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挙式で演奏いたしました。Vln アレクサンドル、Vla ぼく、Vlc ダニエル。招待客は約300人だそうで、今年演奏した結婚式のなかでは大規模かと。 花嫁ご入場時の音楽として指定された曲はThe Story (Brandi Carlile)。初めて聞く/弾く曲でした。
Sep 30, 2017
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「白い恋人(たち)」(評価 ★★☆☆☆ 二つ星) 社会人になった旧友/悪友たちが、静かな湖畔で久しぶりに再会、週末をともに過ごす話。 公式サイト(英語)<感想> 似たような内容の映画はゴマンと観てきたような気がする。視点を変えればいろいろと楽しめなくもない映画だけれども、総評としてはつまんない。いわゆる、missing Mary and Harry. ←メリハリに欠ける 実際、日本のみならず、外国では一切公開にはいたらなかったもよう。良くも悪くも米国人の米国人による米国人のための映画。 さらに限定するなら、裕福な白人さまたちの映画。この映画には、ガイジン系の登場人物がおらず、会話の内容もかなり偏ってるような印象を受けた。別に、ひとりぐらい非白人キャラを投入しろよとか申し上げるつもりはなくて、現実はやはりそうゆうもんなわけで。 いずれにせよ、決して人にすすめるほどではなく、高いカネ払って観るほどの映画ではないい。しかしまた、こうゆう独立系の低予算映画を製作する人たちを是非とも応援してゆきたいと思ふ。
Sep 25, 2017
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今日は50歳を迎えるL氏への「驚かせ誕生会」にて演奏してまいりました。ラテン文化をこよなく愛するご家族らしく、よってマリアッチ音楽をご発注いただいた次第。今回の編成は、唄1名、トランペット2名、バイオリン3名、ギター2名、コントラバス1名の、合計9人。 氏のご帰宅を息をひそめて待ち構えて、いきなり「誕生日おめでとう」の唄をスペイン語で。ご本人も思いっきり驚いてくださり、「驚かせ」は大成功。 そして二時間近く演奏いたしました。さすが、会場の皆さん、ノリが良く、音楽に合わせて腰を動かして踊りまくっていらっしゃいました。
Sep 24, 2017
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奏者:Vn エイミー、Va ぼく、Vc エレン新婦入場曲:ワーグナーの結婚行進曲新郎新婦退場曲:メンデルスゾーンの結婚行進曲 ご当人ご自宅(豪邸)に隣接する巨大庭園で行なわれた挙式にて演奏いたしました。 結婚行進曲って、ワーグナーのもメンデルスゾーンのもどちらも有名/人気ですが、両方弾いたのって過去になかったかも。
Sep 23, 2017
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「壁の穴」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 自分や家族の私生活をのぞかれることを嫌がる男が、「窓」をめぐり、謎めいた隣人と対立する。 日本語のサイト<感想> 心理的に恐怖心をじわじわあおるような演出、というわけでもなかった。思ったより拍子抜け。つまらない映画とは思わないけれど、メリハリがないので怖くはない。主人公をもっとクセのあるキャラに設定したほうがよかったか。超潔癖症とか。 隣人についても同様。いまいちどうゆう性格なのかわかりにくかった。寂しがり屋さん? どうでもいい小ネタたけれど、写真を撮るとき、米国や日本では「チーズ」と言って口を横にして笑顔を作るのに対し、ウィスキー!と言う国もあって、アルゼンチンはウィスキー派であることがこの映画で確認できる。←一瞬そうゆう場面が出てくる<題名について> 原題「隣の男」は弱すぎ。一方で、明らかに建築ヲタクさん向けと思わせる全然異なる邦題「ル・コルビュジエの家」もどうかと思うけど、今の時代、検索で引っかかりやすい題にすべきなのは確か。
Sep 18, 2017
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「孤独ぢゃないグルメ」(評価 ★★★★☆ 四つ星) さまざまな人間関係を「食事」を通して描く。食事の場面は合計18回ぐらい。日本語のサイト<感想> こうゆう映画、嫌いぢゃない。起承転結があるんだかないんだか。それぞれが独立した物語っぽいのに登場人物がどっかでつながってたりするのも、ありがちな設定ではあるもののいー感じ。←つながらなってなくてもそれはそれでいい 好感が持てるキャラばかりだし、会話も現実味があってイヤミがない。料理を前面に押し出すでなく、あくまで家族や友人/恋人同士の関係を描いてて、均衡がとれており。 舞台が都会でもなく田舎でもなく、地方都市ってのもいい。スペインのガリシア地方。 スペイン発のお料理映画というと 前に「地中海式人生のレシピ」という作品を観たのを思い出した。ちょっと趣向は違うけど。 いずれにせよ、さすがにスペイン料理は肉料理と魚料理と野菜料理のどれもがうまい具合に提供されているもよう。いまいち味の予測がつかないものも多い。
Sep 17, 2017
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「いとしさと切なさと心強さと」(評価 ★★★☆☆ 三つ星) ケン・ローチ監督のカンヌ映画祭最高賞受賞作を鑑賞。例によって、苦しみながら地味に生きる庶民らが主人公。日本語のサイト<感想> とりわけ素晴らしいと大絶賛するほどの演技とか脚本とか演出とか撮影とかではないけど、全体的に上手く均衡がとれてるのが秀逸すぎ。名監督の作品とはこうゆうことなのかと納得。さすがケン・ローチ様。 貧しい人々の絶望的な状況を嘆いているともとれるし、国や自治体の制度を批判してるともとれる。「日常」の一片をさらりと描いているだけともとれる。「で、結局何が言いたいの」系の作品なので、全ては受け手次第。 ローチ氏の監督作品は、ベルギーのダルデンヌ兄弟やアメリカのケネス・ロナーガンらのと同様、幸せな結末ではなく、観ていてすごく辛い。とってもぢゃないけど、精神状態がしっかりしてる時でないと観てられない。 よって、ぼく自身は頻繁に観る気力はなくて、四年に一回ぐらいの頻度だったら今後も是非とも観続けていきたい。
Sep 16, 2017
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「もしもピアノ(キーボード)が弾けたなら」(評価 ★★★★☆ 四つ星) 現代のベートーベンと呼ばれていた聴覚障害をもつ作曲家(佐村河内守さん)が、実は別人(新垣隆さん)に楽曲を書かせていたという事件に関するドキュメンタリーを鑑賞した。<感想> 興味深く観られたけれども、この映画制作の目的が、「佐村河内さん側の言い分を中心に事件の真相に迫る」というよりかは、「(真相はどうであれ)事件が佐村河内さんや家族にどのような影響を与えたのか」に偏っているような印象を受けた。それならそれでいいのだけど、やっぱしこちらとしては「真相」を知りたいわけで。 この映画の前半部分を観てる段階では、佐村河内さんって、耳に「障害」があるのは事実だけれど、音楽に関してはチョー素人、という印象を受けた。楽器を弾いてみてくれないかと外国人記者から問われ、「キーボードは捨てちゃったんで、弾いてさしあげることはできないんっすよ」とか言い放つあたり、ますますアヤシイ。あと、ぼくは彼が「ピアノ協奏コンチェルト」という言葉を発したときに確信した。作曲を職業としてる人が「協奏コンチェルト」と誤用(二重表現)するなどありえない。 でも、映画終盤に近づくにつれ、佐村河内夫妻が、不器用ながらも健気に実直に生きている善良市民っぽくも思えてきて、逆になんだか新垣さんのほうも信じられなくなってきた。てゆーか、ぶっちゃけ、どっちもどっち。 せっかくいい題材を撮ってるのだし、ドキュメンタリーとしての編集にもっとキレがあったほうが良かった。思いつくままに箇条書きにしてみると、1. 佐村河内さんの「耳の障害」の程度とその経過/変化について2. 佐村河内さんの音楽に関する知識や作曲能力について3. 新垣さん側の言い分の信憑性について4. 佐村河内さんの性格について(目立ちたがり、虚言癖、夫婦愛)5. 新垣さんの性格について(事件後、雑誌やバライエティ番組への過度な露出)6. マスコミの両氏への取材および世間への報道のしかたについて7. 両氏のマスコミへの対応について8. 音楽/美術/文芸業界におけるゴーストライティング(=同僚や弟子や代理人が名前を伏せて作品を提供すること)の実態についてなど。 最も興味深かったのは、この監督(森達也さん)は新垣さん側にも取材を試みたものの断られてしまったと言っている点。第三者が主観抜きに冷静に分析、整理できていれば良質のドキュメンタリーと呼べるけれども、この映画の場合、究極的には、佐村河内さんと新垣さんとの「対談」をなんとか実現してほしかった。特に上記8番、芸術作品の委託制作について、掘り下げて討論してもらうとか。 あるいはいつの日か週刊文春あたりで実現してくれないだろうか。もう芸能人の不倫ネタなんかはどーでもいーので。
Sep 14, 2017
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「潮騒のメモリーズ」(評価 ★★★★★ 満点五つ星) 旧ユーゴスラビアの紛争による民族間のわだかまりを描いた作品。1991年、2001年、2011年の三つの時代を舞台に、クロアチアの海辺の村に暮らす三組の男女の禁じられた愛を描く。日本語のサイト<感想> あの辺りの国/地域って昔から興味を持ってたし実際に何度か旅したこともあるけれど、旧ユーゴ産の映画はほとんど観たことがなかった。90年代に「アンダーグラウンド」という映画を観た記憶があるぐらい。 かなり興味深く観られた。内容も衝撃的だったけれども、何より無駄を一切省いた演出の加減が絶妙。簡素を追求することで魅せるのって、世界で最も得意としていたのは確かニッポンだったはずなのに、いつのまにか完全に外国に追い越されてしまってるし。 三話のあいだにはそれぞれ十年もの隔たりがあるのに、クロアチア人とセルビア人とのあいだの確執が萎え失せることはない。哀しすぎる現実。 全く異なる三組の男女を描いてると見せかけて、男子のほうを同じ役者に演じさせてたり、ちょい役で同じ犬が登場してたりして、共通してるところは探せばいくつか見受けられて、おそらくそれぞれに意味があるっぽい。特に海に潜る場面。アドリア海の楽園的な美しさって、クロアチア人だったら胸を張って自慢したいだろうに、あそこまで地味ぃに映すとは製作者側の何か強い意思があってのこととしか思えず。
Sep 12, 2017
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「Shut up and dance with me」(評価 ★★☆☆☆ 二つ星) アメリカ人中年女子とフランス人中年男子とがふたりきりで南仏からパリへと車で旅をする話。 日本語のサイト<感想> 信頼している映画好きの友人から「つまんない。時間と金の無駄」との忠告を受けてたのだけれど結局観てしまった。てか、飛行機の機内上映でやってる映画のなかから頭使わずに観られそうなものとなるとこうゆう作品になってしまう。ま、別にそのまま眠りに陥ればいいだけだし。 それにフランスの田舎が舞台だからビミョーに気になったわけで。ぼく自身20代のころヒッチハイクで南仏を放浪したことがあって勝手に親近感抱いちゃってる国/地域。 風景と料理が美しく撮れてるのであればそれだけで観る価値はあるかなと思ってたのだけれども、やはりそれだけだった。脚本が弱い。会話にエスプリが足りない。強引な展開も現実味なさすぎ。音楽ももっと工夫できたはず。むしろ現地フランスの制作会社に丸投げして作らせたほうが良いものができたはず。 例えば、主人公のアンおばさんがデジカメでせっせと写真を撮りまくるっていう伏線も、なんだか不完全燃焼。 いい歳こいたオジサンオバサンが一緒に旅をしようがしまいがどーでもいいし、さらにふたりに恋心が芽生えるかとかもさらにどーでもいいうえ、いつのまにかお約束の「自分探しの旅」とかになりかけたりして、もう許してくれって感じ。 そもそもこの女、急いでパリに行かなきゃいけないはずなのに、男からあれこれ提案されるたびに、ほいほい引き受けてしまってて優柔不断すぎ。男も男で空気の読めないただの困ったちゃん。こうゆう自己ちゅーフランス男子、確かによくいそう。葡萄酒について語りまくったり、さぁ踊ろうとか言っていきなり女の手をとったり。<題名について> 原題はParis can wait。パリに直行するのではなく、人生も旅行も寄り道しながらそれぞれの箇所で楽しみながら少しずつ前進。別に優れた題名とも思わないけれども、邦題はさらに意味不明。
Sep 9, 2017
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今日は録音に行ってまいりました。Vn ぼく、Va キャロル、Vc マルディ。 新進作曲家Pさんによる弦楽三重奏のためのなんとかかんとかいう新作。←題名忘れた。たしかラテン語 バイオリンとビオラが追いかけあう、ルネサンスとかバロックっぽい作品。短い曲ですが、作曲者ご本人立ち合いのもと稽古し、本番は全部で四回収録しました。どのテイクが使われるのか、あるいは切り貼りしまくるのか、そのへんは録音技師さんと作曲家とで協議のうえ完成させるそうです。で、市販用ということではなくて、ギョーカイだか学会だかの一部で華々しく披露される予定なのだとか。 それにしても、録音っていうから、どこの「レコーディングスタジオ」で収録されるのか楽しみにしていたのですが、いわゆる宅録でした。某音楽愛好家の豪邸に機材を持ち込んでの収録。最近は機材もソフトも(GarageBandとか)充実していて、宅録でもかなりの高品質のものが録れるらしい。 ただ、このお宅、犬を何匹もお飼いになってて、録音してるときに限ってご丁寧に吠えてくださるのでした。
Sep 6, 2017
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「ボブの絵画教室」 今日はシューマンのカルテットをば。この作品41の1って、むかし夏期講習かなんかでファースト弾いたことがあって、そのとき講師陣からさんざんいぢめられたうえ、修了演奏会で大失敗して赤っ恥青っ恥かきまくり。以降、当然ながら封印していた因縁の曲。また弾く日が来るとわ。 Vn1 カルバン、Vn2 アイリーン、Vla ぼく、Vc ボブ。 シューマンの楽曲はピアノを含むものはどれも素晴らしすぎという印象があるけれど、ピアノを含まないこうゆう曲弾くと、彼の表現したかったことは弦楽器の特性を超越したものなのかなとか思うわけで。 ぼくのお気に入りは第3楽章アダージオ。ビオラがご活躍ってのもあるし、ベートーベン第九の3楽章みたいで壮大で流麗で浪漫的。たった四人で、しかも一拍めがない状態で弾かなきゃいけない。 4楽章では途中にバッグパイプみたいな響きで鳴らすとこもある。←ピアノ三重奏曲1番にも出てきたよーな 多少強引ながらも、いろいろな風景が一瞬のうちに描かれていくさまは、さすがロベルト様。 ちなみにこの曲、表向きにはイ短調ということになっているけれど、1楽章は、冒頭部分がイ短調なだけで基本的にはヘ長調。なんだかなー、という感じ。全楽章の構成を考えると確かにイ短調ではある。
Sep 3, 2017
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