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自由はある日突然なくなるものではない。それは目立たない形で徐々に蝕(むしば)まれ、気がついたときにはすべてが失われている 宮澤喜一 自民党の元首相の言葉です。彼はハト派保守といわれるタイプの政治家で、いろいろ問題も多かったのですがこの言葉は党派性を別にして皆が胸に刻んでおいた方がいいと思います。 たとえば表現の自由について、つい最近も香港が中国共産党によって徹底的な締め付けが行われていますが、これはいきなり行われたのではなく、香港の雨傘運動の時からすでに危険は予知され、市民が行動をおこしていた。予兆はいくらでもあったわけです。 民主国家の場合、表現の自由は国は担保する側であって「これはいい、これはダメ」と選別する側ではない。どれを選ぶ選択肢は私たちの側に与えられた権利で、各自が好き、嫌いで選別するべきです。と、同時に他人の選択の邪魔をする、見せないようにするのもダメです。 よく「自由には責任が伴う」という言葉がありますが、私は「責任を取らせる自由をくれ」と思ってしまいます。責任というのを日本では悪い方向にばかり使われますけど、その責任を取るからこそ楽しめる、恩恵があることがいっぱいあります。髪の毛を染めることも、肉体的性別と違う格好をすることも、エロい絵を描くことも、その人が責任を取るからこそ受けられる恩恵であり。それを「こういう漫画を描いて子供たちに悪影響を与えたらどうするんだ!不快に思う人間にどう責任を取るんだ!」という人は、基本、その責任とは関係のない、他人の言葉で自分の感情を「社会の常識」として規制しようとする卑怯者です。 誰が言ったかわからない、匿名の圧力で個人の表現を規制してよいはずがなく。まして、その言ってくる相手は自分は責任を取らないのですから。
2021.10.31
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【中日】立浪和義新監督 長髪、茶髪、ヒゲ禁止「キチッとした形でスタートする」 思うのは「馬鹿が監督になった」と・・・ いや、野球のことではなくシステムの話。というか、じゃあなんでお前は高校野球球児のように今も丸坊主じゃないんだ?髪型が成績に関係ないことは高校球児がプロになって丸坊主にしてなくても成績を出しているのを見てわからんのかと。 しかも髭に関しては「ひげがないと大人として認められない」国があるように、価値観など世界中で違う。では茶髪、髭の外国人選手を中日は戦力として入れないという事か? つくづく思う。これがどれだけひどいかというのは、では会社の社長が「今日から女子社員はパンツの見える全員ミニスカート、上はトップレスで仕事をしなければいけない。それが嫌なら会社を辞めろ」と言った場合、それが許されるか?外見と仕事は違うし、頭髪や髭が野球の成績と何の関係もないことは世界中の野球選手が証明しているではないか? はっきり言おう。こういうのは単なるバカだ。自分がきちっとしている姿という価値観が世界共通だと思っている視野が狭い以外の何物でもないし、仮にも個人の私生活をコントロールしようなんて、人権侵害だ。 まずはてめえが丸刈りで反省しろ。
2021.10.30
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「最近、子供向けの「赤ずきん」や「白雪姫」「かぐや姫」のような絵本のイラストがアニメ風なものが横行しけしからん!」という意見があり、それに対して絵本会社は「アニメ風の絵本はもう40年前から作っているし、子供たちに人気があるものは結局、アニメ風のものだ」と・・・ 思うのは、大人が言う「いいもの」と子供が言う「いいもの」では価値観が違う。どんなに名工の作った茶碗より、アンパンマンのプリントされたプラスチックの安いお皿の方が子供には受けがいいように。 何より、実際に読むの、使うのは子供だ。勝手に親の感性で子供の好みを支配してはいけない。私の母は長く保育園の保母をしていましたが子供(自分)が選ぶもの、遊ぶもの、興味があることには直接怪我をする危ないこと以外、異議を唱えなかった。後に聞いたが 「幼少時代に親が情操教育にいいから、と、自分すらよくわかっていないクラッシックを聞かせたり、本人が嫌がるけいこ事を習わせたり、子供の欲しがるヒーローもののおもちゃでなく海外の知育玩具を押し付けるのは、どんなに愛情があっても虐待と同じ」と・・・ アニメ風も、水彩画風も、油絵風、影絵風、切り絵・・・いろんな絵柄の絵本があっていい。子供に選ばせればいいだけ。
2021.10.29
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表現規制の怖いのは 「行き過ぎた残酷描写や犯罪の方法を子供が模倣できるレベルで解説している漫画は規制します」 とあると納得してしまう人は多いのですが、その中に「名探偵コナン」や「ベルセルク」「はだしのゲン」が入っていたら「え~~~?!」と思うでしょう。 都合のいい言葉でどうとでも解釈できますので、この手の言説は信用してはいけません。過去の歴史を振り返ればわかりますが、社会的に理解されやすい「エロ」から始まり、「残酷、グロ」が対象になり、「犯罪描写」が加わって、「社会的倫理に反する」も追加され、やがて「政府に批判的」なことまでその規制対象に拡大されます。 あと、「子供たちのために」という言葉が出たら眉唾物。同じ本を読んでもどう影響するかなんて千差万別なのですから。自分の考えを通すために子供というものをダシに使う卑怯者だと思えばいい。
2021.10.28
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麻生氏「コメがうまいの温暖化のおかげ」発言 火消しに躍起の政府 この麻生という政治家、過去にもこの手の知識不足、理解不足、あるいは我田引水のためのおかしな発言をし、記者に突っ込まれても「おめえはどうなんだ」と突然、記者に逆質問してその場を逃れるようなことを繰り返す政治家です。「麻生節」なるマスコミ用語ができるほど、それをおかしいと思わず拍手喝采する支持者もいますが。 で、なんか似た人がいたな~とおもったら、あれです。元2ちゃんねる創始者のひろゆきです。 専門分野でもないところにその場の勢いでつっこんできて、専門家に「それは違う」と言われても「データはあるんですか?(自分は持ってないのに)」「それはあなたの感想ですよね(自分は客観的である証拠は出さない)」「あなたが先に言ったから(言ってない)」でけむにまいて、まるで素人が専門家から一本取ったような空気を作る。だが、その実は一休さんのとんち話にすらはるかに及ばない、素人の思い付き。先日も「ファミコンの一部のあずき色のデザインは一番安いプラスチック素材だったから」という、長く業界にいる人間にとって「まだそんなデマを信じてるのか」レベルの発言をしてました。というか、ググれば出てくるレベルのデマです。他にもドンキーコングの描写が全くのでたらめとか、ファミコンCPUはキャラ操作が難しいとか。 今回の北海道の米が旨い理由は確実に生産者の品種改良努力の結果です。というか、ササニシキやコシヒカリだって元々は寒冷地でも強くて安定して収穫でき、美味しいお米をという技術の結果です。それぐらい、日本人の米に賭ける情熱はすごいものがあって。 つくづく思うのは、この手の人間の専門外の戯言をまともに聞く価値はない。「交通事故死者が少なくなったのは日本人のマナーが良くなったから」というのと同じレベル。(実際は道路環境の整備や車の性能、エアバッグやクレーム強化など安全技術革新の方が圧倒的に貢献している)。
2021.10.27
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ゲームの初見殺しって不快感を煽るなあと思ったこと。 ダークソウルに代表される高難易度のアクションゲームで、よくあるのがいやらしい位置に敵を配置し、初見のプレイヤーが引っかかって殺される、いわゆる「初見殺し」というやつ。たとえば前に進んでいたところをはるか高台から飛び道具で攻撃とか、物陰に潜んでいてプレイヤーが通った後に背後から攻撃とか、突然上から落下攻撃とか、床によく見ないとわからないトラップのスイッチがあって矢が飛んでくるとか・・・ こういうのって正直、たまにならいいのですが何度も続くと不快にしかならないです。 思うのは、プレイヤーの油断とか準備不足で死ぬことに関しては悔しいけど納得できるんです。が、理不尽な、それこそ「初見は絶対引っかかる」的なもので難易度を上げるというのは不快感が増すばかりで。また、この手のトラップはびっくり箱と同じで、一度ひっかかったらあとは作業的に対処するだけ。単に手間が増えるだけの感じがします。 プレイヤーが絶対初見でジャンプするであろう軌道に隠しブロックを配置して墜落死させるマリオメーカーの高難易度ステージ作品がありましたが、面白そうに感じない、というのは製作者圧倒的に有利な状況でステージを作るからなのでしょうねえ。
2021.10.26
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技術屋を育てるのには時間がかかる、というお話。 たとえば私の今やっている仕事(CGアニメーター)で、自分が「ちゃんと会社に貢献できている」と確信をもって思えたのって、実は新卒10年ぐらいたってからで。それまではいつも不安。特に自分は一緒に入った同僚たちと比べると、贔屓目に見ても0.7程度の実力しかなく。一生懸命、真面目に、遅刻もサボりもせずやっているのですが、周りと比べても明らかに上手くない、能力が低い、要領が悪い、上司から「楽な仕事を与えられている」と劣等感を感じていました。 で、そんな自分が今、「売り上げに貢献してるだろう」とおもえるようになったのは、人を使うようになった、つまり、部下を使うようになったあたりからで。それまでは上から言われたノルマをこなし、それに対して上からの修正要求を受け、言われたところを直す、というのが技術屋としての仕事でしたが、自分の裁量で判断できるようになった、ここは大きくて。 で、その時にやったのが「自分がつまずいたところをなるべくフォローする」というやり方。これまでさんざん苦労してきた点を改めて考え直し、自動化できるところは自動化する、完成クオリティーに影響のないところは手を抜く、作る前に粗いテストデータをたくさん作って試し、「これでいきましょう」とコンセンサスが取れるまで煮詰めて作らない、徹夜や泊まり込み、中間チェックやマスターアップの1か月前以外、基本残業禁止。間に合わない場合はスケジュール調整で優先順位の低いものからクオリティーを落とせ・・・ 考えたら当たり前のことですが、これができてない上司の元で働いた時、自身のパフォーマンスは桁違いに落ちていたので。結果、ようやく売り上げや評価で「会社に貢献できている」と思いました。 冒頭の話に戻りますが、技術屋が一人前になるのは時間がかかるし、私のようにスタートダッシュが遅い人間もたくさんいます。だからこそ、新卒者がいきなり半年程度の研修で一人前になる、なんて思ってませんし、それを求めるのは会社側も都合が良すぎると。 企業でよくある「即戦力求む」なんてのをすべての企業が行えば、新人が誰も育たない、「経験豊かな新人」を求める矛盾を言っているようなものです。
2021.10.24
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漫画の規制で思い出したこと。 自分が藤子A先生の自伝的名作「まんが道」と並んで人生のバイブルの一つと考えている新谷かおる先生の「エリア88」ですが、この作品の中に主人公が一度アスラン空軍傭兵部隊から解放され、自由を手に入れるがPTSDに悩まされ、再び戦場に戻る傭兵編というのがあります。 このエピソードは革命によって軟禁状態の大統領を国外脱出させる、というストーリで、細部は各自読んでいただきたのですが脱出させる傭兵メンバーの中に通称マップというキャラがいます。このキャラは過去はラリーレースのナビゲーターでしたが、アフリカのレース中に現地の原住民が走っている車に投げた槍が同乗の運転手に刺さって死亡、怒りに駆られてマップはその原住民をひき殺す、というエピソードです。 で、このストーリが愛蔵版やネット版だとまるまるカットされていて。これによってマップというキャラの骨太な背景がごっそり失われ、いつの間にか死んでいた、レベルのキャラになってしまうという。 おそらく槍を持った半裸の原住民というステレオタイプなキャラだから問題になる、ということなのでしょうが、つまり、「名作なら表現規制されない」といっている人がどれほどあてにならないかと。 この手の漫画内の修正はいくらでもあって、有名なのは手塚治虫のブラックジャックでも「弟がカタワになった」っていう兄貴にBJが「カタワというな!その言葉で傷つく子がいるんだ。私もその一人だった。いいか、その言葉を二度と使うな」という、本来言葉の意味を叱るセリフが「病人」に書き換えられたり・・・ では、この規制によって作品が良くなったか?といえば、絶対にNOです。むしろ本来伝わるべきイメージが消えてしまう。歴史的絵画や彫刻に対して「おっぱいや股間が見えるのはけしからん」と役人がその部分にモザイクを書けるように。 規制する側が言う「健全」とか「作家は社会の規範になる作品を書くべきである」というのはこの程度なんです。
2021.10.23
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「表現の自由とは、国や他者によって個人の表現を脅かされないことだけではなく、自分も他人の表現を規制しないことでもある」 という大前提があって。作品に対する批評はいいんです。こういう漫画は嫌いとか、こういう映画はつまらんとか。それはあくまで個人の「表現の自由」ですから。そこで行われる論争は自分がどっちの意見であろうと存在は許されますし、公の場で行われた場合、他人がそれを聞く権利もある。 ですが「だから書かせるべきではない、発表させるべきではない、流通させるべきではない」が、表現規制なんです。 日本共産党の議員が「(エロなど)行き過ぎた表現にはその作者が儲からないようにして、そういった作品を作らない環境にする」と・・・これはとんでもない話で。もっといえば、そういった本を出している出版社に印刷所が輪転機を貸さない、銀行に圧力をかけ取引に応じない、ネット販売ではすべて審査を通し、判断が半年以上かかる、など嫌がらせを行う、などが考えられます。 これは「表現の自由はある」ようで、実質の規制であり。 日本共産党は戦前から「アカ」と呼ばれ、拷問や投獄、それによる死など、国家権力から多大な弾圧を受けてきた歴史があります。が、それと同じことをこの議員はするつもりなのでしょうか?
2021.10.22
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前に聞いてなるほどどと思ったのは、ラジオがない時代からある時代になった時にも、同様にテレビが出た時、ビデオデッキが家庭に普及した時もその都度、生活様式が変化したのだから、Youtubeができて生活様式が代わっただけ、と。だから「最近、テレビの視聴率、特に若者が落ちているのはテレビのように放送時間に縛られたり、CMがあったりを好まない層が・・・」ではなく、時間の選択肢が増えただけかと。 考えたら昔は各家庭にテレビが一つしかなく、家族で同時間に見たい番組が違う「チャンネル争い」なんて言葉があったけど、今は死語だからね。 テクノロジーが変わると生活様式が変わる。
2021.10.21
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選挙が始まりまして。 で、今回の選挙、過去もそうですが私が自民党(与党)に絶対入れたくない理由は「安倍、菅政権下で8年あったにもかかわらず、俺らは何も恩恵を受けていない、それどころか消費税を2度あげられ、社会負担も増え、年金受け取りは先延ばしにされた。これらは完全に政治によって行われた搾取である」と考えるからで。 また、もっと最悪なのは安倍政権では森友、加計学園、桜を見る会の追及、および今回の岸田内閣でもそうですが、都合3度も「野党の要求する臨時国会を開かなかった」こと。法を順守すべき国会が憲法違反を何度も行っている。開かれないというのは審議がされない、つまり、法案の論議が揉まれないということで、内閣にフリーハンドを与えているようなものです。 こういう話をすると「でも、選挙で選んだのは有権者だから」という人がいますが愚かな・・・選挙の公約時に「私が国会議員になったら法律で決められている議会を一切開かず、与党と一部議員だけですべてを決めます!」と政治家は言いましたか?「公文書を隠蔽します!」と言いましたか? 有権者に選挙時に公約としていない行動を行っているのに「有権者がそれを選んだ」なんて言わせません。何より、与党だけではなく野党に投票したことによって選ばれた議員も国会にいる以上、そういう政治家を無視して自分たちだけで法案を決めるため、臨時国会を開かない、なんて許せません。 日本は代議制民主主義です。自分たちの意見は選挙で選んだ議員に行って国政に反映してもらうシステムのはずが、なぜか国民の過半数が大反対した消費税2度のアップも行われました。 他人はどう思うか知りませんが、少なくとも私は、現政権にこれ以上期待しても状況が悪くなるばかりだ、という過去8年の政権から学ぶしかないと。 だいたい「与党の暴走を許す野党がだらしない」という人は「散々あちこちにぶつけ、事故を起こし、人を撥ねているバスの運転手の責任を「運転手を引きずりおろして運転を代わらない乗員のせいだ」とでも言いたいのかと。
2021.10.20
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こういうツイートを#富岡製糸場 はブラックではなかった。 富岡製糸場に『女工哀史』はなかった。 というのは微妙に違います。 国営の頃はホワイト企業だったが、これだと赤字だからと民間に払い下げしたとたん、利益追求のためブラック化した。そして、その歴史には耳をふさぎ「過酷な労働はなかった」という歴史改ざんを行う。 これは日本だけではなく、たとえばヨーロッパでも「ナチスドイツは高速道路の建設や国民車の普及、税制改革などによって国民に利益を与えた。一概に悪い事ばかりしたわけではない」というのを賢しらに語る人が出てきます。が、それはその後の世界全土を巻き込んだ戦争とそれによる多大な犠牲を正当化できる話ではない。 何より、実際に「ああ野麦峠」に代表される過酷な労働状況が当時の証言である以上、「ホワイトな時もあった」でまとめられるものではない。 前にある歴史学者が言ってましたが「歴史というのを調べてみると、どの国でもいいことはたくさん資料として公文書で残されているが、悪い事、悲惨なことは闇に隠されて資料が少ない。だから私たち歴史学者が国内だけでなく海外の資料も含めて検証するのだが、それを時の為政者は快く思っていない」 上の富岡製糸場も世界遺産に登録されるために、その部分を展示物から意図的に外されたり、見せられないようにされた経緯がある。同様なことは長崎の軍艦島、横浜市の関東大震災での朝鮮人虐殺の解説部分の削除など・・・ あらゆる場所で「美しい国」にするためにこういった歴史改ざんが行われています。
2021.10.19
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たとえば、自分が仕事でゲームのキャラクターアニメーションを作る時で、まず「キャラが基本、画面比率でどのぐらいの大きさになるか」を確認します。これ、なぜかというと「それによって作業コストが大幅に変わる」からです。 わかりやすく言うと、スマホのゲームで「キャラが小指の先ぐらいにしか出ない場合、指の動きや体についている髪の毛、小物の揺れなどを作っても意味がない(見えない)ので、徹底的に省く」ことに。これだけで作業量が半分になる場合もあります。 逆に常に大きめに出る、たとえば対戦格闘ゲームや一部カットインなどでぐわっと大きく表示される動きだけは細部まで(それもカメラに入る部分だけですが)は細かく作りこむ。 また、小さいキャラの場合、繊細に動かしてもいまいちわからないので、緩急や上下動を大きく、むしろ誇張しすぎなぐらいに動かす。こうすることで視認しやすくなるわけで。 なぜこういう話をするかというと、以前にやった某スマホのゲームで、ディレクターが異常なまでにモーションの作りこみを要求したんです。が、実際に画面で見るとスマホの小さい画面に小指の先ぐらいの表示しかされないので作業の半分は無意味なものだと思ったからです。それを言ってもディレクター曰く「細部を細かく作ることが作品の完成度を~」と。しかし、これが逆でそんなに作りこんだアニメーションも別に「すごい」とはだれも言われず(そのサイズじゃ見えないんだから)、ただ単にスケジュールを圧迫し、残業が続くだけの結果でした。 で、思うのは「最初から計画を立ててないから保険のためのハイクオリティーだったんだろう」と。実際、ゲームで必要になる情報としてのアニメーションですから、それこそオートモードでユーザーが流し見してしまうような部分にコストをかけても仕方ないのに。そもそも細部まで作るというのは「それによって売り上げにつながること」を優先順位であるべきで。その順番だとユーザーに見えない、どうでもいい部分を自己満足でコストをかけたという、まさに一番唾棄すべきコスト意識であり。 開発期間も予算も人材も限られています。「ハイクオリティーで保険を掛ける」のは止めた方がいい。
2021.10.18
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こち亀の両さん、単行本80巻あたりで月収が手取りで37万円、冬のボーナスが70万円。年収は600万円。確か年齢は32歳(作者も書いているが明確な年齢はなく、時々変わる)ぐらい。当時は消費税前。役職は巡査長なので中川や麗子より一つ上ぐらいの階級。 で、それと比べると、現在の都内32歳、正社員男性の中央値年収より圧倒的に高給取りということになります。(だいたい手取り300万円ぐらい)。しかも今は10%の消費税がある なんだかこういう話を聞くと、給料日前に「財布に10円しかない・・・」って中川や麗子に金や食費を無心する両さんの浪費壁はすげえなってw
2021.10.16
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意図的に選挙に行きにくくしているんだなと怒りを感じること。投票所の減少 棄権を防ぐ手立てが大切だ 私の田舎では、これまで村の中心にあった公民館が選挙の投票所で。ここにあると集落の最も端の家からでも500Mぐらいの老人が歩いていける距離でした。 が、数年前からこの投票所が過疎化を理由に廃止されまして。で、その地区をまとめて一か所の投票所にするようになりました。 都会ならいざ知らず、地方ってのは本当に広い。その投票所も以前の村の投票所から2キロぐらい離れていて、しかもバスのような公共の乗り物がない。徒歩以外の移動手段がない老人の足だと片道一時間近くかかるような。これでは投票に行けない。 これと同様のことは全国で起きていて。だったら郵便投票やネットによる投票がもっと気軽であるべきなのにそちらのシステムは一向に改善されず。また、それが無理ならその日一日、臨時のバスなどで投票所に行くバスを行政側が用意すべきで。 よく「投票率が落ちているのは国民が選挙に関心がないからだ」といわれますが、そうではなく、気軽に投票しにくい状況にすることで投票率が下がるのを狙っているのでは?と勘ぐってしまいます。
2021.10.16
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なるほどなあと読みました。荻上チキが「どうすれば選挙で投票する?」の回答を見て思ったことこの中で「支配する側が支配される側に与えないのが 自己決定権」という言葉があり。たとえば、支配したい側にとって一番楽なのは、自分のいう事に逆らわない、あるいは逆らっても無視できるシステムで。それを子供のころから学校教育で徹底される。なぜ理不尽な校則に「決まりだから」で従わなくてはいけないのか?特に頭髪など勉強には一切関係ない。生徒の地毛の色が茶色っぽいという理由で「黒く染めるか丸坊主にしろ!」と脅迫された経験がある私としては、ここに何の根拠もなく、たんに「我慢させるだけ」の意味でしかない。 元々ルールとか法律というのは「皆が生きやすいように少しずつ意見を取り入れての妥協点を決める」ものであったはずですが、学校や政治の世界では上のものが好きなようにするために勝手に決めた事柄になりやすく。特に政治の世界では選挙によってえらばれた代議士が法律を決める代理性民主主義国家であるにもかかわらず、国民の圧倒的過半数が反対する法案が一部の政党によって通ってしまうなどという事がある。 まもなく選挙ですが、政治に対する唯一の「自己決定権」ぐらいは怠惰を理由に誰かに預けないようにしようと。選挙に行く、政治の話をすることを「意識高い系」と冷笑する連中がいますが、自ら家畜と同じだと言っているのと同じだと思ってます。
2021.10.15
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自民、公約の夫婦別姓検討を削除 慎重派に配慮か | 共同通信 まあ・・・つくづく思うのは自民党内の「慎重派」となぜ書くのか?まるで条件付きで認めているような印象を受けるがそんなことなく。はっきり「反対派」と書けばいい。ちなみに山田太郎自民党議員が話していたが、自民党内でも別姓に賛成の方が多いのだが、上に頑なな反対派がいるので動かせないとか。 まったくわからないのは「どうして他人の家のことを国にごちゃごちゃ言われなければいけないのか」ということ。事務手続きで言えば別姓のままの方が結婚するときに発生する手間が少ない。パスポート、免許、預金通帳、その他諸々の変更は恐ろしく面倒だし、離婚したらまたそれを旧姓に戻す手間も発生する。 また、法律的にも国際結婚をした場合、変えなくてもいいという矛盾もある。これは意味が分からない。頑なに反対する政治家の言う「家族の絆」とやらはどうなってるんだ? ちなみに反対派の言っている「夫婦別姓だと子供が学校でいじめにあう危険性がある」というのは全くおかしな話。システムが最初から別姓であれば数年もすればそれが当たり前になり、誰もおかしさを感じなくなる。携帯電話が広がる前は外で電話をしている人を奇異の目で見たけど皆が持つようになったら当たり前になったと同じ。 保守系議員と言ったが、彼らの支持母体である「日本会議」という組織が結局「古き良き日本」なる幻想を抱き、その時代にあった悲惨なこと、抑圧され、差別されたことは無視し、家長制度、妻は夫の所有物という時代が心地よい連中でしかなく。そして、世論調査でもそんなのはすでに少数派である(夫婦別姓に7割が賛成)のに選挙で選ばれた代議士が世論を無視して一部少数者に忖度する。 これはアメリカでの公民権運動の際「黒人に自由を与えると社会の秩序が壊れる」と言っていた白人と同じ。要は既得権を持っている白人側にとって、人権平等とは自分たちが持っていた既得権価値が下がるという危惧でしかないのだ。 皇室の結婚もそうだけど「他人の結婚に外野が口を出すんじゃねえ」と。結婚生活が幸せになるか、破綻するかは誰にもわからない。赤の他人のことは無責任だからこそ放っておけ、だ。
2021.10.13
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女を着せ替え人形も、男をATM呼ばわれも、どっちも相手を人間として見ていない意味では同じでどっちもダメなんですよねえ・・・ 性別関係なくこういうことを面白いと思って言う奴とは距離を置きたい。 よく「どっちもどっち」という言葉で問題を相殺しようという人がいるけど、同じような問題が2つあるだけで対消滅などしない。この言葉を使うのは、これを言うことで追及の手を弱めようというだけで、そこに問題解決の意思はない。 「どっちもどっちではなく、どっちもダメ」
2021.10.12
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「内定して就活終えられました!」「また頼むと思いますのでお願いします!」コロナ禍でWEBテスト全盛の今、“替え玉受験”サービスも…法的な問題は? これは危険です。というか、本人にとって。というのは自分の実力でないものを入社時に提出して入社できたとしても、入った後にその能力を求められるからで地獄が待っている、ということであり。 以前にもこのブログに書きましたが、前にいた会社で新卒のデザイナー応募に作品提出した人、作品の出来がすごくよく、面接でも人当たりがよく好印象、採用となりました。が、入社してからがおかしい。どう考えてもあの作品を作ったとは思えないレベルの能力しかなく(基礎的なソフトウエア能力もない)、それこそ素人同然。おかしいと思って問い詰めてみると、実はそれがネットで拾った他人からの盗用であったという・・・ 当然、解雇になりましたが、この人が受かる代わりに落ちた人もいたわけで、結局2重の罪になります。 私は時折、新卒、中途の方のデザイナー面接を行いますが、基本は作ってきた作品のことしか聞きません。また15分程度の面接でその人の人となりなどわかりません。だから、むしろ3か月の仮入社期間でしか判断できないし、仕事を一緒にするとなるともっと長い期間が必要になります。これは相手にとってもこの会社が合うかどうかわからないのと同じです。 「騙してでも入社さえしてしまえばこっちのもの」などと思う学生さんもいらっしゃると思いますが、こと、ゲーム業界のような世界、特に技術職だと下手に嘘をつくとその後長く自分の首を絞められることになります。 また、この手の替え玉受験を行った場合、その依頼した相手に弱みを握られることになる。ある程度えらくなったころに「お前の秘密をばらされたくなければ~」と脅迫もありえる。そんな自分の人生に自ら地雷をまくようなことはやめたほうがいい。
2021.10.11
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そういえば、最近はネットで漫画や本を買うことができるけど、たとえばアマゾンなどで「20%OFF」とか「50%割引」漫画によっては「最初の一巻無料」なんてことをやっているケースを見ますけど、その場合、作者に入る印税ってどうなってるんでしょうか? きちんと一冊分の印税が入っている・・・んですかねえ?それともその金額分引かれた印税しか入らないのか? この辺が気になります。
2021.10.10
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昨日夜、関東地方を中心に大きな地震がありました。 我が家でも、そろそろ寝るかと思っていたところへ下から突き上げる強い揺れ。その後、横揺れに変わったとたん、携帯から緊急地震速報のアラーム、こりゃ震源が近いなと。 まずは揺れが落ち着くまで安全確保し、収まったら、即、部屋のドアを開ける、そしてラジオを流し、手元に非常持ち出し袋を確認し、そのまま待機。私の住んでいる場所では震度5弱という、かなり強い揺れでした。その後、ガス、水道の確認、余震に備えていつでも逃げ出せる準備など・・・ いやあ、前回の大きめの揺れの時もそうでしたが、すっかりシステマティックに動けるようになりました。慣れた、というより、突発的な揺れに対して覚悟ができ、次に何をするかをいざというときに焦らず対応できる感じで、これは東日本大震災の教訓が生かされているなと。これは多くの人がやったのではないかと。 しかし、ニュースを見ると深夜に品川駅が停電とか、水道管破裂とか・・・相当な揺れだったんだなあ…
2021.10.08
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東京、品川駅で「今日の仕事は楽しみですか」と表示される広告に「これから辛い仕事に行く人を追いつめるような言葉だからやめろ!」と炎上し、広告を掲載した会社が謝罪と掲載中止を行った、というニュースがあり。 これって、つい先日あったVチューバーのコスチュームが性的だということで、一部の人間が非難したことで取りやめになったケースと似ていると思うのです。 というか、私が思うのは「どっちの表現も許されるべき」ではないかと。この2つの内容はどちらも法律に違反もしていない。しかし、上のコピーに対して「こういう言葉は仕事で鬱状態の人を追いつめることになり可能性がある」と・・・しかし、それをいったら転職雑誌とかのCMで「今の仕事、満足していますか?」みたいなありきたりのコピーすらできなくなる。 で、今回なぜこれが炎上したかと言えば「デストピアっっぽい写真がまずネットで広がり、いわゆる「鬱演出な映画的面白さ」で炎上の一種ではないかと。これに対して画像のコピー部分にどれだけ傷つける文章を書くか、の大喜利が発生し、当初のコピーをよりひどく盛り上げていく、結果「あれはひどい」という炎上になったわけで。ネット(昔の2ちゃんねる)でよくある祭り状態というか。 もちろん、あの言葉に本当に怒った人もいるでしょう。が、大半はノリと勢いがベース。事実、騒ぎはあっという間に鎮静化した。その程度の祭りだったんです。 私が怖いと思うのはVチューバー批判に対して「表現の自由を守れ!」と声を上げていたツイートをしている同じ人が、上の品川駅のコピーの大喜利画像作りに嬉々として参加しているのを見たこと。それはあなたが批判していた「憲法で保障されている他人の表現の自由を個人の好みで侵害してはいけない」と真逆のことをしているのに気が付いていないのかと。 自分の表現の自由を守る、というのは、同時に他人の表現の自由も認めることで、ここには「我慢する」「自制する」「受け入れる」ことが必要になります。
2021.10.07
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つまりあれだ。 Vチューバーのデザインが公共の場にそぐわない絵柄だ!けしからん!というのは「今、夏なのにサンタの衣装を着ているイラストはおかしい」 程度の意見でしかない。だって、別に法律を犯している訳でも、それによって誰かに危害を加えるわけでもないのだから。ましてや、その程度の意見で他人の創作物の表現の自由を奪おうなどというのは傲慢極まりない。 憲法で保障されている他人の表現の自由を侵害できる「自分の好み」なんてありえない。まして、そんなのを公の場で論議もせず軽々に受け入れた警察の対応こそ無視できない問題だ。
2021.10.05
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ネットで「こち亀201巻発売記念 24時間200巻全話読み放題」というキャンペーンをやっていまして。それによってツイッターのタイムラインに昨日ずっとこち亀が上がっておりまして。そして自分のお気に入りの話でツイートするとそれが直接RTされ、どの話が面白いか、紹介の機能にもなるという、まあ実に面白い企画。 私はすでに電子版で全話持っているのですが、ついもう一度読んでしまいます。 こち亀のいいところは気軽、どこから読んでも面白い、というのもありますが、やはり40年の歴史があると、掲載当時の風景が見えてきてこれは一つの博物学でもあるなと。特に2000年前後からのインターネット普及の頃からどんどん変わるIT社会の歴史はリアルタイムで描かれているだけに、当時は漫画内だけの未来ガジェットが当たり前になっている(電極+の持ち歩きPC=スマホのように)のはぞくぞくしますね。 また、有名な話ですがこち亀内での「そんなばかな!」とギャグになっていたゲームアイデアが現実になるなどという・・・特に「リアル課金をしての恋愛シミュレーションで破産」などというのはのは現実に課金ゲームが当たり前になっている昨今のスマホゲームを見事に先取りしておりました。 よく「こち亀は50巻までは面白い、100巻ぐらいまでがピーク、150巻ぐらいが一番脂がのっていた~などという意見を聞きますが、これは自分が一番「こち亀にハマっていた時期」なんです。というのは、私は中、後期の超神田寿司でのゲバルトや檸檬がでてくるあたりとか、通天閣署あたりも大好きですが、ネットでは「ネタ切れ感があってつまらない」という声も。どこを切ってもおもしろいけどなあ・・・ なお、このキャンペーンは本日昼の12時までらしいので、お急ぎください…それと新刊の201巻も買わねば!
2021.10.04
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「俺はネットで死ね、殺すぞ、なんて匿名の脅迫は今まで何度も受けてきた。だが実際に危害を受けたことはない。だから、この程度はネットじゃあいさつ程度であって、脅迫された、と思う方がおかしい」 って書いている人に戦慄する。感覚が狂うとはそういうことなんだと。
2021.10.03
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コロナワクチンの2回目接種を金曜日に行いまして。 で、今回、副反応らしいことが「まったくなかった」ことに唖然としました。話では「2回目の方がキツイ」とか「2日ぐらい熱が下がらなかった」という話を先に接種した姉や友達から聞いていたので、それこそウイダーインゼリーやら消化のいいレトルトうどんやら買い込んで、一日寝込むつもり満々でしたが、拍子抜けと言いますか。 こういうのを経験すると「副反応は人それぞれ」なんだってのが本当にわかります。ということはワクチンに関しても「絶対安全」とも「副反応が怖い」とも言い切れないんですよ。 たとえば多くの人に有効なペニシリンだって、低い確率で「ペニシリンショック」というアレルギー反応があるように。あらゆる薬品に完璧はなく。 では、自然治癒が一番正しいかというと、今回のコロナでは「無防備で感染して重症化、最悪死ぬリスクの方が圧倒的に高い」ことを考えると、確率論で言えばおのずと選択肢は決まってくると思います。 今回のコロナ騒動は戦後日本人が体験した初めての事態です。また、情報が昔より発達したことで、逆にデマや陰謀論も広がり、そっちを一度信じるとむしろ危険になる。何より「医学も疫学も知らない素人がネットに流れる「隠された真実!」なるYouTubeの情報を信じる方が危険」であると。
2021.10.03
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【総理の挨拶文】のり付着の痕跡は無かった(上) 事の発端は今年、広島での原爆の日にちなんだ慰霊祭の日に、菅首相が読んだあいさつ文内で「非核三原則や核廃絶に言及する」とされる部分を読み飛ばしたとされるところ。このことに対して当初「挨拶分の一部が糊でくっついていたためそれに気が付かず読み飛ばしてしまった事務方のミスである、という説明が行われたこと。 しかし、公文書開示請求によって広島県から開示された当時のその文章(挨拶文は読み上げた後、広島県側に渡されるのが恒例)の公開では、全く糊でくっついた跡もなかった、というもので。 この件に対してネットで「重箱の隅をつつくような無駄なことをするな、小姑か!」という意見がありましたが、これは大きな間違いです。というのは、読み飛ばしが単なるミスならそれでいいんです。が、後にその文章を作った側(役人)のミスで総理の責任ではないと発表してしまったこと。こういう発表が行われた、ということは担当者は何らかの形で処分を受けているはずなんです。が、実際は「糊でくっついていた事実はない」とした場合、じゃあいったい何のためにそんな虚偽の報告をしたのか?こっちが大問題。 こうなると答えは一つ。「菅総理の名誉(笑)を守るため、事務方のミスであることにしようと忖度した」としか読み取れない。 馬鹿々々しい話ですが、こんな子供だましの手法まで使うほど菅総理は落ちぶれていたんだなと情けなくなりました。
2021.10.01
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