おしゃれ手紙

2011.08.05
XML
カテゴリ: 映画
小川の辺(ほとり):あらすじ

藩命か。愛か。
海坂(うなさか)藩から江戸へ百里の旅。


藩から上意討ちの命を受けた戌井朔之助(いぬい さくのすけ)。
狙う相手・佐久間森衛の妻が妹・田鶴だったことから、朔之助は肉親の情愛と藩命の間で苦悩する。
田鶴自身が剣術遣いでもあり、もし刃向かえば彼は妹を斬らなくてはいけない…。
その朔之助が佐久間を探す道中に付き従うのは、戌井家に仕える若党の新蔵。
彼は朔之助や田鶴とは兄弟同然に育った仲で、田鶴には主従関係以上の思いを抱いていた。
妹を思う朔之助と、愛する人を死なせたくない新蔵。
二人の男の心情は、田鶴との再会によって臨界点を迎える――。

  妹の夫を討つよう藩から命じられ、使用人の新蔵と旅する朔之助。
朔之助の妹と新蔵は、秘めた恋仲でもある。

そんな辛いストーリーなのに、観終わった後、なぜかさわやかだ。

朔之助と新蔵の旅がほとんどだが、 江戸時代の旅は、なんというエコ なのだろう。
江戸まで10日もかかり、そこからまだいつ終わるともしれない旅なのに、持って行くものは、背の小さな荷物ただ一つ。
しかも、二人でひとつなのだ。
 頭には、スゲという植物から作った菅笠(すげがさ)。
腰には竹で作った水筒。

足元は、わらじ。
もちろん、藁で作っているので、履きつぶしたら、燃料や、肥料になる。
豊かな水量の川を舟で下る。

食事は、おにぎりのみ。
弁当極限のシンプルライフは、もちろん、ごみなど出さない。

また、狭い道をゆずったり、動かなくなった荷車を押したり・・・。
二人の旅の景色と行動、立ち居振る舞いの美しいこと。
かつての日本は、こんなに美しかったのか・・・。
どうしてこんな国になってしまったのか・・・?

この映画は、ロードムービーだ。
そこには、残したい日本の美しいものがあった。

バナー
ボタン

昔 ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★2011年8月5日 *トリビアの井戸:淡路島/「竹八月」というけれど・・・。*
・・・・・・・・・・・・・・






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.08.06 21:45:23
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Favorite Blog

「14億人すべてが怒… New! h1212jpさん

内田先生かく語りき81 New! Mドングリさん

遊郭と芝居町 江戸… New! hoshiochiさん

映画の話 F1(R) … New! KINNKOさん

メダカは冬眠しました New! あけみ・さん

Comments

天地はるな@ Re[1]:へび年ですから:口縄坂(10/01) ミリオンさんへ 最近忙しくて朝ドラを見る…
天地はるな@ Re[1]:9月のおしゃれ手紙:連歌と茶道(09/30) ミリオンさんへ 京都は観光客が多すぎて最…
ミリオン@ Re:ごちそうさん歌・サラダ記念日(07/06) こんばんは。 サラダは美味しいですね。食…
ミリオン@ Re:ウラワザをもって、おフジ様、登場!!(07/05) おはようございます。 野球は面白いですね…
ミリオン@ Re:へび年ですから:口縄坂(10/01) おはようございます。 大阪に行くのが楽し…

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: