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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Jul 9, 2010
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カテゴリ: 土佐の高知
明治生まれの圭さんが工業高校の先生で、特許をたくさん取り、教え子達と「ベンチャー企業」を立ち上げた話をもうすこし記したい。内燃機関(エンジン)を利用するというもの。
一つは、ガッシリした自転車にエンジンを付けたもので、いわゆる「原付自転車」(今で言うパワーアシスト電動自転車のエンジン版)である。当時は「ブルーバード」(幸せの青い鳥)が商品名。親父が校長時代の通勤バイクに使用し、休日には鮎釣りに連れて行ってもらったものだ。振動が激しく、掴まっているのが大変だったことが思い出される。
(余談だが、親父は、「鮎は縄張りを守る習性があり、囮の鮎を近づけると、鮎が体当たりし、囮の鮎に付けた鉤針が鮎にかかる漁法・友釣に限る」という。親父の知人が、「木箱の底にガラスを仕込んだ水中透視器を使い、泳いでいる鮎を、空洞の竹から、3本の鉤針が付いた糸を操り、引っかける漁法・覗き釣り」を嫌ったものだ。)
もう一つは、ボートにエンジンを付けるもので、「舶用船外機」である。「浦戸湾を守る会」の会長であり、本当に海を愛した男だけに、動力ボートに乗って嬉しくてたまらないような、写真を見たことがある。しかし、この二つは、売り出しはじめは評判だったが、大手企業が参入し、販路、デザイン力、資金力などでの対応が大変だったのか、それとも、爆発的な購買層の増加で公害をもたらし、「自然との調和」を重んじる社長が自分の方針にそぐわないと判断したのか、他社に譲渡してしまう。
日本工作機械メーカーにも名を連ねているのは、フライス加工機である。素人の小生には、工場に行くと、大量の特殊な鋳物の固まりがあるのに驚く。鋳物は長期に契約した、特殊なもので、これが命という。金属の「巣」は論外である。金属(材木はもっとひどいが)は、よく寝かせないと、「歪み」がでる。歪みが出ないと分かったときに、工作機械の本体を支えるベッド部分を削り出すそうだ。ワインを長期寝かせると極上酒となるのに似ている。工作機械の精度が、それから造ったもの(一般機械器具、部品)の精度を決定するのだから、高精度でないといけない。工作機械も、工作機械で造るので、その親工作機械(マザーマシンという)が超高精度の基を決定する。圭さんは、教師として、いかに精度が大切かを教えており、それを具体化した。
また、工作機械で造るものは、単品生産のもの、や複数・量産するものがある。単品のものは、おもに工員の高度な技術によるが、後者のものは、同じような工程から自動化が行われる。自動化には、コンピューター制御(以前はパンチカードなどで制御)など、「先端技術」が応用される。当初は、圭さんはコンピューター化のなかでもそれに飛びつこうとはしなかった。小生が「みんな自動化に躍起となっていますが、おたくは遅れていませんか?」というと、なぜか、かすかに笑っていた。
その後、工場見学させてもらったとき、できあがった工作機械は、生き物のように、流線型に見えてゴツゴツとしてなく、動きも極めてスムーズであった。コンピューターは最初伺った時には、まだ、動きが幼稚な時代にあった。しかし、その後の急速な技術進歩により、「使用するに足るという水準にまで達した」と圭さんが判断したときに、「機械とコンピューターを結合」させたのだ。
「自然との調和、人間と機械の調和」が基本の社長方針から、人間にやさしい機械操作を優先させ、機械は人間が使うもので、機械が人間をつかうものでないことから、機械がだれでも使いこなせるような水準にまできたときに結合させたのだ。工員の高い技術は機械任せだけでは維持できなくなる。工員の高い技術があってこそ、日本の超精密機械技術は生きられる。現在は、優秀な機械が中国など東アジアに輸出され、工場立地が外地に移り、日本の空洞化が叫ばれているが、彼のような人がいたからこそ、なおも日本は高い技術の水準を保ち得ているのではなかろうか。
圭さんが亡くなってから、HPをみるとLED関連会社があるようだ。最近のNEWSでは、ECOからみて白熱灯に比較してLED灯がもてはやされている。しかし、LEDはいろんな性質をもっていると、NHKでも他社の新製品を取り上げている。たとえば、超高速の検査機、高栄養の農産物育成器など。

脳梗塞を治療中のため、多少ふらふらしてきたので、筆をおく。





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Last updated  Oct 21, 2013 07:49:50 PM
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