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いよいよ今年最後の日になってしまいました。何か早いものです。来年も宜しくお願いいたします。さて最後の日記には何を書こうかなあと、今年のわが家10大ニュース・・・なんてのを考えていると、今年の私は戦争のことをよく考えていたなあと思いました。そこで、そこにスポットを当てます。やはり、近所の自衛隊員がイラクに派遣され、近所のお店の店先に黄色いリボンが下がるようになったからだと思います。戦後60周年であり、その手の本も結構読みました。「白菊特攻隊」という本を昨日読み終えました。私が生まれてからも、いろんな国で戦争や紛争という、武器を取り合っての争いが起こりました。でも最近になって、カンボジア・アフガニスタンと日本人が国として関わるようになってきて、イラクに繋がりました。昨年イラク戦争が終わって、アメリカ兵がフセイン大統領の銅像を引き倒す映像を見ました。単純に良かったなあと思ったのですが、TV画面でその状況を報告していたフリージャーナリストが、「喜んでいるのはごく一部です」と言っているのが妙に気になりました。「何故?」続いて日本人人質事件がおこり、イラクに入って独自に活動している日本人がいることも知りました。その活動が、人質解放にも一役買ったようにも思います。それから、NGO活動に、より関心を持つようになり、講演会を聞きに行ったりしました。何処かから日本が攻められての全面戦争でない限り、自衛隊のような国軍を派遣するより、ずっと機動的で効率的なNGOを支援する方が、より当事国の役に立つという考えになりました。「イラクは危険なので、誰もあの国に入るな」ということで、いろんな立場の報道が少なくなり、実質的に米軍報道そのままではないかと思い、インターネットでいろいろ当りました。やはりそのようで、米軍に都合の悪い話題は、報道されないことが多いです。「道端の爆弾が爆発して、数人の米兵が犠牲になった」という報道の裏に、その何十倍ものイラク人が米軍の犠牲になっています。結婚式を祝った空砲を、攻撃と間違えて、ミサイルを打ち込んで数十人の犠牲者を出した。欧米では報道されたようですが、日本ではありません。何故か?米軍の公式報道ではないからです。国という強大な組織の一人歩きを、事実を提供することで、制限することも報道の価値なのに。ファルージャなど、数十万の人口を抱える都市が無差別攻撃され、大変な犠牲が出ているのに、ほとんど報道されず、今年1月の選挙前には、米軍に反対する勢力の強い都市や地域が、同様な攻撃を受け、選挙に行くことが実質的に出来なくした。これが民主主義と言えるのだろうか?イギリスは、さすがに報道が一歩進んだ国のようで、英軍に不利な事実も、割合報道され、よってアメリカ以上にイラク介入に反対する意見が強くなっている。そんな中、がんばってる日本のNGOもある。あるNGOにちょっと寄付もしているので、HPに時々訪問しています。明るい話題だったので、少しそれを紹介したい。高遠奈緒子さんがやってる「イラクホープネットワーク」です。『バグダッドで進めている「子ども自立支援プロジェクト」は一応、今回のミーティングで支援終了を決定しました。通称ナホコセンターは、バグダッド市内の某地区に少年たちが指導を受けながら改築を施し、工場も併設しています。現在は木製のドアを生産し、市場に出して好調な売り上げを出しています。また、大手銀行の改築工事にもドアの取り付けや修繕に出向いたりもしています。イラク政府の教育省からも大きな関心を寄せられ、3回も見学に来たそうです。また欧米のNGOも、先日見学に訪れたそうです。これからは、家具の生産もはじめることになり、今その準備段階にあります。ナホコセンターの家賃、光熱費、専従スタッフの給料などは、すべて彼ら自身でまかなうことができるように、すでになっています。もちろん、緊急には備えますが、彼らスタッフとボーイズたちからは「日本のみなさんありがとう、もう大丈夫です」という言葉をもらいました。最終報告書を出してもらったので、後日ここに公開することにします。私にとっても、現地でサポートしてくれているイラクの友人にとっても、このプロジェクトは唯一の救いでした。戦争直後、たくさんの子どもたちが路上にあふれていました。そして、女の子や小さな子どもたちはすぐに落ち着く場所を提供されました。しかし、素行の悪い子どもと13、14、15歳以上の男の子たちは路上に残され、あっという間にドラッグにはまっていきました。あれから、2年半。この少年たち、そして、このプロジェクト自身が自立にこぎつけることができたのは、みなさまのご支援のおかげです。本当にありがとうございました。』ストリートチルドレンに、家を提供し、自立のために大工仕事見習いの仕事を斡旋して、大きな子が稼いできたお金で小さな子を養うシステムを作った。今住む家があり、将来の希望があり、仲間に頼りにされていることで、規則正しい生活が取り戻され、人に手を差し伸べるようになっていく。元は、高遠さんの不幸を逆手に取った講演会の集客力で資金が寄り集まるようになったことで、日本人の市井の人のお金が芽吹いています。「私のお金もこれに使われている」と思うと、ちょっぴり胸を張りたくなる。集まったって、何億っていうお金ではありません。何百万円というものです。それが元になって、あとは自分達で自助努力して回っていく。それで、こんなことができるんだ。ずっと、このサイトで動きを見てきたから、よく分かる。イラクに自衛隊を派遣して施設を作っていると言っても、実質は外務省関係者が下準備して、現地の人を雇っている。時々自衛隊員が来ているだけという報道もあります。あのお金があれば、どれだけ多数のものがイラク各地に芽吹かせることが出来るのか・・・先日、「男たちの大和」を観てきました。ある女性が、大和沈没の慰霊日に向けて現地に入り、沈没場所まで連れて行って欲しい、と言う所から物語りは始まります。その女性は、大和の元乗組員で助かった方に引き取られて育てられた女性です。その実質的なお父さんが亡くなり、お骨をその場所に散骨しようと思って来たのです。家内の母親の実家は、戦争孤児を数十人引き取り育てました。大きな商売をしていますが、実の息子さんと共に、その孤児たちが働き、嫁をもらったり、嫁に行かせたり・・・結婚前に本家に行き、この家系は間違いないと確信しました。家内の嫁入り道具をトラックで運んできてくれたのも、孤児さんです。心のこもった、そして語り継がれる支援なんていくらでもあります。
2005/12/31
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次男からメールが届きました。イタリアからオランダのライデンに戻り、年明けに今度は北欧に行くそうです。イタリアでは、ローマ・フィレンツェ・ミラノなどを回ったそうですが、写真が1枚添付されていて、トレビの泉がバックでした。・・・ローマの休日のオードリー・ヘップバーンが頭に浮かびました。何度もTVで観ましたが、映画中のオードリーさんの笑顔は、キュートです。今回居候させてもらっている友人と、同じライデン大学の留学生仲間の韓国人と一緒にイタさんに行ったようで、会話はみんな英語を使っているようです。上達したと書いてありました。彼は、中学の時のヨットレース遠征で、英語がネイティブでない同世代の子達の言うことは、早くないので大体分かったと言ってました。その時は、ちょっと勉強の厳しい学校に入っていてよかったなあと思いました。結構何とかなると自信をつけたことと、英語の大切さを肌で感じたようで、帰国後一番お荷物だった教科に力が入り始め、大学受験のときはポイントゲッター教科になっていました。彼が大学に入った年、その時お世話になったアルゼンチン人が日本に来て、私と息子がピックアップしサポートしたのですが、英語で何とか会話する私を見て、ちょっと尊敬しなおしたという顔をしていました。英語なんて使わない生活をしている親父が、まさかと思ったようです。私の会話能力は、多分に笑顔に負うところが多く、かなりというか相当怪しいのですが、日本に住んでいるポルトガル語のお客さんからも、何とか要望を引き出しているので、シャープではありませんが、泥臭い強さがあるのかもしれません。彼のクラブに入ってきた留学生の担当になって、いつも横でミーティングの話を通訳していました。くそ親父には負けたくないだろうなあ。先月の終わりにライデンに行くと聞いて、どっかで聞いたことがあるなあと思って、よくよく考えると、私の知っているライデンは、雷電為衛門という江戸時代の史上最強の大関と言われた人だったと思い出しました。調べると、ライデン大学というのは、オランダ最古?国立大学だそうで、日本語学科があるのが特長と書いてありました。ライデンという町は、シーボルトの家が記念館として残っていたり、レンブラントが生まれた町だったりしました。レンブラントは、西洋画では一番好きな画家で、日本画の東山魁夷のような深い重厚な画に、引き込まれる感じです。いろいろたまげながらも、たくさん吸収して、人生最高のクリスマスとニューイヤーを過ごしているようです。
2005/12/30
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昨日、仕事場にめずらしい人が訪ねてきました。次男君の大学クラブの後輩です。もちろん、次男がいないのは知っていますが、西宮ヨットハーバーに行く途中で寄ってくれました。確か次男の実家はこの近所かなあ?なんて思いながら、あの親父の所に、ちょっと寄り道してみようということになったのでしょう。美人の家内の方に行った方がよかったのに。今年の7大学戦のホストが大阪なので、そのホームポートの西宮を見に来たそうです。レースの時は、サポートボートに、船を用意しないといけないなあ。はるばる京都から、750ccバイクに2人乗りでやってきました。最近は2人乗りでも高速を走れると思いますが、地道で来たそうです。やっぱり怖いよねえ。事故起こしたら、親泣くしな。3回生2人でしたが、彼らが1回生の時からクラブの手伝いをしているので、慣れたものです。「こんにちは」って、元気よく入ってきました。この辺かなあと思っていると、すぐに目に付いたそうです。嬉しいですね。次男関係なくの訪問はうれしいものです。そう言えば、長男が1~2回生の時にも、家内の方に長男のクラブの同級生が訪ねてきました。長男の大学は、最初自転車で通っていたほどの近いところにあるのですが、子供たちの知り合いが寄ってくれるのは、いいものです。私自身もそうですが、同じクラブの者との関係は濃くなります。訪ねて来てくれた子達と息子達の関係は、卒業後もずっと濃く続くだろうから、大事にしなくっちゃね。仕事を中断して、京都の子達と話していたのですが、クラブでは聞けないような裏話をいろいろ聞きました。クラブ内でカップルがいるらしく、数日間海外旅行に行っていたそうです。「え~、全然知らなかった~。そうなの~」「クラブではいちゃついたりしないけど、みんな知ってますよ。1年のときの丸月ペケ日のあの出来事から・・・クラブでは公然の秘密ですよ」クラブ外で話すと、なかなか面白いです。
2005/12/29
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昨日、ちょっと道具を取りに、昼間自宅に戻りました。すぐに仕事場にとんぼ返りしたのですが、途中で若いポストマンさんを見かけました。グリーンのジャンパーを着て、自転車に乗り、郵便をぎこちなく配っています。それを見ながら、高1の時の次男を思い出しました。高校生になって、携帯電話を買って欲しいと言って来ました。でも校則で禁止されており、緊急連絡などあるはずもなく、携帯電話がなくても何とでもやっていけます。単に友達とのやりとりで、自分だけ持っていないのが嫌で言っているのだなあと思いました。「校則で規制されているものを、親が買い与えるわけにはいかない」と、次男に伝えました。大学生まで我慢していた長男が、大学に入ると同時に、携帯を買って欲しいと言ってきたのを例にあげ、「大学生になってから堂々と持ったらいい」とも伝えました。携帯電話を使っているお兄ちゃんが、かっこよく見えたのかもしれません。次男は、それ以上食い下がらず、仕方なく引き下がりました。その年の冬前、「アルバイトをするから」、と次男が言ってきました。アルバイトは、学校に許可をもらわないといけないようになっているので、「許可をもらったの?」と聞きました。許可はもらったそうです。理由は、ヨット部で備品を買うから、その足しにするために、みんなでするんだということです。学校があるので、冬休み中にできるアルバイトということで、郵便局でバイトを始めました。要するに年賀状で仕事量が増えるのに、プロ局員さんも休んで人手が足らなくなるから、臨時増員です。最初研修で、いろんな事を教えてもらい、配属されたのが内勤ではなく、寒空でがんばる配達。ちょうど昨日見た配達のお兄ちゃんと同じでした。「えらい大変やった。他のヨット部員はみんな内勤になったのに・・・」なんて文句言ってました。まあヨット部員も、京阪神のいろんな県にまたがっているので、仕方ないでしょう。年末で、配るルートを覚え、元旦から本番の年賀状配りが始まりました。元旦もアルバイトに出かけていきました。なんと、うちの家の年賀状を次男が届けにきました。最後は、いろんな道や家を覚えたと楽しそうでした。さて、アルバイトも終え、バイト料で懐が温かくなって、「携帯電話を買いたいから許可してくれ」と親の承諾の書類を持って来ました。ヨット部でも携帯電話を持っていないのは次男だけであること、夏のインターハイで車で船を運んだ先生班と、次男の電車班が連絡がとれず困ったこと、日頃の練習で先生やクラブ員と連絡を取る必要がある時、自分だけ取れないこと。電話機はアルバイト代で買うこと、電話料金も自分で払う事、練習のある日曜日や休みの日しか使わず学校に持っていかないから校則に触れないこと、さらに最後にクラブの顧問先生もクラブの時は持っていた方がいいと言ってると。しっかり計画していたようです。ここまで、文言を用意して来られ、最後に先生も招致をほのめかされると、OKと言うしかありません。先生に確かめることなど出来ません。ム、ム、バイトは、最初からこれが目的だったのだなあ。結局、あの時のバイト代が消えてから、親が電話代を被ってここまできました。結構、彼は策士である。
2005/12/28
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クリスマスも終わってしまいました。終わってしまうとさびしいものです。昨夜まで、わが家もイルミネーションでピカピカしていましたが、今朝はタイマーセットせずに出てきました。今日は飾りをはずします。でも、玄関のスノーマンさんだけは、ぶら下げておこうと思っています。真っ暗な寒空の中帰宅したとき、彼が光っているとなにやら嬉しいです。明日からは、彼のタイマーだけをセットして出勤です。さて今年のわが家のクリスマスは、イブの当日も長男君は帰宅せずです。学校で泊まっているのか、誰かの下宿に転がり込んでいるのか?まあ口出しせずです。次男に至っては国内にもいないので、家の中はさびしいものです。といって、男の子ばかりなので、雁首そろえていてもなあ、とも思います。女の子がいれば・・・と最近思います。と言うことで、わが家の唯一の女の子である家内と一緒に、イブの晩ヨットハーバーに行きました。クリスマス・イルミネーション・コンテストというのをしています。そのハーバーに停めているヨットやボートに装飾をして、観覧された方に投票してもらおうというイベントです。毎年、1~2週間していると思うのですが、この日にハーバーに行った事はありませんでした。ハーバーに着くと、クラブハウスにまだ灯があり、喫茶店も開いていました。ゲスト桟橋にずらっと並んだコンテスト参加艇を見て回りましたが、桟橋には数組の家族連れとお若いカップルがいるだけで、多からず少なからずで、とてもいい雰囲気でした。堀江さんのマーメイド号もピカピカ飾られていましたが、スノーマンのカップルがコクピットに座っていた艇が優勝しそうでした。そこで家内へプレゼントを渡したのですが、1000円ちょっとの本で、この雰囲気と景色を借景して、ちょっとでも値打ちを上げるせこい試みです。さらに、帰りに、投票用紙に書き込んで、あわよくば「抽選で豪華景品が当たります」を狙って、1000円の元も取ろうってんだから虫が良すぎます。ハーバーからの帰り、アンリシャルパンティエというケーキ屋さんの工場が、イルミネーションされていたので写真を撮りに降りました。ここは学生時代から知っています。奥で自家製ケーキを作って販売している芦屋の小さな喫茶店だったのですが、今は東京にも店があるちょっとしたブランド店になっていると聞きます。高校時代のクラブの同級生がバイトしていたので、大学時代たまに覗いていましたが、大変貌したものです。あのおっちゃんには確か女の子しかおらず、うちの学校の子とくっついたと記憶しています。がんばったなあ。そんな縁もあり、降りる気になったのですが、写真を撮っていると、横で白上着に白スカーフの一目でケーキ職人さん風の方が、写真を撮っていました。寒い中、もう10時だというのに、見物に訪れ写真を構えている家族やカップルに声をかけています。「写真、撮りましょうか?」「私がシャッター押しますよ」グッド、ワンダフルを通り越して、エクセレンスな世界です。思い出したのが、有名なサン新聞の社説です。新聞社に寄せられた、8才?の小さな女の子の質問。「サンタさんは本当にいるのですか?」に答えたものですが、社説中の、「・・・サンタさんはいます。でも見えません。誰も見たことはありません。でも見えないからっていないということではありません。幸せ・愛・思いやりと同じように見えませんが、見えないものこそ大事で大切なものです。そして嬉しいことにサンタさんは、見えないからこそ死にません。500年後、1000年後も、子供達に幸せを届け続けます・・・」みたいな部分。アンリのケーキ職人さんを見ながら、企業の心に流れ、またあの人の心の中のサンタさんが見えました。
2005/12/26
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数日前から日経では大きめに取り扱われた韓国ES細胞論文捏造事件が、朝日新聞朝刊一面トップ記事になっていました。よく分からなかったのですが、ES細胞と言うのは細胞分裂して人が出来ていく最初の卵子の中にある細胞らしく、これから目にも皮膚にも小腸粘膜にもなるらしい。人工心臓を作るより、元々人の細胞から心臓に分化させる方が、拒否反応とかも起きずらく、夢の細胞ということになっている。長男君もこういう研究をしているらしく・・・でもES細胞は、倫理的な問題もあり、大学の倫理委員会で許可されないと使えない。1回1回許可をとる必要があると言っていた。ところが、今回の韓国の記事では、数百と言うES細胞を実験に使っている・・・正確な数もよくわかっていないとか書いてあった。世界の倫理で、許されるのだろうか?クローン人間に近づいているのでは?と思った。長男研究室の教授さんは、その筋の日本のトップ研究者らしく、ネイキャーなんとかというトップランクに入る雑誌に論文が載るほどの方で、世界の最先端の研究室数人の1人にいる幸運を親ではあるが喜んでいた。ところが、昨年だったか韓国から驚異的な確率で、ES細胞から分化させる方法が見つかったとネイチャーに発表されて、一気に韓国が世界の最先端に踊り出た。でも、発表された方法を試しても再現しないようで、おかしいということになり、捏造が発覚したそうです。長男の大学の同じ学部の研究室で、別の分野だけど、昨年データ捏造が発覚し問題になったが、長男君も、驚異的なことになる可能性がある注目される研究をしているので、限りなく不正をするとやばい位置にいる。あの時長男に聞いたら、「あの人知ってるよ」と答えが返ってきた。先生は厳しいらしく、自宅には赤線などが引いてある、英文の論文コピーがよく置いてあるが、自分の実験がうまく行かず、ついってことにならないで欲しいものです。教科書に載ってる実験ではなく、こんな実験なんて、ほとんどが失敗だろうから、腐らずやって欲しい。最近は、ES細胞の使いにくさから、他の臓器の幹細胞から分化培養する研究も進んでいるらしい。肝臓幹細胞からすい臓の細胞に分化できたというのもあった。これなら、患者さん本人の他の臓器の正常細胞から作れるので、全く拒否反応は起きないだろう。
2005/12/24
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こう毎日寒いと、天気が気になります。今朝、カーテンを開けると、庭に雪・・・ありゃあ、今日も雪かいな・・・と思って、道路の方も見ましたが、どうやら昨日の雪がまだ残っていただけのようです。昨夜はもちろん日が暮れて帰宅したので、庭の雪が分からなかっただけでした。昨日の朝、ビンのゴミの日でしたので、ビンの袋をぶら下げながら角まで歩いていると、交差点で小学生の女の子達が、雪をすくってワイワイやってます。雪がまだ降っていたので、「今日は終業式だろうから、その後校庭で走り回るのだろうなあ」と思いながら、ニヤニヤして彼女達の方にあるゴミ置き場に向かっていると、「おじさんに笑われてるで~」って、1人の子がこっちを向いて笑っています。女の子から声を掛けられるのは、いくつになってもうれしいもので、「楽しそうやなあ~」って返しました。すると、「今日積もりますかねえ」って別の子が声を掛けてくれました。きちんと敬語が使われています。二言三言しゃべりながら、ゴミを置いて自宅に戻りましたが、集団登下校や親や先生が引率していると、こういうのもないんだなあと思いました。ギリギリに走って学校に行く時があったり、早く待ち合わせて沢蟹を持って学校に行ったりがなくなるし、下校時の道草という一番面白い所もなくなっちゃう。近所の集合時間に間に合うように、「早くしなさい」って怒られるネタが増えるだけ。一旦、この校区に事件が起ると、かわいそうな小学校生活を送ることになってしまうなあ。幸い、ここらは街中で、家が建て込んでいて、最近は朝の登校時ボランティアのおじさんやお母さんが横断歩道や交差点に立ってるので、そこまでは行かないと思いますが、私の小学生時代とは全然違うし、息子達の時ともかなり違っています。昨夜TVを見ていると、小学生のセキュリティー講習をしていました。知らない人に声を掛けられても無視すること・・・一定の距離以上近づかないこと・・・う~ん。公園の池で道草して、おじさんから釣れたコイを見せてもらったり、仕掛けだけもらって、近くの枝を折って、にわか釣り師で魚のにおいをプンプンさせて帰ったりしたのが・・・何か遠い昔のようです。「おっちゃん、釣れた~」なんて気軽に声をかけたら、大抵なんやかんやかまってくれたのになあ。うちの子は、庭に池があることを話して、魚をよくもらってきていました。池といっても小さいので、しばらくするとネコさんにやられちゃうんだけど・・・窓から声を潜めてネコの捕り物を見てるのも面白かったな。今の子は元々、そういう遊びを知らないかもしれないが、制限がもっと少なければ、自分らで考えてそういうのをするようになると思うけど・・・そういう楽しさを経験している私には、知らない人とのつながりを否定する講習が、小学校で全生徒を集めて行われている光景が、かわいそうに見えました。
2005/12/23
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次男が日本を発つ直前、携帯電話を私に託して行きました。「誰かから電話やメールが来たら、適当に返しといて」家内が携帯を持たないこともあるのでしょうが、メールやアドレスが残っている自分の交友関係がみんな分かるのを託されて、その信用を裏切るようなことはできません。絶対に過去のものは見てはいけません。長男君が大学1年の時、無免許原付バイク運転・ヘルメットなし・しかも2人乗りで警察につかまった時も怒りませんでした。警察でたっぷり絞られた後、身元引受人になって欲しいと電話が入りました。そして、後に乗っていただけなのに、親に知れたら、とんでもなく怒られるから、親に言えないという子の引受人にもなって欲しいと言われました。もちろんOKで、警察から2人を引き受け、バイクも積んで、後ろの子とバイク、それに息子も降ろしました。悪いのは僕やから、きちんと親に事情を話した方がいい、僕も一緒に行って一緒に怒られようと車の中で話していました。長男のしたことは法律違反で、もし事故が起こっていたら、命になんとかあったかもしれません。でも、警察で十分お灸を据えてもらっているので、その事はさらに言っても、傷口に塩を塗るだけで、反発にしかなりません。それよりむしろ、正直に話し、うちの親やったら身元引き受けてくれると、後の子に話したであろう子供からの信頼を失う方がマイナスです。親は、評論家とは違う対応を求められる存在であると思っています。子供とこう接していると、家でケンカは起らず、大声もありません。子供から親にケンカを仕掛けることは決してない、と言うのが実感です。男の子2人ですので、悪さや失敗はいっぱいしてきましたし、これからもあるでしょう。でも怒らない。否定的な言葉や、お説教をしてこなかったことが、子供からオープンで信用してくれる関係を作ったのかなあと思っています。次男の携帯電話を見ながら、信用してくれてありがとう、そのありがたさと気持ちよさを実感しています。
2005/12/22
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午前中、一段落ついてメールチェックすると、昨日出かけた次男からメールが届いていた。「今バンコクでトランジット中。もうすぐアムステルダムに向けて出発します」と短いものでしたが、バンコクでPC電源取れたのかなあ?あの国は、日本とコンセントが違っていたように思ったのだが・・・ヤツがヨーロッパ仕様のコンセントに合うDCコードを用意しているとは思えないし・・・荷物を入れるときそんなものを入れてなかったようだったし。街中のネットカフェにでも入ったのだろうか?私が以前行ったときは、ネットカフェみたいなものはなかったけど、空港にそういうものが出来たのかもしれないな。いずれにしても朝4時という、恐ろしく早い時間が受信時間になっていた。バンコクとの時差を考慮して、夜中の2時ですね。関空を午後1時に出発して、13時間かけてまだバンコク・・・昨夜、次男がコピーして置いて行った往復の日程表を風呂で見ていました。台北でトランジット5時間、次にBKKのなっていて、次がAMSだったので、BKKからは直なのかも知れないが、BKK回ったら時間かかるなあ・・・御尻からシートに根が生えそうやなんて思ってました。中東の経由地がなかったけど、日本からアムステルダムより、バンコク-アムステルダムの方が遠そうです。BKK-AMSって何処の上空を通るのだろう?トルコとかの上を飛ぶのかなあ?ロシアの上?何か地球儀がないと、何処が最短距離になるものやら、良く分かりません。いずれにしても、学生の貧乏旅行なので、24時間くらいかけてヨーロッパ入りしそうです。さて今日は、寒さが一段落です。昨日からちょっとましになっていますが、週末にかけても予報では、最高気温が10度に行きません。雪国でお暮らしの方には、申し訳ないですが、せめて最高気温は10度は欲しいです。ちょっと観にいきたかった映画「イン・ハー・シューズ」が終わってしまいました。寒いから、ちょっと暖かい日に何て思ってたら・・・ちょっと残念です。本命の「男達の大和」さんはまだやってるので、いいのですが、相方さんを寒い中に連れ出すのは気が引けるから、この週末くらいは、暖かい日を頼みます。
2005/12/21
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昨夜は、次男君が京都から帰って来る日なので、ちょっとウキウキして帰りました。ところが、10時だと言うのにまだ帰ってきていません。彼の部屋は、エアコンがついていて、思いっきり暖かくなっています。「あれ~、まだ帰って来てないの~」「まだよ。布団の用意しておいたげてね」家内は、部屋のエアコンをスタンバイさせて、きっと楽しみにしているだろうに、平然としています。「明日、出発何時だったっけ?バッグはどうするって言ってた?」「時間、知らないわ。バッグはおじいちゃんのを借りるみたいよ。気になるんだったら、電話したら?」「いや・・・電話するほどのことでもなく・・・ただね・・・」食事も終わり、あとは風呂に入って自室に上がろうかなあという段になって、やっぱり電話しました。「今何処?」「今、京橋」「駅に着いたら電話してきたらいいで、迎えに行くから」「うん、わかった」風呂から上がり、洋服を着てスタンバイしていると電話が入りました。「11時20分頃着くわ」「OK」駅の外で待っていると、背中と両手に荷物をいっぱい抱えてやってきました。「明日何時?」「関空1時」自宅に帰ると、すっかり寝息を立てていた家内が起きていて、これは私から、それでこれはお父さんからプレゼントだからね~なんて、言ってます。日曜日に、家内にプレゼントを考えるように言われて提案した本は、私からのプレゼントになっていて、家内からは化粧品のようです。本はあまりに安いから気が引けたのかなあ?次男君のヨーロッパの滞在先は、友人の部屋ですが、無賃宿泊なので、いろいろ考えているのでしょう。もしかすると、その後も長い付き合いになるかもしれないし・・・「明日7時に起こして・・・」って家内に言ってます。高校生の時と同じです。下宿して、自分で何でもしないといけない生活になったのに、自宅に帰って来ると、以前と同じです。今朝7時に家内に起こされて、一時海外旅行ばかり行っていたじいさんから大きなカバンを借りてきて、詰め込んでいます。卒論の勉強道具まで詰めています。でもこの時期に1ヶ月も学校に行かず・・・ということは、卒論以外の単位は取れているのかなあと、ちょっと安心したりしました。機内持込手荷物のリュックには、家内のノートPCも突っ込んでいます。ユーロもドルも何も持っていないようで、空港の銀行で両替するしかありません。台湾の航空会社なので、台北でトランジットしますが、4時間もあるようで、ジュース1本買えないかもしれません。そう言えば、台湾ってやっぱり元かなあ?でも大陸とは別の台湾元とかかなあなんて。家内が先に仕事に出ました。家内は関空まで送っていけばいいのに、とは言っていましたが、電車の方が確実だし。私はヤツの詰め込みを見ながら、自宅にいました。オランダは、優秀なスケート選手をが輩出するくらいだから寒そうです。もっと分厚いのを着ていった方がいいと一応言いましたが、まあなんとかするでしょうし、それがまた面白い所でもあります。オランダの人はビッグだから、子供用の服を買わなければならないかもね?9時に隣から爺ちゃんが来て、駅まで車に乗せていってもらうそうです。さて、今はまだ台北でトランジット中でしょうが、ヨーロッパ貧乏旅行でいっぱい経験して、1ヵ月後無事帰って来ることを願うばかりです。
2005/12/20
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昨日は寒かったです。土曜日に続き寒かったのですが、雪は降らなかったようで、朝路面は濡れていませんし、六甲山も白くありません。この日は、船のエンジンストップワイヤーを交換予定日で、10時くらいに海に行こうかと、ゆっくりしていました。プルルルル・・・電話です。てっきり次男からの電話だと思って家内が出ると、先輩のMさんからでした。交換予定のワイヤーを持っている同じく先輩のKさんが、路面凍結のため危なくて自宅から出かけられないので、本日の整備予定が中止とのことです。最初は、母校アメリカンフットボール部が甲子園ボールに出ることを前提に、甲子園のスタンドで応援予定だったのに、ついにこの日の予定がみんななくなりました。いそいそとお化粧している家内に、「映画、観にいかない?男達の大和っていうのが始まってんけど・・・」「え~、戦争の映画じゃないの~」って笑ってる。「そうなんだけど、それだけじゃなくって~、きっといいって・・・」「今日行くの~、する事いっぱいあるんだけど・・・あのねえ、・・・プレゼントした方がいいと思うんだけど何がいいと思う?姪・甥へのクリスマスプレゼントも考えて~」って、切り替えされてしまいました。「本がいいんじゃない?」と、家内にプレゼントするために既に包装している本「奇蹟を信じて」を・・・、そして甥姪たちには、なかむらみつるさんの「ぼくのおばあちゃん」「やさしいあくま」「雨のちレインボー」を薦めました。ということで、映画鑑賞は吹っ飛んでしまいました。家内は都会のホテルやウインドウショッピング、デパートなどを1人で気の向くまま移動するのが好きで、私は田舎というより、何にもない海の上が至福の時・・・、当然のようにこの日も別行動です。子供たちがチビの時は、ずっと一緒だったのになあ、なんて・・・きっとお互いに今の方がいいと思っているはずです。家内はすぐに出かけていきましたが、私はその後グーたらして、早めに昼食を取り、買い物に出発です。これがまた所帯じみていて、風呂の蓋とベビー机です。風呂の蓋は、風呂に入りながら、蓋を半分閉めて、その上に本を置いて読むためで、ベビー机は、布団に入ったまま、PCをゴソゴソしたり、本を読んだりするために置くため。両方とも、暖かいところから出たくないグーたらグッズです。近所のホームセンターに行ったら、ベビー机がなくて、海に近いもっと大きなホームセンターで買い揃えることが出来ました。ここまで来ると、船に寄らない手はないのでハーバーに行くと、見知った顔がいました。この人は大きな商売をしており、年収など想像も出来ないほどですが、ずぶ濡れのカッパ姿で1人でレスキューボートに水をかけて洗っています。大学時代に、隣の学校の高校生で、同じヨット部として付き合いはじめましたが、長い付き合いです。お子さんも、次男と同じジュニアクラブに所属していました。「今日吹いてるでしょう」「でも昨日の方が吹いていたみたいですよ。昨日艇体放棄して人だけ帰って来て、レスキュー体制を整えて船を拾いに行ったみたいですわ。今日は、レスキュー体制を充実するために手伝いですわ」「ご苦労さまですねえ」「大変ですわ」なんて言いながら、目は笑っています。沖は15m/sは吹いており、白波がバンバン立っています。そういう海面に出て行くのが、ストレス解消になる私と同じ人種です。無料のジェットコースターみたいなもので、もう病気です。この人、絶対家では掃除なんかしないだろうなあ、でも何故か船となるとマメになる。クラブハウス2Fテラスに上がり、沖の海面を見るが、ヨットは出ていない。ハーバーで県連の高校生の子達が、お母さん方の作ってくれた温かいおでんを食べていたが、彼らが出るまで誰もいないかなあと思い、双眼鏡を見てみると、いました。きっと練習していると思っていましたが、赤いゴムレスキューを中心に、中学生がもっと小さなヨットで練習しています。私も次男が中学生の時は、15m/sを越えてくると、今日はいい練習ができそうだと、海に出る前は充実した気持ちだったし、子供たちは時にはひっくり返りながらも、ニコニコして波間をかっ飛んでました。小中学生がベースにしている隣のハーバーに車で移動すると、一番下のブロンズクラスのミーティングをしており、横でお母さん方が井戸端会議です。夕方になると、沖からシルバークラス、最後にゴールドクラスが帰ってきました。ゴールドクラスのコーチングをしていたお父さんが、全身ずぶ濡れで眼鏡が塩を吹いて白くなっています。水は中に染みないので保温は保たれていますが、顔は寒そうです。でも充実した表情で、外の海面の様子を話してくれます。「面白かったですわ」子供たちは、船をある程度片付けたら、ドライスーツのまま、セーリンググローブとその下の炊事手袋を脱いで、一目散に温水シャワーに走ります。頭から温水を浴びて、かじかんだ手を生き返らせるのでしょう。やがて、極楽という顔で出てきて、船の片付けの続きです。やっぱり海はいいです。デパートやホテルの方がいいなんて、信じられません。
2005/12/19
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今週に入って寒い日が続いていますが、昨日からさらに寒波が数日入るようです。今朝、通勤途中、六甲山が冬化粧していました。いつものようにクリスマス電飾のタイマーをセットして玄関を出ると、外が濡れています。昨夜に雨でも降ったのかなあと思いながら、バイクのカバーを見ると、数箇所水玉が凍っています。一瞬車で行こうかとも思ったが、バイクならドア・トゥー・ドアなので、やっぱりバイクにします。ちょっと硬くなったバイクカバーをはがすと、シートにも数箇所氷が・・・ひっくり返らないように、ゆっくり走らせます。特にカーブは慎重に。いつもの太い道は、車の交通量が適当にあり、あんまりゆっくり走ると余計に危ないので、細い裏道を行くことにしました。その道まで出る間、信号で止まっていると、交差点を曲がろうとしたバイクが、横断歩道の白線で、すってんころりん、ひっくり返ってしまいました。すぐ後に車も曲がってきましたが、おじさんの手前で止まって大丈夫。慌てておじさんがバイクを端に寄せて、車を行かせてから出発です。そのすぐ後に、今度はジーンズのお嬢さんが、すってんころりん。全く同じ所でこけてしまいました。今度はエンジンが止まってしまったらしく、セルモーターを数回回すも、かかりません。よっしゃあ、私の出番か・・・なんて心の中で、「早く信号変われ」と叫んでいたのですが、残念無念、エンジンがかかり行ってしまいました。朝の余興を見せてもらったなあと、信号が変わって動き始めましたが、私自身がひっくり帰っては、洒落にならんので、慎重にその交差点を通り過ぎました。今朝は、いろんなところで、すってんころりんがあったんじゃないかなあ。数年前まで、毎週のスキーフリークをしていた頃は、スタッドレス4WD車だったので、我が世の春のごとき、颯爽と通勤していましたが、こういう日のバイクは、スリップしてくる車もあるので、スピードが出る道路は禁物です。今冬は、寒そうなので、気をつけにゃあきまへんなあ。それにしても、朝日に輝く六甲山はきれいでしたわ。
2005/12/17
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昨夜次男から電話がかかってきた。「あのさあ、旅行カバンある?」「ああ、大きいやつね。お兄ちゃんが持ってたから、電話変わるわ」「うんあるで。何処行くん?」・・・「どれぐらい行くん?」・・・「そんなに・・・お金貯めたん?」・・・「ええ、ほんまあ・・・まあええけど。そんなに長かったら、大型がいるんちゃうんかなあ、中型やったらあるよ・・・ほんじゃあ」そう言えば、次男がヨーロッパに出発するのは来週か・・・週末から帰って来るかなあ?前は、ソフトバックにキャスターをつけたものと、ヨット用セールの長い筒を抱えて行ったけど、今回はハードバッグで行くのだろうか?どうせ貴重品は機内持込するのだろうから、ソフトバックでもいいのではないかなあとも思うのですが、どうするのかな。まあ帰ってきて揃えるのでしょう。ヤツは、ちゃっかり、留学している友達の家に寝泊りして、しかも年末年始の高額旅費期間を避けて、その前に出発し、それが終わってから帰って来る。貧乏旅行で見聞を広げてくるようです。さてと、ヤツが自宅に帰ってきたら、ヤツの部屋のコンセントから引っぱっているクリスマス電飾をなんとかしないといけないかもしれないなあ。
2005/12/16
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「競馬ブック」というのをご存知でしょうか?競馬の本です。多分週刊誌?月刊誌かもしれない?うん?競馬ブックではないかな?とにかく、その手の本がわが家には、高く積んである。私の部屋かというと、そんなことはない。なんと長男の部屋です。今は大学生をやっているが、最近ではなく、中学時代に馬のでかいポスターが壁を占領するようになって、高校生から、この本を定期購読しているようなのです。「おまえ、おっさんか?」と一言いいたい衝動はあるが、自重している。ことの始まりは、遠くの中学に入学したので、京阪神の広範囲に友達が出来た。いろんな友達の家に遊びに行っていたが、よく行っていたある子のお父さんが競馬好きで、その家族プラスわが子で、競馬場に時々行っていた。さすがに馬券を買わなかったらしいが、我が長男君はサラブレッドの美しさに魅せられてしまったようだ。私の部屋の隣が長男の部屋で、やつは無防備にドアを開けっ放しにしているので、馬のポスターが見える。最初の頃は時々、馬の解説をしてくれるのだが、元来こっちはあんまり興味がないので、段々話してくれなくなった。どうやら、競馬は血統らしい。ほにゃららという馬は、あの何とかという馬の子供で、その兄弟は何とかで・・・きれいだと思わない?競馬場でみたら、ほんまきれいやって・・・ところで、いつも不思議に思っていることがある。何故、スポーツ新聞に競馬が大々的に取り上げられるの?まあスポーツ新聞には、つりコーナーもあるのが普通なので、それはいいとしても、何故スポーツニュースに競馬の話題が出るの?どうみても、競馬はスポーツではないでしょう。確かに馬はトレーニングをして一生懸命走っているが、あれに乗ってる人間はスポーツ選手かなあ?何かに乗るスポーツでも、カーレーサーの方が、よっぽどいろんな所を動かしているし、あまり動かないアーチェリーでも、腕はしっかりがんばってる。競馬は、なんだ・・・中腰になって、真っ直ぐ前を向いて、ムチで動物虐待をしているだけじゃないか。スポーツ選手のジャンルに入らない釣り師の方が、遠くへエサを飛ばそうと、スポーツしてる感じがするのだが、私の偏見だろうか?うん?確かに、動物のスポーツではあるが・・・
2005/12/15
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税金・保険・共済。私は、この3つに、いろんな形でお世話になっています。大抵の人は、そうだと思うのです。みんなから、広く浅く資金を集めて、必要なものに使うという点では、みんな同じに見えます。でも大きく違うのが、余ったら返って来るか来ないか。共済と名がつけば、毎年決算報告後、余ったものが帰ってきたり、次期の共済金が減額になる。私は根が単純なので、複雑な物事を、単純に置き換えて眺めてみる癖がある。元々は、税金も保険も共済的なものだったのだと思う。ある土地に1人で住んでいた人が、物騒だということで番犬を飼った。その土地に別の人が住むようになった。番犬の飼育費用を折半したので、半分のお金で済むようになった。生まれた子供が別所帯を持ち、さらに1軒当りの費用が安くなった。という風に、人口が増えれば、税金は1軒あたり安くなるはずなのになあ・・・無駄な所に使っているんだなあ。大阪市がパンクして、職員の多さが明るみに出た。番犬が、住民が作った税金を納めなければならないという法律を盾に、番犬仲間を増やし、番犬としての仕事を、仲間で分け合って、段々働かなくなっている構図。お金が余ったら、ご苦労さんって食っちゃう。段々食っちゃうのが当たり前になって、それはきちんと確保するようになる。始末が悪いのは、無駄使いだからと言って税金を納めなかったら、番犬が逮捕しに来ることだ。これを、本末転倒って言うんじゃないかなあ。保険は、民間保険と公保険がある。民間のもの、つまり自動車保険とか、生命保険とかは、適当に競争があり、そんなに上がらないのに、公の健康保険は垂れ流しに支出が増え、どんどん保険料が上がる。大体出来高払いで、その払い主が政府だからいけない。ちょっとした風邪でレントゲン写真を撮って、さらに検査をして、馬鹿な費用を払っている。家の外で見知らぬ人がわが家をチラッと見たからと言って、警備員を雇う家に似ている。物には限度と言うものがある。健康保険が、自動車保険同様、民間企業がやっている国では、日本ほど馬鹿みたいな検査はしない。そんな検査をする医者は、その保険会社の指定を取り消されるからだ。民間保険会社にとっては、安く治す医者が優秀で、その分保険料を安く出来て、さらに多くの人に加入してもらえる。日本の場合は、いっぱい検査していっぱい薬を出す医者を、あり難がる。レントゲンなんて、放射能だから、1回1ヶ月とかで寿命が短くなると分かっている。古くはフィンランドで、2つの村で検査費用ゼロで十分に検査する村と、そうでない村を長年比べた有名な実験があった。結果は、検査をしなかった村の方が、平均寿命で上回った。検査をすることで、病気かもしれないと、自分で病気を作ったからと分析された。元々は、互助会的なところから始まったであろうものが、共済を除いておかしくなっている。そういうお金が手元に残るようになれば、もっとおいしいものを食べに行け、もっといろんなところに旅行でき、もっといろんなものを購入できる。そして、もっとのんびり生活できる。仕事をしないと生活が回らないということにはならない。そして、一番思うのは、今本当に困っている人に手厚いサポートができる。偽装マンションを買ってしまった方の家を、全部キャッシュで購入したらいい。あの方達は、善意の被害者です。悪意はありません。地震で家を失った方に、再建費用をドーンと配ったらいい。一斉に新築したら、経済波及効果は大きなものがある。震災の時ある学者さんが試算していたが、最初ドーンと使うが、税金で戻ってきて、数年後にはそれを穴埋めしてしまうと出ていた。一番大きな影響は、心理と言うことらしい。あのマンションを購入してしまった方々は、長いローンを抱え絶望の淵にいる。今までがんばってきたことはなんだったんだ?これからの明るい希望が霧のかなたに消えてしまい、さらに無理して働くことで余裕がなくなる。親から笑顔がなくなれば、きっと子供たちに影響する。クリスマスも暗いものになり、子供から笑顔がなくなっていく。悪意を持って偽装した関係者を国が民事裁判に掛け、被害額に見合う財産を賠償させ、それに加えて税金を投入してあげれば・・・こんな優しい国はもっと好かれる。そのお金はあります。イラクの自衛隊派遣でいくら使っている?軍事増強するほどになっている中国に何故お金をあげるの?まだまだいっぱい。マンション偽装被害者は、それほど多くないので、壮大な実験をしてみたらどうかと思う。希望者を募って、被害の全額肩代わりを政府がする。その代わり、その後20年間、家計をガラス張りに毎月報告する義務を負う。そこから上がる消費税収入などを、全額被害者負担にする場合とシュミレーションする。果たして初期投資は全額、政府の持ち出しになるのだろうか?私は、地震被害地域に住むから、心理的影響の大きさを肌で感じている。極論かもしれないけど、きっと社会が変わると思う。住民が互助的に助け合い、番犬がもっと税金をと高飛車に言うのは、どこか変ではないかなあ。
2005/12/14
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京都の塾での事件には、かなり驚きました。ここ1ヶ月ほどで、小さなしかも女の子に対する事件が相次ぎ、本人や親御さんの気持ちを思うといたたまれませんが、塾の先生からのこのような事件なんて、予想の範囲を相当越えています。6年生のクラスということもあり、クラスのみんなは1ヵ月後に中学受験が控えています。私も経験がありますが、数年間がんばってきたのに、不戦敗だけは受け入れられないでしょう。私自身、40度高熱を出しながら、親の「やめよう」を振り切って受験しました。今回のようなことは、自分自身の事ではなく、外的要因で、言いようのない恐怖を同じクラスだった子や、同じ塾に通っていた子は抱くでしょう。ベトナム戦争後、アメリカ帰還兵の精神状態がおかしいことから、PTSDということが研究されてきたように思いますが、自分自身阪神大震災で経験しました。余震という、ちょっとした揺れですぐに目を覚ますようになり、家族と離れて1日仕事をするのに苦痛を覚えました。家族も同様で、一旦昼に店を閉めて、ライフラインが通っていない自宅に帰り、両親も含めて6人で昼食を取りました。家内は、「1人で寝れない」と言うし、震えが止まらず母親から離れたがらない次男と私の3人で同じ部屋に寝ました。俗に言う、赤ちゃん帰りというヤツだと思います。小学生1年生になって、ランドセル・勉強机とともに、自分の部屋に独立したのに、お母さんの横に舞い戻りです。長男は中1でしたが、一番しっかりしていて、多分私と同じような精神状態だったと思いますが、自室でそれまでと同じように寝ました。でも、家を手伝いからという理由で、通常授業だった大阪の私立中学に、欠席願いをだして、2週間休んだのは、家族や弟を思ってかもしれませんが、自分も家族と離れたくなかったのかもしれません。地震や事件の周辺では、そういう思いの人が大勢できます。京都の事件の周辺のお子さんは、大なり小なりそういう状態だと思います。そういうときの対処方法は、本人の希望に添うように親がしてあげること。一緒にいて欲しいといえば、一緒にいる。仕事があれば、一緒に仕事場に行けばいい。夜、一緒の布団に入ってくるなら、一緒に寝る。ただこういう風に、希望に添っているだけで、段々軽減されます。もっとすごい体験をしたら、カウンセリングというのも必要なのかもしれませんが、一番信頼している親が、ただ横でいてくれるだけで、自分で脱却していくような気がします。がんばれって、早く脱却させようと思ってもダメだし、甘えさせすぎてもダメ。子供が反抗期を重ねながら、自分のペースで親から離れていくように、横にいて、自分で離れていくのを見ているしかないような気がします。少しでも早く、あの言いようのない恐怖から少しでも気持ちが楽になうように。受験で実力が発揮できるように、願わずにはおれません。最近このような小さな子が巻き込まれる事件が多すぎます。
2005/12/13
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うっ、あの日の夕刊を見てビックリしてしまいました。京都の塾で大変な事件が起きてしまいました。え~~~って思いながら、頭に浮かんだのは、同じ塾に通っていた子は・・・、同じ教室に通っていた子は・・・、もし塾クラスメイトだったら・・・ここは確か京都で大手の塾で生徒数も多いところでは・・・受験本番まで1ヶ月しかないのに・・・、塾の先生も受験どころではない・・・マスコミが大勢詰め掛けて、マイクを持っている人や、カメラを構えた人がうろうろされると、どんなに気持ちの強い子でも参ってしまう。というより、普通の神経の子なら、とてもじゃないけど、塾に通うどころか、勉強にさえ向かえないかも。この教室に通っていた子の親御さんは、受験どころではなく、子供の気持ちのフォローに回らなければ。震災の時、当時小学生だった子供が1日中、振るえて、ほとんどしゃべらず、母親から離れなかったのを思い出します。家にひびが入って、ライフラインが止まっただけで、同級生に犠牲者とか出なかったのに、しばらくおかしな感じでした。学校は休みになり、短時間だけ生徒を集めて、先生がとても気を使っているのが分かりました。それでも、受験生本人は、1ヵ月後、受験すると言って、試験会場に向かうのだろう。強いなあと思いますが、どうか学校の先生や塾の先生が、気持ち面のフォローを十二分にしてあげてほしいものです。特に塾の先生は、対応で大変だと思いますが、生徒さんの人生に大きく影響します。どうか、ここはがんばりどころです。記事を読んでいくと、犯人のご近所の方の話が載っていました。お母さんが、同志社に入学したのに、「親戚はもっといい学校に入っているので困る」と言っていたと。本人にこういう言葉を、日頃発していなかったのか?私も、こういう言葉を親から何度も言われて育ったので、いつもこういう事件が起こると、事件を起こした方の育った環境、家族関係に目が行ってしまいます。親にとっては何気ない言葉でしょうが、そして一般的な目で見ればそれが普通なのかもしれませんが、今でも私の心に突き刺さっています。同志社に合格して立派じゃないか。縁の合った学校が、神様の導きなんだ。素直におめでとうで、ニコニコ笑ってやればいいです。親が評論家してどうする。親は、子供が生まれた時の最初の応援団で、失敗をどんなに重ねても、最後の最後まで、腐らせず励まし、応援しつづけるのが役目じゃないのか。ありがとう、おめでとう、うまいね、かっこいいね・・・天国の言葉を掛けつづけていたら、ちゃんと自分でがんばるようになってます。人にそういう言葉が掛けられる人になって、人に好かれるからたとえ学暦がなくても、立派に生きていける。そして、親が晩年になったとき、段々できなくなっていく親に、天国の言葉をかけてくれます。犯人はそれでもなお、このようなことをしてはいけませんが、この新聞の1行がとても引っかかりました。付属池田小学校の事件の時、犯人の親御さんが自宅で堂々とインタビューを受けていました。「もう何年も前から親子の縁を切っている」というようなことをしゃべられ、犯人、つまり自分の子について、とても書けないようなことを言っていました。犯人は、中学受験で入学できなかった付属池田小学校を襲いました。そして、自ら死刑を願いこの世から早く去ることを願いました。何か、この親子の亀裂のきっかけかもしれない学校を・・・とても象徴的な事件でした。中学受験を目指している皆様に大変密接な事件が起こってしまいました。他塾に通っておられても、少なからず影響が出ると思います。お子さんの感受性によっては、もっと大きな影響が出るでしょう。今まで以上に、お子さんを見てあげてほしいものです。そして、お亡くなりになったお子さんのご冥福を祈り、そして親御さんにも・・・
2005/12/12
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数学者でエッセイストの藤原さんのエッセーを読んでいたら、数学には第一感が大切だと書いてあった。第一感というのは、命題の真意を論理的に考えずに瞬時に見抜いたり、証明の第一歩をどちらに踏み出すか、ということらしい。女の感とか第六感、長島茂雄の野生の感、などとどう違うのかよく分からないが、最初の感に来ているくらいだから、単なる当てずっぽうではなく、多くの訓練から磨かれたものだろう。刑事の感に近いのかもしれない。数学だけではなく、研究の世界や将棋の世界でも、やはり大事らしい。エッセイによると、プロの将棋指しでも、ほとんど最初に浮かぶ手を打つらしいが、小一時間も考えるのは、他の手を打ったらどう展開されるかを考えているらしい。十手先を読んでいるというのは、ウソと言ってる将棋指しもいるらしい。コンピューターは、しらみつぶしに可能性を探っていくので、オセロや五目並べのような単純なゲームでは強いが、高度のには弱い。チェスは世界チャンピオンに近づいてきたが、碁や将棋ではまだまだらしい。ということは、それだけ複雑だということで、第一感に長けている人間様の方に分があるようだ。何故数学者の本を読もうと思ったかは、日本でも本当に賢いやつは、医学部ではなくて、理学部数学科に行くのではないかと思ったからです。私は、面白い番組がない時、とりあえずNHK教育にチャンネルをよく合わせている。何処かの学者さんが、抑揚のないしゃべり方をしていたりするので、肩がこらないし、他の事が出来る。子守唄代わりに寝てしまってもいいし。それに、なるほどなあとか、そうなのかみたいな興味のあることも入ってくるし。数年前、語学番組を何気なく見ていたら、長男君が近くに来た。彼も結構NHK教育は好きなので、「あれ、どういう意味?」って聞いたら、即座に答えた。さすがに現役高校生の英語力にはかなわない。こっちは仕事に使わないので忘れていく一方です。「おまえ、賢いなあ」と言うと、「何言ってんねん。語学なんて、その国に行けば、幼稚園の子でもしゃべれるで」という答えが帰ってきた。なるほど、その通り。「数学ができるやつが、一番賢いと思うわ。これは世界共通の学問で、勉強せな絶対に問題解けへんで」とさらに追加された。なるほど。それから数年後、次男のクラブの練習後、何気なくみんなとしゃべっていると、ある子が、「あいつの頭の中、どうなってるんやろ、わからんわ」と言い出した。どうやら、問題の彼は、クラブのミーティングでのノートに、数式を書き込んでいるらしい。だから、他の子がそのノートを見ても、何が書いてあるか全く分からないらしい。どういう話が、代数に置き換えられるのかわからないが、あまりしゃべらないが、黙々と練習に励んでいる。その代のクラブの引退セレモニーに呼ばれたので出席したが、彼は挨拶で、「僕以上に頭のいい人がこの世にいるとは思わなかったが、この学校に来て、上には上がいると知りました」と・・・彼は理学部数学科。長男の言葉が甦った。確かに、数学の難しい問題は、辞書を引こうが、何処をどうカンニングしようが分からない。数学の難問の前では、暗記物は、簡単な学問に見える。そういうのが、数学者の本を読もうと思った動機だが、論理的なものなどは多分身体が受け付けないので、エッセイにしたが、この本を読むうちにちょっと見方が変わって来た。お子さんが中学受験の時、「お父さん、教えて」と来るのだが、あまりの難問で数学者が解けない。言い訳では、もう少し時間があれば・・・というらしいが、どうもかっこ悪いので、帰宅するとすぐにアルコールを1杯のんで、そのせいにして、子供からの質問を受け付けないようにしていたそうだ。確かに、大学受験などは、範囲内から出るが、中学受験の特に算数は、小学校では絶対習わないものを理解する頭がないと無理。私は算数が得意で、多分中学の受験では、2日間とも全問正解したと思うが、子供たちが6年になった時の、受験問題はうまく教えられなかった。代数を使ったら、塾と違う教え方だからあかんと怒られるし、「お父さん、中学受験したんちゃうの?」なんて、不思議な顔をされるし、「いや、そうなんやけど・・・、得意やったんやけど・・・」結局自然に親を諦めて、塾で居残り質問するようになった。あの問題をちゃんと解くようになるのだから、恐るべし6年生。大量の受験向けの問題を演習することで、第一感が備わったのだろう。けれど、ヤツラ、つまりうちの息子たちも、親になってその子が6年生になったとき、同じように痛い目にあって、親の化けの皮がはがされるのだろう。
2005/12/10
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昨夜は、映画「ジョーイ」を観ました。私のベスト映画で、やっとこさビデオを手に入れました。もう20年も前の映画ですが、何度観ても感動します。この映画の親父のようになるぞと、いつもこの親父像を目標に子供と接してきましたが、わが子のコーチをする機会に恵まれ、中々俺もやったなあと、ちょっと自分が誇らしくなりました。白血病で、うまくプレイできないけれど、少年野球のコーチとして、失敗しても失敗しても、腐らせず、励ましつづける姿が、親の役目であると思うし、多くの選手をコーチする上でも大変重要だと思えます。今、先週のプレプレインカレのレースについて書いていますが、そういう視線をはずして書いてはいけないように思います。ヨットでいい成績が取れればいいですが、そうでない時もあります。また才能ということもあります。それに、スポーツだけが人生ではなく、学生だから勉強が一番大事で、そのレクリエーションとしてのスポーツであるし、スポーツゲームという公平な環境の中で、助け合いやがんばり、それにやさしさも得て欲しいなと思っています。結果が伴わなくても、絶対に腐らせず、笑顔で艇庫を後にして、また次の練習に笑顔で登場して欲しいです。技術的なことの他に、気持ちを明るく、肩の荷を軽くさせるのが、私のコーチ哲学です。いつでも自分に自信を持って、変化を恐れないようになって欲しい。それは、私自身へのエールでもあります。
2005/12/09
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月曜日は、夕方から勉強会に行ったので、日記をお休みしました。電車で出かけたのですが、行きの電車で前に立っている子が勉強をしていた。多分6年生でしょう。塾の宿題がまだ終わっていないのか?時間を惜しんでいるのか、立ちながら一心に鉛筆を動かして、問題集に取り組んでいた。次の駅で人が降りたら、ドア際の場所を確保して、ドアをテーブルに続けていた。周りの視線などお構いなしに、一心にやっていた。別に迷惑になるわけでもなし、受験まであと1ヶ月ちょっと、がんばってるなあと思いました。その日の帰り、再び電車で。大手塾が軒を連ねている途中の駅から、塾帰りの子が乗ってきた。近くの窓際に男の子が2人、重そうなカバンを背負いながら、暗記物の問題を出し合っていた。大声ではないが、十分問題も聞こえていた。交互に問題を出しながら、正解とかブーブーとか言って楽しそうです。その問題から派生して横道にそれた話が入ったりするが、笑いがあって実に楽しそう。受験や塾ではライバルだけど、こういうライバルがいないと自分が伸びない。多くのライバルであり友達と比べながら、ようしがんばるぞなんて思って、家の机に向かうのだろう。受験には、合格・不合格が付き物だけど、縁があった所が一番自分に合ってるところだから、悔いのないようにもう少しがんばってね。楽しそうに、一心にやってる姿は、見ている方にも、力を与えます。
2005/12/08
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クラブのクリスマスレガッタのレポートと写真が送られてきました。HPにアップしてね、というものですが、ゴソゴソしながら、1年ぶりに、サンタさんのページを点検したら、リンク切れが発生しているのを発見しました。バージニアちゃんの質問、サンタクロース村、サンタ郵便局、サンタ追跡システム、公式サンタ認定・・・しかし私も馬鹿ですねえ、こんなサンタさんページを作るなんて。おっとこれはいけないと思い、早速修正しながら、リンク先を見ていました。1年経って、バージョンアップしています。米軍がやっているサンタさん追跡システム・ノーラッドが大分変わっていました。有名なバージニアちゃんの質問も載ってるし・・・しかし、サンタさんは永遠のヒーローですね。サンタさんは、誕生以来拡大し続けていますね。今や世界中で何人のサンタさんがいるのでしょうか?子供の数以上にいることだけは確かです。子供のときに、サンタからのプレゼントが届いた時は驚きました。最初のプレゼントは、忘れもしません、座布団です。幼稚園の時、絵を書いたのですが、その絵柄がそのまま座布団になっていました。座布団には、紐がついていて、幼稚園で使う椅子にピッタリ合います。しかも、園庭で遊んで、部屋に入ると、何時の間にかサンタさんが立っていました。みんなで椅子に座って、1人づつサンタさんのところに行って、白い袋からプレゼントをもらいました。開けてビックリ・・・いつの間に僕の絵がクッションに・・・ワーワー騒いでいる間に、サンタさんは消えてしまいました。そのクッション、まだ持っているんですよね。子供が赤ちゃんの時、ベビー椅子のクッションになっていました。あのクッションは、誰が作ったのか?段々察しがつくようになって、母親に何度も聞きましたが、一度もちゃんと返事をもらったことがありません。でも知っています。だって、大学生のとき、その幼稚園でサンタさんをやったから。侵入ルート、逃走タイミング、そしてルート、一時的な隠れ場所。園に入る前に連絡して、巧妙に隠れて、先生の導きにより浸入しました。みんながプレゼントに興奮している時、部屋から先生に隠れながら逃走して・・・サンタさんがいなくなったのに気づいた時、捜索の手はすごかったです。バタバタ、バタバタ・・・「こっちにいない、絶対あっちや」・・・泣いちゃう子もいました。あの時の私は、米軍に捕捉されたのでしょうか?これからも、サンタさんは拡大再生産されていくでしょう。家族の最大イベント・・・だなあ。
2005/12/07
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「ぼくのおばあちゃん」なかむらみつるを読みました。幼児向けの絵本「やさしいあくま」が、とてもいいよと聞いていたのですが、どうも絵本では買おうと思わず、そのままになっていました。また、なかむらみつるさんの本の紹介を受けたので、今度は買ってみる事にしました。紹介者から、絶対涙が出るよと言われていましたが、予想通り、何度も天井を見上げたりしたのですが、涙がこらえきれませんでした。読み始めたら、最後まで一気に読んでしまいました。なかむらさんの他の本、「やさしいあくま」や「かげろうかーくん」にも、同じような心が流れているようで、多くのい方が、お子さんに本を読みながら、自分が引き込まれるのが想像できます。主人公の少年は、おばあちゃんッ子で、いろんな悪さに対しても、責められず、温かい言葉で守ってもらっていた。段々、そういうことが分かってきて、さらにおばあちゃんが好きになって行ったが、お父さんをガンで亡くしてから、おばあちゃんも元気がなくなり、やがて同じ病気に・・・お母さんと主人公でおばあちゃんの看病をするが・・・その間も、おばあちゃんは主人公の事を気遣っていた。おばあちゃんが亡くなって、お父さんになった主人公が、子供にせがまれて、実家で写真などを出してきて・・・子供にそれを語る。フィクションだけど、ほとんどの部分はノンフィクションで、筆者なかむらみつるさんが自分のおばあちゃんをモデルにしたそうだ。こういう愛を、温かい言葉とともに、小さい時いっぱいに受けた子供が、どんな大人に成長するかを想像させる本でした。おばあちゃんや、あくまや、かげろうという登場人物に、自分が掛けてもらった言葉を語らせることで、多くの小さい子に、人のすばらしさ、素敵な家族の関係を見せているように思う。この本から伝わってくる心、とても大切ですね。弱い女の子を狙ったかわいそうな事件や建築強度を偽る事件など、人に対して愛情のない事件が起ります。こういう事件を起こす人は、親から愛情たっぷりもらって育ったのだろうかと思う。出来ないこと、失敗すること、なんて山のようにしながら成長して行きますが、その間周りから愛情をもらっていれば、よその人に対しても、理不尽なことは出来ないようになるのでは・・・なんて思っています。特に親は、子供の失敗や悪意のある行為に客観的な目を持ちながらもなお、温かい言葉や視線を送る存在のような気がします。親が評論家になってしまっては、心の温かい子は育たないと思います。いつか、成長してその時の親の言葉や行動の深い意味を理解する時がくるはずです。こういう心がないと、学校で技術だけ身に付けても、単にお金を得る道具になるだけになってしまうのでは・・・素敵な本でした。
2005/12/06
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雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう・・・クリスマスソングの定番、山下達郎の歌です。クリスマスソングは、華やかでハッピーな景色と相まって、好きなジャンルで、この時期はとても好きな時期です。その中で一番すきなのがこの歌かな。ちょうどお客さんが切れて、掃除など頭を使わない仕事をしていたりしたら、涙が出そうになる。人は、情景と結びついた記憶は、深く心に残り、ずっと忘れないものだと言うが、この歌は私にとっては正にその通りになっている。この歌の歌詞とほぼ同じ事が、学生時代のあるクリスマスにあった。私は、この人とずっと生きたいと思った人が3人いる。1人は、保育園からの知り合いで、登園日2~3日目で、階段の蛇が怖くてしり込みというか、泣いていた時、彼女が手を引っ張ってくれて、園まで行った。その時は、どうって事思わなかったと思うが、何かいい感じでずっと気にしていた。私立の保育園で、広範囲から電車通園していたので、彼女の家とは離れていた。小学校の時、年1回の親も参加する同窓会で、彼女と会えるのが楽しみだった。いつもきれいにしていて、割合しゃべる方だけど、人と話すときは相手の話をじっと聞き腰を折らない。お互い別々の私立中学に上がったが、電車の乗り換え駅で毎朝すれ違うようになり、たまに話すと、いつも自分の意見を言う。それが押し付けがましくなく、とてもいい感じで、保育園から変わらない世話好きが出てくる。ヨット部を続けるかどうか迷った時、せっかくやり始めたんだから、できるところまでやったらって、あっさり言われて、そうかと思った。思考が単純で明るく前向き。どうも私はいろいろ考えすぎちゃっていけない。ただ、お金持ちの家で、僕にはどうもなあ・・・といつも尻込みしていた。高校で、お互いの文化祭に行ったりしたが、もう上がってしまって、声も掛けられずでした。時は経って人の親となり、久しぶりの同窓会で、お互いの子が同じ学校に通っている偶然もあったりで、縁が深い。まあ、私にとってもマドンナってとこで、高値の華です。もう1人は、大学で知り合った。気が合い、結婚も意識していたが、どうも親御さんの考え方と合わないところがあって、無理かなあと思っていた。大企業に勤めて、最後まで勤め上げる人生を娘の旦那に求めているのがよく分かり、彼女もいずれそういう考え方になるのだろうと思いながら付き合っていたが、クリスマスにこの歌の情景そのままに振られてしまった。3人目は、もちろん家内。私に一番ふさわしい人。私にとっては100点満点で、それは今でも全く変わりはない。家内と結婚を決めた時、この2人には連絡を取った。保育園同級生の方は、親も知ってるし、マドンナ的に私がずっと想っていただけだから、婚約のお披露目のパーティーにも、結婚式にも来てくれた。クリスマスの彼女の家に電話したときは、お母さんが私からの電話にちょっとビックリしておられた。「今度結婚することになりました」と報告すると、胸をなでおろしたようで、大学卒業と同時に結婚して東京に住んでいるということを告げられた。しばらくすると、彼女から手紙も届いた。街角にはクリスマスツリー、金色のひらめき、サイレントナイト、ホーリーナイト・・・これを聞きながら、彼女は今幸せにしているだろうかと思い出してしまった。同じ学部の同学年だったので、翌年同じゼミに申し込んだ。そのゼミの同窓会が毎年あります。卒業すぐの頃、何度か出席したが、彼女は遠方でもあり欠席だった。その後、ゼミの同級生から、彼女の住所を知らないかと連絡があった。どうやら引越ししたらしいが、単なる引越しならいいが・・・などと考えてしまい、親御さんに連絡も取らなかった。さらに数年後、アパートを買わないかと持ち込まれた物件が、彼女の実家の近所。これも縁かなあと思ったが、偶然彼女に会ったら・・・幸せならまだいいけど・・・そう思ってその話は流した。今でも大切に思っている数人の女性達・・・みんな幸せなクリスマスを今年も迎えてほしい。そう願うだけだ。
2005/12/03
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日本体育協会から、スポーツジャーナルが届きました。年数回送られてきます。今回は、「スポーツ指導者必携書」が同封されていました。よそのお子さんのスポーツ指導をすることもあるので、体育協会のスポーツ指導員という資格を持っているので、これが送られてきます。文部科学省の外郭団体で、お役人さんの天下り先の収入になるのだとは思っているのですが、スポーツ指導を仕事をしながら系統立てて学ぶ場やツールがないので、この通信教育を受けて資格を取りました。はっきり言って、こんな資格、持っていても何にもなりません。ただ自分のスポーツ指導をする時の芯というか、たたき台になるだけです。スポーツは、中学校の運動部から競技スポーツとして親しんだので、どうしても勝利のために・・・というか、勝利を得るには・・・みたいな感覚があります。でも体育会に属していながら、俗に言う体育会適な先輩や先生からの理不尽な指導には、反発する方でした。でも最近は、スイミングスクールを筆頭に、小さな頃からスポーツに親しむ子が増えました。そこでは、指導する方が先生でありながら、お子さんから月謝をもらって生活していたりするようになり、生徒でありお客さんという、以前とは別の関係が出てきました。そうなると、おのずから指導方法も変わり、いい意味で成熟して行きます。次に、フィットネスクラブやスポーツジムなど、大人やお年寄りの楽しみや健康維持のためのスポーツが出てきて、過去の理不尽な運動部的なものをスポーツとしてくくれなくなりました。このスポーツ指導者必携書には、望ましい公認スポーツ指導者として、第一に、コミュニケーションスキルを身に付け、「プレーヤーの話を聞く」「叱るよりよい点を誉めて伸ばす」「教えすぎず、プレーヤーに考える力をつけさせる」「責任を持たせる」など、プレーヤーのやる気と自立心を育てるためのサポートをする。と書かれています。このことは、何もスポーツ指導者だけに当てはまることではなく、学校の先生にも、親にも、仕事にも、いろんなことに共通する事だと思います。年上の者や上手な者、立場の強い者が、下の者に命令し従わせる所には、反発がくすぶり、それがうまく行かなかった場合、上位の者の責任に転嫁する風潮が生まれます。昨今世間をにぎわしているマンション強度不足問題も、問題が起れば声高に、上位の責任を叫ぶが、日頃長いものには巻かれろ式の、自らの自立が出来ていないことが、そもそもの原因です。自らのモラルがしっかりしていれば、おのずと限度というものがあります。今は過渡期でしょうが、「教えすぎず、自ら考えさせる」が、文言通りに浸透していく将来、もっと「自由を享受するための自らの責任」が根付いてくるでしょう。そう願っています。
2005/12/02
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今年もとうとう最終月に入りました。クリスマス、ルミナリエなど、光の季節でもあります。この時期、楽しみにしているのが、家々の飾りつけです。年々、クリスマスイルミネーションを施す家が増えているように思えます。ベテランの家は、近所の期待を裏切らないように、年々派手になり、趣向を凝らしていきます。仕事帰りに、そのような家を回るのを、密かな楽しみにしています。「おお~、こんなところに新しい家が・・・」きっと、この家の持ち主さんはいい方だろう。有線からは、クリスマスソングが流れてきます。昨日までと、ガラッと番組が変わっています。毎年の事ですが、やはり気持ちがウキウキします。その音楽に誘われて、電気屋さんにタイマースイッチを買いに行きました。自宅のサンタさんなどが、夕方になると自動的に光を灯すためです。去年までは、夕方一度家に帰っていたけれど、それも面倒になってきたから。私よりは先に家に帰る家内や子供たちを、サンタさんや流れる光が迎えられるように・・・近所の人がチラッとでも見てくれたら、きっといい気持ちをプレゼントできると思います。わが家は、10mほど購入しただけで、バージョンアップはちょっとだけど、カタログにはLEDのがかなり出ているので、気合が入っているご家庭のバージョンアップは、かなり進むのではないかと思われます。今夜は、雨も降らなさそうだし、夜中玄関と2Fのベランダで、ゴソゴソしようかな。
2005/12/01
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