おしゃれ手紙

2010.12.09
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カテゴリ: 映画
森崎書店の日々:あらすじ

訳あって古書店に借り暮らし。

貴子(菊池亜希子)は交際して一年の英明から、突然、他の女性と結婚すると告げられ、失意のどん底に陥る。
職場恋愛であったために、会社も辞めることに。
恋人と仕事を一遍に失った貴子のところに、本の街・神保町で、古書店を経営する叔父のサトルから電話が入る。
飄々とした叔父を苦手としていた貴子だったが、「店に住み込んで、仕事を手伝って欲しい」という申し出に、自然、足は神保町に向いていた。

風変わりな客と、神保町独特の雰囲気…。
それまでろくに小説を読んだこともなかった貴子だったが、次第に本の世界や古本の魅力に引き込まれていく。
そんなある日、貴子は偶然英明の姿を見かけ…。
古書店街を舞台に、一人の女性の成長をユーモラスかつペーソス溢れる筆致で描く。
「第三回ちよだ文学賞」大賞受賞作品。

本  生活の多様化による若者の活字離れが言われて久しい。
古本屋は、今は苦しい時代だ。
そんな斜陽産業ともいえる、古本屋。
森崎書店も、そんな古書店(古本屋といわずに、あえて古書という)だ。

だから店内も狭い。
置いてある備品も数十年もの。
しかし、独特の雰囲気を出している。

テレビでやっていたが、この森崎書店は、本当に店を構えてやっていたらしい。
だから、映画と知らずに、ふらりと客が入って来たことも、よくあったそうだ。




映画の中で言っていた言葉で、胸に残る言葉がある。

「値打ちのあるものを持つよりも、自分が値打ちを作る人は強い。」

ブランド物の服を持つよりも、洗いざらしの服を着ても、サマになる人は、かっこいい。

そんな感じ。

いらない人にとっては、邪魔な古本でも、読む人が読めば、感動の小説だったり、学術書だったりするのだ。

本はインターネットで売買する時代だ。
古書もまたしかり。

そればかりか、本という形がなくなり、PCで読む時代が来るかもしれない。

しかし、神田神保町の古書街は、いつまでも残って欲しいものだ。

■おまけ■
「森崎書店の日々」の作者・八木沢里志さんが客の第一号として出演していたそうだ。

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昔
★2010年12月7日 *切干大根を作る/父の麦わら帽子余滴:お泊まりメニュー(年末年始) /お正月に読みたい本「焚き火大全」 *
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Last updated  2010.12.11 01:20:10
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