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今月のトライアリスト本講座の課題は食物アレルギーに関する文献です。なので、アレルギーとはちょっと離れているけれど、免疫学の専門書を買ってみました。標準免疫学第2版医学書院以前東京大学の医学図書館で調べ物をしていたときにこの医学書院の「標準消化器学」が使いやすかったので、そのシリーズの免疫学を購入しました。これは第2版で発行が2002年とちょっと古いのですが、問い合わせてみたところ、第3版の出版予定はあるものの時期は未定とのことでしたので、待つのはやめて第2版を購入しました。専門書を買ってみて意外だったのは、たった1冊でも専門書が手元にあるだけで、訳すときに気持ちがとても楽になるということ「これ、医薬分野独特の言い回しがありそう」そう思ったら、思ったときにすぐ調べられる。たったそれだけ、と思っていたのですが、その「たったそれだけ」が意外と負担になっていたようです。「気になることを調べられない」というのは、思ったよりもずっと気持ちの余裕を奪うものなんだな、と思いました。そして実際に使ってみると、専門書ならではのメリットもありました。課題に「innate and adaptive immunity」ということばがあり、その訳語に困っていたのですが、この本のおかげで「これかな?」という訳語を見つけることができました辞書に載っているのは、主に下記の2つずつ。 innate immunity:先天免疫、自然免疫 adaptive immunity:獲得免疫、適応免疫でも、「innate and adaptive immunity」と書いてあるからにはinnateとadaptiveが対になる訳語を選ばなければならないはず。先天、とくれば後天。でも、adaptiveを「後天」と訳すのは無理があるような。自然、とくれば人工。でも人工免疫なんて、絶対おかしい。それにadaptiveを「人工」とは訳せない。どれがどう対になるのか、ほかに訳語があるのか、さっぱりわからなかったんです。で、「標準免疫学」を見てみると、この本では「自然免疫」と「獲得免疫」が対になって使用されていました。ということは、「自然免疫」と「獲得免疫」が対になる、という考え方はある程度認知されているということだと思います。しかも出版社は医学書院。その認知度合いは信用してもいいのではないか。そう考えて、今回は「自然免疫および獲得免疫」という訳語を採用しました。「innate and adaptive immunity」ということばのおかげで、思ってもみなかった専門書の使い方を見つけることができました人気ブログランキング応援お願いします
August 12, 2010
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去年の春から勉強を始めたイタリア語。今年の春、1年ぶりに勉強を再開しました。1年もたつと単語やら活用やら、せっかく覚えたものをほとんど忘れてしまっていましたが、もう一度やり直すのもめんどくさい。そう思って、Wikipedia(イタリア版)やイタリア語の小説に取り組んでみました!でも、なかなか読めない英語と違って冠詞も名詞も形容詞も動詞も活用するから、辞書引くのすら四苦八苦まあ、単語どころか文法も知らないのですから、当然ですねなぜ文法すら勉強しないで読み物に取り組んだかというと、前もって文法を勉強しても、本を読むときは結局文法書とにらめっこになるのですから、「文法を勉強する」という時間がもったいないな、と思ったからです。語学はまず文法から、と決まっているわけでもないですしね。文法は文法書に書いてある。単語と語法は辞書に書いてある。だから、文法書と辞書があれば、時間さえかければ文章の意味はわかるはず。そう思ってしばらくがんばってみたのですが、まるでダメ。Wikipediaも小説も、まだわたしには難しすぎたかな。そう思って新たに取り組んだのが、この本です。「Va' dove ti porta il cuore」Susanna Tamaro著先月の東京国際ブックフェアで、タイトルも読めないまま買った本です。学習者向けのイージーリーダーなので、これなら読めるかな、と。まずタイトルと裏表紙に書いてあるあらすじから取り組みましたが、タイトルから大苦戦「心の行くところへ行け」って、何だ「行きたいところへ行け」ってこと??・・・なんかちがう。困ってしまったので、タイトルはとりあえず置いといてあらすじに進みましたが、これも苦戦単語の品詞がわからないので、辞書を引けてる自信がない。何について書いてある本かわからないので、どの訳語が当てはまるのか見当もつかない。困ってしまってネットで単語を調べていたところ、偶然amazonのこの本のページを開きました。「日本語訳は訳し終わるまで見ない」と決めていたのですが、目に入ったものは仕方がないので見てみると、タイトルと簡単なあらすじが載っていました。amazonのページを開いてしまったときは残念に思ったのですが、結果的にはこれがよかったようでしたその後はなんとか辞書を引けるようになり、時間はかかるものの書いてあることをちゃんと理解できるようになりました。おぼろげにでも内容をつかむって、大切なことなんですね。こんなかんじであらすじに取り組んで、1つの文に数時間かけて、昨日やっとあらすじを訳し終わりましたたった4つの文に1週間弱。でも、取り組む前は品詞の区別すらつかなかったのに、今では辞書を引かなくても名詞、形容詞、動詞の区別がつくようになりました。成句も、「これは成句かな」と見当がつくようになりました。小さいけれと、わたしにとっては大きな進歩本文に取り組むのが楽しみです人気ブログランキング応援お願いします 進み具合はネコ級だけど、うれしい気持ちは超ウマ級!
August 5, 2010
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お久しぶりです。昨年の初めから仕事を休職していましたが、今年の6月末をもって退職いたしました。力づけてくださった皆様、本当にありがとうございました6、7月は退職の手続きで会社に行ったりして、前ほどではありませんがちょっと元気がなくなっていました。課題もこの2ヵ月間はお休み。今年の目標は「無理をしないこと」なので、それを実践してみましたおかげで7月中旬からはだいぶ元気になってきて、イタリア語の勉強を再開したり翻訳に関する資料を整理したりと、こまごましたことを進めました。今月からは、課題に取り組みます今回が「元気がなくて・・・」の近況報告の最終版になるよう、体と気持ちに気をつけつつ、がんばっていこうと思います。ブログも、またちょこちょこ更新していこうと思います
August 5, 2010
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