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おとそは、大人にとって正月の楽しみのひとつかもしれませんが、昨今は飲酒運転取り締まりが強化され、朝のお祝いでいただくのが、はばかられるようになってきました。わが家では、正月3が日の祝いの食事のときにいただくお酒(清酒)を「おとそ」と呼んでいましたが、正式には日本酒ではなくみりんを使ったハーブ酒です。みりんに、屠蘇延命散という調合された粉を袋に入れて浸し、成分を溶かし出して飲みます。厄払いの効能があるお酒なのだそうです。屠蘇延命散は、山椒やシナモン、陳皮(干したみかんの皮)などが入っています。バンショー(ホットワイン)を作るときに、赤ワインに混ぜて煮出すための混合物にそっくりです。きっと体を温めるような成分が多く含まれているのでしょうね。バンショーも甘い香りがして飲みやすい飲み方ですが、屠蘇は、ベースがみりんですから、すでに甘いです。そこへ香りを添加することで、口当たりもよくなり、せいぜい飲み過ぎに気をつけて、ということになります。ただし、屠蘇散の成分が出すぎると、味がくどくなります。おとそを、わが家が普通のお酒で代用していたのは、父にはたぶん美味しくなかったからでしょう。先日、知り合いから良いお酒をいただきました(Cさん、ありがとうございます)。来年も元日と2日は、夫婦双方の実家に、年始あいさつに(子たちのお年玉をもらいに)行くため車を運転するので、朝はいただけませんが、帰宅した夕方以降に、1年の無事を祈って「おとそ」をいただこうと思います。
2008年12月25日
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縁起物として正月に食べます。地中にできますが、しょうがと同様、茎の一部なのだそうです。白くて節のある塊で、虫のような形状から「草石蚕」という字が当てられました。チョロギという音にも、いろいろと縁起の良さそうな当て字がありますが、朝鮮語でみみずを意味するチロンイが語源ではないかとも言われています。普通にスーパーなどで売っているものではないので、わたしは生のものは見たことがなく、袋入りの酢漬けを買ったことがあるだけです。 白いままの酢漬けでもいいのでしょうが、正月用には梅酢などで赤く染めて、黒豆と取り合わせることが多いようです。大きさは、豆よりやや大きいぐらいですから、バランスもちょうどいいですね。コリコリした食感ですが、特別な味があるというわけでもなく、箸休めといった感じです。たくさん食べるものでもないし、その形の面白さから、目で楽しんで食べるものなんでしょうね。 ……実はこんなことを書きながら、わが家の正月のメニューにはありません。それでも、この時期にちょろぎを取り上げたのは、正月が近いという理由のほかに、「ちょろぎの赤も……」などという句が突然届いたときに、「これは何?」と首をかしげる方がいないように、と思ったからです。「届く」のはたぶん1月1日です。届かない方、そのうちネットにも載せますので、ご期待を。
2008年12月20日
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柑橘類の一種で「ばんぺいゆ」と読みます。九州では熊本県の特産です。かぼちゃや梨などで巨大な品種がありますが、この晩白柚も、とても大きく育ち、先日いただいたものはハンドボール(小ぶりなバレーボール)ぐらいの大きさでした。これに中身がびっしり詰まっていると、とても重いのですが、実際は食べられる実はグレープフルーツぐらいの大きさしかなく、黄色い皮と実の間は、白いウレタンのようなワタの部分です。むいた時、多少がっかりしました。晩白柚は、砂糖漬けが有名な「ざぼん」の一種だそうです。実は少しサクサクしていましたが、さほど酸っぱくもなく、甘みがあって美味しい柑橘でした。ワタをほとんど除いてから、横に輪切りにして家族でいただきましたが、実は袋からホロホロと取れ、食べにくくはありませんでした。白いワタの部分も、加工のしようによっては食べられるとのことですが、実だけで充分満足してしまったので、そこまでしませんでした。手間が掛かりそうでもありましたし。それでも、黄色い皮は使ってやろうと、ワタから薄くそぎ取り、大ぶりな3片ほどをお風呂に入れて、ばんぺい湯(^_^;)を楽しみました。前回の「お風呂みかん」のときにも話題になりましたが、湯の中でさんざん揉んだりしたところ、大人も小6の長男も平気だったのに、小2の娘だけが風呂上がりに「肌が少しひりひりする」と言っていました。個人差があるようなので、それぞれに合わせて楽しまれるといいでしょう。とてもよく香る、すばらしいお湯でしたが。
2008年12月17日
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寒い季節の到来です。心も体も温めるために、温州みかんを1つ持って、風呂に入りました。いえ、正確には、湯を張るときから1ケ湯ぶねに入れておきました。冬至にいただく柚子湯ではないけれど、いくぶん柑橘系の香りが漂います。何よりも、風呂場が明るくなった、と思うのは考えすぎでしょうか。軽くみかんをなでながら暖まりますが、香りが足りないかなと思うときは、少しもんでみるといいかもしれません。ただし、中の実をつぶさない程度にですが。さて、このやや温かくなったみかんをいつ、いただくか。風呂上がりでもいいのですが、他の人の迷惑にならないのなら、湯ぶねの中でもいいのではないでしょうか。生ぬるい分、甘く感じると思います。皮をむくときに、多少香油の成分が飛びますが、これはかえって、いい香りのもとになります。ただ、問題は実の袋の表面のすじで、これが浴槽の中に広がるとたいへん。より分けて、あとで皮に包んで持って出るか、覚悟を決めて全部食べてしまうかしましょう。温州みかんではなく、オレンジを食べたあとの皮も、お風呂に入れるととてもいい香りがします。また、すだちやかぼすの皮を入れれば、青い独特の香りがするでしょう。お好みでいろんな材料を試してみるのも楽しいものです。ただし、あまり皮の香油を絞りすぎて、肌がひりひりしない程度に抑えましょう。値段も大きさも手頃な温州みかんは、あとで食べられるという、他の材料にはない特典もあります。ビタミンも摂れるし、一石二鳥の冬場の入浴法ですね。
2008年12月07日
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