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「シューマンの指」という小説をまだ途中までと言う感じで読んでいますが、話がたいしてすすまず、シューマンの曲の解説と、関連する作曲家の作品紹介がつづき、ある程度聴いている曲ばかりだから、とても楽しくなったりします。逆に聴いたことない読者だったら、イマジネーションがわくのだろうかと、少し不安になりました。村上春樹の1Q84でもクラシックの曲が出てきますが、せいぜい50ページに1曲くらいだとおもいますが、こちらは最初の50ページで、30曲くらいでてきたので。小説のなかでもでてくるのですが、シューマンがベートーヴェンのソナタで好んでいた曲は、日記に残っているらしく、Op.54の22番とOp.106の29番なのだそうです。なんだか、風変わりだなあと思いますが、Op.54は、短いソナタで変わり身の早いものは、たしかにそうかもしれないと、久しぶりに聴いてみて感じました。特に第2楽章。ワルトシュタインと熱情に挟まれて、聴かずにいたら、極めて地味な印象ですが、聴けばはまってしまう感じがします。ベートーヴェン ピアノソナタ第22番 ヘ長調 Op.54 (ピアノ:バレンボイム)第1楽章http://www.youtube.com/watch?v=BOaWlqsKZgE&feature=related第2楽章http://www.youtube.com/watch?v=_TZOpxbnBUo&feature=related小説家の知識の豊富さに脱帽状態。小説の中身というより、バックグラウンドの音楽の楽しみ方に共感している状態。 そういえば、このソナタは、コンサート会場で、まだ一度も聴いたことないかもしれません。チクルスでもないと、演目にはいらないかもしれませんが。今後のちょっとした楽しみを見つけてしまいました。
August 31, 2010
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日曜日に行った楽器店では小澤征爾生誕75年というポスターがはってありました。子供のころ、「オーケストラがやってきた」という番組をよくみていたのですが、そこでは若いお兄さんの指揮者という感じでしたが、それから30年以上も経ったということなのでしょうか。サイトウキネンフェスティバル。ここ数年、何度か足を運んだことがあり、メーリングもとっているのですが、今回のオーケストラのコンサート、小澤さんは10分間が指揮できる限界の時間なのだそうです。復帰コンサートとして、期待されていたものもあったのに、ちょっと残念ですが、10分の魂のこもった演奏も、どんなものかと思っています。(ご参考)いろいろと説明があるサイトウキネンのニュース&トピックスhttp://www.saito-kinen.com/j/news/detail.php?view=171 サイトウキネン・フェスティバル オーケストラコンサート Bプロhttp://www.saito-kinen.com/j/program/orc_b/ サイトウキネン・フェスティバル オーケストラコンサート Cプロhttp://www.saito-kinen.com/j/program/orc_c/ 10分間ということで、追加プログラムになった曲が、これです。チャイコフスキー 「弦楽セレナーデ」ハ長調 Op.48 第1楽章http://www.youtube.com/watch?v=xsGRglp6tvs早く良くなっていただきたいです。4年前、松本城の公園で、子供たちと一緒に楽しそうに指揮されていたところ、観ていますし、フェスティバルに招待した演奏家のコンサートを熱心に聴かれているところも、近くで観ていますし、そういうことが、またあたりまえになればいいと祈っています。
August 30, 2010
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「東京島」という映画を観たかったので、銀座まで足を運びました。男23人・女性1人・無人島そういう設定ではじまる木村多江さんが主演女優として演じるサバイバルな物語。 日本人漂流者と中国人漂流者のちがい。島に残ろうとする人、出て行こうとする人。「ハッピーエンドは自分で決める」このことばは響きました。予想もつかない最後はあっと驚かされましたが、これでよかったのかと思ってしまいました。この映画、観てよかったです。映画のサイトhttp://tokyo-jima.gaga.ne.jp/index.html桐野夏生さん著書の「東京島」原作のレビューサイトhttp://booklog.jp/asin/4104667021●映画館を出たら、前はいつもよくいく楽器店。来年の春に弾くつもりでいる曲(シューベルト=リスト)の他の版の楽譜を見ることにしました。自宅にあるのは春秋社版なのですが、解釈版なので、他のもので・・・とおもうところがあったので、ブタペスト版とペータース版を見ることに。自分が弾く部分は8ページなのに、これをまともに楽譜を買うと10000円以上するので、気になるたびに立ち読みしている状態。ペダリングは、やっぱり違っていたので参考になりました。●その隣の隣の本屋さんでは、東京島と桐野夏生さんの本が、ちょっとしたコーナーになっていました。原作をそのまま映画にしたら、あまりにリアルすぎてしまうので、映画監督のさじ加減は絶妙だったかもと思いながら、原作のラストシーンを確認しながら立ち読みしていました。桐野さんも直木賞作家ですが、この前の直木賞作家の作品はそうとう売れているようで、昭和の初めの風景を知りたいこともあって手にして見ることにしました。●映画館の通り1本向かい側、楽器屋さんと本屋さんの間には、宝石屋さんなのですが、秋の七草がきれいに咲いていました。ときどき定点観測している場所です。萩(はぎ)・尾花(おばな)・葛(くず)・撫子(なでしこ)女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)そばにこういう説明もありました。尾花=ススキのこと、「秋の野に 咲きたる花を 指折り(おゆびおり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」 (万葉集 山上憶良(やまのうえのおくら)) ここから秋の七草と呼ばれているそうです。●銀座三越は、9月11日増床オープンに向けて、カウントダウンといったところ。本館も大改装中で、閉鎖しているフロアは、B2F,3F,6Fとあり、B1Fの食料品売り場は、本当に最低限の和菓子と洋菓子しか置いていない状態。オープンしたら、デパートの本質を見せてほしいものだと、ひそかに応援しています。●こんな感じで、銀座4丁目だけで数時間いました。4丁目交差点にある温度計は、夕方6時前でも33度。秋の七草を見て、早く涼しくならないものかと、思うことにします。黒1点24人のピアノオフ会があったら、さぞちやほやされるのだろうと、映画を見た後でピアノの楽譜をみたことで、不思議な光景を想像してしまいました。
August 29, 2010
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東京タワーは、昨年の今頃、愛宕山にあるクライアントの14Fのオフィスから眺めているのが何度かありました。2年前は、出来て50年ということで色がかわるとかイベントがあって、芝公園の近くでカメラマンがたくさんいるなか、自分もぼんやり眺めていました。タワーのなかに入るのは、久しぶり。そういったなか、おなかいっぱいたくさんいただき、談笑しました。東京タワーの真下から、333mの先を見ていました。おなかいっぱいになったので、増上寺のあたりも散策しました。ここでの東京タワーは、見事ですね。人も少ないし、穴場かもしれません。なんとなくは、知っているものの、このお寺のおさらいをしてみます。●増上寺 (浄土宗大本山)http://www.zojoji.or.jp/http://www.zojoji.or.jp/history/index.html明徳4年(1393)開山徳川6人の将軍の墓所(二代秀忠、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂)勝運を招く黒本尊あり増上寺 今月の言葉http://www.zojoji.or.jp/kotoba/index.html●http://www.youtube.com/watch?v=HjY3M5FDIWQベートーヴェン ピアノソナタ第17番 Op.31-2 テンペスト 第3楽章ピアノ:アルフレッド・ブレンデルそういえば、5年前の今頃練習していた気がします。シューマンの謝肉祭の「パガニーニ」の譜読みができないと言っていたのと並行して。そう思えばもっともっとピアノ弾いていたのだなあと、文字をみて感じます。ふとした話題ででてくるピアノの曲はおもしろいです。おなかいっぱいになりながらピアノのお話ができてよかったです。それなりにメジャーな曲はいろいろな人が通る道、いろいろな背景があり、演奏があり。5年前はいろいろなことから脱出して少しは前向きになってきた時期。東京タワーを見上げていたら、少しは前向きになれそうな気がしてきました。
August 28, 2010
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今日は夕焼けがきれいだったので、少し川沿いを散歩するようにして家に帰りました。日の入りの時刻は調べてみたところ、18時17分とのこと。暑さもお盆のころほどでもなく、歩くだけの元気がでるくらいでした。夕焼けがきれいななか、夕べにという曲が頭に流れてきました。シューマンの幻想小曲集Op.12-1 夕べに Op.12-2 飛翔 http://www.youtube.com/watch?v=D_K6I4Uhv_4 ピアノ:マルタ・アルゲリッチ8月のはじめにもコンサートで聴いたりもしましたが、こういう曲をさりげなく弾けるようになれないかなあと思うようになりました。10分20分の曲というよりも3分4分の曲のなかで思いがいっぱい詰まっているような曲。●いろいろなところから、ホールがとれたので、スタジオがとれたので、とかでピアノ弾くことの案内をときどきいただきうれしいです。8月のはじめもありましたが、9月以降も毎月1回ずつくらいは、どこかでそういう催しにということになりそうです。ちょっとは練習する気になるかもしれません。シューマンとシューベルト=リストにはまることになるでしょう。来年の3月以外はすべて曲目未定ですが・・・。自分でスタジオの予約とかも今年は冬に1回、春に1回したくらいで、まったく他力本願なのだと思っています。声をかけてくださる方には感謝しなければと思っています。 ●昭和のタイムトラベルの番組、結局、昭和62年、昭和55年、昭和49年と数年ずつさかのぼる感じで見てしまいました。昭和49年、物価上昇率24%のインフレ。いまのデフレの世の中だれも予想できなかったでしょう。モナリザが日本に来た年、あれだけ列ができたら何もみえなかったでしょう。トイレットペーパーがなくなる、砂糖がなくなるといって、大騒動になり、私も家族総出で買いに行く一人の要員でした。長嶋の引退のテレビは正座してみていました。ピアノはソナチネアルバムとチェルニー30番頑張っていました。モーツァルトのトルコ行進曲も弾いていました。昭和55年、モスクワオリンピックボイコットのオリンピック選手になりそこねた方の特集は、見ていてとても気の毒でした。暗いニュースが多い中のお笑いMANZAIブーム。イエローマジックオーケストラ。主役が交代する時代の感じ。大平首相が亡くなったあとの衆参議院ダブル選挙で自民党圧勝。このころの政治家の顔のほうがよっぽど政治家らしいと映像を見て感じました。山口百恵さんの引退、ジョンレノンのダブルファンタジーのLP発売1週間後の暗殺。妹がピアノ習っていたので、一緒に遊んでいました。適当に弾いていたシューマンのトロイメライ、30年後のレッスンでぼろくそにいわれることに。ピンポイントで1年を深く追うのも結構おもしろかったです。この3つの年、自分の境遇がまったく違いすぎるので、笑ってしまいそうになりました。
August 26, 2010
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丸ノ内線のカレー屋さんとチケットぴあのそばにある、山下書店は、ときどき行っていた本屋さんでした。ごちゃごちゃごちゃとしたなか、狭い店舗のなか、所狭しというなか、濃い本の置き方をしていて、立ち読みしながらついつい買い求めていたものでした。過去形で書いているのは、お店が半年ほど前に閉まったからです。今後は築地にある東銀座店へ・・・とか張り紙もありました。偶然、バスでその前を通り、築地のバス停の前にある本屋さんへ行きました。天井も高く、余裕で本を置いている感じで、ずいぶん様変わりした感じでした。レジを打っている方が、地下鉄の駅前のときに見たことある方のような気がして、ちょっとうれしくなりました。●ある女性経済評論家が月15万も本代に使うと書いてあり、驚いたことありますが、知識も論評もそのたまものだろうと思ったことあります。自分の身の丈はいかほどのものか、わかりませんが、その5%くらいが身の丈だと勝手に思い込むようにして、毎月25日は、決まって本屋さんへ行くことに、いつしかなりました。いろいろ思うことがあって、過去の歴史に残る方の格言とか、そういうものを見ることが増えました。気になった本を、ぱっとランダムにあけて、そこの文章を見ることにしました。●視る、観る、察する。目で視て、頭で観得して、心で察する。「視る」というのが立ち振る舞いで、行為がわかり、これが外見。「観る」というのが発言や行動、表情から動機がわかり、これが内面。「察する」というのが人が何を望み、どう察するかがわかり、これがもっと深い内面。人の本質を察するにあたって、論語の内容から。渋沢栄一の孫の孫(玄孫というそうです)が、著書の本。おじいさんのおじいさんの書かれた内容を、現代風に解釈して、伝えたいという本のようです。自分より数年しか生まれが変わらない方のようですが、いいお仕事されているものだと感銘受けました。ピーター・ドラッカーが尊敬した日本人のひとりのことですし、多くのヒントを探そうと思っています。
August 25, 2010
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青田典子さんがテレビに出ていて、???と思い、いつの番組かと思えば、数年前の再放送でした。1年単位で、丁寧に何があったのかと追いかけて行き、当時生まれた人をゲストに、当時若かった人をゲストに展開していくこの番組、自分が何をしていたかを思い浮かべながら見ることができるので、はまって見ていた時期もありました。http://www.nhk.or.jp/himekuri/昭和62年ドラゴンクエスト2 すぎやまこういちディスコブーム バブル地上げ屋 神保町古本屋さんの戦い岡本綾子全米優勝武豊デビュー新人最多勝東北自動車道全線開通竹下内閣誕生。いろいろなキーワード、ちょっと面白くみていました。偶然きのう紹介したオールナイトニッポンのyoutubeも1987年。●会社にはいってそれほど経っていないころでしたが、ただただいそがしかったように感じます。バブルということばはまだなかったですが、円高不況からようやく脱却し、勢いがついていった時期。円高といっても140円くらいのことを当時は円高と言っていました。ドラゴンクエスト2は、ふっかつの呪文の50文字に苦しみました。武豊さんは、栗東トレーニングセンターでニアミスしたことがありますが、ついにデビューしたのかと思って応援していました。当時、都市銀行は13ほどありました。三菱・住友・富士・第一勧銀・三和・三井・太陽神戸・東海・東京・大和・協和・埼玉・北海道拓殖。 いまどうなっているのだろうということを知っているだけに、これだけで時代の厳しさを感じます。この当時、セールスの仕事していました。いわゆる飛び込みみたいなことも含めて。世の中浮かれていたようですけど、そんな余裕はありませんでした。● ピアノ:ウラディーミル・アシュケナージ ショパン ポロネーズOp.71-1http://www.youtube.com/watch?v=0U9b8tHQWbk&p=DAE2D6517F1B9B9E&playnext=1&index=11アシュケナージは、今は指揮しかしていませんが、当時は人気ピアニストのひとりでした。コンサートに行くことをはじめた年が1987年の冬のこと。アシュケナージのワルトシュタインのソナタを聴きに、コンサートに出かけました。会社は逃げるようにして帰りました。走ってでました。当時大阪のフェスティバルホール。18:55に意を決して、会社を出て、走って5分、橋をわたり中之島のホールへ。小柄なアシュケナージがちょこっとおじぎして、すぐに弾き始めたときのことはいまだに覚えています。今日はコンサートだとさっさと会社をあとにできるようになったので、そのころに比べ、いまは結構な身分になっているのかもしれません。
August 24, 2010
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月曜日の夜は、地下鉄に長いこと乗る時間があって、ピアノのレッスンがおわったあとだったりするので、中吊り広告をぼんやりと見ていることもあります。ファッション誌、経済誌、お店の情報・・・なんかのなかに、ラジオの広告があって、ちょっとめずらしく見ていました。オールナイトニッポンGOLD というのがあるそうで、またまた池上彰、五木寛之氏など、そういうプレミアムな放送をするということで。新聞のラジオ欄は小さくてほとんど用事もないので、見ないのですが、結構インパクトがあって記憶に残りました。地下鉄とラジオの結びつき、結構いけてる感じがします。●http://www.allnightnippon.com/gold/オールナイトニッポンGOLDのホームページを見て、所ジョージの名前にやっぱりおどろきました。私がこの番組初めて聞きだした、1977年(昭和52年)火曜日の深夜3時から5時までが、駆け出し中のころの所ジョージ。これを聴いていた友人がいたことから名前を知るようになりました。30年以上もと同じ世界にいつづけること、尊敬してしまいます。1980年前後、よく聴いておりました。中島みゆきのオールナイトニッポン、土曜日深夜のサンスペとともに、よく聞いていました。youtubeに、最終回の録音がアップされていて、びっくりしました。熱心なファンがいるものですが、気持はものすごくわかります。中島みゆきのオールナイトニッポン最終回 1987,3,31http://www.youtube.com/watch?v=mNSMA4Sto2I&feature=relatedテーマ曲も聴きたくなりました。http://www.youtube.com/watch?v=3gqHExUQmUIHERB ALBERTS TIJUANA BRASSこんなに、番組のイメージとぴったりなものはそうそうめぐりあわない感じがします。夜に元気になれそうになり、今日もそういう気分になれました。
August 23, 2010
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関西の実家に今日はいたのですが、新幹線で東京に戻るとき、夜の8時過ぎには、品川あたりにいたいなあと、漫然と思っていました。どうしても今日行きたい場所がありました。今日行かなかったら、もうそこにはお店がないという場所でもありました。新幹線は、品川で降りて、ホームの端から端まで横切り、山手線外回り。渋谷まで。ハチ公口で降りて、渋谷センター街のネオンの光景を目に焼き付けたくなりました。センター街のアーケード、正面に見えるHMVのネオン。人ごみは苦手なのですが、このピンクのネオンを見ながら、何度もCD買いに行った日のことも思い出しました。今日は、最後の日ということで、名残惜しむようににぎわっていました。1990.11.16-2010.8.22「20年間ありがとうございました。」 お見せ入り口には、案内も出ていました。4Fクラシック売り場は、ほとんどCDが売れている感じで、空っぽの棚もいくつかありまhした。自分がここにたどり着いたとき20:40ごろ、モーツァルトのピアノ協奏曲9番のジュノームが鳴っていました。ピアノコーナーには、3週間ほど前に軽井沢で演奏を聴いた、伊藤恵さんのCDのシューマニアーナのコーナーが広いスペースでありました。この全集も13枚あり、今年で完結したそうで、20年以上も時間かけたもの。お店にとっても同じような歴史をたどったこともあって、感慨深かったのだろうと感じました。最後に買い物をしようと、シューマニアーナのなかから、ユーゲントアルバムのはいったCDを。楽しき農夫も入っているので、初心に帰るとき、この日のことを思い出せるかもと思いながら。90年少し前くらいから、月3-4枚CDを買い、夏と冬に10枚くらいまとめ買いしていて、年間50枚程度が20年ほどつづきましたが、ここ2年ほどは、月に3-4枚が、年に3-4枚となり、自分のようなものでも、それだけCDを買わなくなったのだと実感しています。時代の流れとはいうものも、お世話になったお店が閉まるということは、ちょっと悲しいものを感じました。 レベルの高いお店の看板を眺めて、名残惜しんでいました。なんだか頭に浮かんだ曲をBGMにしながら。シューマン 森の情景 Op.82 より 第8曲「狩の歌」 第9曲「別れ」http://www.youtube.com/watch?v=kjIR0RvG4Aw&feature=relatedピアノ:Arcadi Volodos live in Brussels
August 22, 2010
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新幹線のなかでお弁当下さいといったら、何も聞かれずに幕之内弁当が渡されました。 売り切れ寸前だったのかわかりませんが素直に受け取りました。 これがまた、すごくよくできていて、おいしかったです。 ● 幕之内弁当 日本の味博覧 おしながき 飯 俵物相 黒米飯 白飯 黒胡麻 香物 紀州南紅梅 葉唐辛子昆布 新生姜漬け 口取 厚焼き玉子 白胡麻豆腐 キングサーモン塩焼き丸十栂尾煮 しし唐素揚げ 炊合 季節野菜旨煮 茄子オランダ煮、かぼちゃ、里芋 蓮根、牛蒡、人参、パブリカ、 スナック豌豆、昆布巻き旨煮、 結び白滝 東京サミットのとき、総理大臣主催の公式晩餐会の調理担当がこのお弁当の監修。 気配りがいっぱい詰まっているようで、うれしかったです。
August 22, 2010
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甲子園の決勝戦、序盤は一進一退だったものの、途中からは一気に興南のペースに。一度流れだしたら止まらない感じでした。 座っている近くにホームランボールも飛んできて打球の速さにびっくりでした。 ハイサイおじさんのブラスバンドの応援、沖縄ならではのものすごかったです。 勢いがさらに増す応援でした。 それにしても 春夏連覇はすごいです。おめでとうございます。! 閉会式直前の万歳でのウェーブ、楽しい一幕もありました。 写真は一塁側アルプススタンドの風景。 なんだかゲンをかつぎたくなりました。
August 21, 2010
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10:20ごろ甲子園球場に着きました。並んでいた特別自由席三塁側は売り切れ、無料の外野席へとアナウンスあり。 レフト側外野席にいますが試合開始二時間前でかなり席はうまっていてさすがだと感じました。 満員札止めは確実でしょう。 青い空と白い雲と浜風が吹く甲子園球場は好きなところのひとつ。 決勝戦を甲子園で見るのは12年ぶり。 ピアノ再開した年から12年。 いろいろ物思いにふけりながら試合かはじまるのを待っている感じです。
August 21, 2010
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NHKのテレビをみたら、小泉今日子さんの声が聞こえてきて、家からそれほど遠くないところが写っていて、深夜のだれもいない街なのに、なんだかほっとしてしまいました。おだやかな週末になりました。●さっきまで、代々木上原のムジカーザというところで、ほっとするピアノを弾いてくださるかたの演奏を聴いていました。mixiが存在して、西新宿の白龍館にトマトタンメンがあったから、そういうご縁もあったと思います。白龍館で阪急電車の話をして、駅の話を出来る人でかつピアノの話が出来る人は、ほとんどいませんので。<プログラム>シューマン 幻想小曲集 op.12より 夕べに・飛翔・なぜに・夢のもつれシューマン パガニーニのカプリスによる練習曲 op.3-2シューマン=リスト 献呈 (Mai Akagi,piano)★ショパン ノクターン Op.27-2 Op.9-3ショパン 幻想ポロネーズ (Sang Woo Kang,piano)モーツァルト 4手のためのピアノソナタ ニ長調 K.381ドビュッシー 小曲集 (小舟にて・行列・メヌエット・バレエ)(アンコール)ブラームス ハンガリー舞曲第6番 (Mai Akagi & San Woo Kang、piano)ピアノを弾かれていますが、応用音楽学というものの博士だったりするので、尊敬します。アートマネジメント、文化政策の研究と、おはなししてみたい分野もたくさんあります。シューマンとショパンの間に休憩をいれ、ソロと連弾のあいだに休憩をいれなかったのは、スパイスが効いている感じがしました。学生時代との音楽仲間との連弾、これも聴いていてとても楽しいものでした。 音楽の楽しみ方をわかったかたの演奏会は肩がこらなくて、気分のいい時間になりました。●コンサートのプログラムのなかに、もっと文化を!芸団協の「署名へのご協力をお願いします」というちらしがありました。国家予算に占める文化予算の割合を0.11%から0.5に増やして下さい。という署名運動です。http://www/motto-bunka.com各国の文化予算比率フランス 0.86%韓国 0.79%ドイツ 0.39%イギリス 0.21%日本 0.11%せっかくの機会なので協力させていただこうと思っています。
August 20, 2010
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新聞の書評で、気になるタイトルの本がありました。「シューマンの指 」まだ書評しか見ていません。 日本経済新聞 読売新聞なんだか面白そうな感じがしたので、インタビュー記事を探しました。ダ・ヴィンチ9月号で、たった2ページのインタビュー記事ですが、著者の奥泉光さんのシューマンに対する思い入れがものすごく親近感湧くものでうれしかったです。「・・・シューマンにはまるとショパンがきらいになるんです。」 「ショパンは下手でもそれなりに格好がつくけどシューマンはへたくそがやっちゃだめ」「シューマンは、(もともと)アマチュアで・・・・・・・・好きが高じて作曲家になった。」 さいごのほうで、シューマンのおすすめ曲があり、ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6謝肉祭 Op.9幻想曲 Op.17この3つをあげておられ、おぉ!!!!という気分になりました。しぶいところをついてこられました。おすすめピアニストもミケランジェリ、アニーフィシャー、ブレンデル・・・と、なんだか自分とよく似ているなあと。これも、!!!という感じでした。http://www.youtube.com/watch?v=3GBgWzbb2qUシューマン ダヴィッド同盟舞曲集より Op.6-2,5,11ピアノ:マウリツィオ・ポリーニながい曲集ですが、このようなセットで3-4分というのもいいですね。また本はゆっくり読んでみることにします。上に書かれている曲をBGMにして読書したら、おしゃれかも。●今朝、知人のブログで、ザルツブルク音楽祭で、ツィメルマンがコンサートをキャンセルしたということが書かれていて、ちょっと沈んでいたのですが、いろいろ理由もあるのだろうと思うことにしました。ショパンの日本公演と同じものが、ここでのプログラムでしたが、代役の方は、シューマンをいくつか弾かれたそうです。
August 19, 2010
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夏目漱石(1867-1916)・・・妄想を伴う精神病性うつ病有島武郎(1878-1923)・・・うつ病、軽井沢で心中芥川龍之介(1892-1927)・・・神経衰弱(うつ病)、不安神経症宮沢賢治(1896-1933)・・・躁うつ病(気分障害)中原中也(1907-1937)・・・幻覚妄想太宰治 (1909-1948)・・・慢性的うつ状態、玉川で入水。谷崎潤一郎(1886-1965)・・・不安神経症(パニック障害)川端康成(1899-1972)・・・睡眠薬依存、不眠症精神科医が著者の本、「文豪はみんな、うつ」という本、2週間ほど前、軽井沢に旅していたとき、持っていた新聞の広告にありました。軽井沢の三笠ホテルのそばに有島武郎終焉の地とかあり、関係ある付近にもいました。これもご縁かと思い、幻冬舎文庫の書籍を探しました。精神科医によると、有島と芥川は、現代の医学だったら、処方した薬で治っているかもと書いてありました。たらればはないにせよ、その時代を疾走したのかもしれません。有名な書物だけで名前を知ったりもしますが、その背景も苦労のなか生み出されたものも多く、淡々と書かれているから、よけいにそのようにも感じました。幻冬舎文庫で、もう1冊、五木寛之、香山リカ共著の「鬱は力なり」の本、上記のなかで、同じような登場人物が出てきて、学校の教科書のなかでもこの流れにあるとか、福沢諭吉が富国強兵精度の「躁の時代」、高度成長期やバブルの時代とかも。これからの時代が夏目漱石の「鬱の時代」とか。下り坂になるなか、ダウンサイジングになるなかでの生き方を示唆するもの、ちょっと癒された感じがしました。http://www.asahi.com/paper/column.htmlきょうの8月18日付けの朝日新聞「天声人語」にも、夏目漱石のことが偶然ありました。赤いシャツは、何枚か持っているし、時々着るのは楽しいし、またそうしてみようかと思いました。 ベートーヴェン ピアノソナタ第11番 第3楽章(ピアノ:ブレンデル)http://www.youtube.com/watch?v=PMAkX0cyDF0ピアノソナタ第11番 第4楽章(ピアノ:ブレンデル)http://www.youtube.com/watch?v=NxZaahaTen0&p=7664C40DA558CF10&playnext=1&index=30そういえば、あまりよく眠れていなかったころ、ピアノの発表会があり、選んだ曲がこの2つの楽章でして、よく弾いていた記憶あります。前向きな曲想にずいぶん励まされた感じもしました。4楽章の中間部はそれはたいへな思いをしましたけど・・・。よくできたソナタで、お気に入りの曲のひとつです。
August 18, 2010
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昨日映画館で買ったキャタピラーの映画のパンフレットにいろいろな統計がありました。戦時中のものばかりでなく、その後しばらくの様子もあったこと、よけいに印象残りました。「値段史表 明治・大正・昭和」という雑誌の編集から、白米の値段が載っていました。白米10キロの値段1930(昭和5)年 2円30銭1935(昭和10)年 2円50銭1939(昭和14)年 3円25銭1945(昭和20)年 6円 (12月)1946(昭和21)年 19円50銭 (3月)1946(昭和21)年 36円55銭 (11月)1947(昭和22)年 99円70銭 (7月)1947(昭和22)年149円60銭 (11月)昭和14年12月に白米食が禁じられたから、戦時中は統計がないようです。それにしても、ハイパーインフレといわれた時代の物価の変わりようを見て、書いていて怖くなりました。新円切り替えの時代、この時代を生き抜いた諸先輩方を尊敬します・・・。(ご参考:日本銀行の説明) http://www.boj.or.jp/oshiete/money/05700002.htm ●この1週間テレビを見ていて、最初の15秒ほどよく鳴っていた音楽よっぽど効果的なんだろうなあと、改めて感じました。ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番第4楽章http://www.youtube.com/watch?v=KQaBmURv85Mヴラディーミル・アシュケナージ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団http://www.youtube.com/watch?v=n0iqZbM1Pdc&feature=related ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団さっき、テレビタックルで5秒ほど流れた音楽、番組ではすぐ消えましたが、元気がでる曲のひとつ。チャイコフスキー交響曲第5番 第4楽章http://www.youtube.com/watch?v=FJ96i-m6cBk カラヤン指揮 ベルリンフィル。この演奏すばらしい。テレビタックルでは、安部元首相が格の違いを見せつけたような感じ。どっちが与党なのかもわからない。変な方向にだけはいってほしくないです。
August 16, 2010
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8月15日が日曜日であったからということもあり、いろいろな終戦にまつわる番組を見ていました。「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び・・・」というのはテレビで映画館で聴くこととなりました。子供のころ、祖父の弟さんが沖縄で戦死したとか、親戚のおじいさんがビルマでとかいろいろ聴かされたことあります。疎開先に荷物を名古屋駅から出して、その翌日に駅が空襲で燃えたのでぎりぎり燃えずにたどりついたとか、こんな話も祖母が生きていたころは話してくださいました。小学校のときの担任の先生から大阪駅から大阪城が見えて全部焼け野原だったとか、聞かされたりしましたが、もう話を直接聴く人はほとんどいなくなってしまったかもしれません。●2010年ベルリン国際映画祭で寺島しのぶさんが銀熊賞をとったということでも話題になっているものも、昨日から上映されているようでした。せっかくで見に行くのであれば今日にしようとおもい、「キャタピラー」という映画を見に行きました。14:50からのものは満員で17:00からのものを有楽町の新しい映画館で。キャタピラー 公式サイトhttp://www.wakamatsukoji.org/食べて寝て食べて寝て・・・いもむしごろごろ・・・感想など簡単に言えるものでなく、はっきりいって言葉もありません。反戦映画ともいわれていますが、それ以上に深いものありました。ここでは何も書けません。けっこう分厚いパンフレットには、半藤一利氏による昭和前半の歴史が克明に書いてあり、歴史の教科書のようでした。これは貴重な資料となりそうで、多くの人の思いを大切にしたいです。「キャタピラー」あらすじhttp://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id336110/ ●硫黄島の戦いの映画を見た5/19のブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/201005190000/この映画をBS-2で偶然みたことは、いろいろ引きずっているみたいです。生誕100年とか没後100年とか追いかけていることがあるだけに、時間軸に対しては、人より敏感のようです。●きょうは、積極的に聞いたわけでもなく、受動的に聞いた曲を紹介します。NHKの戦没者追悼式の最初に流れていた曲グリーグ 春に寄すhttp://www.youtube.com/watch?v=-aWREFoIZbA&feature=related「キャタピラー」がはじまる前に、10月ごろに上映する映画の紹介で。シューマン 幻想小曲集op.12より「夕べに」http://www.youtube.com/watch?v=Ud7wkicSJBEなんだか受動的に聴いた曲でも、なんだか印象に残りました。さっきやっていた1945年6月日比谷公会堂の第九再現のようなものも。
August 15, 2010
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たかがTシャツされどTシャツ。 オルセーのTシャツは17年前にパリにあるオルセー美術館で買ったものがあるから、自分もリニューアルするのだという意識を少しは持っていたいです。 パリにあるオルセー美術館にまた行きたくなりました。 人だかりのなかでゴッホの絵をみていて、なんだか、断片的でなく、落ち着いて見たくなりました。 二月革命のあった1848年から第一次世界大戦が勃発した1914年がオルセー美術館の時代範囲。 それ以前がルーブル美術館、それ以降がポンピドゥーセンター。 革命や戦争で分けられた区分に思うところありますが、それがいちばん分かりやすいし時代の節目なのでしょう。
August 15, 2010
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1か月ほど前、脚本家のかたにお誘いを受け、1週間ほど前、西新宿の白龍館にちらしがあり、!!!!!という感じでした。王子駅前にある北とぴあ、カナリアホールへ行きました。東京イボンヌ初の企画公演。ピアノと朗読のコラボレーション。TOKYO IVONNU vol.1 『午後の銀河』 脚本 渡邊美奈子・福島真也 演出 小林世界 ピアノ演奏 浅見陽子 http://www.marinenet.co.jp/funpiano/profile.htm 出演 銀座吟八 政修二郎 太田亜希(俳優座) 渡辺多恵子 日時・開演時間 8月13日(金) 19時30分 8月14日(土) 14時/18時 チケット代金 1500円 全席自由 場所 東京都北区 北とぴあカナリアホール(JR王子駅徒歩3分) http://www.kitabunka.or.jp/data/sisetu/index.htm東京イボンヌHPhttp://www.ivonnu-tokyo.com/index.html ******「舞台とクラシック音楽と融合」をコンセプトに構成させていていつも楽しませてもらっています。今回は、過去の演じられたもののアーカイブがあり、「シューマンに関すること」「喫茶シャコンヌ」とか、過去に小劇場でみたときのことを思い出しながら、迫力ある演出に堪能しました。BGMでオーディオからピアノが流れていると思えば、ライブでピアノの演奏、生のピアノ演奏の暖かい音にも今回は堪能できました。シューマンの劇のとき、シューベルト、ブラームス、リスト、メンデルスゾーン、ベートーヴェンに対する当時回想する台詞はたいへん気に入っていて、共感しました。、聴いたピアノ演奏のなかでシューマン 森の情景op.82 「森の入口」がとても印象に残りました。こんな曲です。http://www.youtube.com/watch?v=5t-4mslYDfM&feature=related (自分もアーカイブしてみます)東京イボンヌ シューマンに関することhttp://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/201003140001/東京イボンヌ 喫茶シャコンヌhttp://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/200907160000/不思議な偶然とご縁に感謝です。ありがとうございました。
August 14, 2010
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有楽町線の日比谷で千代田線に乗り換え乃木坂へ。予定通りと思い、国立新美術館へ向かいました。時間は18:40、すぐに入れたら閉館時間の20:00までは、そこそこ時間があるとおもっていました。しかし、世の中そんなに甘いものではありませんでした。「入館までの待ち時間は70分です。よくお考えになって入館してください」と、チケット売り場のまで案内がありました。18:40の70分後は・・・・19:50。見れる時間は10分だけ??? ・・・はなしがぜんぜんちがうではないかとおもいましたが、チケットだけは買っておこうとおもいました。ゴッホの「星降る夜」はぜったいにみるのだと心にきめて。半券つきのチケットがあるのはそのせいです。●チケットがあれば行こうとおもっていたイベントが、もうひとつ。サイトウキネンフェスティバルの8/12、谷川俊太郎さんの朗読と音楽会。どうしてもとれなかったので、谷川さんのエッセイを読むことにしました。「ことばめぐり」 というタイトルで、一文字のタイトルをテーマにちょっとしたおはなしが。空・星・朝・花・生・父・母・人・嘘・私・愛ちょっとは気分がなごみそうです。● http://orsay.exhn.jp/オルセー美術館展 入場者が70万人を超えたそうです。あした早起きできるといいなと思っています。
August 13, 2010
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熱闘甲子園を見て銀河鉄道999を見るというパターンになりました。昔の回想する番組も時期が時期だけにやっていて、ついそういうことを考えてしまいます。東海大相模という久しぶりに出てきた高校が勝ったみたいで、ちょっと応援したくなりました。子供のころ、家にピアノが来て、習い始めたころ、赤いバイエルをやっていたとき、この学校は甲子園で優勝したチーム。そんなこともあってか覚えています。決勝戦のスコアは10-6、相手は大阪のPL学園。そんな大昔のことを覚えているくらいだから、甲子園の試合は熱心に見ていたと覚えています。はじめて決勝まですすんだPL学園はこの試合でうまく応援できず相手の応援に圧倒されたという理由で、その後有名になる人文字が採用されたと記憶しています。ジャイアンツの原監督の東海大相模は、この数年後のこと、夏の大会は、決勝までも行けなかったことを覚えています。野球解説をやっている江川さんが作新学院のエースで押し出しのフォアボールで負けた試合は親の実家の近くのお風呂屋さんで多くの人と見ていました。ソナチネやっているころでした。そのあと、ずっとあとになりますが、就職活動で一次面接がおわったとき、たまたまテレビでやってたのが、PL学園が27-6とかのスコアで勝った1回戦の試合。受けては落ちてという状態がつづいていたなかだたので、なんだか元気をもらった感じがしました。桑田・清原といわれた時代のこと。結局勢いもいただき内定もらっていまの会社にお世話になることになった感じです。ピアノはまったく弾いていませんでしたが、アマデウスという映画に刺激を受けましたあたりです。モーツァルトに興味を持ち、映画のなかでのピアノ協奏曲ものにはまりました。この年の秋、ショパンコンクールのテレビドキュメンタリーにはまり、ブーニンの猫のワルツにびっくりしました。それからもっとあとのことですが、東京で一人暮らし3年目、15行くらい上に書いてあるところから20年以上たちました。22年ぶりにピアノのレッスンをはじめた年。準々決勝横浜9-7PL学園の5時間ほどやっていた試合に感動し、その2日後、気が付いたら新幹線乗って、決勝戦見にいってしまいました。横浜高校の松坂大輔というものを見れてよかったです。決勝戦はノーヒットノーランでした。毎年5月にPTNA横浜ステップというのがあり、今年は行かなかったですけど、ここ数年ピアノ弾いていたりします。会場の前が横浜高校のグラウンドで、快音が聴こえるなか、ホールのなかに入ったこともあり、またそういう風景のなかにいたいです。なんだか、いろいろなことがつながっていて、今があるように思いました。 http://www.youtube.com/watch?v=bxAFlaWmws4シューベルト 即興曲D935-2PTNAステップではじめて弾いた曲はこれでした。会場は、上に書いた場所になる前、イギリス館というところだったと記憶しています。松坂大輔の横浜高校の試合を見た5年後。あのときはもっと練習していたことにも気付きました。もう少し時間作ってせめて週末には練習しよう。
August 11, 2010
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お盆休みの週だというのに、やたらといそがしい日になりました。同じフロアで会社を出る最後の2人になってしまいました。最後に自分よりずっと年下の女性を一人残して、家に帰ってきました。自分よりいそがしい人は、いくらでもいそうです。●熱闘甲子園という高校野球の番組をみていて、蔦のからまる球場にまた行ってみたくなりました。毎年17歳18歳の選手がでてくるので、サザエさんみたいだと、疲れているのか、見慣れたユニフォームをみると、そんなことも考えてしまいました。●偶然NHK教育テレビをつけると、「2355」という5分間の番組を目にしました。http://www.nhk.or.jp/e2355/fuctory of dream 夢をつくる工場時報の合図のまえ、「2355は、あしたが来ることをお知らせします」 といって、時報の合図。頭の柔らかい人が、NHKにもずいぶんいらっしゃるのだなあと、うれしくなりました。ちょっと癒されました。番組の冒頭で、動物がのんびりでてくるところのBGM,自分の好きなワルツでした。http://www.youtube.com/watch?v=J785HYMjXSM&NR=1&feature=fvwpブラームスのワルツ op.39-15、ひとりで弾いても連弾でも管弦楽でもという定番のワルツですが、明日もいい日でありますようにという感じで聴こえました。2355-2400まで、たった5分でも、ほのぼのとできるのはいいですね。たった5分の曲でも、人前で聴いてもらえるように・・・と、ちがう意味で刺激をうけました。
August 10, 2010
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日曜日の夕方は、いまの時期にしかやっていない映画を見ていました。さすがに重い気分になりました。「日本のいちばん長い夏」 http://nagainatsu.jp/昭和38年の文芸春秋雑誌のインタビューの再現した映画。半藤一利さん原作、近代史の歴史の先生だとおもっていますが、キャスティングの妙もあり、すごすぎました。比較的人数の入る数寄屋橋の近くの映画館でしたけど、お客様30人くらいでした。それでも映像を流す意義を感じました。昭和20年の7月26日ごろから8月15日までのいろいろな立場での語り、負けをわかっていて、負けを受け入れる難しさ、他に方法はなかったのかといろいろ人はいうけれど・・・という気もしました。日本語と英語の意味の取り違えにより、取り返しのつかないこともあることもわかりました。かつて、気になる場所は、折に触れて旅行はしています。ベルリンから30分ほど電車に乗っていて、ポツダムという駅があります。サンスーシーという庭園があり、そこに、トルーマンが座った、チャーチルが座ったという椅子も展示されていて、よく覚えています。 93年にベルリンフィルの定期演奏会を見に行った合間の日のことでした。ブランデンブルグ門の近く、ウンターデンリンゲンの駅で、ベルリンの壁とかTシャツを売っているドイツ人がいて、ヒロシマに行きたいと言われた情景いまも思い浮かべられます。そのときのTシャツはまだ持っています。ベルリンフィルのポロシャツはこのまえの土曜日に着ていましたけど。北京から、夜行電車に乗って12時間、瀋陽という街があります。旧満州国の奉天。上野駅そっくりの駅を見て、驚きました。指揮者の小澤征爾さんはこの地で生まれたことを含めて興味持ちました。いまだに使われている昭和の名建築のような建物をたくさん見て回りました。この旅は、95年中国国慶節で会社が休みだったときのこと。すごいところに来てしまったと思いました。 ●そんなこともあり、ブルーなまま月曜日になりました。月曜日はピアノを練習する日でもありますが、ぱーっと明るい曲を弾いてみたくなり、聴いてみたくなりました。http://www.youtube.com/watch?v=aXBHF1iFoqcウィーンの夜会 という曲、シューベルトとリストのあいのこという感じがします。CDを買い始めたころ、よく聴いていたホロヴィッツの演奏のものは、やっぱり動画でもありました。青い空のもと一日過ごして、夕焼けを見て、楽しく夜にどんちゃんやりたいものです。
August 9, 2010
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仕事帰りに、世の中にブログというものがあります・・・という勉強会に参加して、やってみないとわからないと軽い気持ちで始めたものがここです。2005年2月16日が出発点、それから2000日経ちました。きりのいい数字を見て、少し気分良くなりました。★ブログ名:pingpongpang総アクセス数:354734 アクセス(平均 177 アクセス/日)開設日数:2000日(開設日:2005/02/16)日記記入率:92.5%アクセス記録8/8 314 8/7 366 8/6 268 8/5 246 8/4 236 8/3 322 8/2 326 ●飽きっぽい性格で、長続きしているものは、ピアノを弾くこと、コンサートに行くこと、旅をすること、ブログを書いていること、せいぜいこれくらい。でもこのおかげでいろいろな方に親しくさせていただけるようになり、感謝しています。オフラインでお会いしたとき、会話のつづきのように、話題にしていただけたことも何度かあり、たいへんうれしかったこともあります。ブログ、mixi、Twiter 情報発信するツールは増えました。ネットワークコミュニケーションという分野はライフワークで試行錯誤している身でもありますが、うまく使い分ける方法を模索していきたいです。●いままでで、一番アクセスが多かったときのものを紹介いたします。2009/8/21 614アクセス世界陸上2009(ベルリン)http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/200908200001/メンデルスゾーンのお墓参り(ベルリン)http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/200908210000/ベルリン中央駅http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/200908210001/海外旅行中に、もっていた携帯から発信したもの、世界陸上で新記録に立ち会い興奮してスペルをまちがえたりもしていますが、ネットでのスピードとアクセスの速さにも驚きました。メンデルスゾーンという作曲家の生誕200年の2009年、お墓参りにいくという目的でベルリンに滞在したのですが、思わぬ出来事も重なりました。●明るい音楽が聴きたくなりました。さっきN響アワーでも聴いた曲。ストラヴィンスキー ペトルーシュカ ロシアの踊りhttp://www.youtube.com/watch?v=owrJwK2VwPM(ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ)http://www.youtube.com/watch?v=Yn2wPdfDvYM&feature=fvsr (オーケストラバージョン 絵がかわいい!)カンディンスキーの絵が見たくなりました。ミュンヘンにあるレーンバッハ美術館にたくさんあったはず・・・。楽しいことをたくさん探してみたくなりました。
August 8, 2010
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夕方西新宿の白龍館に伺いました。http://www.hakuryukan.jp/http://www.hakuryukan.jp/cgi/schedule/scu3_diary.cgi?action=article&year=2010&month=8&day=7連弾でのコンサートプログラムには、"一台四季"の世界とありました。1台4手の連弾は、音が幅広く楽しい時間いただきました。<プログラム>半音階的ギャロップ F.リスト(作曲者自編)「惑星」より、木星 G.ホルスト(作曲者自編)くるみ割り人形より T.チャイコフスキー ・・・こぎつね という曲の連弾ありました。♪こぎつねコンコン、山の中、山の中 草の実つぶしてお化粧したり もみじのかんざし、つげのくしこの曲、日本の唱歌だとばかりおもっていたのですが、ドイツ民謡なのですね。ジャジーな連弾のなかで新たなことも知りました。子供のころ、「きつねさんチーム」とか「うさぎさんチーム」とかで歌合戦やっている番組が好きで見ていたのですが、そんなことまで思いだしてしまいました。●この前の白龍館へ行ったは、5/22でしたが、http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/201005220001/この間にお店のオーナーが他界されたことがありました。ベートーヴェンの月光ソナタを厨房の仕事がおわってからベーゼンのピアノで弾かれていたことは、何度もお見かけしていました。仕事の傍ら究極の音楽の楽しみ方とをたくさん教えていただきました。もうそういう風景は想い出だけになってしまいますが、ずっと大切にしていきたいと思って言います。月光ソナタをコンサートのなかで弾いてくださったことで思いが共有できる方もいてよかった感じました。●コンサートがおわって、自分がピアノを弾くことはないとおもっていたのですが、連弾の楽譜をぱらぱら見ていたら、遊んでみたくなりました。すぐ弾けそうな曲ですが、今の気分にはあっていました。(弦楽合奏だったらこんな感じ) モーツァルトのアイネクライネナハトムジーク2楽章http://www.youtube.com/watch?v=WQW5Er1zRVo&feature=relatedピアノに戯れる・・・ということばがとても好きなのですが、また多くの方にお世話になりながら、楽しんでいきたいです。
August 8, 2010
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8月16日まで六本木の美術館で催されている、オルセー美術館展2010事前にホームページをみたところ、***オルセー美術館展20102010年 8月 7日 15時 30分 現在の混雑状況入場規制をしています。(待ち時間約30~60分程度) ※待ち時間等は、目安です。※チケット売り場も混みあっている場合があります。※金・土曜日は午後8時まで開館!(入場は閉館の30分前まで)曜日別・混雑時間帯の傾向《目安》はこちら>http://www.ex-systems.net/orsay/situation2.html***とあり、すっかり今日はやめておこうという気になりました。(このあいだ、東京大学の植物園で3時間も並んだのに・・・今日はそういう気分でない)入場者数は60万人を突破し、人気があるようです。http://orsay.exhn.jp/news.html美術館展、いかに穴場の時間帯に行くか、これまでも、テレビで大変な混雑といわれていたなか、MOMA展とか、ゴッホ展とか、夜の終了間際とかGWの中日の夕方とか、ラッキーだったことあるので、ちょっと考えてみます。●そんなわけで、時間をもてあましたので、ホームページを散策していました。作品紹介第1章 1886年 最後の印象派http://orsay.exhn.jp/work1.html第2章 スーラと新印象主義http://orsay.exhn.jp/work2.html第3章 セザンヌとセザンヌ主義http://orsay.exhn.jp/work3.html第4章 トゥールーズ=ロートレックhttp://orsay.exhn.jp/work4.html第5章 ゴッホとゴーギャンhttp://orsay.exhn.jp/work5.html第6章 ポン=タヴェン派http://orsay.exhn.jp/work6.html第7章 ナビ派http://orsay.exhn.jp/work7.html第8章 内面への眼差しhttp://orsay.exhn.jp/work8.html第9章 アンリ・ルソーhttp://orsay.exhn.jp/work9.html第10章 装飾の勝利http://orsay.exhn.jp/work10.htmlモネ5点、セザンヌ8点、ゴッホ7点、ゴーギャン9点、ルソー2点をはじめとする絵画115点、これだけの規模のものは今後もそうそうないと思いますし、見ていて、重い腰を上げるのだという気にさせられました。●聴くオルセー というものがホームページにありました。「聴くオルセーポスト印象派と同時代の音楽」http://ottava.jp/program/index.html#orsayhttp://ottava.jp/pod/playerorsay.html第9回は、ゴッホの特集で、だれにも認められなった生涯のこと、幼いときに親からも冷たく接された時代のことも、お話がありました。自画像の話に深いものを感じました。司馬遼太郎さんが、自画像のことを「精神を絵画にした」といわれたこと、印象に残りました。ゴッホ自身がベートーヴェンが好きであったそうです。そのなかで番組では熱情ソナタ3楽章をとりあげていました。「炎の人」であるゴッホにふさわしい音楽だと語っていましたが、共感するものありました。それから、同時代に書かれた作品としてフォーレのレクイエムから、第6曲ディべラメ第7曲インパラリズム を紹介していました。☆ここ最近感じることですが、美術館展で音楽をモチーフにしたもの、増え続けていて、企画される方のセンスに感動しています。もしお時間ありましたら、聴いてみてください。19世紀の時代をいろいろな視点で見聞きできること、本当に楽しませてもらっています。歴史にもますます興味を持ち、深く知る意味でも、折に触れてこういう美術館展で刺激を受けたいです。●8月16日までなので、なんとかして行きたいものです。ゴッホの自画像を見るとなれば、パリに旅行した17年前の1月以来。昨日たまたま書いたショパンですが、ショパンのお墓参りの帰りに立ち寄ったオルセー美術館でした。これも偶然なんですが、そのときオルセーで買った Mと’OのこんなデザインのTシャツ来ています。 17年も後生大事にしているのですが、今度六本木に行って、似たようなものがあれば、リニューアルするのもいいかもしれません。
August 7, 2010
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昨日はテレビで芸術劇場見ていました。ラフォルジュルネの特集・・・あれから3カ月たったのかと思いながら、ショパンの演奏を聴いていました。ちょっと疲れていたので真剣に見るというより、なんとなくという感じで聴いていたのですが、そんななかではっとさせられたのは、アンヌ・ケフェレックの演奏でした。どうせだったら、ブログとかmixiでたいへん評判だった舟歌の演奏聴きたかったなとも思いましたが、静かな演奏が味わい深く感じました。ブレンデルとかスコダとかに師事されたピアニストと、いろいろ調べているとありましたが、そういうことを知るにつけ、ますます興味を持ちました。ブレンデルはあわないといって、ショパンまったく弾かないだったから、かわりに弾いてもらっている感じもしました。そんなにたくさんはなかったけど、ケフェレック(Queffelec)さんの演奏を、聴いていました。Anne Queffelec plays Chopinhttp://www.youtube.com/watch?v=U7M_Yy-TUMcAnne Queffelec plays Schubert Op.94-2http://www.youtube.com/watch?v=iA3S3MICkGA&NR=1Anne Queffélec - Händel - Menuet en sol mineur [transcrit par W. Kempff] http://www.youtube.com/watch?v=mhEHCYjCCvE&NR=1シューベルトの楽興の時2番、ヘンデルのメヌエットは、お気に入りに。偶然聴いた演奏はとても響きました。●ラフォルジュルネのメーリングは2006年からとっているのですが、来年のお知らせのこともこの前いただきました。***すこし引用します。◆◇◆ ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2011のテーマ作曲家発表!お待たせいたしました、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2011のテーマは「ブラームスを中心とした後期ロマン派(仮題)」です!ドイツ音楽の偉大なる伝統に傾倒したロマン派最後の大家ブラームスを中心にブラームスが影響をうけた作曲家や、ブラームス以降、新ウィーン楽派にいたるまでの潮流に焦点をあてる予定です。来年は濃密なロマンティシズムを楽しみましょう!***ケフェレックさんが、また来年も来られるのであれば、op.117、op.118、op.119 のプログラムがあれば、まっさきに聴きに行きたいようにも思います。
August 7, 2010
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http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/53.htmlきのうのNHK「歴史秘話ヒストリア」は、ぴあのすとおりぃという、めずらしいテーマでした。ぴあのすとおりぃ と、ひらがなで自分もよく書くことがあるので、このひらがなのタイトルを見るだけでとても共感しました。こんなに内容の濃いものはそうそう作れないと、番組制作の方を尊敬の念をもってしまいました。名前だけ知っていることに対しても、おさらいしてみたくなりました。山葉寅楠(やまは とらくす)嘉永4年4月20日(1851年5月20日) - 大正5年(1916年)8月8日)http://www.yamaha.co.jp/about/corporate/history/1887(明治20)年 オルガン制作に成功1897(明治30)年 日本楽器製造株式会社設立1900(明治33)年 アップライトピアノ製造開始1902(明治33)年 グランドピアノ完成1950(昭和25)年 日本楽器は川上源一氏が社長就任。●河合 小市(かわい こいち)明治19年(1886年)1月5日 - 昭和30年(1955年)10月5日http://www.kawai.co.jp/company/outline/history.asp1927(昭和2)年 河合小市が日本楽器退職後、河合楽器研究所設立。1928(昭和3)年 カワイ・グランドピアノ第一号1952(昭和30)年 河合茂氏 社長主任。 http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/201007060000/ピアノの日というのは、1823年のこの日、シーボルトが日本にピアノを持ち込んだことから。と、この前に書きましたが、これがNHKの番組の冒頭でした。時間はかかるけど、着実にすすんでいること、よくわかりました。☆ちなみに、自分の実家にグランドピアノが来たのは、昭和45年のことでした。当時、グランドピアノが35万くらい、アップライトピアノが20万くらいだったそうです。ピアノが家に来る前年、父が交通事故にあい、車に乗れなくなって、その結果、ピアノにお金がまわったという不思議なめぐり合わせ。そのなかに自分もいるようです。●NHKのアーカイブを見てみることにしました。 http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090110020130093/プロジェクトX 挑戦者たちリヒテルが愛した執念のピアノ 2001年10月2日めったにドキュメンタリーにもならないので、ヤマハのピアノのこの番組も実ははっきり覚えています。調律師のきびしい戦いのドラマでした。 http://www.youtube.com/watch?v=pPtSlr8l9Sg&feature=related番組のなかで、リヒテルが弾いていた曲も、いまだに覚えています。ベートーヴェン ピアノソナタ10番 Op.14-2 第1楽章再放送してくださいと、NHKに電話した記憶もあります。何年かしてやってもらえたときは、うれしかったですね。☆この曲、去年のいまごろ、たしか譜読みしていたと、変なことまで思い出してしまいました。
August 5, 2010
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軽井沢で自転車に乗ってたどりついたところのひとつ。室生犀星 旧居です。洋館の別荘がこのあたりは多いなか、純和風の家屋は 室生犀星が毎年夏を過ごし、"コオロギ箱" と呼び親しんだそうです。志賀直哉、正宗白鳥、川端康成とか、この近くの住人と多く交流があったとか、いろいろ書いてあるものを見つけるたびに楽しくなります。--------------------------------------------------------------------------------室生犀星 (明治22年(1889年)8月1日~昭和37年(1962年)3月26日) ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや [小景異情ーその二] より 美しき川は流れたり そのほとりに我はすみぬ 春は春、なつはなつの 花つける堤に坐りて こまやけき本の情けと愛とを知りぬ いまもその川のながれ 美しき微風ととも 蒼き波たたへたり [犀川] より
August 4, 2010
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森林のなかを自転車に乗ってあちこちと。 旧軽井沢のまわりには名所がたくさん。 万平ホテルはジョン・レノンが長期滞在したところ。 外国人に覚えられるような名前にという万平/マンペイの意味に納得 旧三笠ホテルは明治39年にできたホテル。角界の著名人多数、GHQの休憩所だった時代も。今は重要文化財になっていて当時のものを知ることができました。 松尾芭蕉の句碑も見つけました。 馬をさへ なかむる 雪の あした哉 野ざらし紀行にあるようです。 にぎやかな旧軽井沢の商店街から自転車で数分。 アダージオという 音楽好きだったらぐらっとくるお店が。 となりのテーブルで、なめらかにだっけと言っていたので吹き出しそうになりましたがのんびりしたいものです。 長野県の気象情報で、長野、松本、飯田、諏訪、軽井沢。 軽井沢の気温は長野、松本より五度ほど低い予想。 避暑地だということあらためて感じました。 あたまをリフレッシュする意味においても。
August 3, 2010
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軽井沢大賀ホールで シューマンの歌曲というタイトルでコンサートありました。 ベートーベン 遥かなる恋人に寄す シューマン 詩人の恋 という素晴らしいバリトンとピアノでした。 ベートーベンの遥かなる…の6曲目はシューマンの幻想曲とよく似たというかほとんど同じフレーズがあり、いかにベートーベンを意識していたかという演出側の思いも伝わりました。 私にとってサプライズは、シューマン 幻想小曲集 Op.12を歌の伴奏していた伊藤恵さんのソロで聴けたことでした。 このピアニストのCDのおかげでシューマンが好きになり、この前弾いたノヴェレッテンもこのかたのCDがはじめて聴いたもの。 素晴らしい演奏をよくイメージしてと言われますが、ファンタジーの世界を次々に連れていってもらえたように思えます。 Op.12どれか弾きたくなりました。 この演奏が終わってからの休憩時間、ホールのあたりは夜霧が舞っていて幻想的な風景。シューマンが伊藤恵さんがそうさせてくださったのかもしれません。 あたまのなかで夕べにとか気まぐれとか鳴っています。
August 2, 2010
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軽井沢の駅を降りて、歩いて7分ほどのところに、軽井沢大賀ホールがあります。そのとなりに池があり、鴨がいて、とてものどかなところです。軽井沢八月祭という音楽祭があり、ロマンティックシューマンと題した催しを聴いています。http:www.karuizawa8.com/FM軽井沢も協賛。シューマンの室内楽プログラム:幻想小曲集 Op.73 幻想曲 Op.17 アダージョとアレグロ Op.70 ブラームスのピアノアンサンブル(WoO2) ピアノ三重奏 Op.110(アンコール) 東洋の絵 第1楽章 メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番第2楽章 ただただ感動でした。 伊藤恵さんのピアノをひさびさに聴けてうれしかったです。 北村朋幹さんの幻想曲は、ファンタジーな世界にたくさんいけました。 軽井沢のホールは、雰囲気もよく、暖かい空気につつまれて、 それだけでも癒されます。 5分前の開始ベルが、小鳥のさえずりだったり、そんなことからもなごやかです。 野平多美さんのレクチャーも少しありました。 シューマンの幻想曲、クララのために書いたのも確かですが、 ベートーヴェン没後10年を記念して催しをする資金のために書いたという エピソード、深いものを感じました。 ベーとーヴェンのソナタを意識して書いた作品だという背景も時代を感じました。 このコンサートの企画構成は、野平多美さんがされているようですが、 シューマンの中後期の作品に光をあてて、とてもうれしく感じています。 来てよかったと思っています。
August 2, 2010
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夏の暑い日、西武新宿線の小平の駅から少し歩くと、大きな郵便ポストがあります。そこのそばのホールが、ルネこだいらという場所。去年につづいて伺い、久しぶりに舞台でピアノを弾きました。http://ongakunoseiza.otaske.net/(公式サイトとプログラム)【第3部】シューマン 五月、愛する五月 Op.68-13 ノヴェレッテン1番 Op.21-1ベートーヴェン ピアノソナタ8番Op.13「悲愴」第2~3楽章シューマン ノヴェレッテン7番 Op.21-7 謝肉祭Op.9より 「告白」「プロムナード」シューマン 謝肉祭Op.9より 「ショパン」「ペリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進」(曲目未定)私は第3部に出ました。上から3つ目が自分の弾いた曲、野球にたとえたら、6回の裏くらいからマウンドにあがって、7回裏でワンアウトとったあと、フォアボールでも出して、後の人によろしく・・・という感じなのでしょうか。弾き終わってそんな感じにも見えました。ノヴェレッテンと謝肉祭で曲がかぶらず、こんな風になるのは、珍しいことでもあり、私にとってもありがたいことでした。●ノヴェレッテンの7番シューマンの速度設定には、この曲集に関しては、大変アバウトで、主題部は、Äußerst rasch 「たいへん速く」でこの曲の譜読みをしだしたあたりのブログにもありました。http://plaza.rakuten.co.jp/pingpongpang/diary/201002120000/中間部は、Etwas langsamer 少し遅く(のろのろしすぎないように)とこれも感覚的なもの。メトロノーム表示のスピードは一応書いてあるもんの、なかなか悩ましいです。3/4がキープできること、右がメロディ、その次が左がメロディ、主体となる声部が次から次へと変わるなか、変化をつけることは難しく、なかなか弾き甲斐のある曲でもあります。7-8年ほど前のアマコン1次予選で本選まで残るような人が、さらっとこの曲を弾いていて、ものすごく響いたのが印象付けた最初のこと。丁寧に弾かれていたのは意識したように思えます。はじめて人前で弾くので、いっぱい間違えもして、いろいろあったけど、この回があったおかげで、練習する気にもなったことは、よかったと思わなければと思いました。またどこかで弾く機会は必ず作ろうと感じています。後半の謝肉祭の小品2曲は、かつてPTNAのステップの講評してくださった人が3人ともブラボーと言ってくださったもの。4年ぶりに楽しみました。ペダリングとワルツのテンポ設定をすこし変えてお散歩することにしました。長い曲を弾くパワーも気力もいまいちですが、そんななかでも楽しめたこと、多くの方とお話できたのは何よりでした。いろんな立場でピアノを弾くことを続けている方々とは、ピアノの話だけでなく、世間話になったり、プチ異業種交流会になったり、刺激を与え続けてくださっていて、感謝しています。関係者のみなさま、ありがとうございました。
August 1, 2010
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