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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Jul 4, 2010
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カテゴリ: 公害
東北道・宇都宮ICから高速道路で日光・東照宮へ、さらに奥日光に行くには「第二いろは坂」を登って華厳の滝・中禅寺湖・、竜頭の滝・戦場ヶ原・湯滝・湯の湖となるが(さらに、冬は閉鎖される「金精道路」を抜けると「日本ロマンチック街道」に通じる。)

以下はウイキペディアによる説明を引用する。「銅鉱山は1550年の発見、本格採掘開始は江戸時代。足尾の町は「足尾千軒」と言われる。寛永通宝も鋳造。ピーク時で年間1,200トンの銅産出。その後減少、幕末から明治初期にかけ閉山状態。1871年に民営化され銅産出量は年間150トンにまで落ち込む。悲観的な意見が占める中、1877年に古河市兵衛が足尾銅山の経営に着手、1881年に探鉱技術の進歩に伴い有望鉱脈を発見、20世紀初頭には日本の銅産出量の1/4を担う大鉱山に成長した。しかし、急激な鉱山開発は足尾鉱毒事件という公害を引き起こし、下流域の住民を苦しめた。これを見かね田中正造は立ち上がった。1973年に操業を停止し閉山した。現在は足尾銅山観光などの観光地となっている。閉山後も輸入鉱石による製錬事業は続けたが、1989年にJR足尾線・貨物輸送の廃止以降は鉱石からの製錬事業を事実上停止し、2008年時点では、製錬施設を利用した産業廃棄物(廃酸、廃アルカリ等)リサイクル事業のみである。」
足尾町を122号線に沿ってさらに渡良瀬川を下っていくと、「谷中湖」(人造湖)につながる。足尾銅山の銅の採掘により、大量の銅が精錬されたが、それとともに大量の廃棄物として鉱毒が発生した。精錬時の有毒ガスは足尾地区の山林を禿げ山と化し、鉱毒の堆積物は、川に流れ出たのである。特に大雨や、台風による洪水が堆積物により「砂防ダム」を決壊させたため、下流の谷中村では農作物が育たなくなった。水俣病、イタイイタイ病が他県で公害問題として取り上げられているが、当地での鉱毒は、銅の化合物、亜酸化鉄、硫酸と断定された。渡良瀬川の流域より、公害規模が拡散しているのは、農業用水を取水していたからであり、群馬県では米から「カドミウム」公害を認定した。
古河は、「日本の電力を送電するための銅電線(や光ケーブル)」などの分野で、多大の貢献をしてきたが、他方で負の遺産を抱えた。この負の遺産の処理を解決するために、谷中村の住民は北海道に移民した。村の跡地に広大な人造湖を建設し、鉱毒の原因をセメントで固め、湖底深く埋設したのである。
宇都宮から東京に帰る道筋を迂回し、渡良瀬川、思川、巴波川の3つの川が合流する地点に入ると、広々としたススキが原に大きな川が流れていて、大きな鯉などが群れている。なぜか、立ち入り禁止の看板があるが、遊水地(湛水面積3、300ヘクタール)であるものの、実態としては、足尾銅山の残滓がセメントで固められて湖底に沈んでいる。安全を期しての配慮をして、大きな鯉を釣って、食べるなどはもってのほかと、「歴史を学んだ大人」になって考えるべきである。





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Last updated  Oct 31, 2013 12:41:28 PM
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