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本物の住まい 『無垢材の家は高い』『木造住宅は高い』そんなイメージが出来ているので、合成材ばかりの家が増えて来ました。『本物の木造住宅を安く提供したい。』それが材木屋である私のコンセプトです。本物は高いから、合成された内装材が開発されてきました。木目の印刷された内装材、良く見ないと本物かと思うような商品が沢山出ています。でも私が無垢材にこだわるのは、合成され印刷された物がどんなに綺麗に出来てもそれは本物にはなりません。本物の良さは見栄えだけじゃ有りません。奥の深い物が有ります。本物を説明するには、本物を見てさわってもらわなければ説明出来ませんので、ここでは深く書きません。私のセミナーを聞きに来てもらうか、私の会社に来てください。住宅に無垢材をこだわるのは、人が住むからです。快適に健康に暮らしてほしいからです。合成物質の弊害を減らしたいからです。安全に暮らせる住まい。健康な生活には室内が汚染されてない方が良いに決まっています。一般的に合成材より無垢材のほうが高いのが普通です。でも私は材木屋として無垢材を上手に使う事で合成材に近い値段で供給出来る無垢材を開発してきました。私の持っている材木のノウハウをもっと多くの人に伝えて本物の価値を理解してもらいたい
November 16, 2008
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炭と料理 炭といえば備長炭が有名ですね。家庭では料理に炭を使う事は無くなりましたね。今は、ガスや電磁調理器(IH)がたいへん便利に使われています。何故料理屋さんでは炭にこだわっているのでしょうか。ウナギ屋さんとか焼き鳥屋さんでは、店の前に『備長炭使用』の看板を良く見かけます。『備長炭使用』の看板を見ると、ここのお店は美味いんだと思いますよね。炭で焼いた物はたしかに美味いんです。その理由を化学的に説明します。ガスの火には水分が含まれています。ガスには水素(H)が含まれています。(都市ガスはメタンガスCH4)ガスが燃えるときに、空気中の酸素(O)とが結合します。結合して出来た物が水分(H2O)です。この水分が焼き物に入るのです。炭が燃えても水素が無いので水分は出ません。炭が燃えるときに出るのは遠赤外線です。遠赤外線によって焼き物の芯にまで熱がとおりカラット焼き上がるのです。だから焼き物を料理するには炭が料理を美味しく焼き上げてくれるのです。炭に限らず、暖炉も遠赤外線を出しているので、壁材や天井材の芯まで暖められています。火を消した後も暖かさが残っています。寝るときに火を消しても朝までわりと暖かいです。私の家では、20才(35年前)になった時にはじめてガスストーブを買いました。それまでは練炭の火鉢が一つと、時々使う炭の火鉢が一つあっただけです。チョット寒かった覚えが有りますが、練炭火鉢には何時もヤカンが乗っていました。冬場は乾燥します。乾燥するとインフルエンザが流行します。エアコン暖房で室内がさらに乾燥してしまいます。練炭火鉢一つだけの時は誰も風邪を引きませんでした。チョットだけ寒かったのも体が鍛えられて良かったのかもしれません。冷暖房完備の生活が、健康に良いとは思いません。
November 16, 2008
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木造住宅を建てるにはどれだけの森林が必要でしょうか 木造住宅の骨組みに使われる材木ですが、一番下が土台。土台に垂直に立っているのが柱です。ここまでは誰でも知っている名称ですね。柱の上に横になっているのが梁。土台から梁に斜めに入っているのが筋交い。柱と柱の間に垂直にたっているのが間柱です。屋根を垂直に支えてるのが束。水平に支えているのが母屋です。だいたいここまでが構造材です。木造住宅に使われている材木は、私のおおざっぱな計算では、延べ面積の10倍です。50坪の住宅で500坪の森林が必要です。下地材や内装材まで入れたらたぶん700坪以上の森林が必要だと思います。木材は多量の二酸化炭素を貯蔵しています。50坪の木造住宅で約5トンの二酸化炭素が木の中に貯蔵されているのです。都市の中に500坪の森林を造るのは大変な事です。でも木造住宅を建てれば、その10倍の森林の二酸化炭素貯蔵量に匹敵します。日本の森林面積は250万ヘクタール有ります。1ヘクタール=100アール=1万m2=3025坪国土の67%が森林です。日本は世界でもっとも森林率が高い国の一つです。森林蓄積量は40億4000万m3。蓄積量は毎年8000万m3増えています。国産材使用量は年間2000万m3です。外材使用量は年間8000万m3です。毎年6000万m3の木が余っているのです。これが日本の林業が大変な理由のわけです。国産材の長所短所は有りますが、理解して使えば、日本の木は大変優秀です。何よりも日本の気候風土に一番あっています。世界でもっとも森林率の高い日本。沢山木材が余っています。でも世界でもっとも木材の輸入量が多い国他国からは不思議がられています。何故だと思いますか。木を沢山使えば林業の活性化につながり、新たな植林や森林の維持管理も出来ます。木造住宅はその10倍の森林面積を育てる費用と、面積の10倍もの森林の二酸化炭素を貯蔵出来るのです。20世紀は石油の時代でした。その結果が今出ています。21世紀は木の時代にしなければ、22世紀はやってこないでしょう。
November 15, 2008
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木は腐りやすい。木は燃えやすい。 木は腐りやすく、燃えやすい。でも木は腐りにくく、燃えにくいのです。矛盾した言い方ですが、ホントです。腐る燃えるが、木の欠点のように言われますが、使い方次第です。それが木の事をちゃんと理解出来てるかになります。今の木造建築は、外壁材と内装材が、骨組みである木を包んでしまっています。それは木にとっては腐りやすい事です。消防法の関係で燃える物を外部に使えないのです。(地域によって規制が違います)腐りやすい所には腐りにくい材木を使用するのは当然ですね。でもその当然が、外国から安い材木が輸入されるようになって変わって来ました。腐りやすい所に平気で腐りやすい木が使われるようになって来ました。乾燥した国で育った木よりも、湿気の多いところで育った木の方が、湿気に強いのと、元々湿気に強い成分を含んだ木を選ぶべきです。その適材適所の考えが、今の日本の木造住宅には薄れてきています。木が燃える。木は大変良く燃えます。昔は木で料理を作ったり、お風呂を沸かしたりしてました。時にはキャンプファイヤーを、経験された人も多いと思います。紙のように薄い木はアッと言う間に燃えてしまいます。でも太い木はなかなか燃え尽きません。紙も一枚一枚は簡単に燃えますが、電話帳のような厚い束はなかなか燃えませんね。燃えにくい理由は木の場合、3cm位表面が燃えるとその表面が炭化して奥まで酸素が入りにくくなるのです。だから奥まで燃えるのに時間がかかります。たとえば火事になったとき、柱や梁などの構造材は、厚みが10cm以上有るのでなかなか芯迄燃えて行かないのです。ところが、燃えない鉄は熱に弱いので、火災になると曲がってしまいます。鉄は火事に強いと考えるのは間違いです。アメリカでは火事になった時、木造は建物の中まで入って消防活動をしますが、鉄骨の建物は何時熱せられた骨組みが崩れてくるのか分からないので、建物の中に入っての消防活動は禁止されています。統計では木造より鉄骨の棟が落ちるのが早いそうです。木造の火災現場を見ると、棟や骨組みが残っている所をニュースでよく見ますね。木が腐ったり燃えたりする事は大変大事な事です。燃えたり、腐っても土に帰り又新しい木が生えて来ます。自然のリサイクルが有る出来るので、沢山木を使えば、その収益で沢山の木を育て自然を守る事が出来るのです。計画的に森林をリサイクル管理をする事が大切です。20世紀は石油の世紀でしたが、その弊害が世界的な問題になっています。21世紀は木が主役にならなければ、世界の環境を替える事は出来ないでしょう。自己紹介 ネットショップオープンしました。 『きこりのお店』 http://store.shopping.yahoo.co.jp/kikori/index.html 私は木が大好きです。 20世紀は石炭・石油の時代でした。 でもその弊害が、今沢山出ています。 21世紀を木の時代にしないと地球の未来は有りません。 私は木材の製造・販売から住宅建築までを、仕事にしていることを大変誇りに思っています。 だからこそ、木を理解してもらう事は木材を扱っている者の社会的使命と考えています。 今ちゃんと木を理解しなければ人類の未来はあり得ません。 『木の語り部』として、多くの人に健康な人生を送ってもらうために私は語ります。いろんなところで語ります。 私の木の話を聞いてください。 私の妻も木が大好きです。 日本色彩研究所認定色彩指導者 インテリア・コーディネイター等で活躍しております。 木をお洒落にコーディネート出来る人です。 公私共に大切な人です。 ヤフーブログ http://blogs.yahoo.co.jp/iwatsukazaimoku/1381409.html 楽天ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/kisohinoki 岩塚材木H・P http://www.iwatsuka.co.jp/ ヤフーネットショップ『きこりのお店』新規オープン http://store.shopping.yahoo.co.jp/kikori/index.html
November 15, 2008
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マンションを木造住宅に マンションを木造住宅になんて出来ないと思われるでしょう。今の木造住宅は木造住宅じゃない家が多いと思います。木骨住宅が多いですね。木骨住宅とは何か。骨組が木造でも、内装に本物の木が使われていない家。それを私は木骨住宅と呼んでいます。私が造る木造住宅と同じにして欲しくないから。せっかく木の家を造っても室内に木がない。木目を印刷した木の偽物が使われています。又は木を薄くスライスした物をベニヤなどに貼り付けて、本物の木が貼って有りますと説明している住宅会社。コンクリートの家も、鉄骨の家も、木の家も内装は同じような材料が使われています。では本当の木造住宅はどんな家でしょうか。それは内装に、本物の木が沢山使われている住宅です。マンションの内装に木を沢山使えば、それこそ本物の木造住宅ではないでしょうか。以前名古屋の中心に我が社のモデル住宅を造りました。築17年のマンションをリホームして、内装材に沢山の材木を使いました。完成現場見学会に沢山の来場者がみえました。来場者の驚きは、『マンションなのに、こんなに沢山の材木が使えるんですね。』内装に木を使ってこんなに見学者が驚くのを見て、私も驚きました。『マンションは木が使えないのだ』と思いこんでいる人がこんなにもいるんだと。確かに何処のマンションを見ても、無垢の木が本格的に使われているマンションはまず有りませんね。日本は過酷な程の、高温多湿の国なのに、内装材は吸湿性の無いビニールクロスで壁や天井が施工されています。床も吸湿性のない合板フローリングが一般的に使われています。『快適を追求した住い』と言うキャッチコピーを良く耳にしますが、チョット違うんじゃ無いかなと思います。何故高温多湿である日本で、吸湿性の悪い材料が一般的に使われるようになったんでしょう。それは見栄えだけの問題ではないでしょうか。外壁は塗装板。内装は塗装した床材と、ビニールクロス。これが一般的な日本の住宅ですね。これらの内装材は出来た時は綺麗ですが、年月を重ねる毎に色あせて行きます。でも高額な建築費がかかるから仕方が無いとあきらめてはいませんか。本物を上手にコーディネートすれば、合成材料に包まれた住宅と、それほど予算が替わらない住宅が出来ます。現に私が造る住宅は本物の木をふんだんに使用した住宅を造っています。なぜそれが出来るか。それは、私は木の専門家だからです。今の日本の住宅産業には木の専門家がほとんどいないんじゃ無いでしょうか。http://store.shopping.yahoo.co.jp/kikori/index.htmlhttp://www.iwatsuka.co.jp/
November 14, 2008
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年輪 バームクーヘンを真半分に切ると沢山の線が有りますね。これが木材で言う柾目です。3分の2位のところで切るとあまり線は出てきません。丸太は先が細くなっているので、3分2位のところで製材すると木目が綺麗に出ます。ただし熱帯地方は一年の気温の変化が少なくて、いつも暑いのではっきりした年輪は有りません。同じ丸太が、製材の仕方によって木目の板や、柾目の板がとれるのです。巾の広いところでは、木目が中心で、柾目がその縁に有ります。年輪には冬目と夏目があります。夏目とは暖かい時に木が成長したところ。冬目は年輪の丸い線のところです。冬はほとんど成長しないので、線にみえます。製材する時、使用目的におおじて木目に引いたり柾目に引いたりします。木目柾目は木柄の関係で使用したりする事が多いです。でも木目柾目を性質で使用する事も有ります。たとえば樽は木目。桶は柾と決まっています。理由は収縮率の関係です。樽はお酒とか、味噌醤油を醸造する時に使います。一度醸造を始めたら中身を途中で出しません。樽は常に水分を含んでいます。板目は柾目より収縮率が高いので、水分を含むとのびます。桶の場合は使うときだけ水分を含みます。柾は木の収縮率のご5分の1位です。つまりあまり伸びちじみが無いのです。木目はのびる力で桶が壊れないようにします。柾目は伸ちじみが少ないから水を含んでも、乾燥してても壊れないのです。木目は外に向かって反ります。柾目は反りません。木目の材料を使う時。表裏をちゃんと確かめ無ければいけません。木目の表裏を見分けるのは芯の側が裏で外の方が表です。物の説明を文章や言葉だけで説明するのは大変むつかしいです。この文章を読まれてもまだチョット理解出来ないかもしれません。木を憶えるには、見て触って匂いをかぐのが一番早く覚えれます。私のセミナーはいつも木を持って行って体験してもらいながらお話しています。きかいが有れば私の木の話『きほんのき』のセミナーに参加してください。最終更新日 2006.03.14 22:29:48
November 14, 2008
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木に包まれて。 わたしの通っている歯医者さん。我が社のチラシがご縁でお付き合が始まりました。初めて院長室にお邪魔したとき。机の上にかまぼこに板が有りました。この先生は、木が大好きなお方です。木で沢山いろんな作品を作ってみえます。かまぼこの板も先生に取っては大切な材料です。木に包まれている材木屋の私には、かまぼこの板まで大切にされ、その板から素晴らしい作品を造ってみえる先生に凄いカルカルチャーショックでした。その先生の依頼は診療所を木で包みたい。『内装を木にしたいけどアドバイスが欲しい。』との事でした。そして先生の望みであった、木に包まれた診療所を造らせて頂きました。私も歯の治療に通っていますが、この診療所は、病院の薬の匂いがしません。木が薬の匂いを吸い取ってくれるのです。診療所を開設されて15年間歯医者さんをされてる先生が言われた事は。木に包まれた診療所にリニューアルされてから、『治療中に寝てしまう患者さんがいる。今までには無かった事だ。』と驚いてみえました。事実私も治療中に何度か寝てしまいました。これは木のリラクゼーション効果です。木は気持ちを和らげる、効果が有ります。ある老人ホームで内装を木にしたら老人達が大変元気になった。との話も聞きました。木ってほんとに凄いと思います。人類は木の恵みに包まれて進化してきました。木に包まれて生活は、心身の健康の為にも大切だと思います。
November 14, 2008
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安心出来る住まい 農薬漬けの野菜やお米。有害化学合成物質を餌にしている養殖魚。もちろん無農薬野菜やお米も有ります。有害な餌を与えていない養殖魚も沢山有ります。その方達は大変な努力をしています。なぜなら農薬や有害物質を使ったほうが楽に収穫出来るからです。草を取るのも除草剤ならまくだけですみます。害虫退治も農薬をまくだけですみます。草が枯れる害虫が死ぬ。それが人間に無害でしょうか。木は生長課程でほとんど農薬は使われていません。木の成分には農薬は入っていません。でも建物が建った時に土台や柱に防腐剤を塗り、床下に白蟻駆除剤を散布します。安全な物も有りますが使用されてるほとんどは劇薬です。床下や柱に使用された劇薬は床や壁の隙間から室内に入って来ます。床下収納庫を施工されてる所が有りますが、劇薬のまかれているところには床下収納庫は取り付けないでください。なぜなら床下収納庫は食品を入れる事を目的にしているから、食品が汚染されます。劇薬を散布している住宅会社は劇薬散布をやめるべきです。以前NHKの報道番組で、母親の母乳から農薬が検出された事が報道されました。農家でない農薬とは全く無縁の主婦から農薬が検出されたました。原因は、白蟻駆除剤だったのです。ではせっかく高いお金を出して建てた住宅が白蟻被害や、柱や土台が腐ってしまうじゃなかいかと思われるでしょう。根本的な間違いは、腐りやすくて白蟻に犯され安い木を使うのが間違いです。前回書いた桧は白蟻駆除も防腐処理もしなくて良いのです。ヒバも同じです。もし不安で有れば人体に無害な駆除をおすすめします。こんな事が許されていることがおかしいと思います。こんな事が平気で行われている日本の住宅産業がおかしいと思います。家を建てる方はちゃんと木の事や、防腐防蟻処理の方法を確認してください。
November 13, 2008
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建築材の適材適所 木は種類によって性質が大変違います。住宅を建てるとき、木の使い方を間違うと、住宅の寿命に大きく影響してきます。壁の中は大変湿気が多いので湿気に強い木でないと腐ってしまいます。それと湿気の多いところには白蟻がやってきます。土台や柱は湿気や白蟻に強い木でないといけません。最近狂いにくい材料で、エンジニヤリングウッド(合成木材)と言われる、板を張り合わせた柱が沢山使われています。この柱の欠点は粘りが無く湿気に非常に弱いです。時々接着材の強度が悪い欠陥商品も見つかっています。狂いが少ないのは、施工が楽だから沢山使われているのですが、建物の為には感心しません。土台や柱は日本の桧をおすすめいたします。桧は腐りにくい性質と、害虫が嫌う成分が沢山含まれているます。白蟻に取ってはまずい木です。蚊も桧は嫌いです。ダニも桧はいやがります。桧の凄い事はまだまだ沢山有ります。切り倒されて建築材となってからも、強度が増してゆくんです。約100年かけて強くなり、1000年かけて元の強度に戻るのです。化学的根拠は桧の細胞は乾燥しながら強度を増すからです。古代建築の修復等の時に使ってあった、古い桧の成分を分析してわかった事です。世界最古の木造建築物、法隆寺は1400年前に建立されました。もし桧以外の材木で建てられたらきっと現存していなかったでしょう。日本書記には木の使用方が沢山書いて有ります。その中で『建物は桧を使いなさい』とちゃんと書いて有ります。昔からちゃんとわかっていたんですね。戦後木材の自由化によって、古代人の知恵がだんだん忘れさられてしまいますね。 木は種類によって性質が大変違います。住宅を建てるとき、木の使い方を間違うと、住宅の寿命に大きく影響してきます。壁の中は大変湿気が多いので湿気に強い木でないと腐ってしまいます。それと湿気の多いところには白蟻がやってきます。土台や柱は湿気や白蟻に強い木でないといけません。最近狂いにくい材料で、エンジニヤリングウッド(合成木材)と言われる、板を張り合わせた柱が沢山使われています。この柱の欠点は粘りが無く湿気に非常に弱いです。時々接着材の強度が悪い欠陥商品も見つかっています。狂いが少ないのは、施工が楽だから沢山使われているのですが、建物の為には感心しません。土台や柱は日本の桧をおすすめいたします。桧は腐りにくい性質と、害虫が嫌う成分が沢山含まれているます。白蟻に取ってはまずい木です。蚊も桧は嫌いです。ダニも桧はいやがります。桧の凄い事はまだまだ沢山有ります。切り倒されて建築材となってからも、強度が増してゆくんです。約100年かけて強くなり、1000年かけて元の強度に戻るのです。化学的根拠は桧の細胞は乾燥しながら強度を増すからです。古代建築の修復等の時に使ってあった、古い桧の成分を分析してわかった事です。世界最古の木造建築物、法隆寺は1400年前に建立されました。もし桧以外の材木で建てられたらきっと現存していなかったでしょう。日本書記には木の使用方が沢山書いて有ります。その中で『建物は桧を使いなさい』とちゃんと書いて有ります。昔からちゃんとわかっていたんですね。戦後木材の自由化によって、古代人の知恵がだんだん忘れさられてしまいますね。
November 12, 2008
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健康な暮らし 長生き出来ても健康じゃないと人生つまらないですよね。健康な体のために気を使う事に、食事が有りますね。運動も有りますね。もう一つ加えて欲しいのが、健康な室内環境を作ることです。綺麗な空気のお部屋です。空気が汚れていると、ばい菌、有害物質、カビの胞子、ダニの糞等が室内の空気の中で漂っています。なるべく換気をする事が大切ですが、有害物質は元から立たないとなかなかむつかしいです。芳香剤、塗料、ワックス、印刷物のインキ、家具、カーテン、内装材。あらゆる所に有害物質が含まれている事が多いのです。内装材以外は買うときに良く調べれば良いでしょうが、壁床天井材は一度施工したら簡単には取替が出来ません。これからマイホームを計画されるかたは色柄だけで内装材を決めないで、まず有害物質のなるべく含まれていないものを選択してください。でも基準値に沿った安全な商品であっても安全では有りません。なぜなら日本の安全基準は甘いからです。『アスベスト』のように今まで安全と言われていた物が大変な毒物であったりします。今後日本の内装材の安全基準は厳しくなっていきます。今安全とされている物が安全じゃ無かった事になります。日本の基準が甘いのは、国が建材メーカーに甘いからです。だからこれから徐々に基準は厳しくなっていきます。
November 10, 2008
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シックハウス症候群 日本の建物は化学合成物質が大変多く使われています。有害物質に対する基準がとても甘いのです。昨年問題になった『アスベスト』も他国では早くから規制が厳しくなっていたのに、日本では放置されてきました。住宅や学校オフィース等人が利用する建物にもまだ沢山基準の甘い内装材が使われています。シックハウス、シックスクール、シックオフィース。いろんな場所で有害物質を吸って我々は生活しています。多少は基準が厳しくなってもまだまだ危険がたくさんあります。我々の知らない事もまだ沢山有ると思います。たとえば火事になった時、内装材に含まれている、化学合成物質から有毒ガスが出ます、でもこの有毒ガスの規制はほとんど有りません。火災で焼死した人はほとんどいません。火災の死亡原因はガス中毒です。有毒ガスを吸って身体の自由がきかなくなって逃げ遅れるのです。火災になっても有毒ガスを吸わなければ助かった人は多くいると思います。日常生活でも室内は空気汚染されています。汚染された空気の中で毎日生活しているので、シックハウス症候群が起きるのです。自然素材に包まれた部屋で暮らすのと、化学合成物質に囲まれた部屋で暮らすのと、どちらが健康に良いでしょうか。都会の空気は汚染されています。せめて住まいだけでも汚染されていないものに囲まれていたいと思います。私のオフィースや自宅は木材その他の自然素材をふんだんに使用しています。この空気になれているのでよそに行ったとき、合成物質の内装材が使用されていると、喉が痛くなったり、気分が悪くなったりします。木材は室内環境に取って大変大切な材料です。でもけっして塗装しないでください。そのままが一番良いのです。汚れるからと塗装をしがちですが、汚れはそんなにつきません。私の住まいをリホームしました。二部屋を一部屋にしました。一部屋は床壁天井17年前の板がそのまま貼ってありますが全然違和感が有りません。もしクロス貼だったら、17年もたっていたら汚いと思います。木は丈夫くて、経済的です。過ごしやすい室内環境を作ってくれます。湿度調整もしてくれますので、エアコンの使用も減ります。機械から出た空気よりも出来るだけ自然の空気を吸ってください。
November 8, 2008
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生活するのに丁度良い湿度は40%~65%位が過ごしやすいですね。梅雨時には湿度が80%位になる事が多いです。湿度80%位がカビにとっては一番良い湿度です。食中毒にも気おつけなければなりません。逆に湿度30%位になるとインフルエンザが大流行しましす。木材は呼吸していると良く言われます。その意味は室内が乾燥しているときには木材の中にある湿気を出したり、湿度が高いときには吸収してくれます。湿度調整出来ない合板フローリングを無垢のフローリングに張り替えると結露がずいぶん少なくなります。無垢のフローリングが湿度調整してくれるからです。ただ残念な事に、木材が汚れないように、幕を張った塗装をしてあるフローリングが多くめだちます。これではせっかくの木材の特長を殺してしまっています。まさに木材の呼吸を止めているのです。昔の日本家屋は、木と土と紙から出来ていました。これらの材料の特長は湿度調整をしてくれることです。今の日本家屋の床や壁天井材は湿気を吸わないものが多いですね。日本は大変湿気の多い国ですので、もっと気候風土を良く考えて内装材を選ぶべきです。日本の住まいは以前は湿度を調整してくれる土と木と紙がきほんになってで出来ていました。今は施工するのに安くて便利な新建材が多く出回りました。特に湿度調節の出来ないビニールクロスや塗装された合板フローリングと木目印刷された建具や内装材が主流になってしまいました。湿度調整してくれる内装材を使うと、エアコンを使用する時間が短くなります。特に木材は暑さ寒さも和らげてくれます。無垢の木材には化学合成物質が入っていないので、綺麗な空気の中で過ごせます。住宅は人生で一番永く暮らす空間です、木材を使えば化学合成物質過敏症による様々な病気の予防にもなります。そして何よりも綺麗で美味しい空気を吸うことは心身共に健康な暮らしが出来ます。健康な生活は室内に綺麗な空気があることですね。
November 4, 2008
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木に包まれて 私が小学校の時は(昭和30年代)木造校舎でした。椅子も机も。でも今はコンクリート校舎にスチールの椅子机です。最近木造校舎が見直されてきました。コンクリート校舎に比べ、木造校舎の児童には、風邪を引く子や、近視の子が少ないとの調査結果が出ています。理由は、湿度が40%以下になると風邪が引きやすくなります冬などは乾燥した日が多くなるので喉を痛め、風邪を引きやすくなります。木は湿度を調整してくれるから適度な湿度で風邪が引きにくなります。コンクリートや鉄の建物は木の建物と比べ温度差が激しいので風邪が引きやすくなります。近視の問題は、木の内装材は紫外線を吸収して眼に優しいけれど、コンクリートの校舎白く塗装されているので、紫外線が反射しやすく眼を痛めやすいと思われます。湿度が高くなるとカビが生えたり食中毒等にも注意しなければなりません。
November 4, 2008
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余っている日本の木 資源に乏しい日本ですが有り余っている資源があります。それは木材で す。日本の木材消費量は約1億m3です内80%は輸入材で20%が国内 産です。しかし年間使用量と同じ1億m3の木が生長しています。成長し たすべての木を利用するには様々な問題がありますが、国産材をもっと上 手に活用することは出来るはずです。今世界的に資源が高騰してきていま すので、自国の資源の有効活用が課題です。外材が国内産より安いので値 段だけの判断で外材が使われてしまっていますが、日本の気候風土にあう のは日本の気候風土で育ってきた日本の木です。もっと適材適所を考えて 使ってほしいです。1階部分の土台や柱は湿気に強い物が必要です。乾燥 地帯で育った木は湿気に弱い物が多いですが、平気で使われています。
November 3, 2008
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日本書紀から伝わる教え 「日本書紀」には、日本に良い材料がないことを嘆いた素戔嗚尊(すさ のおのみこと)という神様が、自分のヒゲや眉毛を抜いて地面にまくと 、それが杉や桧、マキ、クスノキなどの木となったと書かれています。 そして「杉とクスノキは浮宝(船)に、桧は瑞宮(みずの宮。宮殿の事) に、マキは棺に使うように」と、木の種類とその使い道を命じていま す。古墳などの遺跡から発掘される木は船や建築材は杉、木棺はマキ つくられているものが多いそうです。また今でも神社仏閣には桧が使 われますし、川舟には杉が多く使われていました。昔からの知恵が今 でも生きていることが分かります。特に建物に桧を使うことは桧の成 分を分析すると切った時から100年かけて強度が増していきます。 その後900年かけて切った時の強度に戻るのです。桧は湿気に強く シロアリやダニが嫌うのです。古代から木の性質が分かって使われて いたのですが、安い外材が輸入されるようになってから昔から伝えら れてきたことが忘れられようとしています。
November 3, 2008
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日本の木が大変 木は身近にあって遠い存在になりつつありますね。合成材が増えて天然素 材が身近からどんどん減っています。私は原木を製材して、それで住宅を 造る仕事をしています。木は暖かさが有ります。優しさが有ります。気持 ちを和ませてくれます。でも木は高いと思われがちです。ほんとは安いの です。安すぎるから、採算がとれずに伐採されない木が沢山あります。日 本の森林には沢山の木が放置されています。木は水や空気のように、人間 やすべての生き物にとって大切な存在です。でも放置されていると森林が 荒れてしまいます。森林の手入れが行き届かないので、立ち枯れしたり、 栄養不足のひょろひょろになってしまいます。もっと日本の木を沢山使っ て欲しいです。日本の林業がちゃんと採算とれなけれなければ森林を維持 することができなくなってきます。
November 3, 2008
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はじめに ビニールクロスばかりの内装が増えています。 色柄が豊富なのでつい見 た目の判断でビニールクロスを選びがちですが 、室内の環境を考えてな いそう材を選んでください。そのためのアドバイスをこの本から参考にし てください。私は木が大好きです。 20世紀は石炭・石油の時代でし た。 でもその弊害が、今沢山出ています。 21世紀を木の時代にしない と地球の未来は有りません。 私は木材の製造・販売から住宅建築まで を、仕事にしていることを大変誇りに思っています。 だからこそ、木を 理解してもらう事は木材を扱っている者の社会的使命と考えています。 今ちゃんと木を理解しなければ人類の未来はあり得ません。 『木の語り 部』として、多くの人に健康な人生を送ってもらうために私は語ります。 いろんなところで語ります。 私の木の話を聞いてください。
November 3, 2008
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ビニールクロスばかりの内装が増えています。 色柄が豊富なのでつい見 た目の判断でビニールクロスを選びがちですが 、室内の環境を考えてな いそう材を選んでください。そのためのアドバイスをこの本から参考にし てください。 私は木が大好きです。 20世紀は石炭・石油の時代でした。 でもその弊 害が、今沢山出ています。 21世紀を木の時代にしないと地球の未来は 有りません。 私は木材の製造・販売から住宅建築までを、仕事にしてい ることを大変誇りに思っています。 だからこそ、木を理解してもらう事 は木材を扱っている者の社会的使命と考えています。 今ちゃんと木を理 解しなければ人類の未来はあり得ません。 『木の語り部』として、多くの人に健康な人生を送ってもらうために私は 語ります。いろんなところで語ります。 私の木の話を聞いてください。 日本の木が大変木は身近にあって遠い存在になりつつありますね。合成材が増えて天然素 材が身近からどんどん減っています。私は原木を製材して、それで住宅を 造る仕事をしています。木は暖かさが有ります。優しさが有ります。気持 ちを和ませてくれます。でも木は高いと思われがちです。ほんとは安いの です。安すぎるから、採算がとれずに伐採されない木が沢山あります。日 本の森林には沢山の木が放置されています。木は水や空気のように、人間 やすべての生き物にとって大切な存在です。でも放置されていると森林が 荒れてしまいます。森林の手入れが行き届かないので、立ち枯れしたり、 栄養不足のひょろひょろになってしまいます。もっと日本の木を沢山使っ て欲しいです。日本の林業がちゃんと採算とれなけれなければ森林を維持 することができなくなってきます。 日本書紀から伝わる教え奈良時代に書かれた「日本書紀」には、日本に良い材料がないことを嘆い た素戔嗚尊(すさのおのみこと)という神様が、自分のヒゲや眉毛を抜いて 地面にまくと、それがスギやヒノキ、マキ、クスノキなどの木となったと 書かれています。そして素戔嗚尊は、「杉と楠は浮宝(船)に、桧は瑞宮 (みずのみや。宮殿のこと)に、マキは棺に使うように」と、木の種類とそ の使い道を命じています。実際に、古墳などの遺跡から発掘される木製品 は、船や建築材は杉、木棺はマキでつくられているものが多いそうです。 また、今でも神社仏閣には桧が使われますし、川舟には杉が多く使われて います。昔からの知恵が今でも生きていることが分かります。特に建物に 桧を使うことは桧の成分を分析すると切った時から100年かけて強度が 増していきます。その後1000年かけて切った時の強度に戻るのです。 桧は湿気に強くシロアリやダニが嫌うのです。古代から木の性質が分かっ て使われていたのですが、安い外材が輸入されるようになってから昔から 伝えられてきたことが忘れられようとしています。
November 3, 2008
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