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東京ディズニーランドの園内アナウンスで「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」を止め「Hello Everyone」に変更、というニュース。 昨今の世界的ジェンダー平等に習って男女の性差だけでなく、性的マイノリティーの人々もすべてに呼びかける、という意味で。小さなことかもしれませんが当事者にとっては確実な一歩だと思います。 これに対して「人間に男女性別があるのは当然。たかが呼びかけに過剰に反応しすぎ」という意見をネットで見ました。 ですが、これを「たかが呼びかけぐらいで」と思う人のための対処ではないんです。これによって傷つく人、疎外感を感じる人のための心尽くしなんです。 人間、差別を意識していない時ほど「当たり前に感じてしまう」ものです。でも、たとえばつい半世紀前までアメリカではレストランで黒人、白人で席が分かれているのが「普通」でした。日本でも戦前は女性に選挙権はありませんでしたし、もっと前だと一般市民に選挙権はありませんでした(一定額以上の税金を納めている人のみ)。しかし、それを変えてきたのは差別している側ではなく、されている側の運動によって「やはりおかしい」と変わっていった。最初は違和感があっても、生まれて物心ついた時にすでにそういう社会である場合、「それが普通」になります。 オリンピックの森元会長が女性蔑視発言を「悪意なく」言ってその後、世間に叩かれ、結局謝罪会見で本人が全く反省していないのはこの「昔の当たり前を何の変化もできずに引きずって、周回遅れの常識」になってしまった老人の哀れさで。これがまだ、単なる一市民であればよかったのですが、元首相で、しかもダイバシティーを標榜するオリンピックのホスト国代表だからあかんのです。 話を戻しますと、こういった小さな変化はやがて常識になり、常識として浸透するとこれまで抑え込まれていた人が楽になります。逆に意識なく踏みつけていた側の人間が足元を気にするようになるだけ。これは「やりすぎ」でも「逆差別」でもありません。 考えたら、私の子供のころ、大人はタバコをそこらじゅうでスパスパ吸い、吸い殻をところかまわず捨てていました。ですが今はオフィスでも、公共の場でも、あらゆる場所が禁煙になっております。これによって街の美化はとても進んだ(今でも吸い殻は落ちてますが格段に少ない)タバコの副流煙による嫌な気持ちにさせられることは減った。 世の中が変わるのはそういう小さな積み重ねです。
2021.03.30
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「もし、これでオリンピック中止をホスト国である日本が言い出したら、IOCやアメリカの放送局、スポンサー企業に莫大な違約金を払うことになる」って、なんでいつの間に税金で払うことになってるの? そもそも今回のオリンピックだって、私は四半世紀以上の都民ですが一度もオリンピック誘致に関する選挙も行われていない。にもかかわらず勝手に「都民が、日本中が歓迎する」ことにされ、莫大な予算をオリンピックのために使うことに同意したことにされ、そのうえでコロナ禍であってもオリンピックを強行することが「人類がコロナを克服した証」として行われるなんて、何の冗談だと。 元々コロナ前から当初予算の6倍を超える税金がたった数か月のイベントにぶち込まれており、いまさらそのうえで違約金も国際的名誉もない。IOCと契約した当事者たちは誰もいなくなっていて、単に今はスケジュールだけに縛られた、責任能力のない人間たちが惰性で動いているだけだ。 そんなオリンピックに何の意味があるか。
2021.03.28
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現在、中国で行われているウイグル族に対しての民族弾圧に関して国際的非難が上がっています。で、これに対して日本に中国が「あなたの国も過去に同様のことをして反省していないではないか」と言われまして。 で、思うのは「日本が過去に何があったとしても、現実に今、それを決しておこなっていない、反省し、清算したのであれば「我々は反省して2度とやらないし、今も行われていない!だからあなたの国に抗議する!」と胸を張って言えるんです。が・・・ 入管問題を知っていますでしょうか?詳しくは皆さんも調べていただければと思いますが、国連でも批判されている、外国人入国管理局による不当な長期拘束(長いものであると数年に及んでいる)、何度難民申請をしても一切通さない(年間2万人の申請があっても受理されたのが10人程度)といった、排外的な民族差別を公的に未だに行っているのが日本の行政です。 よく、この手のことを書くと「お前らもやってるんだからどっちもどっち」論にもっていく人がいます。が、本来は「どっちもダメなんだよ!」と言わなくてはいけない。迫害当事者にとっては「迫害を行われないこと、自由を手にすることができること」を求めているのであって、ここに「相手がこうやっているのだからこちらも迫害を続ける」なんて差別を受け続ける理由にされてはたまったもんじゃないわけで・・・ 以前、ツイッターで「日本は昔からアメリカやヨーロッパのような外国人差別はない」という人がいて、それに対して「特に犯罪を犯していないのに日本に拠点を持つ外国人生活者だけは常にパスポート携帯の義務があるってのは差別じゃないの?」と聞いたら「お前は在日韓国人だろ!日本から出ていけ!」と書かれて唖然としましたが(すでにそれが露骨な差別じゃん・・・)。ちなみに私は実家に苔むした先祖代々の墓があるぐらいコテコテ日本人だよ、と。 上の話に戻りますが、日本はこれだけでなく、昨今問題になっているミャンマー政府の軍による民衆弾圧についても正式な非難の声はあげていません(憂慮する、レベル)。 少なくとも国家権力側が自国民、あるいは多民族であってもその銃口を向け、強制支配する状況になった時に間髪入れずに「そのやり方を非難する」声明を出すことは大切です。でないと、日本国内でも同様のことを行う口実を与えてしまう。それは民意とは関係ない権力者を守るために行われることは歴史が物語っています。
2021.03.28
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国民にはコロナ蔓延を予防するために花見の自粛、不要不急の外出、多人数の飲食自粛を求めるのに、オリンピックは何が何でもやる、ってどういうことだよ? ついに始まってしまった聖火リレーも、考えたら競技とは一切関係ない、それこそ不要不急の最大のイベント。当初予定していた芸能人ランナーも「スケジュールの都合」という、まるで宿題忘れた子供のような言い訳で辞退している。 それどころかカナダは正式に不参加を表明。理由も「我々はスポーツよりもはるかに重大な世界的健康危機の真っただ中にいる」という、至極まっとうな判断。本来、ホスト国である日本がこれを昨年の段階で表明すべきなのに。 予想していた海外観光客のインバウンド効果も得られない、世論調査で国民の7割以上が中止、または延期を求めているこの状況下で、いったいだれがこの「失敗確定イベント」の責任を取るのか? ・・・・誰も取りたくないから強行するんだろうな・・・「俺たちは一生懸命やった、でもコロナが…」という言い訳のために。*記事の訂正を行います。https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/canada-olympics-2021 カナダのこの発言は一年前の発言のようで。現在は参加を表明しているそうです。訂正してお詫びを。
2021.03.26
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「ワイドナショー」で松本人志やかまいたちの山内等が昨今のジェンダー問題、オリンピックの演出家が出演者を豚として演出しようというネタ問題で「こんなんじゃ何も言えなくなる」って言っててめまいがした。 お前らが何も言えないってのは「今までどこでも好きに立小便やタンを吐いたり、タバコのポイ捨てできなくなったことを「世の中に寛容性がなくなった」に変換するんじゃねえ」と。 こんなんじゃ何も言えなくなる、のではなくて「場所や立場を考えず、無責任に発言できなくなる」っていうだけの話だ。 昼のラジオではおなじみの武田砂鉄氏のコラムが非常に良いことを書いています。佐々木宏の「オリンピッグ」を許そうとする雰囲気 この中での--------------------「告げ口文化」ではない。告げるまでにどれだけの人が傷んできたのか、まだ気づかないのだろうか。それとも気づかないようにしているのだろうか。オリンピックを動かそうとする人たちがひとまず口に出してきた「多様性」からもっとも遠いのが、「力を持つ人が、自分に不都合な意見を消そうとする。そして、周囲がそれに乗っかる」だと思うのだけれど。-------------------- は非常に重い。この国には「和をもって尊ぶべし」を悪用し、「不正や犯罪的行為を指摘することより、その場の空気を乱すことの方が悪である」という同調圧力で得をしている人間がいる。それが積もり積もると「間違ったったままの方向で誰もまずいと言い出せず、そのまま船が座礁する」ことになる。今のオリンピックがその通りではないか? 上の芸人だって、自宅玄関先に他人の吐いたタンやらタバコのポイ捨てをされたら怒るだろう。その時に捨てた相手に「そのぐらいで怒るなよ。寛容性がないなあ」と言われたら?そんな想像力がない人間なのだ。
2021.03.25
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時短命令は「狙い撃ちだ」 グローバルダイニングが都を提訴…請求額は「104円」 これは非常に由々しき問題です。というのは、時短要求とはあくまで「要求」です。どちらも本来法的拘束力がない。しかし、それで得られる保証金ではやってられない飲食店(規模に関係なく一律なので)がそれを行わないと今度は「時短命令」になる。で、根拠が『緊急事態措置に応じない旨を強く発信』した、という、これまた意味不明の内容で。 さらにいえば、今回、都が行った時短命令の対象となった27施設のうち26施設がグローバルダイニングの店舗という、完全に一部企業だけを狙い撃ちにする格好で。これほどわかりやすい「見せしめ」はない。 例えるなら、町内の祭りの運営費を皆さんから自主的に集めていますのでご協力ください、というのに対して「あ、うちは祭りに参加できませんので出しません」といったら、ヤクザがやってきて「みんな払っているんだから文句言うな!とっとと払え!さもないとこの町に住まれんようにするぞ!」と脅しているようなもの。 コロナという緊急事態に乗じて国でも、都でも、地方でもこういった行政の「雑な強制力」が横行しています。その最たる例がオリンピックだと思いますが。(やっていることが科学と矛盾しすぎている)。 非常時だからこそ、筋道をちゃんと作って行政は運用すべきであり。何より「飲食店だけ」ってのさえ、科学的エビデンスがとられていないのだから。人の集まる場所なんてほかにもいくらでもあります。
2021.03.24
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東京オリンピックで、海外からの観客を無しにすることが決定しました。 ・・・これで完全に当初見込んでいた「海外旅行者からのインバウンド効果」はなくなったということで。つまり、もうどうあがいてもこのオリンピックでは黒字は出せない。それどころか国内でも近々の世論調査で「延期、または中止したほうがいい」という意見が7割。海外でも、特にヨーロッパ圏ではコロナの再度感染拡大で「それどころじゃない」という・・・で、こうなる可能性が極めて高いことはそれこそ半年前からわかっていた。 何より、ホスト国の日本国内で第4波の危険性が指摘されている。ワクチンの普及率は未だ0.3%今の調子で行けば来年にならないとワクチンの全国民への接種は不可能。やたらに「海外選手や関係者がコロナを持ち込む危険性」を語る人がいるが、むしろ日本で感染して母国でばらまくような可能性を考えるべきでもあり。 今回の東京オリンピックは、すでに大失敗です。それはコロナ前から当初予算の6倍かかっていることからも破綻は目に見えていた。結局、高度経済成長をもう一度!という昭和の幻影を追いかける、自分たちは寿命で逃げ切れる連中の世迷言に付き合わされたようなものです。 「そんなことを言ってもオリンピックが始まればみんな盛り上がるさ!」と言っている人へ。長野五輪は大いに盛り上がった、けど、その後の悲惨さ、施設の野ざらし、使えない、オリンピックの借金にどれだけ長野県がかかったと思うのか? そもそも、アスリートの記録会であればそこまで莫大な費用はかからないはずだったのを大型イベントとして無理やり盛り上げているのが間違いで。しかも、オリンピックという名目が付けば予算や法改正が進む異常さ。 今回の外国人観客なし、で、取らぬ狸のなんとやらが露呈しました。私はむしろ、前の東京オリンピックの真似をして国を盛り上げようとし、結果、失敗して経済が没落したメキシコオリンピックの再現をこの国で見せるようで不安です。
2021.03.23
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本日から都内は緊急事態宣言解除、ということですが、意味不明なのが新規感染者数が高止まり(皆さん、誤解しているかもしれませんが、一日平均300人以上というのは昨年の春先に緊急事態宣言発令されたころより高い状態です)にもかかわらず解除されるという・・・ また、緊急事態解除というのは、本来PCR検査が都民の間にほぼ全員行われ、その結果を集計し、母数が分かった上での目安を出すべきなんです。でないと「全体数からどのぐらい減ったか?増えたかがわからない」状態ではどんな数値も曖昧になる。 というか、政治家が「何となく大丈夫なんじゃないの?」で行った昨年のGOTOキャンペーンで感染が一気に爆発した、という経験をしているにもかかわらず、いまだに「GOTOキャンペーンが感染拡大につながったかの科学的エビデンスはない」としている。この人たちにとって科学的エビデンスとは自分たちの都合でその都度使われるのだから、科学をバカにしているとしか思えません(立証できなければ科学的エビデンスが得られないのに、未だにその基本とな全体PCR検査には消極的) 今回の解除の動きは今週からオリンピックの聖火ランナーが全国を走ることになるため、と言われていますが、もし本当ならこれほど意味のないことはない。それこそ聖火ランナーの候補者辞退が現れ、また、オリンピックボランティアもどんどん辞退しているということを考えても、もはやオリンピックに関わることがマイナスイメージになっているという・・・ そこまでして「日本はコロナを抑制しています!」って対外的に見せたいのでしょうねえ…結局、国民には昨年の10万円の給付金一回と、使えもしないアベノマスク2枚しか対処していないくせに・・・
2021.03.22
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小学生のころ、クラスの一部の生徒に嫌なあだ名を付けられていて、それが大嫌いだった。 大人になり同窓会でそれを言っていた相手が当時を懐かしむようにそのあだ名で呼んできたので「そのあだ名、ずっと嫌いだったから2度と呼ぶな」と強く言ったらそいつは以降、同窓会でずっと不機嫌な顔をしていた。 「昨今は何でもセクハラだ、パワハラだ、ポリコレだ、差別だと生きづらい社会になった。むかしはもっと何でも言える大らかさがあった、もっと社会に寛容性を」と言っている奴は、きっとそんな感覚なんだろうと。勝手に当時を懐かしむ「いい思い出」にしているんだ。呼ばれていた当人の屈辱感は無視して。 お前が無神経に軽口をきけない生きづらさと、ずっと嫌な思いをしていた当人の苦しさ、どっちが解消されるべきか?比べるまでもない。 無神経に他人の足を踏んでいる人間は、踏まれている人間が悲鳴を上げ、抗議をしなければ気がつかない。そして、足を踏んでいたことを「そのぐらい、たいして痛くないだろうに・・・大げさだなあ」と・・・ その程度の主張です。
2021.03.20
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会社の若手社員が「今まで見たことがなかったので、今回エヴァをネットでテレビシリーズから初めて見てるんですよ。一日2.3話づつ、今、アスカ来日のところです」という人が・・・ お、おう・・・そうか、25年前の作品だから、この人が生まれた頃に放送されていたものなんだよな・・・彼の予定ではテレビ版を見た後に旧劇EOE、そして新劇の序・破・Q、そして今公開している劇場版に追いつく計画とか・・・ 自分のようなリアルタイム勢としては、TVラストからEOEまでの2年間、そのあとの映画化の10年、そしてQから今の最新作までで8年間という待ち時間を一気に見ることができると、そして、すでにエヴァ的作品を何本も見た世代がいったいどんな感想になるのか楽しみで。 しかし、昔と違ってネットですぐに見られるってのは、俺ら古いオタクが毎週、あるいは映画のたびに「ああでもない、こうでもない」と余計な考察していた期間がないということであり。これはこれで感想が違うのかもしれませんな。
2021.03.19
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武田総務相とNTT澤田社長が会食していた あーあ・・・予想通り、あれほど野党に問い詰められても「記憶にない」「国民に疑念を持たれるような会食は行っていない!」と言っていた、でも「一切やっていない」とは断言できなかった理由があっさりすっぱ抜かれました。 以前「大竹まこと ゴールデンラジオ」に文春の編集長と桜を見る会の取材を行ったデスクがゲストに出ていて、その時にどうして文春はこんなにスクープができるのか?という問いに「他の大手マスコミや新聞社に持ち込むと握りつぶされる可能性がある内部告発も、ウチなら公開してもらえるという駆け込み寺になっている、一番近いのが共産党の赤旗新聞(笑)」というのがあって。 今回も情報を小出しにしている。これによって後ろ暗いところのある政治家や関係者は「どこまで文春にリークされているのか見当がつかない」という不安でいっぱいになる。上の武田総務大臣はこの報道が出たとたん「接待は受けたが顔を出しただけ、会食はしていない」と。 昨年、上智大学の上西充子先生が提唱したご飯論法そのもので。朝食を食べましたか?という質問に「パンは食べていません」とはぐらかし、のちにご飯を食べたことが発覚すると「あくまでパンを食べなかったと言っただけで、朝食でご飯を食べていないとは言っていない」とうそをついていないことにしようとする」 単なる「詭弁」です。そこに正当性は何もない。ひたすら自分に弾が当たることを恐れ、部下や記憶にないことを盾に逃げ回っているだけ。 現在、文春には次々と内部告発やリーク情報が集まっているそうで。そして、裏を取り、もし、万が一、相手に名誉棄損などで訴えられても十分な反証できるレベルまで調べた末に、タイミングを見て雑誌に載せる。 恐ろしい話ですが、他の大手メディア、新聞社が、自分たちの取材はあきらめ、文春の記事を後追いすることに慣れている、そんな違和感すら感じます。
2021.03.18
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先日の国会で、総務大臣が、週刊文春の報道について野党に「利害関係者との会食はあったのか」と聞かれ「国民に疑念を持たれるような会食は行っていない」と返答。「じゃあ、会食は行っていないんですね?」総務大臣「繰り返しますが国民に疑念を持たれるような会食は行っていない」「じゃあ、それ以外の会食は行ったんですか?」「繰り返しになりますが~」を以下何回も繰り返す。 ラジオでこの答弁の繰り返しを聞いていて、頭が痛くなってきたのですが・・・ これは明確に「やっていない」と答えられない。それは後からまた文春にネタを小出しにされるのを恐れている、つまり「やってるんです」 大臣とか大企業の社長、会長みたいな人であれば、秘書が必ずスケジュールを管理している。その履歴を調べれば〇月〇日 誰と会談 みたいな情報は本人の「記憶になくとも」残っているのが当然で。むしろそれを残していない秘書役とか考えられませんから。 総務省とその管轄の企業のトップが、役所の会議室でなく会食という場で会っている。すでに「国民に疑念を持たれるような」状態だからこそ、野党が質問しているのに無理やりはぐらかそうとしているのは、本当に浅ましい、みっともない姿で。 公務員倫理規定では「利害関係者からの贈与や接待は禁止」と明確に書かれている。しかし、それを「国民に疑念を~」で逃げられるとしたら、たとえば警察が被疑者から風俗店を奢られても、高級バーで酒を奢ってもらっても「捜査に疑念を持たれるような接待は受けていない」で通用する、そういっているんだと。 公務員で国税局職員、この手のことに厳格だった父の言葉「100円ならいいは500円ならいいになる。500円がいいなら1000円ぐらいは付き合いの範囲内になる。1000円が付き合いなら5000円も~と際限がなくなる。だから俺ら(公務員)は最初から缶コーヒー一本おごってもらっちゃダメなんだ」
2021.03.17
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東日本大震災の時における韓国の支援について きっかけはあるネット保守論人・・・というにはあまりに稚拙な、韓国ヘイトを垂れ流す人間のツイートより。 で、上のデータでも検証されていますが、あの地震の時、様々な国が距離の近い、遠い、関係なく、多くの支援や協力をしてくれた。とてもありがたいことであるし、その恩返しは私もたとえば他国での自然災害の義援金BOXがコンビニなどであると、お釣りの小銭を積極的に入れたり。そういうものが「国籍や民族を超えた人の優しさ」というものだと。 しかし、こういう「韓国は震災の時に人を派遣しなかった、義援金が少なかった」と・・・つくづくクソ野郎だと思いますよ。それは、韓国だけではなく他国が行う善意に歪んだ愛国心で唾をかける。私が行う募金行為すら汚す輩で。 ちなみに、この加藤氏というのはこういう人物。もう、何をもって「文化人」なるはずかしい冠を自分のツイッターにつけているのか。単なる「レイシストのデマ常習犯」です。 私が嫌なのは、たとえばこの発言を、他国にある5ちゃんねるのような掲示板で「日本人、東日本震災の恩をあだで返す!」のようなタイトルで広げられる。たった一人のバカの発言が日本人全員の意見の様にされる。この手の人間がよく使う「日本人を貶める」ことをやっているのはどっちかと。使いたくない言葉だが、これこそ「国辱」だ。 忘れてはいけないこと。自然災害などに対するボランティアや募金、支援を行う行為は「それを行ったものだけが誇るべきこと」であり、他人のボランティアのやり方をこういう差別感情でとやかく言う人間がもっとも「下衆野郎」である。
2021.03.16
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現在、内閣府が「子供・若者育成支援推進大綱(案)」というものを出しています。 で、この中でおかしな項目がありまして、それはうえのPDFの47ページにある(ネット依存等への対応)というやつ。------------------- ネット依存(オンラインゲームへの依存を含む)の傾向が見られる青少年に 対しては、青少年教育施設等を活用した自然体験や宿泊体験プログラムなどの取 組を推進する。------------------- はあ?というやつ。ネット依存の「青少年だけ」どうして限定するのか?何より、現段階で政府のネット依存の定義というのは「一日3時間以上、ネット接続された情報(パソコン、スマホも含む)を日常としている」ことを挙げています。が、3時間って・・・そんなのは若者に限らず、一日3時間と言ったらテレビの7時から10時まで見ていたら「テレビ依存」にはならないですよねえ?それなのにネットだけ取り上げ、しかもそれは青少年にだけ、「青少年教育施設等を活用した自然体験や宿泊体験プログラムなどの取組」という、心身の自由を奪って拘束する行為を「推進する」という・・・ これって学校の部活で夏休みに強制的に「精神を鍛える!」という無意味な合宿みたいなもので。気持ち悪い精神論でしかない。 たまに親が無理やり自分の趣味に付き合わせて子供をキャンプに連れて行ったら、キャンプ場でずっとネット動画を見ていた、という話を聞きますが、当たり前です。自分の興味のないものを他人に強制的にやらせても、つまらない、単なる拷問の時間。子供にとっては単に一番好きなもの(ネットでの動画閲覧)をやってるだけで。逆に言えば、「ネット閲覧はNGなのに、どうして読書はいいのか?」というw 私が「北の国から症候群」と呼んでいますが「子供をネットのない、大自然に置くことが健全」だという妄想はいい加減やめたほうがいい。
2021.03.15
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当たり前の話を他人事だと忘れて説教することがある。 たとえば、スマホのゲームに何万円も課金する人がいる。それに対して「無駄だ」とか「そんなの後に何も残らない」「もっと別の趣味に金を使え」という外野からの意見があったとする。 だが、「自分の稼ぎを自分の好きな趣味に充てることはごく普通の娯楽」だと。スマホの課金じゃなく、これが釣りであったり、旅行であったり、ゴルフやお絵かき、グルメ、その他どんな趣味も同じ。 で、「その趣味をやめて、かわりにこれをやれ」という代行はきかない。当たり前だ。趣味ってのは自分が好きだからやるものなのだし。逆に言えばお金があっても自分の趣味を世間体や「みっともない」と我慢する方がおかしい。 何より「大好きな趣味にかけるお金ほど素晴らしい金の使い方はない」と。どんな趣味でも同じ。 それを忘れて「〇〇に金をかけるぐらいなら△△に使いなよ」というのは、それこそ価値を見出していない買い物をするのと同じという意味で「無駄金」ということではないか? 趣味がスマホゲームで、一番お金を使っている趣味・・・立派な趣味じゃないか。
2021.03.14
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「スッキリ」でアイヌ民族に不適切表現 日テレ謝罪 これは典型的な「知識がない人が面白いと思って悪意なく行った差別」ですね。しかし、問題なのはこのギャグ、生放送で芸人が突発的アドリブで言ったのではなく、録画素材でしかも字幕までつけていた、ということは、放送局内に「これは差別に当たります」と判断できる人間がいなかったこと。 今回の発言の擁護意見にネットでは「悪意がないのだから」とか「人権擁護派がうるさい」「たかがギャグなのに、世の中に寛容さがなくなっている」というのがあります。 ですが、それは「自分が差別される側、その言葉によって傷つけられる側でないから」言える言葉であり。そして「悪意がないからこそ危険」なんです。 特定民族や国籍、肌の色、身体障碍、信仰、性別、あらゆるものに対してそれをバカにする「呼び方」があります。これは自分が学校や会社で嫌なあだ名で呼ばれるのと同じ。たとえ呼ぶ側に悪意はなくても、太っている人に「ブタ」というあだ名をつけられたら?そう考えるとわかりやすい。 そして何より、同番組では「アイヌ文化のドキュメンタリー」を紹介しているコーナーだった。そこでこのギャグを放送したというのは、それこそアイヌ文化などどうでもいいと考えているようなもので。 逆に言うと「こんなのたいしたことじゃない」にしてはいけないんです。むしろこの機会に大きく取り上げられることで「アイヌ文化に何があったか?どのような差別的歴史があるのか」を皆が知るきっかけになりますので。 アイヌだけでなく、この国には様々な民族、文化、宗教、があります。数年前に与党の大物政治家が「日本は古来より天皇を中心にした単一民族国家」という、呆れる発言をしましたが、それは単に知識がないからそんな馬鹿な発言ができるんです。 知らないことによる差別は悪意がないだけ修正もできる。だからこそ、この機会にいろいろ勉強したい。自分も、まだ知らないことはたくさんある。
2021.03.13
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どんどん出てくる週刊文春の接待疑惑ですが。 この中で、接待を受けたとされる官僚やら元大臣が「接待は受けたが利害関係に当たる話はしていない、業務に関係する話はしていない」と・・・ じゃあ、なんであなたたちが会食に呼ばれたの? たとえばこれが親戚の法事とか、同級会とか、自分の入っているジムの謝恩会なら誘いを受ける理由はわかる。しかし、相手はNTTとか東北新社といった総務省案件のど真ん中の人間。仮に「民間企業から意見を聞く」のであれば、それこそ役所の執務室で会談。出されるのもお茶かコーヒー程度、内容は書記官が文章化し、わざわざ来てもらった足代として往復のタクシー券を計上すれば、向こうが応じるなら話を聞くことはできる。 が、今回の接待は、向こうが官僚や大臣を選んで誘い、場所を用意して、高級な店で、関係者だけ、議事録もなく話した内容もわからない、何より「酒を飲んでいた」ことがすでに公務を思いっきり逸脱している。 これで利害関係がない、業務に関わることは話してはいない、というのは頭がおかしいのではないかと。もしかして俺らオタク仲間で集まってずっとエヴァについて語り合った、そんなことはあるまい? ちなみにうちの父は公務員、それも税務関係の職員でしたが、この辺の利害関係供与と疑われることには私生活でも非常に気を使っていて、たとえば近所の農家の人が確定申告の方法を自宅で教えてくれ、という話も「申し訳ございません、そういうのは禁止されていますので、明日以降、税務署に来ていただけましたら」と断ってましたし、親族以外からの送り物(お中元やお歳暮、お祝いなど)ももらったときはすぐに役所に届けていました。村でやっている常会の参加費もきっちり皆と同じだけ払い、特別扱いを極端に避ける。そのぐらい律儀なんです。 そういう一般公務員には求められる倫理を上ではなあなあにされては、父がやっていた苦労が台無しです。
2021.03.12
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ツイッターにあった言葉で「結局、日本の社会って「結果重視」じゃなくて「姿勢重視」なんだよね。だから失敗しても偉い人は「責任を痛感している」というだけで居座るし、定時で仕事を効率よく終えた人間より、会社にいつまでも残っていた社員が「がんばっている」で人事評価される」 というのがあって、なるほどと思ったり。 たとえば、床を磨くときに腰をかがめて雑巾で拭こうと、モップのような道具を使おうと「きれいになれば」いいんです。が、なぜか雑巾がけする労力を見せることを尊重する。本当は腰を痛めたりしないモップの方が楽で効率もいいはずなのに。 何より、こういった「理不尽な苦労、徒労」をしてきた人間は、後進の自分と同じ苦労をしなかった人間を「ずるい」という判断基準で評価する。 姿勢重視の行きつく先は非効率、不合理、理不尽を他人に強要する社会になります。「それが社会の厳しさだ」と・・・逆に言うと、効率よく、楽をして、余裕をもって仕事に臨むことを「怠惰」として嫌悪する。しかし、姿勢重視は結果重視に絶対に勝てない。 他人を叱責する言葉の一つに「やる気が感じられない」というのがあるが、やる気なんてのは第3者から評価されるものではない。むしろ結果を出しているのに「他のものが残業しているのに定時に帰ってしまう。やる気を感じられない」と評価を落とされたら、そっちこそ本人のやる気をそぐことになるだろう。
2021.03.11
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長崎公立6割で肌着を白に指定 これって、ゲスな男が「ぐへへへ・・・オジサンはね、女子高生には可憐な白い下着が一番似合うと思うんだよ・・・ぐへへへ・・・」以外の理由があるのでしょうか? もう一つ、似たような事案「体育で肌着NGは嫌」 川崎市教委、見直し含め検討へ これもよくわからない。外気温や状況に合わせて、一番本人にとって快適な(ここ重要)衣服に変えることは当たり前の選択肢です。しかし、校則ではなぜかこれさえ規制する。 たとえば、自分の通っていた公立中学校は「登下校時コートや上着を着ていいのは11月から3月まで」という校則がありました。意味わからないですよね?特に長野県は寒冷地なのでその期間外でも寒い日はいくらでもある。一般市民も普通に寒い日は上着を着る。しかし、校則ではそれが禁止されている。 上の下着やインナーにさえ趣味を押し付ける、と言って過言ではない校則は、いったい誰が、どんな合理的理由で、どのような権限で決めたのか? これを決めた学校関係者に言うべきだ。「そういうのは専用の風俗店に行ってお金を払って着てもらいなさい!」と。
2021.03.10
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月曜あさイチで劇場版エヴァンゲリオンを見てきました。平日だというのに満席。しかもその目は「エヴァ歴25年、テレビ時代から」という私と同じような中年男性、女性がほとんど。みんなよく訓練されているのか、目の色が違うw あの衝撃のTV版最終回、そのあとの見たものすべてに憎悪を投げつける「まごころを君に」、そして新劇場版で序、破で上がった評価をフリーフォールの如く叩き落したQ・・・ そう、私たち古いオタクはこれまで何度も庵野秀明という監督に弄ばれてきた・・・ だから今回も、「きっと庵野だから」「またこれかよ!」となることを覚悟のうえでの鑑賞。結果は・・・・以下、ほんの少しでもネタバレありが嫌な人は見ないように---------------------------- いやあ、よかった!見たかったものがすべてあって、そして、まさかと思うものが見られて、そして、文句のつけようがない、というか、着地が見事で細かいことはどうでもよくなる、本当に大団円でした! おもわずスタッフロールで場内から拍手が上がったほど。よかった・・・ と、同時にここまで見事な風呂敷の畳み方をされると、もう続編は作れないなと。せいぜいスピンオフかパロディーか2次創作がいい程度。逆に言えば「ああ、もうエヴァは終わってしまったんだ・・・」という寂しさが胸に去来ました。 思い起こせはTV放送がまだ私が学生時代。そこからずっとオタク街道を歩むその中には常にこのエヴァという作品があって。だからこそ、「本当にいい作品だった」と。庵野監督には感謝しかない。 もちろん、人によってはあの最後のシンジと○○は納得いかない!って人もいるでしょう。でも、むしろ私は新しい世界が広がって、ようやくエヴァの呪縛から解き放たれた、それは私のようなオタクも同じかもしれません。 週末にもう一度見に行く予定ですが、本当にありがとう!
2021.03.08
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スイッチの「スーパーマリオ3Dワールド」を買いまして、週末に遊んでいます。 こちら、WiiU版は遊んでおらず、ですので完全新作として楽しんでおりますが、気になったところとして「やすりがかけられすぎている」という点でしょうか、とにかく全体的に緩い。 落下死しやすいところには柵があったり、いかにも敵の攻撃に当たりそうな場所には回避ルートがあったり、特に今作の「猫マリオ」になれるベルがそこらじゅうにあり、この状態だと引っかき攻撃ができるので通常の敵はほぼ無視できるほど強くて。これはマリオシリーズという超万人向けの難易度という設定を考えると、こうならざるおえないのかもしれませんが。 また、操作性が悪いのではなく、あくまで「アクションゲームに慣れない人もボタン入力視認できる」ようにしてあるのか、普段、クイックなアクションをやっている人間にとってはややもったりした感覚になる。この辺はむしろマリオオデッセイの方がシャキシャキと気持ちよく動かせた気がします。 普段、自分が作っているアクションゲームなどでは、ターゲットに4歳児とか、ゲームを普段買わない人、あるいは孫と遊ぶ老人などは入っていない、そのため、むしろどんどんクイックに、スピードが速く調整しがちなのですが、それとの大きな違いなんだろうなと とはいえ、凝ったギミックや尽きないアイデア、上を目指すと急に高くなる難易度などよくできていて。この辺は「調整に一番お金と時間をかける」このシリーズらしい、鉄板の一作。ある意味ゲームを作る側の教科書として楽しんでます。
2021.03.07
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コロナの影響で2度の延期になっていた劇場版エヴァンゲリオンの初日公開、しかもネットでのネタバレ避けるため午前中最速を取りましたよ! 平日ですがこの時間なら公開終了後にテレワークで自宅で仕事すればOKなので。 しかし、壮絶なチケット争奪戦でした。深夜12:00ジャストに劇場のチケットサイトにアクセス。しかし、アクセス過多でサーバーの反応がなく。数分後、なんとか発券確認メールが来て、念のためサイトにアクセスしなおしたところ、わずか7分しかたっていないにもかかわらず初日の座席はすべて埋まっていました。 緊急事態解除の平日月曜という異例の初日ですがみんな待っていたんだなあと。もちろん、私もテレビ版から25年、先の映画から7年も待っていたんです!もはや内容がどうとか以前に「自分のオタク人生の碑」として刮目せねば! そう、これは儀式の一つ。たとえ前の劇場版ラストみたいな、映画館を真っ黒な顔でうなだれて出てくるのも、それはそれでエヴァという作品に憑りつかれたオタクの生きざまです! さあ、楽しみだ!
2021.03.05
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「丸川は旧姓ですよね?」選択的夫婦別姓に反対の丸川大臣、国会追及に語った理由とは もう、ここまで「聞いたことに応えない、話をはぐらかす技術」というのは呆れるものですが。 で、これに対してネットで「福島みずほ しつこい。答えられない個人の意見をネチネチと時間の無駄」という擁護の意見があって、びっくりしましたよ。 彼女は今、オリンピックで女性蔑視発言をした森前会長の代行として橋本聖子議員が抜け、その後継としての男女参画担当大臣のはずです。が、それが自民党の夫婦別姓反対するよう地方議会に求めた要望書に連名している。 しかも、一般市民には男女別姓を認めないように言いながら、自分は「大塚」の姓を政治活動で使っていない。つまり、夫婦同姓の不利益を身をもって体現している。 政治家がよく答弁に使う「様々な意見があるが…」という言葉には注意しなければいけない。実際は様々な意見があるからこそ、夫婦別姓も認めるのが正解なのだから。たとえば足のサイズが人それぞれなのに「男は27センチ、女は25センチ、これ以外の靴は認めない。大きいもの、小さいものはたとえ町で売られていても購入禁止。みんなで同じ靴を履くことによって国家の一体感を・・・」というようなもの。サイズが合わなくて足が痛くなる人、逆にブカブカで歩きにくい人など無用な苦労を生むだけだ。そして、この手のことを言う人間とは、往々にして「自分がそうだったから」「自分は別に問題ないから」で判断する。根本から間違っている。選択的夫婦別姓は「問題がある人のための選択肢」であって、現状で問題ない側の人には関係ない話だ。 あと、私人やプライベートならともかく、政治家である以上、自分が議員という立場を使って行っている発言や行動はすべて「政治家として」の意見であり、特に地方議員への要望書に国会議員として連名をした以上、これはプライベートや個人の意見では済まされない。有権者に理由を問われたら自分の政治理念として説明できなくてはならない。それを上のようにダラダラと・・・ 福島みずほ議員がネチネチと答えられない嫌な質問をしているのではない。まともに答えられないような、曖昧で、後ろ暗いところがあって、ごまかさないと立っていられないような答弁に終始するほど、この「選択的夫婦別姓反対論には根拠も意味もない」のだ。
2021.03.04
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丸川氏の夫婦別姓反対 首相「さまざまな考えを持つことは当然」 オリンピック委員会の代表になった橋本聖子氏の代わりに男女共同参画担当相となった丸川氏が、自民党の夫婦別姓反対を地方自民党議員に要求する通知に署名していたということが発端ですが。 私は以前からこの問題(夫婦別姓)は「小学校に行く子供に男子は黒、女子は赤のランドセルでなくてはいけない理由は何もない。それこそ黒も赤も、それどころか最近は水色、ピンク、ベージュ、など様々な色があり、もっといえば別に四角いランドセルである必要もないはず。本人(子供)が求めていないにもかかわらず「男は黒じゃないといけない!」って他人の子供にまで自分のやり方を強要する連中」だと思っています。 こうやって考えると恐ろしく我がままで。特に結婚するとこの国では婿養子以外、女性が男性の姓になることがほとんどですがそれによって発生する各種届け出や手続き更新は煩雑です。 で、上で首相は「さまざまな考えを持つことは当然」と言っている。アホかと。様々な考えを持つのが当然だから、各自に選択肢で夫婦別姓を許可しようという話ではないのかと。今まで通り夫婦同姓がいいという2人に関してはそのまますればいい。自由というのは「選択肢があること」だ。 しかも、当の本人の丸川議員は結婚しているのに自分は議会や選挙ではアナウンサー時代の丸川の姓を名乗っている。同じく議員の夫と姓(大塚珠代という名前)を統一しないのは「それによる選挙での知名度不利益」を知っているからで。都合がいいったらあきれるばかり。 「夫婦別姓になると家族の絆が薄れる、子供がいじめられる」と訳の分からない理屈をつける議員がいる。アホかと。世界には夫婦別姓の国なんていくらでもあるし、子供のいじめはもし、それがあるとしても「珍しいから」であって、別に珍しくなくなればいじめの対象にはならない。それどころか日本の一般人の苗字というのも実は明治以降に決められたもので、それまでは士族以外、「○○村の太郎」とか「△△長屋のオトヨ」みたいな、地域でつけられていた。それほど歴史のない急造文化。保守系議員の言う伝統的でも何でもない。これも小学生のランドセルの歴史がたいして古くないのことに似ている。自分の父親世代はランドセルではなく布かばんや風呂敷など、特に決まったものではなかったのだから。 オリンピック森元会長の女性差別発言で取り立たされた日本のジェンダーギャップ指数の根本は、こういう理不尽で作られている。国会で野党が夫婦別姓を求めた時に「だったら結婚しなければいい!」とヤジを飛ばした議員がいたが、結婚はあくまで両性の合意のみで認められること。それを「姓を変えたくないら結婚するな」というに等しい発言をするような自称「保守」の議員たちとはいったいどこまで思い上がっているのか。
2021.03.02
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