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=審査=ルビー作P 全体的に色がいまいち。統一感が感じられない。テーマが伝わってこない。M 今回は、造形の技術しか見られない。もっと技を盛り込めば、洗練された見栄えになった。M (上段)味はすばらしい。まさに絶品。P (真ん中)パサついている。焼き過ぎ。フィリングはうまいが、マスカルポーネとラズベリーは無難すぎる。落胆の色が隠せないルビー。不機嫌な表情に。M (下段)レモンを感じるけれど、もっと入れてもよかった。P 風味は悪くない。だが、これもスポンジの焼きすぎ。味はいいが焼きすぎだし、飾りもいまいち。P 君に実力があるのは知っている。これはいい風味だが焼きすぎだし、見た目が物足りない。ルビーの頬に涙がつたう。審査員たちは、彼女に気を遣って喋っていたでしょう、多分。フォンダンを切リ抜いた飾りが雑。子どもがやったみたい。スポンジに塗られたクリームも、きれいな仕上がりではない。全くウェディングケーキという感じがない。なぜこれを作ったのか・・・。 フランシス作重くて持ち上がらないので、ポールが彼女の代わりに作品を前に持っていった。こんなこと、初めてだと思う。M とても独創的。装飾が美しく印象的で、しかも全て食べられる。メアリーは、食べられないものが含まれていると不満を口にしてきた。それを意識したか。ただ、後ろ側には装飾がひとつもない。`紙吹雪´が全体にぐるりとなってたら、なお良かった。確かに。なぜ360度に装飾を施さなかったのか?!P 現代的で見事な装飾。(でも、味の方がどうなのか…という表情)M (上段)スパイスがよく効いている。アイシングには、もう少し酸味がほしかった。頷くポール。M (中段)しっとりとしてよく焼けているし、フィリングとの相性もいい。断面も美しい。とてもおいしい。P おいしいし、うまく焼けている。M (下段)しっとりおいしいけれど、ルバーブの役割はわからない。P ジンジャーケーキとしてはすばらしい。焼き加減も上出来。だが、ルバーブは確かに入れた意味がない。M これが登場したら、花嫁は目を輝かせるでしょうね。ん?ポールの表情が冴えないな。にこやかでない。キンバリー作夢は叶えるもの。しっかり目標を見据えて努力を重ねて近づいていく。じゃなきゃ、意味ない。屈託のない笑顔を見せる彼女だが、冷静で心が強い人だなと思う。自分を信じている。弱気になんてならない。彼女の辞書に`諦める・嘆く・後退する´もないだろう。M これはウェディングを盛り上げるものよね。だから、もっとふんだんに技を盛り込んでほしかった。パイピングや手作りのデコレーションがね。全体の見栄えとしては、少し物足りなく感じる。パッと見て「ん…?!」と思った。シックなのかもしれないが、おとなしすぎないか。華やかさがない。M (上段)ポピーシードのフィリングが美しい。P ポピーシードが効いている。全体のバランスがいいね。甘さもちょうどいい。M フィリングがおいしく、スポンジは軽やか。(中段)見事に模様ができている。技が光っているわね。これ、チェック柄というか市松模様じゃない?P しっとりしていていいね。外側と中が、まるで別物だな。M (下段)ケーキが少しパサついてる。P ラズベリーが感じられるし、チョコレートは程よい濃さ。全体的、味に関してはすばらしい。ただ、デコレーションが残念だった。外観のアイディアが失敗。期待に沿えず。味は合格だから、見た目も良ければフランシスに並んだのに。下段の唐草模様は、どうやってつけたの?見た目も味も、フランシスの勝ちだね。ルビー作は論外。キンバリー作は、デザインがサラッとしすぎ。シックなのかもしれないが…。=審議=P ルビーは天賦の才を発揮してきた。M すばらしいピクニックパイは、記憶に残るものだった。技と精度が光っていた。でも、ウェディングケーキでは精彩を欠いた。P ルビーはプレッシャーに弱い。それが今日、表れてしまった。決勝と思えない作品だった。落胆~むくれたのを見て「最後にルビーらしさ全開…集大成だな」と思った。(意地悪な言い方だろうが)フランシスは「見た目ばかり」と繰り返し批判されてきたが、今回は味にも集中できていた。見栄えに関しては、三人の中で群を抜いていた。他の二人が冴えなかったからね。P キンバリーの強みは、風味と食感だね。M すばらしいベイカーよ。チェック柄のケーキもポピーシードのクリームも、格別だった。P だが、ウエディングケーキなのだから、見た目のインパクトも重要。ピントがずれていたね。「違うだろう」と言いたくなるようなものだった。M (ピクニックパイは)狙いが外れてしまった。水っぽくなって大失敗だった。=結果=優勝は、案の定フランシス。他の二人が振るわなかった。なんというか、正直な感想は、あまり盛り上がらなかった最終回 という気がする。ルビーとキンバリーの作品が、予想外に華やかさに欠けていた。そりゃ、6時間で三段のウェディングケーキを作るのは大変だろうけれど…。クリスティンやベカなら、もっとお祝い感あるケーキを作ったかしら。出演者たちのその後・・・すぐに商売を始めた人はゼロ。(アリは男性にベイキングを教えている とあったが、それは代金をとっているのか?)シリーズ5の放送も期待している。
2024年09月16日
いよいよ最終回。優勝者が決まる。P ピクニックパイは、見栄えも風味も格別だった。P キンバリーの実力は、あんなもんじゃないはずだ。M パイの出来がいまひとつだった。実力があるのに。P とはいえ、テクニカルで1位をとって立て直した。M (フランシスの)パイが実にすばらしかった。見た目も抜群で。三者三様のパーソナリティーと成績。誰もが優勝候補。締めくくりの課題は「3段のウエディングケーキ」制限時間6時間。スーの甲高い声が耳障り!ル あまり形式的ではなく、私が結婚する時はこういうのっていうのを。なるほど、理想を思い描いて作るのもいいね。P ウエディングケーキで大事なのは味の組み合わせ・デコレーション・全体を何で覆うか。M 均整が取れていること。3つの段 全て完璧でなければ。なんと言うか…数学的なセンスも求められる気がする。P この課題を選んだのは、最高を求められるケーキだからです。集大成だね。フランシス「夏の世の夢 Midsummer Naight`s Dream Wedding Cake」下段がルバーブと生姜のケーキ。中段はラズベリーとクリームを挟んだレモン風味のビクトリアスポンジ。上段は人参・アプリコット・オレンジのケーキ。装飾も全て、食べられる。ルバーブは、イギリス人には馴染みがある。この番組での頻出野菜。キンバリー「愛の言葉 Language of Lovve Wedding Cake」下段は 水玉模様のケーキ。水玉になる部分を先に焼いてから、生地に仕込みます。ケーキポップの型を使って球体を作ります。なるほど。ラズベリー風味のケーキポップを、チョコレートケーキに混ぜ込みます。中段はオレンジとピスタチオでチェック柄に。上段はレモンとエルダーフラワーのケーキ。真ん中の段には、28の言語で書かれた「愛」の文字。28!多すぎる。デコペンで書くってことだよね。どういうこと?最近、ポピーシードもよく使われているな。ルビー「Lemon and Passion Fruit Wedding Cake」上品なビクトリアスポンジ。パッションフルーツのカードをトップに。中段はラズベリーとマスカルポーネ。下段は、レモン風味のビクトリアスポンジにレモンカード。夏の夕暮れを表現する。若いのに、結婚式を「面倒くさい」と言うルビー。美人なのにな。床の上に金網を置き、その上に焼き上がったスポンジを置くルビー。日本人の感覚では考えられない。最終回で恒例のガーデンパーティーが始まった。緑豊か。晴れて良かったね!メル「ハンコを使うのね。いろんな言語で「愛」って書いてある」そういうことか。これなら早いし簡単。でも、文字が小さいから黒い線同然じゃない?わざわざ時間と労力をかけてやる必要ないと思う。フ こんな緊張感、初めて。貴重な体験ね。予定より押している。多分、何かを諦めないと。焦るキンバリー。残り10分フ 蜂を作らなきゃ。間に合うの?! 以前も作ったっけ?
2024年09月15日
最後のテクニカルチャレンジ。ポールによるレシピ。メル 課題はベイクオフ初登場の「プレッツェル」です。セイボリー系6個に、スイーツ系6個。スー 外側は光沢のある濃い茶色に焼き上げて、中はみっちりもっちりに。伝統的なプレッツェルって、どうやって作るのかしら?制限時間は2時間半。ポールとメアリーは退室する。フ プレッツェルは大好きだけど、作ったことない。ル 食べないし作ったことない。家で作る人、いる?欧米では馴染みのお菓子 というイメージだが。キ 似たようなパンを作ったことあって、工程はわかる。多少、気持ちに余裕?また失敗したら、優勝はまずない。挽回が必要な立場だから、他の二人よりプレッシャーが大きいと思うが。M (ポール作の見本を見て)すばらしい光沢。P 割って中を見ると、クラムはかなり目が詰まってる。生地に水分を入れ過ぎないこと。それが1つ目の要点。2つ目は成形。プレッツェルの特徴だね。3つ目が焼き加減。濃い色がつくまで十分に焼き、パリッと仕上げる。オレンジの皮やシロップ?!私が想像するプレッツェルとは違うな。もっと小さいイメージだし。レシピには、最低限のことしか書かれていない。ル「正解がわからないから、経験に頼るしかない」それと勘だね。手つきのいいキンバリー。男性みたい。発酵させたら成形・・・順調なキンバリー。戸惑うルビーとフランシス。フ「他の人たちは、どうやっているのかしら」後ろを振り返り、チラチラ見る。以前のように「ねぇねぇ」と誰かのところに行き、教えてもらう空気ではないってことかな。決勝戦でそれはできないって感じか。<成形したら、重曹を溶かしたお湯にくぐらせます>お湯というか、熱湯だね。グツグツしている。<本来は、数秒間くぐらせるだけ>ルビーは1分茹でて「ブクブクになっちゃった」フ「普段 食べているプレッツェルとは違う」違和感を口にする。<もちろん、焼き時間の指定はありません>フ こんなのプレッツェルじゃない。巨大! 茹ですぎて膨れた?=審査=<求められるのは完璧な結び目・表面はカリッと茶色い・中は目が詰まってかみ応えがあること>ルビー作P まず形だが、プレッツェルらしく捻じれている。だが、お湯に浸しすぎたようだな。焼き色も薄い。目が詰まってていいが、パキッと割れない。柔らかすぎる。風味はいい。なんだかパイに見える。スイーツ系は?M オレンジの味が効いているわ。外側はカリッと焼けていて、中はもちもち。ウーン…全体的な評価は、及第点ってところか?フランシス作P 次もお湯に浸しすぎたね。形は、正直言ってプレッツェルには見えないな。まるでロールパン。目は詰まっている。塩が少し足りないな。色ももっと濃くないと。少しベーグルっぽくない?スイーツ系も同じく、しゃれたロールパンだな。プレッツェルではない。課題がプレッツェルなのに、プレッツェルに見えない…こうハッキリ言われては、明らかに失敗ということ。キンバリー作P 形は、これが一番プレッツェルらしい。いい色、濃い茶色が出せてる。パリッと焼けてるかな。(割ると音がして)いいね。M 全体的にうまく焼けている。カリッとしている。P スイーツ系もいい色。ポピーシードとオレンジも良し。M どちらも、焼き加減と焼き色がいいわ。P うん。パキッと割れる。M 食感と風味もすばらしいわね。P そうだね。見本の焦げ茶色と比べると、まだ薄いな。先ほどの失敗を引きずらず、挽回のチャンスをしっかりものにした。この評価なら、優勝を諦めることなく次に進める。ルビーとフランシス どちらも不出来だったことで、キンバリーの評価が引き立つ。=順位=3位 フランシス P これじゃロールパンだ。2位 ルビー M 色はいいけど、形がもう一歩ね。オレンジ味のが、とてもおいしかった。1位 キンバリー P プレッツェルに一番近かった。高笑いするキンバリー。ん?・・・「やすやすと後退しないわよ」という気持ちの表れか。キ 少しは巻き返せたかな。1位じゃなかったら「もう終わった」と落ち込んじゃってたかも。連続して失敗したら、もう優勝は無理だと思うよね。ここで挽回する・望みを手放さないという気概。ル 予想していたほど、悪い評価ではありませんでした。いつもそうだよね。ルビーのパターン。フ よかったは言えないけれど・・・まだ終わっていません。諦める位置にはいない。それは、他の二人も。連続して失敗した人がいないから。次の課題…最終作品のインパクトで、優勝者が決まる。最後の最後に大きく花を咲かせるのは?
2024年09月10日
残り三人、いよいよ決勝戦。・ルビー 今大会で最年少。スターベイカー 三回。自虐めいた言葉を漏らすキャラクター。決勝進出が危うかった。・キンバリー 誰よりも安定感あり、味付けも上手。順当に勝ち進む。・フランシス 番組史上で一番のクリエイティブ ベイカー。外観の良さに味が追いついていない・味が疎か と度々指摘あり。それでも、デザインに凝る!と信念を変えず。スー 最初の課題は「セイボリー ピクニック パイ」 生地はショートクラスト。切ったら、断面に何かデザインが現れるようにしてください。メル ピクニック用なので、焼き型から出すこと。制限時間は三時間。スーが青いジャケット・メルが赤いジャケット コントラストがいい。今回も、メルの髪型がかわいい。メアリーのジャケットは、白地にヤシの木が描かれている。これもおしゃれだな。P ピクニックパイを課題に選んだのは、ペイストリーの腕前をもう一度見るため。M これまでのパイは、生焼けもブヨブヨ生地もあった。P 2度目のチャンスです。失敗から学んだかどうか確認します。なるほど・・・そういう意図の決勝戦もありか。M フィリングを重ねた層が特徴です。全ての層が断面に現れ、どの層も他と混ざらないようにしないと。P 外側はサクッと焼けて、型から出しても形を保っていること。美しい焼き色も求めます。M 味・食感・見た目 最高のものを。フランシスが作るのは「Rainbow Picnic Pie」<お米と5種類の夏野菜、そして2種類のマス(TROUT)のフィリングで、虹を表現します>ピクニックパイ…初めて聞く言葉。完成予想図を見て「ああ、こういうものなのか」とわかった。虹のような美しい層・・・これは難易度が高い。材料の多さにフフッと笑う審査員たち。M「盛りだくさんね」スー 手を出してみて。ちょっと震えてる。本当に?!武者震いか。フ 緊張しています。この場に立つのが夢だったので。大きなプレッシャー付きの夢の舞台。五人きょうだい!の末っ子。母「絵を描くのが大好きで、美術の道に進みました。小さい頃から、友達にケーキを焼くのも好きでした」フ 100メートル走の、レース前みたいな緊張感です。これまでとは明らかに違う心地なのだね。花柄のシャツ・・・こういう服を着て出てくるのは、初めてじゃないかな。フランシスと同じく、ピクニックバスケット風にするルビーは「デザインの女王と同じだなんて、勝てるわけない」またいつもの調子で・・・。でも、こちらはベジタリアンパイだ。これまでは大学の寮で練習してきたルビーだが、今回は実家に戻って準備してきた。「ちゃんとしたキッチンはいいな。寮では、自分の寝る部屋で作ってるから」そりゃ、狭いし色々と物足りないだろう。今までよくやってきたな。母「娘は決して、完全には満足できない性格なんです。98点だと、あとの2点をどうすれば取れるかを知りたがります」・・・それは疲れるね(~_~)`完全には満足できない性格´という言葉を初めて耳にして、なんというか、稀な表現だなと思った。「うまくいかない。ウーン。時間がないのに、やり直し」調子の悪いルビー。キンバリーは順調だが「実は、練習でなかなかうまくできなくって」それは懸念材料だね。前回のオペラケーキは、練習よりうまくいったけれど、今日はどうか?妹「小さい時よく、料理番組ごっこをしました」幼い頃から料理に興味あったのだね。恋人「彼女はベイキングに没頭すると、睡眠時間が2時間になってもやめない」本当に好きでないと、そこまでできない。情熱だな。<生地を型に敷き込んだら、フィリング作りに取りかかります。最大の敵は水分>パイ生地が水分を吸ったらサクッと焼けないね。<そこで、ルビーとフランシスはあらかじめ材料に火を通します><キンバリーは、フィリングに火を通さずパイ生地へ>キンバリーが間違っている?<断面がどう見えるか、計算して層を積んでいきます>層が混ざらないといいね。ル 二人はゆったりやっている。私は、ベイキングの闇に包まれてる気分。また・・・ネガティブ発言。作品をオーブンから取り出す。汁が出てきた~角が崩れた で、お皿に移すのに手こずるキンバリー。=審査=フランシス作 Rainbow Picnic PieP 見た目がすばらしい。上の格子もいい。M 底までいい色に焼けている。角もくっきりとしてきれい。P 重いな。切るのが待ち遠しいが、中身がどろっと出たりはしないか?フ 色とりどりの野菜の虹ができていればいいのですが。P 層が実にきれい。もう少し焼くとよかったな。いい色ではあるが、あと5分~10分焼いていれば、パイがもっと安定しただろう。ん?!虹色ではない…ね。それに、`層が混ざらず きれいな断面´のイメージよりざっくりしている。でも、ここまで仕上げるのは難しいのだろう。M フィリングは、どれもおいしい。しっかりと味がついている。P ペイストリーはうまい。でも、フィリングの方は・・・絶品。(^_^)決勝戦の審査だから、遊び心でギクリとさせないで。(>_<)あと10分 焼いていれば完璧だった。惜しい。きっちり型と同じ形に焼けた・格子も美しく仕上がっている その上、おいしい。これは嬉しい高評価。優勝に近づく大きな一歩だ。キンバリー作 Chicken and Pig PieP 水分がパイ生地の内側にまでしみ込んで、生地が弱ってしまった。これは完全にフィリングから出た水分が要因だな。中の見栄えはいい。(食べて)糊のようで、口がくっつく。M 味はよくついているけれど、ペイストリーのせいで台なしね。P 風味はいいが、フィリングの食感とペイストリーには問題あり。具材を炒めなかったことで、水分が出たのだろう。緑色の生地がきれいだし、中のフィリングもうまい具合に収まっているのだが。優等生キンバリーが、意外にも出だしでつまづいた。ルビー作 Picnic Basket PieM まず、見た目が格別ね。すばらしいわ。P 側面の模様がいいね。M 上手に、サクッと焼けているわね。模様も崩れない。(層が)きれい!こんがりいい焼き色だし、格子模様もきれい。ピクニックバスケットのベルトや取っ手も、きっちり再現できている。中のフィリングも見栄えがいい。明らかにフランシスよりうまく仕上がっている。ル こんなの初めて。(^_^)P そういうことは言わなくていいんだ、ルビー。(メルやメアリーも笑う)M これは、ベジタリアンパイのお手本といえる。これほどのものは、なかなか作れない。P 絶品だね。見た目も抜群。(小声で)フランシスに負けていない。上出来。ご機嫌のポール。満足げ。波乱。優等生・キンバリーがここでまさかの失敗。先日は不調だったルビーが、力を発揮。別人のような笑顔を見せる。
2024年09月08日
<オペラケーキが誕生したのはフランス パリ。豪華絢爛な建物・パリ オペラ座と深いつながりがあります>コルドン ブルー シェフ「1955年に、パリの名店・ダロワイヨで誕生しました。パリ オペラ座をイメージして作られたお菓子です」「二つ(チェコレートとコーヒー)を組み合わせることで、ほろ苦さ/酸味というコントラストを演出しています」パリ オペラ座…行きたかったなぁ!この目で見たかった。* * *=審査=フランシス作P 今回も、見た目が秀逸。ガナッシュの光沢もいい。M 一つ一つの層がハッキリ見える。端まできれいに整っていて、まるでプロフェッショナルのよう。P 味はまあまあ。ラベンダーは感じない。これでは、何のために入れたのか。M レモンが足りない。P そうだな。パンチがほしい。M 酸味が必要ね。P 甘さしか感じない。この見た目からこの味は、想像していなかった。もっと風味に注力すべきだったね。白というか、クリーム色のオペラケーキ。層もきれいに仕上がっている。ポールがフレンチラベンダーの使用に首をひねっていたが、まずい という最悪な事態にはならず。しかし、今回も 見た目>味 と評されてしまった。いつものパターン。及第点かな。キンバリー作満足のいく出来です。時間内に全て作れました。練習でもやり切れなかったのに。立てた目標は、ほとんどクリアできました。デコレーションの時間はないかも と言っていたが、きっちりやれた。練習でできなかったことができた!?そんなこと、あるのか…。ノッている。M デコレーションが独自ね。モダンで、印象的だわ。P 上部の光沢が消えたのは残念だな。でも、層は鮮明。テンパリングしたチョコレートを上に載せると、切りづらくなる。力を入れると、下の柔らかい層が潰れてしまうからね。なるほど、確かに言うとおり原理だわ。ダークチョコレートの風味しかしない。何か、柑橘系が使われてるのはわかるが、何の味かさっぱりわからない。ダークチョコレートが強すぎて、他を打ち消してる。M でも、食べたときの食感はすばらしい。水玉模様がかわいくて、目を引く。ライムのゼリーやパッションフルーツのムースが活かされず。テンパリングも失敗。ルビー作全力でやってるのに、周りの誰よりも遅い。苦悩。これは辛いな。自分でもガッカリの出来です。確かに、見た目が酷い。これが準決勝の作品とは…(-_-)P 見るからに問題ありだが、チョコレートの光沢は、よく出せてる。M いくつもの層を重ねたのはわかる。でも断面が良くない。切り口がきれいじゃないと。プラリネがとてもいい。歯応えが加わる。スポンジとクリームだけだったら、つまらないP 全体の食感はすばらしい。サフランの風味も感じる。M とてもおいしい。ただし、見た目は期待したレベルに達していない。なんだか優しい。もしかして、ルビーに気を遣っている?いくらおいしくても、この見た目は酷すぎる。準決勝でこれでは、直近で脱落したクリスティンを残した方がよかったと思う。ベカ作味には自信あります。P 層は作れているが、やや不格好だな。分厚すぎる。特にスポンジ。もっと薄くないと。言うとおり。ルビー作よりいいが、断面があまりきれいではない。M かなり甘い。(顔が歪む)P これは、バナナではない。人工的バナナ。しかも、口の中がザラつく。キャラメルも滑らかじゃない。M バナナの味をうまく出せるのか疑問だったけれど、やはり難しかった。こちらも挽回には程遠い。ベカの顔に薄っすら動揺の色。=審議=スー 中盤まで、フランシスとキンバリーが高評価。メル フランシスのオペラは、輝きを放っていました。メルの髪型、編み込みがすてき。似合っている。M 一番目を引いた。独創的なオペラという意味では、突出していた。P 見た目は最高だが、味が伴ってない。メル 甘すぎた。キンバリーの方は正反対、苦すぎたと。P 2つの風味 パッションフルーツとライムを使った。どちらも、主役になりうる強い味だが、濃厚で苦いダークチョコレートに、完全に打ち負かされてしまった。スー ルビーは挽回できましたか?P 風味だけで選ぶなら、ルビーのオペラが一番。プラリネの食感もすばらしかった。えっ、そんなにおいしかったのか。ただ、残念ながら見た目が酷すぎる。稀に見る稚拙さ。メル ベカは?P 見た目はなかなかいいけれど、食感と風味は残念。M バナナが入っているとは思えない味だった。ただ甘いだけ。それに、スポンジ自体もパサついていた。味が秀でていた方が、勝ち目ありか。=結果=スターベイカーはキンバリー。←(おそらく)素足+ミニスカート!驚いた。今回で終わるのはベカ。脱落は自分かルビー・・・わかっていてもショックだよね。叫びたいほどくやしいだろうに、グッと堪えて「たくさん挑戦し、たくさん学び、最高の経験でした」冷静を保ち、笑顔も見せる・・・強い人だな。偉いと思う。決勝前に脱落するというのは、実にくやしいこと。自信をつけてきた分、最初の脱落者になるより無念かもしれない、多分・・・。目の前にある決勝に、あと一歩だったのだから。運よく切り抜けらえたルビーは「ファイナルまでに、心の整理をしなきゃ」嬉しいけれど、複雑な心境だと話す。いや、すぐに気持ちが切り替わるだろう。喜びとやる気に。決勝進出が決まった と、親しい人に電話するキンバリー。すると、歓喜の絶叫が聞こえてくる。いいわね、そういう人間関係があって。羨ましいわ。このままキンバリーが大きく崩れず`手堅く優勝´するのか、フランシスが見た目と味をビシッと両立させて`信念勝ち´するのか、ルビーが`なんだかんだで制する´のか?総合的な実力は、キンバリーが一番では?でも、だからといって優勝するとは限らないだろうな。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年09月01日
テクニカルチャレンジ「シャルロット・ロワイヤル」=審査=フランシス作P それほど悪くないが、ババロアが見える面積が多い。M スイスロールが、あまりしっかり巻けていないよう。P フルーツはきれいに入っている。M でも、底のロールが厚すぎる。おいしいわよね?P いい味。及第点か。キンバリー作P とてもいい。ババロアがほぼ見えていない。ジャムも良さそうだし、ロールもきれいに巻けている。なるほど。これを見ると、フランシス作が見劣りする。M どこをとっても合格ね。作った人は胸を張っていい。ほとんどババロアが見えていない!スイスロールの巻き具合もいい。凄いな。ベカ作P ジャムはいいが、ババロアが見えする。フルーツが均等に入っていない。味は悪くないが、スポンジが少ないし、中のフルーツも足りない。カナッペの失敗を挽回できず。またもうまくいかず。ルビー作P 問題あり。一番はジャム。それから、全体の高さ。M そうね。スポンジのボリュームがないために、随分と小ぶりなスイスロールになった。ムースの量が少ないし、とても硬い。P 問題だらけ。伏し目・口を尖らせる・・・いかにも憮然とした表情のルビー。こんなに負の感情が顔に出る人、いままでいなかったと思う。4位 ルビー 3位 ベカ 2位 フランシス 1位 キンバリーM 欠点が見つからない。完璧。2位との差が大きい1位だね。ニコニコ顔のキンバリー。 ル「予想どおりの結果」ようやく表情が柔らかくなった。フ「表彰台で銀メダルをとれた!だから、いい気分で次に臨めます」(^-^)でも、キンバリー作の方が遥かにいい出来だったぞ。ベ「ここまでフランシスとキンバリーが好調で、ルビーと私は苦戦。だから、全ては次の結果にかかっています」挽回は、かなり難しい状況だが・・・。* * *課題3 オペラケーキメル どんな風味にするかは任せます。審査員が求めるのは、層がくっきりハッキリしており、側面もきっちり揃っていること。制限時間は2時間半。ベカ もちろん決勝に行きたいけど、それにとらわれ過ぎないよう集中して臨みます。プレッシャーで力み、疲弊しないようにする。フランシス 毎度のことだけど、時間との闘いです。M オペラほど、ぜいを尽くしたケーキはありません。まず、てっぺんが美しく艶やかであること。そして層が薄くきれいに重ね上げられていること。P どの工程においても油断は禁物。タイミングが大事。層を重ねるたびに、しっかりと冷やす必要があります。温かいスポンジにクリームをのせれば、溶けてしまいます。美しく仕上げるのは、非常に難しい。どこを見てもピシッときれいに仕上がっていないと、様にならない。ルビーは、サフラン風味にすると言う。ん?ケーキにサフラン?!チョコレートにサフラン?!サフランライスに使うサフランだよね?!<オペラの成功のカギは、薄く均一なスポンジの層です>とても難しい。次にガナッシュ作り。フランシスは、ホワイトチョコレートを使う!それもありなのか。白いオペラケーキ・・・見てみたい。「名付けて`ソープオペラケーキ´です。生のレモンとフレンチラベンダーで、風味をつけます」soap opera テレビ・ラジオの連続メロドラマラベンダーは香りが強い。オペラのような繊細なケーキには強すぎて、他の味が負けるんじゃないか?ポール先生が懸念を口にするが、フランシスは全く心配していない。レモンとラベンダー・・・うまい具合に合わさるのかな?`バナナを用いる´と説明するベカに、ポールとメアリーは釈然としない顔。ベカは`全て計算済み´といった感じで自信を見せるが・・・。<ベカ、ルビー、フランシスは伝統に従い、スポンジ・ガナッシュバタークリームを重ねます><一方キンバリーは、斬新な層で勝負><ゼリーの層を真ん中に挟んだキンバリーのオペラは ~ 水玉模様で飾りつけ>デコレーションに関心を示すポール。メアリーは笑顔。ベカのプランを聞いていた時より、反応がいい。水玉がかわいいな。P 4人の風味をおさらいしよう。キンバリーは、パッションフルーツとライム。僕でも、同じ方向性で攻めるね。M 全く抜かりがない。プランどおりに作れば、何も心配ないわ。手堅いってことね。P フランシスはフレンチラベンダー風味。使い方が難しいだけに、やや疑問が残る。吉と出るか、凶と出るか。うまくいけば高評価だが・・・。いい塩梅にできるか?!M フランス風を意識しているのね。期待しましょう。P ベカのはバノフィーパイ。M 風味づけのバナナが引っ掛かるわ。P ルビーは、プラリネとチョコレートを使う。そこにサフラン。一体どんな風味に仕上がるのか、あまり想像ができない。M いつも風味はすばらしい。うまくいくかも。フレンチラベンダー、バナナ、サフラン その選択と使い方がどう評価されるか。
2024年09月01日
残り4人。ベカ おぉー!あと少しで決勝!今まで冷静な振りをしてきたけど、今は闘争心いっぱいよ。自分が決勝に残るには、他の誰か一人を負かさなければ…蹴落とさなければならない。フランシス 最終地が見えてきたので、壁にぶち当たったらそれをはね返すだけ。見た目>味 と評される彼女だが、我が道を行く意思は固く・・・準決勝でも、それが通用するか?!口紅の色が、少し濃すぎる。塗り方も少し下手か?ルビー 今週は本当に緊張する。決勝目前で脱落なんて、辛すぎる。それ!決勝目前で脱落する人が、一番くやしいと思う。でも、必ず誰か一人が落ちることになる。キンバリー 皆が才能あるから、最後まで混戦でしょう。彼女が最も手堅い気がする。課題 1スー セイボリーカナッペを3種12個ずつ作ってください。シュー生地・ペイストリー・もう一つ別の生地で。制限時間は 2時間半。`3種12個ずつ´は多いな!M カナッペは、失敗しやすい点がいくつもある。今回は生地が3種類だし、見た目を完璧に仕上げなくては。時間配分が重要。3種類の生地・3種類の具材を作る、合計36個を見た目よく整えてうまく焼き上げる・・・2時間半でやるのは大変だ。P とにかく正確さが物を言う。サイズが揃っていて、全体的な統一感が必要。一口サイズに、強烈なパンチを感じさせる味を詰め込まなければ。大きさを揃えるという基本が大事だし、印象に残るおいしさでないと、高評価されない。準決勝だから、審査員を感心させるレベルでないと。フ この型に巻きつけて、小さい人参の形にします。🥕ポールが「また見た目に凝るのか」と苦笑する。M 周りに兎や花を置いたりしない?🐇🌸フ いいえ。M カナッペだけに集中するのね。P 味よりデザインかな。フ 味とデザイン、両方で勝負します。この信念が、吉と出るか凶と出るか。フランシスは、顔が少しふっくらしたように見える。ルビーは日焼けしていない?一か月ぶりに見るから気のせいか?ベ フランシスは、いつだって別次元に行っちゃう。惑星フランシス。フ 褒め言葉よね?つまらないより宇宙人の方がいい。火花バチバチ?!メル 量らずに目分量でいくの?フ 時間がないから。本当は丁寧にやりたいが、なにせ時間がない。故郷の料理風にタルトレットを作るベカはウェールズ産のおいしいチェダーチーズを使う。それからビールも、ウェールズの醸造所で作られたエールを使う。故郷愛を込めて勝負する。=審査=キンバリー作M まあ、なんて独創的なの。見た目は満点。魅力的ね。・エンドウ豆のピュレ P サクサク。豆のピュレもうまい。これは絶品だね。食べてみたい。緑色がきれい。・カニとワサビのプチシューM おいしくて最高。シュー生地がパリッと上手に焼けている。カニは、おいしい上にちゃんと食感も残っている。止まらない。どんな食感・どんな味だろう?・甘辛チキンの点心P これは大きすぎる。この半分が理想的。サイズは問題ありだが、全体のバランスは完璧。3種ともよく考えられていて、独創的だね。飾りのレンコンが赤すぎて毒々しいが…。褒められて笑顔になるキンバリー。出だし◎(^_^)ルビー作M まず、3種並んだ見た目が、とても魅力的。独創的で、すばらしいと思うわ。・ほうれん草・パルメザン・ウズラの卵のタルトレットP フィリングの量が足りない。上まで詰めないと。うずらだけ別の型に落として火を通す。冷ましてから、後で上に載せる。そうすれば、見栄えも揃う。M ペイストリーは、上手に焼けている。薄く焼けていておいしい。味付けが少し足りない。・ヤギのチーズとレッドオニオンのシューバンズM とってもいい。ビスケットの生地が、サクッと焼けている。P 見た目もきれい。味もいい。しつこく残らない。・ビーツのセリーとポピーシートのビスケットP シューにしては随分と平べったい。ぷくっと膨らんだ、生き生き感がない。どれか1つ選ぶとしたら、これだな。オニオンがうまい。ヤギのチーズも合う。生地もサクサク。シューが膨らんでいないが、風味は最高ってことか。いくつか難点を指摘されたため、ルビーの表情は冴えない。ベカ作P まず見た目に、あっと驚く感動がないな。正直に言うと、つまらない。・ビーツとサーモンのプチシューM ビーツのプチシューが少し心配ね。焼き過ぎたように見える。記憶に残らない味。準決勝だから、どれも個性が際立っていないと。このカナッペには、個性が感じられない。かなり辛辣。見た目、そんなにダメかな?赤・白・黄色で、変化をつけていると思うが。・スティルトンチーズとクルミのマカロンM アイディアがいい。P これでは、マカロンにチーズを挟んだだけに感じる。もう少し薄く切って、バーナーで炙るといい。そうすれば、マカロンとしての一体感も出る。・ウェルシュレアビットM 故郷ウェールズの味ね。生地はサクサク。P アルコールが強烈だ。ビールが完全に支配してる。他の味がしない。総じて不評。ベカは冷静で、笑顔すら見せるが・・・内心はズタズタだろう。フランシス作M 抜群の美しさ。あなたのディスプレーは、期待を裏切らない。P 魅力的に見える。見た目が楽しいね。・シューペイストリーのトマトM 風味が絶妙。バジルの香りがたっていて、アイシングのツヤもきれい。完璧。・ミニキャロットP 見た目と食感は気に入ったが、辛みが強すぎる。パプリカパウダーが多かったな。・カリフラワーチーズスコーンP 見栄えがとてもいい。お見事。M 底までよく焼けている。P 実にすばらしい。カリフラワーはクリーミーで、レタスはシャキッとしている。ベースのスコーンの食感も見事。秀逸。M 上出来。P よくやった。ポールがフランシスに右手を差し出す。これまで、審査の時に握手を求めるシーンがあったかな?絶賛の割に淡々としていたから、これは意外だった。順位はつけないが、上位はフランシスとキンバリー、次がルビー。ベカだけ低評価。フ また見た目を批判されるかと心配でしたが、気に入ってもらえました。しかも、ポールと握手まで。(^_^)握手には驚いたね。真骨頂を発揮できた気分のはず。これは自信になる。幸先がいい。このまま波に乗れるか?ルビー 全滅ではなかったものの、出来がまちまちでした。準決勝なんだから、それじゃダメなのに。ほどほどの出来ではなく、全部がすばらしくなくては。絶賛もされ、欠点の指摘もされ だったね。及第点といった感じか。決勝に進むには、少なくても80点は必要だろう。理想は90点以上。キ どうかな…まあまあでした。満足してます。唯一の欠点はサイズでした。平気です。順調。(^・^)カラッとしている。前向きなのがわかる。力を発揮できている と思えるからだろうな。ベカ 記憶に残らないと言われてしまいました。審査員にパンチを食らわすような味にしたかったのに。思っていたほど評価してもらえず、とても残念です。明らかに後れを取った。挽回するのが大変だ。* * *課題 2 テクニカルチャレンジ「シャルロット・ロワイヤル」スー フルーツ入りのババロアの周りをロールケーキで覆った、ドーム状のケーキ。制限時間は全部で2時間半。今日の2時間、そして明日の30分で作ってもらいます。メル 一晩冷やすので。たまにある、日を跨ぐ課題ね。スー 完成品は、脳みそみたいだった。いい手がかりになるでしょう?の、脳みそ?!フ 初めてです。レシピから、どんなケーキかイメージしないと。気分がいいので表情が柔らか。前向き。ルビー 本で見たことはあるけど、複雑そうで作ろうと思わなかった。こうなるとは。こちらは心配そうな様子。キ 楽しくなりそう。フフ(^-^)フランシス同様、調子がいいので明るい。M 「シャルロット・ロワイヤル」は準決勝の課題にピッタリよ。様々なテクニックが問われる。まずは完璧なスイスロールを作る。それをボウルに隙間なく敷き詰めて、中に注いだババロアが漏れてこないようにする。なるほど、脳みそね…。そんな表現、しないでくれー!・オーブンでの焼き時間は明示されていない。生地を薄く伸ばして焼くため、少しの差で生焼けにも焼き過ぎにもなる。ここで失敗したら、かなり減点される。準決勝で生焼けも焼き過ぎも許されない。生地にジャムを塗って巻く工程で、うまくいかないルビー。慣れないババロア作り。・冷やしたロールケーキをスライスして、ボウルに詰めていく。メル(小声でスーに)フランシスが正解。ボウルにラップを被せている。ああやってラップを敷いておかないと、きれいに出せなくなる。なるほど。伊達にこの番組の司会を続けていないね。メル キンバリーは読めないわね。手の内を見せないタイプだから。キ 隙間ができないように詰めます。でないと、間からババロアが漏れちゃいそう。ベカ ボウルから出した時に、きれいに見えるように並べないと。漏れない・きれいに見えるように、ここで丁寧に、慎重にやっておくのが大事だが、難しそう。ルビーの顔が曇る。ラップすべきだった。しなかったから、グチャグチャになっちゃう。気落ちするルビーを、スーとメルが励ます。ババロアを入れて、その上にスイスロールを載せたら、冷蔵庫へ。 Goodnight!キンバリーのスカートが短い!それで素足のようだから驚いた。翌日。30分でシャルロットロワイヤルを完成させる。ルビー あぁ、酷い。取り出さないとね。(-_-)憂うつな顔!本人は「こんなんじゃダメ」と言っても、評価が良いことが度々あった。とはいえ、ラップしなかったことが致命的か。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年08月24日
課題1:パン ではフランシス、ベカ、クリスティンが高評価。キンバリーとルビーは失敗。だが、課題2:ダックワーズ では形勢逆転。クリスティンとベカの出来が悪く、ルビーが一位に。スー ここまでを振り返って、ルビーはどうでしょう?P どこかでつまずくが、必ずすぐに巻き返す。テクニカルは1位だったが、今日失敗したら(勝ち進むか)わからない。メル テクニカル2位のキンバリーも、パンの課題で振るわず。フランシスは?M チェルシーバンズは、見るからにおいしそうで見事だった。今日の課題で、見た目ばかりに凝りすぎないことを願うわ。スー クリスティンの、グルテンフリーのパンは良い出来でしたね。P あれはよかったが、テクニカルは最下位。次の結果次第だな。スー ベカは、テクニカルでは4位でしたが、フォカッチャは高評価でした。P 味も質感もフォカッチャそのものだった。(勝ち進むかは)今日の出来による。M どう転んでもおかしくない。ルビーは、次が及第点なら残れるだろう。テクニカル最下位のクリスティンが、最も危ない位置か?** ** **スー 最終課題は「何かをかたどった奇抜なケーキ」形は自由。立体的に仕上げればOK。乳製品は使わないこと。バター、チーズ、牛乳などは一切使用禁止です。〈乳製品なし〉をDairy Freeと言うことを知った。メル 更にもう一点、野菜を使って作ること。野菜の種類は問いません。制限時間は4時間。デイリーフリーで、野菜を使う…難しそう!もちろん、見た目よくおいしく・・・大変だわ。<野菜のケーキには通常、乳製品は使われません。バターの代わりとなるのが油です>へぇー。P 乳製品を使えないとなれば、大胆な発想の転換が必要です。野菜には油分や独特の風味がありますが、使う量が重要です。野菜は小麦粉の働きに影響し発酵を遅らせます。食材をうまく組み合わせ、見た目も味もよく仕上げるのは、とても難しい。M よくあるニンジンや、ズッキーニのケーキ以上のものを求めます。野菜のケーキは、詰まった食感や水分が多くなりがちです。まず生地を完璧に焼き上げ、その上で工夫を凝らしたデコレーションにしてほしい。難しいわ。素人が、全て完璧にはできない。クリスティ サツマイモを使って、ギターの形にします。2回作って、どちらも大成功でした。ギター! 自信をもって挑む。パイナップル・スパイス・パッションフルーツ、マシュマロのフォンダンも用いる。完成予想図のようにできたら、お見事だわ。<ベカは、バターナッツかぼちゃのケーキを桃ジャムで風味づけ。フォンダンでネズミも作ります>ほとんど練習していないので、どうなるかわかりません。即興の部分もあるけど、きっとうまくいきます。こんな難しい課題なのに、練習なしで自信あるのか。楽観的。完成予想図・・・木のボードの上に、チーズの塊とネズミ という画。絵本にありそうだ。<同じくバターナッツかぼちゃを使うキンバリーは、子どもの頃の思い出を基に作る>キノコの形です。兄が子どもの頃、誕生日に母が作ったんです。幼かったけど、魅了されました。<キノコの家をスパイス、メイプルシロップ、乳成分なしのバタークリームで風味づけし、フォンダンで囲む>完成予想図、カラフルで楽しいな。できるだけ早くケーキをオーブンに入れ、デコレーションの時間を確保したい。焦って飾りつけしたくないから。細かい作業になるから、十分な時間がほしいね。ルビー キャロットケーキで家庭菜園を再現します。納屋を立て、野菜畑を作ります。メアリーが、キャロットケーキは望んでいないと言っていたが…。<土はポピーシード。草はピスタチオ。ダークチョコの納屋には、プラリネの屋根を載せます>フランシス 作っているのは「隠れキャロットケーキ」プランター形のケーキの中に、ニンジンを3つ隠します。葉っぱはディルで表現し ~ 出来上がりのイメージは、小さなガーデンセンターみたいな感じです。(^_^)この`楽しいプラン´が吉と出るか、凶と出るか…。<ビーツとクルミのケーキ。ダークチョコレート、オレンジの皮で風味づけし、砕いたプラリネとチョコレートで土を表現します><水分の多い野菜ケーキは焼き時間も長め。なので、早めにオーブンに入れるのが大事>なるほど。P どれも楽しみだね。M アイディアがすばらしいし、新しい技もいくつかあるわね。期待が高まる二人。P ルビーは 初めて自分の殻を破ろうとしているように見える。華やかで、斬新な見た目をめざしている。そうかな?いつものように課題に向き合っているだけじゃないの?M フランシスはいつもどおり、あれこれ細かい部分まで凝っているようね。肝心のケーキが疎かにならないことを願っているわ。結果が悪い方に転ばなければいいが。これで失敗したら、脱落候補になる。M クリスティンは、完璧な見た目にするはず。引っかかるのは「ブレッドプディングのような食感になる」と言っていたこと。風味が心配な様子。<野菜ケーキは重量があるため、組み立てるには緻密な計算が必要です>あれこれ大変ね。<クリスティン、キンバリー、ルビー、ベカは植物性のクリームを作ります>乳成分が入ってないマーガリンを使います。そういうものがあると知らなかった。ルビーのスタンドミキサーのガラスボウルが割れた!破片が生地に混入したと思う。でも、構わず続行。えっ?!キンバリー こういう本格的なケーキを作るのは初めて。ルビーもそうだろうな。クリスティンやベカは、作ったことあるイメージだわ。ベカ 細かい作業は得意。頭の中でイメージはできてるので、あとはそれを形にするだけです。順調な様子。疲れも見えない。メル 楽しそうね。競争が激しいと燃えるタイプ?ベカ かなり。(^_^)自信ある。残り5分ルビー やることがまだいっぱいあるけど、思ったよりは進んでるかも。2時間前は猛烈に悲惨だったけど、今はそこそこ悲惨って程度。あと5分しかないのに「やることいっぱい」プレッシャーだな。また自虐的な言葉・・・なんだかんだ言って、完成させるでしょう。ぐちゃぐちゃなルビーの作業台を見かねて、メルがゴミを取り除こうとしたがルビー ゴミに見えるものも、畑の野菜かも。親切のつもりが、余計なお世話だった。残り1分。誰の手も止まらない。本当に、お疲れさま!ルビー まあフランシス、すてき。フランシス ルビーのも。ル メチャクチャよ。納屋が傾いている。倒れそう。確かに、傾いているな!=審査=キンバリー作これ以上のものは作れません。力を出し切った。カラフルでかわいいし、細部も丁寧な感じ。P すばらしい。細部まで凝ってるね。とても緻密。M バターナッツかぼちゃのケーキと聞いて、想像できる食感。とてもしっとり。ただ、随分と詰まっている。P うん。M 味はいい。アイシングが載っていて良い。ケーキそのものには甘みがない。P フィリングがいいね。全体のバランスを取ってる。焼き加減はいいし、スパイスが行き渡っていて、味もしっかりしてる。作品としては完璧だろう。全体の見栄えがいい。お見事。それに、中身もすばらしい。ん?。ポールは「味がしっかりしている」メアリーは「ケーキ自体は甘くない」二人の感想がかなり違う。素人がポールに「完璧な作品」と言わしめたのだから、凄いわ。フランシス作自分としては納得しています。味が見た目に負けないことを祈ります。真っ白いジョウロがかわいいな。園芸用ラベルがあるのもいい!リアルだわ。M 一つ気に入らない点があるわ。これだけ凝っているのに、小さな鉢は食べられないということよ。以前も同じことを言っていたような・・・作品の全てを食べられないのは不満だって。フランシスにその記憶があったのか、なかったのか?甘さが足りない。P ニンジンがパサついてる。周りのケーキは、かなり濃い。しっとりしてる。だが、ほんの一口しか食べられない。口が受け付けなくなる。これは、あまりに苦い。濃厚で高級なダークチョコレートみたいなもの。少し食べたら十分。たくさんは食べられない。味が見た目に追いついてない。言われてしまった。ポールが「苦すぎる」と指摘したものを、メアリーは「苦い」と一言も言わなかったことに違和感。フランシスは脱落候補に入るな。ルビー作こんなに手の込んだケーキを作ったのは初めて。だから、私としては自己ベストだと思います。あら、つい先ほどとは違うことを言う。M おもしろいアイデアがいくつもある。プラリネの屋根は初めてよ。これこそ、私たちがいつも期待している独創性だわ。P ポピーシードも、表面の仕上げも気に入った。チョコレート細工もいいね。M ピスタチオをたっぷり使っていて、とてもいい。香りが立ってる。P 焼き具合も風味もいい。材料の配合も食感も、文句なし。見た目、そんなにいいかな。納屋が斜めなのは指摘されず。ベカ作ろくに練習せずに挑みましたが、頭の中で描いたとおりというか、それ以上の完成度です。自信満々。明るい黄色とネズミが目を引く!P シンプルだが、目を引く。無駄がなく明確に見える。M 残念ながら、風味に欠けている。P 味がしない。アイシングの甘さだけ。材料の計量を誤ったのでは?まるで味がない。辛うじて後味のショウガは感じるが、全体的に味気ない。そこまで味がしないってどういうこと? M 見た目は楽しくてワクワクするけれど、いざ食べてみたらガッカリ。期待外れよ。会心の作だと思ったのに、今までにない低評価。ベカも脱落候補に入る。粘土細工みたいな仕上がり。ネズミも丁寧に、上手に作ってある。これでおいしければ、いい作品だったのに。クリスティン作とっても楽しく作れました。試作よりもおいしそうに焼けたので、二人とも気に入ってくれるんじゃないかしら。クリスティンも自信作だと言い切った。これで勝ち残れる と信じられる手応え。電飾が施された台は、夫の手作りかな。M シンプルですてきね。上手にギターをかたどっていて、とても印象的よ。ん?弦を6本再現しているのを、シンプルと言えるのか?P 味がない。また?!周りのマシュマロフォンダンは最高。かみ応えがあり、甘さもいいし、見た目も独創的。完璧だと思う。だが内側のケーキの方は、味がグッとこない。ク スパイスをふんだんに入れました。P それはわかるが、味がぼやけてる。何か1つ軸となる味があれば、もっとハッキリした。ウ~ン、難しいわね!M もしかしたら…パッションフルーツのアイシングが、もっと入っていればよかったかもしれない。ケーキのスパイスも、これでは物足りないわ。P 何口か食べても、パッションフルーツは感じなかった。ケーキの中にもっと入れたならば、違ったかもしれない。自信とウキウキの期待感が、木っ端みじんに砕かれた。クリスティンも脱落候補に加わる。「味がしない」作品が二つ・・・こんなこと、これまでなかったのでは?キンバリーやクリスティンの作品と比べると、ベカの作品は細かい装飾がなく、簡単に見える。ク うまくいったと思ってました。全てを注ぎ込んだので、もし脱落しても、ベストを尽くしたと言えます。力を出し切ったと思えるのは幸い。不本意でも潔い。フ ここで脱落なんて、考えられません。あのケーキは、課題の条件に合っていたはずです。見た目より味だって何度も言われてきたけど、味にも力を注いだし、もっと良くしたい。自信があったのに酷評され、混乱している様子。納得できないようだ。ベ 落ち込んでいる自分に腹が立つけど、酷い言われようでした。最悪な気分。こちらもムッとしている。この顔は・・・多分、泣いたのだろうな。三人とも、予想外に厳しく批評され、ショックを受けている。しかも、崖っぷち。抱き合ってねぎらい合う面々だが・・・ルビーとキンバリーは、脱落の心配なし。他の三人は、慰め合っているように見えるが、誰もが「私は落ちたくない!」と思っている。=審議=スー これまでになく手厳しい審査でした。メル 容赦なかったですね。P 次は準決勝なのだから、正直に伝えるべきだろう。褒めるべきことは褒め、批判すべきはことは批判する。スー 特にフランシスに厳しかったですね。あれだけの力作なのに。M もちろん、技術は高い。だけど、これまでも度々そうだったように、肝心のケーキの味が疎かになる。飾りやおまけの方にばかり凝りすぎる。P 今回も、味より見た目重視だった。何度指摘したことか。メル 彼女は、テクニカルで5人中3位でした。スー ケーキのデザインに手をかけたことで、全て帳消しなんですか?言うねぇ!フランシス擁護。M チェルシーバンズは、とてもおいしかった。三つの課題の結果を、総合的に判断してほしい!メル クリスティンのケーキはどうでしたか?P 何か1つ、軸となる味が必要だった。印象が薄い。パッションフルーツの味は全くしなかったし、良かったのはフォンダンだけ。あれは絶品だった。テクニカルでは最下位。グルテンフリーのパンは、なかなかの出来だった。メル ベカの野菜ケーキは、シンプルだという評価でした。P そうだね。シンプルだった。スー 一番 味が薄かったようですが。P・M そのとおり。P ベカはテクニカルでは4位だった。メル フォカッチャは高評価だったのに。スー ルビーは、なかなか好調でしたよね。M テクニカルは1位だった。最初のパンも、私は好き。メル 野菜ケーキでは、新たな一面を感じさせましたよね。P 技が詰まっていたし、芸術面も見事だった。M 時間ギリギリ、あのひどい散らかりようの作業台で、美しい菜園を完成させた。美しい?!それに、`菜園´というほどのものでもなかったが。しょぼかったよ。スー `キノコ´は、食感も風味も高評価でした。P キンバリーは良かった。質感、構造、安定性、細部もきっちり、風味、中のクリーム 全て合格。スターベイカーの候補。ルビーもだね。あのケーキで?!スー 上位が2人、下位が3人。あとは、話し合いで決定ですね。誰を落とすのか?!=結果=☆はルビー。えっ、キンバリーではないの?3Dケーキの見た目、キンバリーの方が遥かに良く、目を引いた。ここで終わるのはクリスティン。私は、フランシスだろうと思っていた。『見た目にばかり凝って、肝心の味が疎か。何度言わせるんだ』と呆れる審査員→接戦なら、心証の悪いフランシスを落とす と予想したから、この結果は意外。クリスティンは、テクニカルでの最下位が響いたか。クリスティン ここでたくさん学びました。人生で最高の経験です。くやしい・悲しいだろうに、笑顔でそう言えるのが立派だと思う。高齢ながら、ここまで頑張ったのは凄い。気力体力に驚いたわ。お疲れさまでした。P 非常に難しい決断でした。ほんの僅かな差です。だろうね。M ルビーは、持てる技を余すことなく披露してくれました。何から何まで自分で手作りし、魅力的な野菜ケーキに仕上げました。味はともかく、見た目はそんなに絶賛するほどだったと思えない。ルビー 今回でやっと、自信が持てた気がします。今は、優勝を目指したいって思いです。本当に「私 ダメです」発言も変わるか?フランシス 自分のやり方やデザインへの熱意を、変えるつもりはありません。意外と頑固。今回ギリギリ合格だったのに、軸がぶれない。準決勝でどこまで通用するか。ここまでの経験で、自分が強くなれたと思いたいです。強くなっているはず。キンバリー ここからが本当に、完璧なものが作れるかの勝負です。そう。次回は、さらに厳しさを増す準決勝。誰しも「絶対に決勝まで行きたい!」と人生をかけた強い気持ちを抱いている。あと一歩のところで、自分が落ちるわけにいかない と。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年07月21日
残り5人。全員女性。べカ スターベイカーになりたい。他の四人はその喜びを体験しているから、悔しいな。一度は選ばれたいね。実力の証明にもなるわけだから。でも・・・スターベイカーにならずに決勝まで行くって道もあり。二番手、三番手で勝ち進む。ルビー 作ったものを悪く言う癖を直します。審査前にマイナスの印象を与えるのは、無意味ですよね。メアリーに注意されたから改めるかと思いきや・・・。審査員が見ればわかるから、黙っていればいい。スー 課題は「パン」。もちろん、ただのパンではありません。普通の小麦粉以外で作ってください。例えば、ライ麦粉・米粉・栗粉。スペルト小麦など古代品種。栗粉?初めて聞いた。メル どんな風味に仕上げるかは、皆さんの自由。成形も自由。型を使っても使わなくても結構です。制限時間は3時間。これまでにない課題。こういう切り口もおもしろいかも。P 使う粉によって、グルテンの量は違ってきます。グルテンが形成されないなら、生地をどうまとめるか。材料次第で、発酵や焼き加減の見極めも難しくなる。M 切っても形が崩れず、食感と発酵具合が良いこと。なによりも、最高の味を期待しています。グルテンとか発酵とか・・・難しいね。経験や勘がものをいうか。フランシス 友達とよく、スペルト小麦を使ったソーダブレッドやホットクロスバンズを作っていたんです。作り慣れているなら、有利ろう。<フランシス、キンバリー、ベカ、ルビーが使うスペルト小麦も、グルテンを生成します>スペルト小麦…聞いたことないが、ベイカーには馴染みのあるものってことか。<一般的な小麦粉とはグルテンの構造が異なるため、扱いにはコツが必要です>フランシス スペルト小麦は生地が広がりやすいんです。膨らむんじゃなくて。その上、私の生地は水分が多くて成形しにくいので、あえて花が開く感じを狙います。チェルシーフラワーショー(花の祭典)をイメージした、パンのブーケを作る。M その型で大丈夫かしら?P スペルト小麦を使うと生地がダレやすい。フ 経験済みです。P べたっと横に広がってしまう。だから、型を使って成形しようというわけだね。適切な質感になるかな?フ はい。難色を示したポールに、YESと答えたフランシス。自信を見せる。P 難しい挑戦になる。フ ・・・(軽く頷く)さて、どうなるか?うまくやれればたいしたものだ。ルビー 最初の頃に比べたらパニックが減り、ずっと落ち着いてやれています。考えたら、大学の試験も同じなんです。前はストレスで凄くピリピリしていたけど、最近は`やるべきことをやればいい´と思えるようになりました。ここでストレスにさらされてきたお陰で、成長できた気がします。ベイクオフと大学の試験は通ずる、と悟った・・・何事も経験ね。クリスティンも同じようなことを言っていた。なるべく気負わず、できることを全力ですればいいと思うようになった と。それしかないよね。<スペルト小麦の生地を強化するため、ベカには秘策がありました>ジャガイモのでんぷん質で、生地にたっぷり粘りけを出せます。自信を見せる。クリスティン 私のは、完全グルテンフリー。タピオカ粉・米粉・ジャガイモの粉を使います。<100%グルテンなしのパンに挑戦するのは、クリスティンだけ>この手のパンは作ったことがなくて、わかりませんでした。だから地元の製粉所に行き、顔なじみのベイカーに試作品を見てもらったんです。そしたら「これぞ、グルテンフリーのパンだ」と。褒められて自信をもった。製粉所に知り合いがいる・・・職人みたいだな。ベカ グルテンを形成させるため、普通の小麦粉の時より時間をかけてこねるんです。<一方、グルテンフリーのクリスティンはこねません>泡立て機で混ぜます。手でこねたらお終い。フランシス シャワーキャップが、今日も活躍。いいアイディアだよね。便利わ。* * * * * *スー 第2次世界大戦中のイギリスで口にできたのは「ナショナル・ローフ」と呼ばれる、政府公認のパンだけでした。食糧を輸入に頼っていたイギリスに対し、敵国ドイツが補給路を断つ作戦に出たため、政府は小麦不足に対処。白いパンは`贅沢品´。政府は、ふすまや胚芽まで使ったパン…ナショナルローフを普及させた。それは硬くて不味かったため「ヒトラーの秘密兵器」と言われた。政府は、ナショナルローフを広めるため「ビタミンEが豊富・媚薬の効果あり・不妊に効く」とデマまで流した。プロパガンダが奏功し、戦争が終わる頃には、その消費量は20%も上がった。大嘘が酷い!政府に騙されちゃいけない。* * * * * *残り5分メルが、キンバリーの焼き上がった作品を見てまあ、きれい!キャベツみたい。キ バラのつもりなの。メ ごめんなさい!キ いいのいいの。うーん、バラには見えないな。クリスティン あぁ、シートを敷いたのにくっついてしまった。底の方でよかったわ。想定外。剥がれた生地を本体にくっつける。これ、バレないかな?=審査=フランシス作お花っぽく仕上がっている。ハチがかわいいな。P 見た目がいい。問題は味だね。底までよく焼けてる。M 風味が豊かね。オレンジもアプリコットも、味が立っている。ちぎりパンにぴったり。P 発酵不足。生地が詰まってる。オレンジの皮を混ぜるなら、他のものは余分だった。発酵の邪魔になる。欠点はあるものの、まあまあってことかな。ベカ作P いい色。断面は、悪くない。M ポールの「悪くない」は、言い換えるとと「とてもいい」ってことね。とってもおいしい。P ジャガイモがグルテンの働きを抑え、生地がふんわり仕上がった。口の中でとろけるよう。気泡も、大きなものから小さなものまで不規則に入っている。理想的なフォカッチャ。思うとおりにできて高評価。生地作り、大成功。ルビー作M クラスト(皮)の焼き色がいい。ル う~ん、駄目に決まってる。あぁ…発酵も焼き時間も足りてませんよね。また自ら欠点を言う。黙っていられないのか。M 風味はとてもいい。マンゴーがふんだんに入っている。P 技術はすばらしい。手で成形するのは難しかっただろう。だが、発酵も焼きも足りない。見た目はいいのに、不完全だった。キンバリー作M (中の模様が)きれい。パルマハムをパンに入れると、カリカリに固くなることが多いの。でも、これは柔らかい。P 味は気に入った。問題は食感。フィリングが多い上に全粒粉だし、切って捻じってもいる。生地の膨らむ隙間がない。中は酷く乾いて、パサついてる。キ 乾いてる?えっ?!っていう表情。クリスティン作P 側面がいただけない。焼き色はいい。上の種もなかなか洒落ている。いい質感。おいしい。難しいパンを、うまく焼いたね。M 種が均等に行き渡っている。風味も食感もいい。カリッと焼けたクラストも私好み。いい色で、硬さも理想的。いい色に焼けたね。底の生地が剥がれたことには、言及されず。順位はつけないが、おそらく一位はベカ。次はクリスティン。キンバリー 全てに完璧さが求められる段階だからこそ、鋭い指摘に凹みます。五人に絞られたからね・・・及第点では足りない。フランシス まだ挽回できると信じたい。準決勝に進めないなんて、考えたくもない。挽回のチャンスはあるが、それは他の人も一緒。誰もが「絶対に勝ち抜くんだ」と思っている。* * * * * *テクニカルチャレンジ。審査員たちは退室する。メル フランス伝統のデザート「ヘーゼルナッツのダックワーズ」メアリーが、グルテンフリーを実践している人に振る舞う、とっておきのレシピだそうです。制限時間は、2時間45分。クリスティン また説明がわかりづらいわ。ベカ 知ってるけど、作ったことはない。ルビー これまでで、一番ややこしいかも。<「ダックワーズ」は フランス南西部のダクスで生まれたデザート。ナッツ入りのメレンゲと、濃厚なクリームを何層にも重ねたケーキです>P 落とし穴がいくつもある。まず、メレンゲそのもの。次に組み立て。均一に重ねる。そして仕上げ。ガナッシュを絞り、その上にヘーゼルナッツのプラリネを飾る。ダックワーズ=つまんで食べる小判型の焼きお菓子 という認識だが、見本は全然違う。大きい。ケーキだわ。ルビー メレンゲ作り、あんまり得意じゃないんです。最近まで電動の泡立て器を持ってなかったし、それ以前は面倒だからしなかったし。エッ、電動の泡立て器を持っていなかった?!生クリームを泡立てたり、シフォンケーキやスポンジケーキを作るのに必要だと思うが。本格的に製菓するなら、必需品でしょう。<卵白に材料を加えるタイミングは、各々で見極めます><焼き時間の指定はありません><軽くサクッと焼き上げるのが理想。焼きすぎると、中のナッツが苦くなります>判断が難しい。クリスティン(オーブンを開けてメレンゲをチェック)サクッとしていない。あぁー、イヤになっちゃう。先ほどと違い、思うようにいかない。ベカ (メレンゲの出来を見て)うまくいった。ベカは好調を保っている様子。=審査=ルビー作P メレンゲが しっかり焼けてていいね。切った感触でわかる。クリームが形を保ってるし、プラリネも上出来。M メレンゲとクリームの層が、上から下までくっきり分かれていてきれいね。P メレンゲがサクッとしてる。全体の風味も文句なし。メレンゲ作りに慣れていない と言っていたが、完 璧。フランシス作P メレンゲがいまいち。サクッとしてない。クリームは形を保ってる。ガナッシュは良い。M 粗めに砕いたナッツがいい。クリームは緩い。良い点もあるが、及第点に届かないだろう。クリスティン作P 妙だな。メレンゲがほとんどペチャンコ。全く層ができていない。M ねっとりしてる。P 焼きが甘かった。M 一時間くらい焼かないと。これは、うんと早くオーブンから出したから、乾燥しきらなかった。P 周りの仕上げも雑だな。大失敗。ベカ作M どうにか層は保てている。飾りのガナッシュは、冷やす時間が足りなかったのね。冷えていれば、絞りが崩れなかった。P クリームが随分と緩い。M メレンゲは サクッとはしてる。P そうだね。だが、厚みが足りない。あら、好調な様子だったのに。うまくいったのは、メレンゲの食感だけだった。キンバリー作P 側面がきれい。M メレンゲ3層・クリーム2層がきれいに出せている。P 食感がいい。M 見た目もいい。P そうだね。こんなに褒められても、浮かない顔のキンバリー。=順位= 下からクリスティン M 仕上がりがやや雑で、クリームも緩すぎた。ベカ P プラリネが不出来。ガナッシュは、温度の問題だろう。フランシス M ガナッシュは見事だけど、メレンゲが柔らかすぎた。キンバリー P 1位との差は、メレンゲの厚みだけだった。笑顔のないキンバリー。どうしたの?一位はルビー。M 高さがあり、層が鮮明に出ていて、クリームの硬さも理想的。すばらしい。賞賛。パンの出来が良かった二人(ベカとクリスティン)が、今度は下位に。キンバリー 一位の方がよかったけど、二位もいい。(^・^)僅差だったしね。やっと微笑む。ルビー まさか一位になるとは。(^_^)また「私、ダメなんです」と言うわりに出来がいい というパターン。もちろん彼女が一位でも問題ないが、正直言って少し嫌味に感じてしまう。クリスティン 最下位ですからね。思うようにいかなかったけれど、明日があります。パンはいい出来だったのに、メレンゲ大失敗で転落。最年長・大ベテランが、プライドと執念で一発逆転するか?果たして、その力が残っているか?これは混戦だな!次の課題で突出したものを作らないと、脱落候補になる。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年07月16日
シュー菓子・ルリジューズ 8個を作る課題。シュークリームの上にシュークリームを載せるのに、手こずる面々。そりゃ、なかなか固定できないよね。=審査=グレン作M かなり高さがある。クレームパティシエールに問題あり。緩すぎる。味はいい。それに、シュー生地もサクッとしている。クレーム~がトロトロしている。ベカ作P これはいい。M クレームパティシエールが理想的な固さで、全体を支えている。P チョコレートも、周りのホイップクリームもきれい。いいと思う。高評価。フランシス作P うまく焼けてる。シューの食感がいい。M おいしい。でも、クレームパティシエールが緩い。及第点か。クリスティン作P こっちのは生地そのものが失敗だ。膨らまなかったし しかも焦げた。M 焦げた味がする。失敗。キンバリー作P これはチョコが多いな。でもサクッとしてる。M 艶があり、パイピングもきれい。P サイズがバラバラだ。M 惜しいわね。及第点か。ルビー作M パイピング(周りのホイップクリーム)がお粗末ね。P 味はいい。M クレームパティシエールの固さもね。及第点か。順位 下からクリスティン フランシス キンバリー グレン ルビー ベカ寸評から想像した順位と違った!フランシス5位に驚いたわ。そんなに低いの?!ルビーが2位?!パイピングが下手だったのに。作品があまり映らず、どういう仕上がりなのかよく見えなかった。クリスティン あの出来じゃ(最下位は)仕方ない。明日が勝負です。挽回の可能性は、まだあるからね。* * * *締めくくりの課題は「パフペイストリー生地で、パイを3種類」形は自由。フィリング入り・アイシングをしたもの・制約なし 各12個ずつ。制限時間は4時間。全部で36個・・・大変だ。<スエット生地やシュー生地と比べ、パフPは技術を問われ、時間もかかります>ベカ フレーキーやラフパフは作るけど、パフPは避けてました。手間がかかる。ルビー とにかく時間がかかるので、間に合うか心配。4時間で仕上げられるか。よほどうまく時間配分しないと、終わらない。P パフP作りは、時間と忍耐と正確さが求められます。いかに層を作るか。まず、バターと生地を何重にもする。それを焼くとバターが気化し、生地と生地の間を押し広げ、きれいな層になるのです。化学ね。M プロフェッショナルのような仕上がりを期待します。全体の統一感も、味も食感も。かなり難しい課題なのに、要求のレベルが高い!グレン 仕事や家庭に時間を取られる人は、パフペイストリーなんて作れないです。思わずぼやく。時間がかかるから作らない という人ばかりかと思いきやフランシス 私は結構好きです。手間がかかる分、夢中になってのめり込んじゃう。苦にならないらしい。ベカ 昨日がよかったからといって油断せず、猛スピードできちんと仕上げたい。練習でとてもうまくできたから、同じように。時間配分がかなりタイトですが、練習で間に合ったから大丈夫。自分を信じて突き進む。明るい。グレンだけが、昔ながらの作り方をしない。普通は生地でバターを包むけど、僕はバターで生地を包みます。軽くサクサクに作れたから、こっちにしようと。P バターを外側に?不思議に思うでしょうが、何度か折り込むうちに外側のバター感は消え、生地のようになります。P どうかな。本来のやり方で、十分いいものができるはずだが。おーっ、ポール先生が難色を示した!イヤな予感しかしないな。グレンは自信を見せるが…。フランシス いろんなやり方があって、皆それぞれの方法で進めていますが、私はこれでいきます。こちらも自信をもってやっている。とても楽しい。あまり作ってなかったんですが、すっかりハマりました。パフP作りが、性に合っているようだ。クリスティン 気負いすぎるとプレッシャーに負けて、なかなか思っていたようにはいかないものです。だから、どの課題でもただ自分にできる最高のものを作る ー それで十分満足と思うようにしました。精神面を整えることも必要だね。ここまでやってきて、自分なりに気づいたことがあるはず。終了ギリギリまで手を動かす面々。本当にお疲れ様だわ。=審査=グレン作見た目は悲惨ですが、数は揃えたし悪くないものもあります。脱落は、ないはずです。強がって言っている?P なるほど、これが魔法のペイストリーか。(^・^)これじゃ、パフペイストリーとは言えないな。M バターの風味は豊かだけれど層ができてないわね。P 食感も悪い。M 見た目も、食欲をそそらない。P これ(パルミエ)酷いな。言うまでもないだろう。それに、シナモンの味が強すぎる。ミルフィーユの味はいい。クリーム・アイシング・生地が相まって。問題は、見た目の悪さ。まるで落としたみたいだ。次はタルト。M これは、とてもきれい。P 生焼けっぽいな。M リンゴとマジパンの風味はいい。でも、肝心の生地は底が生焼け。P がっかりした。最後の言葉が全てだね…。特殊なことして墓穴を掘った。ベカ作この四時間は本当に大変で、一体どうやって過ぎ去ったか記憶にないくらい。大忙し!頭も手も最大限に使い…無我夢中だった。P 生地自体は、実によく膨らんでいて見事。でも、仕上げに問題が。艶や華といったものに欠ける。これじゃ、ただフルーツを詰めただけ。良くない点をハッキリ言う。M ミルフィーユは、少し生地が厚すぎる。P それに、中はかなり生焼け。ボロバンは、いい焼き加減でよく膨らんでいる。サクサクでリッチ。M おいしい。仕上げがあと一歩ね。及第点といったところか。やはり、時間が足りなかった。フランシス作M 惚れ惚れする見栄えね。常にテーマがあって、今回は特にすてき(^_^)楽譜のミルフィーユP きれいな層。焼き色も均一。M おいしい。気に入ったわ。フランボワーズクリームのホルンM 層がよく出ていて、しっかり焼けている。P もう少し焼き色が欲しいところだが、フィリングの味がいい組み合わせだし、何より生地の出来もいい。ミルフィーユもホルンも、売っているものみたい。きれい・かわいい・おいしそうで目を引く。ヘ音記号のパルミエは、ほとんど映らず。見たかったのに!テーマがあるのが彼女らしい。真骨頂を発揮し、笑顔のフランシス。キンバリー作タルトP サクッとしている。M ただ、キャラメルが板状で少し食べづらい。砕いて載せる方がよかったわね。ガレットP これは底がボロボロだな。上のゼリーは、すばらしい味わい。問題は底の生地。ボロボロ剥がれてしまう。ゼリーの黄色がきれい。ミルフィーユはどうだったのだろう?ルビー作P …少し雑な仕上がりだな。カスタードタルトは焦げている。M でも、中はいい具合ね。気泡ができていないもの。P 味はいい。M 惜しいのは、仕上がりが少しというか、かなり雑なこと。ミルフィーユ、雑だなぁ!クリスティン作もしダメでも、これ以上のものは作れません。力を尽くしました。自信作ってことね。結果がどうであれ、後悔はない。これが自分の実力だと。エクルズケーキM 昔ながらの味ね。この前に作ったスエットプディングのように。しっかり焼けて、レーズンがたっぷり。艶もある。P おいしい。生地もよくできている。ミルフィーユM 生のフルーツは、あまりミルフィーユに合うとは思わないけれど、生地はとてもいい。フルーツバスケットM とてもおいしいわ。P アイデアがユニークで、仕上がりも均一。生地も味も見事。高評価。テクニカルチャレンジで最下位だったが、挽回に成功。フルーツバスケットに載っているのは、ほおづき?葉っぱに見えたが、中に黄色い実が入っている。(ほおづきのイメージは、赤っぽいオレンジ色だが)=審議=P 3つのチャレンジ全て、フランシスが特によかった。安定していた。メル テクニカルが1位のベカは?M 確かによかった。でも、いつもは時間をうまく使うのに、最終課題ではグレーズもしていなかった。彼女なら、もっとできたはずよ。スー 問題がある人は?M グレン。皆とは違うやり方で生地を作ろうとして、結局うまくいかなかった。P あれは失敗だったね。メル クリスティンは、テクニカルで苦戦し最下位でした。M 盛り返したわね。彼女は作品選びのセンスがいい。エクルズケーキが、実においしかった。P 次は準々決勝。それに見合う力がないのなら、脱落はやむをえない。厳しい言葉だね。クリスティンの一発逆転とグレンの大失敗 対比が大きい。最終課題の出来栄えが、物を言うからな。=結果=☆はフランシス。もう「見た目ばかり」とは言われない。ここで終わるのはグレン。最後の課題で味噌をつけた。スーが泣きそうな表情。これまでこんなことあったかな?グレンにかなり親しみを感じていたのだな。グレン ベイクオフで、心にこんな大きな穴が開くなんて・・・。それだけ一生懸命やったってことよね。そして、大変だったけれど楽しかった。ベカ助け合うし仲もいいけど、競い合いだから、誰しも行けるところまで行きたい。次からさすがに、雰囲気が変わると思います。そうだね。唯一の男性で、森のクマさんみたいなキャラクターだったグレンが去ると。決勝に進みたい気持ちも、より強くなるわけだし。誰もが疲れているはずだが、上を目指すのだから緊張を保たねばならない。さらなる試練は続く。ポールもメアリーも、ルビーには当たりが柔らかくないか?気のせい?クリスティン、高齢ながらこの気力体力・勝負強さ!プライドや執念を感じるわ。(大きな指輪を二つつけているのは、不衛生)作品の映る時間が短すぎる。もう少しよく見たい!と思う。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年07月09日
残り6人。絞られてきた。まず、スエットプディングを作る。スイーツ系でもセイボリー系でもよい。ファミリーサイズ。蒸す・茹でる・焼く いずれもOK。制限時間は3時間。ルビー 作ったことありません。今回の練習が初めて。それを含めて二回くらいしか、食べたこともありません。馴染みがないから心配なのか。クリスティン さほど難しいプディングではありません。しっかり火を通して、軽い口当たりにするのが大事。製菓歴が長いから作ったことある・要点を理解している。<スエットとは 羊や牛の腎臓のまわりにある硬い脂肪のこと。すりおろしたものを小麦粉・塩・水と混ぜて作る生地は、風味豊かで軽やか>ウ~ン、日本人には馴染みがなくて、よくわからん。M 昔ながらのスエット生地は、今ではあまり作られません。時々`昔ながらのもの´を作る課題が出されるが、意味ないだろうと思う。フランシスが`アイスクリームにヤギのチーズも含める´と言ったので、驚くメル。「その反応になりますよね。だから、どれくらいの量がいいか減らしながら試しました」試行錯誤した上での自信を見せる。ベジタリアン用を作るのはルビー。植物性のスエットですが、味に差はないと思います。猫を飼い始めたというが、大学の寮で可能なの?!クリスティン スエットのペイストリーは よく作ります。夫の大好物が、このスポティッドディックプディングなんです。作り慣れている強みを発揮するか?祖母がしていた、昔のやり方で作ります。M とてもシンプルで古典的。味も間違いないわね。高齢のメアリーにとって、安心感がある。キンバリー 普通はレーズンを使うけど、私はイランのベリーを入れます。昔ながらの伝統的なレシピをだと、必ず何か変えちゃうんです。ドライアップルも加える。加熱した時、蒸気をいい具合に吸ってくれる。生地がべちゃっとならず、ふんわり仕上がります。風味以外の役割がある。考えているね。ベカは甘くないもの(セイボリー系)を作る。ウェールズの味を取り入れた、ラムと野菜のスエットプディング。肉を軽く炒め、野菜を茹でる。最初、生のまま入れたら水分が溢れて大失敗しました。こうやって一度食材に火を通しておけば、汁けも抑えられるし形も保てます。やってみて正解がわかったから、自信がある。<成形は自由。パイ風でも、ケーキ風でも、巻いてもいい>グレンは、パン用の型を使う。P 生地の分量は計算済みだよね。はい。何度も試してたどりついた分量です。彼も、試作したので自信あり。ベカ (紐の)持ち手をつけます。凄く熱くなるから、取り出しやすいように。頭いいね。* * * *スコットランドのマル島では、小作人たちが協力し合って農業に精を出していた。そんな共同体の祝い事で出されていたのが「クルーティーダンプリング」というスエットプディングだった。地元ベイカー「クルーティーは`布´を意味する、スコットランドの古い言葉です。目の詰まった木綿の布を広げ、真ん中に生地を入れ紐で縛ります。手入れをして大切に使われた、一生物だったんです。今でもお祝いやパーティーで振る舞われます」えーっ、同じ布を使い続ける・・・不衛生だと思うが。(何度も洗って破れないのか?)* * * *ルビー ここまでやってきても、緊張します。レベルが上がっているから、ミスしないか心配。そう言いつつ、十分余裕あるって感じの表情。彼女は「ダメかも」と言いながら、高評価をもらうタイプ。←嫌味のつもりではなく、そういうキャラクターってこと。ソースを作るグレン。アルコールの風味を意識する。お酒の好きなメアリーも、そうでないポールも喜んでくれるはず。良い加減に仕上がるといいね。=審査=グレン作M これは私でも、お酒がきついわ。P 気に入った。M 珍しい。笑いが起きる。二人の意外な反応に、スーもグレンも「えっ?!」という表情に。P おいしい。食感がいい。プルーンの火の通りも。M 実は、焼き型にどのくらい生地を入れるか心配だった。でも、程よい量でいい食感に仕上げたわね。飴細工は、焦げたところを隠すため?いかにもって感じがする。ない方がいい。ルビー作M かなり詰まっているけれど、味は見事じゃない?P アイスクリームがいい。プラムの味ともよく合う。メニューにあれば、きっと頼むよ。これは嬉しい言葉だね。見た目もいいと思う。フランシス作M アーモンドパウダーを加えるのはどうかと思ったけれど、見るからにうまく焼けている。P ヤギのチーズは苦手なんだが、塩梅がいい。イチジクの甘さとよく合っている。ローリーポーリー自体も見事。M とてもいい味。P デザインだけでなく、味も考え抜いたんだね。よくやった。「ローリーポーリー」とは何?と思って検索したら「スエットプディングを平たく巻いた、ロールケーキのようなもの」だと。見た目もいいし、審査員が不安視していた材料でおいしいものを作れた。総合的な技術力を示せた。ベカ作M 形が崩れない。P 肉は柔らかく野菜の火の通りも ちょうどいい。グレービーソースもうまい。上出来。M ただ、スエット生地はもう少し薄い方がよかった。味はおいしい。きれいな台形。唯一のセイボリー系で、好印象を与えた。キンバリー作M いい味。イランのベリーはパンチがある。P 鋭い酸味も気に入ったが、そのあとでカスタードの甘みが広がるのが実にいい。それに、蒸し加減も完璧で見事な出来。見た目もいいね。味のメリハリが良かったみたい。クリスティン作P 少し割れてるね。M 食感がすばらしい。レーズンの入れ方が絶妙。P しっとりとして色合いも良く、ショウガもいい。アイスクリームも完璧。すばらしい出来。本当においしい。少し割れているが、それを忘れさせるほどのおいしさか。なんと、全員が高評価。こんなこと、今までなかったと思う。ウーン、つまらないな。簡単すぎたのだね。残り6人…もっと差が出る課題でないと。* * * *全員が上機嫌。だが、和みの時間は終わり、テクニカルチャレンジに進む。メアリーのレシピで作る。メル 8個の「ルリジューズ」。フランス語で「修道女」を意味します。修道女の姿を模したフランス伝統のシュー菓子。中にクレームパティシエールを詰め、チョコレートガナッシュをかけてホイップクリームで飾ること。制限時間は2時間。審査員たちは退室する。クリスティン 初めて作ります。名前も知らなかった。ベテランでも知らない。グレン 食べたことは結構ある。あら、全く見かけないお菓子ではないってことね。ルビー 見た目は知っている。ベカ シュー生地はしょっちゅう作るから慣れてるけど、もう胃が痛い。シュー生地作りに慣れているのは、有利だろう。でも難しいってことね。キンバリー そんなにビクつかなくて大丈夫。実は、とてもシンプルなお菓子なの。余裕の笑顔。このまま笑っていられるか・・・。M 細かい配慮が肝心よ。まずは、シュー生地の固さ。トレイに絞り出せる、適度な固さに仕上げること。クレームパティシエールも、緩すぎると漏れる・固すぎると絞り出せない。P ガナッシュも要注意だね。M きれいな艶を出すのは難しいの。難易度が高いのは間違いない。先ほどは全員が難なくこなしたけれど、これは差が出るはず。シュークリームは難しいよ。🙁 クレームパティシエールもガナッシュも、そう簡単にうまく仕上げられないはず。<生地の固さについて、指示はありません>各人が判断せねばならない。グレンが手順を間違えた。何してんだ。落ち着け。シュー生地はよく作るのに。やり直し。緊張のせい?ルビー 絞り出すのが苦手。確かに、形よくならないね。クリスティンの生地が膨らまず。こんなこと、今まで一度もなかった。自宅と違い、ここでは思いがけないことが起きる。シュー生地・クレーム~・ガナッシュ 全てをうまく作り、見た目もきれいに整えられたのは誰だ?最近、スーの「BAKE!」が耳障り。変化をつけず、普通に言ってほしい。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年07月01日
テクニカルチャレンジ「フランス伝統の甘いパン・アプリコットのクーロンヌ」審査員は、どれが誰の作品か知らない。フランシス作P いいね。フィリングがよく見えてるし、アイシングもきれいにかかってる。フィリングの量・食感・焼き具合・焼き色も上出来。M 底もよく焼けている。アイシングが少し多いと思う。クリスティン作P フィリングがほとんど見えていない。ねじり方を考えてやるべきだった。M 厚みも違う。 P オレンジが物足りないな。ん?…「オレンジが少なくて物足りない」ってこと?これもアイシングが多い。グレン作P 全体的に厚みが足りない。生地を伸ばし過ぎたんだろう。焼き加減はいい。M フルーツしか感じない。生地の味が肝心なのに。キンバリー作P アイシングとアーモンドがいい。フィリングの見え方も僕好み。M 食感もいい。 フィリングが均一。高評価にもかかわらず、心配げな表情のキンバリー。ハワード作P やや厚みが足りない。フィリングが、端の方に一部しか見えない。広げ方が均等じゃなかったんだろう。時間に余裕があり好調な様子だったが、全く振るわず。アイシングの色が薄い!ルビー作M これは切った面を上にしているわ。フィリングがよく見えて、おいしそう。見本とは違う見た目にしたが、別に問題視されず。それどころか、好印象を与えた。P サイズもいいし、全体が均等にできてる。アイシングもいい。上出来。M ほぼ完璧。アイシングはこのくらいがいい。フランシスを上回る評価のようだ。ベカ作P アイシングが多すぎる。表面が見えなくて不格好に感じる。もっと少ない方がいい。太いからだと思う。M よく焼けている。P そうだが、フィリングが偏ってる。均等じゃない。=順位= 下からハワード P 薄すぎる。フィリングが外側に偏ってるし、焼き色も足りない。言われてみれば、他のものより色が少し薄い。ベカ M 見た目が少し不格好。フィリングも均一ではなく、偏っていた。グレン、クリスティン、キンバリーフランシス M 味も色もお見事。ルビー P フィリングの巻き方も、見せ方もすばらしい。僕が作るものに近い。お見事。アイシングは、見栄えのために少しだけでいいのに。甘い生地にさらに甘みを足すというのが、私の好みではない。みんな、甘々なものが大好きだね!ベカ 不格好だと言われたけど、気にしません。ちゃんと焼けてて、味も色もよかったので。アイシングの量は好みかなって。私は、たっぷりが好き。彼女は以前も同じようなことを言っていたな。審査員が気に入らなくても、自分はこれがいい と。普段と違い、ここでは評価される。せっかくの機会、その道のプロの言うことに、耳を傾ける柔軟性があってもいいのでは。* * *締めの課題はスー ヨーロッパ生まれのスイートバンズを2種類、それぞれ12個ずつ。今から30分で生地を仕込み、明日の4時間で完成させてください。<ほとんどのベイカーがブリオッシュ生地を選んだ>P 卵とバターを入れた段階では、生地はかなり緩い状態。一晩冷やすとバターが固まって、成形が可能になります。なるほど。* * *翌日。ベカはプルーンを使う。ラム酒に浸しておきました。5日くらい。リッチな風味を出すには何がいいだろうって考えて、お酒の出番だなと。なるほど。うまく風味づけできるといいね。クリスティンは、ゴールデンシロップを、バターとブラウンシュガーの入った鍋に入れる。いつもいい子ではいられない。時には背徳の味を。小説や漫画の台詞みたいだな。シロップに砂糖・・・甘い!ドイツのシュネッケンと、ノルウェーのスコーレブローを作る。グレン→スウェーデンのシナモンロール・カネルブッレハワード→シュネッケンをシナモン風味にキンバリー→デンマーク版シナモンロール・カネルスナイルルビー→カネルブッレに手を加える残り2時間<二次発酵の時間を十分確保するには、手早く生地を伸ばし、フィリングを載せ成形しなければならない>テキパキやらないと。<2種類のバンズは、それぞれ見た目とサイズを揃えなくてはならない>均等な大きさも求められる。フランシス 昨日もうまくいったし、順調です。機嫌よく作業する。チェコの菓子パン・コラーチを作る。チェコ伝統の丸いバンズ。ルバーブをフィリングに、苺を載せて華やかにします。日本と違い、ルバーブ使用率の高い!イギリス。* * *メル バースは、ブリオッシュに似たパンの生誕地でもあります。<そのパン「サリーラン」の生みの親は、フランス人女性>歴史家「一説ではユグノーと呼ばれたフランスの新教徒で、亡命者でした。17世紀の終わり頃にバースに移り住み、店を構えました。祖国のブリオッシュに似た芳醇なパンを売ると、瞬く間に人気が出ました」<それから100年後、サリーランはバースのプレジャーガーデンに来る富裕層が こぞって注文する、町の名物パンとして知れ渡ります>学芸員「そこは、バース中の富裕層が集まる社交の場でした。食事をしたり、賑やかな催しを楽しんだり、おめかしをして集う特別な場所でした」<人々は入場料を払うと、美しい庭で音楽や迷路などを楽しみました。そして、野外のテーブルでは「パブリックブレックファースト」と呼ばれる食事が提供されました>娯楽の少ない時代だから、盛り上がったに違いない。「サリーランは、そこで出されていました」結構大きい。「フレッシュバターをたっぷりつけて食べます。当時は高価なものでした。白いパンにバターは、とても贅沢です」パンにたっぷりのバター・・・今も特別感ある。* * *残り30分<小ぶりなバンズは焼き時間が短く、一瞬たりとも気が抜けない><1分の差で、焼き色と質感が損なわれる危険性がある。しかも、2種類のバンズが焼けるスピードもまるで違う>パン作りの難しさだね。細やかに対応し、見極めないと。経験値も必要。グレンのバンズが、型にくっついて外れない!想定外のことに、彼は戸惑いを隠せない。=審査=クリスティン作うまくやれたと思う。P (スコーレブロー)風味も食感もいい。ジャムとカスタードの黄金コンビ。気に入った。M (シュネッケンバンズ)フルーツがふんだんに入ってる。たまらないおいしさね。しっとりとして食感も見事。P おいしい。シナモンの塩梅も砂糖代わりのキャラメルも絶妙。正直、驚いた。自信作で勝ち残り決定。若者に負けない。ラズベリージャムの赤が映える。食欲をそそる。フランシス作こんなに大きいバンズは、初めてです。(予想外の仕上がりに苦笑い)P (バンズ)風味と焼き加減はいいが、発酵させすぎだ。膨らんだ後にしぼんだのがわかる。M (コラーチ)おいしい。独創的。気に入ったわ。P バンズが残念。及第点か。コラーチの赤が映える。丸い形に、苺ジャムらしき赤い丸がかわいいな。これも食べてみくなる。ハワード作桃のバンズは、練習よりも上手にできたので大満足。問題は味ですね。どっちに転ぶか!?審査員を唸らせるものなら、一発逆転もありうる。M とても魅力的に見える。P まるで本物の桃みたいだ。M (食べて)桃の味がしない。消えてしまっている。P 確かに。焼き加減はいいが、味が薄い。(シュネッケンを食べて)パサついてる。バターが生地から溶け出して、まるでビスケットのような仕上がり。あぁ、挽回できず脱落濃厚。ルビー作ごめんなさい。うっかりオーブンに入れっぱなしにしちゃって、ビスケットみたいになってしまったんです。M 毎回、しょんぼりして駄目な点を口にする。言わなくていいのよ。サフランバンズP(カネルブッレ)おいしい。風味が良く、サクッとした食感もいい。焼きすぎてもいない。M パサパサなのかと思ったけど…私もです。M あなたの予想は外れたわね。(サフランバンズを食べて)おいしい。P すばらしい。`うっかりオーブンに入れっぱなしにして´正解だったってことか。失敗作かと思いきや、大成功。(これがルビーのパターン)キンバリー作M (ブリオッシュ)発酵が不十分で、膨らみが足りなかったようね。P 風味がもうひとつだな。アーモンドクリームの味がする?M いいえ。P 全く感じない。M (ブリオッシュ)チョコレートの風味がいいが、中央がやや生焼け。グレン作M (カネルブッレ)残念ながら、これは失敗作。P シナモンがかなりピリピリと辛くて、酸味も感じる。おいしくない。自分で食べてみればわかる。P (ブリオッシュ)アプリコットをただ載せただけ。酷い見た目。角切りのアプリコットを、指で弾き飛ばす。「こんなの邪魔」って感じで。これはグレンに失礼だと思うな。M 味はいいけれど、パサついてる。フィリングはおいしいのに、残念。焼き過ぎ。かなり低評価。ハワードと並ぶ。ベカ作P ブリオッシュの見た目がいい。いいブリオッシュだが、フィリングのプルーンが強くて、他を打ち消してる。M このおいしいブリオッシュに、このプルーンは合わない。P そうだね。アイスドフィンガーの方は、見た目がなぁ。僕の好物なんだが。アイシングのし過ぎか。M アイシングがおいしい。ん?!生地はイマイチってこと?P 焼き加減も食感もいい。おいしい。あら。ということは、メアリーの発言は嫌味ではなかったのか。またもアイシング多い!プルーン作戦は失敗したが、満面の笑みで戻るベカ。反対に、ハワードとグレンの表情は硬い。=審議=スー 全体を通して好調だったベイカーが、2人ほどいますね。P フランシスの`チェコの丸パン´は絶品だった。M ルビーもすばらしかった。「焼きすぎた」としょげていたけれど、食べてみると驚きのおいしさだった。スー ハワードについてはどうでしょう?P シュネッケンは発酵させすぎ、桃のバンズは桃の味がしなかった。M 桃が消えてしまって、ガッカリだった。スー グレンが衝撃の展開に。M 出だしは順調で、本人も時間配分できていると思っていた。ところが、型から外す段階で手こずって、酷い結果になった。P それに、アプリコットのバンズはパサついてたし、トッピングもお粗末だった。まるでゴミみたいに、指で払ったものね。テクニカル最下位だったハワードが不利だろう。これまでの成績も、グレンの方が良いと思う。ハワード 挽回が必要だったのに、うまくいかなかった。グレン 大失敗しました。(涙ぐむ)=結果=☆はルビー。あのー、彼女は沈んだ表情で「失敗した」とよく言うけれど、審査結果は全く逆で、「おいしい」と高評価されることがちょくちょくある。・・・正直言ってそれがなんだか、鼻につくようになってきた。彼女は本当に「これはダメだ」と思って落胆するのだろうが。作った本人が「失敗した」と思ったものを、プロが上出来だと認める・・・一体どういうことなのか?審査員に「I`m sorry」と謝っておきながら、高評価を得て☆になる・・・嫌味に感じる人がいるかもしれない。「演技しているの?」と。M (ルビーに)自分の不利になるようなことは、言わなくていいのよ。黙ってなさい。優しく助言する。ここまで言われたら、もう態度を改めないとね。ルビーとフランシスは、髪をまとめるかピンで留めるかした方がいいと思うが。(特にルビー)ここで終わるのは、やはりハワード。とても残念!私は彼に一番注目し、応援していたから。でも、やむを得ない。P 最初の頃は 彼は優勝候補の一角に食い込んでくると思っていました。そう!当初は調子が良かったからね。しかし、ロブ同様、どんどん成績が下降していった。このところ、運よくギリギリ通過していたのは否めない。一度もスター候補になることもなく、限界を迎えた。絵が上手なようだったのに、その才能を披露する場面もなかった。残念。ハワードがいなくなると、寂しいな。😪穏やかな人で好感もてた。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年06月23日
クリスティン 残る7人全員、決勝まで行く気満々です。表に露わにしないが、ふとした態度や雰囲気に勝ち気が感じられるのだろう。彼女もやる気満々。ベカ ライバル同士ですが、皆で支え合ってもいます。微妙な言い方だな…確かに相手を思いやる言動もある。ハワード このところ毎回、家族や友人をハラハラさせてしまっています。不調が続き、運よくどうにか残ったということを否定できないね。グレン 生徒や同僚の応援は、心強い。いや、そうでもない人もいるか。「本当に?」「通過?そう…」って。応援されるのは嬉しいよね。同時に「無関心な人もいる」と自覚するのが、冷静でいい。課題は「ティーロフ」メル イーストを使ってふっくら仕上げる、スイートドウの代表格です。型を使っても、手で成形してもOK。制限時間は3時間。P スイートドウは、発酵時間をしっかりとることが重要。砂糖・バター・卵などは、どれもイーストの働きを阻害するからです。時間管理が大事。M 3時間あれば十分だと思います。パン型を使って焼くのが賢明でしょうね。見た目が均一で、風味豊かなものを期待しています。<ハワードは、ベイクオフ初登場のある材料を使います>ハワード 強力粉にヘンプ粉を加えます。原料は、地元ヨークシャーで育てられた麻です。 M あまり耳慣れないけど、植物よね?つまり、実の部分をひいて粉にするのね。そうです。実から抽出したヘンプオイルも使います。P どんな風味の生地ができるのか、楽しみだ。僕もまだ、食べたことがないからね。馴染みのない材料に、興味を示す審査員たち。うまく作れれば、高評価がもらえるはず。これは期待に応えたい。<風味づけの材料もまたイーストの働きを阻害して、発酵のスピードを遅らせます>クリスティン 終了50分前にはオーブンに入れなければなりません。だから、発酵させるタイミングも混ぜ終えるタイミングも、全部そこから逆算しないと。<スイートドウは、通常のパン生地よりもしっかりこねる必要があります>この要点を理解し、実践するかどうか。<重く、水分が多い生地を膨らませるため、時間をかけてグルテンをしっかり生成します>クリスティン 発酵に1時間は必要です。長いね。その間は手が空くってことか。<ルビー、クリスティン、ベカの3人は、定番のパン型(長方形)を使って成形>手で丸くしたのはハワード。キンバリーは生地を編み込んで丸い型へ。フランシスは、生地をクルクル巻いてから丸い型へ。** ** **18世紀後半のウェールズは、天然資源のおかげで産業の中心地として栄えた。仕事を求めて大勢の家族が移住してきたが、集合住宅のキッチンは小さい。そこで、共同窯で一週間分のパンをまとめて焼いた。歴史家「余った生地にカラントやレーズン、スパイス、砂糖などを混ぜ込んで焼いた。そうしてできたのがバラブリスだった」ウェールズから南米パタゴニアに移り住んだ人々によって、地元食材を使った新たなバラブリスが誕生する。ウェールズ系入植者の子孫「ウェールズのバラブリスよりも、色が濃い。移民たちは「トルタネグラ」つまり「黒いケーキ」と名付けた」<小麦は貴重だったため、暑くても日もちするように、糖蜜・ドライフルーツ・ナッツがふんだんに投入された>「バラブリスは、ドライフルーツを紅茶に浸す。トルタネグラは、一晩ラム酒に漬け込む」どちらも今に至るまで、それぞれの地域で愛されている。** ** **=審査=ルビー作M 見るからにおいしそう。早く食べたいと思わせる。柑橘類が味わい深い。P これは温度が高すぎたな。中がやや生っぽい。味はいい。風味も見た目もすばらしい。確かに、外観が売っているものみたい。褒められたが、ルビーの表情は冴えない。ハワード作M おいしそうに見える。P ヘンプの風味が強すぎる。それに、口の中がパサついて好みじゃない。ヘンプフラワーという`変化球´は、うまくいかなかった。ベカ作M 弾力がある。クランベリーが合う。P しっかり混ざってる。あの発酵のさせ方だと、良くてこのくらいだろうな。具だくさんで見た目がいい。グレン作M いい色。P 生焼け。M 風味は良い。P でも、発酵も焼きも明らかに足りない。生焼けで「風味が良い」なんてことあるのか?!クリスティン作P (生焼けで)食べられない。スイートドウの一番のカギは、発酵。M 小さくすれば、短時間で膨らむものよ。大失敗。「食べられない」の言葉に、本人も納得。キンバリー作ポールが切って中を確認すると、生焼け。M スパイスがいい。P 風味とアイディアはいいが、発酵と焼きが足りない。また・・・生焼けだけど味わい良いってどういうこと?フランシス作「Chai Tea Roaf」中の模様がきれい。P 気に入った。外側は退屈だが、中はうまく焼けてる。シナモンが主張しすぎてない。魅力的なティーロフ。外側は素朴だが、切ってみるときれいな渦巻き模様が出てきて目を奪われる。これは食べてみたいな。M あなたのオリジナル作品には、いつもワクワクさせられる。順位づけしないが、高評価はフランシス。続いてベカ、ルビー。クリスティン 何を間違えたのやら。自宅で全く同じように作って、成功したのに。そういう思いがけないことがあるのが、この番組。** ** **スー テクニカルチャレンジの課題は、フランス伝統の甘いパン「アプリコットのクーロンヌ」クーロンヌは「王冠」という意味。ひねって王冠の形にしてください。時間は2時間45分。先ほど大失敗したクリスティンだが、笑顔で生地をこねる。ポールのレシピ。いつものように詳しい説明はなく、各人が判断せねばならない。<レシピに発酵時間は書いてありません>ハワード 迷ってます。そろそろ生地を取り出したいんですが、一番乗りになるので。皆が誰かが動くのを待ってるとしたら、ずっとこのまま。思い切って、先陣を切るべきか。この状況だと、周りの人に合わせたくなるのもわかる。ベカ 全て手探り。ハワード 「`巻いたら半分に切る´ どう巻いてどう切るんだ?」クリスティン「`焼く´・・・どういう意味?(笑)」。戸惑いつつ自己判断して進める。ハワード 時間に余裕があるので、逆にちょっと不安になってきました。なぜか他の人よりも早く進んでる。まさかの絶好調かな?ならいいけど・・・。ベカ (焼き上がったものを見て)形は満足です。ツイストがいい具合。でも、レーズンやクルミが真っ黒こげ。フィリングが見えるようにしたルビー。だが、見本はフィリングが見えていない。この違いはどう言われるか。
2024年06月15日
テクニカルチャレンジ「フランス伝統のお菓子・チュイール」の続き。<焼き上がった生地を、熱いうちに筒状に巻く>火傷しそう!手袋した方がいい。=審査=グレン作M 均一で、焼き色もいい。やや厚い。難しいシガーが上手に巻けている。P 模様もきれい。シガーの方がいい。なかなか良い評価。キンバリー作P 焦がしたな。M どちらもね。パリッとはしているが、焼き色が濃すぎる。グレンのものより明らかに濃い。クリスティン作M 均一に焼けている。(パリッと割れて)いい音。P とても薄い。味もいい。色も悪くない。高評価。フランシス作M きれいな焼き色。風味がいい。P 模様はいい。ぐにゃっとしてるのが惜しい。合格。チョコレート模様が、前の二人より細く入っていて好印象。ロブ作P (チュイールが)パリッと割れない。見た目はいいのに残念。色もいい。M 若干、焼き足りない。P シガーはいい。サクッとして、焼き色もチョコレートの量もいい。チュイールは厚すぎる。及第点か?ハワード作P 色が薄い。M シガーの焼き時間が足りない。巻くのに苦労したはず。おそらく、オーブンから出して少し間をおいたのね。すぐに巻いた方がよかった。特にシガーが酷いな。ルビー作P 苦労の跡が見える。ところどころ割れてる。生地が脆かったんだろう。焼き色はいい。M シガーが少し短い。こちらもシガーが酷い。「苦労の跡が見える」久しぶりに聞いた。(笑)ベカ作 P 焼き色が薄くて分厚い。(チュイールを折り曲げて)ほら、やっぱりね。ぐにゃっとした生地。=順位=下から ハワード、キンバリー、ルビー、ベカ、ロブフランシス、グレン、クリスティンキンバリーが意外と低かった。繊細なものを作るのが苦手なように見えるグレンが、意外にも上位。クリスティン 有頂天!つい、子どもみたいにはしゃぐ。グレン 二位になってびっくり。できすぎなくらい。本人が意外に思っている。ハワード 今のところ最下位でしょう。次で挽回できないと終わる。キンバリー 今日は、一つ学習しました。ずっと好調で自信をつけてきたが、それもここまで。** ** **メル 結構みんな、ピリピリしてきましたね。M 浮き沈みがあるわね。P 立場が逆転した印象。ハワード、キンバリー、ルビー、ベカの4人が、テクニカルで下位に終わった。珍しい。メル フランシスは盛り返しましたね。P ショートブレッドが見事だった。見栄えのみならず、味も食感もすばらしかった。テクニカルは3位だし、スターベイカー候補だと思う。メル クリスティンはテクニカル1位。M ベリーとアーモンドのクランブルも、風味がすばらしかった。スー 危ない位置にいるのは?M ハワードが苦戦している。トレイベイクはシンプルすぎて、技を発揮できていなかった。スー ルビーは、一度は不安を克服できたかに見えたが、初回に逆戻りしたかのような危うさ。P 才能はある。ただ、この1週間は大学の試験があって、ベイキングに集中できなかった。あら、随分と温情のある言葉が出た。スー ロブは、早くから技術と知識が光っていた。M どんどん波に乗っていくと思っていたのに、成長が感じられない。才能はあるはずなのに。「成長が感じられない」は手厳しい言葉。本人が聞いたらショックが大きいと思う。ロブとハワードは停滞が常態化。いいところを見せられないままだね。** ** **締めくくりの課題は「ビスケットタワー」メル 条件は、高さが30センチ以上であること。ビスケット自体のサイズは自由。華やかに仕上げてください。<ベイキングのみならず、組み立てる腕前も試される初めての機会>いよいよ建築系の課題よ!P 味や見栄えはもちろん、安定した構造でなければいけない。ベイキングのみならず、建築のセンスも必要。M サクッとした食感。見て感動・食べて感動の作品を期待している。二人の期待に十分応えられれば、勝ち進める。キンバリーのプランを聞いてP 下の層に相当な重みがかかる。崩れたりヒビ割れるかもしれない。懸念を示すが、彼女は`試作して崩れなかった・しっかり安定させる´と自信を見せる。<ハワードは4種のお茶風味のビスケットで、日本のお寺(三重の塔)を作る>題して「Japanese Pagoda Tea Tower」。緑茶を使って勝負。一発逆転しなければ先がない。でも、かなり難しい挑戦だと思う。風味付けがうまくいくか~4種類がうまく調和するか。心配だわ。完成予想図・・・なんとなくそれっぽいけれど、違う気もする。<クリスティンは4種のビスケットで、ドイツ バイエルンの時計塔を立てる>完成予想図・・・かわいい。うまくいけば、見栄えがいい。どれも同じサイズに作る。70個、全て同じでないと。骨が折れるね。でも、成功を左右する大事な基礎。<タワーの安全性と安定性を確保するには、ビスケットの厚みが一定でなければならない>ルビー この勝負に生き残りがかかっている。生地の厚みを揃えるという単純な作業が、結果を左右するわけですから。ポイントを押さえることが大事。グレンは、ノルウェーのお菓子型を使う。P また随分と大きなボウルだね。いつも一番大きいボウルを使う。確かにかなり大きい。まるで金魚鉢みたい。(マカロンについて訊かれ)焼き直しの可能性を考えて、2倍用意してます。用心している。予備があれば、失敗した時に慌てず(絶望せず)に済むね。多少の手間をかける価値はある。ロブ 有名なものなのでごまかしは利かない。大半のイギリス人は、よく知っている。<ロブが作るのは国民的ドラマ「ドクター・フー」に登場するあのキャラクター>`ダーレク´というロボットのようなもの。持参した完成予想図が巧いな。ロブは、人気キャラクターで一発逆転を狙う。はりきっている。グレンが失敗しないよう助言するベカ。仲いいな。終了直前にフランシスのタワーが崩れた。強度なさすぎる!最後まで積み重ねるという試作をしたのか?=審査=グレン作高さ十分、色は鮮やか。満足です。(^_^)赤いマカロンが目立つ。強烈だな。高さもある。P 見栄えがする。マカロンは艶があって理想的な形に焼けてる。M 内側がねっとりとしていて、均一に焼けている。小さいのも上手に焼けている。P ショートブレッドもいい。チョコレートに合っている。マカロンが格別。自信作が高評価を得る。彼は勝ち残れる。私は、マカロンの色が濃すぎると思うが。毒々しい。ベカ作M 女の子が喜びそうね。パーティーにぴったり。P 見た目からして安定してるのがわかる。風味がいまいち。食感もよくない。クッキーともビスケットとも言えない。サクサク感がない。だが、マカロンは見事。ピンク色のマカロンがかわいい。白い飾り(アイシングか)が雑じゃない?キンバリー作P やはりヴィエニーズワール(ウィーン風の渦巻きビスケット)をタワーにするには、脆すぎる。その証拠に、上から下まで全部亀裂が入ってしまっている。こうして触っただけで、ボロボロ崩れる。もっと こねる必要があった。M 2色の層はきれい。見た目には効果的よ。メアリー優しい。計画に無理があったということだね。ハワード作M 細かいわね!独創的。こんな作品は初めて見たわ。P 見事。芸術品だ。おいしい。お茶の風味は、ただでさえ表現が難しい。それをビスケットで出すとは、驚いた。絶賛されても表情の硬いハワード。緊張が解けないか。M 確かにお茶の風味はするけれど、退屈な味だわ。でも、デザインは満点。辛辣!これまでboringなんて感想、聞いたことないと思う。味に関しては、意見が真っ二つに分かれた。敗退の可能性は残る状況だ。フランシス作崩れて高さのない作品を見てP ・・・俯いて目を合わせないフランシス。M 課題はビスケットのタワーよね。ビスケットは上手に焼けている。厚みもサイズも仕上げも、様々ですばらしい。だけど残念ながら、タワーが崩壊。P 風味はいいが、4時間で大量に焼いただけという印象。遠慮のない感想!耳が痛いね。きっちり組み立てられなかったのは、大きなマイナス。ビスケット自体は上出来でも、課題の条件を満たしていない。これでスター候補から外れた。クリスティン作作りたいものができた。山の上の時計塔を、表現できたはず。M すてき。これならティーパーティーにも出せる。ゲストは大喜びよ。確かに目を引くね。楽しいしかわいい。P いいね。安定感も抜群だし。風味はどれもいい。食感・焼き加減・見栄えもすばらしい。高評価!見た目のみならず、味もいい。凄いな。ロブ作ダーレクを作ると宣言してそのとおり完成した。(^_^)M 見た目は間違いなくあのダーレクね。ただ、少し不格好。ここは食べられるの?いいえ。中心にカクテルスティックを使っているので。P 糊は食用だね。M 私の好みではないわ。P (味は)まずまずだな。ビスケットは、高く評価してもそんなところ。上の方は悪くないが、他は味気ない。バラつきがある。M デザインは文句なしだが、味はそこまで楽しめない。自信作が予想外に不評。敗退が近づく。日本人の感覚だと、水色に抵抗あるわ。ルビー作自己嫌悪。生き残りがかかっているのに、完全に失敗した。M 食感がいい。ホワイトチョコレートとも合う。すばらしい。P とてもおいしい。オレンジの風味が立ってる。味・食感ともに抜群。あらら、思いのほか高評価。見た目は及第点かな。=審議=M (グレンの)タワーは、味も見た目もすばらしい出来だった。(クリスティンが)見事だった。時計塔は華やかなだけでなく、家族みんなで楽しめる作品だった。(フランシスは)課題の条件がビスケットのタワーなのに、崩れてしまった。P (キンバリーの)最後のビスケットは失敗だったね。メル 脱落候補に?P なりうるだろう。エーッ!トレイベイクでは高評価だったから、脱落候補になるほど悪くない。スー ハワードは1日目は不調でしたが、挽回できたと?P いたく感心したよ。M 私はそこまでではないが、塔自体は美しく、よく考えられていた。(ロブのダーレクには)あまりそそられなかった。食べられないパーツもあった。食用接着剤は、何の味もしなかった。P 確かにやや雑な部分はあったが、あそこまで仕上げる技は称賛したい。ルビーは最後のタワーで挽回したが、脱落を免れるかは議論の余地あり。メアリーと話し合う。ロブとハワードより総合点が悪いってことはないでしょう。脱落させるほどかな。=最終結果=☆ベイカーはクリスティン。二度目。いい時もあれば、悪い時もあるってこと。高齢なのに、若者に引けを取らない。気力体力あっぱれ。脱落は科学者 ロブ。残念だわ。当初彼は、鮮烈な存在感でポールをグッと惹きつけたが、だんだんと成績が落ちていった。ハワード 最後のタワーで、どうにか残れた。もう、あんな緊張感はごめんです。今回も`運よく´の印象。かろうじて一発逆転~ギリギリ敗退を免れた。正直言ってこのまま低空飛行だと「他のベイカーたちの水準に至らず」と判断され、来週敗退でしょう。いいところを見せて、スター候補になるくらいでないと。期待しているのだが、パッとしない。ルビー 想像以上に評価してくれて嬉しい。本人が「大失敗した」と思うものが、プロから「とてもおいしい」と評される・・・どういうこと?キンバリー 帰り支度はできていた。もっと慎重に、入念にレシピを練らないとって痛感した。先週まで好調を保っていたが、今週は思うようにいかなかった。グレン 普段あまりビスケットは作らないし、学校が忙しくてほとんど練習もできなかった。我ながらよくやったと思う。思ったよりうまくいくのも、作り慣れたものを失敗してしまうのもこの番組。失礼ながら、グレンの好調が意外。大雑把で、もっと早く脱落すると思っていた。ひょっとして決勝まで進むのか?!ロブ 何日かベイキングを休む。何か茹でるくらいにしておく。(^・^)脱落は残念だが、プレッシャーから解放される。製菓を楽しむ生活に戻れる。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年06月09日
残り8人。キンバリー みんな、心の中で闘志むき出し。表に出さないけど。(笑)誰かが脱落すれば残念がるが、それは一時的な感情ね。スー 最初の課題は、トレイで焼くイギリス独特の焼き菓子「トレイベイク」です。メル 審査員が求めるのは、均等なサイズに切り分けられていること。材料として使うキャラメルやマシュマロなども全て一から作ってください。制限時間は2時間。ルビー トレイベイクは初めて。ビスケットもほとんど作らないから、試練です。製菓の基本だと思うが、意外と作らないものか。どういうものにするか、100%計画しておらず練習するつもりだったんですけど、やっと試験が終わったばかりで。作りながら考える…以前も同じことがあった。で案外、それで成功。今回もうまくいくか。ロブ 試作品は皆に好評でした。自信作です。しかし、ここで作ってどう転ぶかはわからない。それがこの番組。うまくいくといいが。<3種類を別々に作るグレンは、時間に追われています>大丈夫かなぁ。無理していないか?彼も仕事が忙しく、あまり練習できなかったという。山盛りのチョコレートが用意されているのを見てP あまり無駄を出さないように。トレイの大きさと比べて明らかに多すぎて、指摘される。 * * *トットナムケーキは、ロンドン北部 トットナムで暮らすキリスト教の一派・クエーカー教徒が考案したもの。学芸員「平和を愛し贅沢を好まず、食べ物は皆が平等に受け取るべきと考えた彼らの心情を体現したものでした」現在もクエーカー教徒が作っている。信徒「とても便利なケーキです。簡単に切り分けられ、大勢に配ることができますから」「ピンクのアイシングは昔から、クエーカー教徒の庭にある桑の木の実で作ります」1901年、トットナム・ホットスパーのFA杯優勝を祝し、地元ベーカリーで巨大トットナムケーキが焼かれ、子どもたちに配られました。現在でも、ロンドン北部のベーカリーや本拠地のスタジアムに置かれています。桑の木といえば、蚕を思い出すわ。 * * *=審査=ベカ作M 見た目が均等で、大きさもいい。P ・・・少し問題がある。真ん中の列があまり焼けてない。だが、全体の見栄えはいいし、トレイベイクとしての基準は十分に満たしてる。まあままってことね。クリスティン作P 見た目に惹かれる。食感もいい。M 風味がいい。見た目がいい。これは食べてみたくなるわ。フランシス作P いい焼き色。ビスケットがうまい。チョコレートも、微妙な塩加減もいい。M バナナを入れたからトフィーが固まりきらず、切り分けられないんじゃないかと心配していたの。今回はデザインだけでなく、味もいい。大成功ね。結構高く積み上げた!目を引くわ。今回は味も伴って高評価。嫌味を言われず、ほめられてよかったね。グレン作P 分厚すぎる。見た目がこれじゃ…グロテスク。大き過ぎる。グ グロテスク?!M 味はいいし、技をいくつも盛り込んでいるわね。アプリコット、ピスタチオ、チョコレート とてもおいしい。P 同感。食感もいい。特にマシュマロが最高。大きさ以外は高評価。グロテスクと言われちゃった。ハワード作M ヨーグルトのアイシングはどうしたの?まだ温かいうちにかけたら、消えてしまいました。M グレープフルーツが主張しているわね。甘ったるくなくて、私は好きよ。P ずっしりだな…分厚すぎる。食感と濃厚さを狙うなら、もっと薄くすべきだった。あまり良い評価はもらえず。アイシングがあれば、見た目が違ったはず。ロブ作P 生焼け。色でわかる。M トッピングはおいしい。生地は、フルーツたっぷりだけどベチャッとしている。見た目は悪くないと思うが・・・低評価。ルビー作先に謝らせてください。最低の出来です。見た目も汚いし、生焼けだし、ペイストリーも大失敗だし。P 確かに、ペイストリーの底は生焼け。味は最高。食感は最悪。見た目、そんなに酷くないと思うが。キンバリー作P よく焼けている。底の焼き色も すばらしい。M きれいな層。とても魅力的に見える。P 気に入った。フロランタンの食感がいい。歯応えがいい。見た目も均等できれいだし、よく考えられている。一目見て、高評価だろうなと思った。順位をつけないが、寸評の印象だと高評価 フランシス、クリスティン、キンバリー合格 ベカ、グレン低評価 ロブ、ルビー、ハワード審査後キンバリー もっとおいしくできると思います。ずっと好調なので、自信をつけている。日本語の「カイゼン」が最近はやってますよね。「常に少しずつ上を目指す」って意味です。カイゼンあるのみ。improveとは若干違う認識なの?* * *スー 次の課題はフランス伝統 18個の「チュイール」。半分は伝統的な瓦型にして、チョコレートで同心円の模様入りに。残り半分はシガーの形にして、チョコレートにディップしてください。制限時間は1時間半。短いな。<「チュイール」は フランス語で「屋根瓦」の意味を持つ 極薄のビスケットです>ベカ 初挑戦なので指示どおりに作って、後は祈るのみ。作ったことがないとは意外だな。グレン 作ったことあるけど、チョコレート模様なんてつけなかった。つまり、知識ゼロではないけど8割方わかってないってところかな。模様入りってのが難しいね。ルビー 前に挑戦したけど、ひどいもんでした。全く自信ありません。弱気。キンバリー 実は、先週作ったばかりなの。運のいい偶然!それは有利だと思う。M 飛び切り難易度の高いチャレンジよ。焼き時間が難しい。短すぎるとサクサクにはならない。反対に焼きすぎると、巻くことができず形が作れない。1時間半という制限時間も厳しい。ただの薄いビスケットになったら辛いわ。これはチュイールではない と言われる。<混ぜすぎると、生地が縮んでしまいます>ベカが激しくかき混ぜているが、やり過ぎでは?クリスティン 薄くするので、あまり空気を入れたくありません。長年の経験で、注意すべきことがわかる。ロブ 【生地を休ませる】 どれくらい?レシピに書いていないので、各人が判断する。メアリーの用意した型が薄い。グレン 紙みたい。これじゃ薄すぎる。戸惑う。<チョコレートの絞り袋は用意されていません。作り方の説明もなし>キンバリー 絞り袋の作り方、昔なにかで見たけど、買えばいいやと思って覚えてない。そうだろうね。ルビー (専攻の)哲学よりも、こっちの方が難しい。うんざりといった感じ。手作りの絞り袋だと口が広く、小さな生地にきれいな丸い模様を加えるのが難しい。焼き時間の指示もないため、これも各人で判断。オーブンから取り出してからも大変。フランシス 薄いビスケットとはいえ、薄すぎる。<冷めないうちに形を整えなくてはなりません>ベカ オーブンから出したら、あっという間に乾いちゃう。硬くなっちゃった。ルビー 次から次へと乾いていく。クリスティン 割れちゃった。これもとても難しい課題だね。きれいに曲げて、サクッと仕上げられるのは誰だ?鮮やかなピンク色のジャケットと、ジーンズを着こなすメアリー・・・日本の高齢者で、こういう恰好する人はいないな。白人には多いけれど。
2024年06月01日
テクニカルチャレンジ・カスタードタルトの審査。フランシス作P 生地がいい。カスタードも固まっている。よく焼けていて上出来。高評価!ベカ作M 底はきれいに焼けている。いいカスタードだけれど、生地が浅い分、少ないのがもの足りない。合格だが惜しい。クリスティン作P ありゃりゃ。M 型から外れなくて、苦労したようね。P 底が生焼け。味は良い。ありゃりゃと言わせたらダメ。ハワード作P ずいぶんと浅い。焼き色はきれいについてる。M おいしい生地ね。合格。ロブ作P う〜ん。これは焼けているが、慌てたか。生地がやけに脆い。中は?M 焼き足りない。固まりきっていない。良くない。アリ作P これは生焼け。しかも6個しかない。焼き時間が足りてない。M 底は完全に生焼け状態。P カスタードは良い。指定の個数を作れなかったのは、かなりマイナス評価だな。グレン作P これも6個しかない。食べられそうなのは?いや、食べるまでもないか。問題だらけ。これは傷つくなぁ。食べてもらえない…最悪だわ。ルビー作P 浅いし生焼け。カスタードは固まっているけれど。M 整っていて均等ではある。キンバリー作P かろうじて固まっている。ずいぶん浅い。生焼けだな。順位 下からグレン P 生焼け。崩れている。スクランブルエッグ状態。アリ M 数が足りず、生地もカスタードも火が通っていない。クリスティン P カスタードがこぼれてる。生地の側面も崩壊した。ルビー ハワード キンバリーロブ P 深さがあってよかった。えっ、低評価だったロブが三位?!生地を継ぎ足して正解だったとはいえ…寸評は悪かったぞ。ベカ M やや小ぶりだが、とてもおいしい。フランシス P おいしかった。カスタードの硬さも、見た目もいい。おいしそう。食べたい。寸評と順位がちぐはぐ。てっきり、ハワードが三位だと思ったわ!フランシス 気持ちが楽になった。「見た目より味が肝心」と言われるが、味も認めてもらえた。デザインに凝るだけでなく、おいしく作れる!というイメージに変えたいね。キンバリー ここまでは、満足のいくベイキングができている。堅調。大きな失敗をしない。** ** **メル 課題は、極薄のフィロ生地を使ったパイ。スー 重要なのは、生地を一から作ること。型を使ってもいいし、形は自由。制限時間は4時間。<フィロ生地は作るのも扱うのも難易度が極めて高く、ベイカー泣かせ><お酢などの酸を加えることで形成されたグルテンが柔軟になり、生地を薄く大きく伸ばしやすくなる>化学だわ。P フィロ生地は、実力が試される。生地をこねて、こねて、こねてグルテンの働きを熟知し、薄い膜になるまで伸ばす。新聞の上に置くと、文字が透けるくらいの薄さ。M 生地の完成度もさることながら、独創性も不可欠。締めくくりにふさわしい、華やかで特別なものでないと。生地を薄く延ばす練習をしてきたというルビーにメル 寮の部屋にそんなことのできるスペースがあるの?ル 部屋が粉だらけ。寮生活の学生だから、他の人にはない苦労があるね。生地を休ませる際、シャワーキャップを被せるのはフランシス。しっかり密閉できるので便利なんです。頭いいわ。ロブ 地元のきのこ同好会に所属している。きのこ狩りが趣味だが、素人には見分けが難しい。誤って毒きのこを食べたら大ごと。死に至る確率もかなり高い。マッシュルームクラブ!響きはかわいいが、命に関わる。ピタゴラスのパイ。三角形の集合体にします。理系ベイカーらしい一品を目指す。ロブとグレンはスピナコピタ(ギリシャ料理・ほうれん草のパイ)を、フランシスは中近東などで人気のバクラヴァを作る。<アリ、ベカ、キンバリーは、北アフリカの風味にする>M とても楽しんでい作っているわね。キ このパイが大好きです。本当においしい。順調にきて気分がいいしね。<ベカのフィリングはモロッコ風の味つけをした野菜>アリ モロッコ料理・モロッコの味つけが大好き。M どのくらい生地を伸ばすのア 2mくらい。M まあ(・o・)幅はどのくらいなの?伸ばした後の扱いも大変だろう。<フィロは生地の薄さが特徴。薄ければ薄いほど、上品かつサクサクとした触感が楽しめる>ハワード 大きなフィロ生地をうまく作る自信がないので、小さめの生地を何枚も作ることにした。全部伸ばすのに2時間はかかる。どんどん進めないと間に合わない。フランシスも分割方式。生地を数等分し、一枚ずつ薄く伸ばしていく。ロブ 予定よりも遅れている。それもかなり。きのこの処理にずいぶんと手間取ってしまった。想定よりも30分も長くかかった。彼だけがパイをオーブンに入れていない。焼き時間が減る!かなりまずいと思う。メル(ハワードに)型から取り出すのが凄く大変だって言っていたわね。で、メルとスーがターナーを持ち、彼を手伝う。お陰できれいに取り出せた!崩れないで本当によかった。スー All for one、One for all.それを見ていたグレンとベカが笑顔で拍手。案外いい人たちね。ロブ 理想には程遠い。雑になった。火が通っているかしら。=審査=キンバリー作P ターメリックの黄色が、彩りを添えていていいね。M フィロ生地の層が、とてもきれいにできている。(食べて)これはもう、絶品としか言いようがない。P 全体が1つにまとまっていて、抜群のインパクト。見た目も味も最高。絶賛!スターベイカー決定だね。ロブ作火は十分に通っているはず。ただ、慌てたので雑然とした見た目になってしまった。P ・・・これがピタゴラス。設計図とは随分 違って見えるな。これじゃまるで、三角のパイをただトレイに並べただけ。底が生焼け。M フィリングはいいが、きのこの水分が全て生地に染み込んで、べちゃっとなった。計画に無理があったのでは。器に整然と配置できる三角のパイをいくつも焼くのは、難しいでしょう。フランシス作パイをサクランボの木に見立てた。またも凝った外観。見た目も味も、気に入ってもらえることを祈るしかない。M 今回もデザインに時間をかけたのね。味も伴っていることを願うわ。P 中身に問題が。バクラヴァが小ぶりで層が薄いのには、理由がある。しっかり中まで火を通すため。M 真ん中が、ところどころ生焼け。P デザインと味。両方重要。また言われてしまったよ。`見た目はほどほどに、味に注力しろ´と何度も指摘されている。ポールが笑顔なのが救いだわ。険しい顔になると思ったから意外。クリスティン作最下位は免れたい。先週のスターベイカーが、すっかり弱気に。P 別々に焼いたように見えるな。最初はつながっていたんですが、焼いている途中で離れてしまいました。M 風味がよく効いているわね。P 味は絶品。生地もサクッとしている。高評価。満足げに微笑むクリスティン。自信を取り戻したようだ。ルビー作P 自己評価は?これが私のピークかも。こんなにうまくいくなんて。ポールとメアリーが笑う。自画自賛したのに、本人は心配な表情。P これは絶品。添えられたピンクのバラ(多分マジパン)がきれい。ベカ作M カボチャがおいしい。だけど、野菜の組み合わせがうまくいっているかは疑問だわ。P 食感に変化がほしい。どの野菜も、マッシュポテトのようだ。最後の言葉がグサッとくるね。ハワード作M おいしい。味の組み合わせが抜群。型から無事に外れてよかったわ。とても上品で美しい。メルとスーが手伝ってくれたので、型崩れしなかった。(こう言ってはなんだが、たまには二人が役に立つこともある)見た目も味も大成功。グレン作スパナコピタじゃないって言われるかも。残れるかどうか、正直わかりません。P 層がいい。M 底もよく焼けている。パリッとしている。P おいしい!サクッとしてるしホウレンソウの風味もいい。見事。自信なかったが、高評価!これは嬉しいね。アリ作P いい焼け具合。アーモンドと合ってるし、オレンジの香りも立ってる。M バクラヴァと似ていながら、甘すぎないのがいい。ピスタチオを、フィリングにも入れればもっとよかった。P 食感のアクセントになったと思う。良い評価だが、ポールの目が鋭いな。=協議=P キンバリーのパイは絶品、とてもおいしかった。彼女はほぼ毎回、安定した結果を残している。M ルビーもすばらしかったと思うわ。まだ学生で十分な道具も持っていないのに、あれだけの結果を出すんですもの。P 危ないのはグレン。フルーツパイのアイデアはすばらしかったが、結果的にカスタードを入れた意味がなかった。あれにはガッカリ。テクニカルも最下位だった。M アリのカスタードタルトは酷かった。フルーツパイも失敗した。P ロブはキノコで苦労してたね。M 奇をてらい過ぎた。締めの課題は華やかであってほしいが、程遠かった。ベカ、クリスティン、フランシスも、総合的な成績はロブと同程度だと思うが。`ピタゴラス´に期待していただけに、ガッカリ度が高いよう。P 他のベイカーたちと差ができてしまったと思う者が、一人いる。誰だ?!=結果=スターベイカーは、もちろんキンバリー。脱落者はアリ。最後の課題はうまくいったが、力不足と判断された。グレン 今朝、とても不安だった。失敗すれば脱落・反対にうまくいけば残れるだろうと思っていた。一発逆転に成功した。グレン、意外と粘るな。ロブ アリは気の毒だが、自分が残れたことは良かった。これだよね、皆が思うこと。ハワード 言うなれば、ほろ苦い勝利といった感じ。もちろん、自分が残れて嬉しいが、誰かが去るのはとても悲しい。結果発表の直後、思わず涙ぐむハワード。優しい人だなぁ。クリスティン 胸をなで下ろす気持ちにはなれなかった。アリの脱落が本当に悲しい。とてもいい青年で、いなくなると寂しい。ここまでくると、人柄を知って仲良くなることもある。高齢の彼女がやり続けているのが凄いと思う。2~4時間立ち通しってだけでもえらく疲れるはずだ。気力体力が立派。M キンバリーはスターベイカーにふさわしく、非の打ち所がなかった。えっ、カスタードパイはあまり良くなかったのに。P 最後のパイがすばらしかった。彼女は優勝候補かな。器用な感じだものね。でも、まだまだわからない。キンバリー、ルビー以外は、いつ脱落してもおかしくない感じだが、状況がガラッと変わることもあるから、こればかりはわからないな。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年05月27日
残り9人。(やっと一桁になった)今週の課題は「パイとタルト」最初のチャレンジは「フルーツパイ」スー 生地の種類も、フィリングのフルーツも自由。ただし、切り分けた時に形が崩れないように。制限時間は2時間。P 基本のショートクラスト生地に手こずるようでは、ここにいる資格はない。確かに。ベイカーを名乗るなら、パイ菓子をうまく作れないと。M 落とし穴はたくさんある。例えば、フルーツは火が通りすぎると水分が出て、底の生地がベチャッとしてしまう。そうなったら、食べたくないね。アリ フルーツパイが大嫌い。気持ち悪いから味見もできない と。メアリーは笑うが、ポールはなにやら厳しい目つき。こういうことは、言わない方がよかったのでは。<クリスティンは、祖母から教わったパイを毎週のように焼いている>私の理想の生地にはならないので、やり直す。彼女に限らず、得意なものなのに、ここでは意外と思うようにいかないことがある。生地は、適切な厚みで均一に。フルーツの火の通り具合も、全部完璧にしたい。作り慣れているからこそ、いつものように・・・プライドだろうな。ベカは、祖母考案のルバーブのパイを作る。(この番組で、イギリスではルバーブが普及していることを知った)ルビーが作るのは、リンゴとマジパンのパイ。大好物のマジパンを、どこかで使いたいと思っていた。今週も好調を保てるか?<両親の営む書店で、物語に囲まれて育ったフランシス。作るのは、童話の世界から着想を得た「空飛ぶピーチパイ」>大きな桃が出てくる、ロアルド・ダールの児童文学から思いついたもの。パイの中から、気球の形の桃が出てくる仕掛け。彼女の発想・創造性は、実家が本屋ということと関係しているようだ。P 待って。よくわからない。(^_^;)先週は、一発逆転で残れたフランシス。今回の作品も、審査員が感心するものになるか?腕の見せ所。ロブ パイの底を焼くには、熱が最大限伝わるようにすればいい。そこで私は、パイ型の底は使わない。型の底を取り外して、シートに載せて生地を入れる。トレーも先に温めている。うまくいくはず。なるほど、金属よりシートの方が薄いからってことか。逆に焦げないかしら?時間がタイトなチャレンジの時は、いつものやり方を変えて工夫が必要。特に、水分の扱いには要注意。なるほど・・・理系による、勝つための戦略。バタバタ忙しく動けばいいってものではないね。=審査=グレン作P 底がべちゃっとしている。カスタードも味がなく、ただ水分を増やしているだけ。リンゴはよく焼けているが、生地はあと10分ほど焼けばよかった。M カスタードと生地 両方完璧に焼けるとは思えない。失敗。キンバリー作M いい色。P このパイは絶品。ここ何年か食べた中でも上位に入る。サクッとしてて、焼き色も完璧。リンゴもいいし、ナッツも味が立ってる。キャラメルがあとに残って、これがまた絶妙なおいしさ。見事。取っておこう。(食べかけのパイを持っていく!)堅調なキンバリーが、ここで絶賛される!ポールが`後で食べたいから確保しておく´ こんなこと、今までにあったかな?フランシス作空に浮かぶ気球。おもしろい。P 芸術作品のよう。M もっと桃を入れてほしかった。フランジパーヌ(クリーム)の割合が多い。P 全く風味が伝わってこない。まるで味がない。桃の酸味は感じるが 甘みは全く感じない。とにかく味がなくて、パサパサしてる。君の表現法は買ってるが、頼むから味を忘れないで。空とバスケットまで用意したが、低評価。見た目に凝って、肝心の味は疎か・・・そんな彼女のイメージが、これでより深まってしまった。外観に注力するばかりでおいしくない・・・とポールが苛立ってきた様子。ベカ作P 底はいい色。ルバーブの色が、随分と抜けている。M 私なら、焼き時間を減らす。焼きすぎで二層の生地は厚く、ルバーブの層は薄くなってしまった。さすがプロ。ひとめ見ればわかる。ロブ作こんがりキツネ色。絶妙な焼き加減じゃない?おいしそう。P 崩れない。生地がおいしい、いいパイ。M 底まできれいに焼けている。高評価。作戦が功を奏した。ルビー作見た目はこれでいいの?M 最高においしい。大好きなマジパンを上手に使えて笑顔。ハワード作M 随分と崩れやすいわね。セージはいいアイディアだが、あまり風味が感じられない。P 食感をねらったのは分かるが行き過ぎだ。もっと生地をまとめないと。こねすぎも問題だが、これはもっとこねないと。先週は敗退目前だったハワード。今週は調子を戻してほしいが、低評価スタート。心配だなぁ。クリスティン作P 水分が多い。M 水分が多い食材を使うなら、生地がべちゃっとしないよう、とろみをつけるなどしないと。ク コーンスターチを入れました。M 少しよね。足りなかった。P 底がブヨブヨのパイは許せないが、これは上までブヨブヨ。水っぽいね!先週のスターベイカーが、全く振るわず。アリ作M 生地が生焼け。特に中央。P 生姜の味がしない。リンゴに火は通っているが、それだけ。味見しないと。自分で食べてみないと、どんな味かわからない。「フルーツパイが嫌い。気持ち悪いから、味見なんかできないんですよ」と言いたげな表情だった。高評価 キンバリー、ロブ、ルビー低評価 グレン、フランシス、ベカ、ハワード、クリスティン、アリ作り慣れているフルーツパイで大失敗したクリスティンは、思わず涙ぐむ。先週とは大違いの不調ぶり。** ** **テクニカルチャレンジ。スー 課題は「カスタードタルト」12個。カスタードは均一、滑らかに、そしてちょっとフルフルに。制限時間は2時間。ポールのレシピを使う。審査員は退室する。P 整った形と硬さがポイント。全体が均一に焼けていて、底はもちろんブヨブヨでない。カスタードは平らで、かすかに揺れる。しっかりと火が通っていながらも、クリーミーで滑らか。上手に焼ければ、カスタードタルトに勝る焼き菓子はないだろう。確かにおいしそう。見た目シンプルだけど、そこまで言うのもわかる気がする。お手本のように、完璧に作れればの話だが。カスタード作り・・・火を通すか通さないかで、悩むベイカーも。フランシスは火を通すが「火にかけない人もいる。いつも`あれ?違うかも?´と不安になる」周りに同じものを作っている人たちがいれば、そうなるね。他の人の様子が、目に入る。ロブ みんなのは生地が縁まであるのに、僕のだけ違う。だから、別の生地で増築中。低すぎる!それではカスタードが少ししか入れられない。つぎはぎして、うまくくっつくもの?・・・心配だな。「適量のナツメグをひく」とあるが、自分の適量が正解とは限らないから難しい。確かに。審査員の好みに合うのか、わからない。<12個を均等に焼くには、オーブンの同じ段に入れるのが理想的>グレンは二段使い。うまく焼けるか?** ** **スー リチャード2世の時代に残されたイギリス最古の料理本には、カスタードタルトが豪華なデザートとして記されている。歴史家「ダリオール」と呼ばれるものは、現代のカスタードタルトにとても近いデザートだった。<カスタードには。中世では保存の利かない牛乳の代わりにアーモンドミルクが用いられた。そこに卵・砂糖・金と同等の価値のあったサフランを混ぜる>リチャード2世好みの、極めてぜいたくなデザートだった。<贅沢三昧のリチャードは、やがて議会からの支持を失いいとこによって王位から追放。33歳で亡くなった>** ** **<オーブンとにらめっこする面々。カスタードを沸騰させずに、外側の生地をさっくり焼き上げるのが成功>ロブ 問題は、いつオーブンから出すか。しばらく冷まさないと、型から外れない。なるほど。先のことを考えている。型から取り出すのに苦労する面々。崩れる。フランシス、ルビー、ベカはうまく取り出せた様子。上手に焼けたのは誰だろう?脱落がさらに近くなるのは?
2024年05月19日
テクニカルチャレンジ「イル・フロッタント」糸飴(SpunSugarと言っている)を、どうにか作れる人と作れない人。=審査=デボラ作P 見た目が良くない。かなりドロッとしている。M 形が崩れてしまっている。糸飴がカスタードに混ざってしまった。大失敗。グレン作M 糸飴が上手。形もきれいだし、カスタードの色もいい。おいしい。P メレンゲが口でとろける。高評価。ルビー作M メレンゲの泡立てが足りない。艶が出ていない。味はいい。P 糸飴が少ない。カスタードソースは悪くない。ほぼ完璧。まあまあといったところか。フランシス作M 糸飴というより、飴の塊をちょこんと載せただけ。これは糸と言えないね。P メレンゲは、泡立てすぎたか足りなかったか。低評価。アリ作P 糸飴が焦げている。M メレンゲがしっかり形をとどめている。食感もいい。カスタードもほぼ完璧。糸飴は失敗するも、これは合格。ハワード作P メレンゲにボリュームがない。ソースに浸かっている。食感はしっかりしていて滑らか。M 少し割れている。良いところもあるが、及第点に至らないだろう。クリスティン作M 糸飴の解釈が他とは違うみたいだが、これはこれで惹かれるわ。P カスタードも良さそう。食感がいい。やや糸状も含む飴。審査員によっては「糸飴ではない」と減点するかも。キンバリー作M 糸飴が崩れている。カスタードはいい。とろみもほぼ合格点。及第点か。ベカ作M まあ、大きい。ソースが少し緩い。メレンゲは、もう少し火を通す必要があった。P 巨大。滑らかじゃない。低評価。マーク作P これはパンケーキ。味が良くない。M メレンゲが泣いている。(水が出ている)だから形が崩れたのよ。パンケーキと言われてしまった。ショックだね。ロブ作M 見事なクネル形。卵みたい。糸飴もいい。おいしい。P カスタードは良さそう。いいね。ここで復調!順位 下からマーク、ベカ、デボラ、フランシス、キンバリー、アリクリスティン P 糸飴もカスタードもよかった。ルビー M カスタードが少しドロッとしていたけれど、メレンゲの形と食感は見事。ロブ P 形が整っていて、カスタードもいい出来。グレン M メレンゲの形が美しく、カスタードも糸飴も完璧。えっ、ルビーがアリやクリスティンより上なの?!クリスティン 手探りだったので「最下位でなければ上出来」くらいに思っていた。四位になって驚いている。神様が味方してくれた。ベカ 糸飴はうまく作れた。最下位ではない。(^_^)あら、意外とカラッとした表情。最下位ではないといっても、下から二番目よ!脱落に近づいている。マーク 糸飴やクレームアングレーズの作り方も知らないし、メレンゲを茹でたのも初めてだった。この番組に出る人が、糸飴やクレーム~を作ったことがないなんて!驚いたわ。初めてメレンゲを茹でた人は、他に何人もいただろう。P グレンはずっと中くらいの成績だったが、ついに上位に躍り出たね。まさかの一位。作ったことがあると言っていたから、経験が役立ったと思われる。スー ルビーも好調です。P トライフルもテクニカルも上出来。クリスティンのトライフルも。M あのトライフルは、独創性も味の統一感も見事。スー 危うい位置の人は?M マーク。トライフルが良くなかったし、テクニカルは最下位。P ベカのトライフルも酷かった。M デボラは、ハワードのカスタードを使ってしまった。スー 他人のふんどしで奮闘するなんて、フントウに罪よね。P あ~、え~と・・・(^^)M あなたときたら・・・上手。(^・^)場が和む。ダジャレを言った本人が、一番ウケている(-_-)英語で何と言ったのかわからないが、この翻訳は違和感なく、十分ダジャレだわ。糸飴、細くきれいに作れたものは、きれいだな。(作ってみたくなった。おもしろそう)** ** **締めの課題は「プチフール」スー ビスケットベースが12個、スポンジベースが12個。チョコレート味でもアメ細工をのせても、何でも自由。ただし「一口サイズ」。制限時間は3時間。P ベースとなる生地は、冒険せずに手堅く作ることが大切。フレーバーやトッピングに凝ってもいいが、ベースの生地は完璧に焼かねばならない。しっかりした土台なくして、成立しない。M これまでで一番大変なチャレンジでしょう。アイシングやフィリング…どれも正確さが求められる。相当、追い込まれる。気力も体力も消耗する・・・大変だ。P 3時間は少なく感じるかもしれないが、一つ一つの工程をしっかりやればできるはず。クリスティン 計画に忠実に、手順を一つずつこなしていく。彼女はポールの発言を聞いていないが、心構えをちゃんと意識している。経験からくるものだろう。ベカ 二種類つくるから、やることいっぱい。時間が本当にキツイ。ハワード 次から次へ、あれもこれもやらないと。やはり、三時間は少ないと思っている面々。グレン これまで巨大なもの・分厚いもの・ボリュームたっぷりのものを作ってきたが、今回は「プチ」フールだから、小さく作らないと。こう言ったら失礼だが、不得意なのでは?ブールノワゼットを冷ます。焦がしバターのことで「ノワゼット」はフランス語でヘーゼルナッツという意味。へぇ、勉強しているのだな。検索したら、ブール=バター。ヘーゼルナッツは入っていないが、色が似ているからこの名がついたという。クリスティンは、生地を円錐形にするという。ポールたちに、見栄えのいい木製のコーン型を見せて「夫の手作りです」誰もが感心する出来の良さ。ちょくちょく、夫婦仲の良さが伝わってくる。ルビーは、デコレーションについて計画しておらずP 決まっていない?出たとこ勝負?ええ、まあ・・・そうです。スー 試験で忙しかったから。事情があったと付け加える。優しい。フランシス チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」から着想を得た。ケーキスタンドの上にレコードを置いて、その上にお菓子を載せる。それは楽しみだな! 楽しんでやっているのが伝わってくる。ハワードは「食後に食べる」を想定。よく練られた計画を聞き、ポールとメアリーが納得の表情。うまく作れれば、十分挽回できるだろう。マークが口笛を吹く。めっちゃ迷惑!ポールは「マカロンを作るのが遅い。今からでは間に合わないぞ」と思っている様子。「30分休ませる」と言ったマークに「十分かな?」と返す。平然と「ええ」と言ったマークから目をそらし、薄く笑って「GoodLuck」「お手並み拝見。うまくいかないよ」と思っている感じ。やる気がみなぎるベカ。順調で機嫌がいい。デボラは逆。型からスポンジが出せなくてウンザリ・イライラ「時間内にできるように、全部計算してあったのに!」マークのマカロンも失敗。ポールの予想どおりになった。=審査=グレン作P ・・・二つのサイズが違いすぎる。理解できない。全然違う!M ベースのショートブレッドの出来がイマイチ。P (スポンジベースを食べて)うまい!こっちは風味が絶妙。最高。M 確かに。見た目もいい。ビスケットベースは大失敗・スポンジベースは大成功。落差が大きいね。クリスティン作M 魅力的・独創的。コーンの形にするのは難しい。おいしい。P 生地がサクっとしてる。発想も工夫も見事。P ザッハートルテがうまく焼けてる。ガナッシュの艶もすばらしい。感想は「ウ~ン😊」ポールがこんな表現をするのは珍しい。三つの課題、全て上出来だった。コーンが差してあるプラスチックのケーキスタンドは、市販品か。穴が開いている物を、初めて見たわ。マーク作あのテントの中だと、なんだかうまくいかない。いつもはマカロンを焼けるのに。自宅では難なくできることでも、ここだと思いがけず失敗・・・しばしば起きること。P マカロンが良くない。あと20分休ませる必要があった。おいしいが、見た目が酷い。ケーキは随分と分厚い。M 生地が詰まった食感。P 洗練されてない。プチフールにこれが出てきたら、突き返してシェフにクレームをつける。えっ!かなりきつい言葉だな。そうそうないだろう、こんな辛辣な感想。アリ作M これではショートブレッドのビスケットに、ちょこっとデコレーションだわ。P 少し酸味が欲しい。甘すぎる。見た目も味気ない。確かに。飾り付けする時間がなかったのかもしれないが。キンバリー作M ビスケットが、湿らずにサクッとしている。P クリーミーだし風味もしっかりと立ってる。M チョコレートケーキもおいしい。だけど、トッピングは用をなしていない。ん?どういう意味だろう。トッピングの味が、スポンジを引き立てていないってこと?ロブ作M プロが作ったみたい。P 絶品。スポンジの食感が完璧。M マカロンは、艶がない。P 君の強みは、正確さだったはずだ。ケーキは見た目がいいが、マカロンはあまりきれいに仕上がっていない。整然としていないというか。ハワード作薄くスライスした梨をビスケットの上に飾ったが、オニオンリングに見えてきて、今になって不安。うーん、言われなければ、オニオンリングは思い浮かばないだろう。M ホワイトスティルトンチーズがもっと欲しい。P ブルースティルトンでもよかったくらいだ。M ケーキは苦みが強い。スポンジというよりも、砕いたビスケットのような食感。挽回には程遠い評価。残念!フランシス作M 息をのむ美しさね。世界観が明確だし、サイズも丁度いい。P ケーキの風味がすばらしい。フレンチバタークリームも見事。とろける。M まさに「くるみ割り人形」ね。P どちらもおいしいし、組み合わせも抜群。不調だったフランシスが、これで一発逆転。アイディア・理想をうまく形にし、審査員にも伝わった。お菓子を載せたLPレコードは、本物に見えた。(センターラベルは手作り。凝っているなぁ)当然盤面が汚れたから、もう聴けないのでは?油分など染みただろう。ルビー作P おいしい。ホワイトチョコレートとラズベリーの相性がいいし、サクッと焼けてる。M おいしい。これは食べたい。P ケーキの方は、見栄えがいまひとつだな。練習しなかった割にはおいしい。練習したかったんですけど。おっ、言い返した。意外と気が強いのか。P ただ重ねただけだが、うまく焼けてるから成り立ってる。確かに、ケーキの見栄えは良くないな。色が・・・もう少し考えればよかったのに。手放しで褒めないポール。皮肉を交えつつの「おいしい」「うまく焼けている」だから、ルビーは複雑な気分になるね。デボラ作これが家だったら叫んで、ごみ箱に捨て、やり直す。脱落しないわけがない。メアリーが「何なの、これ」という目つきになる。怖い。P 見た目が酷い。わかるよね。M ビスケットの色が少しきつすぎる。バラの味がする。P それだけ。パサパサ。(ケーキは)おいしい。M チョコレートの風味は、豊かでおいしい。いいところがあってよかった。とはいえ、全体的な評価は低い。ベカ作全て計画どおりにできた。Yeah!見た目は大満足。味は自分で確認できないから、ドキドキする。明るい。M 見た目が格別。こんな小さなマカロンを完璧に仕上げるなんて、驚いたわ。艶もあるし、技術面は満点。おいしい。P いいね。風味が気に入った。Yeah!審査の最中にこうしてはしゃぐ人、いたかな?いなかったと思う。P ショートブレッドの方もいい風味。どちらもとてもいい出来。M 艶のあるガナッシュも、デコレーションも美しい。見た目も味も、文句なし。不調から好転、一発逆転できたのはフランシス、ベカ。不調から抜け出せなかったのはマーク、ハワード、デボラ。=審議=P (スターベイカーについて)ルビーは候補だろうね。ケーキの風味が見事だったし、ホワイトチョコレートとラズベリーのショートブレッドが絶品だった。テクニカルは3位だったし。ケーキの見た目が良くなかったのに、スター候補なの?!M クリスティンも。コーン形のプチフールが独創的。スー フランシスは、中身よりも見た目にこだわっているという評価もありましたが。P 今回は、味も見た目もどちらもよかった。スー 危険な位置にいるのは?P 一人はマーク。技と精度の面で、今回は振るわなかった。スー ベカは汚名返上ですか?M もちろん。(マカロンが)実に見事な出来栄えだった。やはり、最後の課題での印象が物を言う。一発逆転あり。=結果=スターはクリスティン。そうだと思った。トライフルが絶賛されたから。ここで終わるのは、マークとデボラ。本人たちも納得の結果。P 二人は、他のベイカーと開きが出てきてしまった。実力の差。運の良し悪しもある。マーク これほど楽しくてこれほどストレスの多い経験は、人生初。言いえて妙。皆に当てはまること。ハワードはギリギリ脱落を免れた。マークとデボラよりはマシだったってことで。次週はアクシデントなく、存分に活躍してほしいなぁ。せっかく残れたのだから。彼の言葉を聞きたかったわ。タコパン以降パッとしなかったロブが、復調よ。今週は、意外にもグレンが高評価だった。失礼ながら`ああ見えて´丁寧に作れる人なのだなと。彼のルックスやこれまでの作品から、豪快キャラのイメージが強かったから。マカロンは、うまく焼ければ天国・うまく焼けないと地獄だわ。加点・減点が大きい。スーが甲高い声で「Bake!」と言うのが、耳障りでイヤ!やめてくれ!と思う。メルとスーの服装(コーディネート)がいいなと思った。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年05月11日
今週の課題は「デザート」。11人で競う。まず「トライフル」制限時間は3時間。<400年の歴史を持つ、イギリス伝統のデザート>ベカ 何年もかかった、我が家のトライフル。自信満々。ベカは、気の強さが表に出る人だな。これまでの言葉と顔つきで、そう思う。デボラ ここ数週間で、5〜6回練習した。ん? 前回から一か月くらい経っているってことか。キンバリー 失敗なしの鉄板レシピ。こちらも自信を見せる。先週に続き、波に乗れるか。<一見シンプルな課題だが、マルチタスクの能力が試される。時間配分を見極めながら、複数の工程を一度にこなさなければならない>あれこれ考えて、無駄なく動かねば。P どの工程においても、確かな技術とタイミングの見極めが重要。適切であることが、成功への道。M 味の一体感が大切。それから、上から下までふんわりとした食感も、トライフルの特徴。ふわっとして、違和感のない味にする・・・難しいね。<学生時代、アリは手作りお菓子を売って、チャリティー活動の資金を何千ポンドも集めた>その経験が、自信につながったということね。`難易度の高いものを、3時間でよく作った´と審査員を驚かせたい。控え目だったアリだが、この発言・・・環境に慣れ、先週はそこそこうまくいったから。実は、トライフルを食べたことも作ったこともなかったというが、事前準備する時間がたっぷりあったようだから、これは問題ない。(とはいえ、定番を一度も口にしたことがないとは思わなかった)課題のほとんどが初挑戦だし、名前も知らなかったものもあった。言うとおり、馴染みのあるお菓子ばかりではないね。一番下の層はレディーフィンガー(無脂肪のビスケット)が定番だが、ルビーはさらにスポンジも焼く。M やることがいっぱいね。心配そうな表情。<今回は、大学の試験勉強で準備が間に合わなかった>学業や仕事がある人は、そういうことが往々にしてある。仕方ない。マーク・ベカ・キンバリーは、レディーフィンガーではなくジンジャーケーキを作る。デボラ(夫と息子の三人暮らし)は、レモンカードでスイスロールを作る。オレンジリキュール(コアントロー)を、スポンジにスプレーするという。ポールたちが口を開け、コアントローの入ったスプレー容器をシュッとして味見!不衛生だと思う!イヤだわ。残り2時間<トライフルの生地は、焼いた後にアルコールを染み込ませるため、水分を吸収しても崩れないだけの硬さが必要>アルコールをスポンジに含ませるのは、デボラだけではなく、全員ってことか。次に作るものは、ジャムかゼリー。各自の好みによる。ハワード ゼリーは好まないので使わない。お菓子作りが趣味なのに、チョコレートとゼリーが嫌い。べカ トライフルを食べて育ったようなもの。西ウェールズでは、しょっちゅう食べる。なじみ深いし作り慣れている。有利だね。クリスティン (ジャム作りを)2週間くらい練習してきた。ならばバッチリだろう。<クリスティンは、結婚して31年。夫はビジネスパートナーであり、ベイキングの助けにもなっている。「ピニャコラーダのトライフル」は夫の大のお気に入り>私がベイクオフに出ることになって、夫は大喜びしている。おしどり夫婦なのだね。羨ましい。(ピニャコラーダは、カクテルの一種だそうだ)<生地を冷ます間に、クレームアングレーズ(カスタード)を作る>マーク カスタード作りが苦手なので、教わって何度も練習してきた。自宅で鶏を飼い、卵を得ているマーク。新鮮な卵でお菓子作りとは、贅沢ね。コーンスターチを用いる彼に、ポールが「そうか。僕のやり方とは違う」そう言われても、マークは小さく「OK」とだけ返す。動揺しない。「ならばコーンスターチは使わない」と言わない。自分のカスタードに自信があるようだ。お手並み拝見といった表情のポール。結果がどうなるか?<コーンスターチを使わなくても、牛乳の熱だけでとろみがつく>ということは、マークは不正解か。ルビー ココナツミルクを使ってるので、コーンスターチでとろみを出す。緩すぎるのだけは避けたい。彼女のカスタードは、どうなるだろう?<だが、熱を加えすぎると分離して使いものにならない>グレン これじゃダメ。やり直す。時間ある?デボラ 時間がかかって、本当にイライラしてきちゃった。ハワード まだまだ、やることがいっぱい。時間配分が心配になるね。<ハワードは、ジョギングにも熱中している>健康的でいいね。<キンバリーは、サルサダンシングにも夢中>こちらも楽しそうでいいわね。<アリは、トッピングにレモンのマカロンを作る>これで審査員の心をつかんで、実力があるってことを見せたい。言うことが、一週目とは大違いだな。自信満々。容器が大きい!金魚鉢みたい。いったい何人分?<それぞれの層が、くっきり見えることが大切>トライフルの特徴だものね。ルビー うまくいってて、自分でもびっくり。先週から好調。これで低評価だとショック。とんでもないことが起きる!デボラ 間違って、ハワードのカスタードを使ってしまった。同じ冷蔵庫に入れてて、自分のと取り違えちゃって。エーッ!スー ハワード、また大変なことに・・・ハワードがショックで凍りつくと思いきや、怒らず穏やかな表情。なんて優しい人なの!私なら、怒りを抑えても動揺は隠せない。絶対に顔が引きつる。息が浅くなる。「あぁ・・・なんてこと!」と頭を抱えるわ。冷蔵庫は二人で一台ってことか。カスタードを入れた容器が似ていたの?どうにか終えたハワード。アクシデントに見舞われ、疲弊と心配の表情。=審査=ルビー作 Desert Island 無人島のトライフルP ヤシの木のデザインがいい。気に入った。砂も表現されてて一つの風景みたいになってる。ココナツもスポンジもおいしい。 M ココナツの風味。スポンジの食感も保ててる。側面のヤシの木がポールにウケた。層はあまりきれいに仕上がっていないように見えるが…。「浅い容器の方がよかった」と言ったメアリー。容器は深いのと浅いのがあるようだ。グレン作 ラズベリーとアーモンドのトライフルP レイヤーがきれいにできてる。M パンパンねぇ。P カスタードの硬さがいい。M スポンジもいい感じに染みている。デカ盛りだが、意外と丁寧に作らているようだ。おいしそうだな。キンバリー作 桃・アーモンド・生姜のトライフルP 層が鮮明で見事。M アマレッティビスケットとハニーカムのトッピングが秀逸。私には思いつかないが、よく合う。スーがつまみ食いして「おいしい!」と言ったハニーカムで、評価を上げた。ロブ作 ルバーブとオレンジのトライフルM カスタードの層が、厚すぎるように思う。確かに。P オレンジとリキュールの味はするが、ルバーブは感じない。パッと見た感じはきれいだが・・・いまいちの評価。失速しているな。マーク作 生姜・マンゴー・パッションフルーツのトライフルP 下のケーキの層は、もっと薄い方がいい。カスタードが緩い。もっととろみが必要。コーンスターチを使ったのに緩いとは?層があまり美しくないな。M これでは、フルーツとカスタードを載せたケーキのよう。あらら、トライフルではない と言われてしまった。低評価。フランシス作 リンゴとブラックベリーのクランブルトライフルP デコレーションが少々やりすぎ。サクサクしたトッピングは、表面じゃなくてクリームの間に薄く敷いた方がよかった。M カスタードとクリームの量を減らせば完璧よ。それほどゴテゴテしていると思わないし、カスタードとクリームの量も、他の人と比べて多すぎるようにも見えないが。おいしそうだが、及第点といったところか。ベカ作 オレンジとジンジャーのトライフルM ゼリーを2つ作って2層に分けた。いいアイディア。P ゼリーがおいしい。カスタードがかなり緩い。これじゃ、ジンジャーケーキのゼリー添えだな。大きく鼻息を漏らし、一瞬の苦笑いから伏し目。くやしそう。(正直言って、感じ悪い)見た目はそう悪くないと思うが。星がかわいい。ゼリーの色もきれい。アリ作 ココナッツ・ラズベリー・レモンメレンゲのトライフルM マカロンまで焼くなんて、手が込んでるわ。伝統的なトライフルに、工夫を加えている。P あえて粗探しをするなら、詰めすぎ。マカロンの食感はいい。底のスポンジは柔らかく、染み具合もいい。クリームも完璧。レモンとラズベリーの酸味もある。いいトライフル。マカロンで好印象を与えることに成功。層がきれいだと思わないのだが・・・。クリームが溶けすぎじゃない?クリスティン作 カリブ風ピニャコラーダトライフルM 見るからに魅力的で、楽しいわね。P まさしくピニャコラーダだ。ココナツも立っていて、いいあんばい。スポンジの風味もいい。フルーツとの相性もいいし、全体の見た目も味も抜群。白・黄・緑でまとめ、トロピカルな雰囲気に。高評価!デボラ作間違えて、ハワードのカスタードを入れました。P いいカスタード。全体の味を審査したら、カスタードだけ審査しよう。M あなたの方にはコーンスターチが少し入っていて、ハワードの方には入ってない。P (ハワードに)カスタードがおいしい。全体の風味はすばらしい。M スイスロールにリキュールを吸わせすぎたから、崩れてしまったわね。トッピングの赤が目を引く。ハワード作 カラメルとリンゴのトライフルP 層がきれいに出せていないね。なるほど、問題点は明らか。カスタードが緩いからだ。君のカスタードより水っぽい。M 味の組み合わせがいいわね。うまく調和している。だけど、リンゴの皮はむいて ほしかった。P デボラのカスタードは緩すぎる。ハワードのはおいしくできていた。こうして審査員がちゃんと対応してくれてよかったね。面倒なのに、誠実。いつも思うのだが、最初の課題でも順位をつければいいのにな。高評価はルビー、アリ、キンバリー、クリスティン←絶賛されたグレンも合格。フランシス、ハワードは「可」といったところ。低評価はロブ、マーク、ベカ、デボラデボラ ここにいる間に、個別の要素だけじゃなくて、全体を評価してもらえる逸品を作りたい。ん?個別の要素(カスタード)を失敗したのにこの発言?・・・カスタードが良くなければ、全体的な評価も低いに決まっている。ハワード 次からは、平穏にやりたい。一週目:指をケガ、二週目:スーにパンを潰される。気が散るし、時間も無駄にされ、かわいそう。ルビー 褒められる度に自信が増していく。アリ `欠点は、詰めすぎたことだけ´と言われた。一週目は全く振るわず、敗退の危機だった二人が好調。より一層、自信がついた。グレン トライフルは、大きいほどいいはず。そういう価値観だと、勝ち残れないぞ。** ** **メル「トライフルはかつて、貴族だけに許された贅沢品だった。それをある一人の女性が、大衆向けに生まれ変わらせた」<18世紀、ジョージ王朝時代のイギリスは経済が急速に発展。新興の中流階級が誕生する。彼らは貴族たちの華麗なライフスタイル、特に食文化をこぞって真似ようとした>メル「中流階級の人たちが参考にしたのが、料理研究家ハナー・グラスだった」<裕福な家庭に生まれ、16歳で軍人と駆け落ち。質素な暮らしでも、貴族の食事を再現しようとする。そんな中、出版した料理本は中流階級の食卓に革命をもたらした>歴史家「当時の料理本は主に有名な男性シェフによるもので、レシピは大雑把なものだった。グラスのレシピには分量などが細かく示され、わかりやすかった。なので、使用人であっても手の込んだ料理をすぐに覚えることができたハナーの料理本で作れば、食卓は華やかになった」なるほど。主婦目線でレシピを書き、支持されたのだな。<中でも人気のレシピが、見た目にも華やかなトライフルだった>メル「1760年、ハナーは当時イギリスで既に人気だったトライフルを、さらなる高みへと引き上げた。革命的な新しい食材・ゼリーを取り入れたのだった」メルの前に、子牛の足が置かれている!歴史家「子牛の足のゼリーでデザートを作ったのは、彼女が最初だったのかもしれない」<ハナーはゼリー作りの複雑な工程を、明確かつ簡潔にレシピに書き起こし、初めて作る使用人でもできるようにした>実物も用意されておりメル かなり牛っぽい臭いがします。イヤだなぁ。<ハナーは`王様の食卓にお出ししても恥ずかしくないくらい、目いっぱい盛ること´と書いている>あら、グレンの`デカ盛り´が正解ってことか。仕事なので、思い切ってゼリーを口にするメル。で、意外にも「絶品」ほんの少ししか食べていなかったようだが・・・。** ** **テクニカルチャレンジ。ベイカーたちは、何を作るのか知らされていない。スー 課題は「イル・フロッタント」 フランス語で「浮島」を意味するデザート。火を通したふわふわの小さなメレンゲをクレームアングレーズの海に浮かべて、糸飴を載せてください。制限時間は1時間半。メアリーによるレシピ。審査員は退室。<イル・フロッタントは別名`淡雪卵´。ふわふわの白いメレンゲが雪にも見えることから、その名が付いた>ルビー わざわざ、カスタードにメレンゲを浮かべなくても。(^_^;)ぼやく。キンバリー 作ったことはないけど見た目は知っているから、それが救い。全く知らないと、イメージが難しいかもしれないね。M 見た目が上品。メレンゲには均一、かつ十分に火が通っていなければならない。P 食感が特徴的。クリーミーなクレームアングレーズ。ふわふわのメレンゲは、口に入れるととろける。それに加えて、糸飴のパリッとした食感も楽しめる。M 難易度の高い課題よ。メレンゲに苦労する人が多いでしょうね。見本のように、美しく仕上げられる人がいるかな?<レシピには、最低限の指示しか書かれていない>グレン 前に作ったことがある。ラッキー!意外!こんな繊細なお菓子を、彼が作っていたとは。<メレンゲの強度が足りないと、熱を加えた時に崩れてしまう>それは避けたい。<スプーンでくり抜いたような「クネル形」にする>アリ 一番乗りは嫌なので、誰かがやるまで待つ。周囲の様子を伺ってから動きたいタイプ。ロブ スプーンの丸みを利用して、3面を整える。難しそう。きれいに同じ形・同じ大きさに整える必要がある。ハワード メレンゲがちょっと緩かったかもしれない。だいぶ緩いのでは?!素人目にも良いと思えない。大きさに迷う面々。個数は書いていないのか。<レシピには、鍋の大きさも牛乳の温度も加熱時間も書かれていない>アリ この鍋を使うのは僕だけ・・・ウ~ン。不安がよぎる。彼は、自分だけ違うことをするのに抵抗がある人のようだ。メレンゲに火を通す場面で、戸惑う面々。ひっくり返す/返さない。正解がわからない。ハワード「作り直す。間に合うかどうかわからないが」ハワードの雲行きが怪しい。とても心配。メアリーの黄緑色のジャケットが、きれいだな。似合っている。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年05月08日
テクニカル チャレンジ「イングリッシュ マフィン」=審査=ルーシー作P もう少し大きい方がいい。中がかなり生焼け。少し火が強すぎたんだろう。食べるのは遠慮しておくよ。腹が痛くなったらかなわないからね。(^・^)こう言われたら傷つくな。食べてもらえないなんて、恥辱に思うはず。ルーシーの髪が少しボサボサで「あぁ、頑張ったのだな」とわかるが、とても残念な評価。マーク作P 生地の発酵に問題があったようだが、味は良い。フランシス作P 悪くない。いい焼き色。薄いけれど、味は良い。グレン作P しっかり焼けているが、薄い。M おいしい。クリスティン作P 悪くない。M 少し焼きすぎね。ベカ作P 大きさが不揃い。M 焦げ気味のものもある。アリ作P これじゃ小さい。厚みも倍は欲しい。辛うじて焼けている。ロブ作P 大きめで、いいサイズの型を選んだな。M 焼き色もきれい。P いい色だね。おいしい。またも手堅いロブ。ハワード作 スー ちょっとした事故があり…私が肘で潰しちゃった。これは必ず言っておかないとね。P やや生焼け。キンバリー作P 大きさも色も、よく揃っている。火加減が良かったんだな。味もいい。デボラ作 P 少し不揃い。厚みがまちまち。焼けていたり、生焼けだったり。ルビー作P (見た目が)いい。おいしい。M よくできていると思う。12位 ルーシー M かなり生焼け。11位 ベカ P 大きさが全然違う。10位ハワード 9位アリ 8位デボラ 7位グレン 6位マーク 5位ロブ 4位 クリスティン M よく焼けているが、大きさがあまり揃っていない。3位 ルビー 2位 フランシス M 大きさが適切。1位 キンバリー P ちょうどいい大きさ、厚みも揃っている。控えめな焼き色もいいし、中の食感も実に良かった。上出来。ほとんどのマフィンが、表面 黒焦げ!それでも生焼けの指摘が、少なくなかった。キンバリー 初めて作ったが、高評価でとても嬉しい。いい気分で次に臨める。初めてにしては、かなりうまくいったね。機嫌良く次に進めるか否か・・・そういう精神面も大事。ベカ 最悪。自分に腹が立って仕方ない。情けない。(涙が溢れてくる)力はちゃんとあるのに、くだらないミスをする自分がイヤになる。絶対に脱落したくない。自信あるのに!と悔しがる。なぜ大きさが、かなり違ってしまったのか?ハワード ポールはきっと今日一日で、私が大したベイカーじゃないと思ったはず。何としても、挽回しないと。こちらも焦る。先週は調子よかったのにな。スーに邪魔されたのも災難だった。* * * *P キンバリーとルビーが好調。二人のブレッドスティックは、見栄えも味もすばらしかった。テクニカルチャレンジで1位と3位になったことだし、かなり優勢。先週は脱落しそうだったルビーだが、それが嘘のようだ。パン作りの方が得意な様子。スー ルーシーは、とてもシンプルなブレッドスティックを作ったが・・・M うまくいかなかった。P テクニカルCは最下位。かなり危うい位置で、最後の課題に臨むことになる。メル ベカのブレッドスティックは、曲がっていた。M それに、マフィンの出来もいまいち。スー 先週は大活躍したハワードは、やや失速気味?P 味を生み出す力は見事だが、テクニカルCの10位はプレッシャーだね。ルーシーとベカの不調が目立つ。先週と打って変わって、ハワードも良くない。* * * *最終課題は、メル 形とデコレーションに目一杯の工夫を凝らした「創作パン」どんな形でもよく、味も飾りも好きなように。制限時間は4時間。P 僕らが求めるのは、これまでにない味、そして見たこともない斬新な形。容易ではない。M 大胆な発想を期待する。作り手の個性が滲み出る、そんな作品。クリスティン 地元の小麦粉を使う。小さな製粉所で、地元で採れた小麦だけを挽いている。ゲン担ぎ。気合が入るし、いいね。ルビー 沸騰させたミルクを使う。ミルクには、生地を膨らみにくくする成分が含まれているらしいが、沸騰させると構造が変わるから、入れてもふんわり焼ける。よく知っているなぁ。<スウィーツ系を作るのはルビーだけ。ミルクを加えたリッチな生地に、ホワイトチョコレートとオレンジの皮を練り込み、クジャクの形にする>PEACOCK!完成予想図のようにできるかしら?M クジャクのパンなんて、見たことがないわね。どんな仕上がりになるのか、見てみたい。P ミキサーは使わず、一から手で捏ねるの?ル 家にないので。大事な時だし、慣れないことは避けようと思って。なるほど・・・。パン作りが好きなのに「ミキサーを持っていない」は意外な言葉。ハンドミキサーもないのか?!キンバリー PEACE BREADと名付けて、アラブやユダヤなど中東の要素を組み合わせる。ベースの生地はサフラン風味で、フィリングは玉葱とニンニクと中東の調味料・ザータル。仕上げに、イランが原産のバラの花びらを飾る。彼女の発音だと「ザタール」に聞こえる。中東の調味料・・・へぇー、初めて聞いたわ。<ハワードは、家にあるピカソの絵にインスパイアされ、太陽の形のパンを作る>絵を描く彼らしい着想。地中海をイメージできるような風味にしたい。生地には オレンジの皮と生のオレガノを練り込む。P ハーブは、入れすぎると他の風味が損なわれてしまう。その量のオレガノを使って、どこまでオレンジの風味を生かせるか、楽しみにしている。興味を持った様子。心配と期待の混ざった言葉。ハワードは、これも失敗したら脱落かもしれない。挽回できるか?!ルーシー 庭でとれたリンゴで作った、自家製の天然酵母。それをちょっと加えることで、味に深みを出します。いいね!P 形はどうするの?シンプルにします。M 4時間あるのは知っているわよね。もう少し何かできるとは思わない?形でも飾りでも。できないことはないですが、このままで魅力的だと思うので。もちろんご意見はあると思いますが。ありゃりゃ・・・!で、メアリーの目つき!言っても無駄だったわ…そんな感じ。`シンプルな´ブレッドスティックで失敗したのに、また`シンプル´とは・・・(-_-) しかも彼女は崖っぷち。挽回しなければ!と思えば、それなりの策を考えるはずだが・・・なんというか、ピント外れな印象。ロブは、サッカーW杯で勝敗を的中させ話題となったタコを表現する。完成予想図を見ると・・・タ、コ?ウーン、無理があると思うが。練習で何度も作ったが、一度も思ったようにはできず。えーっ!それなのに本番で作るのか。一度も成功していないってのに、大胆だわ。<アリは、古代中国の思想「陰陽」の図柄を基に作る。一方はホワイトチョコレートとアプリコット。もう一方は、パニールとチキンティッカの味>パニール?チキンティッカ?検索したら、前者→インドのチーズ 後者→インド料理・香辛料とヨーグルトに漬けこんだ骨なしの鶏肉 だそうだ。M どこからひらめきを得たの?変に思うかもしれないが、夢で見た。夢に陰陽の模様をしたパンが出てきて、起きた瞬間「これだ!」と思った。そう話すアリを、温かい眼差しで見るポールとメアリー(笑)<マークが作るのは`ポール ハリウッドスペシャル´ 八つ編みパン>挑むなぁ。見た目も味も、うまくいかなかったら印象悪いぞ。難易度を上げるってことは、自信あるのだろうが。<クリスティン、ベカ、マークの3人が選んだのは、編み込みのデザイン>ク 編んで形にしていくのは楽しい。生地作りももちろん楽しいが、成形もワクワクする。表情からも、その気持ちが伝わるわ。<ベカは、シナモンとハチミツの五つ編みパンを、クリスマスリースにする>他の人たちがどうやってるか、見ないようにしている。変に影響を受けて、いつもの自分のやり方を乱されたくないから。余計なことは考えず、やりきるのみ。成績が悪く脱落危機にあるから、少しピリピリしているか。自宅と違い、周りも作業する人たちがいる・・・そういう環境で集中するのは、結構難しいと思う。時間制限があるから、他の人たちのペースも無視できないし。 スーがベカの生地を触るのが、不衛生で良くない。<成形した生地は、2次発酵のために再び保温庫に入れる>のだが、ロブのタコは足が長すぎて入らないので、ドライヤーで温めている。表面温度が22〜23度になれば、発酵するはず。手間だなぁ。一人だけこんなことして。メル 赤外線温度計?便利ですよ。チョコレートを扱う時は特に。試していい?(ロブの胸元に近づける)レーザーを向けないで。(^_^;)使い方をきちんと知っていないと、怖いな。残り1時間ロブ、着色料を5種類くらい使う。多いな。マーク ロブがかなり手の込んだものを作ってい、驚いている。自信が揺らぐ。でも、審査されるまで、作品の良し悪しはわからない。成形したものをオーブンに入れる。心配そうに中を見つめる面々。床の上に座り込んだり、床に手をついたり・・・毎度思うが、汚いわ。<生地は急激に膨らむと割れてしまい、せっかくのデザインが台なしになる>「全体的に沈んだみたい。アーッ!」マーク うるさい。=審査=キンバリー作 平和のパン焼き色は濃くなりましたが、それ以外は満足です。P 独創的かつ華やかな見た目。構造もいい。クラムもとても美しい。M 香り豊か。P これはうまい。間違いなく絶品。凄い!大成功。飾りのバラがきれい。ベカ作 スパイスレーズンと蜂蜜のクリスマスリースベカがポールとメアリーの目の前に作品を置くと、彼らがやや渋い顔に。怖い!P 中がかなり生焼け。もっときつく編んでいれば、構造もしっかりして高さも出ただろう。焼いた時にも、もっと膨らんだはず。編む時、きつくやりすぎないよう注意しました。慎重すぎたんですかね。ベガを見つめながら、何度も頷くポール。優しいな。M 味は本当にすばらしい。でも生焼け。クリスマスリース・・・収録時期は秋か。生焼けなのに、おいしいものなの?ハワード作P オレガノとオレンジ。僕なら絶対に組み合わせない。合うはずないってことだよね・・・奇想天外だと。あぁ!ポールがそこまで言うってことは、酷い味なのでは・・・心配!いつも見事な味を生むが、またやったな。実にうまい。しかも、きめが細かく焼き加減も文句なし。M おいしい。やったね!見事挽回できた。これで一安心。ポールを感心させた。アリ作 スウィーツ系とセイボリー系の陰陽パンM 切ると2色なのだとわかる。バニラが濃厚で、アプリコットもいい。P 発想が斬新だし、よくできている。見た目にも神経を使ったのがわかる。こういうパン、見たことない。デボラ作 花形クルミパンP 生焼け。あと10分は焼きたいところだな。10分も・・・相当な生焼けだろう。グレン作 実りの秋の王冠パンP いい味。しっとりとしているがきちんと焼けている。上出来。王冠・・・?そう言われてもピンとこない。クリスティン作 W三つ編みパンM 見た目がすてき。ベーコンの風味が効いている。P よく出来ている。三つ編みが焦げすぎだと思うが。フランシス作 船乗りのロープパンP 実に見事な出来。2種類の生地を編み合わせるのは、極めて難しい。大したものだ。型崩れせず、きれいに仕上がった。編み込みの太さも編み目も、ピシッとしている。中身(クラムと言うのか)もきれい。立体感に目を奪われるわ。おもしろい。ロブ作 預言タコ・パウルに捧げるパンP アイディアはいいが、少しわかりにくい。いや、少しどころか全くだよ。なんだか、色味がおいしそうに見えないわ。底の方が生焼け。目もかなり詰まっている。もっと発酵させるべきだった。後20~30分くらい。M 味は普通のパンと同じ。そうとしか言えない。そうでしょうね。凝ったのはデザインだけ。・・・ロブが初めての低評価。変わり種のパンを作ろうとはりきったが、大コケ!労は多く、報われず。メアリーの手厳しい言葉に、硬い面持ちになる。くやしいよね。メアリー辛辣。マーク作 セージとニンニクの編み込みパン思っていた形にならなかった。曲がっている・編み目が不揃い。M 上品なナメクジといった感じね。酷いな。食べ物に`ナメクジ´なんて。しかも、作った人の目の前で言い放つとは。P 私の八つ編みパンに挑戦するとはな。(やや苦笑い)焼き色が薄く、パッとしない印象。魅力に欠ける。M ニンニクは感じるけれど、セージは全く。P これは、少し期待外れだな。ポールは「私の真似をするなんて、100年早い!」と思っただろう。マーク、過信して失敗。ポールにいいところを見せたかったのだろうが、八つ編みは無理だって!ルーシー作自分好みに仕上がったので満足している。審査員が何と言うか、わかりませんが。P 問題は…何を言いたいかわかるね?課題は「4時間かけて作る独創的なパン」。だがこれは、トマトがのったただのパン。底の方は、かなり目が詰まっている。発酵が足りていない証拠。M トマトの風味をしっかりと感じられる。それに、ニンニクも香る。あなたの言ったとおり、確かにトマトとニンニクのパンね。これは皮肉でしょう。ルーシーもそう感じただろう。作業中にメアリーから「4時間あるから、もっと手を加えたら?」と言われたのに、耳を貸さなかった。真っ当な助言をされたのに強硬な態度だった。頑固。空気を読んで「このままだと、きっと気に入られない」と考え直す素直さがほしかった。信念を曲げないことも大事だが、今回の場合は予定変更するのが賢かった。課題の狙いというか、何を求められているのか・どういうものが好まれるのか ちゃんと理解して作らないとダメ。審査されるのだから、自己満足だけでは通用しない。4時間かけてこれ?!と思われたら、一気に脱落候補にされるわ。挽回どころか、自分で自分の首を絞めてしまった。ルビー作 ホワイトチョコレートとオレンジの孔雀パンM とってもおいしい。と褒められても、表情が緩まないルビー。P うまくやったね。ホワイトチョコレートの塊を、手で混ぜ込んでいたね。だからところどころゴロッと残っていて、オレンジの風味のいいアクセントになっている。焼き加減も味も食感も見事。緊張が解れたように笑顔になるルビー。ピーコック・・・この見た目は・・・いいのか?=審議=M ルーシーが苦戦。私たちが求めていたような、独創性が見られず。P ロブにも少々ガッカリした。正直、タコには見えなかった。M マークにもかなりガッカリした。P ベカのは、味は良いが焼きが甘い。それに、テクニカルチャレンジが11位。キンバリーの中東風味のフィリングは、すばらしいアイデアだった。ルビーのホワイトチョコレートの使い方も見事だった。ミキサーを使わず手で混ぜ込んでいたし、あんなパンは初めて見た。スー スターベイカーは?P 僕が見たところ、一人が抜きん出ていた。かなり評価している。キンバリーのパン、一体どんな味なのだろう?=結果=スターは、やはりルビー。先週は脱落危機にあった人が!こういう波乱も、この番組のおもしろいところ。敗退は、ルーシー。創作パンで墓穴を掘った・・・誰の目にも明らか。私は、マークかグレンが`やらかす´と思っていた。正直なところ、彼らがここまで残るイメージがなかった。ルビー 大好きなパン作りでこの結果は、本当に嬉しい。先週の彼女からは、予想できなかった活躍。これは自信になる。ベカ 今回は、たまたま調子が悪かったんだと思いたい。次回は、いつもの自分に戻る・・・はずです。私、こんなもんじゃないわよ!本当はもっとやれるのよ!と。ハワードが残ってよかった!長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年04月29日
第2週目の課題は「パン」まず、各々のレシピで「ブレッドスティック」25センチ・36本。制限時間は2時間。半端な数だが、なぜだろう?〇そのルーツはイタリアの、細長くカリカリに焼き上げるグリッシーニ。P 出来の良し悪しは、生地の発酵と焼き加減にかかっている。大事なのは、手でポキッと折れる・まっすぐ・食感はカリカリ。そして、焼き色が揃っていること。M 捻じる・まっすぐ いずれにせよ、プロ並みの見栄えとオリジナルの味を期待する。なるほど、捻じってもいいのだな。グレン(学校教員)はバターが使うというが、ポールによるとそれは一般的ではなくP 食感が柔らかくなってしまうぞ。そう言われても冷静なグレン。自信があるようだ。<人工衛星の設計に携わる、科学者のロブ。趣味はキノコ狩り>全ての響きがいい。<マーケティング会社に勤めるアリ。パン作りは初心者>えっ、初回でアリは`慈善活動をしている´と紹介されたから、会社員ではないと思ったわ。実は、パン作りには慣れていないんです。スー 審査員に言っちゃダメ!わざわざ弱みを知らせることない と。そりゃそうだ。いや、正直に言う。やるにはやれても、訳がわからずやってる状態。本当の自分をさらけ出した方が、気が楽になるってことか?スー それ、私の人生。さすがタレント、うまいこと言うな。…私こそそうだよ。アリの表情、先週より明るい。<生地を捏ねるのはグルテンを形成する重要な工程だが、そのやり方はベイカーによる>マークが生地をバシバシ作業台に叩きつける。ロブ 台に叩きつけている人もいるが、これだけ硬い生地には向かない。あら、こちらは捏ねるのみ。(どちらにせよ、腕力の面で女性は不利だろう)先週より表情が柔らかいロブ。緊張が解れてきたのだな。<哲学を学ぶルビーは、大好きなパン作りを極めるのが夢>おっ…ということは、パン作りが得意なのか。慣れているのだな。<2種類の生地を合わせて作る>P しっかり密着して、1本のスティックになるかどうかだな。ル なります。(^_^)自信あり。ルビーも、前回より表情がいい。生地を作ったら、均一に伸ばす。それも、ベイカーによって手法が異なる。デボラ パスタマシンを使うのは、生地を同じ厚さに伸ばすため。ルーシー グリッシーニは、手で引っ張って伸ばすのが伝統的な製法だって読んだ。<園芸家のルーシーは、庭で育てたものをベイキングに使う>すてきね。M 水分の多い生地。P うん。これじゃ扱いにくいだろう。厚みが揃わずデコボコするぞ。ル はい、手こずってます。P いい方法があるが、言えない。ル 打ち粉する? 冷やす?P でももう手遅れ。切ったからね。仕上がりが心配になるなぁ。残り1時間アリ 長さは測らない。えっ!たいした手間ではないのに。ロブは段取り良く、全てを計算して作業を進める。マーク 皆、実に手際がいい。どんどん自信がなくなる。人に囲まれてやるわけだから、自分との違い・差が目に付くよね。M フランシス、あなただけがスイーツ系ね。フ 私が作るのは、大きなマッチ棒。ブレッドスティックは、マッチみたいに細長いから。生姜を入れる。<先端に、チリ風味のチョコレートをあしらう>大きな箱まで用意してきて、はりきっている。先週は`紙袋´を作ったし、お菓子づくりに楽しいアイディアを取り入れるのが好きなのだな。それが相手にウケるのも喜びのはず。彼女も絵がうまいな。<最後のハードルは、オーブンの火加減。設定温度を誤ると、折った際グニャリと曲がってしまう>パキッと折れないと、高評価は絶対にない と。残り15分ロブがお茶目!先週の雰囲気とは違って朗らかだわ。メル 練習で何本くらい焼いたの?キンバリー 約200本。何人に分けたのだろう?作った後も大変だわ。残り1分まだまだ忙しく動く面々。できる限りのことをする。=審査=アリ作 イタリアン グリッシーニP とてもおいしい。ニンニクがいいし、パルメザンチーズも効いている。捻じった形も美しい。M それに、ブルーチーズがとてもいい味を出している。P お見事。食べてみたい。見せ方も悪くないね。(添えてあるものは何?)長さは目測だったが、別に指摘はされず。グレン作 ローズマリーとパルメザンチーズのグリッシーニP 焼き色がバラバラ。まるで揃っていない。時間がなくて。P(折って)柔らかい。温度をもっと低くすれば焼き色も揃い、水分も飛ばせる。味はすばらしい。M チーズがふわっと香り、ローズマリーも感じる。おいしい。味だけは合格。デボラ作 フェンネルとチリのブレッドスティックM(メルのそしゃく音が聞こえ)その音からして、食感は良いのね。P(パキッと折って)いいね。よく焼けている。M フェンネルが程よい量で、チリとも相性がいい。添えてあるものは何?キンバリー作 ブラックシードとパルメザンチーズのブレッドスティックP(パキッと折って)完璧。味も見事。M とてもいい。少し赤みがあるのはなぜ?ロブ作 ライ麦のツイスト ブレッドスティックP きちっとした作りがいかにも科学者らしい。食感もいい。口の中で小気味よく砕ける。お見事。今回も、期待に十分応えた。ポールはロブに対してだけ、力の入った目つきになる。ロブに対する関心が強いのが伝わる。フランシス作 マッチ棒のブレッドスティックマッチ箱に見立てた大きな箱が、よくできている!デザイン性があり、楽しい。M 洒落た見せ方ね。生姜がもう少し欲しい。P 味についてはやや疑問の余地があるが、箱のアイデアは見事。パキッと折れたけれど、味は物足りない。ルビー作 メキシカン ブレッドスティックP(パキッと折って)おっ!折れないと思ったが、とてもきれいに折れた。見栄えもいい。2色の生地が、きちんと一つになっている。こうならないと思っていたが、うまくやったね。焼き加減も完璧。味もスパイシーでいい。M チリがピリッとくる。でもおいしい。きれいに2色になっていて、楽しいね。ポールの予想に反して、大成功。クリスティン作 オレガノの地中海風ブレッドスティックP 味はいいが、太さに違いが出ないように。オーブンに入れる前は揃っていたんです。P それがイースト。難しいところだね。他の人たちは、太さが違うという指摘はされていないが・・・彼女だけついてなかった?マーク作 ローズマリーとレーズンのブレッドスティックM ローズマリーはいいけど、レーズンはどうかしら。P 僕は気に入った。すばらしい。評価が真っ二つに分かれた。ハワード作 モロッコ風ブレッドスティックP 焼き時間が短かった。そのせいで、ぐにゃっとしている。M おもしろい味ね。レモンの風味が堪らない。P 味を生み出す力は見事だが、今回は焼き加減でしくじった。これは残念!カリッと仕上げれば高評価だった。ルーシー作 塩味のグリッシーニM 素朴な味。P 形がいびつ。野球のバットみたい。生地の伸ばし方と切り方に問題あり。生地を捻じるとかゴマやパルメザンチーズを振るとか、アクセントが欲しい。他の人たちと比べて、味気ない。形も良くない。ベカ作 フェンネルとチリのブレッドスティックP どれも歪んでいる。どうした?焼いている間に曲がってしまい・・・練習の時からこうでした。P(パキッと折って)いい音。ほんのりとフェンネルの香りがしておいしい。M 辛さもちょうどいい。P 確かに。彼女もクリスティン同様、オーブンに入れたら変形しちゃった と。曲がる/曲がらない その違いの原因は何だろう?ベカ ポールに`曲がっている´と言われましたが、私はその方が好きなんです。手作りらしさが出るから。負け惜しみに聞こえなくもない。ここでは`審査員がどう思うか´だ。黄色いストールが明るくていいね。似合っている。ルーシー ポキッと折れたのはよかったけれど、シンプルすぎた。バットみたい と言われてしまい、ガッカリするよね。これ、ビールのつまみにいいのでは?(お酒を飲まないが、そう思う)素人目には、36本も作らせる必要ないと思ったわ。20本で十分だろう、と。** ** **次の課題は「イングリッシュマフィン」8個。制限時間は2時間45分。審査員は退室する。ポールによるレシピ。いつものように、大まかなことしか書かれていない。スー 求められるのは均質な仕上がり・もっちり食感・クラム(パンの柔らかい部分)に気泡がたっぷり入っていること。P 上面と底にはこんがりと焼き色がつき、側面は白いままなのが理想。質感は柔らかく、クラムには気泡が入り、しっかり火も通っている。おいしそう。さすが。水分が多く、かなりベタつく生地。<クリスティンは、ベイキングを趣味にして60年。退職後、のめり込む>何の仕事をしていたのだろう? 打ち粉の降り過ぎは、きっとよくない。ベタベタしても安易に打ち粉しない・・・それが成功につながるようだ。レシピに発酵時間が記されていないため、勘で判断する。ハワード もう少し膨らんでくれるとよかった。仕上がりが心配になるね。<イングリッシュマフィンの特徴である気泡を潰さぬよう、扱いは慎重に>マークは、めん棒を使わず手で伸ばす。面がきれいな平らに仕上がらないのでは?<レシピには、サイズの指示がない>抜き型をどれにするか、迷う面々。生地から8つ抜くのだが、形が崩れたり、薄すぎたり、生地が余ったり・・・やり直しはできなようだ。セモリナ粉をまぶして2次発酵。手間暇かかる。** ** **<19世紀、イギリスの都市部では、マフィンマンをはじめ食べ物を売り歩く行商人が大勢いた。そもそもマフィンは、労働者階級の人々が余ったパン生地の形を整え、鉄板で焼いたのが始まり><産業革命の時代、仕事を求めて大勢の人が地方から都市部に押し寄せると、マフィンの需要は更に高まった>学芸員「住まいに調理場のない多くの労働者が、行商人から食べ物を得ていた。中でもマフィンは、安くお腹を満たせた」<しかし、1829年にロンドン警視庁が設置されると、行商人に対する規制が強化。マフィンマンの姿も消えていった>** ** **グレン「全然膨らんでいない!」マーク「僕のより分厚い人、いないかな」フランシス「メガマフィンズ」大きすぎる!完全に火が通せないのではベガ 2つ 小さくなっちゃった。それぞれ、仕上がりが心配だな。<マフィンは「グリドル」という鉄板で焼く>えっ、オーブンを使わないのか。これは昔の道具・昔のやり方でしょう?オーブンを使えばいいのに。<強火だと表面が早く焼けてしまい、中は生焼けに。しかし弱火で長く焼けば、パサつく恐れも>完璧に焼くのは難しいわ。スーがハワードのマフィンを潰してしまった!スー 肘をついちゃった。その瞬間が、カメラに映っていた。なにやってるんだよ!気をつけないと!ハワードが怒るか狼狽すると思いきや、ハハハと笑う。なんて寛大。私なら、顔が引きつる・頭の中が混乱する。メアリーの声量が小さく、くぐもっていた。高齢のせいか…。スーの髪型は、あれでいいの?(笑) なんだかへんな気がするのだが。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年04月21日
キンバリーは刑務所で心理士をしており、ベイキングが仕事の重圧を和らげている。彼女にとって、息抜きにもってこいなのだろう。ここでは弾ける笑顔を見せるが、職場での表情は当然ながら違う。テクニカルチャレンジ「エンジェルフードケーキ」残り10分ロブが型からスポンジを出す。時間配分、これでいいの?トビーは、砂糖と塩を間違えてしまった!ダメだこりゃ。=審 査=審査員が別室から戻る。どれが誰の作品か、知らない。クリスティン👩作M 切った感じはふわっとしている。P 質感は悪くない。少し高さが足りないかな。M 食感は文句なし。上手に焼けている。ロブ👨作P 均斉が取れている。焼き加減もいい。M いい質感。クリームの量もいい。ルビー👩作M この人は、時間が足りなかったのかしら。P クリームの塗り方が雑。膨らみが足りない。クリームが溶けているわね。ベカ👩作P カードのとろみが足りない。スポンジがギュッと詰まってる。凹みもある。フランシス👩作M 周りのクリームはきれいだけど、上がきれいに塗れていない。P スポンジが詰まっている。味はいい。マーク👨作P 70年代風の装飾。高さがない。M 詰まっている。ルーシー👩作M カードのかけ方がとてもいい。P スポンジの質感も良さそうだね。M とてもふんわりしている。軽やかね。味も文句なし。アリ👨作P 側面が傾いているな。型に油を塗ったんだろう。高さがない。M 型から滑り落ちたから、ヒダが入ったようになっている。キンバリー👩作P 詰まっているし小さい。これも型に油を塗ったな。グレン👨作M カードがちょっと緩いわね。P これも、オーブンから出した後に縮んだ。ハワード👨作M 次もサイドがまっすぐじゃない。スポンジが冷めきっていないうちに型から出して、広がったのね。デボラ👩作P 生地が膨らんでない。卵白の泡立てが足りなかったんだろう。トビー👨作P いろいろ問題がありそうだ。まるで膨らんでいない。M 傾いている。P 生焼け。塩と砂糖を間違えるとは。不快感を露わにすると思いきや、笑っている。M 前にもあったわね。メル 去年のジョンです。P 優勝した。そんな間違いをした人が頂点に立ったのだから、わからないものだ。=順位=下から トビー、ルビー、アリ、キンバリー、デボラ、ベカ、フランシス、ハワード、マーク、グレン3位 クリスティン M 見た目も味も、お見事よ。2位 ルーシー P スポンジもカードも上出来。1位 ロブ M 技術的にもすばらしかった。ん?…ロブは嬉しくても、あまり表情に出さない人のようだな。トビー「1戦目はそこそこ。2戦目は散々の結果」次の結果で挽回できないと、敗退濃厚。ルビー「今の時点で、間違いなく私が最下位」表情が硬い。 * * *P 既に二人、際立っている。メル ルーシーですね。M チューリップの花びらで飾って、見事だったわ。スー ロブのピーカンケーキも絶品でした。M とても緻密に作業していた。メル ロブは科学者ですからね。P それ以上に優れたベイカーだ。まだ二品しか作っていないのに、かなり腕を買っている!突出しているということだな。メル ルビーが苦戦。P テクニカルCの下位3人は苦しいね。スー トビーが最下位。P サンドイッチケーキは良かったから、今日の出来にかかっている。アリも、次の出来次第だね。三人とも苦境だが、挽回のチャンスはある。 * * *第一週 最後の課題は「チョコレートケーキ」私が最も「うゎー」と閉口するものだわ。スー 豪華なものを作ってください。メル デコレーションには、少なくとも2種類の異なるチョコレートを使うこと。制限時間は4時間。ルーシーは植物のタイムを用いる。`Thyme Wildwood Cake´ 直訳すると、タイム原生林ケーキか。チョコレートで木を作り、周りを飾る。スポンジに、タイムの香りを移す工夫をする。おもしろいな。アリは、友人の婚約祝いに作ったケーキで勝負する。「生地に生のラズベリーを入れると言ったら、皆に驚かれた」自信をもってやるが、吉と出るか凶と出るか・・・。昨日は不出来で落ち込んだルビーは「今日は、落ち着いてやることを意識する」マークが大声を出してうるさい!・焼き加減の見極めが難しい。色が濃いため、焼き色の判断がしづらい。複数、さらにサイズの異なるスポンジを焼くには、それぞれの焼き時間を見定める必要がある。難しいなぁ。トビー どうやら僕は、マルチタスクは苦手みたい。エーッ、それでは本格的なベイキングはできない。無理だよ。グレンは、ガウディの建築から着想を得て、高さのあるものを作る。スポンジが7個!均等に焼けるのかしら。時間も心配だな。マークうるさい。トビー「(タイマーで)時間を設定したのに、ボタンを押し忘れた」なにやってるんだよ!「それから…親指を切ってしまった。もうダメかも~ ハハハ」あぁ・・・明るいのはいいけど、悪い展開だ。テンパリング・・・とても神経を使う。ここで失敗するわけにはいかない。ロブ「カギとなるのは結晶の構造。適切な温度調整をすると美しい結晶ができる」化学ね~。両手でチョコレートを湯煎するとは、器用!・たった1度の温度の違いが、成功を左右する。難しいねぇ、テンパリング。ハワード「神経がすり減る」年配者は立ちどおしってだけでも相当疲れるのに、さらにこういう作業もするのは試練だわ。掌サイズの風船に、チョコレートをつけるロブ。「風船をチョコレートに浸してから、冷たい台の上に置いて冷やせば、器ができる」ナルホド。風船でかたどったカップに、ラズベリーとスティック状のチョコレートを入れる。アイディアがおもしろい。「ストライプのチョコレートシガーはなかなかうまくいかないが、最近一度だけ成功したのでやってみる。あの時の感覚で」賭けに出る。で、成功!これは見栄えがいいな。ハワード「チョコレートで作った熊に色をつけ、銀色の毛並みを再現する」熊のデッサンがうまい!ん?・・・チョコレートがこんなに柔らかく、弾力のある`生地´になるの?!何か混ぜているのか?「実はチョコレートがあまり好きではない。食べると偏頭痛を起こすので、食べないようにしている」お菓子づくりを趣味にしていて、チョコレートが苦手というのは不都合なことだ。嫌いなもの/食べないものを使う課題は辛いな。普段 口にしないもので、おいしい作品を作れるのか?!フランシス「私は、リスを主役にする」こちらもかわいい。ルーシー、ハワード、フランシスが`森´を表現した作品。マークは小さなシューをたくさん焼く。それをスポンジの上に載せ、全体を帯状のチョコレートで包むらしいが・・・ん?!シューが多すぎる!予備も含めているにしても、多すぎると思う。かなり大きなケーキが予想される。(審査員にあまりウケないだろう)作業がうまくいかず困っている彼の目の前で、メアリーが凝視。焦るマーク。(-_-;) やりづらいよね。アリはガナッシュが固まらず緩い・トビーは先ほどとは反対の親指を切ってしまう。冷蔵庫の扉を足で押さえるルビー・・・両手が使えないとはいえ、行儀悪い。残り30分P どうやら時間内に完成できないベイカーは、一人じゃなさそうだ。えーっ!未完成は辛い。大きな減点となる。M 四時間もあれば十分なはず。サラッと言い切る(笑)初めてだから、何人かは内容を盛り込みすぎたようね。あれもこれもと詰め込んで、手に負えなくなっている。あぁ、そういうことも考えられるね。まだ慣れていないから。でも、これまでの放送を見て「欲張っちゃダメなんだ」と思わなかったのか?P 課題はわかっていたし、練習する時間もあった。それでできないようでは…。そう言いたくなるよね。十分に事前準備できたはずなのにと。(時間はあっても、仕事や家庭のこと優先で…という人もいるかも。それは言い訳にならないが)トビー この有様。0点に向かってまっしぐら。脱落覚悟。残り1分でも、手を止めない面々。できる限りのことをする。アリ 人生で最悪のケーキ。これで審査されるなんて。くやしいね。=審査=ロブ作 ラズベリーチョコレートC(事前インタビューで)悪くない出来だと思う。チョコレートシガーもうまくいった。自信をのぞかせる。P 見た目も発想もすばらしい。えっ…側面にくっつけたホワイトとダークの板状の装飾が、雑に見えるのだが・・・。M 小さな風船を使って、カップを作るとはね。私にはとても真似できないわ。絶賛。P おいしい。ラズベリーの味も立ってる。M 見栄えも味も言うことなしね。インパクトもあって、パッと目を引く。お見事。P さすが科学者。まだ番組が始まったばかりなのに、ポールがロブに敬意を抱いている。ロブの製菓への向き合い方や作品にピンとくるものがあって、気に入っているような感じも。トビー作 二段のチョコレートC打って変わり、審査員の表情が険しくなる。目つき!作品の酷さに「どういうこ?」と思っているのが、ありありとわかる。怖いよー。P 大失敗だ。スー 指を切って、親指を使えなかったの。事情を伝えるスー・・・優しい。P 焼き過ぎ。ほとんど味がしない。M 3層のスポンジは、均一に揃って見える。でも、パサパサしているわ。せめて味が良ければ・・・これで確実に脱落が近づいた。ルーシー作 タイム風味のワイルドウッドCM 木がすてき。森を散策する雰囲気が出ている。おとぎ話に出てきそうな感じ。P 周りがやや雑。木に時間をかけすぎて全体の見栄えにまで手が回らなかった。確かに、もっと丁寧に仕上げればいいのに と思わせるね。M 上手に焼けている。タイムの味も気に入ったわ。生地が少し詰まり気味だけど、しっとりおいしい。P 確かにタイムは感じるが、なんだかちぐはぐな感じがする。メアリーは気に入る/ポールはあまり気に入らず という結果に。マーク作 チョコレートモンスターM 火山みたいね。P 外側はミルクチョコレートかな?こういう飾りには向かない。大きくて豪快な見た目だから、男性らしい感じはする。クリスティン作 チョコレート&オレンジのエレガントな帽子ケーキM 遊び心があってワクワクするわね。つばの輝きも見事。おもしろい。光っている!装飾に力を入れたのが伝わる。バラがきれい。よく頑張ったなぁという感じ。ベカ作 チョコレートとチェリーの贅沢P トリュフがいいね。テンパリングも とても上手にできてる。M おいしい。P フィリングの水分も相まって、いい味わい。こちらも艶が出ている。チョコレートで作った飾りがおもしろい。デボラ作 コーヒータイムM チョコレートのスポンジは焼きすぎね。P 焼き時間と側面のデコレーションに改善の余地あり。クリームをきれいに絞れていない。技術が未熟に見える。デボラは、女優の竹原 芳子に少し似ていないか?髪型からそう見えるだけ?キンバリー作 チョコレート・ラズベリー・バジルのレイヤーケーキM 生のラズベリーが効いている。味の組み合わせが絶妙ね。P 最高においしい。ただ、周りがあと一歩。白い粒粒は何?なんだか気持ち悪い。 グレン作M 最初の課題で一番大きなケーキを焼き、今度は一番背の高いケーキ。小さいのも焼ける?(笑)うーん・・・高さにインパクトはあっても、洗練されたデコレーションとは言えないだろう。P パサついてるし、風味も乏しい。残念だ。ポールの忌憚ない感想に、グレンが落胆の表情。ハワード作 ブラックフォレストケーキのアレンジケーキ熊がよくできている!M 力作ね。とてもしっとりとしているし濃厚。P いいね。味も見栄えも格別。見た目がダントツだわ。大きさがいいし、ゴチャゴチャしておらず、雰囲気が良い。物語を感じる。フランシス作 リスのかくれんぼケーキP 今回もまた独創的ですばらしいね。アイディアも仕上がりも見事。P いろんな種類のチョコを使っている。M しっとりとしていて、味もしっかりとついている。おいしい。リスがかわいい。スポンジが切り株っぽいね。アリ作ポールの表情が曇る。M 申し訳ないけど、子供っぽいわ。率直に言う!自分でも恥ずかしいです。この台詞を口にするのは辛いね。P 硬い粒は何?パッションフルーツの種です。P チョコレートケーキに合わない。ガリッとするから歯が欠けたかと思う。これは不快。かなりの減点。M しっとりとしていて、上手に焼けているわ。だけど、あなたも自覚しているように、見た目がとても残念。スポンジには問題ないのが、せめてもの救いか。ルビー作(事前インタビューで)二つ課題が終わった時点で`脱落だ´と思った。でも今日は、完璧ではないけど初めて完成できた。だから、ここで終わっても後悔はない。いや・・・そうは言っても、最初に落ちるのはあまりに残念なはず。P テンパリングは、その後の工程にも気を遣う。せっかくの艶がくすまなかったら上出来だった。確かに、輝きがない。M いい味。気に入った。P いいね。生姜の辛みを感じるし、味わいが残る。デコレーションがシンプルすぎる。それ以外は上出来。ホッとするルビー。何と言われるか、こちらもドキドキしたわ。デコレーションは、シンプルというより酷くないか?幼児の工作みたいというか…。ケーキの周囲にくっつけた帯状のチョコレートも意味不明。デザインのセンスないのかな。トビーとアリが、崖っぷち。=審議=P 今日のレベルは高かった。ハワード、フランシス、ロブのケーキが際立ってた。彼らは、着想も技も独創的で見事だった。第一週目にしてね。スー スターベイカーについては?M 意見が一致したわ。メル まあ、それは珍しい。そう・・・かな?M アリは、実力を出す以前にプレッシャーに負けていたようだった。よく観察しているのだね。精神力も大事。スー 怪我人も続出で、トビーは両手の親指を負傷。P だからって、ケーキの焼き加減に影響はしない。ズバリ。・・・言われてみればそうだな。焼き加減の判断は、手作業ではない。ルビーも危ないな。最初のケーキで失敗し、テクニカルも12位だった。えっ!チョコレートケーキの味は褒められたから、彼女は挽回できたと思った・・・。=結果=スターベイカーはロブ。今度はニコリと笑顔を見せた。脱落者は、トビー。最初の敗者になるのは、かなり辛いと思う。せっかく出場できたのに、こんなに早く・・・とショックでしょう。でも彼は、にこやかに振る舞う。私だったら、暗い顔してため息ついてしまうわ、きっと。P 周りのレベルが高いので、失敗は命取りとなる。ルビー 今回 学んだのは、パニックにならないこと。体験したからこその収穫だね。彼女とアリは、運よく残れた。ギリギリだな。ロブ スターベイカー・・・ベイキングを愛する者には、最高の称号ですよ。(^_^)喜びと、緊張から解放された笑顔。本当に嬉しいのが伝わってくる。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年04月13日
司会者メル 1万を超す応募がありました。「これくらい、自分もできる!」と思った人がそんなにいるの?!(冷やかしもいるだろうが)参加者は13人。性別や人種の他、どういう選考を経るのだろう?腕前に関しては?ベカ👩 できるだけ平常心で臨みたい。ベイキングは家で毎日やってることだって、自分に言い聞かせながら。誰もがそう思うが、そうはいかないのがこの特別な場所。思いがけないことが必ず起こる。マーク👨 絶対、テレビの前の人に言われないようにしないと。「あいつ、何やってんだよ」って。視聴者のことがわかっている(笑)ルビー👩 メアリーの方に緊張する。ナルホド・・・。メル、太った?まずは「サンドイッチケーキ」を作る。制限時間は2時間。P サンドイッチCは、ベイカーたちの腕前を知るにはうってつけの課題。M 基本のサンドイッチC(ビクトリアサンドイッチ)を作るのは簡単。そうではないものが見たいの。独創的なものを期待する。グレン👨 メアリーの好みは、伝統的なビクトリアサンドイッチ。あぁー、読み違えている。英語教師・男性パートナーと暮らす苺を丸ごと使う。食べ応えあっておいしいと評判だけど、周りの人たちはプロの審査員ではないから、どうかな。確かに・・・周囲の人たちには好評なのに、プロの反応は良くない は往々にしてある。家族も友人知人も、辛口評価は遠慮するしね。素人が趣味で作ったものなのだし。ルーシー👩 カルダモン風味のスポンジにする。かつて小学校の先生。今は園芸の仕事をする。スポンジにルバーブを挟む・・・水分が心配だな。ベカ👩 他の人は材料を色々と使うようだが、それに比べて私のはシンプル。夫・娘と陸軍の基地で暮らす。軍関係の合唱団に所属。主婦・子育て・お菓子作り・合唱 忙しいね。・部隊でも大人気の、グレープフルーツのサンドイッチケーキを作る。グ、グレープフルーツ?!P グレープフルーツは酸味の強い果物。あえて選んだ理由は?そりゃ訊くよね。甘いだけだと飽きるし、これはグレープフルーツが苦手な夫も好きなんです。自信ある表情だな。これも水分が心配。酸味がどうなるかも注目したい。さっそく、他の人たちとは違うことをするのはハワード👨市の職員。絵がうまい!小麦粉ではなく米粉を使う、グルテンフリーのケーキ。パッションフルーツとココナッツを用いる。見た目より、味を重視して仕上げたい。本質を追求、か。マーク👨レモンとポピーシードのサンドイッチケーキを作る。キッチン専門の工事業者。三人の息子たちも、ベイキング好き。・味も形もレモンのケーキを作る。おもしろそう。凝っているね。仕事柄、器用なのは間違いないし、センスもあるでしょう。フランシス👩は大きな型を使って、インパクトあるGiant Jam Sandwichを作る。子供服デザイナー。こちらも器用でセンスあるってことね。シュガーペーストで`紙袋´も作る。ケーキは見た目も楽しくないと。アイディアがおもしろい と良いインパクトを与えられるか?残り1時間ロブ👨 少し遅れ気味。ここで実際にやってみて初めて、ここ独特の大変さがわかった。自宅でやるのとは違うのだよね。同じように作っているつもりでも。・二枚のスポンジを均一に焼くには、オーブンの同じ段に入れるのが一番。別の段に入れると焼き時間が異なるために、一方の表面が乾いたり、底が生焼けになる危険性が。同じ段の人も、二段の人もいる。ここで大きく差が出るか。アリ👨は慈善活動を行っている。両親ときょうだい七人暮らし。ベイキングを楽しむ男性は、彼だけ。ローズ・ライチ・ピスタチオを使ったケーキを作る。パキスタン出身のようだ。バラの香りの調整が難しい。これが吉と出るか凶と出るか。慈善家・・・お金持ちってことだろう。ルーシー、クリスティンが指を切ってしまう。あぁ・・・。クリスティン👩は夫と暮らす。祖母から教わったベイキングを、孫に伝えたいと思っている。(自宅での様子が映る…作ったケーキが大きい!側面は、バラを模したか。手が込んでいる)絞ったクリームで網目を作り、バスケットに見えるようにする。P アイディアはいいが、間に合うかな?パイピングには自信があるので大丈夫。クリームで装飾するのが好きなようだ。でも、メアリーの表情!ルビー👩も指を切った!ルバーブ大好きだから、脱落する前に早く使っておく。あら…自信ないような発言。若いのにな。大学生で、今回の最年少。(きれいな子)ルバーブとクレームパティシエールに期待する、ポールとメアリー。イギリス人は、ルバーブを日常的に食べるってことか。日本人には馴染みないが。(ほとんど見かけない印象)ハワード👨も指を切った!怪我人が続出。今までこんなことない。しかも初回なのに。先が思いやられる。スー もはや医療ドラマみたい。さすがタレント、うまいこと言うね。残り45分スポンジの焼き具合を確認する頃にきたがマーク 焼けていない。NO,NO,NO!NO,NO,NO!騒ぎ出す。・マークは、オーブンが十分に予熱されたかどうかを確認せずに、スポンジを焼き始めてしまった。オーブンに入れて、もう30分経っているのに。原因に気づかない。残り30分クリームを絞り終えるとアリ「アァ、ふぅ」疲れた様子で腕をぶらぶら揺らす。力仕事だということがよく伝わる。若い男性でもこれだから、女性はもっと大変。中高年ならさらに大変よ。マークは、レモン型に切ることためらう。思うように焼けなかった様子。クレームパティシエールがダマになってしまい、ルビーがすすり泣く。スーが慰める。(優しい)終了。ルビーが落胆の表情。=審査=グレン👨作 苺とクリームのサンドイッチCP 随分と大きい。どうも不格好。もっと小ぶりの方がいい。M 苺の水分が出てしまったわね。スポンジにしみ込んでいる。P 悪くない。イチゴのジャムがやや緩いが。M 苺を丸ごとではなくジャムやクリームを使えば、サイズを小さくできた。苺の使い方が良くなかった。大雑把な印象を与えてしまった。やはり、家族や友人に振る舞うのとは違う。ベカ👩作 グレープフルーツのサンドイッチCM スポンジは均一に焼けているし、アイシングとトッピングの分量も絶妙。P ・・・ 腹が立つがうまい。かなり予想外ってこと。後味が爽やか。初めての味。見事。ホッとするベガ。ポールが、気に入らないような表情をするから! これは食べてみたい!ロブ👨作 ピーカンナッツとリンゴのサンドイッチCP 整っているね。M おいしいし、斬新な味。P いろんな味や食感が複雑に絡み合い、最終的においしく仕上がってる。高評価。技術力を感じる。これも食べてみたいな。(ピーカンナッツを食べたことない)デボラ👩作 パイナップルのサンドイッチCM パイナップルの風味が感じられる。もっと強くてもいい。トビー👨作 スパイスとアイシングたっぷりキャロットケーキM 気に入った。次々に違う味や食感が楽しめて、おもしろい。クリスティン👩作 苺・バニラ・ローズウォーターのサマーバスケット時間切れで、バスケットの模様が終わらなかった。P やっぱり。計画が大事。未完成ということ。キンバリー作👩 ブラッドオレンジのサンドイッチCM 見た目よりもずっとおいしいわ。声を出して笑う明るくキンバリーだが、複雑な心境も滲ませる。見た目は、まあ、素人っぽいね。フランシス👩作 巨大ジャムサンドイッチ外側の`袋´を破ってから食べる。P バラがやや強すぎるが、アイディアは秀逸。`袋´がウケてよかったね。頑張った甲斐あり。アリ👨作 バラとピスタチオのサンドイッチCM バラの風味がかなり強め。私にはちょうどいい。ポールには強すぎるんじゃない?P 気に入った。運よく、二人の好みに合った。マーク👨 レモンとポピーシードのサンドイッチCP 漆喰を塗ったみたい。大工らしい表現だね。レモンの形に切りたかったのですが…。M 見るからに生焼け。レモン型の作品を見たかったわ。ルーシー👩作 ルバーブのサンドイッチCP ルバーブの独特な風味も、カルダモンもいい。カルダモンは使い方が難しいんだが、これはちょうどいい。おいしい。見た目もきれいで良いね。ルビー👩作 ルバーブとカスタードのサンドイッチC「なに、これ?」と言いたげな、ポールの目つきが怖い。M 見た目が美しいとは言えないけれど、スポンジはうまく焼けてる。P クレームパティシエールが ひどい。M クレームパティシエールは、完全に失敗ね。ルバーブのジャムと混ざり合ってしまっている。スポンジはとても良い。ハワード👨作 パッションフルーツとココナッツのサンドイッチC焼くタイミングが遅れたのでスポンジが冷めず、熱でバタークリームが溶けて溢れ出てしまった。上品さに欠ける。あぁ・・・大きな失敗 と思ったがM きれいにふっくら焼けてる。P 小麦粉じゃないよね。絶妙。とてもおいしい。難しい材料(米粉)だけど、合格。M とてもおいしい。完璧。思うように仕上げられなかったのに、絶賛される!エッ、でも、見た目が・・・。* * *ハワード 完成できただけで万万歳だったが、いい評価までもらえて驚いた。怪我というハプニングがあったからね。ベカ ポールの第一声「腹が立つ」に、一瞬 息をのみました。「あぁ!」って。かわいそうに…心臓に悪いわ。彼にからかわれた感じね。ルビー カスタードはこれまで何度も作って、一度もダマになったことなんてないのに。思いがけない失敗をするのが、この番組・この場所の怖いところ。グレン ケーキが大きすぎるって・・・そんなこと、ある?彼はいつもこのサイズで作っていて、それが普通ということらしい。店で買うことないのかしら。アリ 衝撃だった。絶対に口に合わないって言われると思っていた。そんなに自信なかったのか(笑)* * *~お菓子の話~昔、ランカシャーの女性たちは`求愛のケーキ´を焼いて、男性に思いを伝えた。フードライター「勝負所だったのです。ショートブレッドを作り、地元産のダブルクリームを重ね、当時高価だったイチゴも載せて。最後に、お手製のビクトリアスポンジ。腕の見せ所でした」手間暇とお金をかけて、意気込みを示した と。* * *一番目の課題は事前準備できるが、次はそうはいかない。テクニカルチャレンジは「エンジェルフードケーキ」スー ふわっと軽やかなスポンジにホイップクリームを塗って、レモンとパッションフルーツのカードをかける。メアリーのレシピ。制限時間は2時間半。審査員たちは退室する。全員に、同じ材料とレシピが渡される。・油脂を使わないスポンジは、エンジェルフードの名のごとく軽くてフワフワ。P(メアリー作のエンジェルフードCを食べて)マシュマロのように柔らかで口の中で溶ける。フワフワな生地が絶対条件ってことね。シフォンケーキってこと?M 間違えると、取り返しのつかなくなるポイントがいくつかある。P あなたは残酷な天使だね。うまい返し!アリ 最下位にならないことが目標。12位でもいい。エッ、それでは脱落するかもしれないよ。場合によっては。・卵白が唯一の膨張剤。泡立てた卵白の気泡が膨張して、生地を膨らませる。なるほど。ロブは、人工衛星の設計に携わる。理系思考が、お菓子作りに活きると思う。クリスティン 型に油を塗るべきかしら。アリ 型に油を塗るとは書いていない。どうしよう。キンバリー バターを型の上までしっかり塗り、スポンジがくっつかないようにする。トビー バターを塗って砂糖をまぶす。正解かわからないけど。・油脂を使わない生地では、型に油を塗るのは禁物。だが、レシピには細かい指示が書かれていないので、あれこれ迷う面々。自分で判断するしかない。トビー ウェブデザイナー。菓子作りは、8歳の時に母親に教わった。今は父と二人暮らし。父が試作品を味見してくれる。・普通のスポンジよりも軽いため、冷まし方も普通とは違う。逆さにしないと、重力でスポンジがしぼんでしまう。マーク 僕だけ皆と逆みたい。逆さの状態で冷ますって書いてある。完成品はひっくり返すから、今、その逆さだよね?ああ…そういう`読み´もできるのか。でも、間違っているだろう。デボラ こんなに慌てるなんて想定外!仕事柄、ストレスには強いと思っていたのに。一児の母。配慮の必要な人のための歯科医。(ごく普通の女性に見えるが、実は凄い人なのだな)ベイキングに目覚めたのは、小学校時代の家庭科の授業で。スー(逆さにして)このまま放置?そう。重力で下りてくる。なるほど。・スポンジを冷ます間、レモンとパッションフルーツのカードを作る。・スポンジが完全に冷める前に、無理に型から外そうとしてはいけない。スポンジが崩れてしまう。全て正しく判断できる人が、いるのだろうか?マーク、グレンあたりが脱落する気がするが・・・まだわからない。ルビーは挽回できるか?実直な感じの紳士・ハワードに注目。シニア枠は、彼とクリスティンだな。歴60年のクリスティン・・・気力体力は若者の方が上だが熱意と経験で勝ち残るか?メル着用の青いジャケットがすてき。長文を読んでくださり、どうもありがとうございました。
2024年04月07日
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