや輪投げなどのよくある出店が並ぶ中、会場の一画では、地元の消防署が主催で「AED」の実地研修をやっていて「参加しませんか」と声をかけられる。「AED」とはAutomated External Defibrillator(「自動体外式除細動器」)の頭文字を並べたもので、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器のことである。最近、ターミナル駅などにも設置されているのをよく見かけるので、あれはどうするんだろうと気にはなっていた。かつて就職の履歴書の“特技”の欄で、昔ボーイスカウトの講習で覚えた「人命救助(人工呼吸/心臓マッサージ)」をネタにしていたワタシとしては、「お、新たな特技ネタが増える」と思い、積極的に参加した。たまに家族連れがパラパラと参加する以外は、基本的に「わしら関係ないもんね」とばかりに遠巻きに見ているヒトが多い中、消防署員のお兄さんの説明通りに、マネキンを相手に「AED」を使った心肺蘇生法をやってみる。実際のところ、機械が音声とランプで指示を出してくれるので、何ら難しいことはない。消防士(救命救急士)さんにいろいろ質問していてわかったのだが、「AED」の操作そのものよりも、それを使うような緊急事態に直面したときに、倒れた人への「声のかけかた(意識の確認のしかた)」とか「周囲への連絡のとりかた」とか「心臓マッサージのコツ」といった、正しい状況判断と対応ができるかどうかという基礎的な救急の知識の方がむしろ大事なんである。※ちなみに、意識不明者への対応が1分遅れるごとに、致死率が10%ずつ上がるそうである。つまり10分放置すれば完全にアウト。というかまぁ、ホントはヒトの救助練習してる場合じゃないんだけどね。毎晩徹夜徹夜の連続でいつか倒れたら、救助して欲しいのはこっちなんだけどね。むしろワタシの周囲のみんながAEDの使い方覚えてくれないと困るんだよね。とか言いつつ、実は心臓に毛が生えているからなかなか簡単には死なないんだけどね。
2007年04月14日
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午前中にコンペのプレゼンがあったため、前の晩からほぼ徹夜。コンペではしばらく勝てていないクライアントなのでまったく楽観はできないが、今回の提案については手ごたえは悪くない。そろそろ決めてクレー。プレゼン後に昼食を挟んで、グランドオープンを数日後に控えたミナミの商業施設へ、プレス発表の会場に慌しく駆けつける。我々はプレスではないが、ここのCM制作を請け負っている関係上、オープン前の施設の事前内覧会にご招待ということである。施設概要の説明会では、プレゼン後の安堵感+徹夜明けで昼食後の満腹状態ということで、ヒト様の話を聞く体勢としては最もダメダメな状態に。あまりの眠さで今にも崩れ落ちそうなカラダを必死でこらえ、ウムウムと説明に頷くふりなんかしながら上半身はギッコンギッコンと激しく船を漕ぎ、何度も椅子から転げ落ちそうになる。会見場での説明会をなんとかクリアした後、全員で施設の屋上庭園に移動し、ナニワが生んだ世界的アーティスト(と紹介されていた)ジミー大西画伯の手によるモニュメントの除幕式へ。相変わらずのジミーちゃん流というか、観ているだけで脳細胞が核分裂を起しそうな独特の気色悪い作風のオブジェとは対照的に、セレモニー自体は至って神妙な雰囲気の中で粛々と執り行われるのが、見ていて笑えてくる。司会者も「ステキな作品ですね」なんて心にもないこと言わないで「うわー、本当にグロテスクで気色悪いですね」と正直に言ってあげればいいのに。その後、参加者はいくつかのグループに分けられ、ツアー形式で施設の見学ツアーに出発。実は、ここからが結構大変。商業施設は、規模もかなり大きいし入店するテナント郡の顔ぶれも予想以上にハイレベルで、浪費したくて困っている都会の小金持ち客にはたまらん魅力になるだろと思われ、関西最先端のテナントリーシングの現状としては非常に参考になるのは良いのだが、今日のワタシは何時間も歩いて個店の中まで隈なく回るのはとてもツラく、さすがに疲労で眼が回ってくる。くるくるくる。約2時間半かけて施設全体を把握した頃には気力も体力も限界であった。ああ終わった帰ろう帰ろうと皆で出口に急ぐと、最後に飲食テナントの試食券を何枚も手渡され「どうぞどうぞいますぐ行ってくださいね」と言われる。まったく腹など減っていない(それより早く寝たい)のだが、「イヤです要りません」と言うわけにもいかず、再び皆で上階の飲食フロアまで上がり、各自ノルマとして3食ずつ試食することに。前菜に、「佐世保バーガー/ビッグマン」のベーコンエッグバーガー」メインディッシュは、「博多やきカレー/伽哩本舗」のやきカレーデザートに「刀削麺/萬来」の麻辣刀削麺(マーラとうしょうめん)結局、すべて完食。もうダメだ。とはいえ実はこの日の晩も、次のプレゼン準備で2日目の徹夜に突入なのであった。体に悪い。
2007年04月12日
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この春からムスメ1号も小学生である。午前中、会社を半休して入学式に行ってきた。ムスメ1号が通うことになったのは、制服のある私立の女子小学校である。当初は、うちのムスメが私立の小学校に行くことなどまったく想像もしていなかったのだが、ひょんなことから受験をすることになり、我が家としては決して熱心な受験体制というわけでもなかったのだが、結果として受けた学校から合格通知が届いた。地元では結構有名な学校でワタシも存在は知っていたが、普通の感覚ではまず無関係な世界だと思っていた学校である。そもそも、ワタシ自身高校まではすべて公立だったし、自分の子供の場合もそれで何ら問題ないと考えていた。しかも現在住んでいるところは小学校の学区も人気のエリアということもあり、はたして小学校から私立に行かせる必要なんてあるのか?と思っていた。妻にしても同じようなもので、特に「お受験」にかぶれておかしくなったというわけでもなく、たまたまムスメ1号を通わせていた幼児教室の延長のようなところで、軽く薦められるまま半信半疑で受験したら決まってしまったという感じである。受験の過程では、もちろんムスメ自身はそれなりに教室で与えられた課題をこなしていたようだし、志望書(願書)の提出や親の面接などでは、そういう書類の書き方のコツや面接での受け答えなどは、仕事柄ほとんどプロだと思っているので、そのあたりは結構本気になって協力したりもしたのだが、如何せん根本的には「別に公立でええんちゃうの」とも思っているので、受験直前までホントに受けるの?受かった後も、ホントに行かせるの?という具合に、この日に至るまで我が家の判断は相当揺れていた。厳格なキリスト教教育であるということ(うちの家系はもちろん仏教)、女子しかいない学校であるということ、わざわざ電車通学ということ、とどめに、一介のサラリーマンには正直なところかなり重い学費の負担。庶民的感覚で言えばネガティブに考えられる要素はいくつでもあるのだが、最終的に「やっぱり行かせよう」と思い至った理由は一点。実は受験に際して初めて知ったのだが、日本で小学校から私立に行く子供の割合は、世の中全体のわずか「1%」なのである。当初は、「そりゃあ異常な世界やなあ」と思っていたのだが、いざその「1%」の中に自分のムスメを入れるか入れないかの選択権を与えられてみると、前向きに考えればむしろそれは、ワタシ自身の経験からは想像がつかない「1%」という異常な世界の“異常さゆえの可能性”にムスメが触れるチャンスなのかもしれない、と思ったからである。そんな親の思いを知ってか知らずか、入学式に向かう坂の途中、ムスメ1号は相変わらずいつもの調子で「カンチョー!」と叫びながら、極めて嬉しそうな表情でワタシの肛門に向かって両手の人差し指を突き立ててくるのである。
2007年04月10日
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土曜日がまた深夜まで休日出勤だったので、日曜日は満開の花見に行こうと妻も早朝から弁当など作っていたのだが、朝食を食べた直後からムスメ1号の具合が急激に悪くなり、またいつもの激しい腹痛と嘔吐で完全にダウン。花見計画はやむを得ず急遽中止。せっかくの花見弁当を家で食べたあと、天気が良かったのでムスメ2号とふたりだけで散歩に出る。近所の公園にある貧弱な桜の並木道で、ムスメ2号にも初めての桜を見せてやる。ほれ。
2007年04月08日
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神戸方面のクライアントで店舗開発に関する打合せが午前中にあり、その後三宮から元町にかけて物件予定地および周辺環境のチェックをした後、この日はやや時間に余裕があったので、同行した営業やスタッフたちと一緒に、市場調査と称して少し街をブラついてみた。(とはいえ、ワタシにとっては子供の頃から死ぬほど歩いているので庭みたいなもんである)神戸の元町といえば「南京町」。元町通と栄町通に挟まれた狭いエリアの通称で、正式な地名ではない。南京町商店街振興組合の登録商標でもあり、中国風の意匠を特徴とする中華街である。横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大中華街の一つで東西約200m、南北110mの範囲に100あまりの店舗が軒を連ねる。店頭の路上で点心、スイーツ、食材、記念品などを売る店も多く、休日は地元の買い物客や観光客で賑わっている。 ※以上、ウィキペディアの受け売りである。南京町を少し歩き、ランチタイムだったので、誰もが一度は訪れる定番の『民生 広東料理店』に一行を案内した。中華街とはいえ、実は一度きりしかこないと思ってか旅行客相手に非常にまずい中華を食わせる店も何軒かある中、この民生は、飛びぬけて激ウマとは思わないが、さすがに有名店だけあって基本的に何を頼んでも間違いがない。食事を終え、再び通りに出ると今度は露店のジャンクフードが誘惑する。我々サボリーマンご一行様は、あちらの屋台からこちらの屋台へと、豚角煮と高菜の刈包(クワパオ)やパンダもやばいイチゴスティックなどを手に手に、中国食文化の市場調査に忙しいのである。
2007年04月05日
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そういえば2月頃に日帰りの東京出張があり、珍しいことに行き先は御徒町(おかちまち)であった。メインの用件は某クライアントの新製品発表会への出席で、発表会自体は午前中に終わってしまった。この日はやや時間に余裕があったので、同行した営業部長と一緒に、少し街をブラついてみた。御徒町といえば、「アメ横商店街」。正式には「アメヤ横丁」で、御徒町駅から隣の上野駅までを結ぶ山手線高架のすぐ西側に伸びる長さ400mの商店街である。なぜ「アメヤ」というのかについては、かつて米軍払い下げ品を安く売っていたからとか、飴を売る店が多かったからとかいろいろ説があるようだが、本当のところはよく知らない。ただ、昔歩いたときには、確かに米軍払い下げ品を売るアーミーショップが目に付いた記憶はある。久しぶりに歩いてみると、アメリカ的な匂いというのはよくわからない感じで、どちらかと言えばどこか東南アジアの空気に近い。特に横の小路に入ったりすると激安系やコピー系など雑多な衣料品店が所狭しと軒を連ねていて、香港とかタイとかの市場によく似た風景である。歩いている途中に何やら人だかりのしている一画があり、近づいて見ると、通りに並べたテーブルで海鮮系の丼を食わせる屋台営業風の店で、テーブル席は一杯で空席待ちの列もできていた。有名店なのか、なんだか旨そうに見えたので、ちょうど昼飯時ということで我々もここでランチにすることにした。店頭に貼ってある写真つきのメニューを見て注文するのだが、マグロ×ホタテ、ウニ×イクラ、マグロ×ホタテ×イカ、ネギトロ×イカ×サーモン、中トロ×ネギトロ×月見、といった具合に丼の具材のバリエーションがとにかく多すぎて、とても選びきれない。というわけで、メニューにあるのかないのか知らんがとにかく食いたいネタの組み合わせを注文係のお姉さんに申し伝える。ワタシの注文:「中トロ×ホタテ×ネギトロ×イクラ×サーモン丼」。味は…うーんなんとも言えんが、まぁこういうのは雰囲気重視ということで。
2007年04月04日
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今年に入って、パエリヤを2回作った。普段は外食でもパエリヤなんて(あの貝やらエビやらが上に乗っかってるのがすごくジャマくさい感じがして)、食べようと思ったこともないのだが、某サイトでスペイン料理のレシピを見ていて突発的に作っみることにした。ホントはムール貝を使うのだが、スーパーで売っているアサリを代用し、白ワインをぶっかけてレンジするだけで簡単にコクのあるベースの煮汁ができてしまうということだったので、真似して作ってみたらこれがなかなかのデキで、予想外の旨さであった。作り方(量は適当)1.アサリは砂抜きをしてから白ワインで蒸しておく。(煮汁はとって置く)2.タマネギ、にんにくはみじん切り、ピーマン、赤ピーマン、トマトを食べやすい大きさに切る。3.とり肉、イカ、魚も食べやすい大きさに切る。4.チキンコンソメの素でスープを作っておく。5.鍋にオリーブオイルを熱し、にんにく、タマネギ、月桂樹の葉を入れキツネ色になるまでよく炒める。6.とり肉、イカ、エビ、魚などを入れ軽く炒める。7.米をふり入れ軽くまぜる。8.ピーマン、赤ピーマン、トマト(トマトピューレ)、貝の煮汁を入れ、スープを少し入れる。(鍋から溢れない程度に)9.サフラン、塩、コショウを入れさっとまぜる。10.米が煮えてきたら蒸したあさりを入れ中火で20分くらい煮る。(スープが足りなくなったら少しずつ足していく。アルミホイルで蓋をすると早くできる)11.米がちょうどいい具合になったら、火を少しの間(1分弱くらい)強くして残っている水分を飛ばす。(この時アルミホイルで蓋をしている場合は蓋を取る。)12.火を止めて15分くらい蒸らす。13.好みで、パセリ、レモンをちらす。家族にも好評で、珍しく再度のリクエストを受けて調子に乗り、翌々週にもまた作った。この深みのあるコクはいったい何だ。旨い。
2007年04月01日
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